JPS6320731A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ディスクコードデータファイル装置、光ディ
スク画像データファイル装置、光学式ビデオディスクプ
レーヤ、光学式オーディオディスクプレーヤ等の光ディ
スクメモリ装置に関するものである。さらに詳しくはト
ラッキングアクチュエータにおける中立位置ロック装置
に関するものである。

〔発明の概要〕

本発明はオＩｔアクセス時に発生するトラッキングアク
チュエータの揺動を、アクチュエータに設けられたトラ
ック中立位置ロック用のコイルに直流電流を流すことに
より抑制しようというものである。

〔従来の技術〕

光ディスク装置のアクセスタイムを決定する大きな要因
として、光ヘッドの送りによる粗アクセス時の（シーク
動作時）のトラッキングアクチュエータのｉＺ動があげ
られる。粗アクセス終了後アクチュエータをトラッキン
グサーボに引き込む際、この揺動が大きいとサーボ引き
込みまでの時間を要し、アクセスタイム増加の原因とな
る。したがって粗アクセス時には、トラッキングアクチ
ュエータはその中立位置でロックされている状態にある
ことが望ましい、従来、このトラッキングアクチュエー
タを中立位置ロックする方法としては、何らかのアクチ
ュエータ位置センサを設け、この位置センサ信号により
アクチュエータを閉ループ制御するという方法が提案さ
れている。位置センサとしては発光素子と受光素子によ
り構成されるのが一般的である。

〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来の位置センサにより閉ループ制御を
行う方法では、位置センサを構成するための発光素子や
受光素子を必要とし、また精度が良く、コンパクトな位
置センサを作ることは非常に離しい。したがって光ヘッ
ドの低コスト化、小型化といった面からは大変不利な方
法である。さらには、閉ループ制″４ｎ用の補償回路等
が新たに必要になり、回路側の負担も大きなものとなる
。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで本発明は、対物レンズ保持筒に概略短形のコイル
を取り付け、このコイルの２つの有効直線部が、磁石や
ヨーク等から成る磁気回路のトラック方向中心線に対し
て対称な位置にくるよう構成する。この構成により、こ
のコイルに直ｉ、ｉｔ　電？Ｒを流すことによって、粗
アクセス時におけるトラッキングアクチュエータの揺動
を抑制しようというものである。

〔作用〕

上記コイルの２つの直線有効部には同し大きさで反対方
向の電流が流れている。したがって対物レンズ保持筒が
トラック中立位置からずれている場合には、コイルの２
つの直線を動部に作用する磁束密度の大きさが異なるた
め（磁気ギャップ中央に対して対称な位置でなくなるた
め）、各々のコイル有効部に発生ずる磁気力の大きさに
差が生し、この磁気力差によって対物レンズ保持筒はト
ラック中立位置に引き戻されることになる。つまりこの
コイルに直流電流を流すことによって、対物レンズ保持
筒をその中立位置でロックすることが可能となるのであ
る。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図において、対物レンズ保持筒ｌに対物レンズ２、フォ
ーカスコイル３、トラックコイル４とともにトラック中
立位置ロック用コイル１１が取り付けられている。この
対物レンズ保持筒１が支軸９のまわりに回転及び軸方向
にＩＨすＪでき、またフォーカスコイル３・トラックコ
イル４・トラック中立位置ロック用コイル１１が内ヨー
ク５　磁石６・外ヨーク７から成る磁気回路８の磁気ギ
ャップ中に位置するよう構成されている。

第２図は磁気回路８によって発生している磁界の磁束密
度Ｂのトラッキング方向の分布を示したものである。こ
れより、磁束密度Ｂは蚤註気ギャップ中央で最大で、外
側にいくにしたがって減少していくという様子が分かる
。

第３図は本発明の詳細な説明するための第１図の平面図
である（フォーカスコイル３、トラックコイル４等は省
略しである）。第３図において、磁束密度Ｂのベクトル
方向及びトラック中立位置ロック用コイル１１に流す直
流電流の向きを図示したように仮定すると、このトラッ
ク中立位置ロック用コイル１１の有効部１ｉ−ｔ〜１１
−４には各々Ｆ、〜Ｆ、で示した方向の磁気力が働く、
対物レンズ保持筒１がトラック中立位置にある場合には
、コイル有効部１１−１〜１１−４に作用する（６束密
度Ｂ、−８．の大きさは全て等しいため、各々に加わる
磁気力Ｆ、〜Ｆ４の大きさも全て等しい。

Ｂ　ｌ”　Ｂ　ｚ　＝　１３３　＝　Ｂ　ａ、’、Ｆ　
＋　””　Ｆ　ｚ　＝　Ｆ　ｓ±Ｆ４したがってＦ１〜
Ｆ４のベクトル和は相殺されるため、トラッキング方向
には何ら力は発生しない。

次に対物レンズ保持筒１がトラック中立位置よりずれた
場合、例えば第３図上で右回転方向にずれている場合を
仮定するとコイル有効部１１−２と１１−３は磁気ギャ
ップ中央に対してより近い位置に、１１−１と１１−４
はより離れた位置に来ることになるので、各々に作用す
る磁束密度Ｂ、〜Ｂ４の大きさは第２図で示したように Ｂ　Ｚ　＝　３３　〉Ｂ　ｌ＝　Ｂ　ａの関係となる。

したがって磁気力Ｆ、〜Ｆ、の大きさも Ｆ２冨Ｆ　３　＞　Ｆ　＋　＝　Ｆ　ａという関係にな
る。この場合、磁気力のベクトル和は対物レンズ保持筒
１を左回転させる方向となり、対物レンズ保持筒１はト
ラック中立位置に引き戻されることになる。対物レンズ
保持筒１が左回転方向にずれていた場合を仮定しても、
全く同様にして中立位置に引き戻されることが分かる。

すなわち中立位置ロックコイル１１に図示した方向の＆
流電流を流すことにより、トラッキングアクチュエータ
を中立位置でロックすることが可能になるのである。な
おこの場合、フォーカス方向の磁気力は全て相殺される
ため、フォーカスアクチュエータには何ら影響を与えな
いということはいうまでもない。

第４図は本発明における回路上の動作を説明するための
ブロフク図である。定常トラッキングサーボ状態におい
ては、トラックサーボ０Ｎ１０ＦＦ信号はＯＮとなって
おり、これによりスイッチ２１は閉じ、スイッチ２２は
開いた状態となっている。そのためトラックコイル４に
はトラック駆動信号が印加され、トラック中立位置ロッ
クコイル１１には電流は全（流れない。次に粗アクセス
状態においては、トラックサーボ０Ｎ１０ＦＦ信号をＯ
ＦＦにし、スイッチ２１は開き、スイッチ２２は閉じた
状態にする。そのためトラッキングサーボループは遮断
され、同時にトラック中立位置ロックコイル１１には直
流電流が流れて、第３図で説明したようにトラッキング
アクチュエータが中立位置でロックされることになる。

第５図は本発明における他の実施例である。

第１図との大きな違いは、トラック中立位置ロック用コ
イル１１に磁界を与えるために磁石１３・ヨーク１２よ
り成る磁気回路１４を、フォーカスコイル３・トラック
コイル４に磁界を与えるための磁気回路８とは別個に設
けている点である。その動作原理は第３図で説明したも
のと全く同じである。本発明におけるさらに別な実施例
を第６図に示す。

これは第５図においては２組あったトラック中立位置ロ
ック用コイル１１と磁気回路１４との組み合わせを、１
組だけにしたものである。この様な構造にしてもトラッ
クアクチュエータをその中立位置でロックするという目
的が達成できるということはいうまでもない。

以上説明したように、トラック中立位置ロック用コイル
１１に磁界を与えるためのけ見回路は、フォーカスコイ
ルやトラックコイルに磁界を与えている磁気回路と兼用
しても良いし、専用の磁気回路を設けても良いし、また
その数についても、１個だけでも良いし、複数個で構成
することも可能である。・すなわち、本発明の要旨はト
ラック中立位置ロック用コイルなるものを設けてこれに
直流電流を流し、これと磁気回路により発生している磁
界との相互作用によってトラックアクチュエータを中立
位置でロックするということであり、その構成方法につ
いては問わないということである。

また以上の説明に於いて、便宜上フォーカシングを軸摺
動、トラッキングを軸回転で行うタイプを例として説明
したが、何らこれに限定するものではないということも
いうまでもない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、対物レンズ保持筒にコイルを付加
するというｆｉｔＴｊ４＋−な構造で、粗アクセス時の
トラックアクチュエータの揺動を抑；ｔ、Ｉ］すること
ができる。このため、何らかのトラックアクチュエータ
位置センサを設け、この（ｌ置センサ信号によりアクチ
ュエータを閉ループ制御するという従来の方法と比較す
ると、アクチュエータ構造の簡素化、小型化、低コスト
化さらには回路側の負担軽減という非常に優れた特徴を
有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における第１の実施例を示す分解斜視図
である。第２図は本発明にかかる磁気回路により発生し
ている磁界の磁束密度分布を示すグラフである。第３図
は本発明における動作原理を説明するための平面図であ
る。第４図は本発明にかかる回路構成を示すブロック図
である。第５図は本発明における第２の実施例を示す分
解斜視図である。第６図は本発明における第３の実施例
を示す分解斜視図である。 １１・・・トラック中立位置ロック用コイル５・・・内
ヨーク ６・・・磁石 ７・・・外ヨーク ８・・・磁気回路 １２・・・ヨーク １３・・・磁石 １４・・・磁気回路 第１図 第２図 第３図 第４図 ３５図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）対物レンズの位置を制御してトラッキングを行う
   光ディスク装置の対物レンズ駆動装置において 前記対物レンズを保持する対物レンズ保持筒の周部に１
   個あるいは複数の概略短形のコイルを設け、前記対物レ
   ンズ保持筒がトラック方向中立位置にある時に、前記コ
   イルの各々の２つの有効直線部が、磁石あるいはヨーク
   及び磁石より成る磁気回路のトラック方向の中心線に対
   して対称な位置にくるよう構成され、 前記コイルに直流電流を流すことにより、シーク動作時
   における前記対物レンズ保持筒の揺動を抑制することを
   特徴とする対物レンズ駆動装置。
2. （２）前記対物レンズ保持筒は支軸のまわりに回転可能
   かつ前記支軸の軸方向に摺動可能に構成されていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の対物レンズ駆
   動装置。
3. （３）前記磁気回路はフォーカシングを行うためのコイ
   ルあるいはトラッキングを行うためのコイルあるいはそ
   の両方に磁界を与えるための磁気回路と兼用しているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項あるいは第２項記
   載の対物レンズ駆動装置。