JPS63205205A - 連続式木材皮剥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は建築用木材の皮剥や、木材チップを製造する前
工程での皮剥に用いられる連続式木材皮剥機の改良に関
するものである。

［従来の技術］ 一般に木材を建築用やチップに利用する場合先ず皮剥を
行う必要がある。従来の連続式の木材皮調機としては、
例えば ■回転ドラムの内周壁に多数の皮剥刃を突設しドラムを
回転させながらドラム内に投入した木材の皮剥を行う皮
調機 ■底部に多数の周方向のスリットを、＜シ歯状に設けた
固定ドラムの下部に、前記スリット間隔に対応して多数
のブレード状をなす皮剥刃をシャフトに突設した皮剥回
転体を配置し、固定したドラム内に投入した木材を、前
記皮剥回転体の回転によりドラム底部のスリットを通し
てドラム内を回転する皮剥刃により皮剥する皮剥機など
がある。

しかしながら、■の回転ドラム式の皮剥機はドラムと内
部に投入した木材とを同時に回転させるため、騒音振動
が大きく、公害上の問題がある上、設備費や動力費が高
い問題があった。

また■の皮剥機は、多数のブレード状をなす皮剥刃を取
付けた皮剥回転体の構造が複雑で設備費が高く、しかも
、ドラムは底部に皮剥刃が入る多数のスリットを開孔し
なければならずスリット加工がめんどうで強度的にも厚
板を使う必要があり、その上、装置の給油、点検に手間
がかかるなどの欠点があった。

これらの問題を解決するため、本発明者はホッパーの底
部をその長手方向に沿って連続して開口し、ここを塞ぐ
ようにパイプシャフトの外周に多数の皮剥刃を取付けた
皮剥回転体を設けたＭ続式木材皮剥機を先に開発した（
特公昭６１−４６２８２）。

この連続式木材皮剥機は、木材を収納して皮剥するホッ
パーはか、受は側板と送り側板とをその底部に長手方向
に沿って連続した開口部を形成するように組合わされい
ると共に、ホッパーは長手方向に沿って傾斜して取付け
られ、高い一端側を投入部、低い他端側を取出部として
いる。

このホッパーの下部には皮剥回転体がその外周の上部が
底部開口部を塞ぐように一部挿入され、ホッパーに沿っ
てやや傾斜して取付けられている この皮剥回転体は、パイプシャフトの外周表面に、階段
ブロック状の皮剥刃が、多数螺旋状に突設されている。

この連続式木材皮剥機による皮剥作用は、モーターを駆
動させて、皮剥回転体を回転させながら、木材をホッパ
ーの投入部から内部に順次投入していくと、傾斜して設
置されたポツパー内を皮剥回転体の回転により木材は取
出部側に回転しながら移動していく。

この場合ホッパーの底部開口部を塞ぐように皮剥回転体
の上部が挿入され回転しているのでこの周面に笑殺した
複数個の階段ブロック状の皮剥刃により、木材を掻き上
げながら表面の皮調が行われる。

一部、ホンパー内の木材は傾斜して設けられた送り側板
上を自重により落下し、皮剥回転体の皮剥刃により皮剥
されながら掻き上げられ、更に受は側板により受は止め
られて反転し、木材はホッパー内を皮剥回転体と逆の方
向に回転する。このように木材はホッパー内を転勤しな
から皮剥刃により皮剥され、順次取出部側に移動してＭ
統帥に皮剥が行われるようになっている。

従って、この連続式木材皮剥機は簡単な構造で製作や保
守点検が容易で、設備費が安く、またホッパーは固定式
であるので、騒音や振動が回転ドラム式のものに比べて
極めて少ない。その上、木材を自重により落下し、これ
を皮剥回転体に突設した皮剥刃で皮剥しながら掻き上げ
てホッパー内を転動させるので作業能率が大幅に向上す
る上、動力費も安価であるなどの効果がある。

このため、現在製造されている連続式木材皮剥機は、殆
ど上記構造のものになったが、皮剥回転体が１本である
ため、更に効率を上げて処理量を増大させるため、底部
開口部に沿って２本の皮剥回転体を並設したものも開発
されている。

しかしながらホッパーの底部にはその長手方向に沿って
連続した開口部が形成され、その開口部の幅も皮剥回転
体が２本の並設されているので広くなり、しかもホッパ
ーは長さが６〜２０ｍもの長尺になるため、この両側の
側板の板厚を厚くし、支持フレームも強固にして木材の
転勤による振動を防止している。

このため装置の重量が大きくなり、またパイプシャフト
は長尺の板材を曲げて１本に溶接するため、曲げ加工が
めんどうで製造コストも高くなる欠点があった。

［発明が解決しようとする問題点コ 本発明はかかる従来の問題点に鑑み、種々研究を行った
結果、簡単な構造で木材の転勤による振動を防止し、装
置の重量を低減すると共にパイプの曲げ加工を容易にし
て製造コストを安くし、しかも木材の流れが円滑で皮剥
効率が良く、特に長尺のホッパーの場合に優れた連続式
木材皮剥機を提供するものである。

ｃ問題点を解決するための手段］ 本発明は、対向する一対の側板間に木材を収納して皮剥
するホッパーの底部に、その長手方向に沿って連続した
開口部を形成すると共に、多数の皮剥刃をパイプシャフ
トの外周表面に突設した複数本の皮剥回転体を長手方向
に沿って並設し、その上部が前記底部開口部を塞ぐよう
設けた連続式木材皮剥機において、対向する両側板の下
部を長手方向に沿って適宜の間隔で連結する連結部材を
皮剥回転体の外周円弧に沿って湾曲して設けると共に、
この連結部材と対向する皮剥回転体の外周部分に環状溝
を形成してこの環状溝内に連結部材を嵌入して木材が接
触する皮剥回転体の外周をほぼ平滑にし、且つ隣接する
皮剥回転体の間に塞ぎ板を設けたことを特徴とするもの
である。

［作用〕 本発明の連続式木材皮剥機は、対向する一対の側板間を
その下部で開口部を数ｍの短い間隔で仕切るように連結
部材で接続されているので皮剥回転体を複数本並設して
底部開口部の幅が広いものでも強度が向上し、板厚の薄
い側板や支持フレームでも木材の転勤による振動を防止
することができる。

しかも底部開口部を横切る連結部材は皮剥回転体の環状
溝内に嵌入し、木材が接触する皮」回転体の外周とほぼ
平滑になっているので木材の流れが円滑である上　、隣
接する皮剥回転体の間には塞ぎ板が設けられているので
木材の落下を防止することができる。

また皮剥回転体のパイプシャフトは短い大径のパイプを
環状溝の間隔をおいて接続して長尺の１本に形成するの
でパイプの曲げ加工も容易である。

［実施例Ｊ 以下本発明を、図面を参照して詳細に説明する。

８１図乃至第４図は本発明の一実施例を示すもので、こ
のホッパー１は第１図に示すように対向する一方の側板
２と、他方の側板３とをその底部に長手方向に沿って連
続した開口部４を形成するように組合わされている。

ポツパー１の両側壁を形成する側板２．３は少なくとも
下部が内側に湾曲して上下方向に立設し、またホッパー
１は長手方向に沿ってやや傾斜して支持フレーム９に取
付けられ、第３図に示すように高い一端側を投入部５、
低い他端側をシャッター６が上下動自在に設けられただ
取出部７としている。

このホッパー１の底部には２木の皮剥回転体８．８が並
設され、その外周の上部が底部開口部４を塞ぐように一
部挿入され、ホッパー１に沿ってやや傾斜して取付けら
れている 皮剥回転体８は、パイプシャフト１０の外周表面に、第
１図および第２図に示すように立上りが階段ブロック状
の皮剥刃１１が、例えば周方向に３０度の等間隔で且つ
軸方向に螺旋状に多数突設されている。

前記パイプシャフト１０は例えば第４図に示すように長
さが３ｍ程度の大径のパイプＩＯＡを複数個間隔をおい
て配置し、これらの間に小径の短いパイプＩＯＢを挿着
して溶接し、大径のパイプＩＯＡ、ＩＯＡ間に環状溝１
２を所定の間隔で形成したものである。

またこの皮剥回転体８の両端には丸棒状のシャフト１３
が取付けられ軸受１４により支持され、更にその一端側
は減速ギヤ１５を介してチェーン１６でモーター１７に
接続されている。

またホッパー１を構成する一方の側板２と、他方の側板
３の開口部４の縁部には、第２図および第３図に示すよ
うに前記皮剥回転体８に突設したブロック状の皮剥刃１
１が当らないようにそのピッチに対応してくし歯溝１８
が形成されている。

また２木並設した皮剥回転体８，８の間には木材１９の
落下を防止する塞ぎ板２０が設けられ、この塞ぎ板２０
の両側縁にもブロック状の皮剥刃１１が当らないように
そのピッチに対応してくし歯溝１８が形成されている。

このくし歯溝１８は皮剥刃１１の配列ピッチに対応して
例えばＺｏｏｍ鳳間隔で形成されている。

また前記パイプシャフト１０に形成した環状溝１２の幅
が１８０ｍｍ、配列ピッチが３ｍとすると、この環状溝
１２に対向する部分には、くし歯溝１８を設けず、この
下部に一方の側板２と他方の側板３を連結する連結部材
２１が接続されている。

この連結部材２１はパイプシャフト１Ｏ１１０に形成し
た環状溝１２．１２の外周円弧に沿って湾曲し、環状溝
１２．１２内に嵌入して木材１９が接触する皮調回転体
８，８の外周とほぼ平滑になっている。

なお図において、２２は取出部７のシャッター６の前方
に配置されたシュータ−１２３は皮剥された木材１′９
の搬出用コンベヤー、２４は剥された皮の搬出用コンベ
ヤーである。

次に上記構造をなす連続式木材皮剥機の作用について説
明する。

モーター１７を駆動させ皮剥回転体８．８を互いに外側
に向って逆方向に回転させる。

この状態で木材１９をホッパー１の投入部５から内部に
順次投入していくと、傾斜して設置されたホッパー１内
を皮剥回転体８．８の回転により木材１９は取出部７側
に回転しながら移動していく。

このとき第１図に示すようにホッパー１の底部開口部４
を塞ぐように並設された２本の皮剥回転体８．８の上部
が挿入され、互いに外側に向って逆方向に回転している
のでホッパー１内の木材１９は中央部で左右に振分けら
れて皮剥回転体８，８のブロック状の皮剥刃１１により
皮剥されながら掻き上げられる。掻き上げらた木材１９
は側板２．３により受は止められて反転しホッパー１内
を皮調回転体８．８と逆の方向に回転しホッパー１内の
中央上部から自重により落下し、自転しながら公転を続
けて転勤する。

このように木材１９はホッパー１内を転勤しながら皮剥
刃１１により皮剥され順次取出部７偏に移動していく。

取出部７側に溜った木材１９は、更に回転を続けながら
皮剥され、その状態をホッパー１の上部から確認して皮
剥が完了したら、図示しない駆動機構によりシャッター
６を下げて、取出部７を開口し、木材１９をシュータ−
２２から落して搬出用コンベヤー２３に送る。

このようにして順次木材１９を投入部５から投入して行
くことにより連続的に皮剥が行われる。

またこの皮剥作用により剥がされた皮は皮剥回転体８．
８の回転に伴って、この下方に設けたコンベヤー２４上
に落とされ、装置外に自動的に取り出されるようになっ
ている。

また皮剥刃１１は、バイプシャフ）１０の外周に螺旋状
に宍設されているので、送りねじ作用により滑らかにホ
ッパー１の投入部５から取出部７側に移送される。

従って本発明では、一方の側板２と他方の側板３とがそ
の下部で開口部４を２〜５ｍ間隔で仕切るように連結部
材２１で一体に接続されているのでホッパー１の強度が
向上し、従来よりも板厚の薄い側板２，３や支持フレー
ム９でも木材１９の転勤による振動を防止することがで
きる。

しかも連結部材２１は、皮剥回転体８の環状溝１２内に
嵌入し木材１９が接触する皮剥回転体８の外周とほぼ平
滑になっているので木材１９の流れが円滑であり作業性
は従来と同様である。更に隣接する皮剥回転体８．８の
間には塞ぎ板２０が設けられているので木材１９の落下
を防止することができる。

また皮剥回転体８のパイプシャフト１０は例えば長さが
３ｍ程度の大径のパイプＩＯＡと小径の短いパイプＩＯ
Ｂとを環状溝１２を設けるように接続して１本に形成す
るのでパイプの曲げ加工も容易である。

第５図および第６図は本発明の他の実施例を示すもので
、シャン）１３をホッパ　１の長手方向に沿って両軸受
１４．１４間に１本通し、このシャフト１３の外周に数
ｍの長さの大径のパイプＩＯＡを間隔をおいて配置し、
この内側に複数枚のリプ２５．２５を放射状に取付ける
と共に、この両側に円板２６．２６を設けてシャフト１
３とパイプＩＯＡを接合し、深い環状溝１２を形成した
ものである。

また連結部材２１はその下部両側に補強リブ２７を接合
して強度を向上させたものである。

このように深い環状溝１２を形成することにより嵌入す
る連結部材２１を厚くして側板２．３の連結強度を高め
ることができる。

第７図は本発明の他の実施例を示すものでシャフト１３
に２個のホイール２８．２８を間隔を設けて取付け、こ
のホイール２８．２８の外周にパイプ１９Ａ、ＩＯＡを
間隔をおいて接合し環状溝１２を形成したものである。

なおこの場合ホイール２８は鋼板を曲げて形成しても、
鋳物で形成してもも良い。

第８因は本発明の他の実施例を示すもので隣接する皮剥
回転体８．８の間隔が狭いときに塞ぎ板２０の両側縁に
形成した、くし歯溝１８の配列ピッチをずらしたもので
ある。

また上記実施例では皮剥回転体８が軸方向に１本連続し
た構造のものについて示したが、軸受１４を介して直線
上に複数本連結した構造のものでも良く、この場合モー
ター１７は両側に取付けると艮い。

また上記実施例では皮剥回転体８を２本並殺したものも
のについて説明したが、３本以上併設してもよく、また
併設した皮剥回転体８．８の取付位置を上下にずらせた
ものでもよい。

更に並設した皮剥回転体８，８の回転方向は逆回きに限
らず同一方向でもよく、この場合対向する一方の側板２
を受は側板とし、他方の側板３を送り側板として送り側
板の下部を傾斜させた形状にしもよい、また皮剥回転体
８を直線状に複数本配列した場合、投入部側と取出部側
とで回転方向を変えてもよい。

なお上記実施例ではホッパー１の上部を全長に亘って開
口した場合について示したが、投入部５と取出部７を除
いた中間部に蓋を取付けても艮い。この場合、蓋は平板
状でも丸形でも良く、また蓋はホッパー１と取外し自在
または一体に形成しても良い、更にホッパー１は全長に
亘って断面ＩＢｆｉＵ形に形成したものに限らず投入側
のみ断面Ｉｎ！Ｕ形に形成し、取出側は円筒状または上
部を開口した半円筒状でも良い。

また本発明はホッパー１の側壁となる一方の側板２か他
方の側板３の中間に木材１９の回転を促進するための補
助ローターを取付けた連続式木材皮剥機にも適用するこ
とができる。

また皮剥刃１１の形状は、片側の立上り部が階段状のも
のに限らす、運転状態によって皮剥回転体８を正逆回転
させる場合には第９図に示すように両側階段状の皮剥刃
１１でもよく、運転状態や木材の材質等により最適な形
状のものを選定すればよい。

更に皮剥刃１１はパイプシャフトｌＯの外周表面に直接
溶接により固定したものに限らず、ボルトで着脱自圧に
接合したものでもよい。

［発明の効果］ 以上説明した如く本発明に係わる連続式木材皮剥機によ
れば、簡単な構造で木材の転勤による振動を防止し、装
置の重量を低減すると共にパイプの面げ加工を容易にし
て製造コストを安くシ、シかも木材の流れが円滑で皮剥
効率が良く、特に長尺のホッパーの場合に優れた効果を
発揮することができる。

【図面の簡単な説明】 第１図乃至第４図は本発明の一実施例による連続式木材
皮！ＩＩＩａを示すもので、第１図は連結部材部分を破
断して示す皮羽機の側面断面図、第２図はＮ結部材部分
を破断して示す斜視図、第３図は皮剥機の平面図、第４
図は皮剥回転体の要部を破断して示す正面断面図、第５
図は木発明の他の実施例による皮剥回転体の正面断面図
、第６図は第５図のＡ−Ａ線断面図、第７図は本発明の
異なる他の実施例による皮剥回転体の正面断面図、第８
図は本発明の他の実施例による塞ぎ板の平面図、第９図
は本発明の他の実施例による皮剥刃の＠１面図である。 １・・・ホッパー　　　２．３・・・側板４・・・開口
部　　　　　　５・・・投入部７・・・取出部　　　　
　　８・・・皮剥回転体１０・・・パイプシャフト　１
１・・・皮剥刃１２・・・環状溝　　　　　１３・・・
シャフト１８・・・くし歯溝　　　　１９・・・木材２
０・・・塞ぎ板　　　　　２１・・・連結部材２３．２
４・・・コンベヤー　２５・・・リブ出　　願　　人　
　代　　理　　火 弟１図 Ｚ４Ｊノ八４−　　　　　　　　１１て−ノ第７図 第８図 第９図 ■、事件の表示 Ｆｌｌｒ６２年特許願第３８９００号 ２、発明の名称 連続式木材皮剥機 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 （観）０２４９−３８−０４８３ 氏名（７７８８）弁理士　吉　川　勝　部、補正の内容 明細書第１６頁第１２行目に「・・・取付けると良い、
」の次に下記の文を加入する。 記

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 対向する一対の側板間に木材を収納して皮剥するホッパ
   ーの底部に、その長手方向に沿って連続した開口部を形
   成すると共に、多数の皮剥刃をパイプシャフトの外周表
   面に突設した複数本の皮剥回転体を長手方向に沿って並
   設し、その上部が前記底部開口部を塞ぐよう設けた連続
   式木材皮剥機において、対向する両側板の下部を長手方
   向に沿って適宜の間隔で連結する連結部材を皮剥回転体
   の外周円弧に沿って湾曲して設けると共に、この連結部
   材と対向する皮剥回転体の外周部分に環状溝を形成して
   、この環状溝内に連結部材を嵌入して木材が接触する皮
   剥回転体の外周をほぼ平滑にし、且つ隣接する皮剥回転
   体の間に塞ぎ板を設けたことを特徴とする連続式木材皮
   剥機。