JPH02255301A - 連続式木材皮剥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は建築用木材の皮剥や、木材チップを製造する前
工程での皮剥に用いられる連続式木材皮君機の改良に関
するものである。

［従来の技術］ 一般に木材を建築用やチップに利用する場合先ず皮剥を
行う必要がある。

従来の連続式の木材皮剥機としては種々のものが開発さ
れているが、本発明者は木材皮剥槽の底部をその技手方
向に沿って連続して開口し。

ここを塞ぐようにバイブシャフトの外周に多数の皮瀾刃
を取付けた皮剥回転体を設けた連続式木材皮剥４１（特
公昭８ｌ−４６２８２）を先に開発した。

この連続式木材皮剥機による皮剥作用は。

モーターを駆動させて皮剥回転体を回転させながら、木
材を木材皮」槽の投入部から内部に順次投入していくと
、木材皮剥槽内を皮剥回転体の回転により木材は地山部
側に回転しながら移動して行く。

このとき、木材皮剥槽の底部開口部を塞ぐように皮剥回
転体の上部が挿入されて回転しているので、この外周面
に突設した複数個の皮剥刃により木材はｔＩｌき−Ｅげ
られ、木材皮剥槽内を皮剥回転体と逆の方向に回転しな
から皮剥刃により皮剥され、順次取出部側に移動して連
続的に皮剥が行われるようになっている。

従って、この連続式木材皮君機は簡単な構造で製作や保
守点検が容易で、設＠費が安く、また木材皮剥槽は固定
式なので、騒音や振動が回転ドラム式のものに比べて極
めて少ない。

その−Ｅ、木材を目玉により落下し、これを皮剥回転体
に突設した皮剥刃で皮剥しながら掻き丑げて木材皮剥槽
内を転動させるので作業能率が大幅に向上すると共に、
動力費も安価であるなど種々の効果がある。

このため、現在状が国で製造されている連続式木材皮剥
機は、殆ど本発明者が開発したＬ記構造のものに変わっ
てきた。

この皮剥回転体を１本設けたシングルロータ型の木材皮
剥機は皮剥作用が緩やかで制御が容易なため、木質部を
傷付けずに樹皮だけを除去でさるが、第１０図のグラフ
に直線ａで示すように時間がかかり作業性が悪く、また
装置も長くなるので、広い設置スペースを必要とする問
題があった。

このため、木材皮剥槽の開口部に２本の皮剥回転体を並
設して皮剥効果を向上させたダブルロータ型の４Ｉ造も
従来開発ぎれている。

このダブルロータ型の皮剥機は、第１θ図のグラフに直
ｍｂで示すように皮剥作用が急速で作業性に優れている
が、制御が難しいため木質部まで傷付は易く歩留りが悪
い欠点があった。

また従来の皮剥回転体に取付けられた皮剥刃は、技手方
向に沿ってその高さが等しいので木材との接触状態が全
長に亘って同じくなり、曲り材の皮剥や木材の流れを十
分に制御することができなかった。

［発明が解決しようとする閂題点］ 本発明はかかる従来の問題点に鑑み、種々研究先行った
結果、木質部を傷付けることなく樹皮だけを効率よ〈皮
剥でき作業性に潰れているとＪ（に、装置が小型で設置
スペースも少ない連続式木材皮剥を提供するものである
。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、木材皮剥槽の底部に、その長手方向に沿って
連続した開口部を形成し、多数の皮剥刃をパイプシャフ
トの外周表面に突設した皮剥回転体をその上部が前記木
材皮剥槽内口部先塞ぐように設けた連続式木材皮剥ａに
おいて、前記木材皮剥槽を上流側皮剥槽とこれに連通ず
る下流側皮剥槽との２槽に形成し、上流側皮剥槽に複数
本の皮剥回転体を設け、を流側皮剥槽に１本の皮剥回転
体を取付けたことを第１の要旨とするものである。

また本発明は、前記上流側皮剥槽の側板に、その長手方
向に沿ってｊ！Ｉ統または間隔をおいて開口部を設け、
この開口部から槽内に突出して回転する皮剥刃を取付け
た補助皮剥回転体を設けたことを第２の要旨とするもの
である。

また本発明は、皮剥回転体に突設した皮剥刃の高さを投
入部から取出部に向って順次低く形成したことを第３の
要旨とするものである。

また本発明は、Ｌ流側またはド流側の皮剥槽の出口側に
設けた皮剥刃を中間に設けた皮剥刃より高く形成したこ
とを第４の要旨とするものである。

また本発明は、皮剥刃の高さを皮剥回転体の長手方向に
沿って順次変えて波形状に形成したことを第５の要旨と
するものである。

［作用］ 本発明の連続式木材皮剥機は、モーターを駆動させ皮剥
回転体を回転させた状態で木材を上流側皮剥槽の投入部
から内部に順次投入していくと、−上流側皮剥槽内を皮
剥回転体の回転により木材は並設した皮剥回転体の表面
に突設された皮剥刃により皮剥されながら掻き上げられ
。

槽内を転勤しながら急速に皮剥され順次出口側に移動し
て行く。

上流側皮剥槽で急速に皮剥された木材はこの後、下流側
皮剥槽に移動し、ここで１本の皮剥回転体で緩やかに皮
剥され、取出部側に移動していく。

つまり本発明の木材皮剥機には、上流側皮剥槽内で木材
を急速に皮剥するので作業性に優れており、制御が容易
な下流側皮剥槽内で緩やかに皮剥するので木質部を傷付
けずに樹皮だけを除去することができる。

また皮剥回転体に突設した皮剥刃の高さを上流側皮剥槽
の投入部から下流側皮剥槽の取出部に向って順次低く形
成したものは木材皮剥槽を傾斜させなくとも木材の流れ
が良くなり作業性が向−Ｅする。

また皮剥回転体に突設した皮剥刃の高さを上流側皮；１
４槽の投入部から下流側皮剥槽の取出部に向って順次低
く形成し、取出部の近傍で皮剥刃の高さを逆に高くした
ちは、取出部の近傍で木材の流れが遅くなり、ここで十
分に皮剥することができる。

また上流側皮剥槽と下流側皮剥槽とも皮剥刃の高さを入
口側から出口側に向って順次低く形成し、出口側近傍で
皮剥刃の高さを高くしたものは、夫々の出口側近傍で木
材の流れが遅くなリモ分に皮剥させることができる。

更に皮剥刃の高さを皮剥回転体の長手方向に沿って順次
変えて波形状に形成したものは１曲り材の皮剥作用に優
れている。

［￥施例Ｊ 以下本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する
。

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示すもので、こ
の木材皮剥槽ｌは第１図に示すように投入部２を設けた
玉流側皮剥槽ＩＡと、取出部３を設けたド流側皮剥槽Ｉ
Ｂとが連通して形成されている。

１−流側皮剥槽ＩＡは第２図に示すように対向する一方
の側板４と、他方の側板５とを、その底部に長手方向に
沿って連続した開口部６を形成するように断面１！Ｕ形
に組合わされている。

」；流側皮剥ｌｆｆ１Ａの側壁を形成する側板４は少な
くとも下部が内側に湾曲してＬ下方向に立設し、また側
板５は少なくとも下部が内側に傾斜して上下方向に立設
している。

Ｉ：流側皮剥槽ＩＡの底部開口部６には２本の皮剥回転
体７．７が平行に設けられ、その外周の上部が底部開口
部６を塞ぐように一部挿入されている。

面記皮剥回転体７は、パイプシャフト８の外周表面に、
立上り階段ブロック状の皮剥刃９が第１図に示すように
例えば周方向に３０度の等間隔で且つ軸方向に螺旋状に
多数突設されている。

またこの皮剥回転体７の両端は軸受ｌｏにより支持され
、更にその投入部３側の端部にはモーター１１が接続さ
れている。

また上流側皮剥槽ＩＡを構成する一方の側板４と、他方
の側＆５の開口部６の縁部には、前記皮剥回転体７に突
設した皮剥刃９がちらないようにそのピッチに対応して
〈シＷ１溝１２が形成されている。

また平行に配置した２本の皮剥回転体７，７の間には塞
ぎ板１３が設けられ、この塞ぎ板１３の長平方向に沿っ
た両側縁部にも皮澗回転体７に突設した皮剥刃９が当ら
ないようにそのピッチに対応してくし歯溝１２が形成さ
れている。

また上流側皮剥槽ＩＡに連通する下流側皮剥槽ＩＢは第
３図に示すように対向する一方の側板４と、他方の側板
５との間隔が狭く、その底部に長手方向に沿って連続し
た開口部６を形成するように断面路Ｕ形に組合わされて
いる。

ここに１本の皮剥回転体７が、その外周の上部が底部開
口ｇｌ１６を塞ぐように一部挿入されている。

またこの皮剥回転体７の両端は軸受１０により支持され
、更に取出部３側の端部にはチェーン１４を介してモー
ター１１が接続されている。

なおこの下流側皮剥槽ＩＢは皮剥回転体７が１本でＸざ
板１３を設番すていない点を除いては第２図の上流側皮
剥槽ＩＡと同様の構成になっている。

更にｔ流側皮ｉ４槽ＩＢの取出部３には第１図にホすよ
うにシャッター１５が設けられ、この面方に木材１６の
搬出用コンベヤー１７が設けられている。

なお図において１８は剥された樹皮、１９は剥された樹
皮１８の搬出用コンベヤーで木材皮瀾槽ｌの下方に設け
られている。

次に上記構造をなすｉ！！統式本式木材皮剥機用につい
て説明する。

モーターｔｉを駆動させ皮剥回転体７を側板４側に向っ
て矢印方向に回転させる。

この状！島で木材１６を旧流側皮剥槽ＩＡの投入部２か
ら内部に順次投入していくと、Ｅ流側皮剥槽ＩＡ内を皮
剥回転体７の回転により木材１６は取出部３＠に回転し
ながら移動して行く。

この場合、第２図に示すように−Ｅ流側皮剥槽ＩＡの底
部開口部６を塞ぐように上部が挿入された２本の皮剥回
転体７．７が矢印方向に回転しているので、木材１６は
皮剥回転体７．７の表面に突設した階段状の皮剥刃９に
より皮剥されながら掻き上げられる。

掻きヒげらた木材１６は側板４により受は止められて反
転し、上流側皮剥槽ＩＡ内を皮剥回転体７と逆の方向に
回転し、側板５で送られて自重により落下し、上流側皮
剥槽ＩＡ内を自転しながら公転を続けて転勤する。

このように木材１６は上流側皮剥槽ＩＡ内を転動しなが
ら皮剥刃９により急速に皮剥され順次出口側に移動して
いく、また皮剥刃９は、パイプシャフト８の外周に螺旋
状に突設されているので、送りねじ作用により滑らかに
上流側皮２１槽ＩＡの投入部２から出口側に移送される
。

皮剥刃９で剥ぎ取られた樹皮１８は、第２図に示すよう
に皮剥回転体７と側板４．５のくしｍ溝１２との間、お
よび皮剥回転体７と塞ぎ板１３の＜Ｌ歯１４１２との間
の隙間から落ちてコンベヤー１９に集められ装置外に搬
出される。

−ｈ　ｔ＆側皮ｉ４槽ＩＡで急速に皮剥された木材１６
はド流側皮剥槽ＩＢに移動し、ここで１本の皮剥回転体
７で緩やかに皮バされ、取出部３側に移動していく。

取出部３側に溜った木材１６は、皮剥が完了したらその
状態を上流側皮剥槽ＩＡの上部から確認し昇降機構を作
動させてシャッター１５を少しずつドげて行き、皮」さ
れた木材１６がシャッター１５を東り越えて搬出用コン
ベヤー１７により外部に連続的に搬出される。

従ってこの連続式木材皮′ｉｑａによる皮剥状体を第４
図のグラフに示すと、上流側皮剥槽ＩＡ内で木材１６は
急速に皮剥されるので作業性に優れ、更にＦ流側皮剥槽
ＩＢ内で緩やかに皮剥されて制御が容易なため、木質部
を傷付けずに樹皮だけを除去することかでざる。

なお上記実施例では上流側皮剥槽ＩＡ内に並設した皮剥
回転体７．７の高さを段違いに形成したものについて示
したが、同じ高ざでもよく、また回転方向は同一方向に
限らず逆向きでもよく、また皮剥回転体７を直線状にｉ
数本配列した場合、投入部側と取出部側とで回転方向を
変えてもよい。

また上記実施例では上流側皮剥槽ＩＡの上部を全長に亘
って開口した場合について示したが投入部２と取出部３
を除いた中間部に蓋を取付けても良い、この場合、蓋は
平板状でも丸形でも良く、また蓋は上流側皮剥槽ＩＡと
取外し自在または一体に形成しても良い。

更に上流側皮剥槽ＩＡは全長に亘って断面略Ｕ形に形成
したものに限らず、投入側のみ断面略Ｕ形に形成し、取
出側は円筒状または上部を開口した半円筒状でも良い。

第５図は本発明の異なる他の実施例を示すもので、上流
側皮剥槽ＩＡの側板４の中間にその長手方向に沿って連
続または間隔をおいて開口部２０が開口されている。２
１は補助皮剥回転体で外周に多数の皮剥刃９が設けられ
、この皮剥刃９が前記開口部２０から突出するように皮
剥回転体７と平行に設けられている。

なお下流側皮剥槽ＩＢは第３図に示すように示すものと
同様の構成になっている。

第６図乃至第９図は本発明の異なる他の実施例を示すも
ので、第６図は皮剥回転体７，７に突設した皮剥刃９の
高さを上流側皮剥槽ＩＡの投入部２から下流側皮剥槽Ｉ
Ｂの取出部３に向って順次低く形成したものである。

これは皮剥刃９・・・がテーパー状になっているので木
材皮剥槽ｌを傾斜させなくとも木材１６の流れが良くな
り作業性が向とする。

第７図は皮剥回転体７．７に突設した皮剥刃９の高さを
上流側皮剥槽ＩＡの投入部２から下流側皮剥槽ＩＢの取
出部３に向って順次低く形成し、取出部３の近傍で皮剥
刃９の高さを逆に高くしたものである。

これは下流側皮剥槽ＩＢの取出部３の近傍で木材１６の
流れを遅くして、ここで木材１６を溜て十分に皮剥させ
るようにしたものである。

第８図は上流側皮剥槽ＩＡと下流側皮剥槽ＩＢとも皮剥
刃９の高さを入口側から出口側に向って順次低く形成し
、出口側近傍で皮剥刃９の高さを逆に高くし、夫々の出
口側近傍で木材１６の流れを遅くして、十分に皮剥させ
るようにしたものである。

第９図は皮剥刃９の高さを皮剥回転体７．７の長手方向
に沿って順次変えて波形状に形成したもので１曲り材の
皮剥作用に優れているものである。

［発明の効果］ 以北説明した如く本発明に係わる連続式木材皮剥機によ
れば、上流側皮剥槽内で木材を急速に皮剥した後、次い
で制御が容易な下流側皮剥槽内で緩やかに皮剥するので
木質部を傷付けることなく樹皮だけを効率よく皮剥でき
作業性に優れていると共に、装置が小型で設置スペース
も少くすることができる。

また皮剥回転体に突設した皮剥刃の高さを上流側皮剥槽
の投入部から下流側皮剥槽の取出部に向って順次低く形
成したものは木材皮剥槽を傾斜させなくとも木材の流れ
が良くなり作業性が向ヒする。

また皮剥回転体に突設した皮剥刃の高さを上流側皮剥槽
の投入部から下流側皮剥槽の取出部に向って順次低く形
成し、取出部の近傍で皮剥刃の高さを逆に高くしたちは
、取出部の近傍で木材の流れが遅くなり、ここで十分に
皮剥させることができる。

また上流側皮剥槽と下流側皮剥槽とも皮剥刃の高さを入
口側から出口側に向って順次低く形成し、出口側近傍で
皮剥刃の高さを高くしたものは、夫々の出口側近傍で木
材の流れが遅くなり上方に皮剥することができる。

更に皮剥刃の高さを皮剥回転体の長手方向に沿うて順次
変えて波形状に形成したものは１曲り材の皮剥作用に優
れている。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例による連続式木材
皮剥機を示すもので、第１図は木材皮剥機の平面図、第
２図は第１図の上流側皮剥槽を示す断面図、第３図は第
１図の下流側皮剥槽を示す断面図、第４図は皮剥状態を
説明するグラフ、第５図は本発明の他の実施例による補
助皮剥回転体を設けた上流側皮剥槽の要部断面図、第６
図乃至第９図は高さの異なる皮剥刃を取付けた皮剥回転
体の上部断面図、第１０図は従来の連続式木材皮剥機に
よる皮剥状態を説明するグラフである。 ■・・・木材皮剥槽 １Ｂ・・・下流側皮剥槽 ３・・・取出部 ６・・・開口部 ９・・・皮剥刃 １２・・・くし歯溝 Ｉ６・・・木材 ２０・・・開口部 ＩＡ・・・上流側皮剥槽 ２・・・投入部 ４．５・・・側板 ７・・・皮剥回転体 １１・・・モーター １３・・・塞ぎ板 １８・・・樹皮 ２１・・・補助皮剥回転体 第 図 第 １０図 時間

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、木材皮剥槽の底部に、その長手方向に沿って連続し
   た開口部を形成し、多数の皮剥刃をパイプシャフトの外
   周表面に突設した皮剥回転体をその上部が前記木材皮剥
   槽の底部開口部を塞ぐように設けた連続式木材皮剥機に
   おいて、前記木材皮剥槽を上流側皮剥槽とこれに連通す
   る下流側皮剥槽との２槽に形成し、上流側皮剥槽に複数
   本の皮剥回転体を設け、下流側皮剥槽に１本の皮剥回転
   体を取付けたことを特徴とする連続式木材皮剥機。 ２、木材皮剥槽の底部に、その長手方向に沿って連続し
   た開口部を形成し、多数の皮剥刃をパイプシャフトの外
   周表面に突設した皮剥回転体をその上部が前記木材皮剥
   槽の底部開口部を塞ぐように設けた連続式木材皮剥機に
   おいて、前記木材皮剥槽を上流側皮剥槽とこれに連通す
   る下流側皮剥槽との２槽に形成し、上流側皮剥槽の側板
   に、その長手方向に沿って連続または間隔をおいて開口
   部を設け、この開口部から槽内に突出して回転する皮剥
   刃を取付けた補助皮剥回転体を設けたことを特徴とする
   連続式木材皮剥機。 ３、皮剥回転体に突設した皮剥刃の高さを投入部から取
   出部に向って順次低く形成したことを特徴とする請求項
   １または２記載の連続式木材皮剥機。 ４、上流側または下流側の皮剥槽の出口側に設けた皮剥
   刃を中間に設けた皮剥刃より高く形成したことを特徴と
   する請求項１または２記載の連続式木材皮剥機。 ５、皮剥刃の高さを皮剥回転体の長手方向に沿って順次
   変えて波形状に形成したことを特徴とする請求項１また
   は２記載の連続式木材皮剥機。