JPS6320386A

JPS6320386A - 防火組成物

Info

Publication number: JPS6320386A
Application number: JP61163598A
Authority: JP
Inventors: Hirotada Kobayashi; 弘忠小林
Original assignee: Fujikura Ltd
Current assignee: Fujikura Ltd
Priority date: 1986-07-14
Filing date: 1986-07-14
Publication date: 1988-01-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は防火機能を有する組成物特に電線・ケーブル
の延焼を防止する自己消火性のある防火組成物にして、
特に発煙量を低減し、ハロゲンガスが全く生じない防火
組成物に関するものである。

（従来の技術）多数のケーブルが布設されている電気設備に於て、万一
火災が発生し友場合に電線・ケーブルの絶縁材が燃料と
なって延焼する危険性がある。

この工うな事故を防止するｔめに、防火組成物を用いて
電線・ケーブル表面に被覆する方法が考えられている。

代表的な防火組成物の一例は特許第１．２３５゜１２５
号に開示されているように、ポリ酢酸ビニル、エチレン
酢酸ビニル共重合体等の水中乳化樹脂にアスベスト、ロ
ックウール、ガラス繊維等の無機質不燃性繊ｍを混合し
、これに塩素化ノミラフイン等の難燃剤が配合され友も
のが知られている。

（発明が解決すべき問題点）しかし、この二うに含ハロゲン難燃剤は防火能力に高い
が燃焼時分解に工す煙が多く発生し。

なかんづくハロゲン化水素ガスが発生するｔめに、機器
の腐食及び人体への悪影響等の欠点を有するものであり
九。

本発明は上記の如き実情に基づき、燃焼時にハロゲン化
水素ガスが全く生成しない防火組成脂２０〜４０重量％
、無機質繊維５〜２０重量％、リン酸エステル、リン酸
塩フリット、第３リン酸アルミニウム等のリン酸系炭化
促進剤。

５〜２０重量％を含有する組成物にして、好ましい無機
充填剤の配合はクレーを主体にし、タルク、アルミナ、
クリ力、水酸化アルミニウム。

水酸化マグネシウム、炭酸力ルンウムの群から選ばれた
ものを少なくも１種以上併用するものである。

（作　用）本発明の防火組成物が、従来の防火組成物と対比しｔと
きに明らかな工うに本発明では水中乳化アクリル樹脂を
用いている文めに、従来の防火組成物に於て用いられて
いえポリ酢酸ビニルや、エチレン・酢酸ビニル共重合体
に比べた場合−層優れ次バインダー作用を示し、かつ屈
曲性にも富み、これをケーブルにコーティングして屈曲
し次場合、従来の防火組成物をコーティングし九場合エ
リも、工す小さい径での屈曲に耐え、防火組成物のコー
ティングに亀裂や割れ等が生ずること框ない。

又、この水中乳化アクリル樹脂の配合は約２０〜４０重
量係にして、２０７１ｉ％エリ少ない場合に屈曲性が不
充分であり、４０重量％を越え几場合は組成物中に可燃
性成分が増大し過ぎて難燃化の目的達成に支障を生ずる
おそれがある。

この水中乳化アクリル樹脂としては、ブチルアクリレー
ト、２−エチルへキクルアクリレート、メチルメタクリ
レート等のアクリルもしくはメタクリル系の重合体及び
これにスチレン、アクリル酸１等を共重合させたものが
使用できる。

無機質繊維としては、ロックウール、ガラス繊維、セラ
ミック繊維等があり、その配合ｒ１５〜２０重量係であ
る。無機質繊維が５重量チェす少ない場合は組成物中の
無機質成分の占める割合が少な過ぎるために、延焼防止
効果や、屈曲性が低下し過ぎて不充分とな９、逆に２０
重量％を越えると組成物の粘度が高くなり過ぎて。

組成物中における分散が製造段階で不良となり、スプレ
ー塗布の作業性が悪くなる。

無機充填剤くクレーを主体とし、メルク、アルミナ、シ
リカ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸
カルシウムの群から選択されたもの１撞以上を併用する
ことに工や、燃焼加熱後の防火組成物層の殻の強さが強
くなり、防火性能を向上することができる。

無機充填剤の配合量は、１０〜４０重量％添加されるが
、１０重量係エリ少々い場合は延焼防止効果が不充分と
なり、４０重量％金越え九場合は屈曲性の低下が著るし
い。

リン酸系炭化促進剤としてハトリクレジルフオスヘート
、クレジルジフェニルホスヘート、オクチルジフェニル
フオスヘート等のリン酸エステル、リン酸塩フリット（
主成分がＰ２Ｏ５゜”２０Ｓ　、　８１０２　、　Ｂ２
Ｏ５、Ｋ　ＮａＯから構成されている）第３リン酸アル
ミニウムがあゆ、単独ないし、２種以上の併用も炭化層
の形成に効果があ抄、リン酸系炭化促進剤は５〜２０重
量％添加される。５重量係以下では炭化層の強度が不足
し、２０重量％以上は逆に難燃性が低下する。

本発明では更に必要があれば、各種の顔料、可塑剤、界
面活性剤、消泡剤、防腐剤、防カビ剤等を含有させても
工い。

本発明の組成物を電線・ケーブルに対し塗布する形態は
電線・ケーブルの布設条件で種々異なるも、一般には２
０〜３０ｍ長塗布することに工す延焼を防止し消焔効果
があるが、垂直に近い布設の場合にはケーブルの全長に
塗布することが望ましい。

塗布される電線・ケーブルの種類は特に問題とするに当
らない。

実施例次に本発明の実施例について比較例とともに対比説明す
る。

まず、表　に示す配合の塗料を調合し穴、配合材料は勿
論均一に攪拌して調合し九。

＠１）　ミネラルファイノ々（ガラス矧繊維）ジム・ウ
オルタ印製自２）　アルミナ・クリカ系　東芝モノフラックス株製
−３）　非晶質無機ファイバ　日本セメント株製上記組
成物について各種の比較試験をしｔ結果を示せば次の通
やである。

】・１ ※ｌ）　塗膜厚（乾燥後）が３ｆｉになる工うに型に塗
料を流し込み８０Ｃオーブン中で３日間乾燥させｔもの
をＪＩＳＫ７２０１に従って測定し次。

＊２）　　ビニル絶縁ヒニルシースケーブル（ＣＶＶ）
３０　Ｘ　５ｂ　５　ｌｌｌｌｍ２２．４　ｍ　（外径
１４ａｌ）に乾燥後塗膜厚が〜５鴎になる二゛うに３本
１本塗布し、室温で１０日間乾燥した燃焼試験はＩＥＥ
Ｅａ＆３垂直トレー燃焼試験に従ってテストし友。

＊３　’）　〜９　）の？ｙ７’／’１０ＶＶ３０Ｘ！
１ｂ５７３０鋼１長に乾燥後塗膜厚が１．Ｅｒｎｍにな
る工うにニスハケで塗布し、８０Ｃオーブン中で３日間
乾燥させ交ものを用いた。

×３）　屈曲性にマンドレル直径がケーブル外径の２倍
及び１０倍のマンドレルを用いて１８（７’曲げ２往復
させて塗膜の亀裂を観察する。

×４）　耐水性は４０ｔｌｌ”の水道水中に１０日間浸
漬し取抄出し後ＪＩＳ　Ｃ３００４の２２衝撃試験を行
ない１割れ、剥がれ全観察する。

×５）　耐酸性は５％）１Ｇ／　　水溶液に室温で３日
間浸漬後衝撃試験を行なう。

×６）　耐アルカリ性は５％ＮａＯＨ水溶液に室温で３
日間浸漬後衝撃試験を行なう。

※７）　耐熱性ｒ４１２０ＣＫ−設定し九オーブン中で
１２０時間加熱老化し、取抄出し後衝撃試験を行なう。

※８）　貯蔵安定性Ｆ′１５に９缶に密閉（室温で６力
月放置後、塗料の相分離、粘度変化、塗布作業性を測定
する。

×９）　塗布作業性ＯＶＶ　　３０Ｘ！％５謔２ケーブ
ル１５本をアミノして垂直に吊し　（２ｍ）。

リンフモルタルガン（口径４　ｍ　）で塗料を吹き付け
、目詰り、ンースとの密着性、乾燥の速さ等を観察する
。

※１０）　　ハロゲン化水素発生量ＪＣ８Ｏ５３号（発明の効果）以上の比較試験から明らかなように本発明による防火組
成物はハロゲン系の難燃剤が配合されていない火災に際
したので発煙量が少なく、有害なハロゲン化水素ガスが
全く発生せず、環境及び人体に対する懸念が解？ｌ’！
でれ九。

又、アクリル樹脂に無機繊維、無機充填剤の組合せを主
とするので耐水性、耐熱性、耐アルカリ性に優れ、貯蔵
安定性にも浸れている。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）水中乳化アクリル樹脂２０〜４０重量％、無機質
繊維５〜２０重量％、無機質充填剤１０〜４０重量％、
リン酸塩エステル、リン酸塩フリット、第３リン酸アル
ミニウム等のリン酸系炭化促進剤５〜２０重量％とを含
有していることを特徴とする防火組成物
（２）無機充填剤としてクレーを主体としてタルク、ア
ルミナ、シリカ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム、炭酸カルシウムの群から選ばれたものの一種以上
を加えたものを使用することを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載の防火組成物