JPS63202573A - 油圧エレベ−タの制御装置 - Google Patents

油圧エレベ−タの制御装置

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JPS63202573A
JPS63202573A JP62031588A JP3158887A JPS63202573A JP S63202573 A JPS63202573 A JP S63202573A JP 62031588 A JP62031588 A JP 62031588A JP 3158887 A JP3158887 A JP 3158887A JP S63202573 A JPS63202573 A JP S63202573A
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JP
Japan
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deceleration
oil
valve
hydraulic
descending
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Application number
JP62031588A
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English (en)
Inventor
安田 邦夫
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Elevator Control (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的J (産業上の利用分野) この発明は、油圧エレベータの制御装置に関する。
(従来の技術) 一般に、油圧エレベータは第8図に示すような機械的構
成を有する。昇降路1内にかご2が昇降自在に配置され
ており、昇降路1に設けたガイドレール3に沿ってかご
2に設けられた案内装置4が昇降動作の案内をする。
かご2の底部には油圧ジヤツキ5が数句けられている。
この油圧ジヤツキ5は、シリンダ6と、シリンダ6によ
って上下方向に駆動されるプランジャ7とで構成され、
このプランジャ7の上端がかご2の底部に連結されてい
るのである。
昇降路1に隣接する機械室8には油圧エレベ−タの駆動
源であるパワーユニット9が設置されている。パワーユ
ニット9は油圧ポンプ10、この油圧ポンプ10を駆動
するモータ11、油タンク12を備えている。そして、
モータ11の駆動により、油タンク12の油を油圧ポン
プ10により圧油として配管13を通じて油圧ジヤツキ
5に供・給する。この圧油の供給により、プランジャ7
が上界してかご2を上昇させる。逆に、シリンダ6の圧
油を油タンク12に回収することにより、プランジャ7
を下降させ、かご2を下降させる。こうして油圧ジヤツ
キ5に対する圧油の給排によりかご2を昇降させるので
ある。
このような油圧エレベータの制御装置の従来例として、
第9図に示すものが知られている。かご2の昇降動作を
行なうための油圧ジヤツキ5のシリンダ6に対し、油圧
ポンプ10からチェックバルブ14を介して圧油が供給
されるように配管13が接続されている。この配管13
は、かご2が下降するときにシリンダ6内の圧油を油タ
ンク12に還流させるためにも使用される。
かご2の下降動作のために、下降着床用ソレノイドバル
ブ15、下降ソレノイドバルブ16、下降バルブ17、
下降着床調整18、ストッパ19゜下降加速度調整用可
変絞り20、絞り21a、b。
により不時用油圧制御回路22が構成されている。
そして、前記下降着床用ソレノイドバルブ15と下降バ
ルブ17との間には下降停止調整用可変絞り15a1下
降停止調整用チエツクバルブ15bが設けられている。
また、下降ソレノイドバルブ16と下降バルブ17との
間には下降減速度調整用可変絞り16a1下降減速度調
整用チェックバルブ16bが設けられCある。
かご2の上昇動作のために、上昇着床用ソレノイドバル
ブ23、上昇ソレノイドバルブ24、バイパスバルブ2
5、上昇加速度調整用可変絞り26、上昇用絞り27a
、b、絞り28、チェックバルブ29により上昇用油圧
制御回路30が構成すしている。そして、上昇着床用ソ
レノイドバルブ23とバイパスバルブ25との間に上昇
停止調整用可変絞り23a、上昇停止調整用チェックバ
ルブ23bが設けられ、またソレノイド作動チェックバ
ルブ23cが設けられている。上昇ソレノイドバルブ2
4とバイパスバルブ25との間に上背減速度調整用可変
絞り24a、上界減速度調整用チェックバルブ24bが
設けられ、またソレノイド作動チェクバルブ240が設
けられている。
この構成による従来のエレベータの制御装置では、かご
2の下降動作時には、下降着床用ソレノイドバルブ15
と下降ソレノイドバルブ16とによりl[i!I御され
る下降バルブ17を介してシリンダ6からの浦がタンク
12に戻される。つまり、ソレノイドバルブ15.16
が励磁されることにより、下降バルブ17の作動油が、
下降停止調整用可変絞り15a1下降停止調整用チエツ
クバルブ15b、下降減速度調整用可変絞り16a1下
降減速度調整用チェックバルブ16b1下降加速度調整
用可変絞り20を通って流出し、下降バルブ17が開か
れてかご2が第10図に示すように下降しはじめる(曲
MA−a部)。最大下降速度は、下降バルブ17のスト
ッパ19の変位の限界により決定される(曲線A−b部
)。
かご2が所定の階で停止するために減速をはじめ、着床
する動作は次による。まず下降ソレノイドバルブ16が
消磁されると、作動油が下降減速度調整用可変絞り16
aを通って下降バルブ17の制御側に流入し、下降バル
ブが閉じはじめて圧油の速流量を絞り、かご2の下降速
度を減速する。
そして下降バルブ17が設定値まで閉じると、下降着床
調整18の開の位置に達し、作動油が下降着床用ソレノ
イドバルブ15を通って油タンク12に流出し、下降バ
ルブ17の動作が停止し、がご2は着床速度まで減速さ
れることになる(曲線A−c部)。
さらに下降着床用ソレノイドバルブ15が消磁すると、
下降バルブ17は完全に閉じ、シリンダ6からの圧油の
還流が完全に止められ、がご2の下降が停止される(曲
線A−d部)。
一方、かご2の上昇動作時には上昇着床用ソレノイドバ
ルブ23および上界ソレノイドバルブ24によって制御
されるバイパスバルブ25を閉じることにより、油タン
ク12内の油が油圧ポンプ12よりチェックバルブ14
を通って、油圧ジヤツキ5のシリンダ6に供給され、プ
ランジャ7を押し上げ、かご2を上昇させるのである。
バイパスバルブ25が全開になっているときには、油圧
ポンプ10から配管13に送り出される圧油は全てバイ
パスバルブ25を通って再びポンプに還流されるが、上
昇着床用ソレノイドバルブ23と上昇ソレノイドバルブ
24が励磁されるとソレノイド作動チェックバルブ23
0.240が閉じられ、制御用油が上昇加速度調整用可
変絞り26を通ってバイパスバルブ25の制御側に送り
こまれ、バイパスバルブ25が徐々に閑じ、圧油がシリ
ンダ6側に送り出され、かご2は加速しながら上昇する
ことになる。
バイパスバルブ25が全開となると、油圧ポンプ10の
全吐出油量がシリンダ6に送り込まれ、かご2は最大速
度で上昇するようになる。
かご2が所定の階に近づくと減速して着床動作に入るが
、このときの制御動作は次のようになる。
つまり、上昇ソレノイドバルブ24が消磁されると、そ
の下流側の油圧回路が減圧され、ソレノイド作動チェッ
クバルブ24cおよび上昇減速度調整用チェックバルブ
24bが開かれ、バイパスバルブ25の作動油が上昇減
速度調整用可変絞り24aを通って流出し、バイパスバ
ルブ25が徐々に開きはじめ、油圧ポンプ10からの圧
油の一部がバイパスバルブ25を通って油タンク12に
還流しはじめる。したがって、かご2は徐々に減速され
てゆき、低速走行状態に移行し、上昇着床用ソレノイド
バルブ23が消磁されると、その下流側の油圧回路が減
圧され、ソレノイド作動チェックバルブ23cおよび上
昇停止調整用チェックバルブ23bが開かれ、バイパス
バルブ25の作動油が上昇停止調整用可変絞り23aを
通って完全に流出し、バイパスバルブ25が全開となっ
てかご2が停止する。
ところが、この従来の油圧エレベータの制御装置の場合
、ソレノイドバルブ15.16.23゜24の開閉によ
り油を媒体として下降バルブ17およびバイパスバルブ
25の開閉を制御する方式をとっているため、制御特性
が油温く粘度)および油圧の影響に大きく作用される。
たとえば、油温が上昇し、粘度が下がると、ソレノイド
バルブ15.16,23.24の開閉による油圧制御回
路22.30内の油の伝達が速くなり、下降バルブ17
およびバイパスバルブ25の開閉動作も速まることにな
る。したがって、その応答特性は、第11図に示すよう
に予め設定されている動作特性パターンAと比較すると
、破線Bで示すように、減速度が大ぎくなり、その分減
速距離が短くなって低速運転時間が長くなる。つまり、
設定パターンAにおける減速時間TI 、低速運転時間
T2とするとき実際の動作パターンBは、減速時間t1
(<Tt)、低速運転時間tz(>72)となるのであ
る。
逆に油温が下がり粘度が上昇すると、下降バルブ17お
よびバイパスバルブ17の開閉動作が遅くなり、第11
図にパターンCに示すように加速度および減速度が小さ
くなり、減速距離が大きくなる。
さらに、油圧の変動についても考察すると、油圧が上昇
すると減速距離が短くなり、逆に油圧が下がると減速距
離は長くなる。
このような油温(粘度)、油圧の変動による動作特性の
変動を考慮し、従来は安全側で動作させるために油温、
油圧を共に低くして減速距離が良くなる場合の動作パタ
ーンを設定パターンAとしていた。そのため、実際の運
転時には油温、油圧がともに設定値よりも上昇した状態
で運転されることになり、上述のように減速距離が短く
なり、かごの低速運転時間が伸び、運転効率が悪くなる
結果となっていた。
このような問題を解決するために、適宜のセンサによっ
て油温、油圧を検出し、第12図に曲線り、Eで示すよ
うに高速運転から低速運転に切換えるタイミング、つま
り下降ソレノイドバルブ16、上昇ソレノイドバルブ2
4を消磁するタイミングを、検出した油温、油圧の大き
さに応じて変化させ、減速距離の変化を補償するように
している。
しかしながら、このような従来の制御装置にあっても、
次のような問題点があった。
(1)  油温、油圧が低く減速度が小さい場合に、第
12図に曲線りで示すように減速開始のタイミングτ1
をノーマルの場合のタイミングτ0よりも速めると、特
に階高が低いときには、低速運転に入る前の加速中に減
速を開始するようになり、乗りごこちを悪くする。
(2)油温、油圧が上界して減速度が大きくなっている
場合、同図に曲線Eで示すように減速に入るタイミング
τ2を遅らせると、高速走行から急激な減速が始まるこ
とになり、乗りごこちを悪くする。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように、従来の油圧エレベータの制御装置では、
油温、油圧が変動し、減速度が変化してもその補償をし
ない場合には、特に油温、油圧が上昇した場合に低速走
行時間が延び、運転効率が悪い問題点があった。
また、油温、油圧の変動による減速度の変化を補償する
構成のものにあっては、乗りごこちを悪くする問題点が
あった。
この発明は、このような従来の問題点に鑑み、油温、油
圧の変動による減速度の変化を補償し、低速走行時間を
短くするとともに、乗りごこちも悪化させることのない
油圧エレベータの制fil装置を提供することを目的と
する。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明の油圧エレベータの制御装置は、圧油の給排に
よりかごを昇降させる油圧シリンダと、この油圧シリン
ダへの圧油の供給流量、排出流子を大小変化させ、かご
の昇降速度を大小切換える速度制御バルブと、この速度
制御バルブに対する作動油の流通流量を設定する複数の
絞り手段と、圧油の湯度または/および圧力に応じて適
宜の絞り手段を選択的に動作させる切換え手段と、選択
された絞り手段を介して前記速度制御バルブに作動油を
供給し、またはそこから排出する作動油供給手段とを備
えたものである。
(作用) この発明の油圧エレベータの制御装置では、yM度制御
バルブに対する作動油の流通量を絞り手段の選択によっ
て変化させることができる。そして、この作動油の流通
流量が変化することにより、速度制御バルブのバルブ開
度の変化度合が緩急変化することになる。この結果、か
ごの昇降速度の減速度を油温、油圧に応じて適宜に変化
させることかでき、減速度が大き過ぎる時には小さめの
減速度を実現する絞り手段に切換え、減速度が小さ過ぎ
る時には大きめの減速度を実現する絞り手段に切換える
ことにより、予め設定される減速パターンに対して常に
変動の少ない減速度を得ることができる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。
油圧エレベータは、一般に従来例の説明において示した
第8図に示すような機械的な構成を有している。そして
、この油圧エレベータのかご2の昇降動作を行なわせる
油圧ジヤツキ5の動作制御が、第1図に示す油圧tll
lll装置によって行なわれる。
第1図に示す油圧エレベータの制御2111装置は、第
9図に示した従来例と同様に、下降用油圧制御回路22
と上昇用油圧制御回路30とから構成されている。そし
てこの第1図の実施例において、従来例で示した第9図
のυ1611装置と同一の構成を有し、同様の動作を行
なう部分は同一の符号を付し、その説明が省略されてい
る。
この実施例における特徴は、下降用油圧制御回路22に
おいて、下降ソレノイドバルブ16と下降バルブ17と
の間に並列に設けられた下降減速度調整用ソレノイドバ
ルブ31,32、また上昇用油圧制御回路30において
上界ソレノイドバルブ24とバイパスバルブ25との間
に並列に設けられた上昇減速度調整用ソレノイドバルブ
33゜34、さらに配管13に設けられた油圧センサ3
5と油タンク12に設けた油温センサ36とにある。
前記下降減速度調整用ソレノイドバルブ31は下降ソレ
ノイドバルブ16と下降減速度調整用可変絞り16aと
の間に設けられ、これらと並列にもう一方の下降減速度
調整用ソレノイドバルブ32と下降減速度調整用可変絞
り32aとが設けられている。また、前記上昇減速度調
整用ソレノイドバルブ33は上昇ソレノイドバルブ34
と上昇減速度調整用可変絞り24aとの間に設けられ、
これらと並列にもう一方の上昇減速度調整用ソレノイド
バルブ34と上昇減速度調整用可変絞り34aと上昇減
速度調整用チェックバルブ34bとが設番プられている
したがって、下降用油圧制御回路22においては、下降
減速度調整用ソレノイドバルブ31,32のいずれかを
選択することにより、特性の異なる2つの下降減速度調
整用可変絞り16a、32aを切換えて使用することが
できる。また上昇用油圧制御回路においても、2つの上
昇減速度調整用ソレノイドバルブ33.34のいずれか
を選択して動作させることにより、特性の異なる2つの
上昇減速度調整用可変絞り24a 、34aを切換えて
使用することができるのである。
上記構成の油圧エレベータの制御l装置の動作について
次に現用する。
下降動作 かご2を下降させる場合には、下降着床用ソレノイドバ
ルブ15、下降ソレノイドバルブ16によって開開制御
される下降バルブ17を介してシリンダ6から圧油を油
タンク12に戻させる。
すなわち下降着床用ソレノイドバルブ15と下降ソレノ
イドバルブ16とを励磁させると、下降バルブ17の作
動油が下降減速度調整用ソレノイドバルブ31.32の
選択された一方を介して下降ソレノイドバルブ16を通
り油タンク12に回収される。これと同時に下降停止調
整用可変絞り15a、下降停止調整用チェックバルブ1
5b、および下降着床用ソレノイドバルブ15を通して
も作動油が戻される。
こうして、かご2は、ストッパ19の変位の限界位置で
決定される最大速度まで加速され、所定の階高に近づく
まで下降する。
目的の階に近づくと、下降ソレノイドバルブ16が消磁
されシリンダ6からの圧油が下降減速度調整用ソレノイ
ドバルブ31.32の励磁されている一方を通り、その
下降減速度調整用可変絞り16a、32aのいずれか一
方を通って下降バルブ17に流入し、下降バルブ17が
閉じはじめる。
したがって、シリンダ6から油タンク12へ戻る圧油の
流量が減少し、かご2の下降速度は減速される。
下降バルブ17が設定位置まで閉じると、下降着床調整
18の開の位置に達し、作動油が下降着床用ソレノイド
バルブ15を通って流れ出し、下降バルブ17の動きは
停止し、かご2は着床速度まで減速される。さらに下降
着床ソレノイドバルブ15が消磁されると、下降バルブ
17が完全にalじかご2は所定の階に停止される。
上が、動作 かご2を上昇させる場合は、上昇着床用ンレノイドバル
ブ23、上昇ソレノイドバルブ24、さらに選択的に動
作される上昇減速度調整用ソレノイドバルブ33.34
によって制御されるバイパスバルブ25を閉じることに
より、油タンク12の油を油圧ポンプ10により圧油と
してシリンダ6に供給し、プランジャ7を上背させる。
最初、バイパスバルブ25は全開状態にあり、油圧ポン
プ10からの圧油は全て油タンク12に還流されている
。ところが、上昇着床ソレノイドバルブ23、上昇ソレ
ノイドバルブ24が励磁されるとソレノイド作動チェッ
クバルブ23c、24Cが閉じ、作動油が上昇加速度調
整用可変絞り26を通ってバイパスバルブ25に供給さ
れ、バイパスバルブ25が徐々に閉じる。こうして、油
圧が圧油シリンダ6に供給されるようになり、かご2が
加速しながら上昇する。
バイパスバルブ25が全開となると、油圧ポンプ10の
全吐出油量がシリンダ6に供給され、かご2は最大速度
で上昇することになる。
目的の階高に近づいたとき、上昇用ソレノイドバルブ2
4が消磁され、その下流側の回路が減圧される。そのた
め、ソレノイド作動チェツクバルブ24C1上昇減速度
調整用ソレノイドバルブ33.34のうち動作状態にあ
る一方に接続されている上昇減速度調整用チェックバル
ブ24bまたは34bが聞かれ、バイパスバルブ25の
作動油が上界減速度調整用可変絞り24aまたは34a
を通って油タンク12に流出し、バイパスバルブ25が
徐々に聞きはじめ、かご2が減速され、低速状態に移行
する。
さらに上昇着床用ソレノイドバルブ23が消磁されると
、その下流側の回路も減圧され、ソレノイド作IJチェ
ックバルブ23cと上昇停止調整用チェックバルブ23
bとが開かれ、バイパスバルブ25の作動油は上昇停止
調整用可変絞り23aを通って流出し、バイパスバルブ
25が全開となり、かご2の上昇が完全に停止する。
このような昇降動作において、油温、油圧の変動による
減速度調整用可変絞り16a、32a。
24a 、34aの調整動作について、次に説明する。
まず下降減速度調整については、第2図に実線へで示す
設定速度パターンに対し、下降減速度調整用可変絞り1
6aは同図に破線Fで示すように減速度が若干大ぎくな
るように設定し、他方の下降減速調整用可変絞り32a
については同図に2魚類5!Gで示すように設定速度パ
ターンより若干減速度が小さくなるように設定しておく
下降減速度調整用ソレノイドバルブ31.32は、ニレ
ベークがスタートする前に油圧センサ35、油温センサ
36から出ている検出信号の組合わせにより、例えば第
3図に示すようにR+ 、 R2の信号が出るようにし
ておく。そして、この信号R+ 、R2によりソレノイ
ドバルブ31.32が共に励磁され、または消磁される
ように設定されている。
このように設定された下降用油圧制御回路22では、エ
レベータスタート時の油温、油圧の条件が第3図の範囲
R1内にあるときにはソレノイドバルブ31.32がス
タート時に共に励磁され、1陣減速度用可変絞り32a
側が使用されることになり、減速度は第2図および第4
図にそれぞれ曲線Gで示すパターンに設定される。
したがって、第4図に従来例の油温、油圧の上背時の減
速パターンである破IBで示した場合に比べ、減速度を
低めにし、その分低速走行時間を短くすることができる
のである。
他方、第3図において油圧、油温の組合せ条件が範囲R
2側にあるときにはとくに切換え信号が与えられず、ソ
レノイドバルブ31.32は消磁状態に買かれ、この結
果下降減速度調整用可変絞り16al!が使用されるこ
とになり、減速度特性は第2図および第5図にそれぞれ
破線Fで示したパターンに設定される。
したがって、第5図において油温、油圧が設定パターン
への場合よりも低く、減速度が小さくなる従来の減速パ
ターンCよりも大きな減速度が得られ、その分、低速走
行時間を長くし、着床動作をなめらかにできる。
上昇減速度調整用ソレノイドバルブ33.34に対する
上昇減速度調整用可変絞り24a、34aの調整も、た
とえば一方の上昇減速度調整用可変絞り24a4;を設
定パターンAよりも減速度を小さくするように設定し、
他方の上界減速度調整用可変絞り34aについては、逆
に減速度が設定パターンへよりも大きくなるように設定
する。
そして、油圧、油温の組合せの条件が第3図にお番プる
範囲RI内にあるときは、上昇減速度調整用ソレノイド
バルブ33.34を共に励磁させることにより、上背減
速度調整用可変絞り34a側を使用するようにし、減速
度を若干抑えるようにする。また油温、油圧の組合せ条
件が範囲R2内にあるときには、両方の上昇減速度調整
用ソレノイドバルブ33.34を共に消磁状態に置き、
上昇減速度調整用可変絞り24a側を使用−4−るよう
にし、若干大きめの減速度が得られるように設定する。
このようにすることにより、油温、油圧が上昇し、通常
の設定パターンでは大ぎな減速度が得られ、それだけ低
速走行時間が延びるような場合には、実際の減速度を若
干小さくすることにより減速時間を長くし、その分低速
走行時間を短くすることができる。また逆に油温、油圧
が低くて減速度が設定パターン八に比べて小さいような
場合には、実際の減速度を大きめにすることにより減速
時間を短くし、その分低速走行時間を大きくし、減速着
床動作をなめらかにすることができるのである。
つまり、第6図に示すように、従来の設定パターン八に
対し、斜線を施した部分1」の範囲内においで減速時間
、低速走行時間を調整づることかCぎ、従来よりもなめ
らかな昇降動作が得られるのである。
第7図はこの発明の他の実施例を示している。
この実施例においても、従来例で説明した第9図におい
て用いた符号と同一の符号の付されている部分は同一の
構成、作用を有するものである。
この第2実施例の特徴は、下降減速度調整用ソレノイド
バルブ、上昇減速度調整用ソレノイドバルブはそれぞれ
1個ずつ用い、下降減速度調整用可変絞り16aに並列
に、下降減速度調整用ソレノイドバルブ37と下降減速
度調整用可変絞り37aを設け、同様に上昇減速度調整
用可変絞り24a、上昇減速度調整用チェックバルブ2
4bと並列に、上界減速度調整用ソレノイドバルブ38
と上界減速度調整用可変絞り38aと上昇減速度調整用
チェックバルブ38bとを設けている。
そして前記下降減速度調整用可変絞り16a、上昇減速
度調整用可変絞り24aについでは、第1実施例で説明
したように通常の設定パターン八に対し減速度が若干大
きくなるように調整し、使方の下降減速度調整用可変絞
り37a、上昇減速度調整用可変絞り38aについては
、減速度が若干小さくなるように設定するのである。
そして、油圧センサ35、油温センサ36により検出さ
れる油温、油圧の組合せ条件が第3図に示す範囲R1に
あるときには、実際の減速度が設定パターンAよりも大
ぎくなるため、下降減速度調整用ソレノイドバルブ37
、上昇減速度調整用ソレノイドバルブ38を励磁させる
ことによりこれらに接続されている可変絞り37a、3
8aを使用し、減速度を小さく抑えるようにする。
逆に油温、油圧の組合せ条件が第3図において範囲R2
側にあるとぎには、上記ソレノイドバルブ37.38を
消磁状態にし、可変絞り16a。
24a側を使用することにより減速度を設定パターン△
よりも大きめにし、油温、油圧の低下による減速度の低
下を補うようにするのである。
尚、この発明では、油圧、油温のいずれか一方だけの検
出により同様に減速度を調整することも可能であり、必
ずしも油圧、油温両方の検出値を用いる必要はない。
ざらに、減速度調整用の可変絞りは、3つ以上のものを
切換えて使用するようにすることも可能であり、特に実
施例のものに限定されることはない。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、異なる複数種の動作特
性をもつ上昇減速度調整用可変絞り、および下降減速度
調整用可変絞りを用い、油温、油圧の検出信号により異
なる特性の可変絞りを選択的に使用するようにしている
ため、油温、油圧の変動による減速度および低速走行時
間の変動を小さく抑えることができ、運転効率を向上さ
せることができるとともに、従来のように加速中に減速
を開始して乗りごこちを悪くするといったことも防ぐこ
とができ、良好な乗りごこちを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の油圧系統図、第2図は上
記実施例の動作特性説明図、第3図は上記実施例におけ
る油温、油圧の組合せ範囲の設定を説明する説明図、第
4図は上記実施例にJ3いて油温、油圧が高い場合の動
作特性を説明する説明図、第5図は油温、油圧が低い場
合の動作特性を説明する説明図、第6図は上記実施例の
減速度の変動範囲を説明する説明図、第7図はこの発明
の他の実施例の油圧系統図、第8図は油圧エレベータの
機械構成を示す説明図、第9図は従来例の油圧系統図、
第10図は従来例の減速度設定パタ−ンを示す説明図、
第11図は従来例の動作特性を説明する説明図、第12
図はさらに他の従来例の動作特性を説明する説明図であ
る。 2・・・かご 5・・・油圧ジヤツキ 6・・・シリンダ 7・・・プランジャ 10・・・油圧ポンプ 11・・・モータ 12・・・油圧タンク 14・・・チェックバルブ 15・・・下降着床用ソレノイドバルブ16・・・下降
ソレノイドバルブ 16a・・・下降減速度調整用可変絞り17・・・下降
バルブ 20・・・下降加速度調整用可変絞り 22・・・不時用油圧制御回路 23・・・上昇着床用ソレノイドバルブ24・・・上界
ソレノイドバルブ 24a・・・上昇減速度w4!1用可変絞り25・・・
バイパスバルブ 26・・・上昇加速度調整用可変絞り 29・・・チェックバルブ 30・・・上昇用油圧制御回路 31・・・下降減速度調整用ソしlノイドバルブ32・
・・下降減速度調整用ソレノイドバルブ32a・・・下
降減速度調整用可変絞り33・・・上昇減速度調整用ソ
レノイドバルブ34・・・上昇減速度調整用ンレノイド
バルブ34a・・・上昇減速度調整用可変絞り35・・
・油圧センサ 36・・・油温センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 かごを昇降させる油圧シリンダと、 この油圧シリンダに対する圧油の給排手段と、バルブ開
    度の変化により前記油圧シリンダに対する圧油の流通流
    量を変化させ、かごの昇降速度を大小切換える速度制御
    バルブと、 この速度制御バルブに対して互いに並列に接続された複
    数の絞り手段であつて、当該速度制御バルブに対する作
    動油の流通流量が互いに異なつたものと、 前記速度制御バルブに対して前記絞り手段を通して作動
    油を供給し、または排出する作動油供給手段と、 圧油の温度または/および圧力の検出手段と、この検出
    手段により検出された圧油の温度または/および圧力に
    応じて前記複数の絞り手段の一つを選択して前記速度制
    御バルブに対する作動油を流通させる切換え手段とを備
    えて成る油圧エレベータの制御装置。
JP62031588A 1987-02-16 1987-02-16 油圧エレベ−タの制御装置 Pending JPS63202573A (ja)

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