JPS6320092Y2 - - Google Patents

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JPS6320092Y2
JPS6320092Y2 JP12643281U JP12643281U JPS6320092Y2 JP S6320092 Y2 JPS6320092 Y2 JP S6320092Y2 JP 12643281 U JP12643281 U JP 12643281U JP 12643281 U JP12643281 U JP 12643281U JP S6320092 Y2 JPS6320092 Y2 JP S6320092Y2
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JP
Japan
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container
movable shaft
shaft
magnetic material
magnetic
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JP12643281U
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JPS5832611U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電流による磁気作用を利用して可動
シヤフトを往復運動させるソレノイド形電磁石に
関する。
従来のソレノイド形電磁石は、第1図に示すよ
うにソレノイドコイル3に電流を流すことによつ
て強磁性体可動シヤフト1を吸い込ませる構造で
ある。従つて、ソレノイドコイル3に流れる電流
をオン・オフすることによつて、可動シヤフト1
は左右に往復運動する。しかし、このような構造
によると、可動シヤフト1が復帰用バネ4の力に
抗して往復運動するたびにその可動シヤフト1と
固定されたヨーク2とが直接ぶつかることにな
り、騒音や振動音を避けることができない。さら
に、ソレノイドコイル3を固定ヨーク2の内部に
配置するため、電磁石を組立てる際に複雑な製造
工程を必要とし、大型になるという欠点があつ
た。
従つて、本考案の目的は、上記の欠点を除去す
るため、騒音や振動音が小さく、かつ製造工程が
簡単で小型なソレノイド型電磁石を提供すること
にある。
本考案は、非磁性体で形成されたカツプ状容器
と、その容器内に一部が挿入された状態で配置さ
れた非磁性体の可動シヤフトと、前記容器の開放
端とその可動シヤフトとの間に取付けられたシー
リング部材と、これら容器、可動シヤフト及びシ
ーリング部材によつて密閉された内部に満たされ
た磁性流体と、前記容器の外周に前記可動シヤフ
トと同芯になるように巻かれた導電体ソレノイド
コイルとによつて構成されたことを特徴とする。
次に、本考案の実施例につき、図面を参照して
詳しく説明する。第2図は、本考案の実施例の構
造を示した断面図である。図において、5は非磁
性体可動シヤフト、6はフエライトやマグネタイ
トの100Åぐらいの微粒子を水やケロシン等の溶
媒に均一に懸濁させたコロイド溶液状の磁性流
体、7は非磁性体で構成されたカツプ状の容器、
8は容器7の外周に巻回したソレノイドコイル、
9は容器7の開放端にシヤフト5の一部を容器7
中に差し込まれた状態で磁性流体6を洩れないよ
うに閉塞するためのゴム等で構成されたシーリン
グ部材である。なお、図には示されていないが、
シヤフト5はその中心軸が容器7の中心軸上にく
るように、外部からガイド機構などを介して支持
されている。
上述のような構成において、最初にソレノイド
コイル8の電流をオフ状態(第2図a参照)から
オンにする。それによつて、磁性流体6に磁界が
かかり、流体中に磁界の勾配を生ずる。そのため
に、磁性流体6中には磁気的ポテンシヤルエネル
ギーを最小ならしめるようソレノイドコイル8の
中心部に向かおうとする力が作用する。従つて、
その反作用により、シヤフト5は第2図aの状態
から右側へ押し出されることになる。このとき、
シヤフト5はシーリング部材9との間の滑らかな
摺動によつてスムーズに移動するため、その際に
生ずる機械的な音は小さい。第2図bは、シヤフ
ト5を右側に押し出す力と、それが押し出される
ことによつて容器中に真空部分10ができること
によりシヤフト5に加わる外圧とがつり合つた状
態を示している。
次に、ソレノイドコイル8の電流がオン状態
(第2図b参照)からオフになると、シヤフト5
を右側に押し出そうとする力が消滅し、外圧が容
器内の真空部分10のなくなるまで作用し、かく
してシヤフト5が左側に移動する。その移動の
際、シヤフト5は磁性流体6中を移動するだけで
あり、容器と直接ぶつかることはないから、その
時に音の生ずることはない。そして、シヤフト5
は、再び第2図aの状態に戻つて停止する。
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば、ソレノイドコイルに流れる電流のオン・オ
フによりシヤフトが往復運動を繰り返す際、シヤ
フトは滑らかに移動し、容器と直接ぶつかること
はないから、従来のものに較べて騒音も振動音も
著しく緩和される。さらに、ソレノイドコイルが
容器の外周に巻かれているため、従来の電磁石に
較べ製造工程が簡単になり、また構造も小型にな
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例の構造を示した断面図、第2
図aおよびbは、本考案による実施例の構造をそ
れぞれ電流がオフのときの状態と、電流がオンの
ときの状態において示した断面図である。 図において、1は強磁性体可動シヤフト、2は
固定ヨーク、3はソレノイドコイル、4は復帰用
バネ、5は非磁性体可動シヤフト、6は磁性流
体、7は非磁性体カツプ状容器、8はソレノイド
コイル、9はシーリング部材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非磁性体で形成されたカツプ状容器と、一部を
    該容器内に挿入された状態で配置された非磁性体
    の可動シヤフトと、前記容器の開放端と該可動シ
    ヤフトとの間に取付けられたシーリング部材と、
    これら容器,可動シヤフト及びシーリング部材に
    よつて密閉された内部に満たされた磁性流体と、
    前記容器の外周に前記可動シヤフトと同芯になる
    ように巻かれた導電体ソレノイドコイルとによつ
    て構成されたことを特徴とするソレノイド形電磁
    石。
JP12643281U 1981-08-28 1981-08-28 ソレノイド形電磁石 Granted JPS5832611U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12643281U JPS5832611U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 ソレノイド形電磁石

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JP12643281U JPS5832611U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 ソレノイド形電磁石

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Publication Number Publication Date
JPS5832611U JPS5832611U (ja) 1983-03-03
JPS6320092Y2 true JPS6320092Y2 (ja) 1988-06-03

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ID=29920220

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JP12643281U Granted JPS5832611U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 ソレノイド形電磁石

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2780455B2 (ja) * 1990-07-25 1998-07-30 三菱電機株式会社 アクチユエータ

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Publication number Publication date
JPS5832611U (ja) 1983-03-03

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