JPS63199875A - 耐熱性に優れた絶縁性表面処理鋼板の製造方法 - Google Patents

耐熱性に優れた絶縁性表面処理鋼板の製造方法

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JPS63199875A
JPS63199875A JP3216687A JP3216687A JPS63199875A JP S63199875 A JPS63199875 A JP S63199875A JP 3216687 A JP3216687 A JP 3216687A JP 3216687 A JP3216687 A JP 3216687A JP S63199875 A JPS63199875 A JP S63199875A
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JP
Japan
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steel sheet
aluminum
heat resistance
alkoxide
plated steel
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Pending
Application number
JP3216687A
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English (en)
Inventor
Megumi Murakami
めぐみ 村上
Takenori Deguchi
出口 武典
Keiji Izumi
圭二 和泉
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアルミニウム系やアルミニウム−亜鉛合金系め
っき鋼板のごとき耐熱めつき鋼板表面に金属酸化物皮膜
を形成して、耐熱性、電気絶縁性を付与した表面処理鋼
板の91KL方法に関する。
(従来技術) アルミニウム系やアルミニウム−亜鉛合金系のめっ終鋼
板は耐熱性に優れているので、従来上り種々の耐熱用途
に使用されている。しかし近年その用途は単なる耐熱的
用途だけではなく、加熱されたり、発熱したりする電気
的用途にも及び、耐熱絶縁性のむのが要求されるように
なってきた。
従来これらのめっき鋼板に耐熱絶縁性を付与する方法と
しては、シリコーンポリマー、シリコーンフェス、77
素樹脂塗料あるいはポリイミド樹脂塗料を塗布する方法
やホーロー皮膜を形成する方法が適用され、一部使用さ
れている。
しかしいずれの方法も皮膜厚を加工性の良好な範囲にす
ると、ピンホールが発生し、絶縁性力不十分になり、逆
にピンホールをなくすために皮膜を厚くすると密着力が
低下し、鋼板表面の美粧性や熱反射性などの特性が損な
われるという問題があった。
このようなことから、鋼板表面に無機酸化物皮膜を形成
して、耐熱性と絶縁性とを付与する方法が検討され、そ
の−環として、金属アルコキシドのアルコール溶液に水
、酸触媒を添加して、加水分解、脱水縮合を起こさせる
ことによりゾル化させて、そのゾルを鋼板に塗布、焼成
して、固有抵抗値の大きい金属酸化物皮膜を形成する、
いわゆるゾル−デル法を利用する方法が考えられている
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このゾル−デル法によりSiアルコキシ
ドと^I、TiまたはZ「のアルコキシドの混合アルコ
ールs?lltを用いて、耐熱絶縁性の高い5i(h−
八1□O1、SiO□−TiO□、5i02− ZrO
□などの5iOz系多成分酸化物皮膜をアルミニウム系
めっき鋼板やアルミニウム−亜鉛合金糸めっき鋼板表面
に形成する場合、皮膜組成が均一にならず、また皮膜に
ピンホールが発生してしまうという欠点があった。
これはSiのアルコキシドは加水分解速度が他の金属ア
ルコキシドに比べて着しく遅いため、Si以外のフルー
:J斗シトの加水分解、脱水縮合反応が優先的に起こり
、その結果^I2O3、Ti0z、ZrO□の分散が不
均一になり、また未反応の状態で残ったSiのアルコキ
シドが加熱時に蒸発してピンホールを発生させるためで
ある。
皮膜組成を均一にするには溶液に酸触媒を添加してSi
アルコキシドの加水分解速度を促進させればよいのであ
るが、酸を添加すると、鋼板がアルミニウム系めっき鋼
板やアルミニウム−亜鉛合金系めっき鋼板のようにめっ
軽層が酸に弱いものの場合、溶液を塗布すると水素が発
生するため、皮膜にピンホールを発生させてしまう。
このため鋼板がアルミニウム系めっきやアルミニウム−
亜鉛合金系めっき鋼板でも、ピンホールのない絶縁皮膜
を形成できるようにする必要があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明はアルミニウム系またはアルミニウム−亜鉛合金
系めっき鋼板の表面に(A )Siのアルコキシドと、
(B)^l、 Ti、 Zrのアセチルアセトネート塩
の1種または2種以上とを合計で0.1重量%以上含有
し、さらに(C)水を0.01重量%以上含有するアル
コール溶液を塗布した後、200〜400℃に加熱して
、金属酸化物皮膜を形成する方法により皮膜にピンホー
ルが発生するのを防止するよろにした。
本発明で従来の^l、Ti%Zrのアルコキシドの代わ
りにアセチルアセトネート塩を使用したのは、アセチル
アセトネート塩はアルコキシドに比べて加水分解速度が
遅(、Siのアルコキシドの加水分解速度とほぼ等しく
なるため、皮膜組成が均一になり、また酸触媒を使用し
なくても水で加水分解でき、アルミニウム系やアルミニ
ウム−亜鉛合金系めっき鋼板に塗布してもH2〃ス発生
によるピンホールが生じないためである。
またこのアセチル7セトネート塩とSiのアルコキシド
の合計濃度を0.1重量%以上にしたのは、加熱後の皮
膜厚を0.05μ−以上にしないと、鋼板に耐熱絶縁性
を付与することができず、そのためには両者の濃度を0
.1重量%以上にする必要があるからである。
さらに酸触媒の代わりに水を使用するのは、Siのアル
コキシドや^I、Ti%Zrのアセチルアセトネート塩
はいずれも加水分解速度が非常に遅いため、促進する必
要があり、その促進は水でも可能で、水はめっき層と反
応することがないからである。。
この水により加水分解を促進するためには、溶液中に0
,01fifi%以上含有させる必要がある。
使用するSiのアルコキシドとしては、エチルシリケー
トが非常に品質的に安定していて、価格的にも安価であ
るので、好ましい、*た^I、 Ti%Z「のアセチル
アセトネート塩としては、アルミニウムアセチルアセト
ネート、チタンオキシアセチルアセトネート、ジルコニ
ウムアセチルアセトネートなどが一般的に工業的に容易
に製造でき、安価であるので、好ましい。
これらの化合物の溶媒にはアルコールを使用するが、使
用するアルコールは上記化合物を均一に分散できるもの
であれば特に制限はなく、例えばメタノール、エタノー
ル、インプロピルアルコール、ブタノールなどで十分で
ある。なおアルコール以外にもトルエンやキシレンのよ
うな低沸点溶媒を使用することもできろ。
溶液の鋼板への塗布は浸漬引き上げ法、スプレー法、ス
ピン法など均一に塗布できる方法によればよい。塗布祉
は乾燥皮膜厚が0.05μm以上、好ましくは0.05
〜0.8μ鎗、一般には約0.3μ−になるヨウ1こす
る。 0.05μl未Tkであるとピンホールが発生し
、耐熱性、絶縁性が損なわれる。皮膜が均一に形成でき
るなら、0.8μ論より厚くしてもよいが、このように
厚(すると皮膜は可撓性が低下し、クラックや剥離が生
じやすくなる。
加熱は200〜400℃で行う。200℃未満であると
脱水縮合が完全に進行しないため、完全な酸化物皮膜に
ならず、400℃を越えると溶媒のアルコールが急激に
蒸発し、ピンホールが発生する。
(実施例) 実施例1 板厚0.5m+*の溶融アルミニウムめっ外鋼板をアセ
トン中で15分間超音波脱脂後、表1の左側に示す金属
アルコキシドとアセチルアセトネート金属塩ノアルコー
ル溶液に浸漬し、3曽鋤/秒の一定速度で引上げ、溶液
を均一に塗布した。これを300°Cの電気炉中に10
分間入れ、金属酸化物皮II (Ia FL 約0.1
5μm)ヲ形a L r:。
これらの表面処理鋼板の絶縁性、ピンホール数、耐熱性
は表1の右側に示す通りであった。なお耐熱性は600
℃に加熱後冷却するサイクルを10サイクル行った後の
酸化増量を測定する方法で評価した(以下実施例2.3
においても同様に評価した)。
また外観を観察したところ本発明の鋼板は光沢が保持さ
れ、処理前の銀白色外観を呈していた。
\、 ゝ8、 \、 ゛\ ゝ\ ゛\ 実施例2 板厚0.3−の蒸着アルミニウムめっき鋼板を実施例1
と同様に脱脂した後、前記衣1の左側に示す溶液に浸漬
して、511m/秒の一定速度で引上げ、均一に塗布し
た。これを400℃の電気炉中に5分間入れ、金属酸化
物皮I!(膜厚的0.20μ醜)を形成した。
これらの表面処理鋼板の絶縁性と耐熱性とは表2に示す
通りであった。また本発明の表面処理鋼板の外観は実施
例1のように良好であった。
実施例3 板厚0.4mmの(4〜55%)^1−Zn合金めっき
鋼板をトリクロルエタン中で20分間脱脂した後、下記
溶液に浸漬し、4 mm7秒の一定速度で引上げ、溶液
を均一に塗布した。
(1)本発明溶液 エタノール3789にエチルシリケー)、Zrアセチル
アセトネートお上り^1アセチルアセトネートの3者を
合計で28.39溶解し、これに水を0.379添加し
た溶解。
(2)比較例溶液 エタノール3659にエチルシリケー)、Zrインプロ
ポキシドお上り^1イソプロポキシドの3者を合計で2
4.79溶解し、これに水を0.389添加した溶液。
その後この鋼板を350℃の電気炉中に10分間入れ、
金属酸化物皮膜(II厚約0.06μ論)を形成した。
これらの表面処理鋼板の絶縁性と耐熱性とは表3に示す
通りであっ°た。また本発明の表面処理鋼板の外観は処
理前の状態と同じであった。
(効果) 以上のごとく本発明に使用する溶液は加水分解速度がほ
ぼ等しいSiアルコキシドと^1、Ti、 Zrのアセ
チルアセトネート塩のアルコール溶液であるので、金属
酸化物皮膜の組成は均一にすることができ、また加水分
解触媒として水を使用するのであるから、鋼板がアルミ
ニウム系やアルミニウム−亜鉛合金系めっき鋼板であっ
ても、112〃ス発生によるピンホールは生ぜず、めっ
き層の外観が損なわれることもない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウム系またはアルミニウム−亜鉛合金系めっき
    鋼板の表面に(A)Siのアルコキシドと、(B)Al
    、Ti、Zrのアセチルアセトネート塩の1種または2
    種以上とを合計で0.1重量%以上含有し、さらに(C
    )水を0.01重量%以上含有するアルコール溶液を塗
    布した後、200〜400℃に加熱して、金属酸化物皮
    膜を形成することを特徴とする耐熱性に優れた絶縁性表
    面処理鋼板の製造方法。
JP3216687A 1987-02-14 1987-02-14 耐熱性に優れた絶縁性表面処理鋼板の製造方法 Pending JPS63199875A (ja)

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