JPS63198236A - 液体金属イオン源 - Google Patents

液体金属イオン源

Info

Publication number
JPS63198236A
JPS63198236A JP3054687A JP3054687A JPS63198236A JP S63198236 A JPS63198236 A JP S63198236A JP 3054687 A JP3054687 A JP 3054687A JP 3054687 A JP3054687 A JP 3054687A JP S63198236 A JPS63198236 A JP S63198236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crucible
liquid metal
ion source
metal
conductive ceramic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3054687A
Other languages
English (en)
Inventor
Goji Oku
剛司 奥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP3054687A priority Critical patent/JPS63198236A/ja
Publication of JPS63198236A publication Critical patent/JPS63198236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、液体金属イオン源に関するものであり、特
に加熱手段の構造が改良された液体金属イオン源に関す
るものである。
[従来の技術] 液体金属イオン源は、液体金属のイオンから由来するイ
オンビームを与えるものであり、イオン注入装置、イオ
ンビームエツチング装置、イオンマイクロアナライザ等
に利用されている。
第3図は第1の従来例である実開昭59−55848号
公報に記載されている液体金属イオン源の断面模式図で
ある。
その底面が錐状の形をした円筒形状のるっぽ1の中にエ
ミッタの働きをする針状チップ2が設置されている。針
状チップ2の先端は、るつぼ1の底面にある錐状の部分
1aの中心部に設けられた中心孔1a−を貫通し、外部
に突出している。針状チップ2の先端部2aの対向する
位置に、引出電極3が設けられている。るつぼ1の外部
には、該るつぼ1を加熱するエナメル線でできた通電加
熱用ヒータ4がコイル状に巻付けられて設けられている
。るつぼ1内には、イオン化すべき金属、たとえば、G
a、 Au、  I n、 AuS t、 Au5iB
e等のイオン源金属5が入れられる。そして、るつぼ1
の上部はるつぼ蓋6によって閉じられる。
通電加熱用ヒータ4は加熱用電源7に接続されている。
エミッタである針状チップ2と引出電極3の間には引出
電圧用電源8が接続されており、通常数kVの電圧がか
けられる。加熱用電源7の一端には、イオンを加速する
ための加速電源9が接続されており、該加速電源9の他
方端は接地されている。
次に動作について説明する。
るつは1内にイオン源金属5を入れる。次いで加熱用電
源7をONL、通電加熱用ヒータ4で、るつぼ1を加熱
する。するとその熱により、るっぽ1内に入れられたイ
オン源金属は溶融する。イオン源金属5がたとえばGa
 (29,7℃)等の金属である場合はおおよそ数百度
の温度で溶融する。液体化した金属は、該るっぽ1の下
方部に形成された錐状の部分1aの中心部に形成された
中心孔1a−を通って、針状チップ2の先端2aに微滴
となって留まる。液体金属の微滴が重力によって下方部
に落ちてしまわないのは、その表面張力によるものであ
る。
次いで針状チップ2と引出電極3の間に接続された引出
電圧用電源8をONL、数kVの電圧を印加する。する
と、針状チップ2の先端部2aに留まっていた液体金属
の微滴はイオン化して、引出電極3の方に向かってイオ
ンビームとして引き出される。なお、このときのイオン
ビームの速度は、加熱用電源7の一端に接続された加速
電圧用電源9と引出電圧用電源8で印加する電圧によっ
て加速される。
また、るつは1内でイオン源金属5が液化した際に生じ
る該金属の飽和蒸気は、るつぼ蓋6があることにより外
部に逸散することなく、るっぽ1内に留まる。
第4図は第2の従来例である特開昭58−137940
号公報に記載されている液体金属イオン源の断面模式図
である。
説明を簡単にするために、第3図に示したものと同一ま
たは相当部分を示すものには同一符号を付している。第
3図と異なる点は、通電加熱用ヒータ4が、るっぽ1の
上部に取付けられる電極11.11−の上に、はさまれ
るようにして、設けられている点である。加熱用電源7
をONして電極11.11−間に電圧を印加すると、通
電加熱用ヒータ4が加熱され、その熱によりるっぽ1が
加熱される。
その他の構成部分および動作については、第3図に示し
た第一の従来例と同じであるので、同一符号を付してそ
の説明を省略する。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の液体金属イオン源は以上のような構成になってお
り、るつぼ1を加熱する方式に工夫が凝らされている。
しかしながら、第1の従来例においては、通電加熱用ヒ
ータ2がるっぽ1の外側にコイル状に巻付けられて設け
られているので、通電加熱用ヒータ4とるつぼ1との接
触面積が小さくなり、そのため、熱が周囲に放散しやす
くなり、その結果、加熱効率が悪くなるという問題点が
あった。
また、第4図に示す第2の従来例においては、通電加熱
用ヒータ4が、液体金属イオン源5を加熱するに真に必
要な部分(るつぼ1の下方部)から遠く離れて設けられ
ているので、加熱効率が悪くなり、その結果、多量の電
力を必要とするという問題点があった。
この発明は前記問題点を解決するためになされたもので
、加熱効率の高められた液体金属イオン源を提供するこ
とを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明は、るつぼの中に入れられたイオン化すべき金
属を加熱溶融して液体金属とし、引出型極とエミッタ間
に所定の電圧をかけて前記液体金属をイオン化し、得ら
れた液体金属イオンをイオンビームとして外部に放出す
る液体金属イオン源にかかるものである。そして、前記
問題点を解決するために、前記るつぼを導電性のセラミ
ックで形成し、該るつぼに電流を通じることにより発生
する熱で該るつぼ内に入れられたイオン化すべき金属を
溶融できるようにしている。
この発明に用いられるるつぼの材質としては導電性であ
りかつ高抵抗のものが好ましい。さらに液体金属と反応
しない材質ならなお好ましい。常に好ましいのは炭化ケ
イ素(S i C) 、窒化ケイ素(SiN)、炭化チ
タン(Tic)、窒化チタン(T i N)などである
また、針状チップは液体金属と反応しない材質のものが
好ましい。たとえばタングステンなどは特に好ましいが
、前記るつぼに用いた材質のものも使用し得る。
[作用] るつぼを導電性のセラミックで形成しているので、該る
つぼに電流を通じることにより、るつぼ自身が通電加熱
用ヒータとして働き、該るつぼ内に入れられたイオン化
すべき金属を効率良く溶融、する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す部分切欠断面図であ
る。
るつは1は下方部が錐状になっている円筒状のもので、
炭化ケイ素、窒化ケイ素、炭化チタン、窒化チタン等の
導電性セラミックで形成されている。るつぼ1内にはエ
ミッタであるタングステン製の針状チップ3が設置され
ており、その先端部2aは、るつぼ1の底面にある錐状
の部分2aの中心部に形成された中心孔1a−を貫通し
て外部に突出している。るつぼ1の上方部には、るつぼ
蓋6が取付けられており、該るつぼ蓋6の上には、るつ
ぼホルダ12が取付けられている。針状チップ2の先端
部2aの対向する位置に引出電極3が配置されており、
該引出電極3とエミッタである針状チップ2の間には引
出電圧用型[8が接続されている。また電極11と電極
11′の間には加熱用電源7が接続されている。加熱用
電源7の一端には、イオンを加速するための加速電源9
が接続されており、該加速電源9の他方端は接地されて
いる。
次に、電極11.11−の周辺部分の構造を第2A図、
第2B図、第2C図を用いてさらに詳細に説明する。
第2A図は電極11.11−の周辺部分の平面図であり
、第2B図は電極11あるいは11−の断面図であり、
第2C図は電極11あるいは11′の正面図である。
電極11と電極11゛は絶縁体13により分離されて、
るつぼ1のまわりを囲むように取付けられている。電極
11.11−は、るつぼホルダ12に取付けて固定され
る。その取付けは電極11゜11−に設けられたビン穴
14にピン15を嵌め込むことによって行なわれる。ま
た電極11には別のビン穴14′が形成されており、こ
のビン穴14′にビン15′を嵌め込むことにより電極
11にるつぼ1が固定される。
以上のように、るつぼ1の周囲に絶縁体13で分離され
た電極11.11−が取付けられているので、電極11
と電極11′間に電圧を印加すると、電流が導電性セラ
ミックで形成されたるつぼ1内を流れていく。
次に動作について説明する。
るつぼ1内にイオン源金属5を入れる。次いで、加熱用
電源7をONL、電極11.11−間に電圧を印加する
。第2A図に示したごとく電極11および電極11′は
絶縁体13を介して導電性セラミックで形成されたるつ
ぼ1に直接連結されているので、電極11から入った電
流は、るつは1内を流れ、他方の電極11′から抜け、
加熱用電源7に戻る。るつぼ1内に電流が流れると、る
つは1は高抵抗の導電性セラミックで形成されているの
で、熱が発生する。この熱によりるつぼ1内に入れられ
たイオン源金属5が加熱され溶融され−10= る。液体化されたイオン源金属5はるっぽ1の下方に形
成された錐状の部分1aの中心部に形成された中心孔1
a”を通って流れ出し、針状チップ2aの先端部に微滴
となって留まる。エミッタである針状チップ2と引出電
極3の間に接続された引出電源8に電圧を印加すると、
前記流出してきた液体金属の微滴はイオン化され、引出
電極3側へイオンビーム10として引出される。引出さ
れたイオンビーム10は、引出電圧用電源8により印加
される電圧により、加速される。
以上のように、本発明に係る液体金属イオン源に用いる
るつぼはるつぼ自身が発熱体となっているために、熱は
有効にるつぼ内に伝導され、その結果、周囲への熱放散
は少なくなる。
なお上記実施例では、るつぼ1の上方部にるつぼ蓋6が
設けられた場合を例にして示した。このような構成にす
ると、液体金属の蒸気が外部へ逸散するのを防ぐことが
でき、材料が早く消耗してしまうのを防ぐことができる
。また、液体金属の蒸気の外部漏れによる環境汚染を防
ぐことができる。しかしながら、この発明において、る
つぼ蓋を取付けることは必須要件ではなく、このるつぼ
蓋6がなくても実施例と同様の効果が実現する。
また、上記実施例では、るつぼ1の材質として液体金属
と反応しない材質を用いた場合を示した。
かかる材質にすることにより、イオン源金属にアルミニ
ウム等の反応性のものを用いることが可能となるわけで
あるが、反応性の液体金属イオンを望まない場合には、
必ずしも液体金属と反応しない材質のものでなくてもよ
い。針状チップ2の材質にしても同様である。
「発明の効果1 以」二のように、この発明に係る液体金属イオン源によ
れば、該液体金属イオン源の主要構成要素であるるつぼ
を導電性のセラミックで形成し、該るつぼに電流を通じ
ることにより発生する熱で該るつぼ内に入れられたイオ
ン化すべき金属を溶融できるようにしているので、熱は
有効にるつぼ内の液体金属イオン源に伝導され、周囲へ
の熱放散は少なくなる。その結果、加熱効率が高められ
、電力を削減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の部分断面切欠図であり、
第2A図、第2B図、第2C図は電極の周辺部分を示し
た図、第3図は第1の従来例の液体金属イオン源の断面
模式図、第4図は第2の従来例の液体金属イオン源の断
面模式図である。 図において、1はるつぼ、2は針状チップ、3は引出電
極、5はイオン源金属、7は加熱用電源、10はイオン
ビーム、11.11−は電極である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 3:引ス電+立 特開昭63−19823G(5) 83図 第4図 11′−清;;三二石層=≦側二ふ−4k」−;」Z 
281fl    ¥、 2CC °工l°拌。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)るつぼの中に入れられたイオン化すべき金属を加
    熱溶融して液体金属とし、 引出電極とエミッタ間に所定の電圧をかけて前記液体金
    属をイオン化し、 得られた液体金属イオンをイオンビームとして外部に放
    出する液体金属イオン源において、前記るつぼを導電性
    のセラミックで形成し、該るつぼに電流を通じることに
    より発生する熱で該るつぼ内に入れられたイオン化すべ
    き金属を溶融できるようにしたことを特徴とする液体金
    属イオン源。
  2. (2)前記導電性セラミックが炭化珪素である特許請求
    の範囲第1項記載の液体金属イオン源。
  3. (3)前記導電性セラミックが窒化珪素である特許請求
    の範囲第1項記載の液体金属イオン源。
  4. (4)前記導電性セラミックが炭化チタンである特許請
    求範囲第1項記載の液体金属イオン源。
  5. (5)前記導電性セラミックが窒化チタンである特許請
    求の範囲第1項記載の液体金属イオン源。
JP3054687A 1987-02-12 1987-02-12 液体金属イオン源 Pending JPS63198236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3054687A JPS63198236A (ja) 1987-02-12 1987-02-12 液体金属イオン源

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3054687A JPS63198236A (ja) 1987-02-12 1987-02-12 液体金属イオン源

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63198236A true JPS63198236A (ja) 1988-08-16

Family

ID=12306790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3054687A Pending JPS63198236A (ja) 1987-02-12 1987-02-12 液体金属イオン源

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63198236A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02234330A (ja) * 1989-03-06 1990-09-17 Denki Kagaku Kogyo Kk 液体金属イオン源構造体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02234330A (ja) * 1989-03-06 1990-09-17 Denki Kagaku Kogyo Kk 液体金属イオン源構造体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5916385B2 (ja) イオン源
US4488045A (en) Metal ion source
JPS63198236A (ja) 液体金属イオン源
US4551650A (en) Field-emission ion source with spiral shaped filament heater
JPS62259332A (ja) イオン発生装置
JPS63226856A (ja) 液体金属イオン源
US4560907A (en) Ion source
JPH01258351A (ja) 液体金属イオン源
JPS62206744A (ja) イオン源装置
JPH0136664B2 (ja)
JPS58198822A (ja) 液体金属イオン源
JPH1064438A (ja) 液体金属イオン源
JPS58137943A (ja) イオン源
JPS62206745A (ja) イオン源装置
JPH01116066A (ja) 真空蒸着装置
JPS63146327A (ja) 液体金属イオン源
JPS5840559Y2 (ja) イオン加速装置用イオン源
JPS593815B2 (ja) イオン源
JPH0722842Y2 (ja) イオン源
JPS63170833A (ja) 液体金属イオン源
JPH1092362A (ja) 液体金属イオン源
RU2036531C1 (ru) Электрогидродинамический источник ионов
JPH06223705A (ja) 冷陰極素子
JPH01154446A (ja) イオンビーム装置
JPS61206136A (ja) 液体金属イオン源