JPS63197668A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は両信号に応じて記録ヘッドを駆動して記録シー
トに所定記録をする際に、記録シートの厚さや表面平滑
度を検出し、その検出結果に対応して前記記録ヘッドへ
の駆動エネルギーを制御する記録装置に関する。

〈従来の技術〉 従来から両信号に応じて記録ヘッドを駆動して記録紙に
所定記録を行う装置は種々開発されており、例えば熱記
録装置、熱転写記録装置、或いは電子タイプライタ−等
があり、小型軽量であることから今日広く使用されてい
る。

これらの装置は記録紙の紙質によって印字品質が大きく
影響される。そのため従来は印字品質を一定にするため
に、特に印字濃度について、標準となる用紙を設定し、
その用紙を使用した場合に記録ヘッドに印加する標準エ
ネルギーを設定しており、また使用者が必要に応じて前
記印加エネルギーを変化させることが出来るようにして
いた。

〈発明が解決しようとした問題点〉 従ワて、標準となる記録紙を使用して記録をする場合に
は問題ないが、標準と異なる記録紙を使用して記録を行
う場合には、使用者が目視にて紙質（厚さや表面平滑度
）の判断を行い、記録ヘッドに印加するエネルギーを調
整しなければならなかった。そのために試し印字等を行
わなければならず、手間が掛かると共に、印字品位も一
定になり難い等の問題があった。

本発明の目的は上記従来の問題点を解決し、使用する記
録シートの質に応じて記録ヘッドに印加するエネルギー
を自動的に制御し得る記録装置を提供することにある。

〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するための本発明の手段は、画信号に
応じて駆動する記録ヘッドを用いて記録シートに所定記
録を行う記録装置に於いて、記録シートの厚さを検出す
る機構と、記録シートの表面平滑度を検出する機構とよ
りなるシート質検出手段を有し、該シート質検出手段の
検出結果に応じて記録ヘッドの駆動エネルギーを制御す
る制御手段を有することを特徴とした。

く作用〉 上記手段によれば、シート質検出手段によって記録シー
トの厚さ及び表面平滑度を検出し、その結果に応じて記
録ヘッドの駆動エネルギーが自動的に制御される。従っ
て記録シートの厚さや表面平滑度が変化しても、それに
応じたエネルギーが印加されるので常に一定の品質の画
像が得られる。

〈実施例〉 次に上記手段をシリアル型の熱転写記録装置に適用した
一実施例を説明する。

第１図は熱転写記録装置の概略斜視説明図であり、１は
表面に所定記録がなされる記録シートたる記録紙であり
、裏面をバックプラテン２によって支持されている。３
は加熱によって溶融若しくは低粘度化するインクが塗布
されたインクリボンであって、記録動作に伴って順次矢
印入方向に繰り出され、送り出しローラ４ａから巻取ロ
ーラ４ｂに巻き付けられるものである０次に５は前記イ
ンクリボン３を画信号に応じて加熱するためのシリアル
型の記録ヘッドであり、ヘッド基板の一側辺に通電によ
り個々発熱する発熱素子（図示せず）が−列に複数個設
けられている。この記録ヘッド５はキャリッジ６に搭載
され、記録紙１及びインクリボン３を所定圧力で押すと
共に、前記キャリッジ６がレール７に沿って矢印Ｘ方向
に走行するに従って前記発熱素子が画信号に応じて発熱
し、画像パターン状に溶融した転写媒体となるインクが
記録紙１に転写するように構成されている。

次に８は前記記録ヘッド５と同様にキャリッジ６に搭載
された紙質検出手段であって、記録紙ｌの厚さ及び表面
平滑度を検出するためのものである。この紙質検出手段
８の構成は、円筒状のバキュームローラ８ａが軸８ｂを
介して回転自在に取り付けられ、該ローラ８ａがマグネ
ットプランジャ８０によって矢印２方向に移動し、記録
紙１に対して当接可能に取り付けられ、該当接状態に於
いてキャリッジ６が走行すると、バキュームローラ８ａ
が従動回転するように構成されている。また第２図（＾
）に示すように前記バキュームローラ８ａの軸８ｂには
ポテンショメータ８ｄが取り付けられ、前記ローラ８ａ
の２方向への移動量を検出し得るようになっている。

上記バキュームローラ８ａの円周面所定位置には内部と
貫通する孔８ｅが縦一列に複数個設けられると共に、該
孔８ｅの両側にはシール８ｆが設けられ、第２図（Ｂ）
に示すように孔８ｅ部分が記録紙１と対向したときに前
記シール８ｒが記録紙１と密接するように構成されてい
る。

更に上記バキュームローラ８ａの上面には位置検出のた
めのマグネット８ｇが設けられ、キャリッジ６の所定位
置にはホール素子センサー８ｈが設けられている。両者
８ｆ、８ｇの位置関係はバキュームローラ８ａの孔８ｅ
が記録紙１と対向したときに、マグネット８ｇとホール
素子センサー８ｈとが対向するように配置されており、
この対向したときにマグネット８ｇの磁力によってホー
ル素子センサー８ｈに電圧が発生して位置検出をするよ
、うになっている。

更に上記バキュームローラ８ａの内部はバキュームポン
プ８１と連通しており、該ポンプ８１には真空圧測定用
のダイアフラム、ストレーンゲージ、増幅器等よりなる
圧力計８ｊが接続されている。

上記構成の駆動制御部は第３図の如く構成されている。

装置全体を制御するＣＰＵ９には前記ホール素子センサ
ー８ｈ、圧力計８ｊ、ポテンシヨメータ８ｄからの検出
信号が夫々入力し、該信号に応じてＣＰＵ９によって記
録へラド５やバキュームポンプ８１１マグネツトプラン
ジヤ８ｃ、更にはキャリッジ６を走行させるためのモー
ター１０の駆動が制御されるようになっている。尚、第
３図中１１はＣＰＵ９の制御プログラム及び固定各種パ
ラメータを格納するためのＲＯＭ、１２は各種データの
仮格納用のためのＲＡＭであり、１３はホスト１４とＣ
ＰＵ９間のインターフェースである。

次に上記の如く構成された記録装置で記録をするときの
動作を、第４図のフローチャートを参照して説明する。

ホスト１４からＣＰＵ９が命令を受信すると、紙質検出
動作に入る。これは先ずステップＳ１によりバキューム
ローラ８ａが印字位置に来るようにキャリッジ６を移動
させ、ステップＳ２でマグネットプランジャ８Ｃを作動
させてバキュームローラ８ａを第、１図矢印２方向に押
し出して、記録紙１をバンクプラテン２に押し当てる。

この状態でステップＳ３及びステップＳ４によりキャリ
ッジ６を第１図の矢印Ｘ方向に走行させるとバキューム
ローラ８ａがこれに伴って回転する。そしてステップＳ
５でホール素子センサー８ｈとバキュームローラ８ａの
マグネット８ｇが対向したとき、即ちバキュームローラ
８ａの孔８ｅが第２図（Ｂ）に示すように記録紙ｌと対
向したとき、前記センサー８ｈがこれを検出して紙質検
出を行う、この検出動作はステップＳ６〜ＳｌＯに示す
ように、記録紙１の表面平滑度の検出に当たっては、バ
キュームポンプ８１を作動すると、記録紙ｌとバキュー
ムローラ８ａ間のエアー漏れによって圧力計８ｊが変化
する。即ち、記録紙Ｉの表面平滑度が低いと前記エアー
漏れ量が多くなり、バキュームローラ８ａ内の圧力が減
少し、これに対応して圧力計８ｊの指示が減少する。こ
の指示は一定時間が経過すると、前記記録紙の表面平滑
度に対応して一定となる。そこでＲＯＭＩＩに前記一定
時間を格納しておき、その時間経過後にＣＰＵ９が圧力
計８」の値を読み取り、ＲＯＭＩＩ内に格納されている
標準記録紙の平滑度データと比較して、その結果を使用
記録紙１の表面平滑度データとしてＲＡＭ１２に格納す
る。

また上記表面平滑度の検出と同時に記録紙１の厚さ検出
を行う。これは前記バキュームローラ８ａが記録紙ｌを
押圧したときに、該ローラ８ａの２方向への移動量をポ
テンショメータ８ｄが読み取り、その読み取り値をＲＯ
Ｍ１ｌに格納されている標準記録紙の紙厚データと比較
し、その結果をＲＡＭ１２に格納する。

上記の如くして格納された表面平滑度データ及び紙厚デ
ータをパラメータ変換処理し、記録紙１の紙質に応じた
記録ヘッド５への印加エネルギーデータとしてＲＡＭ１
２に再度格納し、紙質検出を終了する。

次にステップＳｌｌ、　　Ｓ１２により、キャリッジ６
が走行して記録へラド５が印字位置に至ると、ステップ
３１３．　Ｓ１４により前記印加エネルギーデータに従
い、画信号に応じて記録へラド５を駆動することにより
所定記録を行う、これによって紙質に対応して記録へラ
ド５への印加エネルギー調節が自動的に行われる。

上記紙質検出はバキュームローラ８ａがキャリッジ６の
走行により回転し、孔８ｅが記録紙１と対向する毎に行
われる。従って一行印字に際して数回の紙質検出が行わ
れ、その度に記録ヘッド５への印加エネルギー１１ＲＷ
ｊが行われる。

上記の如くして一行印字が終了すると、マグネットプラ
ンジャ８Ｃの作動が停止すると共に、記録へラド５の記
録紙１への押し当てが解除され、キャリッジ６がホーム
ポジションに戻されると共に、プラテンローラ１５が回
転して記録紙ｌを第１図矢印ｙ方向へ一行分搬送し、前
記と間挿の工程を繰り返して記録を終了する。

尚、上記構成に於いて、例えば自動給紙装置の付いた記
録装置にあっては、紙厚の異常値を予めＲＯＭＩＩに格
納しておき、紙厚の最大値、最小値とポテンショメータ
８ｄの読み取り値とを比較することで、無給紙状態、或
いは重送状態等の検出が可能となる。

く他の実施例〉 前述の実施例ではシリアル型記録装置に於いて、−行印
字する際に数回紙質を検出する例を示したが、第５図に
示すように構成しても良い。

第５図の構成はプラテンローラ１５とフィードローラ１
６とが圧接し、両ローラ１５．１６の回転によって記録
紙ｌが矢印ｙ方向に搬送される如く構成され、該記録紙
の搬送方向上流側に紙質検出手段１７が設けられている
。

上記検出手段１７は前述した第１図の実施例に係る紙質
検出手段８と実質的には同一であり、バキュームヘッド
１７ａがフランジ１７ｂと一定間隔を隔てて設けられ、
その間を記録紙１が搬送されるようになっている。また
前記バキュームへラド１７ａにはマグネットプランジャ
１７ｃによって前記記録紙１をフランジ１７ｂに押しつ
けるように移動し、且つその移動量がポテンショメータ
１７ｄで計測され、これによって紙厚を検出することが
出来るようになっている。また上記バキュームヘッド１
７ａはバキュームポンプ１７ｅ及びストレーンゲージや
ダイアフラム等からなる圧力計１７ｆが接続されている
。

そして第６図の駆動制御部のブロック図に示すように、
前記ポテンショメータ１７ｄ及び圧力計１７ｆからの信
号に基づき、ＣＰＵ１Ｂが記録ヘッド１９や記録紙フィ
ード用モーター２０、キャリッジ走行用モーター２１を
夫々駆動制御するようになっている。

上記第５図に示す装置によって記録紙ｌの紙質を検出す
る動作を第７図のフローチャートに示す。

これを簡単に説明すると、記録シート１がバキュームヘ
ッド１７ａとフランジ１７ｂ間に搬送されたとき、ステ
ップＳ１でマグネットプランジャ１７ｃを作動してバキ
ュームヘッド１７ａを記録紙ｌを介してフランジ１７ｂ
に押しつけ、ステップＳ２でバキュームポンプ１７ｅに
より一定時間吸引した後、バキュームヘッド１７ａの移
動量をポテンショメータ１７ｄで検出すると共に、ヘッ
ド！？ａと記録紙１間のエアー漏れ量を圧力計１７ｆで
検出する。更にステップＳ５．Ｓ６で前記検出結果をＲ
ＯＭに格納された標準記録紙の紙厚及び表面平滑度と比
較し、その結果を記録紙ｌの紙厚データ及び表面平滑度
データとしてＲＡＭに格納する。更にステップＳ７で前
記結果をパラメータ変換処理し、記録紙ｌの紙質に応じ
て記録ヘッド１９への印加エネルギーデータとしてＲＡ
Ｍに再度格納し、ステップＳ８でバキュームポンプ１７
ｅ及びマグネットプランジャ１７ｃの作動を停止して紙
質検出を終了する。

そして前記検出結果に応じて記録へラド１９を駆動して
所定記録を行う。

上記第５図の実施例によれば、記録開始前に１度紙質を
検出し、その検出結果に基づいて記録へラド１９を駆動
するものである。この場合、記録へラド１９をライン型
のヘッドで構成することも可能であり、従ってライン型
の記録装置に適用することも出来る。

尚、第１図及び第５図の実施例に於いては、記録シート
として、便宜上、記録紙を例にとって説明したが、これ
は紙に限定されるものでなく、プラスチックシート等で
あってもかまわないことは当然である。

また前述の実施例は熱転写記録装置の例で説明したが、
本発明は他の形式に係る装置、例えば悪態記録装置や電
子タイプライタ−のみならず、他の形式の記録装置であ
っても通用し得るものである。

〈発明の効果〉 本発明は前述した如く、記録シートの厚さ及び表面平滑
度を検出する手段を有し、該手段によって記録ヘッドの
駆動エネルギーを制御する手段を存するので、記録シー
トの厚さや平滑度に応じて記録ヘッドの駆動エネルギー
を最適値にして制御しながら記録出来、そのため使用者
がその都度紙質判断をし、試し印字をしなければならな
い等の煩わしさがなく、またどのような記録シートであ
っても常に鮮明な画像を記録することが出来る等の効果
を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明をシリアル型記録装置に通用した一実施
例の全体概略説明図、第２図（Ａ）　（Ｂ）は紙質検出
手段の構成説明図、第３図は駆動制御部のブロック図、
第４図は紙質検出及び記録動作のフローチャート、第５
図は他の実施例の概略説明図、第６図は第５図に示す装
置の駆動制御部の部ブロック図、第７図は第５図に示す
装置の紙質検出及び記録動作のフローチャートである。 １は記録紙、２はプラテン、３はインクリボン、４ａは
送り出しローラ、４ｂは巻取ローラ、５は記録ヘッド、
６はキャリッジ、７はレール、８は紙質検出手段、８ａ
はバキュームローラ、８ｂは軸、８ｃはマグネットプラ
ンジャ、８ｄはボテンシッメータ、８ｅは孔、８ｆはシ
ール、８ｇはマグネット、８ｈはホール素子センサー、
８１はバキュームポンプ、８ｊは圧力計、９はｃｐｕ、
１０はモーター、１１はＲＯＭ、１２はＲＡＭ、１３は
インターフェース、１４はホスト、１５はプラテンロー
ラ、１６はフィードローラ、１７は紙質検出手段、１７
ａはバキュームヘッド、１７ｂはフランジ、１７Ｃはマ
グネットプランジャ、１７ｄはボテンシ町メータ、１７
ｅはバキュームポンプ、１７ｆは圧力計、１８はＣＰＵ
１１９は記録ヘッド、２０．２１はモーターである。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）画信号に応じて駆動する記録ヘッドを用いて記録
   シートに所定記録を行う記録装置に於いて、記録シート
   の厚さを検出する機構と、記録シートの表面平滑度を検
   出する機構とよりなるシート質検出手段を有し、該シー
   ト質検出手段の検出結果に応じて記録ヘッドの駆動エネ
   ルギーを制御する制御手段を有することを特徴とした記
   録装置。
2. （２）記録シートに当接するバキューム部材と、該バキ
   ューム部材の移動量を検出する手段とで前記記録シート
   の厚さを検出する機構を構成し、前記バキューム部材を
   作動したときに該バキューム部材と記録シート間のエア
   ー漏れ量を検出する手段によって前記記録シートの表面
   平滑度を検出する機構を構成してなる特許請求の範囲第
   １項記載の記録装置。
3. （３）所定位置にエアー吸引用の孔を有し、記録シート
   に当接して回転自在なローラ部材で前記バキューム部材
   を構成し、該バキューム部材を記録方向に走行可能なキ
   ャリッジに搭載したことを特徴とした特許請求の範囲第
   ２項記載の記録装置。