JPS63196829A - 光導波路障害点探索方法および装置 - Google Patents

光導波路障害点探索方法および装置

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JPS63196829A
JPS63196829A JP2734687A JP2734687A JPS63196829A JP S63196829 A JPS63196829 A JP S63196829A JP 2734687 A JP2734687 A JP 2734687A JP 2734687 A JP2734687 A JP 2734687A JP S63196829 A JPS63196829 A JP S63196829A
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optical waveguide
optical
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light source
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Kazumasa Takada
和正 高田
Kazunori Senda
千田 和憲
Juichi Noda
野田 壽一
Itaru Yokohama
横浜 至
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/30Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
    • G01M11/31Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter and a light receiver being disposed at the same side of a fibre or waveguide end-face, e.g. reflectometers
    • G01M11/3172Reflectometers detecting the back-scattered light in the frequency-domain, e.g. OFDR, FMCW, heterodyne detection

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光導波路内に存在する欠陥等の障害点の位置
およびその障害点において散乱される光のパワー等のよ
うに障害を示す情報を得る光導波路障害点探索方法およ
び装置に関するものである。
[従来の技術] 光導波路内の欠陥の位置および形状等の特性を測定する
方法は種々報告されている。たとえば、散乱光の大きさ
および散乱分布を測定することによって、導波路の欠陥
を特徴づける方法が提案されている。
かかる従来の導波路障害点探索技術の一例を第5図を参
照して説明する。
第5図において、1はレーザ、2は集光用レンズ、3は
被測定用の光導波路、4.5および6は光導波路3内に
存在する散乱点、7はスリット、8は光検出器、9は処
理系である。ここでレーザ1からのレーザ光を、レンズ
2により光導波路3内に導波させる。この光導波路3内
に散乱点4が存在すると、レーザ光は四方に散乱される
。この散乱光を第1図に示す通り、スリット7を通して
光検出器8に入射させて散乱パワーを受光する。
その光検出信号を処理系9に供給して、散乱点4で発生
した散乱光のパワーを検出する。また光検出器8を光導
波路3を中心として回転させながら散乱パワーを測定す
ることによって、散乱パワーも測定可能となる。
しかし、スリット7を用いることによりて光検゛出器8
への入射仰角を小さくしても、接近した他の散乱点5か
らの散乱光の一部も光検出器8へ入射する。また散乱点
4より十分離れた位置6に散乱点が存在した場合には、
散乱点6で散乱された光の一部分は、コアとクラッドと
の境界部、あるいはクラッドと空気との境界部で多重反
射して光検出器8に入射する。このように、従来の探索
方法には、光導波路の各点における散乱光の大きさを正
確に求めることが難しいという欠点があった。
このような問題点を解決するために、導波路内の散乱点
を0TDR(Optical Time Domain
Reflectometry)を用いて測定する従来技
術もある。この従来技術を第6図を参照して説明する。
第6図において、10はパルス光を発生するレーザ、1
1はビームスプリッタ−112は集光レンズ、13は被
測定用光導波路、14はアバランシ・ホトダイオード、
15はオシロスコープである。第6図において、レーザ
10は光パルスを発生するレーザである。その光パルス
をビームスプリッタ−11を通して集光レンズ12によ
って光導波路13内に導く。
光導波路13内を伝搬し、この光導波路13内の各散乱
点で後方散乱される光パルスは、各散乱地点に応じて、
一定の群遅延時間差を生じる。したがって、後方散乱光
を、集光レンズ12を介してビームスプリッタ−11で
取り出し、これをアバランシ・ホトダイオード14で受
光してオシロスコープ15で観測することにより、各散
乱点で生じた散乱光の光強度を各散乱点に対応した時間
的な変化として測定することが可能となる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、通常のレーザでは、光パルスの時間幅は最低Δ
t=insであり、これは空間分解能がCΔt/2 =
 15cmと比較的長いため、LiNbO3等の短尺導
波路(長さは1cm程度)内で生じた後方散乱光を散乱
光間の群遅延時間差に基づいて識別することはむずかし
いという欠点があった。
一方、モードロツタ色素レーザを用いれば、1 ps 
(= 1O−12sec)以下の短光パルスを発生させ
ることは可能であるものの、現在の光検出器で゛は、そ
の応答速度が制限されていることによって、かかる短光
パルスを検出することは困難であり、結局、空間分解能
を数cm以下にすることは不可能であるという欠点があ
った。
そこ゛で、本発明の目的は、1cm程度の短尺な光導波
路内の散乱点を、数lOμm程度の空間分解能で測定可
能な光導波路障−害点探索方法および装置を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するために、本発明では、スペク
トル幅の広い光源を用い、かつ光導波路内で生じた散乱
光と参照光とを干渉させ、その干渉成分により散乱光の
光パワーを検出し、参照光との群遅延時間差より散乱地
点を測定する。
すなわち、本発明探索方法は、スペクトル幅の広い光源
を用い、光源からの出射光を被測定用光導波路に入射さ
せ、当該光導波路内の各点に存在する欠陥その他の障害
点で後方に散乱されて入射方向に伝搬する後方散乱光と
光源からの出射光の一部による参照光とを干渉させ、後
方散乱光と参照光とに遅延時間または光路差を与え、各
遅延時間に対する干渉成分を測定することによって、光
導波路内の各点で散乱される光のパワーを検出して障害
点の位置を求めることを特徴とする。
本発明探索装置の第1形態は、スペクトル幅の広い光源
と、光源からの出射光の一部を被測定用光導波路に入射
させる光学系と、光源からの出射光の一部を分離して参
照光とするための光学系と、光導波路からの散乱光と参
照光とを合波するための光学系と、その合波された光の
中の散乱光と参照光との間の光路差を変化させるための
光学系と、合波光を受光しその受光した光のパワーを検
出する手段とを具えたことを特徴とする。
本発明探索装置の第2形態は、スペクトル幅の広い光源
と、光源からの出射光の一部を被測定用光導波路に入射
させる光学系と、光源からの出射光の一部を分離して参
照光とするための光学系と、光導波路からの散乱光と参
照光とを合波するための光学系と、その合波された光の
中の散乱光と参照光との間の光路差を変化させるための
光学系と、合波光を受光しその受光した光のパワーを検
出する手段と、参照光または後方散乱光に位相変調を加
えるための変調手段とを具えたことを特徴とする。
[作 用] 本発明によれば、光導波路内の障害点の位置および散乱
光の大きさを高精度に測定できることから、光導波路欠
陥成虫のメカニズムの解、明、欠陥除去のための作成条
件把握等、これまで不可能であった光導波路内部の特性
解明にとフてきわめて有効な測定方法および装置を提供
することが可能となる。
従来の技術では空間分解能が10ca+程度であったの
に対して、本発明では、空間分解能が10μm程度であ
って、従来よりも数桁以上大きい0本発明では、干渉成
分より散乱光のパワーを測定することから、従来と比較
して微弱な散乱光でも測定可能である。
[実施例] 以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
去】し洗上 第1図は本発明の第1の実施例を示す構成図であって、
16はスペクトル幅200人の光を出射するスーパー・
ルミネッセント・ダイオード(SLD  :c、s、 
fang他App1. Phys、 Lett、、 4
1.589(1982)参照)、17はコリメートレン
ズ、18はビームスプリッタ−519は全反射鏡、20
はステージ、21は集光レンズ、22は被測定用光導波
路、23はシリコン・ホトダイオード、24は電流増幅
器、25は選択レベルメータ、26はコンピュータであ
る。
スーパー・ルミネッセント・ダイオード16からの出射
光はコリメートレンズ17で平行光となった後に、ビー
ムスプリッタ−18により2つの光束に分割される。2
分割された一方の光(反射光)は、全反射鏡19で反射
された後に再びビームスプリッタ−18を通過する。
一方、ビームスプリッタ−で二分割された他方の光(透
過光)は、集光レンズ21で光導波路22に導かれ、こ
の光導波路22内を伝搬する。光導波路22内で後方散
乱された光は、この光導波路22内を入射光とは逆方向
に伝搬し、レンズ21で平行光となった後に、ビームス
プリッタ−18によって反射される。この反射光は全反
射鏡19で全反射した前述の光と合波されて光検出器2
3で受光される。光検出器23からの出力電流は電流増
幅器24で増幅され、特定の周波数成分の振幅を選択レ
ベルメータ25で検出し、これをコンピュータ26に、
4記憶させる。ここで、全反射鏡19はステージ20上
に設置されており、このステージ20を一定の速度で全
反射1i19への入射光の光ビーム方向に移動可能とす
る。
スーパー・ルミネッセント・ダイオード16からの出射
光のスペクトル幅はδλ= 200人、中心波長はλ=
0.8μmである。したがって、可干渉距離δ℃は δ℃=λ2/δλ≧30μm となる。すなわち、スーパー・ルミネッセント・ダイオ
ード16からの出射光を2分して再び合波した場合、合
波される2つの光の間の光路長(すなわち、群遅延時間
差に光速度を乗算した値)が30μm以内で一致したと
きだけ干渉する。
従って、第1図に示した第1の実施例において、全反射
鏡19の各位置に対してビームスプリッタ−18と全反
射鏡19とを含む干渉計内の全反射鏡19からの参照光
と光路長が一致する後方散乱光のみが干渉することにな
る。もとより、光導波路22内の各点で後方散乱光が生
じることから、この干渉計内の一方の経路(ビームスプ
リッタ−18−全反射1i19−ビームスプリッタ−1
8)の光路長と等しくなるような光導波路22内の地点
からの後方散乱光、すなわち、ビームスプリッタ−18
→レンズ21−光導波路22−レンズ21→ビームスプ
リッタ−18の経路を経た後方散乱光を検出することに
相当する。
しかも可干渉距離が、δ℃=30μmであることから、
空間分解能は30μmとなる。従って、全反射鏡19の
各位置に対して、生じる干渉しまの振幅を測定すること
により、光導波路22の各点で生じた後方散乱光の電場
振幅ΔE(ΔE2は散乱光パ゛ワー)を30μmの空間
分解能で測定することが可能である。
光導波路22内の各点の散乱光パワーは(ΔE )2/
 E o2: 10−”と考えられる。すなわち、入射
光に対して一100dB小さな値となる。ここでEoは
光導波路22内に入射した光パワーである。ΔEは、δ
β=30μm内で生じた散乱光の電場振幅である。この
ような徴・′。
弱な散乱光パワーでも、電場振幅ではΔE/E。
= 10−’となることから、本発明による測定系によ
り、十分よいSNR(信号対雑音比)でもって後方散乱
光を測定することが可能となる。
第1図に示した第1の実施例では、ステージ20を用い
て全反射鏡19をv=46μm/秒の速度でビーム方向
に移動させた。全反射鏡19が一定速度で移動している
ことから、全反射した光(参照光)だけ偏移する。ここ
で、λはスーパー・ルミネッセント・ダイオード16か
らの出射光の中心波長λ=0.8μmである。このため
、周波数偏移を受けない後方散乱光と、△f = 11
5)12だけ偏移した参照光との合波光中の干渉成分は
Δf=115Hzのビート周波数で変化することになる
。そこで、第1の実施例では、このビート周波数成分の
振幅を選択レベルメータ25で測定することにより、全
反射鏡ISの移動に伴う干渉成分の振幅を測定する。
第1図に示した第1の実施例では、検波する周波数がΔ
f = 115H2と比較的低周波であるため、測定系
の振動や電気的雑音によるSNHの低下が問題である。
そこで、検波周波数を上げるために、全反射鏡19を電
歪振動子を用いてf ” 1 k)Izでビーム方向に
最大変位0.5 μmで周期的に振動させることも可能
である。この場合、参照光は全反射鏡19で全反射した
際にf = 1 kH工の位相変調を受ける。従って、
合波光中の干渉成分もf = 1 kH2で周期的に変
化するので、この成分を選択レベルメータ25で抽出す
ることが可能となる。実験の結果、SNRは電歪振動子
を使用しない場合に比較し゛て2桁向上し、一層の精密
な測定が可能であることが確認された。
第2図は、第1の実施例を用いて、LiNbO3光導波
路内の障害点探索を行った結果を示す。長さL=Oおよ
びL=1cmにおける出力電圧値は、それぞれ、L+N
bO:+光導波路の入射端および出射端からのフレネル
反射によるものであり、O<L<1の範囲の出力電圧値
がこの光導波路内の各点で発生する後方散乱光の電場振
幅に相当している。
衷1d辻ス 第3図は本発明の第2の実施例を示す構成図であって、
28は集光レンズ、29はファイバ1形ホトカプラー、
30は円筒形電歪振動子、32はコリメートレンズであ
る。その他の部分は第1図と同様であるから、ここでは
省略する。
スーパー・ルミネッセント・ダイオード16からの出射
光は、コリメートレンズ17で平行光となった後、集光
レンズ28によりファイバ1形ホトカプラー29の一方
の分岐部CIに入射する。ファイバ1形ホトカプラー2
9は、分岐部C1側から入射した光を分岐部C2とC5
の二方向に分配することができる。カプラー29の分岐
部C2の出射端は被測定用の  −光導波路22の伝搬
モードを励起するように配置しており、分岐部C2に入
射した光は分岐部C2のファイバーの出射端より光導波
路22に入射する。光導波路22内で生じた後方散乱光
は再び分岐部C2のファイバーに入射し、分岐部C4を
通ってこの分岐部C4のファイバーより出射する。また
、分岐部C1より入射し、分岐部C3に分配された光は
分岐部C5のファイバー出射端に設置されたコリメート
レンズ32により平行ビームとなり、全反射鏡19で全
反射した後に再び分岐部C5内に入射し、分岐部C4を
通り、ここで後方散乱光と合波される。
ファイバ1形ホトカプラー29の分岐部C2のファイバ
ーは、円筒型の電歪振動子30に巻き付けられている。
電歪振動子30は共振周波数20k)12の交流で駆動
されており、分岐部C3のファイバー内を伝搬する光は
位相変調を受ける。従って、分岐部C2を通る後方散乱
光もまた位相変調を受ける。従づて、かかる位相変調を
受けた後方散乱光と、分岐部C5を伝搬し全反射鏡19
で反射して再び分岐部C8を伝搬する参照光とが干渉す
る場合には、干渉強度の振幅は20k)I2で振動する
。そこで、本実施例では、この20kH2成分を選択レ
ベルメータ25で検波する。
なお、上述した電歪振動子30による位相変調手段は、
後方散乱光に加える場合にのみ限られるものではなく、
参照光に位相変調を加えるようにしてもよいことは勿論
である。
第3図に示した第2の実施例は、基本的に第1の実施例
と同一である。しかしながら、第1の実施例では、集光
レンズ21を用いて光を光導波路22内に結合させるの
で、光導波路22の微調が不可欠であったのに対して、
第2の実施例では、ホトカプラー29の分岐部C2のフ
ァイバーを単に光導波路22に近づけるだけで、入射光
の光導波路22内への結合および後方散乱光のホトカプ
ラー29の分岐部C2内への入射が容易に行われる。更
に加えて、第1の実施例では、バルク型のビームスプリ
ッタ−を用いて光を二分割しているので、後方散乱光と
参照光の波面を空間的に一致させるのが難しいという欠
点があったが、第2の実施例では、ファイバ1形ホトカ
プラー29を使用するので後方散乱光と参照光との波面
が自ずと一致するという利点がある。
第2の実施例では、参照光の光路長を変化させるために
、ステージ20によって全反射鏡19を8cmにわたっ
て移動させた。しかしながら、この全反射鏡19の移動
に対して、光軸のずれに起因して、ホトカプラー29の
分岐部C3に入射する参照先のパワーが大幅に低下する
という欠点がある。
そこで、本発明の第3の実施例では、この欠点の解決を
図る。
実施例3 第4図は本発明のかかる第3の実施例を示す構成図であ
って、28は集光レンズ、29はファイバー形のホトカ
プラー、30は円筒型電歪振動子、31は全反射鏡、3
2はコリメートレンズ、33は全反射鏡である。その他
の部分は第1図と同様であるか゛ら、その説明を省略す
る。
スーパー・ルミネッセント・ダイオード16からの出射
光は、コリメートレンズ17で平行光となった後に、集
光レンズ28によりファイバー型のホトカプラー29に
入射する。ファイバー型ホトカプラー29は、一方の分
岐部C1側から入射した光を、分岐部C2とC0の2方
向に分配することができる。ホトカプラー29の分岐部
C2の出射端は、被測定用の・4+ 光導波路22の伝搬モードを励起するように配国してお
り、分岐部C2に入射した光は分岐部C2のファイバー
の出射端より光導波路22に入射する。この光導波路内
で生じた後方散乱光は再び分岐部C3のファイバーに入
射し、分岐部C4を通って、分岐部C4のファイバーよ
り出射する。また、分岐部C0より入射して分岐部C5
に分配された光は、分岐部C3のファイバー出射端に配
設された全反射鏡31で全反射されて再び分岐部C3へ
伝搬する。この光は、光導波路22内で散乱され分岐部
C2を戻って来た後方散乱光と合波される。その合波光
は分岐部C4を通って出射し、コリメートレンズ32で
平行光束となり、さらにビームスプリッタ−18で2方
向に分割される。ビームスプリッタ−18を通過した光
は全反射鏡19で反射された後、ビームスプリッタ−1
8で反射される。その反射光は、ビームスプリッタ−1
8で反射されてから全反射fi33で反射されて再びビ
ームスプリッタ−18に戻った光と合波されて光検出器
23に入射する。
第4図において、ファイバ1形ホトカプラー29の分岐
部C2のファイバーは、円筒型の電歪振動子30に巻き
付けらている。電歪振動子30は共振周波数20kH7
の交流で駆動されており、分岐部C3のファイバー内を
伝搬する光は位相変調を受ける。
従フて、分岐部C2を通る後方散乱光もまた位相変調を
受ける。従って、かかる位相変調を受けた後方散乱光と
、分岐部C5を伝搬し全反射鏡31で反射して再び分岐
部C3を伝搬する参照光が干渉する場合には、干渉強度
の振幅は20k)I2で振動する。そこで、本実施例で
は、この20k)lz酸成分選択レベルメータ25で検
波する。
なお、上述した電歪振動子30による位相変調子。
段は、後方散乱光に加える場合にのみ限られるものでは
なく、参照先に位相変調を加えるようにしてもよいこと
は勿論である。
後方散乱光の光路長と参照先の光路長を一致させるため
に、本実施例では、第4図のようにマイケルソン干渉計
35を設置して干渉計の一方の全反射鏡19をステージ
20で移動させることによって、両者の光路長を調節し
ている。なお、こ、のようにする代わりに、全反射鏡3
3をステージ20で移動させるようにしてもよい。この
ような構成になっていることから、参照先のパワーが変
動することがなく安定した測定が可能となる。
第1図に示した本発明の第1の実施例では、参照光と後
方散乱光の波面を空間的に一致させるために、被測定用
光導波路22の向きを微調する必要がある。一方、第3
図および第4図に示した本発明の第2および纂3の実施
例では、ファイバーを用いて光導波路22に光を入射さ
せているので、後方散乱光もまた必然的にファイバーへ
再入射することになるので、参照光と後方散乱光とを空
間的に合わせるための被測定用光導波路の微調が不要と
なるという利点がある。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、光導波路内の障
害点の位置および散乱光の大きさを高精度に測定できる
ことから、光導波路欠陥成牛のメカニズムの解明、欠陥
除去のための作成条件把握等、これまで不可能であった
光導波路内部の特性解明にとってきわめて有効である。
従来の技術では空間分解能が1Oca+程度であったの
に対して、本発明では、空間分解能が1θμm程度であ
って、従来よりも数桁以上大きい。本発明では、干渉成
分より散乱光のパワーを測定することから、従来と比較
して微弱な散乱光でも測定可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す構成図、第2図は
本発明を用いて得られた測定結果を示す特性曲線図、 第3図は本発明の第2の実施例を示す構成図、第4図は
本発明の第3の実施例を示す構成図、第5図は従来技術
の第1の例の説明図、第6図は従来技術の第2の例の説
明図である。 1・・・レーザ、 2・・・集光用レンズ、 3・−・被測定用光導波路、 4.5.6・・・散乱点、 7・・・スリット、 8・・・光検出器、 9・・・処理系、 lO・・・レーザ、 11・・・ビームスプリッタ−1 12・・・集光レンズ、 13・・・被測定用光導波路、 14・・・アバランシ・ホトダイオード、15・・・オ
シロスコープ、 16・・・スーパ・ルミネッセント・ダイオード(SL
D)、 17・・・コリメートレンズ、 18・・・ビームスプリッタ−1 19・・・全反射鏡、 20・・・ステージ、 21・・・集光レンズ、 22・−・被測定用光導波路、 23・・・シリコン・ホト・ダイオード、24・・・電
流増幅器、 25・・・選択レベルメータ、 26・・・コンピュータ、 28・・・集光レンズ、 29・・・ファイバ1形ホトカプラー、30・・・円筒
型電歪振動子、 31・・・全反射鏡、 32・・・コリメートレンズ、 33・・・全反射鏡、 35・・・マイケルソン干渉計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)スペクトル幅の広い光源を用い、該光源からの出射
    光を被測定用光導波路に入射させ、当該光導波路内の各
    点に存在する障害点で後方に散乱されて入射方向に伝搬
    する後方散乱光と前記光源からの出射光の一部による参
    照光とを干渉させ、前記後方散乱光と前記参照光とに遅
    延時間または光路差を与え、各遅延時間に対する干渉成
    分を測定することによって、前記光導波路内で散乱され
    る光のパワーを検出して障害点の位置を求めることを特
    徴とする光導波路障害点探索方法。 2)スペクトル幅の広い光源と、 該光源からの出射光の一部を被測定用光導波路に入射さ
    せる光学系と、 前記光源からの出射光の一部を分離して参照光とするた
    めの光学系と、 前記光導波路からの散乱光と前記参照光とを合波するた
    めの光学系と、 その合波された光の中の散乱光と参照光との間の光路差
    を変化させるための光学系と、 前記合波光を受光しその受光した光のパワーを検出する
    手段と を具えたことを特徴とする光導波路障害点探索装置。 3)スペクトル幅の広い光源と、 該光源からの出射光の一部を被測定用光導波路に入射さ
    せる光学系と、 前記光源からの出射光の一部を分離して参照光とするた
    めの光学系と、 前記光導波路からの散乱光と前記参照光とを合波するた
    めの光学系と、 その合波された光の中の散乱光と参照光との間の光路差
    を変化させるための光学系と、 前記合波光を受光しその受光した光のパワーを検出する
    手段と、 前記参照光または前記後方散乱光に位相変調を加えるた
    めの変調手段と を具えたことを特徴とする光導波路障害点探索装置。 4)特許請求の範囲第2項または第3項に記載の光導波
    路障害点探索装置において、 前記光源からの出射光を平行光とするためのレンズ系と
    、 当該平行光を空間的に二分割するためのビームスプリッ
    ターと、 該ビームスプリッターで二分割された一方の光を反射さ
    せて前記ビームスプリッターに再び入射させるための反
    射鏡と、 該反射鏡を当該反射鏡に入射する光のビーム方向に移動
    させるための移動手段と、 前記ビームスプリッターで二分割された他方の光を被測
    定用の光導波路に入射させ、かつ前記光導波路からの反
    射光を平行光とするためのレンズ系と を具備したことを特徴とする光導波路障害点探索装置。 5)特許請求の範囲第2項または第3項に記載の光導波
    路障害点探索装置において、前記光源からの出射光をフ
    ァイバー形ホトカプラーにより二分割し、該ホトカプラ
    ーの2つの出射端のうちの一方を前記被測定用光導波路
    の入射端に結合させ、さらに前記ホトカプラーの他方の
    出射端からの出射光を平行ビームとするための光学系と
    、前記平行ビームを全反射させて再び当該他方の出射端
    に導くための全反射鏡と、該全反射鏡を移動させるため
    のステージとを具備したことを特徴とする光導波路障害
    点探索装置。 6)特許請求の範囲第2項または第3項記載の光導波路
    障害点探索装置において、前記光源からの出射光をファ
    イバー形ホトカプラーにより二分割し、該ホトカプラー
    の2つの出射端のうちの一方を前記被測定用光導波路の
    入射端に結合させ、さらに、前記ホトカプラーの2つの
    入射端のうちの一方に前記光源からの出射光を入射させ
    るための光学系と、前記ホトカプラーの他方の出射端に
    配設した全反射鏡と、前記ホトカプラーの2つの入射端
    のうちの他方より出射する、前記光導波路からの後方散
    乱光および前記全反射鏡からの全反射した光を平行ビー
    ムとして取り出すための光学系と、当該平行ビームをビ
    ームスプリッターにより二分割して2つの全反射鏡へ入
    射させ、および該2つの全反射鏡からの反射光を当該ビ
    ームスプリッターより合波する干渉計と、該干渉計内の
    前記全反射鏡のうちの少なくとも一方を移動させるため
    のステージとを具備したことを特徴とする光導波路障害
    点探索装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100725211B1 (ko) 2006-01-25 2007-06-04 광주과학기술원 다중모드 도파로의 다중모드간 차등시간지연 측정장치 및 그 측정방법
CN108613794A (zh) * 2018-07-11 2018-10-02 安徽光纤光缆传输技术研究所(中国电子科技集团公司第八研究所) 光缆跳线头内部光纤断点的光谱测量装置和方法

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