JPS63195477A - スプ−ル弁 - Google Patents

スプ−ル弁

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JPS63195477A
JPS63195477A JP2719887A JP2719887A JPS63195477A JP S63195477 A JPS63195477 A JP S63195477A JP 2719887 A JP2719887 A JP 2719887A JP 2719887 A JP2719887 A JP 2719887A JP S63195477 A JPS63195477 A JP S63195477A
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land
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boat
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は作動油中に侵入したゴミ等夾雑物の集積やラン
ドと摺動面との閏の遊隙内への食い込みを防止するよう
にしたスプール弁に −関する。
(従来の技術) 一般に油圧回路を流通する作動油には、ゴミ等の夾雑物
が外部から侵入したり回路自体内で発生したりして混入
し、これがスプール弁のランドや弁ボアの摺動面を損傷
したり、ランドに隣接する両側のパッセージ間における
圧力差によってパッセージの片隅に移動して集積し、更
にはこれがランドと上記摺動面間の遊隙内に食い込んで
、スプールの円滑な摺動を阻害する問題がある。
このため、上記夾雑物の集積や食い込み防止については
、従来より種々の提案がなされている0例えば特開昭6
1−201903号公報には、油圧アクチュエータに連
通ずる第1ボートを開閉するランドを略太鼓状に形成し
、その周面に形成した環状溝内に油中の夾雑物を一時的
に収容することで、上記問題を解決するようにしたスプ
ール弁が開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、この従来のスプール弁では環状溝を形成したラ
ンドを太鼓状に形成することで、加工作業が複雑かつ煩
雑化し、しかも上記うンドで第1ボートを開閉するよう
にしていたため、環状溝によって上記ボートの開閉時期
が変化し既設の油圧回路に即応し難いうえ、上記ランド
による第1ポートの閉塞直前に環状溝内に、渦流が発生
し、これが環状溝内に一坦滞留した夾雑物を巻き上げる
結果、却って夾雑物の食い込みが助長されるという問題
があった。
本発明はこのような従来の問題を解決し、簡単な構成に
よって弁ボア内での夾雑物の集積やランドと摺動面間の
遊隙内への食い込みを防止し、しかも既設の油圧回路に
即応できるようにしたスプール弁を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) このため、本発明のスプール弁は、弁ボア内を摺動する
スプールに、ノーマル位置およびオフセット位置の双方
でボートを開口しない非制御ランドを設け、該ランドに
、スプールの移動方向側に位置する該ランドと隣接のパ
ッセージに連通可能な環状溝を設けることにより、作動
油中の夾雑物の集積と、弁ボアの摺動面とランドとの間
の遊隙内への夾雑物の食い込みを簡単な構成で防止する
とともに、既設の油圧回路に容易に対応できるようにし
たことを特徴にしている。
(実施例) 以下、本発明を3ボ一ト2位置スプール弁を備えた電磁
弁に適用した図示実施例について説明すると、第1図乃
至第4図において1は内部にソレノイド2−を収容し、
端部に弁ハウジング3を連結した管状のキャップで、そ
の内側には管状のブシュ4が収容されている。
ブシュ4の内側にはヨーク5に捲回された環状のコイル
6が配置され、該ヨーク5の内側に固定鉄心7の軸筒部
8が挿入されている。
軸筒部8内には固定鉄心7のフランジ9に開口したプラ
ンジャ室10が設けられ、該室10内に非磁性材からな
る有底管状のプランジャガイド12が収容され、その底
縁13がプランジャ室10の底部に収容されている。
プランジャガイド12の他端縁は外側に折曲されてプラ
ンジャ室10の開口縁部と係合し、かつその折曲縁に弁
ハウジング3の端面を密着させることで、プランジャガ
イド12を不動に保持させている。
上記プランジャガイド12内には、該ガイド12よりも
若干短小な筒状のプランジャ14が摺動可能に収容され
、その内部に通孔15と鎖孔15に連通する大径の凹孔
16が形成されている。この凹孔16と相対するプラン
ジャ室10の底部には凹部17が形成され、これら凹孔
16と凹部17内にはプランジャスプリング18が介挿
されていて、プランジャ14を弁ハウジング3方向へ付
勢し、常時はプランジャ14の端面とプランジャ室10
の底部との間に令室19を形成している。
上記プランジャ14の周面には後述の弁ボアに連通する
油溝20,20が形成され、常時は令室19を介して凹
孔16と通孔15とに連通している。図中、21はキャ
ップ1の底縁22と軸筒部8の端面との間に介挿された
シールキャップで、その外端面からコイル6に導通する
配線コード23が引き出され、24は前記゛フランジ9
と弁ハウジング3の外側接合端面間に装着されたOリン
グ、25は軸筒部8の中間部に配設された非磁性部、2
6は仕切片である。
一方、弁ハウジング3は鍔部27を前記−フランジ9の
端面に接合し、かつその外周部をキャップ1の端縁の屈
曲部28で抱持されて連結され、その軸筒部内に大径の
弁ボア2つが形成されている。弁ボア29の一端は油タ
ンクに連通ずるタンクポート(共に図示略)に導通して
おり、その他端が前記通孔15および油溝20に連通し
ている。上記弁ハウジング3の軸筒部周面には、弁ボア
29に連通ずる二つのボート30.31が離間して開口
され、このうち一方の供給ポート30は油圧ポンプ(図
示略)の吐出口に連通しており、また他方のアクチュエ
ータボート31は図示を省略した油圧アクチュエータに
連通し、該アクチュエータへの圧油の給排を可能にして
いる。
上記ボート30.31の弁ボア29への開口部周辺には
、内側へ張り出した環状の摺動面32,33.34が設
けられ、これらの内側にスプール35が摺動可能に収容
されている。スプール35の周面には、そのノーマル位
置およびオフセット位置の双方で供給ボート30を開口
しない非制御ランド36を、後述の環状溝を境に二つに
分割した分割ランド37a、37bと、上記各位置でア
クチュエータボート31をタンクボートまたは供給ボー
ト30に連通させる制御ランド38が設けられている。
このうち、上記分割ランド37a、37bは摺動面32
を摺動可能にされ、また制御ランド38は摺動面33.
34に摺動可能にされていて、分割ランド37a、37
b間に上述の環状溝39が形成されている。上記非制御
ランド36の両側には作動油の流路を形成するパッセー
ジ40.42が設けられ、また制御ランド38の両側に
はパッセージ41゜42が設けられている。
これらのパッセージ40,41.42はスプール35の
ノーマル位置には、第2図に示すようにタンクボート(
図示略)に導通するパッセージ40が環状溝39と連通
し、該溝39はパッセージ42と遮断されていて、該パ
ッセージ42に供給ボート30が連通している。一方、
パッセージ42はタンクボートに連通するパッセージ4
1と遮断され、該パッセージ41にアクチュエータボー
ト31が連通している。
スプール35内には弁ボア29とプランジャ14の通孔
15に連通する段付きの貫通孔43が設けられ、また弁
ボア29の一端には透孔44,45を形成したストッパ
46とスペーサ47が配設されていて、このスペーサ4
7と貫通孔43内の奥壁との間にバルブスプリング48
が介挿されている。このスプリング48のセット力は、
前記プランジャスプリング18のそれよりも大きく、そ
の復元力を介しスプール35をソレノイドλ方向へ付勢
させて前記のノーマル位置を保持させ、かつスプール3
5の端面をプランジャ14の端面に当接させている。
この他、図中49はパッセージ41に臨むスプール35
の周面に開口しな導孔で、スプール35内外の貫通孔4
3と弁ボア29に連通しており、50は弁ハウジング3
の周面に装着された0リング、51は作動油に混入した
ゴミおよび切粉等の夾雑物である。
第5図および第6図は本発明を3ボ一ト2位置スプール
弁を備えた電磁弁に適用した他の実施例を示し、前述し
た構成と対応する部分には同一の符号を用いている。こ
のうち、第5図は本発明をノーマルオープン型のスプー
ル弁に適用した第二実施例を示し、この実施例ではスプ
ール35の両側に非制御ランド52.53を設け、これ
らの間に制御ランド54を設けるとともに、上記ランド
52゜53に環状溝55.56を形成し、該溝55゜5
6を境に両側に分割ランド57a、57bと58a、5
8bを設けている。
上記分割ランド57a、57bが摺動する摺動面59の
両側には、タンクボートに連通する微少なパッセージ4
0と、ノーマル位置で供給ボート30とアクチュエータ
ボート31に連通ずるパッセージ60が配設され、上記
環状溝55はノーマル位置ではパッセージ40と遮断し
、代わりにパッセージ6oと連通している。
また、分割ランド58a、58bが摺動する摺動面61
の両側には、ノーマル位置でタンクボート62に連通す
るパッセージ63とパッセージ41が配設され、スプー
ル35がノーマル位置からオフセット位置へ移動する場
合は1、環状溝55.56が同図(b)に示すように移
動方向側のパッセージ40と63に連通し、オフセット
位置からノーマル位置へ移行する場合は、スプール35
が同図(b)の矢視方向へ移動して、環状溝55.56
が上記移動側のパッセージ60.41と連通ずる。
すなわち、この実施例では二つの非制御ランド52.5
3と一つの制御ランド54を有するスプール35に本発
明を適用した点を特徴としている。
一方、第6図は本発明をノーマルクローズ型のスプール
弁に適用した第三実施例を示し、この実施例ではスプー
ル35の両側に大小異幅の非制御ランド52.53を設
け、該ランド52.53の内端に環状溝55.56を形
成し、この溝55.56を境に単一の分割ランド57a
、58bと制御ランド64.65を配設している。
そして、第6図(a)に示すスプール35のノーマル位
置からオフセット位置へ移行する場合は、各環状溝55
.56が移動方向側のパッセージ40と66に連通し、
同図(b)に示すオフセット位置からノーマル位置へ移
行する場合は、環状溝55.56はスプール35の移動
方向側のパッセージ67と41に連通ずる。
すなわち、この実施例では二つの非制御ランド52.5
3と二つの制御ランド64゜65を有するスプール35
に本発明を適用し、かつ上記非制御ランド52.53の
内端に環状溝55,56を形成することで、該溝55゜
56の両側に分割ランド57a、58bと制御ランド6
4.65を配設した点を特徴としている。
(作用) このように構成したスプール弁はスプール35に設けた
ランド36.38のうち、そのノーマルおよびオフセッ
ト位置の双方で如何なるポートも開口させない非制御ラ
ンド36に環状溝39を形成するだけでよく、しかもこ
のランド36は通常の円筒状周面で構成されているから
、従来のこの種スプール弁のような異形周面のものに比
べて、これを容易に製作し得ることとなる。
しかも、上記スプール弁は実質上、非制御ランドに環状
溝を形成すれば足り、弁ハウジング3の供給ポート30
やアクチュエータポート31、制御ランド38や非制御
ランド36等の設計変更を一切要せず、例えば既設の非
制御ランドに環状溝39を設けることで達成されるから
、加工が頗る容易で既設のスプール弁の改変に容易に応
じられることになる。
このようなスプール弁を例えば弁ハウジング3の弁ボア
29内に挿入し、その一端をストッパ46とスペーサ4
7とで掛止するとともに、その他端側の弁ハウジング3
の端面を、キャップ1内に予め組み込んだソレノイド2
を構成する固定鉄心7の端面に押し当て、これらをキャ
ップ1の端縁を内側に折曲して連結することで、電磁弁
が組付けられる。
こうして組付けられた電磁弁は第1図に示すように、弁
ハウジング3の端面が固定鉄心7のフランジ9端面に密
着し、それらの間の油密が0リング24で維持されると
ともに、弁ボア29内に収容されたスプール35の一端
が、プランジャガイド12内のプランジャ14の端面に
当接していて、それらはプランジャスプリング17とバ
ルブスプリング48のバランスした位置で静止している
この場合、実施例ではバルブスプリング48のセット力
の方がプランジャスプリング17のそれよりも大きいた
め、プランジャ14とスプール35が図示のような状態
に置かれ、プランジャガイド12の奥部に形成された令
室19が、油溝20および凹孔16と通孔15と連通す
るとともに、弁ボア29内においてスプール35の各ラ
ンド36゜37a、37b、38が、そのノーマル位置
に位置付けられている。
すなわち、スプール35のノーマル位置は、第1図およ
び第2図に示すように分割ランド37bが摺動面32の
端面と係合して、パッセージ40と供給ボート30が遮
断され、また制御ランド38が摺動面33の端面と係合
して、供給ボート30とアクチュエータボート31が遮
断され、供給ボート30のブロック状態が形成されてい
る。更に、上記制御ランド38がアクチュエータボート
31を開口し、該ボート31がパッセージ41と導孔4
9を介し貫通孔43に連通ずることで、アクチュエータ
ボート31とタンクボート(図示路)が連通している。
このような状況の下では、圧力ボートである供給ボート
30に連通ずるパッセージ42の圧力が、隣接する他の
パッセージ41や環状溝39のそれに比べて高く、その
圧力差によってパッセージ42内の作動油の一部が、分
割ランド37bと摺動面32との遊隙および制御ランド
38と摺動面33との遊隙を経て、上記環状溝39やパ
ッセージ41内へ漏出し、その際漏出油に混入した夾雑
物51が前記遊隙内に介入する。第2図はこのような状
況を示している。
こうした状態の下でコイル6を励磁させると、固定鉄心
7とプランジャ14との間に磁気回路が形成され、その
磁力によってプランジャ14がプランジャスプリング1
8に抗して第1図上右方へ吸引移動する。上記プランジ
ャ14の移動に伴ない、スプール35がバルブスプリン
グ48に押されて第2図上矢視方向へ移動すると、前記
遊隙内に介入していた夾雑物51のうち、摺動面32と
制御ランド37b間の夾雑物51は、スプール35が同
図上矢視方向へ移動することで、その遊隙内から引き抜
かれてパッセージ42内へ収容され、一方摺動面33と
制御ランド38間の夾雑物51は、スプール35の移動
によって当該遊隙内に進入しようとするが、制御ランド
38の変位で上記遊隙が結果的に消失するため、結局パ
ッセージ42内に落下して収容される。
これら夾雑物51が介入していた遊隙は、その後スプー
ル35の上記移動に伴なう分割ランド37bと摺動面3
2、および制御ランド38と摺動面33との各係合解除
によって消失し、上記遊隙内に残留していた夾雑物51
が、これらの環状溝39やパッセージ41.42内に落
下して、完全に除去される。
こうして、プランジャ14が吸引移動を続行し、その一
端がプランジャガイド12の底縁13に当接することで
、その移動が停止される。この状況は第3図および第4
図に示すように、分割ランド37aが摺動面32と係合
して環状溝39とパッセージ40が遮断され、また制御
ランド38が摺動面34と係合してアクチュエータボー
ト31とパッセージ41が遮断され、代わりにパッセー
ジ42が環状溝39と供給ボート30およびアクチュエ
ータボート31に連通ずることでタンクボートがブロッ
クされ、供給ボート30からアクチュエータボート31
への圧油の供給が可能になる。
この場合には、圧力ボートである供給ボート30に連通
ずる環状溝39とパッセージ42およびアクチュエータ
ボート31の開口部周辺の圧力が、隣接するパッセージ
40゜41のそれに比べて高く、その圧力差によって環
状溝39およびパッセージ42内の作動油の一部が、分
割ランド37aと摺動面32および制御ランド38と摺
動面34との各遊隙を経て、上記パッセージ40.41
へ漏出し、その際漏出油中の夾雑物51が前記遊隙内に
介入する。第4図はこのような状況を示している。
このようなスプール弁のオフセット状態の下でコイル6
を消磁させると、プランジャ14に作用する磁力が消失
することで、該プランジャ14がプランジャスプリング
18によって押し返され、プランジャ14と当接下のス
プール35がバルブスプリング48に抗して、第3図上
左方へ押し動かされる。
そして、上記スプール35の移動に伴ない、前記遊隙内
に介入していた夾雑物51のうち、分割ランド37aと
摺動面32間の夾雑物51は、スプール35が第4図上
矢視方向へ移動し当該遊隙が消失することで、環状溝3
9内に落下し、−力制御ランド38と摺動面34間の夾
雑物51は、スプール35と一緒に移動して遊隙から引
き抜かれ、パッセージ42内に落下し収容される。
これらの遊隙は、その後のスプール35の移動に伴なう
分割ランド37aと摺動面32、および制御ランド38
と摺動面34との各係合解除によって消失し、遊隙内に
残留していた夾雑物51が環状溝39やパッセージ42
゜41内に落下して、完全に除去される。
すなわち、作動油中の夾雑物51が、スプール35のノ
ーマル状態やオフセット状態の各静止位置に、分割ラン
ド37a、37bと摺動面32、および制御ランド38
と摺動面33.34間の各遊隙内に一時的に介入しても
、これらの遊隙はスプール35の移動時に環状溝39と
制御ランド38の変位を介して消失し、上記遊隙からの
脱落ないしは移動を余儀無くされて環状溝39やパッセ
ージ40゜41.42への落下を強いられるから、これ
が遊隙内に介入したまま排出困難になったり、遊隙内で
食い込みを生じさせたりすることがない。
こうして、プランジャ14がプランジャスプリング18
によって原位置を回復したところで、スプール35が復
帰移動を停止し第1図に示すようなノーマル位置を回復
する。したがって、この場合には分割ランド37aが摺
動面32との係合を解除し、代わりに分割ランド37b
が摺動面32と係合する。また、制御ランド38が摺動
面34との係合を解除する代わりに摺動面33と係合し
て、供給ポート30がブロックされる一方、アクチュエ
ータボート31が開口されてパッセージ41と連通ずる
また、プランジャ14の原位置復帰に伴なって、プラン
ジャガイド12の奥部にはスプール35のオフセット時
に消失していた全室19が復旧され、該室19に油溝2
0,20を介してパッセージ41が連通ずるとともに、
貫通孔43が通孔15および凹孔16を介して全室19
と連通ずる。
このため、油圧アクチュエータからの戻り油がアクチュ
エータボート31を介してパッセージ41内に流入し、
その一部は導孔49から貫通孔43内に分流し、一部は
第1図の矢視のように油溝20.20に導かれて宗家1
9内を高速に移動し、該室19より凹孔16および通孔
15を介して貫通孔43内を移動し油タンクに戻される
そして、この戻り油流によって、ソレノイド2−の励磁
時に作動油中を吸引移動し、全室19や油溝20,20
および凹孔16内等に滞留している切粉等の磁性材から
なる夾雑物51を押し流して、これを−掃する。したが
って、これらの夾雑物51によるプランジャ14の作動
不良を未然に回避し得ることになる。
(発明の効果) 本発明のスプール弁は以上のように、弁ボア内を摺動す
るスプールに、ノーマル位置およびオフセット位置の双
方でボートを開口しない非制御ランドを設け、該ランド
に、スプールの移動方向側に位置する該ランドと隣接の
パッセージに連通可能な環状溝を設けたから、簡単な構
成によって作動油中の夾雑物の集積を防止し、これが弁
ボアの摺動面とスプールのランドとの遊隙内に介入して
引き起こす食い込みを防止できる効果がある。
また、本発明は非制御ランドに環状溝を形成したから、
該溝によってポートの開閉時期が変化したり油圧回路の
特性が変化したりすることがなく、既設の油圧回路に容
易に対応できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図で、そのノーマ
ル位置の状況を示しており、第2図は第1図の要部を拡
大して示す断面図、第3図は本発明の作動状態を示す断
面図で、そのオフセット位置の状況を示しており、第5
図は本発明の第二実施例の要部を示す断面図で、同図(
a)はそのノーマル位置の状況を、同図(b)はそのオ
フセット位置の状況をそれぞれ示し、第6図は本発明の
第三実施例の要部を示す断面図で、同図(a)はそのノ
ーマル位置の状況を、同図(b)はそのオフセット位置
の状況をそれぞれ示している。 2つ・・・弁ボア、 30,31.62・・・ボート3
5・・・スプール 36.52.53・・・非制御ランド 39.55.56・・・環状溝 40.41,42.60.6B、66.67・・・パッ
セージ 第5図 手続補正書(方式) 特許庁長官 黒1)明線 殿            
 昭和62年5月20日1、事件の表示 昭和62年特許願第27198号 2、発明の名称 スプール弁 3、補正をする者 本件との関係      特許出願人 東京都渋谷区渋谷3丁目6番7号 (333)ヂーゼル機器株式会社 代表者板垣征夫 4、代理人 東京都豊島区東池袋1丁目48番lO号25山京ビル3
16号 6、補正の対象   明細書の「図面の簡単な説明」の
欄補正の内容 本願明細書の第23頁第7行目の「・・・示しており、
」と「第5」との間に、「第4図は第3図の要部を拡大
して示す断面図、」の文章を補充する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 弁ボア内を摺動するスプールに、ノーマル 位置およびオフセット位置の双方でポートを開口しない
    非制御ランドを設け、該ランドに、スプールの移動方向
    側に位置する該ランドと隣接のパッセージに連通可能な
    環状溝を設けたことを特徴とするスプール弁。
JP2719887A 1987-02-10 1987-02-10 スプ−ル弁 Granted JPS63195477A (ja)

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JP2719887A JPS63195477A (ja) 1987-02-10 1987-02-10 スプ−ル弁

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JP2719887A JPS63195477A (ja) 1987-02-10 1987-02-10 スプ−ル弁

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JPS63195477A true JPS63195477A (ja) 1988-08-12
JPH0416669B2 JPH0416669B2 (ja) 1992-03-24

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JP2009535567A (ja) * 2006-05-01 2009-10-01 リカード インコーポレイテッド 2ストローク/4ストローク切り替え用に調整及び一体化された潤滑及び制御圧力システム
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009535567A (ja) * 2006-05-01 2009-10-01 リカード インコーポレイテッド 2ストローク/4ストローク切り替え用に調整及び一体化された潤滑及び制御圧力システム
JP2016211655A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 株式会社日本自動車部品総合研究所 スプール弁

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JPH0416669B2 (ja) 1992-03-24

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