JPH0416669B2 - - Google Patents
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- JPH0416669B2 JPH0416669B2 JP2719887A JP2719887A JPH0416669B2 JP H0416669 B2 JPH0416669 B2 JP H0416669B2 JP 2719887 A JP2719887 A JP 2719887A JP 2719887 A JP2719887 A JP 2719887A JP H0416669 B2 JPH0416669 B2 JP H0416669B2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
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Landscapes
- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は作動油中に侵入したゴミ等夾雑物の集
積やランドと摺動面との間の遊隙内への食い込み
を防止するようにしたスプール弁に関する。
積やランドと摺動面との間の遊隙内への食い込み
を防止するようにしたスプール弁に関する。
(従来の技術)
一般に油圧回路を流通する作動油には、ゴミ等
の夾雑物が外部から侵入したり回路自体内で発生
したりして混入し、これがスプール弁のランドや
弁ボアの摺動面を損傷したり、ランドに隣接する
両側のパツセージ間における圧力差によつてパツ
セージの片隅に移動して集積し、更にはこれがラ
ンドと上記摺動面間の遊隙内に食い込んで、スプ
ールの円滑な摺動を阻害する問題がある。
の夾雑物が外部から侵入したり回路自体内で発生
したりして混入し、これがスプール弁のランドや
弁ボアの摺動面を損傷したり、ランドに隣接する
両側のパツセージ間における圧力差によつてパツ
セージの片隅に移動して集積し、更にはこれがラ
ンドと上記摺動面間の遊隙内に食い込んで、スプ
ールの円滑な摺動を阻害する問題がある。
このため、上記夾雑物の集積や食い込み防止に
ついては、従来より種々の提案がなされている。
例えば特開昭61−201903号公報には、油圧アクチ
ユエータに連通する第1ポートを開閉するランド
を略太鼓状に形成し、その周面に形成した環状溝
内に油中の夾雑物を一時的に収容することで、上
記問題を解決するようにしたスプール弁が開示さ
れている。
ついては、従来より種々の提案がなされている。
例えば特開昭61−201903号公報には、油圧アクチ
ユエータに連通する第1ポートを開閉するランド
を略太鼓状に形成し、その周面に形成した環状溝
内に油中の夾雑物を一時的に収容することで、上
記問題を解決するようにしたスプール弁が開示さ
れている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、この従来のスプール弁では環状溝を形
成したランドを太鼓状に形成することで、加工作
業が複雑かつ煩雑化し、しかも上記ランドで第1
ポートを開閉するようにしていたため、環状溝に
よつて上記ポートの開閉時期が変化し既設の油圧
回路の即応し難いうえ、上記ランドによる第1ポ
ートの閉塞直前に環状溝内に渦流が発生し、これ
が環状溝内に一坦滞留した夾雑物を巻き上げる結
果、却つて夾雑物の食い込みが助長されるという
問題があつた。
成したランドを太鼓状に形成することで、加工作
業が複雑かつ煩雑化し、しかも上記ランドで第1
ポートを開閉するようにしていたため、環状溝に
よつて上記ポートの開閉時期が変化し既設の油圧
回路の即応し難いうえ、上記ランドによる第1ポ
ートの閉塞直前に環状溝内に渦流が発生し、これ
が環状溝内に一坦滞留した夾雑物を巻き上げる結
果、却つて夾雑物の食い込みが助長されるという
問題があつた。
本発明はこのような従来の問題を解決し、簡単
な構成によつて弁ボア内での夾雑物の集積やラン
ドと摺動面間の遊隙内への食い込みを防止し、し
かも既設の油圧回路に即応できるようにしたスプ
ール弁を提供することを目的とする。
な構成によつて弁ボア内での夾雑物の集積やラン
ドと摺動面間の遊隙内への食い込みを防止し、し
かも既設の油圧回路に即応できるようにしたスプ
ール弁を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
このため、本発明のスプール弁は、弁ボア内を
摺動するスプールに、ノーマル位置およびオフセ
ツト位置の双方でポートを開口しない非制御ラン
ドを設け、該ランドに、スプールの移動方向側に
位置する該ランドと隣接のパツセージに連通可能
な環状溝を設けることにより、作動油中の夾雑物
の集積と、弁ボアの摺動面とランドとの間の遊隙
内への夾雑物の食い込みを簡単な構成で防止する
とともに、既設の油圧回路に容易に対応できるよ
うにしたことを特徴にしている。
摺動するスプールに、ノーマル位置およびオフセ
ツト位置の双方でポートを開口しない非制御ラン
ドを設け、該ランドに、スプールの移動方向側に
位置する該ランドと隣接のパツセージに連通可能
な環状溝を設けることにより、作動油中の夾雑物
の集積と、弁ボアの摺動面とランドとの間の遊隙
内への夾雑物の食い込みを簡単な構成で防止する
とともに、既設の油圧回路に容易に対応できるよ
うにしたことを特徴にしている。
(実施例)
以下、本発明を3ポート2位置スプール弁を備
えた電磁弁に適用した図示実施例について説明す
ると、第1図乃至第4図において1は内部にソレ
ノイド2を収容し、端部に弁ハウジング3を連結
した管状のキヤツプで、その内側には管状のブシ
ユ4が収容されている。ブシユ4の内側にはヨー
ク5に捲回された環状のコイル6が配置され、該
ヨーク5の内側に固定鉄心7の軸筒部8が挿入さ
れている。
えた電磁弁に適用した図示実施例について説明す
ると、第1図乃至第4図において1は内部にソレ
ノイド2を収容し、端部に弁ハウジング3を連結
した管状のキヤツプで、その内側には管状のブシ
ユ4が収容されている。ブシユ4の内側にはヨー
ク5に捲回された環状のコイル6が配置され、該
ヨーク5の内側に固定鉄心7の軸筒部8が挿入さ
れている。
軸筒部8内には固定鉄心7のフランジ9に開口
したプランジヤ室10が設けられ、該室10内に
非磁性材からなる有底管状のプランジヤガイド1
2が収容され、その底縁13がプランジヤ室10
の底部に収容されている。プランジヤガイド12
の他端縁は外側に折曲されてプランジヤ室10の
開口縁部と係合し、かつその折曲縁に弁ハウジン
グ3の端面を密着させることで、プランジヤガイ
ド12を不動に保持させている。
したプランジヤ室10が設けられ、該室10内に
非磁性材からなる有底管状のプランジヤガイド1
2が収容され、その底縁13がプランジヤ室10
の底部に収容されている。プランジヤガイド12
の他端縁は外側に折曲されてプランジヤ室10の
開口縁部と係合し、かつその折曲縁に弁ハウジン
グ3の端面を密着させることで、プランジヤガイ
ド12を不動に保持させている。
上記プランジヤガイド12内には、該ガイド1
2よりも若干短小な筒状のプランジヤ14が摺動
可能に収容され、その内部に通孔15と該孔15
に連通する大径の凹孔16が形成されている。こ
の凹孔16と相対するプランジヤ室10の底部に
は凹部17が形成され、これら凹孔16と凹部1
7内にはプランジヤスプリング18が介挿されて
いて、プランジヤ14を弁ハウジング3方向へ付
勢し、常時はプランジヤ14の端面とプランジヤ
室10の底部との間に余室19を形成している。
2よりも若干短小な筒状のプランジヤ14が摺動
可能に収容され、その内部に通孔15と該孔15
に連通する大径の凹孔16が形成されている。こ
の凹孔16と相対するプランジヤ室10の底部に
は凹部17が形成され、これら凹孔16と凹部1
7内にはプランジヤスプリング18が介挿されて
いて、プランジヤ14を弁ハウジング3方向へ付
勢し、常時はプランジヤ14の端面とプランジヤ
室10の底部との間に余室19を形成している。
上記プランジヤ14の周面には後述の弁ボアに
連通する油溝20,20が形成され、常時は余室
19を介して凹孔16と通孔15とに連通してい
る。図中、21はキヤツプ1の底縁22と軸筒部
8の端面との間に介挿されたシールキヤツプで、
その外端面からコイル6に導通する配線コード2
3が引き出され、24は前記フランジ9と弁ハウ
ジング3の外側接合端面間に装着されたOリン
グ、25は軸筒部8の中間部に配設された非磁性
部、26は仕切片である。
連通する油溝20,20が形成され、常時は余室
19を介して凹孔16と通孔15とに連通してい
る。図中、21はキヤツプ1の底縁22と軸筒部
8の端面との間に介挿されたシールキヤツプで、
その外端面からコイル6に導通する配線コード2
3が引き出され、24は前記フランジ9と弁ハウ
ジング3の外側接合端面間に装着されたOリン
グ、25は軸筒部8の中間部に配設された非磁性
部、26は仕切片である。
一方、弁ハウジング3は鍔部27を前記フラン
ジ9の端面に接合し、かつその外周部をキヤツプ
1の端縁の屈曲部28で抱持されて連結され、そ
の軸筒部内に大径の弁ボア29が形成されてい
る。弁ボア29の一端は油タンクに連通するタン
クポート(共に図示略)に導通しており、その他
端が前記通孔15および油溝20に連通してい
る。上記弁ハウジング3の軸筒部周面には、弁ボ
ア29に連通する二つのポート30,31が離間
して開口され、このうち一方の供給ポート30は
油圧ポンプ(図示略)の吐出口に連通しており、
また他方のアクチユエータポート31は図示を省
略した油圧アクチユエータに連通し、該アクチユ
エータへの圧油の給排を可能にしている。
ジ9の端面に接合し、かつその外周部をキヤツプ
1の端縁の屈曲部28で抱持されて連結され、そ
の軸筒部内に大径の弁ボア29が形成されてい
る。弁ボア29の一端は油タンクに連通するタン
クポート(共に図示略)に導通しており、その他
端が前記通孔15および油溝20に連通してい
る。上記弁ハウジング3の軸筒部周面には、弁ボ
ア29に連通する二つのポート30,31が離間
して開口され、このうち一方の供給ポート30は
油圧ポンプ(図示略)の吐出口に連通しており、
また他方のアクチユエータポート31は図示を省
略した油圧アクチユエータに連通し、該アクチユ
エータへの圧油の給排を可能にしている。
上記ポート30,31の弁ボア29への開口部
周辺には、内側へ張り出した環状の摺動面32,
33,34が設けられ、これらの内側にスプール
35が摺動可能に収容されている。スプール35
の周面には、そのノーマル位置およびオフセツト
位置の双方で供給ポート30を開口しない非制御
ランド36を、後述の環状溝を境に二つに分割し
た分割ランド37a,37bと、上記各位置でア
クチユエータポート31をタンクポートまたは供
給ポート30に連通させる制御ランド38が設け
られている。
周辺には、内側へ張り出した環状の摺動面32,
33,34が設けられ、これらの内側にスプール
35が摺動可能に収容されている。スプール35
の周面には、そのノーマル位置およびオフセツト
位置の双方で供給ポート30を開口しない非制御
ランド36を、後述の環状溝を境に二つに分割し
た分割ランド37a,37bと、上記各位置でア
クチユエータポート31をタンクポートまたは供
給ポート30に連通させる制御ランド38が設け
られている。
このうち、上記分割ランド37a,37bは摺
動面32を摺動可能にされ、また制御ランド38
は摺動面33,34に摺動可能にされていて、分
割ランド37a,37b間に上述の環状溝39が
形成されている。上記非制御ランド36の両側に
は作動油の流路を形成するパツセージ40,42
が設けられ、また制御ランド38の両側にはパツ
セージ41,42が設けられている。
動面32を摺動可能にされ、また制御ランド38
は摺動面33,34に摺動可能にされていて、分
割ランド37a,37b間に上述の環状溝39が
形成されている。上記非制御ランド36の両側に
は作動油の流路を形成するパツセージ40,42
が設けられ、また制御ランド38の両側にはパツ
セージ41,42が設けられている。
これらのパツセージ40,41,42はスプー
ル35のノーマル位置には、第2図に示すように
タンクポート(図示略)に導通するパツセージ4
0が環状溝39と連通し、該溝39はパツセージ
42と遮断されていて、該パツセージ42に供給
ポート30が連通している。一方、パツセージ4
2はタンクポートに連通するパツセージ41と遮
断され、該パツセージ41にアクチユエータポー
ト31が連通している。
ル35のノーマル位置には、第2図に示すように
タンクポート(図示略)に導通するパツセージ4
0が環状溝39と連通し、該溝39はパツセージ
42と遮断されていて、該パツセージ42に供給
ポート30が連通している。一方、パツセージ4
2はタンクポートに連通するパツセージ41と遮
断され、該パツセージ41にアクチユエータポー
ト31が連通している。
スプール35内には弁ボア29とプランジヤ1
4の通孔15に連通する段付きの貫通孔43が設
けられ、また弁ボア29の一端には透孔44,4
5を形成したストツパ46とスペーサ47が配設
されていて、このスペーサ47と貫通孔43内の
奥壁との間にバルブスプリング48が介挿されて
いる。このスプリング48のセツト力は、前記プ
ランジヤスプリング18のそれよりも大きく、そ
の復元力を介しスプール35をソレノイド2方向
へ付勢させて前記のノーマル位置を保持させ、か
つスプール35の端面をプランジヤ14の端面に
当接させている。
4の通孔15に連通する段付きの貫通孔43が設
けられ、また弁ボア29の一端には透孔44,4
5を形成したストツパ46とスペーサ47が配設
されていて、このスペーサ47と貫通孔43内の
奥壁との間にバルブスプリング48が介挿されて
いる。このスプリング48のセツト力は、前記プ
ランジヤスプリング18のそれよりも大きく、そ
の復元力を介しスプール35をソレノイド2方向
へ付勢させて前記のノーマル位置を保持させ、か
つスプール35の端面をプランジヤ14の端面に
当接させている。
この他、図中49はパツセージ41に臨むスプ
ール35の周面に開口した導孔で、スプール35
内外の貫通孔43と弁ボア29に連通しており、
50は弁ハウジング3の周面に装着されたOリン
グ、51は作動油に混入したゴミおよび切紛等の
夾雑物である。
ール35の周面に開口した導孔で、スプール35
内外の貫通孔43と弁ボア29に連通しており、
50は弁ハウジング3の周面に装着されたOリン
グ、51は作動油に混入したゴミおよび切紛等の
夾雑物である。
第5図および第6図は本発明を3ポート2位置
スプール弁を備えた電磁弁に適用した他の実施例
を示し、前述した構成と対応する部分には同一の
符号を用いている。このうち、第5図は本発明を
ノーマルオープン型のスプール弁に適用した第二
実施例を示し、この実施例ではスプール35の両
側に非制御ランド52,53を設け、これらの間
に制御ランド54を設けるとともに、上記ランド
52,53に環状溝55,56を形成し、該溝5
5,56を境に両側に分割ランド57a,57b
と58a,58bを設けている。
スプール弁を備えた電磁弁に適用した他の実施例
を示し、前述した構成と対応する部分には同一の
符号を用いている。このうち、第5図は本発明を
ノーマルオープン型のスプール弁に適用した第二
実施例を示し、この実施例ではスプール35の両
側に非制御ランド52,53を設け、これらの間
に制御ランド54を設けるとともに、上記ランド
52,53に環状溝55,56を形成し、該溝5
5,56を境に両側に分割ランド57a,57b
と58a,58bを設けている。
上記分割ランド57a,57bが摺動する摺動
面59の両側には、タンクポートに連通する微少
なパツセージ40と、ノーマル位置で供給ポート
30とアクチユエータポート31に連通するパツ
セージ60が配設され、上記環状溝55はノーマ
ル位置ではパツセージ40と遮断し、代わりにパ
ツセージ60と連通している。
面59の両側には、タンクポートに連通する微少
なパツセージ40と、ノーマル位置で供給ポート
30とアクチユエータポート31に連通するパツ
セージ60が配設され、上記環状溝55はノーマ
ル位置ではパツセージ40と遮断し、代わりにパ
ツセージ60と連通している。
また、分割ランド58a,58bが摺動する摺
動面61の両側には、ノーマル位置でタンクポー
ト62に連通するパツセージ63とパツセージ4
1が配設され、スプール35がノーマル位置から
オフセツト位置へ移動する場合は、環状溝55,
56が同図bに示すように移動方向側のパツセー
ジ40と63に連通し、オフセツト位置からノー
マル位置へ移行する場合は、スプール35が同図
bの矢視方向へ移動して、環状溝55,56が上
記移動側のパツセージ60,41と連通する。
動面61の両側には、ノーマル位置でタンクポー
ト62に連通するパツセージ63とパツセージ4
1が配設され、スプール35がノーマル位置から
オフセツト位置へ移動する場合は、環状溝55,
56が同図bに示すように移動方向側のパツセー
ジ40と63に連通し、オフセツト位置からノー
マル位置へ移行する場合は、スプール35が同図
bの矢視方向へ移動して、環状溝55,56が上
記移動側のパツセージ60,41と連通する。
すなわち、この実施例では二つの非制御ランド
52,53と一つの制御ランド54を有するスプ
ール35に本発明を適用した点を特徴としてい
る。
52,53と一つの制御ランド54を有するスプ
ール35に本発明を適用した点を特徴としてい
る。
一方、第6図は本発明をノーマルクローズ型の
スプール弁に適用した第三実施例を示し、この実
施例ではスプール35の両側に大小異幅の非制御
ランド52,53を設け、該ランド52,53の
内端に環状溝55,56を形成し、この溝55,
56を境に単一の分割ランド57a,58bと制
御ランド64,65を配設している。
スプール弁に適用した第三実施例を示し、この実
施例ではスプール35の両側に大小異幅の非制御
ランド52,53を設け、該ランド52,53の
内端に環状溝55,56を形成し、この溝55,
56を境に単一の分割ランド57a,58bと制
御ランド64,65を配設している。
そして、第6図aに示すスプール35のノーマ
ル位置からオフセツト位置へ移行する場合は、各
環状溝55,56が移動方向側のパツセージ40
と66に連通し、同図bに示すオフセツト位置か
らノーマル位置へ移行する場合は、環状溝55,
56はスプール35の移動方向側のパツセージ6
7と41に連通する。
ル位置からオフセツト位置へ移行する場合は、各
環状溝55,56が移動方向側のパツセージ40
と66に連通し、同図bに示すオフセツト位置か
らノーマル位置へ移行する場合は、環状溝55,
56はスプール35の移動方向側のパツセージ6
7と41に連通する。
すなわち、この実施例では二つの非制御ランド
52,53と二つの制御ランド64,65を有す
るスプール35に本発明を適用し、かつ上記非制
御ランド52,53の内端に環状溝55,56を
形成することで、該溝55,56の両側に分割ラ
ンド57a,58bと制御ランド64,65を配
設した点を特徴としている。
52,53と二つの制御ランド64,65を有す
るスプール35に本発明を適用し、かつ上記非制
御ランド52,53の内端に環状溝55,56を
形成することで、該溝55,56の両側に分割ラ
ンド57a,58bと制御ランド64,65を配
設した点を特徴としている。
(作用)
このように構成したスプール弁はスプール35
に設けたランド36,38のうち、そのノーマル
およびオフセツト位置の双方で如何なるポートも
開口させない非制御ランド36に環状溝39を形
成するだけでよく、しかもこのランド36は通常
の円筒状周面で構成されているから、従来のこの
種スプール弁のような異形周面のものに比べて、
これを容易に製作し得ることとなる。
に設けたランド36,38のうち、そのノーマル
およびオフセツト位置の双方で如何なるポートも
開口させない非制御ランド36に環状溝39を形
成するだけでよく、しかもこのランド36は通常
の円筒状周面で構成されているから、従来のこの
種スプール弁のような異形周面のものに比べて、
これを容易に製作し得ることとなる。
しかも、上記スプール弁は実質上、非制御ラン
ドに環状溝を形成すれば足り、弁ハウジング3の
供給ポート30やアクチユエータポート31、制
御ランド38や非制御ランド36等の設計変更を
一切要せず、例えば既設の非制御ランドに環状溝
39を設けることで達成されるから、加工が頗る
容易で既設のスプール弁の改変に容易に応じられ
ることになる。
ドに環状溝を形成すれば足り、弁ハウジング3の
供給ポート30やアクチユエータポート31、制
御ランド38や非制御ランド36等の設計変更を
一切要せず、例えば既設の非制御ランドに環状溝
39を設けることで達成されるから、加工が頗る
容易で既設のスプール弁の改変に容易に応じられ
ることになる。
このようなスプール弁を例えば弁ハウジング3
の弁ボア29内に挿入し、その一端をストツパ4
6とスペーサ47とで掛止するとともに、その他
端側の弁ハウジング3の端面を、キヤツプ1内に
予め組み込んだソレノイド2を構成する固定鉄心
7の端面に押し当て、これらキヤツプ1の端縁を
内側に折曲して連結することで、電磁弁が組付け
られる。
の弁ボア29内に挿入し、その一端をストツパ4
6とスペーサ47とで掛止するとともに、その他
端側の弁ハウジング3の端面を、キヤツプ1内に
予め組み込んだソレノイド2を構成する固定鉄心
7の端面に押し当て、これらキヤツプ1の端縁を
内側に折曲して連結することで、電磁弁が組付け
られる。
こうして組付けられた電磁弁は第1図に示すよ
うに、弁ハウジング3の端面が固定鉄心7のフラ
ンジ9端面に密着し、それらの間の油密がOリン
グ24で維持されるとともに、弁ボア29内に収
容されたスプール35の一端が、プランジヤガイ
ド12内のプランジヤ14の端面に当接してい
て、それらはプランジヤスプリング17とバルブ
スプリング48のバランスした位置で静止してい
る。
うに、弁ハウジング3の端面が固定鉄心7のフラ
ンジ9端面に密着し、それらの間の油密がOリン
グ24で維持されるとともに、弁ボア29内に収
容されたスプール35の一端が、プランジヤガイ
ド12内のプランジヤ14の端面に当接してい
て、それらはプランジヤスプリング17とバルブ
スプリング48のバランスした位置で静止してい
る。
この場合、実施例ではバルブスプリング48の
セツト力の方がプランジヤスプリング17のそれ
よりも大きいため、プランジヤ14とスプール3
5が図示のような状態に置かれ、プランジヤガイ
ド12の奥部に形成された余室19が、油溝20
および凹孔16と通孔15と連通するとともに、
弁ボア29内においてスプール35の各ランド3
6,37a,37b,38が、そのノーマル位置
に位置付けられている。
セツト力の方がプランジヤスプリング17のそれ
よりも大きいため、プランジヤ14とスプール3
5が図示のような状態に置かれ、プランジヤガイ
ド12の奥部に形成された余室19が、油溝20
および凹孔16と通孔15と連通するとともに、
弁ボア29内においてスプール35の各ランド3
6,37a,37b,38が、そのノーマル位置
に位置付けられている。
すなわち、スプール35のノーマル位置は、第
1図および第2図に示すように分割ランド37b
が摺動面32の端面と係合して、パツセージ40
と供給ポート30が遮断され、また制御ランド3
8が摺動面33の端面と係合して、供給ポート3
0とアクチユエータポート31が遮断され、供給
ポート30のブロツク状態が形成されている。更
に、上記制御ランド38がアクチユエータポート
31を開口し、該ポート31がパツセージ41と
導孔49を介し貫通孔43に連通することで、ア
クチユエータポート31とタンクポート(図示
略)が連通している。
1図および第2図に示すように分割ランド37b
が摺動面32の端面と係合して、パツセージ40
と供給ポート30が遮断され、また制御ランド3
8が摺動面33の端面と係合して、供給ポート3
0とアクチユエータポート31が遮断され、供給
ポート30のブロツク状態が形成されている。更
に、上記制御ランド38がアクチユエータポート
31を開口し、該ポート31がパツセージ41と
導孔49を介し貫通孔43に連通することで、ア
クチユエータポート31とタンクポート(図示
略)が連通している。
このような状況の下では、圧力ポートである供
給ポート30に連通するパツセージ42の圧力
が、隣接する他のパツセージ41や環状溝39の
それに比べて高く、その圧力差によつてパツセー
ジ42内の作動油の一部が、分割ランド37bと
摺動面32との遊隙および制御ランド38と摺動
面33との遊隙を経て、上記環状溝39やパツセ
ージ41内へ漏出し、その際漏出油に混入した夾
雑物51が前記遊隙内に介入する。第2図はこの
ような状況を示している。
給ポート30に連通するパツセージ42の圧力
が、隣接する他のパツセージ41や環状溝39の
それに比べて高く、その圧力差によつてパツセー
ジ42内の作動油の一部が、分割ランド37bと
摺動面32との遊隙および制御ランド38と摺動
面33との遊隙を経て、上記環状溝39やパツセ
ージ41内へ漏出し、その際漏出油に混入した夾
雑物51が前記遊隙内に介入する。第2図はこの
ような状況を示している。
こうした状態の下でコイル6を励磁させると、
固定鉄心7とプランジヤ14との間に磁性回路が
形成され、その磁力によつてプランジヤ14がプ
ランジヤスプリング18に抗して第1図上右方へ
吸引移動する。上記プランジヤ14の移動に伴な
い、スプール35がバルブスプリング48に押さ
れて第2図上矢視方向へ移動すると、前記遊隙内
に介入していた夾雑物51のうち、摺動面32と
制御ランド37b間の夾雑物51は、スプール3
5が同図上矢視方向へ移動することで、その遊隙
内から引き抜かれてパツセージ42内へ収容さ
れ、一方摺動面33と制御ランド38間の夾雑物
51は、スプール35の移動によつて当該遊隙内
に進入しようとするが、制御ランド38の変位で
上記遊隙が結果的に消失するため、結局パツセー
ジ42内に落下して収容される。
固定鉄心7とプランジヤ14との間に磁性回路が
形成され、その磁力によつてプランジヤ14がプ
ランジヤスプリング18に抗して第1図上右方へ
吸引移動する。上記プランジヤ14の移動に伴な
い、スプール35がバルブスプリング48に押さ
れて第2図上矢視方向へ移動すると、前記遊隙内
に介入していた夾雑物51のうち、摺動面32と
制御ランド37b間の夾雑物51は、スプール3
5が同図上矢視方向へ移動することで、その遊隙
内から引き抜かれてパツセージ42内へ収容さ
れ、一方摺動面33と制御ランド38間の夾雑物
51は、スプール35の移動によつて当該遊隙内
に進入しようとするが、制御ランド38の変位で
上記遊隙が結果的に消失するため、結局パツセー
ジ42内に落下して収容される。
これら夾雑物51が介入していた遊隙は、その
後スプール35の上記移動に伴う分割ランド37
bと摺動面32、および制御ランド38と摺動面
33との各係合解除によつて消失し、上記遊隙内
に残留していた夾雑物51が、これらの環状溝3
9やパツセージ41,42内に落下して、完全に
除去される。
後スプール35の上記移動に伴う分割ランド37
bと摺動面32、および制御ランド38と摺動面
33との各係合解除によつて消失し、上記遊隙内
に残留していた夾雑物51が、これらの環状溝3
9やパツセージ41,42内に落下して、完全に
除去される。
こうして、プランジヤ14が吸引移動を続行
し、その一端がプランジヤガイド12の底縁13
に当接することで、その移動が停止される。この
状況は第3図および第4図に示すように、分割ラ
ンド37aが摺動面32と係合して環状溝39と
パツセージ40が遮断され、また制御ランド38
が摺動面34と係合してアクチユエータポート3
1とパツセージ41が遮断され、代わりにパツセ
ージ42が環状溝39と供給ポート30およびア
クチユエータポート31に連通することでタンク
ポートがブロツクされ、供給ポート30からアク
チユエータポート31への圧油の供給が可能にな
る。
し、その一端がプランジヤガイド12の底縁13
に当接することで、その移動が停止される。この
状況は第3図および第4図に示すように、分割ラ
ンド37aが摺動面32と係合して環状溝39と
パツセージ40が遮断され、また制御ランド38
が摺動面34と係合してアクチユエータポート3
1とパツセージ41が遮断され、代わりにパツセ
ージ42が環状溝39と供給ポート30およびア
クチユエータポート31に連通することでタンク
ポートがブロツクされ、供給ポート30からアク
チユエータポート31への圧油の供給が可能にな
る。
この場合には、圧力ポートである供給ポート3
0に連通する環状溝39とパツセージ42および
アクチユエータポート31の開口部周辺の圧力
が、隣接するパツセージ40,41のそれに比べ
て高く、その圧力差によつて環状溝39およびパ
ツセージ42内の作動油の一部が、分割ランド3
7aと摺動面32および制御ランド38と摺動面
34との各遊隙を経て、上記パツセージ40,4
1へ漏出し、その際漏出油中の夾雑物51が前記
遊隙内に介入する。第4図はこのような状況を示
している。
0に連通する環状溝39とパツセージ42および
アクチユエータポート31の開口部周辺の圧力
が、隣接するパツセージ40,41のそれに比べ
て高く、その圧力差によつて環状溝39およびパ
ツセージ42内の作動油の一部が、分割ランド3
7aと摺動面32および制御ランド38と摺動面
34との各遊隙を経て、上記パツセージ40,4
1へ漏出し、その際漏出油中の夾雑物51が前記
遊隙内に介入する。第4図はこのような状況を示
している。
このようなスプール弁のオフセツト状態の下で
コイル6を消磁させると、プランジヤ14に作用
する磁力が消失することで、該プランジヤ14が
プランジヤスプリング18によつて押し返され、
プランジヤ14と当接下のスプール35がバルブ
スプリング48に抗して、第3図上左方へ押し動
かされる。
コイル6を消磁させると、プランジヤ14に作用
する磁力が消失することで、該プランジヤ14が
プランジヤスプリング18によつて押し返され、
プランジヤ14と当接下のスプール35がバルブ
スプリング48に抗して、第3図上左方へ押し動
かされる。
そして、上記スプール35の移動に伴ない、前
記遊隙内に介入していた夾雑物51のうち、分割
ランド37aと摺動面32間の夾雑物51は、ス
プール35が第4図上矢視方向へ移動し当該遊隙
が消失することで、環状溝39内に落下し、一方
制御ランド38と摺動面34間の夾雑物51は、
スプール35と一緒に移動して遊隙から引き抜か
れ、パツセージ42内に落下し収容される。
記遊隙内に介入していた夾雑物51のうち、分割
ランド37aと摺動面32間の夾雑物51は、ス
プール35が第4図上矢視方向へ移動し当該遊隙
が消失することで、環状溝39内に落下し、一方
制御ランド38と摺動面34間の夾雑物51は、
スプール35と一緒に移動して遊隙から引き抜か
れ、パツセージ42内に落下し収容される。
これらの遊隙は、その後のスプール35の移動
に伴なう分割ランド37aと摺動面32、および
制御ランド38と摺動面34との各係合解除によ
つて消失し、遊隙内に残留していた夾雑物51が
環状溝39やパツセージ42,41内に落下し
て、完全に除去される。
に伴なう分割ランド37aと摺動面32、および
制御ランド38と摺動面34との各係合解除によ
つて消失し、遊隙内に残留していた夾雑物51が
環状溝39やパツセージ42,41内に落下し
て、完全に除去される。
すなわち、作動油中の夾雑物51が、スプール
35のノーマル状態やオフセツト状態の各静止位
置に、分割ランド37a,37bと摺動面32、
および制御ランド38と摺動面33,34間の各
遊隙内に一時的に介入しても、これらの遊隙はス
プール35の移動時に環状溝39と制御ランド3
8の変位を介して消失し、上記遊隙から脱落ない
しは移動を余儀無くされて環状溝39やパツセー
ジ40,41,42への落下を強いられるから、
これが遊隙内に介入したまま排出困難になつた
り、遊隙内で食い込みを生じさせたりすることが
ない。
35のノーマル状態やオフセツト状態の各静止位
置に、分割ランド37a,37bと摺動面32、
および制御ランド38と摺動面33,34間の各
遊隙内に一時的に介入しても、これらの遊隙はス
プール35の移動時に環状溝39と制御ランド3
8の変位を介して消失し、上記遊隙から脱落ない
しは移動を余儀無くされて環状溝39やパツセー
ジ40,41,42への落下を強いられるから、
これが遊隙内に介入したまま排出困難になつた
り、遊隙内で食い込みを生じさせたりすることが
ない。
こうして、プランジヤ14がプランジヤスプリ
ング18によつて原位置を回復したところで、ス
プール35が復帰移動を停止し第1図に示すよう
なノーマル位置を回復する。したがつて、この場
合には分割ランド37aが摺動面32との係合を
解除し、代わりに分割ランド37bが摺動面32
と係合する。また、制御ランド38が摺動面34
との係合を解除する代わりに摺動面33と係合し
て、供給ポート30がブロツクされる一方、アク
チユエータポート31が開口されてパツセージ4
1と連通する。
ング18によつて原位置を回復したところで、ス
プール35が復帰移動を停止し第1図に示すよう
なノーマル位置を回復する。したがつて、この場
合には分割ランド37aが摺動面32との係合を
解除し、代わりに分割ランド37bが摺動面32
と係合する。また、制御ランド38が摺動面34
との係合を解除する代わりに摺動面33と係合し
て、供給ポート30がブロツクされる一方、アク
チユエータポート31が開口されてパツセージ4
1と連通する。
また、プランジヤ14の原位置復帰に伴なつ
て、プランジヤガイド12の奥部にはスプール3
5のオフセツト時に消失していた余室19が復旧
され、該室19に油溝20,20を介してパツセ
ージ41が連通するとともに、貫通孔43が通孔
15および凹孔16を介して余室19と連通す
る。
て、プランジヤガイド12の奥部にはスプール3
5のオフセツト時に消失していた余室19が復旧
され、該室19に油溝20,20を介してパツセ
ージ41が連通するとともに、貫通孔43が通孔
15および凹孔16を介して余室19と連通す
る。
このため、油圧アクチユエータからの戻り油が
アクチユエータポート31を介してパツセージ4
1内に流入し、その一部は導孔49から貫通孔4
3内に分流し、一部は第1図の矢視のように油溝
20,20に導かれて余室19内を高速に移動
し、該室19より凹孔16および通孔15を介し
て貫通孔43内を移動し油タンクに戻される。
アクチユエータポート31を介してパツセージ4
1内に流入し、その一部は導孔49から貫通孔4
3内に分流し、一部は第1図の矢視のように油溝
20,20に導かれて余室19内を高速に移動
し、該室19より凹孔16および通孔15を介し
て貫通孔43内を移動し油タンクに戻される。
そして、この戻り油流によつて、ソレノイド2
の励磁時に作動油中を吸引移動し、余室19や油
溝20,20および凹孔16内等に滞留している
切紛等の磁性体からなる夾雑物51を押し流し
て、これを一掃する。したがつて、これらの夾雑
物51によるプランジヤ14の作動不良を未然に
回避し得ることになる。
の励磁時に作動油中を吸引移動し、余室19や油
溝20,20および凹孔16内等に滞留している
切紛等の磁性体からなる夾雑物51を押し流し
て、これを一掃する。したがつて、これらの夾雑
物51によるプランジヤ14の作動不良を未然に
回避し得ることになる。
(発明の効果)
本発明のスプール弁は以上のように、弁ボア内
を摺動するスプールに、ノーマル位置およびオフ
セツト位置の双方でポートを開口しない非制御ラ
ンドを設け、該ランドに、スプールの移動方向側
に位置する該ランドと隣接のパツセージに連通可
能な環状溝を設けたから、簡単な構成によつて作
動油中の夾雑物の集積を防止し、これが弁ボアの
摺動面とスプールのランドとの遊隙内に介入して
引き起こる食い込みを防止できる効果がある。
を摺動するスプールに、ノーマル位置およびオフ
セツト位置の双方でポートを開口しない非制御ラ
ンドを設け、該ランドに、スプールの移動方向側
に位置する該ランドと隣接のパツセージに連通可
能な環状溝を設けたから、簡単な構成によつて作
動油中の夾雑物の集積を防止し、これが弁ボアの
摺動面とスプールのランドとの遊隙内に介入して
引き起こる食い込みを防止できる効果がある。
また、本発明は非制御ランドに環状溝を形成し
たから、該溝によつてポートの開閉時期が変化し
たり油圧回路の特性が変化したりすることがな
く、既設の油圧回路に容易に対応できる効果があ
る。
たから、該溝によつてポートの開閉時期が変化し
たり油圧回路の特性が変化したりすることがな
く、既設の油圧回路に容易に対応できる効果があ
る。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図で、そ
のノーマル位置の状況を示しており、第2図は第
1図の要部を拡大して示す断面図、第3図は本発
明の作動状態を示す断面図で、そのオフセツト位
置の状況を示しており、第4図は第3図の要部を
拡大して示す断面図、第5図は本発明の第二実施
例の要部を示す断面図で、同図aはそのノーマル
位置の状況を、同図bはそのオフセツト位置の状
況をそれぞれ示し、第6図は本発明の第三実施例
の要部を示す断面図で、同図aはそのノーマル位
置の状況を、同図bはそのオフセツト位置の状況
をそれぞれ示している。 29……弁ボア、30,31,62……ポー
ト、35……スプール、36,52,53……非
制御ランド、36,55,56……環状溝、4
0,41,42,60,63,66,67……パ
ツセージ。
のノーマル位置の状況を示しており、第2図は第
1図の要部を拡大して示す断面図、第3図は本発
明の作動状態を示す断面図で、そのオフセツト位
置の状況を示しており、第4図は第3図の要部を
拡大して示す断面図、第5図は本発明の第二実施
例の要部を示す断面図で、同図aはそのノーマル
位置の状況を、同図bはそのオフセツト位置の状
況をそれぞれ示し、第6図は本発明の第三実施例
の要部を示す断面図で、同図aはそのノーマル位
置の状況を、同図bはそのオフセツト位置の状況
をそれぞれ示している。 29……弁ボア、30,31,62……ポー
ト、35……スプール、36,52,53……非
制御ランド、36,55,56……環状溝、4
0,41,42,60,63,66,67……パ
ツセージ。
Claims (1)
- 1 弁ボア内を摺動するスプールに、ノーマル位
置およびオフセツト位置の双方でポートを開口し
ない非制御ランドを設け、該ランドに、スプール
の移動方向側に位置する該ランドと隣接のパツセ
ージに連通可能な環状溝を設けたことを特徴とす
るスプール弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2719887A JPS63195477A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | スプ−ル弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2719887A JPS63195477A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | スプ−ル弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63195477A JPS63195477A (ja) | 1988-08-12 |
JPH0416669B2 true JPH0416669B2 (ja) | 1992-03-24 |
Family
ID=12214391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2719887A Granted JPS63195477A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | スプ−ル弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63195477A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009144926A1 (ja) | 2008-05-30 | 2009-12-03 | 日本化薬株式会社 | 光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物、硬化物及び光ディスク |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7421981B2 (en) * | 2004-03-17 | 2008-09-09 | Ricardo, Inc. | Modulated combined lubrication and control pressure system for two-stroke/four-stroke switching |
JP6506097B2 (ja) * | 2015-05-08 | 2019-04-24 | 株式会社Soken | スプール弁 |
-
1987
- 1987-02-10 JP JP2719887A patent/JPS63195477A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009144926A1 (ja) | 2008-05-30 | 2009-12-03 | 日本化薬株式会社 | 光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物、硬化物及び光ディスク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63195477A (ja) | 1988-08-12 |
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