JPH0339658Y2 - - Google Patents

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JPH0339658Y2
JPH0339658Y2 JP5340787U JP5340787U JPH0339658Y2 JP H0339658 Y2 JPH0339658 Y2 JP H0339658Y2 JP 5340787 U JP5340787 U JP 5340787U JP 5340787 U JP5340787 U JP 5340787U JP H0339658 Y2 JPH0339658 Y2 JP H0339658Y2
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spool
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプランジヤの円滑かつ安定した作動を
得られるようにした電磁弁に関する。
(従来の技術) 一般に電磁弁はコイルの電磁力によりプランジ
ヤを吸引移動させることで、スプール等の弁体を
切換制御するように構成され、その際プランジヤ
の移動の円滑化を図る手段として、プランジヤを
収容するプランジヤ室内に作動油を収容し、プラ
ンジヤの摺動面を潤滑させる方法が一般に用いら
れている。
例えば、実開昭60−138081号公報にはスプール
を連結したスプールロツドに可動鉄心を嵌着し、
該鉄心の外周面にプランジヤ室とスリーブ内とに
連通する油溝を設け、上記鉄心の吸引移動時にス
リーブ内の作動油を油溝を介してプランジヤ室へ
供給するようにした、所謂油浸型電磁弁が示され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、この従来の電磁弁では可動鉄心が固定
鉄心に吸着するプランジヤ室の奥部で作動油が淀
んでしまい、該作動油に混入した夾雑物が上記両
鉄心間に滞留して、可動鉄心の円滑な作動を妨げ
るという問題があつた。
本考案はこのような従来の問題を解決し、アク
チユエータからの戻り油を強制的にプランジヤ室
内に回流させ、該室内に滞留している作動油中の
夾雑物を除去し、プランジヤの円滑かつ安定した
作動を得られるようにした電磁弁を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) このため、本考案の電磁弁は、電磁力によつて
吸引移動するプランジヤをプランジヤ室内に摺動
可能に収容するとともに、タンクポートとアクチ
ユエータポートを設けた弁ハウジング内にスプー
ルを摺動可能に収容し、上記プランジヤの作動に
スプールを連動させるようにした電磁弁におい
て、前記プランジヤとスプールをタンクポートに
連通する中空構造とし、上記プランジヤの外周面
にアクチユエータポートとプランジヤ室内に連通
する油溝を設ける一方、上記スプールの周面にア
クチユエータポートとタンクポートを連通するラ
ンド部を設け、上記スプールのノーマル位置への
切換時にアクチユエータポートからの戻り油をプ
ランジヤ室内に導き、かつこれをプランジヤおよ
びスプール内部を移動させてタンクポートから流
出させるようにして、プランジヤ室内に滞留して
いる作動油中の夾雑物を除去し、プランジヤの円
滑かつ安定した作動を得られるようにしたことを
特徴としている。
(実施例) 以下、本考案を3ポート2位置スプール弁を備
えた電磁弁に適用した図示実施例について説明す
ると、第1図および第2図において1は内部にソ
レノイド2を収容し、端部に弁ハウジング3を連
結した管状のキヤツプで、その内側には管状のブ
シユ4が収容されている。上記ブシユ4の内側に
はヨーク5に捲回された環状のコイル6が配置さ
れ、該ヨーク5の内側に固定鉄心7の軸筒部7a
が挿入されている。
上記固定鉄心7は、同径の軸部を非磁性部8を
介して一体に接合したストツパ9とプラグ10か
らなり、その軸筒部7aの内部に凹孔11と該孔
11の底部に開口した段付孔12が設けられ、上
記凹孔11がプラグ10のフランジ部10aの端
面に開口している。
この凹孔11内には非磁性材からなる有底管状
のプランジヤガイド13が収容され、外側に屈曲
した開口縁13aを上記凹孔11の開口縁に係合
させ、かつその底縁13bを凹孔11の底部に係
合させることで、定位置を維持している。
プランジヤガイド13の内部にはプランジヤ室
14が設けられ、該室14内にプランジヤ15が
摺動可能に収容されている。プランジヤ15の周
面にはプランジヤ室14と後述の弁ボアに連通す
る油溝16,16が形成され、その内部に後述す
る貫通孔と連通する大小異径の透孔17と通孔1
8が形成されていて、該孔18と前記段付孔12
の間にプランジヤスプリング19が介挿され、プ
ランジヤ15を弁ハウジング3方向へ付勢してい
る。
一方、弁ハウジング3は鍔部3aを前記フラン
ジ10aの端面に接合し、かつその外周部をキヤ
ツプ1の端縁の屈曲部1aで抱持されて連結さ
れ、その軸筒部内に大径の弁ボア20を形成して
いる。弁ボア20の一端は油タンクに連通するタ
ンクポート(共に図示略)に導通しており、その
他端が前記油溝16,16に連通している。
上記弁ハウジング3の軸筒部周面には、弁ボア
20に連通する二つのポート21,22が離間し
て開口され、このうち一方の供給ポート21は油
圧ポンプ(図示略)の吐出口に連通しており、ま
た他方のアクチユエータポート22は図示を省略
した油圧アクチユエータに連通し、該アクチユエ
ータへの圧油の給排を可能にしている。
上記ポート21,22の弁ボア20への開口部
周辺には、内側へ張り出した環状の摺動段部2
3,24,25が設けられ、これらの内側にスプ
ール26が摺動可能に収容されている。スプール
26の周面には上記摺動段部23と係合可能なラ
ンド部27,28が近接して設けられ、またこれ
らと離間位置に摺動段部24,25と係合可能な
ランド部29が設けられている。
また、スプール26の内部には前記透孔17と
連通する段付孔状の貫通孔30と、該孔30に連
通し、かつタンクポートに導通する連通孔31が
設けられている。このうち、貫通孔30の内周面
には弁ボア20に連通する通孔32が開口され、
また連通孔31内にはリターンスプリング33が
収容されていて、該スプリング33の一端が、弁
ハウジング3の端部に固定されたストツパ34に
掛止されるスペーサ35上に着座している。
リターンスプリング33は前記プランジヤスプ
リング19のセツト力よりも小さく設定され、そ
の復元力を介してスプール26をプランジヤ15
方向へ付勢し、常時はこれらのスプリング33,
19のバランスした位置にプランジヤ15を静止
させている。
この他、図中36はブシユ4内に収容したシー
ルキヤツプで、一端をストツパ9の端面に当接
し、他側端面をキヤツプ1の折曲縁1bで掛止さ
れて固定され、該端面からコイル6に導通する配
線コード37を引き出している。38,39は油
密用のOリングである。
(作用) このように構成した電磁弁は、弁ハウジング3
の端面がプラグ10のフランジ10a端面に密着
し、それらの間の油密がOリング38で維持さ
れ、常時はスプール26の一端が第1図に示すよ
うにプランジヤ15の端面に当接していて、それ
らはプランジヤスプリング19とリターンスプリ
ング33のバランスした位置で静止している。
この場合、実施例ではリターンスプリング33
のセツト力の方がプランジヤスプリング19のそ
れよりも小さいため、プランジヤ15はプランジ
ヤ室14の開口側へ押し遺られ、該室14の奥
部、つまりプランジヤ15の吸引移動側終端部に
図示のような油溜が形成されている。
このような電磁弁のノーマル時には、スプール
26のランド部28が摺動段部23と係合し、ラ
ンド部29が摺動段部24と係合していて、供給
ポート21がブロツクされ、代わりに弁ボア20
と通孔32および貫通孔30と連通孔31を介し
て、アクチユエータポート22とタンクポートが
連通している。
こうした状態の下でコイル6が励磁されると、
固定鉄心7とプランジヤ15との間に磁気回路が
形成され、その磁力によつてプランジヤ15がプ
ランジヤスプリング19に抗して第1図上右方へ
吸引移動する。そして、プランジヤ15の先端が
プランジヤガイド13の底縁13bに当接したと
ころで、プランジヤ15の吸引移動が停止され、
第2図に示すような状況を形成する。
この場合には、第2図に示すようにランド部2
7と摺動段部23が係合し、ランド部29が摺動
段部29と係合して供給ポート21とアクチユエ
ータポート22が連通し、アクチユエータポート
22からアクチユエータへの圧油の供給が可能と
なる一方、タンクポートがブロツクされ、このタ
ンクポートに連通する通孔18と透孔17側に、
プランジヤ15によつて押し退けられた油溜の作
動油が移動する。
このような状況の下でコイル6を消磁させる
と、プランジヤ15に作用する磁力が消失するこ
とで、該プランジヤ15がプランジヤスプリング
19によつて押し返され、プランジヤ室14の奥
部には油溜が復旧されて、この油溜を介し弁ボア
20から油溝16を経て通孔18および貫通孔3
0に至る油路が復旧される。
また、プランジヤ15の原位置復帰に伴ないス
プール26がリターンスプリング33に抗して原
位置へ復帰し、摺動段部23がランド部27との
係合を解除する代わりにランド部28と係合し、
またランド部29が摺動段部25との係合を解除
する代わりに摺動段部24と係合して供給ポート
21をブロツクし、アクチユエータポート22と
タンクポートが連通する、第1図示の状態を形成
する。
このため、油圧アクチユエータからの戻り油が
アクチユエータポート22から弁ボア20内に流
入し、その一部は通孔32から貫通孔30内に分
流し、その一部は第1図の矢視のように油溝1
6,16に導かれてプランジヤ室14内を高速に
移動し、通孔18より透孔17を経て貫通孔30
および連通孔31に導かれ、油タンクに戻され
る。
したがつて、この戻り油流によつてコイル6の
励磁の際にプランジヤ室14内を移動し、常時は
主に前記油溜に滞留している鉄粉等の夾雑物や他
の夾雑物が、上記油溜から油タンクに押し流され
て一掃される。しかも、このような戻り油流によ
るプランジヤ室14内の清掃作用は、コイル6の
消磁動作毎に強制的に行なわれ、その都度プラン
ジヤ室14内は新たな作動油と入れ替えられるか
ら、プランジヤ15の移動域、特にプランジヤ1
5の吸着部に相当する底縁13b周辺の油溜に滞
留する夾雑物によつて引き起こされる、プランジ
ヤ15の作動不良を防止し得ることになる。
そのうえ、上記戻り油によつて押し流された作
動油はスプール26の内部を移動するから、作動
油中の夾雑物がスプール26の外周部に放出され
てスプール26が作動不良を引き起こすという心
配もない。
(考案の効果) 本考案の電磁弁は以上のように、電磁力によつ
て吸引移動するプランジヤをプランジヤ室内に摺
動可能に収容するとともに、タンクポートとアク
チユエータポートを設けた弁ハウジング内にスプ
ールを摺動可能に収容し、上記プランジヤの作動
にスプールを連動させるようにした電磁弁におい
て、前記プランジヤとスプールをタンクポートに
連通する中空構造とし、上記プランジヤの外周面
にアクチユエータポートとプランジヤ室内に連通
する油溝を設ける一方、上記スプールの周面にア
クチユエータポートとタンクポートを連通するラ
ンド部を設け、上記スプールのノーマル位置への
切換時にアクチユエータポートからの戻り油をプ
ランジヤ室内に導き、かつこれをプランジヤおよ
びスプール内部を移動させてタンクポートから流
出させるようにしたから、プランジヤ室内に滞留
している作動油中の夾雑物を除去することがで
き、上記夾雑物によるプランジヤの作動不良を防
止できる効果がある。
しかも、本考案ではスプールのオフセツト位置
からノーマル位置の切換毎に上記戻り油をプラン
ジヤ室へ強制的に回流させるようにしたから、プ
ランジヤ室内の夾雑物を確実に除去して、円滑か
つ安定したプランジヤの作動を得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図で、電
磁弁のノーマル状態ないしはオフセツト状態から
ノーマル状態への切換後の状況を示しており、第
2図は上記弁のオフセツト状態を示す断面図であ
る。 3……弁ハウジング、14……プランジヤ室、
15……プランジヤ、16……油溝、22……ア
クチユエータポート、26……スプール、29…
…ランド部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁力によつて吸引移動するプランジヤをプラ
    ンジヤ室内に摺動可能に収容するとともに、タン
    クポートとアクチユエータポートを設けた弁ハウ
    ジング内にスプールを摺動可能に収容し、上記プ
    ランジヤの作動にスプールを連動させるようにし
    た電磁弁において、前記プランジヤとスプールを
    タンクポートに連通する中空構造とし、上記プラ
    ンジヤの外周面にアクチユエータポートとプラン
    ジヤ室内に連通する油溝を設ける一方、上記スプ
    ールの周面にアクチユエータポートとタンクポー
    トを連通するランド部を設け、上記スプールのノ
    ーマル位置への切換時にアクチユエータポートか
    らの戻り油をプランジヤ室内に導き、かつこれを
    プランジヤおよびスプール内部を移動させてタン
    クポートから流出させるようにしたことを特徴と
    する電磁弁。
JP5340787U 1987-04-10 1987-04-10 Expired JPH0339658Y2 (ja)

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JPS63160480U JPS63160480U (ja) 1988-10-20
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