JPS63193468A - フラツトケ−ブル用接続端子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、フラットケーブルの導線に圧着接続するため
のフラットケーブル用接続端子に関するものである。

［従来の技術］ 従来、フラットケーブルの薄板状の導体に接続端子を接
続する場合には、第６図（ａ）に示すようにフラットケ
ーブル１の導体２の両側から絶縁フィルム３を突き破っ
て、先端を鋭利にした接続端子の圧着片４を挿し込み、
圧着片４の先端を導体２に突き立てるようにするか、或
いは（ｂ）に示すように圧着時に圧着片４によりフラッ
トケーブル１の絶縁フィルム３及び導体２を共に突き破
り、圧着片４の先端を導体２に接触して圧着接続する手
段が一般的に用いられている。

しかしながら、これらの手段は圧着片４の先端により導
体２及び絶縁フィルム３を突き破るので、振動等により
導体２及び絶縁フィルム３の亀裂が拡大する虞れがある
。

［発明の目的］ 本発明の目的は、上述の欠点を解消し、ばね押圧力を用
いて導体に接触するようにして、耐久性を有すると共に
接触の信頼性が確保できるフラットケーブル用接続端子
を提供することにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は。

フラットケーブルの導線に圧着接続するための導電金属
板から成る接続端子であって、前部に相手側接続端子と
嵌合する接続部を有し、後部に前記導線に圧着接続する
ための圧着部を有し、該圧着部には２つの圧着片を略Ｕ
字形に拡開すると共に上端部を内側に折り返してばね性
を持たせた接触部を設けたことを特徴とするフラットケ
ーブル用接続端子である。

［発明の実施例］ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図（ａ）は接続部を平刃状挿込部とした雄型接続端
子１１の平面図、（ｂ）は側面図、（Ｃ）は圧着部の断
面図を示してい・る、ここで、この接続端子１１は１枚
の導電金属板を打ち抜き・折曲して形成されており、先
端部は接続部１２、中間部は圧着部１３．後端部は緊締
部１４とされ、多数個の接続端子１１が連結片１５によ
り連結して形成されている。なお、１６は連結片１５に
設けられたフォーミングマシン用のパイロット孔である
。

＠線部１２においては導電金、属板を重ねた二重構造と
され、圧着部１３においては２枚の圧着片１３ａ、１３
ｂがＵ字状に拡開されており、その上端部は折り返され
て内側に弾発性を有するように膨出された接触部１３ｃ
となっている。また、圧着部１３の底部には長手方向に
上方に沿って持ち上げられた補強用リブ１７が形成され
ている。

更に、緊締部１４はフラットケーブルの引抜けを防止す
るためのものであり、圧着部１３と同様にＵ字型に形成
され、その内側はフラットケーブルに対する摩擦係数を
増加させるために、ローレフトなどが形成された粗面部
１４ａとされている。

第２図（ａ）はこの雄型接続端子１１にフラットケーブ
ルｌを接続した状態の平面図であり、圧着部１３は第２
図（ｂ）の断面図に示すように屈曲されて導体２を押圧
している。即ち、圧着部１３においてはフラットケーブ
ル１の上下両面に設けられた絶縁フィルム３のうち、少
なくとも上面の絶縁フィルム３が剥ぎ取られた導体２を
囲むようにして、かつ接触部１３ｃの弾発性を失わない
ように圧着することにより、導体２の上面が圧着片１３
ａ、１３ｂの接触部１３ｃと接触して電気的な接続が完
了する。なお、下面の絶縁フィルム３をも剥ぎ取れば、
導体２は上下両面で圧着部１３に接触することになる。

この圧着に際しては、接触部１３ｃは導体２の表面をこ
すり付けるように変形しながら圧着するので、仮に導体
２の表面に電気絶縁性を持つ酸化膜が生成されていたと
しても、この酸化膜を剥離して電気的な接続がなされる
。また、接触部１３ｃのばね押圧力を利用して接触する
ために導体２を破損することもない。

なお、緊締部１４においては絶縁フィルム３を導体２の
両面に張り付けた状態のまま圧着し、第２図（ａ）に示
すように導体２に長手方向と直交する方向の段部１４ｂ
を形成し、更には緊締部１４の内面に設けられた粗面部
１４ａの作用により、フラットケーブルｌが接続端子１
１から引き抜ける虞れは極めて少ない。

第３図は雄型接続端子１１の接続部１２を受は入れるた
めの接続部１２’を有する雌型接続端子１１°の平面図
であり、第１図、第２図と同一の符号は同一の機能を有
する部分である。

第４図はこの雌型接続端子１１°にフラットケーブルｌ
を接続した状態の平面図であり、この接続方法は先の雄
型接続端子１１’の場合とほぼ同じである。

第５図はこれらの雄型接続端子１１、雌型接続端子１１
′をコネクタハウジング２１．２１°にそれぞれ収納し
、ハウジング２１，２１°同志を嵌合すると共に１両接
続端子１１．１１’同志を接続した状態の断面図を示し
ている。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係るフラットケーブル用接
続端子は、フラットケーブルの導体を傷付けることなく
、確実な接続が再抽となる利点を有し、導体との接触面
積が大きくとれ大容量の電流を通電することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は第１図〜第５図は本発明に係るフラットケーブル
用接続端子の実施例を示し、第１図（ａ）は雄型接続端
子の平面図、（ｂ）は側面図、（Ｃ）は断面図、第２図
（ａ）はフラットケーブルを接続した状態の平面図、（
ｂ）はそのときの圧着部の断面図、第３図は雌型接続端
子の平面図、第４図はフラットケーブルを接続した状態
の雌型接続端子の平面図、第５図は雄型、雌型接続端子
をハウジングにそれぞれ収納し、再接続端子を嵌合した
状態の断面図であり、第６図（ａ）　、　（ｂ）は従来
の接続端子のフラットケーブル取り付けた状態の圧着部
の断面図である。 符号１はフラットケーブル、２は導体、３は絶縁フィル
ム、１１．１１’は接続端子、１２．１２’　は接続部
、１３は圧着部、１３ａ、１３ｂは圧着片、１３ｃは接
触部、１４は素締部。 ２１．２１”はコネクタハウジングである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、フラットケーブルの導線に圧着接続するための導電
   金属板から成る接続端子であって、前部に相手側接続端
   子と嵌合する接続部を有し、後部に前記導線に圧着接続
   するための圧着部を有し、該圧着部には２つの圧着片を
   略Ｕ字形に拡開すると共に上端部を内側に折り返してば
   ね性を持たせた接触部を設けたことを特徴とするフラッ
   トケーブル用接続端子。 ２、前記圧着部の近傍に前記フラットケーブルの絶縁部
   を固定する緊締部を形成した特許請求の範囲第１項に記
   載のフラットケーブル用接続端子。