JPS6319342Y2 - - Google Patents

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JPS6319342Y2
JPS6319342Y2 JP1982195214U JP19521482U JPS6319342Y2 JP S6319342 Y2 JPS6319342 Y2 JP S6319342Y2 JP 1982195214 U JP1982195214 U JP 1982195214U JP 19521482 U JP19521482 U JP 19521482U JP S6319342 Y2 JPS6319342 Y2 JP S6319342Y2
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JP
Japan
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weft
yarn
yarns
air
shuttleless loom
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JP1982195214U
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JPS59100875U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 本考案の技術分野 本考案は繊維織物の製造技術に関する。更に詳
しくはウオータージエツトルーム、エアージエツ
トルーム等の無杼織機を用いた織物の製造技術に
関する。
ロ 従来技術とその問題点 無杼織機においては、ヨコ糸がノズルから噴射
される流体とともにタテ糸によつて構成される口
へ導入され、次いでオサ打ちされる。その回転
数、すなわちオサ打ち数は1分間に少ないもので
300回、高いものは既に1000回にまで達している。
このような高速運転においてはヨコ糸を常にフリ
ーの状態で準備しておかないと、円滑にヨコ糸を
打ち込むことはできない。
このためヨコ糸貯留装置としてプールパイプ内
に空気を送り込み、予め1越分のヨコ糸をフリー
の状態で貯留しておき、ジエツトによつて飛走さ
せる際は糸に解舒張力がかからないようにする方
法が既に提案され実施されている。
かかる従来の方法であつてもヨリ癖のない糸、
すなわち通常タイプのポリエステル、ポリアミド
等の熱可塑性マルチフイラメント糸等であれば特
に問題なく実施化できていたのである。そしてか
かる無杼織機はその高速性能のため、汎用定番品
を製織するのに最大のメリツトを有しているもの
である。
しかしながら、近年の市場の差別化品要求のた
め、該無杼織機においてもヨコ糸としてコツトン
やウール等の天然繊維を混紡した紡績糸や、合成
繊維であつても染色性、制電性等の各種機能を付
与した糸、あるいは強撚糸等を用いることが必要
となつてきた。しかして従来の無杼織機の技術で
は、これら様々な特性を有するヨコ糸を打ち込む
ことはできなかつたのである。この理由は、ヨコ
糸打ち込み前の糸貯留時に、ヨコ糸がヨリやビリ
のために絡まつてしまい、スムースに打ち込めな
いという現象に基づく。すなわちヨコ糸貯留時に
最大の問題点があつたのである。
ハ 本考案の目的 本考案はかかる従来技術の欠点を改善するもの
であり、ヨコ糸として天然繊維紡績糸、合成繊維
紡績糸、天然繊維と合成繊維からなる混紡紡績
糸、合成繊維フイラメント糸と天然繊維紡績糸と
からなる複合紡績糸、カバーリングヤーン、細番
手糸、染色性、制電性、難燃性等各種の機能を付
与した糸、強撚糸、高トルク糸等無荷重状態にな
されるとビリやヨリ癖が発生するような糸でも安
定して貯留することを目的とするものである。無
論従来から用いられてきた普通タイプの熱可塑性
合成繊維マルチフイラメント糸でも極めて安定に
貯留し得るものである。その技術的ポイントは、
解除され貯留される糸条に対して旋回流を与える
整流を作用させ、糸条を絡ませないようにするこ
とにある。
ニ 本発明の構成 すなわち本考案は、「無杼織機のヨコ糸打ち込
み前に予めヨコ糸を貯留させておく装置におい
て、ヨコ糸供給手段から供給されたヨコ糸を空気
流により一時貯留させるプールパイプのエアーノ
ズル入口部に、上記ヨコ糸供給手段から供給され
たヨコ糸に旋回流を与えるとともに、該旋回流の
方向を規制する空気整流板を可動自在に設けたこ
とを特徴とする無杼織機のヨコ糸貯留装置。」で
ある。
本考案においては、プールパイプがエアーノズ
ル1個に対して1本又は2本であつてもよい。
ホ 本考案の作用機能 以下図面を用いて説明する。第2図、第3図は
従来法のプールパイプのエアーノズル入口部を示
す。すなわちエアーノズル入口部20においてヨ
コ糸15は矢印方向の空気流により引つ張られ、
一定量貯留される。しかしながら空気流の当たる
方向は、糸条に対してランダムであるので、第2
図bのようにあらゆる方向から当つたり、第3図
のように互いに反対方向の旋回流が当つており、
前記したとおりの操業上の問題があつたのであ
る。なお第2図はプールパイプがエアーノズル1
個に対して1本である例を、第3図は同パイプ2
本である例を示す。また番号6は圧力空気発生装
置又は圧力空気導入口を示し、番号22は圧力空
気導入ラインを示す。
次に本考案の例を第4図、第5図を用いて説明
する。第4図はプールパイプ1本がエアーノズル
1個に対応している例である。そしてエアーノズ
ル入口部20に空気整流板23を可動自在に設置
している。その設置状態は任意の形態とすること
ができる。かかる空気整流板23を可動自在に設
置したことにより、第5図a〜cに示すように空
気流を制御して送り込むことができる。すなわち
第5図aでは右回りの旋回流を、同図bで左回り
の旋回流を、同図cでは左右方向からほぼ同量ず
つ空気流を送り込むことができる。また第5図d
はエアーノズル1個に対してプールパイプ2本の
例を示す。この場合も中心部の糸条に対して同一
方向の旋回流を与えることができるように整流板
を可動自在に設けてある。
第1図は上記本考案を用いた装置の全体を示
す。かかる例はエアーノズル1個に対してプール
パイプ2本の例である。まずコーン又はチーズ1
に準備されたヨコ糸は、強力調整装置2を通り、
測長ドラム4と押えローラ3によりヨコ入れ1回
分ないし2回分の長さを引き出され、噴射空気に
よつてプールパイプ5の中に貯留される。該ドラ
ム4、ローラ3がヨコ糸供給手段を示すが、かか
る手段は公知のいかなる手段を用いてもよい。か
かる貯留においてはエアーノズル入口部20で第
5図dの如くに、2本の糸条とも同一方向に旋回
流が与えられる。よつて撚糸の場合ヨリの方向に
旋回流を与えれば、トルクによるビリは発生せ
ず、絡まり等を防止できる。貯留されたヨコ糸1
5は糸ガイド7,8を経て把持装置9、噴射ノズ
ル10に至り、1越分ずつタテ糸間に打ち込まれ
る。
以上のとおり本考案においては、エアーノズル
入口部に空気整流板を設けたので、空気流が同一
方向となるように制御され、もしくは任意の量に
分配することができるため、高トルク糸、ヨリ癖
のある糸等どのような糸であつても安定して貯留
でき、差別化品はもちろん汎用品であつても品質
向上、生産性向上を達成することができる。
次に実施例を用いて本考案の効果を説明する。
実施例 1 第1図、および第5図a、第5図dの装置を用
いてテストを行なつた。織機はウオータージエツ
トルームとし、織機回転数400r.p.m、タテ糸はポ
リエチレンテレフタレートフイラメント糸75D−
24f、ヨコ糸は水準1はポリエステル−綿混紡績
糸(ポリエステル65重量%)45sを用い、水準2
はポリエステル75D−24f高トルク糸(ヨリ数
2000T/M)を用いた。なお空気流の付与方向は
いずれもヨリ糸のヨリ方向とした。また評価は織
物50m当りのヨコ糸ミス切断回数又はビリ発生に
よる絡みによりトラブルが発生した回数で示す。
以上の結果、水準1、水準2ともに1プールパイ
プ方式、2プールパイプ方式の両方式においてト
ラブル発生回数はいずれも0であつた。また織物
品質も良好であつた。これに対し整流板を用いな
い従来例では、水準1の1プールパイプ方式では
トラブル発生回数が2回、2プールパイプ方式で
は3回であつた。また水準2の1プールパイプ方
式では3回、2プールパイプ方式では7回であつ
た。かかる従来例ではトラブル発生回数も問題で
あつたが、ヨコ糸がビリ発生のまま打ち込まれて
しまつたものもあり、織物品質も満足すべきもの
は得られなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第4図、第5図は本考案の例を示す。
第2図、第3図は従来例を示す。 5:プールパイプ、15:ヨコ糸、20:エア
ーノズル入口部、23:整流板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 無杼織機のヨコ糸打ち込み前に予めヨコ糸を
    貯留させておく装置において、ヨコ糸供給手段
    から供給されたヨコ糸を空気流により一時貯留
    させるプールパイプのエアーノズル入口部に、
    上記ヨコ糸供給手段から供給されたヨコ糸に旋
    回流を与えるとともに、該旋回流の方向を規制
    する空気整流板を可動自在に設けたことを特徴
    とする無杼織機のヨコ糸貯留装置。 (2) プールパイプがエアーノズル1個に対して1
    本又は2本であることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の無杼織機のヨコ糸貯
    留装置。
JP19521482U 1982-12-24 1982-12-24 無杼織機のヨコ糸貯留装置 Granted JPS59100875U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19521482U JPS59100875U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 無杼織機のヨコ糸貯留装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19521482U JPS59100875U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 無杼織機のヨコ糸貯留装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59100875U JPS59100875U (ja) 1984-07-07
JPS6319342Y2 true JPS6319342Y2 (ja) 1988-05-30

Family

ID=30419350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19521482U Granted JPS59100875U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 無杼織機のヨコ糸貯留装置

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JP (1) JPS59100875U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103340A (en) * 1979-02-05 1980-08-07 Nissan Motor Weft yarn storing apparatus of segment loom

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103340A (en) * 1979-02-05 1980-08-07 Nissan Motor Weft yarn storing apparatus of segment loom

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JPS59100875U (ja) 1984-07-07

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