JPS63191178A - 定着ヒ−タ制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 この発明は、画像記録装置においてトナー像を記録紙に
定着する際に、周囲温度と定着ヒータからの熱伝導遅れ
によって熱定着する部材例えば、ゴムローラの表面温度
のオーバシュートを防止するために、定着ヒータの電力
をパルス発生回路で制御し、パルス周期で電力のオン・
オフするようにしている。

〔産業上の利用分野〕

この発明は画像記録装置の定着機に係り、特に定着機の
温度を制御する定着ヒータ制御方式に関するものである
。

画像記録装置はファクシミリおよびプリンタ等に広く用
いられている。この画像記録装置は絶縁性記録媒体に現
像機によって情報に基づく潜像を行い、この潜像に磁性
トナーを付着させトナー像を形成する。このトナー像を
記録紙に複写して、このトナー像を定着機によって加熱
して記録紙に固着する。

上記した定着機は、印字品質をよくするために定着温度
が一定に保たれ、温度がオーバシュートしないものが必
要とされている。

〔従来の技術〕

定着機は、第３図に示すように構成されている叩ち、ト
ナー像を形成された記録紙１は、熱定着する部材、即ち
回動するローラ２−１．２−２間に送り込まれる。一方
のローラ２−２は記録紙１をローラ２−１に圧接する。

ローラ２−１の内部にローラ２−１を加熱する定着ヒー
タ、即ちハロゲンランプ（以後ランプと記す）４が設け
てあり、ローラ２−１の表面温度を測定するビートサー
ミスタ（以後サーミスタと記す）３がローラ２−１に当
接して設けである。

上記した定着機のローラ温度を制御するのに、従来は第
４図に示す制御回路を用いて行っている。

即ち、サーミスタ３は抵抗Ｒ，を介して電圧■１が供給
されている。このサーミスタ３の一端Ａは比較器６に接
続され、サーミスタの他端Ｂは接地されている。比較器
６の入力他端に、ローラの表面温度が定着温度になった
ことを示す基準電圧Ｅが印加される。基準電圧Ｅは、電
圧■１を抵抗Ｒ２とＲ３とで分割して作成される。

今、ローラ２−１の温度を定着に適合した温度Ｔ。

にするには、基準電圧Ｅを次ぎのように設定する。

ｙ、ｘサーミスタの抵抗Ｒ／　（Ｒ＋　＋Ｒ）がＶ　＋
　Ｘ　Ｒ３／　（Ｒ２＋　Ｒ３）と等しくなるようにす
る。サーミスタ３の抵抗Ｒは温度が高くなると小さくな
る傾向がある。従って、定着機に電源を投入した場合定
着機の温度が低いために、その時のサーミスタの抵抗Ｒ
は、定着に適した温度Ｔ１時の抵抗値より大きく、比較
器６は正信号を出力し、アンド回路７を介してリレー８
を接状態にし、ランプ４に通電する。

この通電によってローラ２−１の温度が上昇し、サーミ
スタ３の抵抗Ｒは低下し基準電圧Ｅとなると、比較器６
は負信号を出力し、リレー８を断状態として、ローラ２
−１を定着に適した温度に保っている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記したサーミスタによる温度検出は、定着ヒータの電
圧印加に対してローラ表面の熱伝達が遅れ、さらにこの
ローラの温度よりもサーミスタの熱伝達が遅れることか
ら、サーミスタが所要温度に達して定着ヒータの電源を
断状態にしても、ローラ表面の温度はオーバシュートし
、定着に適した温度以上となり、トナーが記録紙に付着
せず、印字品質を低下すると云う問題がある。

この発明は、上記した従来の状況からローラの表面温度
がオーバーシュートすることなく良好な印字の得られる
定着ヒータの制御方式を提供することを目的とするもの
である。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明では、定着機にパルス発生回路を付設し、この
パルス発生回路の出力するパルスの正信号で定着ランプ
に通電するように構成する。

〔作用〕

この発明では、パルス発生回路が正負信号を周期的に出
力し、正信号出力の時に定着ヒータはローラを加熱し、
負信号出力によって定着ヒータによる加熱を中止し、中
止中に熱伝達遅れを補償して加熱、非加熱を繰り返し定
着に適した温度まで繰り返し、ローラ表面の温度のオー
バシュートの防止を可能としている。

〔実施例〕

第１図は本発明の定着ヒータの制御方式を示す一実施例
の回路図であり、第４図と同一箇所は同符号を用い、そ
の説明も省略する。

比較器６の出力は、アンド回路７に入力されている。ア
ンド回路７の他方入力端には、パルス発生回路５の出力
されるパルスが入力される。このパルス発生回路５のパ
ルス信号のパルス幅及び周期は実験によって熱伝達の遅
れを補償するように設定される。さらにこのパルス発生
回路５を制御する制御回路９が設けである。制御回路９
はパルス発生回路５のパルス幅及びパルス周期を制御す
る。

第２図を参照しながら動作を説明する。Ｘ軸は時間、Ｙ
軸は温度を示し。定着に適したローラの表面温度をＴ、
とする。定着機に電源を投入し制御回路９を作動させる
と、パルス発生回路５はパルス信号を出力する。定着機
の始動時はサーミスタ３の温度も低く、サーミスタ３の
Ａ端子は、表面温度Ｔｌを表す基準電圧Ｅより高い電圧
を出力し比較器６に正信号を出力させる。

従ってパルス発生回路５のパルス出力が正である時アン
ド回路７は「通」状態となりリレー８を作動し、ヒータ
４に電圧を印加し、ローラを加熱する。ローラ表面がＴ
１より低くても、パルス発生回路５が負信号を出力する
とアンド回路７によってリレー８は「断」状態となり、
ヒータ４の加熱が中止される。

例えば、第２図に示す０点でヒータ４が「断」（ＯＦＦ
）状、態になると、ローラの熱伝導遅れと、ローラの熱
容量によって徐々に温度を下げ表面温度は、図に示すよ
うにＣＤ線のようになる。

Ｄ点にてパルスは正信号となり、ローラは再加熱される
。上記した工程を繰り返し、ローラ温度を上昇する。す
なわち、パルス信号が負状態の時に熱伝達の遅れが補償
し、ローラは所要温度Ｔ。

に保たれる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、この発明によれば、定
着機における熱伝達遅れが補償され、定着機の温度のオ
ーバシュートが防止され、印字品質を向上する上できわ
めて有効な効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の定着ヒータの制御方式を示す一実施例
の回路図、 第２図は本発明を説明するためのローラの温度図、 第３図は定着機を説明するための要部模式図、第４図は
従来の定着ヒータ制御方法を説明するための回路図であ
る。 図において、１は記録紙、２−１．２−２はローラ、３
はサーミスタ、４はランプ、５はパルス発生回路を示す
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ｓ［］副旨乃第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録紙（１）に当接し該記録紙上のトナー像を熱定着す
   る部材（２）と該部材（２）を加熱する定着ヒータ（４
   ）とを具備する定着機において 定着機にパルス発生回路（５）を付設し、パルス発生回
   路（５）の出力するパルスによって前記定着ヒータへの
   電力のオン・オフを制御することを特徴とする定着ヒー
   タ制御方式。