JPS6319097Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可撓性のベルトを用いたスロツトマシ
ンに関するものである。

従来のスロツトマシンは金属製又はプラスチツ
ク製のリール（回転ドラム）が用いられているた
め、装置全体が大きくなるという欠点があり、こ
れを解決するために、例えば実開昭56−75981号
公報に記載されているようなものが提案されてい
る。これは、一対の平行軸にそれぞれ複数のプー
リを架設し、このプーリ間にプーリ数に対応した
複数のベルトを懸張し、かつこれらの各ベルト表
面に文字、図形などを多数表示させて、これらベ
ルトを適宜の歯車機構を介して電動機により駆動
できるようにしたものである。

しかし、これにはベルトを駆動するためのモー
タがベルトのサイドにはみ出した状態に設けられ
ているため、薄型にしたにもかかわらず幅の広い
ものになるという欠点がある。

本考案は上記欠点に鑑みてなされたもので、薄
型でコンパクトなスロツトマシンを提供すること
を目的とするものである。

本案装置は可撓性のベルトを用いるとともに、
これを駆動するためのモータを前記ベルトが掛け
渡された回転体に内蔵したことを特徴とするもの
である。

以下、図面を参照して本考案の実施例について
詳細に説明する。

ケース１は長方形をしており、その前面に窓２
が形成されている。このケース１内には３個の可
撓性のベルト４〜６が回転自在に収納されてい
る。これらのベルト４〜６の外周には、「チエリ
ー」「７」，「レモン」等の絵柄７が一定間隔で印
刷されている。

各ベルト４〜６の駆動機構は同一の構造である
のでベルト４の駆動機構についてのみ説明する。
ベルト４としては、内側に歯８が形成されたタイ
ミングベルトが使用されており、スリツプを防止
して窓２に現われる絵柄が常に正しい位置にある
ようにしている。このベルト４はギヤ９とローラ
１０に掛けられている。このギヤ９はパルスモー
タ１１の出力軸に連結されている。したがつて、
操作レバーによつてパルスモータ１１が回転する
と、ベルト４は矢線方向に回転し、パルスモータ
１１が停止すると、窓２に３個の絵柄が現われ
る。

なおケース１の上端に窓１２を設けて、横１列
の絵柄が現われるようにしてもよい。

上記構成を有する本考案は、可撓性のベルトを
用いるとともに、これを駆動するためのモータを
ベルトが掛け渡された回転体に内蔵するようにし
たから、薄型でコンパクトなスロツトマシンを提
供することができるようになる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示す斜視図である。 １……ケース、２……窓、４〜６……ベルト、
７……絵柄、８……歯、９……ギヤ、１０……ロ
ーラ、１１……パルスモータ、１２……窓。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対の回転体と、この回転体間に掛け渡さ
   れ、表面に絵柄の施された可撓性のベルトと、
   前記回転体を駆動するために回転体の軸内に設
   けられたモータとからなることを特徴とするス
   ロツトマシン。 (2) 前記ベルトは内側に歯を形成したタイミング
   ベルトであることを特徴とする実用新案登録請
   求の範囲第１項記載のスロツトマシン。