JPS6319019Y2 - - Google Patents

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JPS6319019Y2
JPS6319019Y2 JP1984069286U JP6928684U JPS6319019Y2 JP S6319019 Y2 JPS6319019 Y2 JP S6319019Y2 JP 1984069286 U JP1984069286 U JP 1984069286U JP 6928684 U JP6928684 U JP 6928684U JP S6319019 Y2 JPS6319019 Y2 JP S6319019Y2
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JP1984069286U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は安全性の向上を図つた鋏に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
一般に、鋏は、先端側に刃部を有し且つ基端側
に指掛部を有する例えば鋼製の一対の刃部材をそ
の中間部において枢軸により回動可能に連結して
構成されている。
しかしながら、上記構成では刃部が露出してい
るので危険度が高いという問題がある。そこで、
安全のため不使用時には刃部に保護ケースを被せ
るようにしたものも供されてはいるが、これでは
保護ケースを紛失し易い欠点がある。更には、一
般に指掛部から刃部が長く延出した形態であるか
ら、携帯や収納に不便であるという問題もあつ
た。
〔考案の目的〕 そこで、本考案の目的は、不使用時における安
全性を向上でき、更に携帯・収納を便利ならしめ
得る鋏を提供するにある。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。1,1は互いに同一形状を成す一対の収
納ケースで、これは角溝形のケース主部2とこの
ケース主部2の長手方向に沿う一側壁に一体に突
設した指掛部3とを備えて成る。指掛部3は半円
板に透孔3aを形成した形態である。ケース主部
2の底壁には長手方向に沿つて長孔4が形成さ
れ、且つ指掛部3側の側壁を反底壁側に延出する
ようにして衝壁部5が形成されている。この衝壁
部5の前端部(第1図中矢印A方向を前方とす
る)は長孔4のそれより後退した位置にあり、そ
こから衝壁部5の延長方向に対し所定の角度をも
つて開く斜状衝止面5aが連続して形成されてい
る。各収納ケース1の衝壁部5及びケース主部2
の外側壁部には夫々後方部に位置して係合突条6
及び係合溝7が形成されている。これら係合突条
6及び係合溝7は共にケース主部2の長手方向と
略直交する方向に延びるよう形成され、各収納ケ
ース1を逆向きにして一方の衝壁部5が他方のケ
ース主部2の外側壁部に接する形態で重ね合わせ
たときに互いに係合され、もつて各収納ケース1
が前後方向に互いにずれ動くことを防止する。ま
た、各収納ケース1の斜状衝止面5aに面なる扇
状平坦部には弧状をなす案内溝8が形成され、一
方、ケース主部2の側壁部には他方の収納ケース
1の案内溝8に対応して摺動突起9が形成されて
いる。10,10は一対の刃部材で、これの長さ
寸法は収納ケース1のケース主部2のそれより小
であつて、ケース主部2内に収納可能とされてい
る。11,11は制止部に相当する一対の保持部
材で、これは略直方体状をなしケース主部2内に
長手方向に沿つて摺動可能で且つケース主部2に
対する回動を制止された状態で収納されている。
保持部材11にはケース主部2の長孔4内に挿入
されるガイド突部12が形成され、且つその反対
側の面に前記刃部材10の後端部(基端部)を嵌
め込み可能な凹部13が形成されている。尚、ガ
イド突部12の高さ寸法はケース主部2の底壁部
の厚さ寸法よりも若干大に定められ、ガイド突部
12を長孔4内に挿入した状態ではその先端部が
長孔4から僅かに突出する。14は各保持部材1
1の凹部13形成側の面に後端部寄りに位置して
突設した支え突部である。さて、各刃部材10
は、その後端部をケース主部2内に収納された保
持部材11の凹部13に嵌め込んだ形で収納ケー
ス1に設けられるものであり、これによりケース
主部2内に長手方向に移動して出没可能に収納さ
れ、且つ収納ケース1に対する回動が制止された
状態にある。15は枢軸で、これは各端部に偏平
頭部15a及び径大部15bを有し、第3図に示
すように一方の収納ケース1の長孔4を挿通し、
且つ、一方の保持部材11,刃部材10及び他方
の刃部材10,保持部材11を順に貫通して他方
の収納ケース1の長孔4から突出し、その突出端
部に止め板16が圧入されている。これにより、
両刃部材10,10を互いに対接させた状態で、
両収納ケース1,1が連結され、且つ枢軸15を
中心に回動可能とされている。そして、この対接
状態で各刃部材10,10は、その後端部が他方
の保持部材11の支え突部14に当接して枢軸1
5の後方において互いに離間した傾斜状態にあ
り、もつて枢軸15の前方部位において互いに接
するようにされている。17は各収納ケース1の
ケース主部2の底壁のうち前後両端寄りに突設し
た一対の突起部、18は各保持部材11に形成し
た係合凹部で、各突起部17は保持部材11がケ
ース主部2内の夫々後端部及び前端部に移動され
たときに係合凹部18と係合する位置に設けられ
ている。尚、上記した構成において特に本実施例
では、刃部材10,10を例えばジルコニア或い
はアルミナ等のセラミツク製とし、他は全てプラ
スチツク製としている。
次に、上記構成の作用につき述べる。今、第4
図示すように、枢軸15が後方(図示右方)に移
動されて刃部材10がケース主部2内への収納状
態にあるとする。この状態から刃部材10を突出
させた使用状態にするには、枢軸15の偏平頭部
15a又は止め板16に指先を宛つて前方に押
す。すると、枢軸15により各保持部材11及び
刃部材10が一体化されているから、保持部材1
1,11が長孔4に沿つて前方に移動すると共に
刃部材10,10がケース主部2から前方に突出
する。そして、保持部材11が最前部に至ると、
保持部材11の係合凹部18がケース主部2の前
側の突起部17に係合し、保持部材11がその位
置に保持されて刃部材10が第5図に示す突出状
態に保持される。この状態では、枢軸15は収納
ケース1の衝壁部5の前方に位置している。従つ
て各指掛部3の透孔3aに指を挿入して指を互い
に拡縮させるよう動かせば、第6図に示すように
各収納ケース1は枢軸15を中心に回動する。
尚、この収納ケース1の回動時には、一方の収納
ケース1の摺動突部9が他方の収納ケース1の案
内溝8内を摺動するから、各収納ケース1は前後
にがたつくことなく回動する。そして、各刃部材
10は各収納ケース1に対し保持部材11により
回動が制止された状態にあるから、収納ケース1
の回動に伴い互いにかみ合うよう変位して紙・糸
等の切断を行なうことができる。また、各刃部材
10,10は各保持部材11の支え突部14,1
4により後端部において互いに離間して枢軸15
の前方部位において互いに接する傾斜状態にされ
ているから、切断時には両刃部材10,10は一
点で接触し且つその点接触部分が刃部材10,1
0の重ね合わせに伴い刃先側へ移動するようにな
る。これにより、一層確実なる切断を行うことが
できるものである。
次に、不使用時における収納手順を説明する。
まず、第5図に示すように刃部材10を閉じた状
態とし、枢軸15の偏平頭部15a又は止め板1
6を後方に強く押せば、保持部材11の係合凹部
18と収納ケース1の前側の突起部17との係合
が外れて保持部材11が後方に移動する。そし
て、保持部材11が最後部に至つたところでその
係合凹部18と後側の突起部17とが係合し、こ
れと共に刃部材10がケース主部2内に完全に収
納された状態となる。この収納状態では、刃部材
10はケース主部2内に完全に収納されていて外
部に露出していないから、たとえ全体を手のひら
の中に入れるように握つたとしても全く危険はな
く、極めて安全である。また、刃部材10が外部
に突出していないから、全体が小形になつて携
帯・収納の際に刃部材10が損傷を受ける虞れも
ない。更に、特に本実施例では、保持部材11に
係合凹部18を設けると共に収納ケース1に一対
の突起部17,17を設けるようにしたから、刃
部材10の突出状態及び収納状態の夫々において
保持部材11を収納ケース1に保持することがで
き、もつて、使用時に刃部材10が不用意に後退
したり、或いは収納時に刃部材10が突出したり
することを未然に防止することができる。また、
収納状態では枢軸15の後方において一方の収納
ケース1が他方の収納ケース1の衝壁部5に接し
ているから、収納ケース1の回動は阻止されてお
り、従つて収納ケース1が不用意に回動して刃部
材10が露出する虞れは全くない。また、収納状
態においては、一方の収納ケース1の係合突部6
と他方の収納ケース1の係合溝7とが互いに係合
するから、各収納ケース1が不用意に前後にずれ
動くこともない。加えて、特に本実施例では、刃
部材10をセラミツク製とし、他を全てプラスチ
ツク製としたから、水が付着し易い環境において
使用したとしても、発錆の虞れはない。但し、本
考案はこれに限らず材質を自由に選定できること
は勿論である。
尚、本考案は上記し且つ図面に示す実施例に限
定されるものではなく、例えば刃部材10と保持
部材11とをセラミツクにより一体的に構成した
り、収納ケース1の突起部17や衝壁部5は適宜
変形或いは省略したりできる等、要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更して実施することができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上述べたように、枢軸により回動可
能に連結された一対の収納ケース内に、夫々刃部
材を該収納ケースに対する回動が制止された状態
で出没可能に収納した構成としたところに特徴を
有し、この結果、不使用時には刃部材を収納ケー
ス内に収納できて安全性が大幅に向上し、しかも
携帯・収納が頗る便利となるという実用上優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は全体の分解斜視図、第2図は分解断面図、第3
図は組立状態の断面図、第4図は収納状態の平面
図、第5図及び第6図は使用時における夫々異な
る状態を示す平面図である。 図面中、1は収納ケース、3は指掛部、10は
刃部材、11は保持部材(制止部)、15は枢軸
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溝形のケース主部を有しその長手方向に沿う一
    側壁に指掛部を突設した一対の収納ケースと、基
    端部に前記ケース主部内を摺動可能で且つケース
    主部に対する回動を制止された制止部を有する一
    対の刃部材と、前記収納ケース及び前記制止部を
    貫通してこれらを連結すると共に前記各刃部材の
    噛合い回動の中心となる枢軸と、前記各ケース主
    部に形成され前記制止部の摺動に伴う前記枢軸の
    移動を許容して前記刃部材を収納ケースに対し出
    没可能とする長孔とを具備してなる鋏。
JP6928684U 1984-05-11 1984-05-11 Granted JPS60179274U (ja)

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JP6928684U JPS60179274U (ja) 1984-05-11 1984-05-11

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JP6928684U JPS60179274U (ja) 1984-05-11 1984-05-11

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JPS60179274U JPS60179274U (ja) 1985-11-28
JPS6319019Y2 true JPS6319019Y2 (ja) 1988-05-27

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JP6928684U Granted JPS60179274U (ja) 1984-05-11 1984-05-11

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JP (1) JPS60179274U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5899981A (ja) * 1981-12-10 1983-06-14 青木 隆明 携帯式の開閉作業用具
JPS5991985A (ja) * 1982-11-19 1984-05-26 青木 隆明 手持ち式の開閉作業用具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5899981A (ja) * 1981-12-10 1983-06-14 青木 隆明 携帯式の開閉作業用具
JPS5991985A (ja) * 1982-11-19 1984-05-26 青木 隆明 手持ち式の開閉作業用具

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JPS60179274U (ja) 1985-11-28

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