JPS63189761A

JPS63189761A - 多目的冷蔵もしくは冷凍庫

Info

Publication number: JPS63189761A
Application number: JP62023347A
Authority: JP
Inventors: 克己片岡
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-02-02
Filing date: 1987-02-02
Publication date: 1988-08-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、家庭用もしくは事業用の急速冷凍機能を保有
する多目的冷蔵”厘もしくは冷凍庫に関する。

（従来の技術）従来、家庭用の小型冷蔵庫あるいは事業用の大型冷凍庫
等においては、冷蔵もしくは冷凍効果を商めるために、
状態変化によって多量の潜熱の授受が可能な物質、いわ
ゆる蓄冷剤が、庫内の冷凍室に配置されるとともに、上
記冷凍室内に該室内の空気を循環させるための送風装置
が設置されていた。

（発明が解決りようとする問題点）一般に一励、植物から成る食品を凍結させるに当って、
食品中の水分は、−１°Ｃ〜−５℃の間においてほぼ氷
結される。従って緩速冷凍が行われる場合には、−１°
Ｃ〜−５°Ｃの温度帯における食品細胞内の氷結晶が大
きくなり過ぎ、次に食事に供するべく解凍した場合に、
食品組織の変化が大きく傷んで味が損われるのみならず
、ビタミン等の栄誉剤が失われる欠点が大である。

よって常温状態のものを、−８５℃〜−４０℃位の低温
にまで、急速冷凍を行わせるために、前項記載の冷蔵も
しくは冷凍庫が使用されるが、折角の冷却された空気を
単に庫内のみ循環させるに過ぎない。

（問題点を解決するための手段）本発明は、急速冷凍によっていわゆる最大氷結晶生成帯
、すなわち−１°Ｃ〜−５℃の温度帯を可及的速やかに
通過させて、食品中の細胞内の氷結晶が大きくならず、
食品の細胞が傷まないので、味も損われず、ビタミン等
の栄養も失われない機能を保有するのみならず、たとえ
ば室内の冷房等、他の目的にも使用し得る多目的冷蔵も
しくは冷凍庫を提供しようとするものであって、伝熱性
の材質から成る答器内に収納された複数個の蓄冷剤が、
相互に冷気の流通をさまたげない程度の間隔を保持する
如くに、冷凍室内に配置されるとともに、上記冷凍室内
の冷気を循環させるための送風装置が設置された急速冷
凍機能を保有する冷蔵もしくは冷凍装置において、上記
冷凍室壁下部に幅御弁付き外気吸入孔、冷凍室壁上部に
１１＃弁付き冷気排出孔、ならびに該冷気排出孔に冷凍
室内の冷気を庫外に排出するための送風装置を設けたこ
とを特徴としている。

なお伝熱効果をより一層向上さすために、上記容器の外
面に任意の形状の凹凸を形成さすこともあり、史に上記
冷凍室内の冷気を庫外に排出するための送風装置に、送
風管の一端が気密に接着されるとともに、上記送風管の
他端が冷気吹出口として形成され、かつ被冷却個所に装
着され得る。

（実施例）本発明に係る多目的冷蔵もしくは冷凍庫を、その実施例
にもとづいて以下詳述する。

図面は、本冷！！ｔ／冷凍庫の断面を表わす。本冷蔵／
冷凍庫Ａは、図示の如く上部の冷凍室（１）と下部の冷
蔵室（２）とから成り、その画室の境界部は勿論、各室
の前部以外の後部、左右両側部、上部もしくは下部はす
べて、断熱材（３）によって被覆された上、その外面を
金属薄板（４）によって形成される。

上記冷凍室（１）ならびに冷蔵室（２）の前部には、そ
れぞれ開閉自在の冷凍室用ドアーイ６）ならびに冷蔵室
用ドアー（６）が装着されており、おのおの閉と時には
、各室の内部は完全に外部と気密に保持される如くに、
シール材（７）とともに構成されることは勿論である。

一般に冷蔵室（２）の内容積は、冷凍室（１）の内容積
より大きく、その内部には複数個の棚（８）が、適当な
間隔で図示の如く装着され、その上に各種食品等の被冷
却物が積載される。一方冷凍室（１）の後部には、伝熱
性の材質、たとえば防銹性のアルミ薄板から成る容器に
収納された複数個の蓄冷剤（９）が、図示の如く相互に
空気の流通をさまたげない程度の間隔Ｂを保持する如く
に配置される。上記蓄冷剤としては、たとえば食塩水等
の塩類の水溶液や、グリセリン、エチレン′グリコール
、アルコール、ブドウ糖等の水溶液を適宜使用する。ま
た上記冷凍室（１）の隅部に、図示のようにたとえばブ
ロアーの如き送風装置（１０が設置される。

更に冷蔵／冷凍庫Ａの背部には、図示の如く放熱器Ｑυ
が装着されるとともに、その下部には圧縮機（２）が同
定され、また冷凍室（１）ならびに冷蔵室（２）には、
それぞれ冷却器（至）が装着され、これらと上記放熱器
ａηならびに圧縮機□□□とは順次配管によって接続さ
れ、冷凍サイクルが形成される。なお該底部蚤こはドレ
ン受Ｑ４が取付けられ、圧縮機＠は配線プラグ（至）が
装着される。

次に図示の如く上記送風側１１の背後の冷凍室壁下部に
、ｖＧ１１讐弁付き外気吸入孔０１１９、および冷凍室
壁丘部に帆御弁付き冷気排出孔ｑηが設けられる。

−に該冷気排出孔αηには、冷凍室（１）内の冷気を吸
出するように、たとえばブロアーの如き送風装置（１）
が装着される。また該送風装置（ホ）の冷気を吐出する
ように、外方に向って送風管（至）が接続される。

而して該送風管０枠は延長されて、冷房を所望される室
内等に配管設置され、かつその管端は冷気の吹出しに便
利なように、たとえばラッパ状に冷気吹出口（１呻が形
成される。なｊ上記送風管０１１９は、たとえばアスベ
スト等の断熱材料によって、適宜被覆される。

而して一般に冷蔵／冷凍庫Ａにおいて最も温度の低下す
る冷凍室（１）に、本発明では伝熱性のアルミ薄板から
成る容器に収納された多数の蓄冷剤（９）が、相互に空
気の流通をさまたげない程度の間隔Ｂを保持する如くζ
こ、冷凍室（１）内に配置されているため、冷凍室内の
温度は長時間にわたって低温・を維持され得る。而も上
記冷凍室（１）の隅部に設置された送風機α１が作動し
て、蓄冷剤（９）の相互の間に保持された多数の空間を
、冷却された空気が強制的に循環させられるので、急速
に冷凍室（１）内の温度が降下し、従って該室内に収納
された食料品等は、短時間に急激に８に結させられる。

以上冷°凍室（１）内のみを急速冷凍する目的の場合は
、既述の船４″＃ν弁付き外気吸入孔０６ならびに冷気
排出孔Ｃ１７）とは同時に、閉鎖しておく。次に冷蔵／
冷凍庫Ａ内のみならず、たとえば別の室内等を冷房する
場合には、上記利卿弁付き外気吸入孔ＤＩならびに冷気
排出孔σ力と同時に、ブロアーの如き送風装置／ｌＨを
作動させると、先づ該吸入孔ＱＧを介して外気が冷凍室
（１）内に吸入される。この際ＩＩ　ＡＩ）ｌ弁の作用
で冷凍室（１）内の冷気が、逆に庫外へ排出されること
はない。さて上記外気は多数の蓄冷剤（９）の間隙を循
環通過させられる間に、急速に冷却された上、上ｉ己１
’Ｆ（Ｊｑ弁付き冷気排出孔ａカを介して、送風装置員
を経由、送Ｋｖ（至）内に排出される。この際もｔｖ３
　Ｍ５９　厘の作用で外気が、逆に冷凍室内に吸入され
ることはない。こうして送風管回内に送られた冷気は、
管端に形成された冷気吹出口α呻から他の室内に排出さ
れて、所望の冷房作用が実施される。

本発明は上記実施例に限定されることなく、その要旨を
変更しない範囲内で適宜変更され得ることは言うまでも
ない。

（効果）本発明に係る冷蔵／冷ｅ：＊は、以上詳細に説明したよ
うな構成ならびに作用を有するので、次に列記する如き
効果を有する。すなわち（１）冷凍室内に、伝熱性の材質から成る容器に収容さ
れた蓄冷剤が、多数配置されているために、該室内の空
気が従来の冷蔵庫に比較して、一段と冷却される。

（２）而も冷凍室内の隅部に設置された送風装置が作動
して、庫内の冷気が多数の蓄冷剤の間隙を強制循環させ
られるので、従来より遥かに急速に冷凍作用が行われる
。

（３）従って冷凍室内に食料品、たとえば魚、肉等を収
納しておけば、一般に食料品中の水分は一１°Ｃ〜−５
℃の間でほぼ凍るが、本冷蔵／冷凍庫を使用すれは急速
冷凍が行われるので、上記温度帯を迅速に通過させられ
、食料品の細胞中の水分の氷結晶が大きくならず、細胞
そのものが傷まず、組織が殆んど変化しないため、味な
らびにビタミン等の栄養が損われない。

（４）　　従って一旦冷凍された食料品を解凍して料理
しても、ドリップの流出が少く、栄養の損失も少く、し
かも美味である。

（５）　　なお本発明者の実験にもとづくと、有効内容
Ｑ２’ｌＯ１〜８８０１０）場合、常温から一１５℃以
下に冷凍するのに、従来の冷蔵／冷凍庫によれば１時間
〜１．６時間位要するが、本発明の冷蔵／冷凍庫を使用
すると、約１５分〜２０分の短時間に達成され、急速冷
凍の効果が顕著である。

（６）　　また各蓄冷剤が収納された容器の外面に、任
意の形状の凹凸を；ｑ室形成しておけば、伝熱面積が一
層増大され、伝熱効率も向上されるのみならず、その凹
凸の差が大きければ、既述した如き各蓄冷剤相互に、空
気流通用のｒｗ１隔をあらかじめ設けろ必要がなく、冷
凍室を有効利用し得ろ効果も大である。

（７）更に急速冷凍用に極めて低い温度に冷却された冷
凍室内の冷気を、庫外に取出した上、適当な配管を経由
して、自由自在に他の所望の個所の冷却／冷房作用も同
時に実施され得る等、甚だ経済的で多目的効果を大いに
発揮することが出来る。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る急速冷凍機能を保有する冷蔵もし
くは冷凍庫の断面を表わす。（１）・・・冷凍室、　　　　（２）・・・冷蔵室、（
３）・・・断熱材、（４）・・・金属薄板、（５）・・
・冷凍室ドアー、（６）・・・冷蔵室ドアー、（７）・
・・シール材、　　　　（８）・・・棚、（９）・・・
蓄冷剤、　　　　α１・・・送風装置、συ・・・放熱
器、　　　　＠・・・圧縮機、０・・・配線プラグ、　
　α→・・・ドレン受、（至）・・・冷却器、 σＱ・・・ＩＩ　’１１１１弁付き外気吸入孔、σ乃・
・・剥御芹付き冷気排出孔、（至）・・・送風管、　　　　α呻・・・冷気吹出口、
（ホ）・・・送風装置、

Claims

【特許請求の範囲】

（１）伝熱性の材質から成る容器内に収納された複数個
の蓄冷剤が、相互に冷気の流通をさまたげない程度の間
隔を保持する如くに、冷凍室内に配置されるとともに、
上記冷凍室内に冷気を循環させるための送風装置が設置
された急速冷凍機能を保有する冷蔵もしくは冷凍装置に
おいて、上記冷凍室壁下部に制御弁付き外気吸入孔、冷
凍室壁上部に制御弁付き冷気排出孔ならびに該冷気排出
孔に冷凍室内の冷気を庫外に排出するための送風装置を
設けたことを特徴とする多目的冷蔵もしくは冷凍庫。
（２）外面に任意の形状の凹凸を形成された伝熱性の材
質から成る容器内に収納された複数個の蓄冷剤が、冷凍
室内に配置された特許請求の範囲第１項に記載の多目的
冷蔵もしくは冷凍庫。
（３）上記冷凍室内の冷気を庫外に排出するための送風
装置に、送風管の一端が気密に接着されるとともに、上
記送風管の他端が冷気吹出口として形成され、かつ被冷
却個所に装着された特許請求の範囲第１項ならびに第２
項に記載の多目的冷蔵もしくは冷凍庫。