JPS63189658A - 内燃機関の出力制御装置 - Google Patents

内燃機関の出力制御装置

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JPS63189658A
JPS63189658A JP2162887A JP2162887A JPS63189658A JP S63189658 A JPS63189658 A JP S63189658A JP 2162887 A JP2162887 A JP 2162887A JP 2162887 A JP2162887 A JP 2162887A JP S63189658 A JPS63189658 A JP S63189658A
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internal combustion
combustion engine
torque
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engine
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Katsumi Nakatani
中谷 勝巳
Ichio Sakai
酒井 市雄
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関の回転出力を積極的に低下させる内
燃機関の出力制御装置に関する。
[従来の技術] 従来、内燃機関の回転出力を積極的に低下させる制御装
置として、例えば特開昭60−107429号公報に開
示されるエンジン制御装置が知られている。これは内燃
機関を搭載する車両が加速スリップを生じるときに、内
燃機関の出力を低下させて加速特性を良好なものとし、
操舵性能を確保しようとするものであり、いわゆるトラ
クション装置として公知である。従って、これら従来の
内燃機関の回転出力を低下させるトラクション装置は、
内燃機関を搭載する車両に加速スリップが発生する条件
を検出する加速スリップ検出手段が必須の構成要件とな
る。
一方、今日の車両等の内燃機関を利用した製品開発は、
需要の多様化に対応するために短期間の内に各種の製品
を設計しなければならなくなって来ている。従って、本
来ならば各製品毎に最適の内燃機関を新たに設計、試作
、生産することが望ましいが、これでは開発期間の長期
化、および開発経費の高騰を招くこともあり、同一の内
燃機関を使用して付属するその他の構成部品、例えばト
ランスミッション、懸架装置、操舵装置あるいは内・外
装等を変更してこれに対応しているのが現状である。
また、一旦製品化された内燃機関についても、一層の高
出力、低燃費、低公害等を目的として日々改良され、ベ
ストマツチングに調節するメーカーの努力が行われてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] 上述のような内燃機関を利用した製品開発の変化に伴っ
て、次のような新たな問題点が発生していた。
内燃機関の回転出力をベストマツチングを取ることによ
って上昇させたとき、その内燃機関に付属する機器、例
えば内燃機関の回転出力を負荷にまで伝達する駆動力伝
達系の許容能力を超える場合がおる。この様な場合、そ
の都度、トランスミッション等の性能を向上すべく改造
するのでは生産効率が低下し、またトランスミッション
等の重量増加に伴ってその他の懸架装置等まで改造を必
要とする事態を招くこともある。
また、ある製品用に開発された内燃機関をより安価で簡
易な製品に利用する場合等に、その内燃機関の最高出力
に耐え得る付属機器を用いるならば、結局上位の製品と
同程度の高価なトランスミッションや懸架装置等を必要
とし、安価な製品の開発が不能となる。
この様な問題は、すなわち内燃@関の回転出力に耐え得
る駆動力伝達系を採用することにあり、これによる重量
増加によりその他の懸架装置等も高価なものが必要とな
るのである。しかし、内燃機関の回転出力に耐えること
のできない駆動力伝達系を用いた製品は、歯車の破損等
の故障が発生する可能性が大きく、品質の低下につなが
ることになる。
従って、内燃機関の回転出力を低下させることで上記問
題を解決することが望ましいが、前)ホしたトラクショ
ン装置では加速スリップを検出したときに作動して内燃
機関の出力を低下させるため、駆動力伝達系の破損を防
止する効果は期待できない。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、内燃機関の
回転出力を適宜低下させ、その回転出力を負荷にまで伝
達する駆動力伝達系の耐え得る範囲内で内燃機関を運転
することのできる内燃機関の出力制御装置を提供するこ
とを目的としている。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明の構成した手段は、
第1図の基本的構成図に例示するごとく、内燃機関EG
のクランク軸に連結され、内燃機関EGの回転出力を負
荷に伝達する駆動力伝達手段C1と、 内燃機関EGの回転出力を所望の値に制御する回転出力
制御手段C2と、 駆動力伝達手段C1の伝達するトルクを検出するトルク
検出手段C3と、 トルク検出手段C3の検出するトルク値が所定値以内と
なるように、回転出力制御手段C2に作動して回転出力
を低下させるトルク抑制手段C4と、 を備えることを特徴とする内燃機関の出力制御装置をそ
の要旨としている。
[作用コ 本発明における駆動力伝達手段C1とは、内燃機関EG
の回転出力Pを負荷に伝達するものであり、例えばトラ
ンスミッションやディファレンシャルギヤ等から構成さ
れる。公知のように、−出力Pと回転数Nとの間には次
式の関係が成立している。
P=N−T ただし、■は回転数Nで回転している 回転軸のトルクである。
すなわち、内燃@fIAEGの回転出力Pは、駆動力伝
達手段C1を構成する各歯車段の変速比に応じたトルク
値に変換されて負荷にまで伝達されているのであり、変
速比が最も大きく回転数Nが最低となるとき、すなわち
車両ならば1速のシフトポジションのときに最大のトル
クTを伝達していることになる。
回転出力制御手段C2とは、内燃機関EGの回転出力p
eを所望の値に調節する作用を奏する。
第2図に示すごとく、内燃機関EGは一般的に機関回転
数Neに対して出力トルクTeがなだらかな山伏の変化
を呈するため、その出力peは右上がりの特性となる。
これは内燃機関EGのスロットル開度が全開であり、空
燃比や点火時期等の他の運転条件を最適状態に調整した
ときの特性であり、従って積極的にこれらの運転条件を
最良の整合状態から外すように制御するならば内燃機関
EGの出力制御が可能となる。例えば、リンクレススロ
ットルによって内燃機関EGの吸入空気量を絞ったり、
点火時期を遅角制御したり、あるいは供給する燃料量を
変更して空燃比をλ=1からずらす等の制御によって出
力制御が達成される。
トルク検出手段C3は、駆動力伝達手段C1の伝達して
いるトルクTの値を検出するものである。
トルクを実測するセンサとして現在各種のものが提案さ
れているが、そのいずれを使用するものであってもよい
。またトルクを実測するものに限らず、推定を行うもの
等で構成してもよい。第2図を用いて説明したように内
燃機関EGのトルクTeは機関回転数Neと吸入空気量
(または、吸気管圧力)が判明すれば一意に決定される
ものであるため、機関回転数Neと吸気圧pmを検出し
、駆動力伝達手段C1によってこの機関回転数Neがど
れ程変速されているかを知れば次式より駆動力伝達手段
C1のトルクTを推定することができる。
−I−=Ne −Te ただし、Nは変速後の回転数である。
ここでNは変速比nを知ることにより機関回転数Neか
ら容易に算出できるため結局トルクTは、T=n−Te より算出されるのである。
なお、トルクTの推定にあっては第2図の出力特性が不
変であるとして機関回転数Neと吸気圧Pmから上述の
ように簡略的に推定するものであっても、あるいは一層
精度の高い推定を行うために、内燃機関EGの吸入空気
温、冷却水温、およびカムタイミング等の発生トルクT
eの変動要因を検出し、補正を行うものであってもよい
トルク抑制手段C4は、トルク検出手段C3の検出した
トルク値Tが所定値以内となるように回転出力制御手段
C2に作動し、内燃機関EGの回転出力peを低下させ
る作用を奏するものである。
ここで所定値以内とは、駆動力伝達手段C1を構成する
各は構部量の中で最も機械的強度の低い部位が伝達し得
る最大トルク値T max以内の意である。すなわち、
駆動力伝達手段C1の許容範囲を超える過大なトルクT
が加えられることにより駆動力伝達手段C1に故障が発
生するのであるから、この様なトルクTが駆動力伝達手
段C1に加わる条件をトルク検出手段C3が検出したと
き、回転出力制御手段C2を作動させて積極的に内燃機
関EGの出力を低下させるのである。
以下、本発明をより具体的に説明するために実施例を挙
げて詳述する。
[実施例] 第3図は実施例である内燃機関の出力制御装置を搭載し
た内燃機関システムの概略構成図である。
1は内燃機関本体、2はピストン、3は点火プラグ、4
は排気マニホールド、5は排気マニホールド4に備えら
れ排ガス中の残存酸素濃度を検出する酸素センサ、6は
内燃機関本体1の吸入空気中に燃料を噴射する燃料噴射
弁、7は吸気マニホールド、8は内燃機関本体1に送ら
れる吸入空気の温度を検出する吸気温センサ、9は内燃
機関冷却水の水温を検出する水温センサ、10はスロッ
トルバルブ、11はアイドルスイッチを内蔵しアイドル
状態及びスロットルバルブの開度を検出するスロットル
センサ、14は吸入空気の脈動を吸収するサージタンク
、15はサージタンク14内の圧力を検出する吸気圧セ
ンサ、をそれぞれ表わしている。
そして16は点火に必要な高電圧を出力するイグナイタ
、17は図示していないクランク軸に連動し上記イグナ
イタ16で発生した高電圧を各気筒の点火プラグ3に分
配供給するディストリビュ−タ、18はディストリビュ
ータ17内に取り付けられ、ディストリビュータ17の
1回転、即ちクランク軸2回転に24発のパルス信号を
出力する回転数センサを兼ねた回転角センサ、19はデ
ィストリビュータ17の1回転に1発のパルス信号を出
力する気筒判別センサ、20は電子制御回路、を各々表
わしている。
また、22は、内燃機関本体1のクランクシャフトに連
結され、内燃機関本体1の回転出力を変速して図示しな
い駆動輪に伝達するトランスミッション、24はトラン
スミッション22のシフトポジションを検出するシフト
ポジションセンサを表わしている。
次に、電子制御回路20の内部構成について説明すると
、図中、30は各センサより出力されるデータを制御プ
ログラムに従って入力及び演算すると共に、各種装置を
作動制御等するための処理を行なうセントラルプロセシ
ングユニット(CPU)、31は制御プログラム及び初
期データが格納されるリードオンリメモリ(ROM>、
32は電子制御回路20に入力されるデータや演算制御
に必要なデータが一時的に読み書きされるランダムアク
セスメモリ(RAM) 、33はCPU30により制御
上の実時間を随時読みとることができしかも内部にCP
U30への割込ルーチンを生じさせる2つのレジスタ(
Jy、下、コンベアAおよびコンベアBと呼ぶ)を有す
るタイマ、36は各センサからの信号を入力する入力ポ
ート、38はイグナイタ16及び各気筒に備えられた燃
料噴射弁6を駆動する出力ポート、39は上記各素子を
相互に接続するコモンバスである。入力ポート36は、
酸素センサ5.吸気温センサ8.水温センサ9、スロッ
トルセンサ11.吸気圧センサ15゜シフトポジション
センサ24からのアナログ信号をA/D変換して入力す
る図示しないアナログ入力部と、スロットルセンサ11
内の図示しないアイドルスイッチ、回転角センサ18.
気筒判別センサ19からのパルス信号を入力する図示し
ないパルス入力部とからなっている。出力ポート38は
CPU30からの燃料噴射起動の指令をうけると燃料噴
射弁6を開弁する制御信号を出力し、この制御信号は出
力ポート38がCPU30より燃料噴射の終了を指令す
る信号をうけとるまで出力され続ける。燃料噴射の終了
の指令は、タイマ33の内部のコンベアAにCPU30
によって設定された燃料噴射終了時刻t1とタイマ33
がカウントしつづけている実時間とが一致した時に発生
するコンベアへ一致割込ルーチン(後述)によって与え
られるよう構成されている。同様に、イグナイタ16へ
のオン、オフ信号も出力ポート38からのイグナイタオ
ンまたはイグナイタオフを指令する信号によって行われ
るが、これはタイマ33の内部のコンベアBにCPU3
0によって設定された点火時期の開始および終了の時刻
t2またはt3とタイマ33がカウントしつづけている
実時間とが一致した時に発生するコンベアB一致割込ル
ーチン(後述)によって与えられる。
次に本実施例の電子制御装置20が実行する制御につい
て詳述する。
第4図に示すフローチャートが制御のメインルーチンで
ある。本ルーチンは、図示しないキースイッチがオンさ
れると起動されて、まずCPU30の内部レジスタのク
リア等の初期化を行い(ステップ100)、次に内燃機
関1の制御に用いるデータの初期値の設定、例えば空燃
比フィードバックの学習値MKtを所定の記憶領域から
読み出すといった処理を行う(ステップ110)。続い
て内燃機関1の運転状態、例えば吸気圧センサ15、回
転角センサ18.水温センサ9等からの信号を読み込み
、こうして読み込んだ諸データから、内燃機関1の吸気
管圧力pmや回転数Ne、およびこれらの吸気管圧力P
mおよび回転数Neの関数として算出される基本燃料噴
射時間TB等内燃機関1の制御の基本となる諸口を計算
する処理を行う(ステップ120)。以下、ステップ1
20で求めた諸量に基づいて、点火時期制御(ステップ
130)が行われ、次いで内燃機関1の運転状態に応じ
て噴射供給する燃料量を最終的に決定する燃料噴射時間
TAUの算出処理が実行され(ステップ140)、この
処理の後再びステップ12○へ戻って以上の処理が繰り
返し実行される。
第5図および第6図は、本実施例の特徴である上記ステ
ップ130の点火時期計算の詳細なフローチャート、お
よびそのフローチャートで使用される点火進角テーブル
の説明図である。公知のように、点火時期θは内燃機関
1の設計時点で定まる基準点火時期θBを基準として、
更に内燃機関1の運転状態に応じて適宜進角制御するこ
とが望ましい。この進角値を最良に選択することで、内
燃機関1の高効率の運転が達成されるのである。
従って、点火時期計算(ステップ130)にあっては、
初めに現在の内燃機関1の機関回転数Neおよび吸気管
負圧の2つのパラメータから第6図に示す様な点火進角
テーブルの検索が行われ、最適な点火進角θAの決定が
実行される(ステップ131)。そして、次に現在トラ
ンスミッション22を中心とした内燃機関1の回転出力
を負荷となる駆動輪に伝達している駆動力伝達系にどれ
程のトルクが加わっているかを推定するために、シフト
ポジションセンサ24および回転角センサ18と吸気圧
センサ15の出力信号から、シフトポジションが第1速
であり、かつ回転数Neが所定の回転数領域N1〜N2
内であるか否か、吸気圧が所定の値Pi  (絶対圧)
以上であるか否かの判断を行う(ステップ132.ステ
ップ133.ステップ134)。これは、駆動力伝達系
の耐え得る最大トルクT maxを超える過大なトルク
が駆動力伝達系に加わる運転状態を検出するためであり
、トランスミッション22の変速比が最も大きな第1速
による運転時であり、かつ内燃機関1の発生トルクTe
が機関回転Neと吸気圧pmから判断して比較的大きい
範囲を検出している。この検出している状態の説明図が
第7図である。
3つの条件が満足される内燃#M関1の運転状態のとき
に限りステップ135の点火進角θAの遅角側補正処理
が実行され、内燃機関1の最高出力を引き出すために予
め記憶されていた点火進角テーブル(第6図)からの検
索値θAを少なくし、意図的に内燃機関1の出力低下を
生じる進角値が算出される。ここで点火進角の遅角の程
度は、第7図に示す第1速時の発生トルクを駆動力伝達
系の耐え得る最大トルク丁maXにまで低下させる程度
であり、機関回転数Ne、吸気圧Pmに関係せず回転数
N1〜N2と吸気圧Pmが81以上の範囲内で一律に遅
角するものであっても、あるいは機関回転数Neと吸気
圧Pmの関数として極力進角値の遅角量を小さくするも
のであってもよい。
この様にして特定の運転状態においてのみ点火進角θA
の遅角処理(ステップ135)が行われた後には、最終
的に算出された遅角量および点火進角θAとから最終的
な点火時期θ(=θA−θ角−)が決定され、RAM3
2の所定の記録領域に格納されて(ステップ136)、
次のステップ140の処理へと移行する。
このようにしてメインルーチンにて各種の制御が実行さ
れるのと平行して、ステップ130にて算出された点火
時期θ、およびステップ140にて算出された燃料噴射
弁6の開弁時間に基づいた点火時期の制御、燃料噴射の
実行が以下のような割込みルーチンにて実行される。第
8図のフローチャートがその割込みルーチンであり、ク
ランク回転角30’ CA毎に起動される30’CA割
込ルーチンである。本制御ルーチンはクランク角の30
’OA毎に回転角センサ18から入力されるパルスによ
って割込ルーチンとして起動され、まずステップ600
で気筒判別センサ19からパルスが入力された時点を零
として回転角センサ18からパルスが入力される毎に1
から24まで繰返しカウントアツプされる特に図示しな
いカウンタの値を知って現在のクランク角を求める処理
が行なわれる。続くステップ602では、ステップ60
0で求めたクランク角から、現在第1気筒または第6気
筒の吸気行程の開始にあたっているか否かの判断を行な
う。これは、内燃機関1の1回転に1回、燃料噴射を行
うことから、現時点での内燃機関の行程が内燃機関の回
転に同期した燃料噴射を行う行程、即ち第1または第6
気筒の吸気行程の開始にあたるクランク角にあるか否か
の判断を行うことにあたる。ステップ602での判断が
rYEsJであれば、ステップ604の処理にて直ちに
燃料噴射を起動すべく出力ポート38に指令信号を出力
し、燃料噴射弁6を開弁させる。そして、続くステップ
606では、第4図のステップ160で求められた燃料
噴射弁6の開弁時間TAUをタイマ33から読みとられ
る実時間7−rに加えた値、即ち燃料噴射終了時刻t1
をタイマ33内のコンベアAにセットする処理が行われ
る。
燃料噴射処理が終了したとき、あるいは前記ステップ6
02の判断でその必要がないと判断したときには、続く
ステップ608の処理により現在のクランク角度が任意
の気筒の上死点前90’であるかの判断がなされ、これ
に該当するときには点火時期制御によって定められるイ
グナイタ16をオンする時期t2が前記ステップ606
同様に決定されてコンベアBレジスタにセットされる(
ステップ610)。この処理の後、あるいはステップ6
08の処理で上死点前90’の割込みでないと判断され
たときには、更に上死点前60’の割込みであるか否か
が判断され(ステップ612)、上死点前600の割込
みであるときにはコンベアBレジスタにイグナイタ16
をオフする時刻で3がセットされて水割込みルーチンを
終了する。
タイマ33内のコンベアAでは、セットされた燃料噴射
終了時刻【1と制御上の実時間Trとを比較し続け、制
御上の実時間Jrが燃料噴射終了時刻t1となった時、
CPU30に対して割込要求を発し、コンベアへ一致割
込みルーチンを起動させる。これが、第9図のフローチ
ャートに示すルーチンであって、ステップ700におい
て、出力ポート38に燃料噴射を終了する為の信号を出
力し、燃料噴射弁6を閉弁させて、燃料噴射を終了させ
る。ステップ700の処理の終了後、直ちにRTNl、
:111けて、本コンベアA一致割込みルーチンを終了
する。
同様にタイマ33内のコンベアBでは、セットされた時
刻t2またはt3と制御上の実時間Trとの比較が行わ
れ、これらが一致したときコンベアB一致割込みがCP
U30に対して行われる。
第10図がその割込み要求が発生したときCPU30に
て実行されるルーチンのフローチャートである。図示の
ごとく上記割込み要求が時刻t2によるものか否かが判
断され(ステップ800)、t2による割込みであれば
直ちにイグナイタ16をオンする出力を出力ポート38
に発生させる出力信号が出され(ステップ802>、時
刻で3による割込み要求であれば逆にイグナイタ16を
オフするための出力が出力ポート38に対してなされ(
ステップ804)、本ルーチンの処理を終了する。
以上のごとく構成される本実施例の出力制御装置によれ
ば、次のような効果が明らかである。
トランスミッション22に許容範囲以上の過大なトルク
が加わる内燃111101の運転状態が検出されると、
直ちに点火時期が最適進角値から外れて遅角制御されて
内燃機関1の発生トルクが低下することになる。従って
、トランスミッション22に歯車の欠損等の故障が発生
するこもなく、品質の良い内燃機関システムを構築する
ことができる。
また、内燃機関1の回転出力が自由に制御可能となるた
め、同一の内燃機関1を利用して多種多用な高品質の内
燃機関システムを容易に設計することができる。このこ
とは更に、内燃機関1のベストマツチングを取るメーカ
ー努力の自由度が向上する面も兼ね備えること、にもな
り、内燃機関システムをより高出力、低燃費、低公害へ
と改良することが可能となる。
しかも、上述のように回転出力を低下する運転状態は、
第1速時でかつ機関回転数NeがN1〜N2で吸気圧P
mが21以上の狭い限られた範囲内であり、内燃機関1
の性能は原則として常に最良状態に引き出されることに
なる。
なお、本実施例では内燃機関1の回転出力・を応答性高
く制御するために点火時期を制御対象とした例について
詳述したが、燃費を向上させることを第1義として吸入
空気口や燃料噴射時間を小さくする等の他の態様で回転
出力を低下させても、上記同様の効果が達成される。
発明の効果 以上実施例を挙げて詳述したように、本発明の内燃機関
の出力制御装置によれば、内燃機関の回転出力が駆動力
伝達手段の許容できる最大トルク値以上になることが回
避される。従って、内燃機関のベストマツチングを取る
改良が自由に実施可能となり、また同一の内燃機関を多
種多用の内燃機関システムに応用することができる。こ
れにより、内燃機関システムの設計自由度が格段に向上
し、多品種少量生産に適合した優良な製品開発ができる
のである。
また、その回転出力の抑制は必要最低限度に実行される
ため、内燃機関の性能は原則として常に最良状態に引き
出され、効率よい内燃機関システムを実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、第2図は内燃は関のm
関口転数と出力およびトルクの関係説明図、第3図は実
施例の内燃機関のシステムの概略構成図、第4図は同実
施例のメインルーチンのフローチャート、第5図はその
点火時期制御の詳細なフローチャート、第6図はその点
火時期制御に利用されるテーブル説明図、第7図は同実
施例の出力制御の説明図、第8図は同実施例の30’C
A割込みルーチンのフローチャート、第9図は同実施例
のコンベアへ一致割込みルーチンのフローチャート第1
0図はコンベアB一致割込みルーチンのフローチャート
を示す。 1・・・内燃機関 3・・・点火プラグ 20・・・電子制御回路 17・・・ディストリビュータ 22・・・トランスミッション

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内燃機関のクランク軸に連結され、該内燃機関の回転出
    力を負荷に伝達する駆動力伝達手段と、前記内燃機関の
    回転出力を所望の値に制御する回転出力制御手段と、 前記駆動力伝達手段の伝達するトルクを検出するトルク
    検出手段と、 該トルク検出手段の検出するトルク値が所定値以内とな
    るように、前記回転出力制御手段に作動して回転出力を
    低下させるトルク抑制手段と、を備えることを特徴とす
    る内燃機関の出力制御装置。
JP2162887A 1987-01-30 1987-01-30 内燃機関の出力制御装置 Pending JPS63189658A (ja)

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