JP3726445B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の制御装置に関し、詳しくは、燃料供給カット後の燃料供給リカバリー時における内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の内燃機関の制御装置としては、例えば、特開平8−246938号公報、特開平3−54257号公報、特開平2−40055号公報、特開昭61−61966号公報等に開示されるものがある。
上記従来の装置では、燃料供給リカバリー(復帰)時におけるショック抑制のために点火時期のみを遅角させたり、或いは燃料供給リカバリー(復帰)時のバルブタイミングの相違による体積効率(全負荷で運転した場合の体積効率)の相違に着目して空燃比アンマッチを抑制するべく燃料供給量を制御する等している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置の何れのものも、以下に説明する点が考慮されておらず、可変動弁機構を備えた内燃機関における燃料供給復帰(リカバリー)時のトルクショックや空燃比アンマッチによる失火等の発生を良好に抑制することができるものではなかった。
【0004】
即ち、
本願出願人等は、吸排気弁の開閉特性を可変制御する可変動弁装置を備えた内燃機関において、吸排気弁が共に開弁している期間、所謂オーバーラップ期間(O/L)が長い場合には、燃料供給カット中に、スロットル弁が例え全閉とされていたとしても、排気弁が開弁している状態で吸気行程が始まるので排気弁から燃焼室内に空気が導入されてしまうと言う新たな知見を得た。なお、O/L期間が短いか無ければ、例え、吸気行程が始まり吸気弁が開いても、排気弁、スロットル弁が共に閉じられているので、多量の空気が燃焼室内に吸い込まれる惧れは少ない。
【0005】
このため、所謂オーバーラップ期間(O/L)が長い場合には、吸気通路に介装され機関吸入空気流量を検出する吸入空気流量センサ(エアフローメータ)の検出値が小さくても、実際には、燃焼室内に比較的多量の空気が導入されてしまう惧れがあるので、燃料供給カット状態から燃料供給をリカバリーする際に、この実際に燃焼室内に導入された空気量に見合って(オーバーラップ期間に応じて)燃料増量を図らなければ、燃料供給リカバリー時において空燃比がリーンとなり失火等を生じさせる惧れが高まることになる。
【0006】
また、燃料供給リカバリー時における点火時期のリタードも、この実際に燃焼室内に導入された空気量に見合って(オーバーラップ期間に応じて)増量された燃料供給量に応じて行なわなければ、燃料供給リカバリー時におけるトルクショック等が大きくなる惧れがあるのである。
本発明は、かかる従来の実状に鑑みなされたものであり、オーバーラップ期間を可変設定可能な可変動弁装置を備えた内燃機関において、燃料供給リカバリー時に、オーバーラップ期間に応じた燃料供給制御や点火時期制御を行なわせ、以って燃料供給リカバリー時の失火やトルクショック等の発生を抑制し運転性を高レベルに維持できるようにした内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に記載の発明に係る内燃機関の制御装置は、図1に示すように、
可変動弁機構を備え、該可変動弁機構を介して吸気弁と排気弁のオーバーラップ期間を可変制御するオーバーラップ期間制御手段を含んで構成された内燃機関の制御装置であって、
燃料供給カット後、燃料供給リカバリー時における前記オーバーラップ期間を検出するオーバーラップ期間検出手段と、
燃料供給カット後、燃料供給リカバリー時に、検出されたオーバーラップ期間に応じて燃料供給量を増量制御する燃料供給リカバリー時燃料供給制御手段と、を含んで構成するようにした。
【0008】
かかる構成とすれば、燃料供給リカバリー時において、オーバーラップ期間(量)に応じた燃料供給制御を行なわせることができるので、運転状態(回転速度や負荷条件)に応じて設定されるオーバーラップ期間そのものの相違や、可変動弁機構の応答遅れ等によって、燃料供給リカバリー時においてオーバーラップ期間がある一定以上となっている場合で、エアフローメータ等では検出できないが、実際には燃焼室内に多量の空気が導入されているような場合でも、実際に燃焼室内に導入されている空気量に見合った(言い換えればオーバーラップ期間に応じた)燃料供給制御を行なわせることができる。
【0009】
従って、燃料供給リカバリー時の失火等の発生を良好に抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、図2に示すように、
可変動弁機構を備え、該可変動弁機構を介して吸気弁と排気弁のオーバーラップ期間を可変制御するオーバーラップ期間制御手段を含んで構成された内燃機関の制御装置であって、
燃料供給カット後、燃料供給リカバリー時における前記オーバーラップ期間を検出するオーバーラップ期間検出手段と、
燃料供給カット後、燃料供給リカバリー時に、検出されたオーバーラップ期間に応じて燃料供給量を増量制御する燃料供給リカバリー時燃料供給制御手段と、
燃料供給カット後、燃料供給リカバリー時に、検出されたオーバーラップ期間に応じて点火時期を遅角制御する燃料供給リカバリー時点火時期制御手段と、
を含んで構成するようにした。
【0010】
かかる構成とすれば、燃料供給リカバリー時において、オーバーラップ期間に応じた燃料供給制御と点火時期制御とを行なわせることができるので、運転状態(回転速度や負荷条件)に応じて設定されるオーバーラップ期間そのものの相違や、可変動弁機構の応答遅れ等によって、燃料供給リカバリー時においてオーバーラップ期間がある一定以上となっている場合で、エアフローメータ等では検出できないが、実際には燃焼室内に多量の空気が導入されているような場合でも、実際に燃焼室内に導入されている空気量に見合った(言い換えればオーバーラップ期間に応じた)燃料供給制御と点火時期制御とを行なわせることができる。
【0011】
従って、一層高精度に、燃料供給リカバリー時の失火やトルクショック等の発生を抑制することができる。
請求項3に記載の発明では、燃料供給カット中の回転速度の単位時間当たりの低下量(すなわち、減速度合いが高所定値以上の場合には、前記燃料供給リカバリー時点火時期制御手段による点火時期の遅角制御を禁止するようにした。
【0012】
かかる構成によれば、燃料供給カット中の減速度合いが大きい場合には、燃料供給リカバリー時に点火時期の遅角制御を禁止するようにしたので、燃料供給リカバリー時におけるエンスト等を確実に防止することができる。
請求項4に記載の発明では、前記燃料供給リカバリー時燃料供給制御手段が、
燃料供給カット中の回転速度の単位時間当たりの低下量(すなわち、減速度合いが低所定値以下の場合には、燃料供給リカバリー開始後、所定期間、予め定めた燃料供給量の増量特性に基づいて燃料供給量を増量制御する手段を含んで構成されるようにした。
【0013】
請求項5に記載の発明では、前記燃料供給リカバリー時点火時期制御手段が、
燃料供給カット中の回転速度の単位時間当たりの低下量(すなわち、減速度合いが低所定値以下の場合には、燃料供給リカバリー開始後、所定期間、予め定めた点火時期の遅角特性に基づいて点火時期を遅角制御する手段を含んで構成されるようにした。
請求項4や請求項5に記載の発明によれば、燃料供給カット中の減速度合いが小さく、可変動弁機構の応答遅れの惧れが少ない場合には、燃料供給リカバリー開始後、所定期間、予め定めた特性に基づいて燃料供制御や点火時期制御を行なわせるようにしたので、バルブオーバーラップ期間をその都度検出すること等を省略できるので、CPUのメモリ容量の低減、制御ロジックの簡略化、延いては装置の簡略化・低コスト化等を図ることが可能となる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、燃料供給リカバリー時において、オーバーラップ期間(量)に応じた燃料供給制御を行なわせることができるので、実際に燃焼室内に導入されている空気量に見合った(言い換えればオーバーラップ期間に応じた)燃料供給制御を行なわせることができ、以って燃料供給リカバリー時の失火等の発生を良好に抑制することができ、運転性を高レベルに維持することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、燃料供給リカバリー時において、オーバーラップ期間に応じた燃料供給制御と点火時期制御とを行なわせることができるので、実際に燃焼室内に導入されている空気量に見合った(言い換えればオーバーラップ期間に応じた)燃料供給制御と点火時期制御とを行なわせることができ、以って燃料供給リカバリー時の失火やトルクショック等の発生を抑制することができ、運転性を一層高レベルに維持することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、燃料供給カット中の減速度合いが大きい場合には、燃料供給リカバリー時に点火時期の遅角制御を禁止するようにしたので、燃料供給リカバリー時におけるエンスト等を確実に防止することができ、運転性を一層高レベルに維持することができる。
請求項4や請求項5に記載の発明によれば、燃料供給カット中の減速度合いが小さく、可変動弁機構の応答遅れの惧れが少ない場合には、燃料供給リカバリー開始後、所定期間、予め定めた特性に基づいて燃料供制御や点火時期制御を行なわせるようにしたので、バルブオーバーラップ期間をその都度検出すること等を省略できるので、CPUのメモリ容量の低減、制御ロジックの簡略化、延いては装置の簡略化・低コスト化等を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態のシステム構成を示す図3において、内燃機関1の吸気通路2にはスロットル弁3が設けられるが、このスロットル弁3をバイパスする補助空気通路4が設けられており、この補助空気通路4には電磁式の補助空気制御弁5が介装されている。前記補助空気制御弁5は、デューティ制御によって開度が調整される電磁式の開閉弁である。
【0018】
また、吸気通路2の吸気ポート部には各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁6が設けられていて、該燃料噴射弁6によって燃料が機関に供給される。
前記補助空気制御弁5及び燃料噴射弁6の作動を制御するコントロールユニット7には各種のセンサ・スイッチから信号が入力される。
具体的には、基準ピストン位置毎の基準角度信号と、単位クランク角毎の単位角度信号とをそれぞれ出力するクランク角センサ8が設けられ、これによりピストン位置を検出し得ると共に、機関の回転速度Neを算出可能である。
【0019】
また、機関の吸入空気流量Qを検出するエアフローメータ9や、スロットル弁3のアイドル位置でONとなるアイドルスイッチ10や、機関の冷却水温度Twを検出する水温センサ11等が設けられている。
コントロールユニット7は、前記エアフローメータ9で検出される吸入空気流量Q、及び、前記クランク角センサ8で検出される機関回転速度Neに基づいて基本燃料噴射量Tpを演算すると共に、該基本燃料噴射量Tpに冷却水温度Tw等に応じた各種補正を施して最終的な燃料噴射量Tiを設定し、該燃料噴射量Tiに相当するパルス幅の開弁駆動信号を、機関回転に同期したタイミングで前記燃料噴射弁6に出力して、機関吸入混合気の空燃比を制御する。
【0020】
また、コントロールユニット7は、機関回転速度Neと基本燃料噴射量Tp、冷却水温度Tw等に基づいて予め設定された点火時期に、点火栓17を点火駆動するようになっている。
なお、コントロールユニット7は、従来同様に、所定の減速時や高速時や高回転時等においては、燃料噴射量Tiを0とすることで、燃料供給カットを行なうことができるようになっていると共に、例えば、燃料供給カット後、機関回転速度Neが所定回転速度以下等となったら燃料供給をリカバリー(復帰)させることができるようになっている。
【0021】
更に、機関1には、図3に示すように、吸気弁12の開閉特性(開閉タイミング、位相角など)を制御する可変動弁機構13が備えられている。なお、該可変動弁機構13が、本発明にかかるオーバーラップ期間制御手段として機能することになる。
当該可変動弁機構13は、吸気弁12の開閉タイミング(位相角)を可変にできる機構であれば良く、例えば、特開平7−31106号公報において排気弁の開閉タイミング(位相角)制御に用いられている機構(即ち、カムシャフトと、これをクランクシャフト回転に連結するカムスプロケットと、の間の位相角を変化させる形式のもの)等を用いることができる。
【0022】
また、異なる位相角を備えた複数のカムを切換えて吸気弁12の開閉タイミング(位相角)を可変制御する構成、特開平6−2514号公報に開示されるようにカムを用いず流体圧等を利用して(或いは電磁ソレノイド等を利用して)、開閉タイミングを可変設定可能としつつ吸気弁12を開閉させる機構等のいずれをも用いることができる。
【0023】
更に、可変動弁機構13は、吸気弁12のリフト量を可変制御できる機構を備えたものでも良いし、吸気弁12の作動角(開弁から閉弁までの角度)を可変にできる機構であっても良く、例えば、特開平7−31106号公報において吸気弁の作動角制御に用いられる機構(即ち、カム軸の回転中心を偏心させることで、作動角を変化させる機構)を用いることもできる。
【0024】
即ち、可変動弁機構13は、少なくともオーバーラップ期間を可変に制御できるものであれば良い。
なお、図3に示すように、可変動弁機構13と共に、或いは可変動弁機構13を省略してその代わりに、排気弁14の開閉特性(作動角)を制御する可変動弁機構15を備えることで、即ち、可変動弁機構13、可変動弁機構15の少なくとも一方を備えることで、オーバーラップ期間を可変に制御するようにすることもできる。可変動弁機構15を備えるようにした場合には、上記で幾つか例を掲げて説明したうちの何れの可変動弁機構をも採用することができる。
【0025】
そして、可変動弁機構15を備える場合には、該可変動弁機構15が、本発明にかかるオーバーラップ期間制御手段として機能することとなる。
ところで、本実施形態においては、吸気カムシャフト(可変動弁機構15を備える場合には排気カムシャフト)の位相角或いは吸気弁12(可変動弁機構15を備える場合には排気弁14)の開閉タイミング等を検出するカムフェーズセンサ16が設けられており、コントロールユニット7では、該カムフェーズセンサ16の検出値に基づいて、吸気弁12と排気弁14とが共に開弁するオーバーラップ期間を検出できるようになっている。本実施形態では、該カムフェーズセンサ16が、本発明にかかるオーバーラップ期間検出手段として機能することになる。
【0026】
ここで、本実施形態にかかるコントロールユニット7が行なう燃料供給リカバリー時制御について説明する。
即ち、運転状態(回転速度や負荷条件)に応じて設定されるオーバーラップ期間そのものの相違や、可変動弁機構13の応答遅れ等によって、燃料供給リカバリー時において、オーバーラップ期間がある一定以上となっている場合には、エアフローメータ9では検出できないが、実際には燃焼室内に多量の空気が導入されている惧れがあるので、本実施形態では、実際に燃焼室内に導入される空気量に見合った(言い換えれば、オーバーラップ期間に応じた)燃料供給制御や点火時期制御を行ない、燃料供給リカバリー時の失火やトルクショック等の発生を良好に抑制することができるようになっている。
【0027】
なお、上記制御は、例えば、コントロールユニット7が実行する図4、図5のフローチャートにより達成される。なお、以下に説明するように、本発明にかかる燃料供給リカバリー時燃料供給制御手段、燃料供給リカバリー時点火時期制御手段としての機能は、コントロールユニット7がソフトウェア的に備えることになる。
【0028】
ここで、図4、図5のフローチャートについて説明する。
ステップ1(図中ではS1と記してある。以下同様)では、従来同様、所定の減速時や高速時や高回転時等であるか否かに基づき、燃料供給カット(F/C)を行なうか否かを判定する。
YESであればステップ2へ進み、NOであれば燃料カット条件ではないのでステップ1へリターン(或いは本フローを終了)する。
【0029】
ステップ2では、回転速度Neの低下率aを検出する。
ステップ3では、カムフェーズセンサ16を介してバルブオーバーラップ期間(量)を検出する。或いは、運転状態に基づく可変動弁機構13や15の作動マップに基づいて、バルブオーバーラップ期間(量)を検出することもできる。
ステップ4では、従来同様、燃料供給リカバリー条件となったか否か等に基づいて、燃料供給をリカバリー(リカバー)させるか否かを判定する。
【0030】
YESであればステップ5へ進み、NOであればステップ2へリターンする。
ステップ5では、検出されたバルブオーバーラップ期間(量)が、所定量より大きいか否かを判定する。即ち、現在のバルブオーバーラップ期間(量)では、エアフローメータ9では検出されないが実際には燃焼室内に多量の空気が吸入されており、エアフローメータ9の検出結果に基づく通常の燃料供給リカバリー制御を行なったのでは、良好に失火やトルクショック等の発生を防止できない惧れがあるか否かを判定することになる。
【0031】
YESであればステップ6へ進み、NOであれば通常制御(通常の燃料供給リカバリー制御)へ移行させて、本フローを終了する。
ステップ6では、回転速度の低下率aと、所定値a2(高所定値)と、を比較する。a≧a2であればステップ7へ進み、NOであればステップ13へ進む。
ステップ7では、燃料供給リカバリー制御を開始するが、回転速度の低下率a(減速度合い又は回転速度の単位時間当たりの低下量)が大きいので、エンスト等の惧れがあるため、燃料供給リカバリー時の点火時期をADV1に設定する。即ち、図6の(b)に示すように、燃料供給リカバリー時における点火時期リタード(出力抑制制御)は行なわないようにする。
【0032】
つづくステップ8では、ステップ5で検出されたバルブオーバーラップ期間(量)が大きいので、残ガス(F/C中に排気弁から燃焼室内に導入された空気)量が多いため、空燃比のリーン化による失火等を防止すべく、ステップ5或いはステップ10で検出されたバルブオーバーラップ期間(量)に応じた燃料噴射時間(燃料噴射パルス幅)の延長(即ち燃料供給量の増量)を行なう。図6の(c),(d)参照。
【0033】
ステップ9では、噴射延長サイクル数(C)のカウントアップを開始する。
ステップ10では、カムのフェーズセンサ16からバルブオーバーラップ期間(量)を検出する。
ステップ11では、カウント(C)と、所定回数(C1)と、を比較する。
そして、C≦C1であれば、ステップ7へリターンし、C>C1となれば、ステップ12へ進んで、バルブオーバーラップ期間(量)に応じた燃料噴射時間(燃料噴射パルス幅)の延長(即ち燃料供給量の増量)制御を終了する。
【0034】
即ち、燃料供給リカバリー時には、燃料供給リカバリー開始から所定期間(C1)、バルブオーバーラップ期間(量)に応じた燃料噴射時間(燃料噴射パルス幅)の延長(即ち燃料供給量の増量)を行なうことで、燃料供給リカバリー時における空燃比のリーン化延いては失火等を防止するようになっている。
ところで、図6の(d)で実線で示すように、回転速度の低下率a(減速度合い)が大きいと、燃料供給カット中のオーバーラップ量が大きく、燃料供給リカバリー後の運転状態に応じて設定される目標バルブオーバーラップ量が小さい場合でも、可変動弁機構13や15の応答遅れにより、燃料供給リカバリー開始時には目標オーバーラップ期間(量)になっていない場合があるが、このような場合にも、上記ステップ7〜ステップ12によって、徐々に変化するバルブオーバーラップ期間(量)に応じた燃料噴射時間(燃料噴射パルス幅)の延長(即ち燃料供給量の増量)を行なうことができ、燃料供給リカバリー時における空燃比のリーン化延いては失火等を防止することができることとなる。
【0035】
なお、図6の(d)で破線で示すように、燃料供給リカバリー開始後にオーバーラップ期間(量)が変化しない場合には、トルク段差等を抑制するために、図6の(c)と同様に、所定期間(C1)開始初期に増量を大きくし、その後経時と共に、目標燃料供給量(エアフローメータ9の検出結果に基づく燃料供給量)へ戻すようにすれば良いものである。
【0036】
一方、前記ステップ6で、NO(a<a2)と判定されると、ステップ13へ進むが、当該ステップ13では、回転速度の低下率aが、所定値a1(低所定値)と、所定値a2(高所定値)と、の間にある(a2>a>a1)か否かを判定する。
YES(a2>a>a1)であればステップ13へ進み、NOであればステップ20へ進む。
【0037】
ステップ14では、燃料供給リカバリー制御を開始するが、ステップ5で検出されたバルブオーバーラップ期間(量)が大きいので、残ガス(F/C中に排気弁から燃焼室内に導入された空気)量が多いため、空燃比のリーン化による失火等を防止すべく、ステップ5或いはステップ10で検出されたバルブオーバーラップ期間(量)に応じた燃料噴射時間(燃料噴射パルス幅)の延長(即ち燃料供給量の増量)を行なう。図7の(c)を参照。
【0038】
ステップ15では、減速度合いがそれ程大きくなくエンスト等の惧れが無いので、ステップ14による燃料増量に伴うトルク増大によるトルクショックを抑制するために、バルブオーバーラップ期間(量)延いては燃料増量に応じた点火時期制御(リタード)を行なう。図7の(b)を参照。
ステップ16では、噴射延長サイクル数(C)のカウントアップを開始する。
【0039】
ステップ17では、カムフェーズセンサ16からバルブオーバーラップ期間(量)を検出する。
ステップ18では、カウント(C)と、所定回数(C2)と、を比較する。
そして、C≦C2であれば、ステップ14へリターンし、C>C2となれば、ステップ19へ進んで、バルブオーバーラップ期間(量)に応じた燃料噴射時間(燃料噴射パルス幅)の延長(即ち燃料供給量の増量)制御を終了すると共に、ステップ20でバルブオーバーラップ期間(量)に応じた点火時期制御(リタード)を終了する。
【0040】
ところで、図7の(d)で実線で示すように、燃料供給カット中のオーバーラップ量が大きく、燃料供給リカバリー後の運転状態に応じて設定される目標バルブオーバーラップ量が小さい場合でも、可変動弁機構13や15の応答遅れにより、燃料供給リカバリー開始時には目標オーバーラップ期間(量)になっていない場合があるが、このような場合にも、上記ステップ14〜ステップ20によって、徐々に変化するバルブオーバーラップ期間(量)に応じた燃料噴射時間(燃料噴射パルス幅)の延長(即ち燃料供給量の増量)や点火時期制御を行なうことができ、燃料供給リカバリー時における失火やトルクショックを良好に抑制することができることとなる。
【0041】
なお、図7の(d)で破線で示すように、燃料供給リカバリー開始後にオーバーラップ期間(量)が変化しない場合には、図7の(b)や(c)と同様に、トルク段差等を抑制するために、所定期間(C2)開始初期に燃料増量と点火時期リタード量を大きくし、その後経時と共に、目標燃料供給量(エアフローメータ9の検出結果に基づく燃料供給量)に見合った燃料供給量と点火時期へ戻すようにすれば良いものである。
【0042】
そして、前記ステップ13で、NO(a≦a1)と判定されると、ステップ21へ進むが、当該ステップ21では、燃料供給リカバリー制御を開始するが、ステップ5で検出されたバルブオーバーラップ期間(量)が大きいので、残ガス(F/C中に排気弁から燃焼室内に導入された空気)量が多いため、空燃比のリーン化による失火等を防止すべく、バルブオーバーラップ期間(量)に応じた燃料噴射時間(燃料噴射パルス幅)の延長(即ち燃料供給量の増量)を行なう。図8の(c)を参照。
【0043】
ステップ22では、減速度合いが比較的小さいのでエンスト等の惧れが無いので、ステップ21による燃料増量に伴うトルク増大によるトルクショックを抑制するために、バルブオーバーラップ期間(量)延いては燃料増量に応じた点火時期制御(リタード)を行なう。図8の(b)を参照。
ステップ23では、噴射延長サイクル数(C)のカウントアップを開始する。
【0044】
ステップ24では、カウント(C)と、所定回数(C3)と、を比較する。
そして、C≦C3であれば、ステップ23へリターンし、C>C3となれば、ステップ25へ進んで、バルブオーバーラップ期間(量)に応じた燃料噴射時間(燃料噴射パルス幅)の延長(即ち燃料供給量の増量)制御を終了すると共に、ステップ26でバルブオーバーラップ期間(量)に応じた点火時期制御(リタード)を終了する。
【0045】
ところで、図8の(d)に示すように、回転速度の低下率a(減速度合い)が小さいと、燃料供給カット中のオーバーラップ量が大きく、燃料供給リカバリー後の運転状態に応じて設定される目標バルブオーバーラップ量が小さい場合でも、可変動弁機構13や15の応答遅れが燃料供給リカバリー時にまで影響する惧れは無いので、ステップ5で検出されたバルブオーバーラップ期間(量)に応じて燃料噴射時間(燃料噴射パルス幅)の延長(即ち燃料供給量の増量)や点火時期制御を行なえば、即ち、トルク段差等を抑制するために、所定期間(C3<C2,C1)開始初期に燃料増量と点火時期リタード量を大きくし、その後経時と共に、目標燃料供給量(エアフローメータ9の検出結果に基づく燃料供給量)に見合った燃料供給量と点火時期へ戻すようにすれば良いものである。或いは、図8の(b),(c)で破線で示すように、所定期間(C3)の間、バルブオーバーラップ期間(量)に応じて、一定量、燃料供給量を増量補正或いは点火時期をリタードさせるようにすることもできる。
【0046】
なお、回転速度の低下率a(減速度合い)が小さい場合でも、場合(機種など)によっては、ステップ10やステップ17のようなステップをステップ23とステップ24との間に設け、検出されるバルブオーバーラップ量に応じて燃料噴射時間(燃料噴射パルス幅)の延長(即ち燃料供給量の増量)や点火時期制御を行なうようにすることも可能である。
【0047】
このように、本実施形態によれば、燃料供給リカバリー時において、オーバーラップ期間に応じた燃料供給制御や点火時期制御を行なわせることができるようにしたので、運転状態(回転速度や負荷条件)に応じて設定されるオーバーラップ期間そのものの相違や、可変動弁機構13や15の応答遅れ等によって、燃料供給リカバリー時においてオーバーラップ期間がある一定以上となっている場合で、エアフローメータ9では検出できないが、実際には燃焼室内に多量の空気が導入されているような場合でも、実際に燃焼室内に導入されている空気量に見合った(言い換えればオーバーラップ期間に応じた)燃料供給制御や点火時期制御を行なわせることができるので、燃料供給リカバリー時の失火やトルクショック等の発生を良好に抑制することができる。
【0048】
また、本実施形態によれば、低下率a(すなわち、燃料供給カット中の減速度合いが大きい場合には、燃料供給リカバリー時に点火時期のリタード制御を禁止するようにしたので、エンスト等を確実に防止することができる。
そして、燃料供給リカバリー開始後、所定期間、検出されるバルブオーバーラップ量に応じて燃料供制御や点火時期制御を行なうようにしたので、可変動弁機構の応答遅れがあっても、これに良好に追従した燃料供制御や点火時期制御を行なうことができるので、高精度に、燃料供給リカバリー時の失火やトルクショック等の発生を良好に抑制することができる。
【0049】
なお、燃料供給カット中の減速度合いが小さく、可変動弁機構の応答遅れの惧れが少ない場合には、燃料供給リカバリー開始後、所定期間、予め定めた特性に基づいて燃料供制御や点火時期制御を行なわせるようにしたので、バルブオーバーラップ量をその都度検出すること等を省略できるので、メモリ容量の低減、制御ロジックの簡略化、延いては装置の簡略化・低コスト化等を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明のの構成を示すブロック図。
【図2】請求項2に記載の発明のの構成を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施形態における内燃機関のシステム構成図。
【図4】同上実施形態における燃料供給リカバリー時の制御を説明するためのフローチャート(その1)。
【図5】同上実施形態における燃料供給リカバリー時の制御を説明するためのフローチャート(その2)。
【図6】減速度a≧a2時の燃料供給リカバリー時制御を説明するタイミングチャート。
【図7】a2>減速度a>a1時の燃料供給リカバリー時制御を説明するタイミングチャート。
【図8】減速度a≦a1時の燃料供給リカバリー時制御を説明するタイミングチャート。
【符号の説明】
1 内燃機関
2 吸気通路
3 スロットル弁
6 燃料噴射弁
7 コントロールユニット
8 クランク角センサ
9 エアフローメータ
11 水温センサ
12 吸気弁
13 吸気弁の可変動弁機構
14 排気弁
15 排気弁の可変動弁機構
16 カムフェーズセンサ
17 点火栓

Claims (5)

  1. 可変動弁機構を備え、該可変動弁機構を介して吸気弁と排気弁のオーバーラップ期間を可変制御するオーバーラップ期間制御手段を含んで構成された内燃機関の制御装置であって、
    燃料供給カット後、燃料供給リカバリー時における前記オーバーラップ期間を検出するオーバーラップ期間検出手段と、
    燃料供給カット後、燃料供給リカバリー時に、検出されたオーバーラップ期間に応じて燃料供給量を増量制御する燃料供給リカバリー時燃料供給制御手段と、を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 可変動弁機構を備え、該可変動弁機構を介して吸気弁と排気弁のオーバーラップ期間を可変制御するオーバーラップ期間制御手段を含んで構成された内燃機関の制御装置であって、
    燃料供給カット後、燃料供給リカバリー時における前記オーバーラップ期間を検出するオーバーラップ期間検出手段と、
    燃料供給カット後、燃料供給リカバリー時に、検出されたオーバーラップ期間に応じて燃料供給量を増量制御する燃料供給リカバリー時燃料供給制御手段と、
    燃料供給カット後、燃料供給リカバリー時に、検出されたオーバーラップ期間に応じて点火時期を遅角制御する燃料供給リカバリー時点火時期制御手段と、
    を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 燃料供給カット中の回転速度の単位時間当たりの低下が高所定値以上の場合には、前記燃料供給リカバリー時点火時期制御手段による点火時期の遅角制御を禁止することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記燃料供給リカバリー時燃料供給制御手段が、
    燃料供給カット中の回転速度の単位時間当たりの低下が低所定値以下の場合には、燃料供給リカバリー開始後、所定期間、予め定めた燃料供給量の増量特性に基づいて燃料供給量を増量制御する手段を含んで構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記燃料供給リカバリー時点火時期制御手段が、
    燃料供給カット中の回転速度の単位時間当たりの低下が低所定値以下の場合には、燃料供給リカバリー開始後、所定期間、予め定めた点火時期の遅角特性に基づいて点火時期を遅角制御する手段を含んで構成されることを特徴とする請求項2〜請求項4の何れか1つに記載の内燃機関の制御装置。
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