JPS63189471A - 水易分散性粉体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、水に対して濡れ易く、かつ沈降し難い水易分
散性粉体に関し、更に詳細には、筆記具用水性インキ、
液状化粧料１ｇ、状描画材。

水性磁性インキ、ジェットプリンター用を含む記録液等
粉体を水に分散させて用いる物に好適に用いることがで
きろ水易分散性粉体に関するものである。

（従来の技術） 従来、筆記用水性インキ、液状化粧料、液状描画材、水
性磁性インキ、ジェットプリンター用を含む記録液を製
造する場合２着色剤、添加剤等として用いる粉体を水に
分散して用いている。製造時、粉体を水に濡れ易くする
ためには。

界面活性剤を添加し、粉体の濡れ性を向上する方法が最
も一般的であり、又、水に濡れた粉体の沈降を防ぐため
には、ゼラチン等の水溶性高分子等による保護コロイド
作用を用いる方法が一般的であるが、従来は前記２つの
方法を併用して粉体を分散していた。

（発明が解決しようとする問題点） しかし々がら、従来の界面活性剤及び水溶性高分子を添
加する方法により粉体を分散させようとする場合、十分
な分散性、即ち、良好な蘭れ及び良好な非沈降性を得る
ためには、前記界面活性剤及び水溶性高分子の多量を要
することが多く、この結果 ■　界面活性剤を多量に用いた場合１表面張力が低くな
りすぎ、筆跡、菫布跡、印字跡等ににじみが発生する。

■　水溶性高分子を多量に用いた場合、粘度が高くなり
すぎ、ペン先やノズルよりのインキの吐出、筆等による
＊布時のタッチが悪くなる といった問題点を有していた。

（問題点を解決するだめの手段） そこで本発明は上記問題点に鑑み、粉体自体に、水に濡
れ易く、かつ、沈降し難い性質を付与すべくなされたも
のであって２表面にケイ酸のアルカリ金属塩を吸着処理
してなることを特徴とする水易分散性粉体を要旨とする
ものである。

以下１本発明の詳細な説明する。

粉体は、筆記具用水性インキ、液状化粧料。

液状描画材、水性磁性インキ、ジェットプリンター用を
含む記録液等に通常用いられている。

有機又は無機顔料、金属又は釡属酸化物１体質顔料、樹
脂粉等が使用可能であるが、この粉体は、前記した用途
に合わせ市販されているものをそのまま或いは後述する
ような方法によって凝集を解きほぐし１微細粒子として
用いても良い。

本発明の骨子である。上記粉体表面に吸着させるケイ酸
のアルカリ金属塩とは、具体的には。

メタケイ酸、オルトケイ酸、ニケイ酸、西ケイ酸のリチ
ウム、ナトリウム、カリウム塩でろり。

その使用量は粉体１００重量部に対し１重袖部以上であ
れば良いが、５〜２００重量部が将に好ましい。

次に、粉体表面にケイ酸のアルカリ金属塩を吸着処理す
る方法について述べると、ケイ酸のアルカリ金属塩水溶
液中に被処理粉体を加え。

３０分〜数時間攪拌・混合した後、−過、乾探すればよ
く、更に微粒子粉体にして処理する場合には、被処理粉
体を三本ロールミル又はサンドミル等の分散機で分散し
、その粒子径を微細化した分散液中にケイ酸アルカリ金
属塩又はその水溶液を添加し、３０分〜数時間攪拌・混
合した後、−過、乾嫌する方法によってもよい。

尚、処理時、粉体がケイ酸のアルカリ金属塩水浴液に濡
れ難かったり１分散機で微細化する時分散し難かったり
した場合には、少量の界面活性剤を加えてもよく、更に
効果を上げるために攪拌・混合中加熱を行なっても良い
。

（作用ン 本発明に係る２表面にケイ酸のアルカリ金属塩を吸着処
理した粉体が、水に対して濡れ易く。

かつ、沈降し難い性質を有するのかについては定かでは
ないが、粉体の表面にケイ酸のアルカリ塩が吸着・ｆｉ
覆することにより、粉体の表面の親水性が増大するため
と考察される。

（実施例〉 以下１本発明を実施例にて詳細に説明するが。

以後の記載において「部」とあるのは特にことわらない
眠り「ｉ置部」を示す。

実施例１ メタケイ酸ナトリウム　　　　　　　　２０部弁柄　　
　　　　　　　　　　　　　１０部水　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００　部メタ
ケイ鈑ナトリウムを水に溶解させ、この水溶液に攪拌し
ながら弁柄を加え、更に１時間攪拌・混合した後−過、
乾味して水易分散性表面処理弁柄粉体を得た。

実施例２ オルトケイ酸カリウム　　　　　　　　４部ニソコール
ＮＰ−１０（ポリオキ ンエチレンノニルフェニルエー チル、日光ケミカルノー。掬製）　　　　０．２　部赤
色２２６号　　　　　　　　　　　２０部水　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉｏｏ　
　部上記成分中、赤色２２６号以外の各成分を混合・攪
拌・溶解し、これに赤色２２６号を加え１時間攪拌・混
合した後、−過、転線して水易分散性表面処理赤色２２
６最初体を得た。

実施例３ ニケイ酸リチウム　　　　　　　　　　８部透明性黒酸
化鉄　　　　　　　　　　１０部水　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　１００　部ニケイ
酸リチウムを水に溶解させ、この水溶液に透明注黒板化
扶を加え、９０°Ｃに加熱しながら６時間攪拌・混合し
室温迄放冷した鎌、濾過、乾燥して水易分故性表面処理
透明性黒酸化鉄粉体を得た。　　　′ 実施例４ 四ケイ酸ナトリウム　　　　　　　　１５部ナイロン粉
（東し１１１　　　　　　１０部水　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００　部門ケ
イ酸ナトリウムを水に４解させ、この水ｄ液にナイロン
粉を加え、２時間撹拌・混合したｆｆｌ＋１濾過、乾燥
して水易分散性表面処理処ナイロン粉体を得た。

実施例５ ケイ酸ナトリウム　　　　　　　　　　２５部ウオッチ
ングレッド　　　　　　　　２０部水　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００　部ウオ
ッチングレッドと水とを３０分間攪拌・混合した後、サ
ンドミルで２時間分散、微、細化したものにケイ酸ナト
リウムを加え３０分攪拌・混合して、更に遠心分離機に
て分離した沈殿物を乾燥し水易分散性表面処理ウオッチ
ングレッド粉体を得た。

比較例１〜５ 実施例１〜５に用いた粉体の未処理のものを比較例１〜
５とした。

（発明の効果） 前記実施例１〜５及び比較例１〜４の粉体各１０部を水
１００部に加え攪拌・混合し分散液としたもの、及び、
比・収例５の粉体２０部と水１００部とを３０分攪拌・
混合した後、サンドミルで２時間分散微細化して分散液
としたものについて試験を行なった。

結果を表に示す。

※１濡れ・・・粉体を水に添加した時の粉体の儒れ具合
を観察し評価した。

○：すぐ濡れる Δ：濡れる迄時間がかかる ×：ｍれない Ｘ２沈降度・・・各分散液について攪拌・混合を行なっ
た後、試験管に入れ５分間静置し。

粉体の沈降娑を観察し評価した。

○：沈降少ない Δ；半分位沈降 ×：全部沈降 以上詳細に説明したように１本発明に係る水易分散性粉
体は、水に対する濡れ易さ及び水に濡らした粉体の耐沈
降性が向上しているので。

該粉体を、筆記具用水性インキ、液状化粧料。

液状描画材、水性磁性インキ、ジェットプリンター用を
含む記録液等に適用する場合、未処理の粉体を用いる場
合に比べ、界面活性剤や水溶性高分子の使用が不要とな
る。もしくはその使用址を低く押さえることができるの
で１表面張力の低下や粘度の上昇が少なく、前述したに
じみや吐出、タッチの不良が発生しないのみならず、上
記各種の製品特有の性質を向上する為の各種の防カビ剤
、防錆剤、浸透剤、凍結防止剤。

保湿剤、粘度調整剤等の添加剤の使用が限定されないと
いう利点も生じる非常に優れたものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 表面にケイ酸のアルカリ金属塩を吸着処理してなること
   を特徴とする水易分散性粉体。