JPS63189405A - ポリスチレンスルホン酸アルカリ土類金属塩の製造方法 - Google Patents

ポリスチレンスルホン酸アルカリ土類金属塩の製造方法

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JPS63189405A
JPS63189405A JP1996187A JP1996187A JPS63189405A JP S63189405 A JPS63189405 A JP S63189405A JP 1996187 A JP1996187 A JP 1996187A JP 1996187 A JP1996187 A JP 1996187A JP S63189405 A JPS63189405 A JP S63189405A
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寺尾 俊美
Fumihiro Mikuchi
三口 文弘
Katsumasa Nagano
長野 勝正
Masayuki Ide
雅之 井出
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリスチレンスルホン酸アルカリ土類金属塩の
製造法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来からポリスチレンスルホン酸塩を製造する方法とし
ては、常法によりポリスチレンをスルホン化した後、該
スルホン化物を濾別し、これを水に溶解した後、アンモ
ニア水で中和する方法が知られている(特公昭51−3
7226号公報)。
そして、該方法に準じて、水酸化ナトリウムや水酸化カ
リウムを中和剤として用いて、それぞれポリスチレンス
ルホン酸ナトリウム及びカリウムが製造されている。
これに対して、中和剤として水酸化カルシウムや水酸化
マグネシウム等のアルカリ土類金属水酸化物を用いて上
記反応を行うと種々の問題が生じる。例えば(I)これ
らの水酸化物は水に溶解しにくいので水性分°散液とし
て使用するが、反応性が悪く中和反応時間が長くなって
しまう。(Ii )中和反応時に反応液中に残存する未
反応SO5とアルカリ土類金属水酸化物とが反応して、
水不溶性のアルカリ土類金属硫酸塩が生成するので、該
水溶性塩中に未反応のアルカリ土類金属水酸化物が混入
し、アルカリ土類金属硫酸塩の分離効率が低下する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明は、中和時間を短縮でき、かつ副生ずる
アルカリ土類金属硫酸塩中にアルカリ土類金属水酸化物
の混入量が少なくて該硫酸塩を効率よく分離除去できる
ポリスチレンスルホン酸アルカリ土類金属塩の製造方法
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、スルホン化生成物から反応有機溶媒を分離し
て得たポリスチレンスルホン酸をアルカリ土類金属水酸
化物を含む水性分散液を用いて、特定の条件下で中和し
、次いで水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物で
残存ポリスチレンスルホン酸を中和した後、アルカリ土
類金属硫酸塩を分離すると、上記問題点を有効に解決で
きるとの知見に基づいてなされたのである。
すなわち、本発明は、平均分子量が200〜50、00
0のポリスチレンをハロゲン化炭化水素溶媒中でスルホ
ン化し該溶媒を分離したポリスチレンスルホン酸を、ア
ルカリ土類金属水酸化物を含む水性分散液を用いて、次
の条件(I)及び(II): Aり6           ・・・・・・(I)4≦
B/A≦10       ・・・・・・(II)(式
中、Aは中和後のポリスチレンスルホン酸塩溶液のpH
であり、Bは中和に要する時間(分)を示す。) を満す条件で中和し、次いで中和溶液中に残存するポリ
スチレンスルホン酸をアルカリ金属水酸化物で中和した
後、°該水溶液中のアルカリ土類金属硫酸塩を分離する
ことを特徴とするポリスチレンアルカリ土類金属塩の製
造方法を提供する。
本発明において原料として用いるポリスチレンは平均分
子量200〜50.000の範囲のものである。すなわ
ち、平均分子量が50.000を越えると反応系の粘度
が高くなり、ハンドリングが困難となるからであり、一
方、平均分子量が200未満だと、未反応スチレンモノ
マーの存在により重合反応が併発して水不溶性スルホン
化物の量が増大するからである。
本発明では上記ポリスチレンをハロゲン化炭化水素溶媒
に溶解させた後、常法によりポリスチレンをスルホン化
する。
ここで用いるハロゲン化炭化水素溶媒としては、炭素数
1〜2の脂肪族ハロゲン化炭化水素が好ましく、具体的
にはメチレンジクロリド、1.2−ジクロルエタン、塩
化エチル、四塩化炭素、1゜1−ジクロルエタン、1.
1.2.2−テトラクロロエタン、クロロホルム、エチ
レンジプロミドなどのスルホン化剤に不活性なものが例
示される。
そして、該ハロゲン化炭化水素溶媒100重量部当り、
ポリスチレンを1〜100重量部、好ましくは20〜4
0重量部を添加して溶解させるのがよい。
上記スルホン化に際し、スルホン化剤としてSO5を用
いるのがよい。すなわち、液状SO1、ガス状S口5、
例えば窒素ガス等の不活性ガスや脱湿空気などで希釈し
たガス状503(希釈ガス5O5)及びハロゲン化炭化
水素(好ましくは炭素数1又は2のもの)で溶解希釈し
た液状5O1(希釈液状S口、)を使用する。ここで、
希釈ガスSO0としては、3口、濃度が1〜12容量%
好ましくは3〜4容量%のものが用いられ、希釈液状S
O,とじては5os1度が1〜5 Qwt%、好ましく
は5〜10wt%のものが用いられる。
本発明では、上記スルホン化剤を、SOoがポリスチレ
ンの構成モノマ一単位当り、0.7〜2.0(モル比)
、好ましくは1.0〜1.5となるような量で用いてス
ルホン化を行うのがよい。
尚、スルホン化反応は任意の反応器を用いて行うことが
できるが、剪断力が0.05(N/cffI)以上の攪
拌器を備えたものを用いるのがよく、スルホン化反応を
10〜80℃、好ましくは20〜40℃で行うのがよく
、原料溶液が反応器に滞留する時間を1〜60分、好ま
しくは5〜40分とするのが望ましい。
本発明では、上記スルホン化により得られた反応生成物
より遠心濾過法及び/又は蒸発法又は水抽出分離法等に
より反応有機溶媒を分離して、ポリスチレンスルホン酸
又はその水溶液を得た後、上記式(I)及び(n)を満
す条件で中和を行う。
尚、ここで遠心濾過法としてはバスケットを有する遠心
分離機により行うのがよく、蒸発法としては、減圧フラ
ッシュ蒸発によるのがよく、又、水抽出としては、特定
量の水を加えて、水と有機溶媒とを層分離し、水層のみ
を取り出す方法によるのがよい。
本発明においては、アルカリ土類金属水酸化物を用いた
第1次中和を式(I)及び(II)の条件に従って行う
のを特徴とする特に式(I)中、Aとしては1.5〜4
が好ましく、又式(n)中、B/Aが5〜6となるよう
に行うのがよい。ここで、中和に際しては、水酸化カル
シウムや水酸化マグネシウムなどのアルカリ土類金属水
酸化物を5〜50重量%(以下%と略称する。)、好ま
しくは20〜40%含み、かつ粒径を100〜500μ
とした水性分散液を用いるのが好ましく、文中和される
ポリスチレンスルホン酸としては、該スルホン酸を5〜
40%、好ましくは10〜20%含む水溶液を用いるの
がよい。特にポリスチレンスルホン酸を中和するに必要
な当量の90〜99.5当量%の水性分散液を用いるの
が望ましい。操作として具体的には、該ポリスチレンス
ルホン酸水溶性のpHを測定しつつ、該水溶液のpl(
が6を越えない程度に、式(n)に従って、アルカリ土
類金属水酸化物水性分散液を添加して中和を行う。この
際、中和反応が一層迅速に行われるように、0.0IN
/c++f以上の剪断力を有する攪拌機を備えた容器中
にて、温度20〜80℃、好ましくは30〜50℃で行
うのがよい。
本発明では、上記中和に次いで、第2次の中和を行う。
すなわち、中和溶液中に残存している未中和のポリスチ
レンスルホン酸や未反応SO5を水酸化ナトリウムや水
酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物で中和するの
である。具体的には、1〜10%のアルカリ金属水酸化
物の水溶液を前記中和溶液に添加し、第一次中和と同じ
攪拌条件下、同じ温度で1〜30分行うのがよい。
第2次中和後、液中の石こう等のアルカリ土類金属硫酸
塩等を常法により、例えば濾過等により除去してポリス
チレンスルホン酸アルカリ土類金属塩を(尋る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、短時間の中和時間で、副生物が少なく
かつ純度の高いポリスチレンスルホン酸のカルシウム塩
やマグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩を容易に高収
率で製造することができる。
従って、本発明の方法により得られたポリスチレンスル
ホン酸塩は、紙の帯電防止剤、コンクリート減水剤、分
散剤などとして幅広く利用できる。
次に実施例により本発明を製造するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
実施例 平均分子量4.500又は10,000のポリスチレン
50gを1.2ジクロル工タン500gに溶解した後、
液状5o3(商品名サルファン)をスルホン、北側とし
て803モル比1.1の量で用い、攪拌機付きのスルホ
ン化反応器中、反応温度30℃でスルホン化を行った。
スルホン化終了後、ポリスチレンスルホン酸を含む反応
生成物に所定量の水を加えて30℃で攪拌し、静置分離
して、上層の水層としてポリスチレンスルホン酸水溶液
を得た。これに40%Ca(OH) 、水分散液(平均
粒径 250μ)を攪拌下表−1に示す条件で加えて第
1次中和を行い、次いで5%NaOH水溶液を加えて第
2次中和を行った後、濾過して硫酸カルシウムを除去し
た。条件及び結果をまとめて表−1に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 平均分子量が200〜50,000のポリスチレンをハ
    ロゲン化炭化水素溶媒中でスルホン化し該溶媒を分離し
    たポリスチレンスルホン酸を、アルカリ土類金属水酸化
    物を含む水性分散液を用いて、次の条件( I )及び(
    II): A≦6・・・・・・( I ) 4≦B/A≦10・・・・・・(II) (式中、Aは中和後のポリスチレンスルホン酸塩溶液の
    pHであり、Bは中和に要する時間(分)を示す。) を満す条件で中和し、次いで中和溶液中に残存するポリ
    スチレンスルホン酸をアルカリ金属水酸化物で中和した
    後、該水溶液中のアルカリ土類金属硫酸塩を分離するこ
    とを特徴とするポリスチレンアルカリ土類金属塩の製造
    方法。
JP1996187A 1987-01-30 1987-01-30 ポリスチレンスルホン酸アルカリ土類金属塩の製造方法 Expired - Lifetime JPH0742335B2 (ja)

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