JPS6318908Y2 - - Google Patents

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JPS6318908Y2
JPS6318908Y2 JP1980053409U JP5340980U JPS6318908Y2 JP S6318908 Y2 JPS6318908 Y2 JP S6318908Y2 JP 1980053409 U JP1980053409 U JP 1980053409U JP 5340980 U JP5340980 U JP 5340980U JP S6318908 Y2 JPS6318908 Y2 JP S6318908Y2
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JP
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pulses
valve
time
flow rate
command signal
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JP1980053409U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁弁等の弁の開閉時間、即ち動作時
間を測定する測定装置に関する。
電磁弁に電流を供給して電磁弁を開弁する場
合、又は電磁弁への電流を絶つて電磁弁を閉弁す
る場合、電流供給又は供給停止から全開又は全閉
に至るまでには若干の時間(以下動作時間とす
る)を必要とする。この動作時間は従来電磁オシ
ロ等でもつて測定されている。電磁オシロを用い
て、例えば弁の閉弁動作時間を測定する場合、測
定開始時から弁が全閉状態に達するまでの間、流
量変化が時間の経過と共に記録用紙に記録され
る。このようにして得られたチヤートから閉弁動
作時間を読み取ることによつて、閉弁動作時間が
決定されるため一回の測定に可成の時間を必要と
する。例えば電磁弁の動作時間の信頼性確認を目
的として、繰返し試験を行う場合、従来の電磁オ
シロを使用すると長時間の測定と、膨大なデータ
の読み取り時間とを必要とするため実用的ではな
い。また、弁動作時間が自動的に表示される弁動
作時間測定装置も提案されているけれども、この
測定装置では予め設定された流量と測定中に得ら
れる流量とをただ一度だけ比較することにより、
弁の開弁時間又は閉弁時間を決定するものであつ
て、測定の正確度において満足すべきものとは言
え難い。
本考案は前記諸点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、短時間で弁動作時間を
繰返し測定し得ると共に、測定の正確度の高い弁
動作時間測定装置を提供することにある。
前記本考案の目的は、弁を流れる流体の流量を
検出して、流量検出値をパルス信号として出力す
る流量検出器と、前記弁に対して弁開閉命令信号
を発生すると共に、この弁開閉命令信号から前記
弁の予想される弁動作時間より長い所定時間経過
後に測定終了命令信号を発生する命令装置と、前
記弁開閉命令信号の発生から前記測定終了命令信
号の発生までの間に単位時間内毎に発生される流
量検出器からのパルス数を順次記憶する記憶手段
と、前記測定終了命令信号の発生後、記憶手段に
記憶されたパルス数を記憶順序と逆に読み出し、
この読み出したパルス数と予め設定されたパルス
数との大小を比較する比較手段と、比較手段から
の比較結果出力の最初の変化により、弁動作時間
を決定する決定回路とからなる弁動作時間測定装
置により達成される。
本考案においては、命令装置から弁開閉命令信
号が発生されると、弁が開閉され、流量検出器か
ら弁を流れる流体の流量に対応してパルス信号が
出力される。このとき記憶手段は、弁開閉命令信
号を受信したときから単位時間内毎に発生される
流量検出器からのパルス数を記憶し、予想される
弁動作時間より長い所定時間経過後に命令装置か
ら出力される測定終了命令信号を受信するまでこ
れを順次行う。比較手段は、命令装置からの測定
終了命令信号の発生後、記憶手段に記憶されたパ
ルス数を記憶順序とは逆に順次読み出し、この読
み出したパルス数を予め設定されたパルス数との
大小を比較し、比較結果を出力する。この比較結
果を受信する決定回路は、測定終了命令信号の発
生から最初に得られる比較結果の出力の最初の変
化(予め設定されたパルス数より小又は大となる
時間)から弁動作時間を決定する。
従つて本考案の弁動作時間測定装置は、検出さ
れた単位時間当りのパルス数が予め設定されたパ
ルス数に最も接近した時間、即ち弁の開閉時に変
動する流量が最終状態におちつくまでの時間を弁
動作時間として決定することができ、その測定確
度を極めて高いものになし得ると共に、短時間で
弁動作時間を繰返し測定し得る。
次に本考案による好ましい一具体例を図面に基
づいて説明する。
図において、電磁弁1はオン−オフタイマリレ
ー2により供給される電流で開弁、閉弁される。
リレー2のオン−オフ信号は測定部3に供給され
ている。電磁弁1は液体循環用管4の途中に設け
られており、弁1から流出する液体はタンク5に
もどされる。タンク5内の液体は空気作動のポン
プ6により蓄圧用のボリユームタンク7に供給さ
れており、タンク7から流出される液体は流量計
8及び圧力調整用のニードル弁9を介して電磁弁
1に導びかれている。流量計8は管4を通る液体
の流量を検出し、流量検出値をパルス信号として
前置増幅器10に出力する。管4内の流体圧力は
圧力計11により監視されている。増幅器10に
よつて所定レベルに増幅されたパルス信号は測定
部3に供給されている。操作盤12は、測定部3
に対して、測定繰返し数、測定開始、開弁又は閉
弁における弁動作時間、測定終了及び測定結果の
読み出し等を指示し得るように構成されていると
共に、電磁弁1の全開又は全閉を規定するパルス
数を任意に設定できるようにも構成されている。
また操作盤12には、表示器が設けられており、
表示器に測定結果、繰り返し数等が表示される。
測定部3には、増幅器10からのパルス21を計
数する計数器13、計数器13の計数内容から単
位時間内毎、例えば1ms内毎に何個のパルスが増
幅器10から供給されたかを演算する演算器1
4、演算器14で得られたパルス数を順番に記憶
する記憶装置15、記憶装置15に記憶されたパ
ルス数を記憶時の記憶順番と逆に読み出し、読み
出したパルス数と設定器16に設定されたパルス
数とを比較する比較器17及び比較器17からの
比較結果出力の変化により、弁動作時間を決定す
る決定回路18が設けられており、設定器16に
設定されるパルス数は操作盤12で任意に可変設
定し得、決定回路18の決定値は操作盤12のス
イツチの指示により操作盤12の表示器にデジタ
ル的に表示し得る。また計数器13にはリレー2
からのオン−オフ信号が供給されている。
流量検出器は、流量計8及び前置増幅器10か
らなり、命令装置は操作盤12及びオン−オフタ
イマリレー2からなる。記憶手段は計数器13、
演算器14及び記憶装置15からなり、比較手段
は設定器16及び比較器17からなる。
次にこのように構成されている弁動作時間測定
装置の動作を説明すると、ポンプ6が作動される
と、タンク5内の液体が管4を通つてタンク7、
流量計8、ニードル弁9、電磁弁1に夫々流され
再びタンク5にもどされる。即ち、タンク5内の
液体は循環使用される。一方、電磁弁1がリレー
2により開弁、閉弁されると、順次流量計8から
は流量計8、電磁弁1に流れる流体の量に相当し
たパルス21が発生される。以下まず、開弁時の
弁動作時間の測定動作を第3図と共に説明する。
リレー2から得られるオン−オフ信号20におい
て、開弁開始時t0を規定する立上りが生じると、
計数器13は計数動作を開始する。同時に電磁弁
1が開弁されるため、流量計8に液体が流れ、増
幅器10からはパルス21が出力され、計数器1
3はパルス21を計数する。演算器14は時間t0
から一定時間経過毎、例えば1ms経過毎に計数器
13の計数内容を読み取り、この読み取つた計数
内容から一定時間毎に生起されたパルス21の数
を算出する。即ち、演算器14は、時間t0から一
定時間経過後の時間t1時の計数器13の計数内容
がN1であると、N1−0=n1の演算を行い、次に
時間t1から一定時間経過後の時間t2時の計数器1
3の計数内容がN2であると、N2−N1=n2の演算
を行い、以下閉弁開始時toを規定する立下りがリ
レー2からのオン−オフ信号20に生じるまで前
記の演算を繰り返し行う。記憶装置15は演算器
14から得られる演算結果(パルス数に相当)
n1,n2,……を順次例えば第1番地、第2番地、
……に記憶する。閉弁開始時toを規定する立下り
がリレー2からのオン−オフ信号20に生じる
と、計数器13の計数内容はクリアされると共
に、計数器13の計数動作は停止される一方、比
較器17は記憶装置15に記憶されたパルス数
no,no-1,……を順次読み出す。即ち、比較器1
7は最後に記憶された番地から順次記憶されたパ
ルス数を記憶装置15から読み出す。比較器17
は、読み出し毎に、読み出したパルス数と、電磁
弁1の全開状態を規定する設定器16に設定され
たパルス数nRとを比較し、その比較結果を決定回
路18に出力する。ここで、パルス数nRは電磁弁
1が完全に開弁された際における単位時間当りの
パルス数n0より若干少ない値、例えばパルス数n0
の90%の値に設定されているため、時間toから
tn+1で記憶されたパルス数との比較においては、
比較器17は、パルス数nRよりも読み出されたパ
ルス数の方が大であるという比較結果を決定回路
18に出力する。次に時間tnで記憶されたパルス
数nnが読み出しにおいてパルス数nRより最初に小
であるものとすると、比較回路17は時間tnのパ
ルス数nnに対する比較動作後、決定回路18に
パルス数nRよりも読み出されたパルス数の方が小
であるという比較結果を出力する。決定回路18
は、比較器17からの比較結果信号において変化
を検出すると、時間tnより一定時間経過後の時間
tn+1を開弁時の弁動作時間として例えば操作盤1
2の表示器に出力すると共に、記憶装置15に供
給して記憶させる。尚、比較器17はパルス数nR
よりも読み出したパルス数の方が小であるという
比較結果を出力すると、比較動作を停止する。以
後再びオン−オフ信号20において開弁開始時を
規定する立上りを生じることによつて前記の動作
が繰り返される。次に閉弁時の弁動作時間の測定
動作を第4図と共に説明する。リレー2から得ら
れるオン−オフ信号20において、閉弁開始時t0
を規定する立下りが生じると、計数器13は計数
動作を開始する。同時に電磁弁1が閉弁されるた
め、流量計8に流れていた液体の流量は減少し、
減少流量に対応して増幅器10からはパルス21
が出力され、このパルス21を計数器13は計数
する。演算器14は、開弁の場合と同様に動作
し、時間t1,t2……において、単位時間内毎に発
生される増幅器10からのパルス数n1,n2を演算
して記憶装置15に供給する。記憶装置15はパ
ルス数n1,n2を順番に記憶する。開弁開始時to
規定する立上りがオン−オフ信号20に生じる
と、計数器13の計数内容はクリアされると共
に、計数器13の計数動作は停止される一方、比
較器17は開弁の場合と同様に動作し、最後に記
憶された番地から順次記憶されたパルス数を記憶
装置15から読み出し、読み出し毎に読み出した
パルス数と、電磁弁1の全閉状態を規定する設定
器16に設定されたパルス数nRとを比較し、その
比較結果を決定回路18に出力する。ここで、パ
ルス数nRは零より若干多い値、例えば弁1が完全
に開弁された際における単位時間当りのパルス数
n0の10%の値に設定されているため、時間toから
tn+1で記憶されたパルス数との比較においては、
比較器17は、パルス数nRよりも、読み出された
パルス数の方が小であるという比較結果を決定回
路18に出力する。次に時間tnで記憶されたパル
ス数nnが読み出しにおいてパルス数nRより最初に
大であるものとすると、比較回路17は時間tn
パルス数nnに対する比較動作後、決定回路18
にパルス数nRよりも読み出したパルス数の方が大
であるという比較結果を決定回路18に出力す
る。決定回路18は、比較器17からの比較結果
信号において変化を検出すると、時間tnより一定
時間経過後の時間tn+1を閉弁動作時間として操作
盤12の表示器に出力すると共に、記憶装置15
に記憶させる。比較器17はパルス数nRよりも読
み出したパルス数の方が大であるという比較結果
を出力すると、比較動作を停止する。以後再びオ
ン−オフ信号20において閉弁開始時を規定する
立下りが生じることによつて前記の動作が繰り返
される。開弁時及び閉弁時の弁動作時間の測定に
おいて、弁動作時間として記憶する時間tn+1は、
比較器17から記憶装置15にアクセスする番地
により特定し得、従つて、決定回路18に順次読
み出し時の番地を供給することにより、この番地
により時間tn+1を計算し得る。例えば単位時間を
1msとし、時間tnで記憶されたパルス数を読み出
す番地をm番地とすると、弁動作時間は(m+
1)nsとなる。また、弁動作時間測定において、
リレー2のオン−オフ時間T1,T2は、開閉弁状
態が完全に安定するまで、即ち例えば開弁におい
てはパルス数n0が安定して得られるように設定さ
れる。
尚、前記具体例では電磁弁の弁動作時間測定に
ついて説明したが、本考案はこれに限定されず、
他の弁の弁動作時間測定にも適用し得、加えてマ
イクロコンピユータ等を用いれば小型、低価格で
実施し得る。
前記の如く、本考案によれば自動的かつ短時間
で弁動作時間を測定し得るため、繰り返し測定を
可能とし得る。また、本考案では予想される所定
時間の間、一定時間毎に単位時間当りのパルス数
を記憶し、測定終了命令信号発生後に、この記憶
したパルス数を記憶順序と逆に読み出し、この読
み出したパルス数と予め設定されたパルス数nR
(弁の全開状態又は弁の全閉状態を規定する単位
時間当りのパルス数)との大小を比較して、測定
終了命令信号の発生から最初に得られる変化(前
記設定されたパルス数nRより小又は大となる時
間)から弁動作時間を決定するように構成されて
いるため、本考案の弁動作時間測定装置は、検出
された単位時間当りのパルス数が前記予め設定さ
れたパルス数nRに最も接近した時間、即ち弁の開
閉時に流量が変動する場合、流量が最終状態にお
ちつくまでの時間を弁動作時間として決定するこ
とができ、その測定確度を極めて高いものとし得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による好ましい一具体例の説明
図、第2図は第1図に示す測定部のブロツク図、
第3図は開弁時の弁動作時間測定の説明図、第4
図は閉弁時の弁動作時間の説明図である。 1……電磁弁、3……測定部、8……流量計、
13……計数器、15……記憶装置、16……設
定器、17……比較器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁を流れる流体の流量を検出して、流量検出値
    をパルス信号として出力する流量検出器と、前記
    弁に対して弁開閉命令信号を発生すると共に、こ
    の弁開閉命令信号から前記弁の予想される弁動作
    時間より長い所定時間経過後に測定終了命令信号
    を発生する命令装置と、前記弁開閉命令信号の発
    生から前記測定終了命令信号の発生までの間に単
    位時間内毎に発生される流量検出器からのパルス
    数を順次記憶する記憶手段と、前記測定終了命令
    信号の発生後、記憶手段に記憶されたパルス数を
    記憶順序と逆に読み出し、この読み出したパルス
    数と予め設定されたパルス数との大小を比較する
    比較手段と、比較手段からの比較結果出力の最初
    の変化により、弁動作時間を決定する決定回路と
    からなる弁動作時間測定装置。
JP1980053409U 1980-04-19 1980-04-19 Expired JPS6318908Y2 (ja)

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JPS56156152U JPS56156152U (ja) 1981-11-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5233724B2 (ja) * 1974-05-13 1977-08-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5233724U (ja) * 1975-05-21 1977-03-09

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5233724B2 (ja) * 1974-05-13 1977-08-30

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