JP2003202259A - ガスメータ及びガスメータの検査方法 - Google Patents

ガスメータ及びガスメータの検査方法

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JP2003202259A JP2001401529A JP2001401529A JP2003202259A JP 2003202259 A JP2003202259 A JP 2003202259A JP 2001401529 A JP2001401529 A JP 2001401529A JP 2001401529 A JP2001401529 A JP 2001401529A JP 2003202259 A JP2003202259 A JP 2003202259A
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実 瀬戸
Katsuto Sakai
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浩人 宇山
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一生 今
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仁朗 石野
Toshihiro Harada
鋭博 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査時間を短縮し、かつ多様な検定や検査に
も柔軟に対応できるガスメータ及びガスメータの検査方
法を提供する。 【解決手段】 所定の検査時間にわたって基準となる量
のガスを流した際の、検査用信号として出力される値の
うちの少なくともひとつに基づいて算出されるガス通過
量と基準器によるガス通過量とを比較することによって
被検査ガスメータ1の器差検査が行われる。また、ガス
メータ1側で、検査用信号出力される値に基づいて検査
積算値が生成されて、これがガスメータ1側から応答出
力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスメータ及びガス
メータの検査方法に関し、特に、検査時間短縮及び検査
簡便化に有効なガスメータ及びガスメータの検査方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、検出したガス流量に基づいて
ガス使用量を積算して表示する機能や、流量異常等を検
出して各種異常処理を行う保安機能を備えた電子式ガス
メータが知られている。そして、このような電子式ガス
メータは、出荷前に製造工場内等で検定や器差検査が行
われるが、このために多大な時間がかかるという問題が
あった。この問題と従来のガスメータの検査方法につい
て図6を用いて説明する。
【0003】図6は、この種のガスメータの検査に関す
る全体的な構成を示すブロック図である。図6に示すよ
うに、ガスメータの検査においては、クリーンルーム2
0内に被検査ガスメータ1a及び基準器2a、2b、2
cが配置される。この際、クリーンルーム20内は、例
えば、温度23±1℃、湿度55%に空調制御される。
ガス配給管3は、ガス供給源から検査用ガスが供給さ
れ、その途中に複数の基準器2a、2b、2c及び被検
査ガスメータ1aが介設されて、クリーンルーム20外
のブロアに至る。また、ガス配給管3の途中には、温度
計4a、ゲージ圧計4b、及び複数の基準器切替用バル
ブ5i、5o、及び流量調整用バルブ6も介設されてい
る。なお、ここでは、被検査ガスメータ1aは、代表し
て1個のみ記載しているが、現実的にはガス配給管3の
途中に複数個の被検査ガスメータ1aが並列的に介設さ
れる。
【0004】また、上記各基準器2a、2b、2cに
は、これら基準器2a、2b、2cから出力されるパル
ス出力をカウントするパルスカウンタ7a、7b、7c
がそれぞれ接続されている。また、被検査ガスメータ1
aには、被検査ガスメータ1aから出力されるパルス出
力をカウントするパルスカウンタ7dが接続されてい
る。このパルス出力は、例えば、積算値1リットル毎に
1個の出力される矩形パルスであり、基準器2a、2
b、2c、並びにこの種のガスメータ1aには、この出
力機能が備わっている。
【0005】上記パルスカウンタ7a、7b、7c、及
び7dにより計数された計数値は、検査装置としてのパ
ーソナルコンピュータ8に供給される。このパーソナル
コンピュータ8は、ガスメータの検定や器差検査のため
に、上記パルス計数値に基づき、所定時間におけるガス
の通過体積を算出するが、この際に温度及び圧力補正す
るための情報として、上記温度計及びゲージ圧計、並び
に絶対圧計からの出力信号も受ける。これらの出力信号
をボイル・シャルルの法則にあてはめて、補正された通
過体積が、パーソナルコンピュータ8において算出さ
れ、その検査結果が出力されることになる。
【0006】上記基準器2a、2b、2cは、検査流量
に対応して2L型、10L型、50L型、図示しない1
L型等がある。上記各基準器は流量に応じて、内蔵され
るドラムが1回転するのに要する時間(1周時間)が異
なる。例えば、2L型の場合、40リットル/時間の流
量では1周時間は180秒となり、60リットル/時間
の流量では120秒となる。50L型の場合、3000
リットル/時間の流量では1周時間は60秒となり、4
000リットル/時間の流量では45秒となる。各基準
器は、検査流量に対応して、2L型、10L型、50L
型等が選択的に使い分けられ、その際、上記バルブ5
i、5oが開閉制御されて求められる検査に対応する基
準器が使用可能になる。そして、高流量から低流量にわ
たり各基準器が選択的に切り替えられて使用されて、一
連のガスメータの検定及び器差検査が実施される。器差
検査では、例えば、基準器からの出力信号に基づく所定
時間内の通過流量(又は通過体積)と、被検査ガスメー
タからの出力信号に基づく所定時間内の通過流量(又は
通過体積)との比がパーソナルコンピュータで器差とし
て計算されて、これが検査結果として出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な構成において、低流量検査時には上記2L型基準器や
図示しない1L型基準器が選択されることになる。例え
ば、40リットル/時間の低流量検査を行うために2L
型基準器を選択すると、この場合の1周時間は上述のよ
うに180秒となる。検査の正確性を期すために、所定
の回数以上、例えば、5周時間を測定したとしても、そ
の時間は最短でも15分(180秒×5周時間)もかか
ってしまう。
【0008】そこで、マイクロフローセンサやソニック
流量計を利用した基準器を用いて、瞬時流速を取得し
て、これに基づいて通過流量を求めることにより、上記
のようなドラムの回転時間によらない検査方法が提案さ
れている。ところが、この場合にも、被検査ガスメータ
側から出力される所定積算値毎に出力されるパルスによ
る問題が発生する。すなわち、低流量検査時には被検査
ガスメータから1個のパルスが出力されるまでに時間が
かかりすぎることになる。例えば、40リットル/時間
の低流量検査時には、上述のような積算値1リットル毎
に1個の出力されるパルスでは、1個のパルス出力まで
90秒(60×60秒/40リットル)もかかってしま
う。この時間が全被検査ガスメータに対して積算される
と、その浪費時間は膨大なものになってしまう。
【0009】要するに、上述のような従来例によると、
ガスメータの検査、特に、低流量検査時に多大な時間が
かかるという問題があった。また、検査用信号も基本的
に上記出力パルスが固定的に使用されているのみであっ
たので、多様な検定や検査に柔軟に対応するのが困難で
あるという問題もあった。
【0010】よって本発明は、上述した現状に鑑み、検
査時間を短縮し、かつ多様な検定や検査にも柔軟に対応
できるガスメータ及びガスメータの検査方法を提供する
ことを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載のガスメータは、検査用信号の
出力機能を備えたガスメータであって、所定のサンプリ
ング周期毎に、流量計測部10により計測されるガスの
瞬時流量Qiを取得する瞬時流量取得手段111と、所
定の出力指令信号に応答して、前記瞬時流量Qiを前記
検査用信号として検査装置が接続される外部通信部12
3に出力する第1出力制御手段118aと、を含むこと
を特徴とする。
【0012】また、上記課題を解決するためになされた
請求項2記載のガスメータは、請求項1記載のガスメー
タにおいて、前記瞬時流量Qiに基づき、前記サンプリ
ング周期毎のガスの通過流量ΔQiを算出する通過流量
算出手段112と、前記第1出力制御手段118aに替
えて、所定の出力指令信号に応答して、前記瞬時流量Q
i及び前記通過流量ΔQiのうちから、少なくともひと
つを前記検査用信号として検査装置が接続される外部通
信部123側に切替出力する第2出力制御手段118b
と、を更に含むことを特徴とする。
【0013】また、上記課題を解決するためになされた
請求項3記載のガスメータは、請求項2記載のガスメー
タにおいて、前記サンプリング周期毎に、複数のサンプ
リング周期にわたって前記通過流量ΔQiをフィルタリ
ング処理することによりフィルタリング通過流量ΔQn
を算出するフィルタリング通過流量算出手段113と、
前記第2出力制御手段118bに替えて、所定の出力指
令信号に応答して、前記瞬時流量Qi、前記通過流量Δ
Qi、及び前記フィルタリング通過流量ΔQnのうちか
ら、少なくともひとつを前記検査用信号として検査装置
が接続される外部通信部123側に切替出力する第3出
力制御手段118cと、を更に含むことを特徴とする。
【0014】また、上記課題を解決するためになされた
請求項4記載のガスメータは、請求項3記載のガスメー
タにおいて、前記フィルタリング通過流量ΔQnを積算
してフィルタリング通過流量積算量ΔQBを生成するフ
ィルタリング通過流量積算手段114と、前記第3出力
制御手段118cに替えて、所定の出力指令信号に応答
して、前記瞬時流量Qi、前記通過流量ΔQi、前記フ
ィルタリング通過流量ΔQn、及びフィルタリング通過
流量積算量ΔQBのうちから、少なくともひとつを前記
検査用信号として検査装置が接続される外部通信部12
3側に切替出力する第4出力制御手段118dと、を更
に含むことを特徴とする。
【0015】また、上記課題を解決するためになされた
請求項5記載のガスメータは、請求項4記載のガスメー
タにおいて、前記フィルタリング通過流量ΔQnの積算
結果が予め定められた単位積算値Quに到達する毎に、
これに応じた単位積算値パルスPuを生成する単位積算
値パルス生成手段115と、前記第4出力制御手段11
8dに替えて、所定の出力指令信号に応答して、前記瞬
時流量Qi、前記通過流量ΔQi、前記フィルタリング
通過流量ΔQn、フィルタリング通過流量積算量ΔQ
B、及び前記単位積算値パルスPuのうちから、少なく
ともひとつを前記検査用信号として検査装置が接続され
る外部通信部123側に切替出力する第5出力制御手段
118eと、を更に含むことを特徴とする。
【0016】また、上記課題を解決するためになされた
請求項6記載のガスメータは、請求項5記載のガスメー
タにおいて、前記単位積算値パルスPuを計数して積算
することにより、サンプリング開始時点からのガス流量
の積算値QSnを算出する積算値算出手段116と、前
記第5出力制御手段118eに替えて、所定の出力指令
信号に応答して、前記瞬時流量Qi、前記通過流量ΔQ
i、前記フィルタリング通過流量ΔQn、フィルタリン
グ通過流量積算量ΔQB、前記単位積算値パルスPu、
及び前記積算値QSnのうちから、少なくともひとつを
前記検査用信号として検査装置が接続される外部通信部
123側に切替出力する第6出力制御手段118fと、
を更に含むことを特徴とするガスメータ。
【0017】請求項1〜6記載の発明によれば、検査用
信号として種々の値が切替出力されるので、多様な検定
や検査に柔軟に対応することが容易になる。また、低流
量検査時に従来のようにガスメータのパルス出力を待つ
ことなしに検査用信号を出力することが可能であるの
で、短時間でガスメータの検査を完了できるようにな
る。
【0018】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載のガスメータは、請求項1〜6のいずれか記載の
ガスメータにおいて、前記検査用信号として出力すべき
値を選択的に指定入力する入力手段124と、前記入力
手段124における指定入力に基づいて、前記出力指令
信号を生成する出力指令信号生成手段119と、を更に
含むことを特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明によれば、検査用信号
として出力すべき値を指定入力する入力手段124を備
えているので、所望の被検査ガスメータに対して即座に
所望の検査用信号を出力させることができるようにな
る。
【0020】上記課題を解決するためになされた請求項
8記載のガスメータは、請求項1〜7のいずれか記載の
ガスメータにおいて、前記外部通信部123は、運用時
には、前記検査用信号として出力される値のうちのいず
れかひとつ、又はそれらの組み合わせに基づいてガス流
の異常を検出する保安論理手段117からの異常信号を
外部装置に送信するための通信機能を備えることを特徴
とする。
【0021】請求項8記載の発明によれば、運用時に保
安のために使用される値が、検査時にも兼用されるよう
になっているので、ガスメータに含まれるソフトウエア
及びハードウエアの簡素化が可能になる。
【0022】上記課題を解決するためになされた請求項
9記載のガスメータは、請求項1記載のガスメータにお
いて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査時
間を示す検査時間情報を受けて、この検査時間内に取得
される前記瞬時流量Qiに基づき、この検査時間内の積
算流量値である検査積算値QDを生成する検査積算値生
成手段116aと、前記第1出力制御手段118aに替
えて、少なくとも前記検査積算値QDを前記検査用信号
として検査装置が接続される外部通信部123側に応答
出力する第7出力制御手段118gと、を更に含むこと
を特徴とする。
【0023】また、上記課題を解決するためになされた
請求項10記載のガスメータは、請求項1記載のガスメ
ータにおいて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及
び検査終了時刻を示す検査終了時刻情報を受けて、前記
検査開始時刻から前記検査終了時刻迄の間に取得される
前記瞬時流量Qiに基づき、この間の積算流量値である
検査積算値QDを生成する検査積算値生成手段116a
と、前記第1出力制御手段118aに替えて、少なくと
も前記検査積算値QDを前記検査用信号として検査装置
が接続される外部通信部123側に応答出力する第7出
力制御手段118gと、を更に含むことを特徴とする。
【0024】また、上記課題を解決するためになされた
請求項11記載のガスメータは、請求項2記載のガスメ
ータにおいて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及
び検査時間を示す検査時間情報を受けて、この検査時間
内に算出される前記通過流量ΔQiに基づき、この検査
時間内の積算流量値である検査積算値QDを生成する検
査積算値生成手段116aと、前記第2出力制御手段1
18bに替えて、少なくとも前記検査積算値QDを前記
検査用信号として検査装置が接続される外部通信部12
3側に応答出力する第7出力制御手段118gと、を更
に含むことを特徴とする。
【0025】また、上記課題を解決するためになされた
請求項12記載のガスメータは、請求項2記載のガスメ
ータにおいて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及
び検査終了時刻を示す検査終了時刻情報を受けて、前記
検査開始時刻から前記検査終了時刻迄の間に算出される
前記通過流量ΔQiに基づき、この間の積算流量値であ
る検査積算値QDを生成する検査積算値生成手段116
aと、前記第2出力制御手段118bに替えて、少なく
とも前記検査積算値QDを前記検査用信号として検査装
置が接続される外部通信部123側に応答出力する第7
出力制御手段118gと、を更に含むことを特徴とす
る。
【0026】また、上記課題を解決するためになされた
請求項13記載のガスメータは、請求項3記載のガスメ
ータにおいて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及
び検査時間を示す検査時間情報を受けて、この検査時間
内に算出される前記フィルタリング通過流量ΔQnに基
づき、この検査時間内の積算流量値である検査積算値Q
Dを生成する検査積算値生成手段116aと、前記第3
出力制御手段118cに替えて、少なくとも前記検査積
算値QDを前記検査用信号として検査装置が接続される
外部通信部123側に応答出力する第7出力制御手段1
18gと、を更に含むことを特徴とする。
【0027】また、上記課題を解決するためになされた
請求項14記載のガスメータは、請求項3記載のガスメ
ータにおいて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及
び検査終了時刻を示す検査終了時刻情報を受けて、前記
検査開始時刻から前記検査終了時刻迄の間に算出される
前記前記フィルタリング通過流量ΔQnに基づき、この
間の積算流量値である検査積算値QDを生成する検査積
算値生成手段116aと、前記第3出力制御手段118
cに替えて、少なくとも前記検査積算値QDを前記検査
用信号として検査装置が接続される外部通信部123側
に応答出力する第7出力制御手段118gと、を更に含
むことを特徴とする。
【0028】また、上記課題を解決するためになされた
請求項15記載のガスメータは、請求項4記載のガスメ
ータにおいて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及
び検査時間を示す検査時間情報を受けて、この検査時間
内に算出される前記フィルタリング通過流量積算量ΔQ
Bに基づき、この検査時間内の積算流量値である検査積
算値QDを生成する検査積算値生成手段116aと、前
記第4出力制御手段118dに替えて、少なくとも前記
検査積算値QDを前記検査用信号として検査装置が接続
される外部通信部123側に応答出力する第7出力制御
手段118gと、を更に含むことを特徴とする。
【0029】また、上記課題を解決するためになされた
請求項16記載のガスメータは、請求項4記載のガスメ
ータにおいて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及
び検査終了時刻を示す検査終了時刻情報を受けて、前記
検査開始時刻から前記検査終了時刻迄の間に算出される
前記前記フィルタリング通過流量積算量ΔQBに基づ
き、この間の積算流量値である検査積算値QDを生成す
る検査積算値生成手段116aと、前記第4出力制御手
段118dに替えて、少なくとも前記検査積算値QDを
前記検査用信号として検査装置が接続される外部通信部
123側に応答出力する第7出力制御手段118gと、
を更に含むことを特徴とする。
【0030】また、上記課題を解決するためになされた
請求項17記載のガスメータは、請求項5記載のガスメ
ータにおいて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及
び検査時間を示す検査時間情報を受けて、この検査時間
内に生成される前記単位積算値パルスPuに基づき、こ
の検査時間内の積算流量値である検査積算値QDを生成
する検査積算値生成手段116aと、前記第5出力制御
手段118eに替えて、少なくとも前記検査積算値QD
を前記検査用信号として検査装置が接続される外部通信
部123側に応答出力する第7出力制御手段118g
と、を更に含むことを特徴とする。
【0031】また、上記課題を解決するためになされた
請求項18記載のガスメータは、請求項5記載のガスメ
ータにおいて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及
び検査終了時刻を示す検査終了時刻情報を受けて、前記
検査開始時刻から前記検査終了時刻迄の間に生成される
前記前記単位積算値パルスPuに基づき、この間の積算
流量値である検査積算値QDを生成する検査積算値生成
手段116aと、前記第5出力制御手段118eに替え
て、少なくとも前記検査積算値QDを前記検査用信号と
して検査装置が接続される外部通信部123側に応答出
力する第7出力制御手段118gと、を更に含むことを
特徴とする。
【0032】また、上記課題を解決するためになされた
請求項19記載のガスメータは、請求項6記載のガスメ
ータにおいて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及
び検査時間を示す検査時間情報を受けて、この検査時間
内に算出される前記積算値QSnに基づき、この検査時
間内の積算流量値である検査積算値QDを生成する検査
積算値生成手段116aと、前記第5出力制御手段11
8eに替えて、少なくとも前記検査積算値QDを前記検
査用信号として検査装置が接続される外部通信部123
側に応答出力する第7出力制御手段118gと、を更に
含むことを特徴とする。
【0033】上記課題を解決するためになされた請求項
20記載のガスメータは、請求項6記載のガスメータに
おいて、検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査
終了時刻を示す検査終了時刻情報を受けて、前記検査開
始時刻から前記検査終了時刻迄の間に算出される前記積
算値QSnに基づき、この間の積算流量値である検査積
算値QDを生成する検査積算値生成手段116aと、前
記第5出力制御手段118eに替えて、少なくとも前記
検査積算値QDを前記検査用信号として検査装置が接続
される外部通信部123側に応答出力する第7出力制御
手段118gと、を更に含むことを特徴とする。
【0034】請求項9〜20記載の発明によれば、所定
の検査時間内の検査積算値QDがガスメータ側から生成
されて応答出力されるので、非常に簡便に器差検査が行
えるようになる。
【0035】上記課題を解決するためになされた請求項
21記載のガスメータの検査方法は、請求項1〜20の
いずれかに記載したガスメータの検査方法であって、所
定の検査時間にわたって基準となる量のガスを流した際
の、前記検査用信号として出力される値のうちの少なく
ともひとつに基づいて算出されるガス通過量と前記基準
器によるガス通過量とを比較することによってこの被検
査ガスメータ1の器差検査を行うことを特徴とする。
【0036】請求項21記載の発明によれば、検査用信
号として種々の値が切替出力されるので、これを基準器
によるガス通過量とを比較することによって、容易に多
様な検定や検査に柔軟に対応することができる。また、
低流量検査時に従来のようにガスメータのパルス出力を
待つことなしに検査用信号を出力することが可能になる
ので、短時間でガスメータの検査を完了できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明のガスメータの一
実施形態を示すブロック図である。図1に示すように、
本ガスメータ1は、ガスメータの検定や器差検査等の検
査用信号の出力機能を備え、流量計測部10、制御部1
1、及びこの制御部11に接続された表示部121、警
報出力部122、外部通信部123及び入力手段124
を含んで構成される。これらの部位は、ここでは図示し
ないガスメータ筐体に基本的に収容される。また、ここ
で記載するガスメータ1は、ガス配管の途中に設置され
て、運用時には、ガス使用量を検出したり、ガス流量異
常を検出して異常警報を出力したりガス流路遮断をする
公知の基本機能を備えたものであるが、これらの公知の
部分については説明を省略する。
【0038】流量計測部10は、ここでは、公知のフロ
ーセンサ式のものを示している。この流量計測部10
は、加熱用のヒータ101と、ヒータ101の上流側及
び下流側にそれぞれ配設された温度センサ102及び1
03と、これらに接続された流量計測処理の各種制御を
行う計測制御部104とを備えている。そして、流量計
測部10は、所定のサンプリング周期毎にガスの瞬時流
量Qiを制御部11に供給する。この流量計測部10及
び瞬時流量Qiは、運用時にも利用されるものである。
なお、流量計測部10は、フローセンサ式のものに限ら
ず、超音波式、フルイディック式等のものを適用しても
よい。
【0039】制御部11は、瞬時流量取得手段111、
通過流量算出手段112、フィルタリング通過流量算出
手段113、フィルタリング通過流量積算手段114、
単位積算値パルス生成手段115、積算値算出手段11
6、検査積算値生成手段116a、保安論理手段11
7、第1出力制御手段118a、第2出力制御手段11
8b、第3出力制御手段118c、第4出力制御手段1
18d、第5出力制御手段118e、第6出力制御手段
118f、第7出力制御手段118g(以下、出力制御
手段118a〜gと略記)と及び出力指令信号生成手段
119を含んで構成される。
【0040】瞬時流量取得手段111は、所定のサンプ
リング周期毎に、上記流量計測部10により計測される
ガスの瞬時流量Qiを取得する。瞬時流量Qiに基づ
き、通過流量算出手段112は、サンプリング周期毎の
ガスの通過流量ΔQiを算出する。また、フィルタリン
グ通過流量算出手段113は、上記サンプリング周期毎
に、複数のサンプリング周期、例えば5周期にわたって
上記通過流量ΔQiを、移動平均等によりフィルタリン
グ処理することによりフィルタリング通過流量ΔQnを
算出する。
【0041】上記フィルタリング通過流量ΔQnは、フ
ィルタリング通過流量積算手段114で積算され、この
積算結果が予め定められた単位積算値Qu、例えば1リ
ットルに到達する毎に、これに応じた単位積算値パルス
Puが単位積算値パルス生成手段115により生成され
る。更に、この単位積算値パルスPuは、積算値算出手
段116により計数及び積算されていく。サンプリング
開始時点から積算された単位積算値パルスPuの値は、
ガス流量の積算値QSnとして利用可能である。また更
に、検査積算値生成手段116aにて、検査開始時刻を
示す検査開始時刻情報及び検査時間を示す検査時間情報
を受けて、検査開始時刻における積算値QSnから検査
開始時刻から検査時間だけ経過した時刻における積算値
QSnを減じた値である検査積算値QD、或いは、検査
開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査終了時刻を示
す検査終了時刻情報を受けて、検査開始時刻における積
算値QSnから検査終了時刻における積算値QSnを減
じた値である検査積算値QDが生成される。
【0042】上記瞬時流量取得手段111、通過流量算
出手段112、フィルタリング通過流量算出手段11
3、フィルタリング通過流量積算手段114、単位積算
値パルス生成手段115、積算値算出手段116及び検
査積算値生成手段116aにてそれぞれ算出又は生成さ
れる瞬時流量Qi、フィルタリング通過流量ΔQn、フ
ィルタリング通過流量ΔQn、フィルタリング通過流量
積算量ΔQB、単位積算値パルスPu、積算値QSn及
び検査積算値QDは、出力制御手段118a〜gを介し
て、検査装置等が接続される外部通信部123に切替出
力又は応答出力される。出力制御手段118a〜gは、
出力指令信号生成手段119から供給される出力指令信
号に応答して、上述の瞬時流量Qi、通過流量ΔQi、
フィルタリング通過流量ΔQn、フィルタリング通過流
量積算量ΔQB、単位積算値パルスPu、積算値QSn
及び検査積算値QDを、本ガスメータ1の検定、器差検
査用信号として切替出力する。出力制御手段118a〜
gそれぞれについては、図2において説明を加える。
【0043】なお、制御部11には、公知のガス流量の
異常時に異常処理を指令する保安論理手段117も含ま
れる。この保安論理手段117は、例えば、運用時に
は、上記瞬時流量Qi、通過流量ΔQi、フィルタリン
グ通過流量ΔQn、フィルタリング通過流量積算量ΔQ
B、単位積算値パルスPu、及び積算値QSnのうちの
いずれかひとつ、又はこれらの組み合わせに基づいてガ
ス流の異常を検出する。そして、後述する警報出力部1
22や表示部121を介してこの異常を外部に報知す
る。また、場合によっては、この異常は、外部通信部1
23を介して遠隔の管理センタに電話回線等を介して通
報される。外部通信部123はこのための通信機能も備
える。このように、運用時に保安のために使用される値
が、検査時にも兼用されるようになっているので、ガス
メータに含まれるソフトウエア及びハードウエアが簡素
化される。
【0044】このような制御部11の各手段は、例え
ば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Ran
dom Access Memory)及びROM(Read Only Memory)
を備えたマイコンにより具現化される。この場合、RO
Mには上述した各手段を実現する制御プログラムが予め
格納されており、CPUはこの制御プログラムにしたが
って上述したような各制御を行う。この際、RAMは各
制御の途中で発生するデータを一時的に格納したりする
ワークエリアとして機能する。上記各手段を実現する制
御プログラムの例は、次の図2及び図3を用いて例示さ
れる。
【0045】上記制御部11に接続される表示部121
は、基本的に積算されたガス使用量を表示するもので、
例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成
される。但し、この表示部121は、試験時のデータ表
示、運用開始時初期設定や場合によっては異常警報を報
知するために利用してもよい。
【0046】警報出力部122は、保安論理手段による
保安動作時に何らかの警報を出力するための発音装置や
インジケータである。外部通信部123は、運用時には
遠隔の管理センタにNCU(網制御ユニット)を介して
異常を通報したり、検査時には検査装置としてのパーソ
ナルコンピュータ等に上記検査用信号を出力するための
通信機能を備えたモデム等を含む。また、外部通信部1
23は各種指令信号等の受信機能も有する。
【0047】また、入力手段124は、上記検査用信号
として出力すべき値を、瞬時流量Qi、通過流量ΔQ
i、フィルタリング通過流量ΔQn、フィルタリング通
過流量積算量ΔQB、単位積算値パルスPu、及び積算
値QSnのうちから選択的に指定入力するためのスイッ
チ装置である。この指定入力においては、瞬時流量Q
i、通過流量ΔQi、フィルタリング通過流量ΔQn、
フィルタリング通過流量積算量ΔQB、単位積算値パル
スPu、及び積算値QSnのすべてを出力するように指
定してもよいし、このうちの4つ、3つ、2つ又はひと
つを出力するように指定できるものとする。いずれを検
査用信号として指定するかの判断例は、図5を用いて後
述する。
【0048】このように、検査用信号として出力すべき
値を、瞬時流量Qi、通過流量ΔQi、フィルタリング
通過流量ΔQn、フィルタリング通過流量積算量ΔQ
B、単位積算値パルスPu、及び積算値QSnのうちか
ら選択的に指定入力する入力手段124を備えているの
で、所望の被検査ガスメータに対して即座に所望の検査
用信号を出力させることができるようになる。すなわ
ち、所望のガスメータに対する所望の検査要求に対して
臨機応変に対応可能になる。
【0049】次に、上記制御部に含まれる各手段を実現
する制御プログラムについて、図2及び図3を用いて説
明する。図2及び図3は共に、上記制御部によって行わ
れる本発明の一実施形態に関するフローチャートであ
る。特に、図2は検査用信号生成出力処理に関し、図3
は出力指令信号生成処理に関するフローチャートであ
る。
【0050】図2のステップS1においては、検査開始
を示す所定のスイッチ操作等をトリガとして、上記瞬時
流量Qi、フィルタリング通過流量ΔQn、単位積算値
パルスPu及び積算値QSnを含む各値の初期化処理が
行われる。
【0051】次に、ステップS2において、上記RAM
に格納される流量計測部10により計測された前回の
(前回サンプリング時の)ガスの瞬時流量Qi-1が読み
出される。但し、初回のサンプリング時には、この瞬時
流量Qi-1の値は設定されていない又は0に設定されて
いることになる。また、ステップS3においては、流量
計測部10により計測される今回の(前回サンプリング
時の)ガスの瞬時流量Qiが取得される。なお、このス
テップS2は上記瞬時流量取得手段111に相当する。
【0052】次に、ステップS4において、瞬時流量Q
iの出力指令の有無の判定が行われ、もしこれが有れば
(ステップS4のY)ステップS5に進んで上記ステッ
プS3で取得した今回瞬時流量Qiを上記外部通信部1
23に出力した後ステップS6に進み、さもなければ
(ステップS4のN)直接ステップS6に進む。なお、
上記ステップS4、ステップS5は第1出力制御手段1
18aに相当する。
【0053】次に、ステップS6において、通過流量Δ
Qiが算出される。すなわち、この通過流量ΔQiは、
前回瞬時流量Qi-1と今回瞬時流量Qiとの平均値にサ
ンプリング周期Δtが乗じられることによって、今回サ
ンプリング周期におけるガスの通過流量が算出される。
【0054】次に、ステップS7において、上記通過流
量ΔQiの出力指令の有無の判定が行われ、もしこれが
有れば(ステップS7のY)ステップS8に進んで上記
ステップS6で算出した通過流量ΔQiを上記外部通信
部123に出力した後ステップS9に進み、さもなけれ
ば(ステップS7のN)直接ステップS9に進む。な
お、ステップS4、ステップS5、ステップS7、ステ
ップS8は第2出力制御手段118bに相当する。
【0055】そして、このような通過流量ΔQiが、ス
テップS9において所定の周期、例えば、5周期にわた
りフィルタリング処理されて、フィルタリング通過流量
ΔQnが算出される。このフィルタリング処理は、ここ
では、移動平均フィルタを例示しているが、この他に、
公知の一次指数フィルタを用いてもよい。なお、これら
ステップS6及びステップS9は上記フィルタリング通
過流量算出手段113に相当する。
【0056】このような通過流量ΔQi又はフィルタリ
ング通過流量ΔQnをガスメータの検査用信号に用いる
ことにより、短時間で正確にガスメータの検査を実施す
ることが可能になる。特に、低流量検査時に従来のよう
にガスメータのパルス出力を待つことなしに検査用信号
を出力することが可能になる。
【0057】次に、ステップS10において、フィルタ
リング通過流量ΔQnの出力指令の有無の判定が行わ
れ、もしこれが有れば(ステップS10のY)ステップ
S11に進んで上記ステップS9で算出したフィルタリ
ング通過流量ΔQnを上記外部通信部123に出力した
後ステップS12に進み、さもなければ(ステップS1
0のN)直接ステップS12に進む。なお、ステップS
4、ステップS5、ステップS7、ステップS8、ステ
ップS11、ステップS12は第3出力制御手段118
cに相当する。
【0058】次に、ステップS12において、フィルタ
リング通過流量ΔQnが積算バッファΔQBに格納され
る。すなわち、上記ステップS10において算出したフ
ィルタリング通過流量ΔQnが、後述のステップS13
における判断のために積算されて、積算バッファΔQB
に一次的に保存される。このステップS12は上記フィ
ルタリング通過流量積算手段114に相当する。また、
この積算バッファΔQBは請求項中のフィルタリング通
過流量積算量に相当する。なお、積算バッファΔQB、
すなわち、このフィルタリング通過流量積算量も他の値
と同様、出力指令に基づき上記外部通信部123に出力
するようにすることが可能である。その方法は、例え
ば、上記ステップS10及びステップS11と同様にす
ればよい。なお、このようなフィルタリング通過流量積
算量出力処理に、上記ステップS4、ステップS5、ス
テップS7、ステップS8、ステップS11、ステップ
S12を加えた処理は第4出力制御手段118dに相当
する。
【0059】次に、ステップS13において、上記積算
バッファΔQBの値が予め定められた単位積算値Qu、
例えば、1リットルに到達したかどうかが判断され、到
達していれば(ステップS13のY)ステップS14に
おいて単位積算値パルスPuが生成され、さもなければ
(ステップS13のN)単位積算値パルスPuが生成さ
れることなしにステップS15に進む。但し、ここで積
算バッファΔQBの値が、単位積算値Quの2以上の整
数倍(2倍、3倍、…)に到達することもあり得るの
で、この場合にはその倍数に応じた数の上記単位積算値
パルスPuが生成される。この単位積算値パルスPu
は、例えば、所定の矩形パルスであり、本実施形態にお
いては1リットル毎に1パルスが生成されることにな
る。上記のように2倍以上の場合には、単位積算値パル
スPuパルスの数を増やす替わりに、パルス幅を替える
ことでその倍数を表すようにしてもよい。なお、ステッ
プS14において、単位積算値パルスPuが生成された
後、積算バッファΔQBには繰越分(単位積算値Quの
整数倍の端数)が格納される。上記ステップS13及び
ステップS14は上記単位積算値パルス生成手段115
に相当する。
【0060】次に、ステップS15において、単位積算
値パルスPuの出力指令の有無の判定が行われ、もしこ
れが有れば(ステップS15のY)ステップS16に進
んで上記ステップS14で生成された単位積算値パルス
Puを上記外部通信部123に出力した後ステップS1
7に進み、さもなければ(ステップS15のN)直接ス
テップS17に進む。なお、上記ステップS13及びス
テップS14により、単位積算値パルスPuが生成され
なかった場合には、ステップS16において単位積算値
パルスPuは出力されずにステップS17に進むことに
なる。なお、上記ステップS4、ステップS5、ステッ
プS7、ステップS8、ステップS11、ステップS1
2、上記フィルタリング通過流量積算量出力処理、ステ
ップS15、ステップS16は第5出力制御手段118
eに相当する。
【0061】次に、ステップS17において、積算値Q
Snが算出される。すなわち、上記ステップS14で生
成された単位積算値パルスPuが計数及び積算される。
このステップS17は上記積算値算出手段116に相当
する。
【0062】次に、ステップS18において、積算値Q
Snの出力指令の有無の判定が行われ、もしこれが有れ
ば(ステップS18のY)ステップS19に進んで上記
ステップS17で算出した積算値QSnを上記外部通信
部123に出力した後ステップS20に進み、さもなけ
れば(ステップS18のN)直接ステップS20に進
む。なお、上記ステップS4、ステップS5、ステップ
S7、ステップS8、ステップS11、ステップS1
2、上記フィルタリング通過流量積算量出力処理、ステ
ップS15、ステップS16、ステップS18、ステッ
プS19は第6出力制御手段118fに相当する。
【0063】そして、ステップS20において、所定の
サンプリング時間Δt、例えば、1秒経過するのが待機
され(ステップS20のN)、この時間が経過すると次
の周期のサンプリングを行うべくステップS1に戻る
(ステップS20のY)。
【0064】なお、ここでは処理手順を図示しないが、
上記外部通信部123を介して検査開始時刻を示す検査
開始時刻情報及び検査時間を示す検査時間情報を受け
て、この検査時間内に取得される前記瞬時流量Qiに基
づき、この検査時間内の積算流量値である検査積算値Q
D、或いは、上記外部通信部123を介して検査開始時
刻を示す検査開始時刻情報及び検査終了時刻を示す検査
終了時刻情報を受けて、前記検査開始時刻から前記検査
終了時刻迄の間に取得される前記瞬時流量Qiに基づ
き、この間の積算流量値である検査積算値QDを生成さ
せ、パーソナルコンピュータ8側にそれを応答送信させ
るようにすることも可能である。
【0065】例えば、検査積算値QDは、検査開始時刻
を示す検査開始時刻情報及び検査時間を示す検査時間情
報を受けて、検査開始時刻における積算値QSnから検
査開始時刻から上記検査時間だけ経過した時刻における
積算値QSnを減じた値、或いは、検査開始時刻を示す
検査開始時刻情報及び検査終了時刻を示す検査終了時刻
情報を受けて、検査開始時刻における積算値QSnから
検査終了時刻における積算値QSnを減じた値として算
出することが可能である。他の値を用いる場合にも同様
に算出することが可能である。このようにガスメータ側
で検査積算値QDを生成させ、上記外部通信部123を
介して応答送信させることで、非常に簡便に器差検査が
行えるようになる。なお、計測開始指令は、上記検査開
始時刻を示す検査開始時刻情報としてもよいし、別の開
始信号としてもよい。上記のように検査積算値QDを生
成、出力する処理は第7出力制御手段118gに相当す
る。
【0066】一方、上述の出力指令信号を生成する処理
手順を示す図3のステップS101においては、検査用
信号の出力トリガが待機されており(ステップS101
のN)、この出力トリガがあればステップS102に進
む。この出力トリガは、例えば、図1で示したようなガ
スメータに含まれる入力手段124による指定入力とし
てもよいし、上記外部出力部に接続される検査装置とし
てのパーソナルコンピュータから発せられるものであっ
てもよい。
【0067】次に、上記ステップS102において、送
信すべき検査用信号の種類が判別される。すなわち、上
記出力トリガに基づき、検査用信号として、瞬時流量Q
i、通過流量ΔQi、フィルタリング通過流量ΔQn、
単位積算値パルスPu、積算値QSn及びフィルタリン
グ通過流量積算量ΔQBのうちのいずれ(これらの複数
の組み合わせも含む)を出力すべきなのかが判定され
る。瞬時流量Qiを出力する場合にはステップS103
aに進み、同様に、通過流量ΔQi、フィルタリング通
過流量ΔQn、単位積算値パルスPu、積算値QSn及
びフィルタリング通過流量積算量ΔQBを出力する場合
には、それぞれステップS103b、ステップS103
c、ステップS103d、ステップS103e及びステ
ップS103fに進む。
【0068】そして、ステップS103aにおいては、
瞬時流量Qiの出力指令が生成されて、同様に、ステッ
プS103b、ステップS103c、ステップS103
d、ステップS103e及びステップS103fにおい
ては、通過流量ΔQi、フィルタリング通過流量ΔQ
n、単位積算値パルスPu、積算値QSn及びフィルタ
リング通過流量積算量ΔQBの出力指令がそれぞれ生成
される。これらの各指令は、図2で示したステップS
4、ステップS7、ステップS10、ステップS15、
ステップS18等で検知されて、所定の検査用信号が外
部通信部123に出力されることになる。
【0069】なお、この図3に示したステップS10
1、ステップS102及びステップS103a〜103
fは、上記出力指令信号生成手段119に相当する。ま
た、この図3及び上記図2で示したそれぞれの処理間の
指令のやりとりは、公知のマルチプログラミング等を利
用して実現可能である。
【0070】次に、図4及び図5を用いて、上記瞬時流
量Qi、通過流量ΔQi、フィルタリング通過流量ΔQ
n、フィルタリング通過流量積算量ΔQB、単位積算値
パルスPu及び積算値QSnを利用したガスメータの検
査方法について説明する。図4は、本発明のガスメータ
の検査方法の一実施形態に関する全体的な構成を示すブ
ロック図である。図5は、上述した各検査用信号を使用
した器差検査方法を例示する説明図である。
【0071】図4に示すように、ガスメータの検査にお
いては、図6の従来例同様、クリーンルーム20内に被
検査ガスメータ1及び基準器2a、2b、2cが配置さ
れる。この際、クリーンルーム20内は、例えば、温度
23±1℃、湿度55%に空調制御される。ガス配給管
3は、ガス供給源から検査用ガスが供給され、その途中
に複数の基準器2a、2b、2c及び被検査ガスメータ
1が介設されて、クリーンルーム20外のブロアに至
る。また、ガス配給管3の途中には、温度計4a、ゲー
ジ圧計4b、及び複数のバルブ5i、5o、6も介設さ
れている。なお、ここでは、被検査ガスメータ1は、代
表して1個のみ記載しているが、現実的にはガス配給管
3の途中に複数個の被検査ガスメータ1が並列的に介設
される。
【0072】また、上記各基準器2a、2b、2cに
は、これら基準器2a、2b、2cから出力されるパル
ス出力をカウントするパルスカウンタ7a、7b、7c
がそれぞれ接続されている。このパルス出力は、上述し
た単位積算値パルスPuに相当するもので、例えば、積
算値1リットル毎に1個の出力される矩形パルスであ
る。但し、パルス出力が、後述のパーソナルコンピュー
タに直接的に供給されて計数される場合には、パルスカ
ウンタ7a、7b、7cは不要となる。一方、被検査ガ
スメータからは、上述した瞬時流量Qi、通過流量ΔQ
i、フィルタリング通過流量ΔQn、フィルタリング通
過流量積算量ΔQB、単位積算値パルスPu、及び積算
値QSnが切替出力される。
【0073】上記パルスカウンタ7a、7b、7cによ
り計数された計数値(或いは、基準器2a、2b、2c
から出力されるパルス出力)、並びに瞬時流量Qi、通
過流量ΔQi、フィルタリング通過流量ΔQn、フィル
タリング通過流量積算量ΔQB、単位積算値パルスP
u、及び積算値QSnは、検査装置としてのパーソナル
コンピュータ8に供給される。このパーソナルコンピュ
ータ8は、ガスメータの検定や器差検査のために、上記
供給値に基づき、所定時間におけるガスの通過体積を算
出するが、この際に温度及び圧力補正するための情報と
して、上記温度計及びゲージ圧計、並びに絶対圧計から
の出力信号も受ける。これらの出力信号をボイル・シャ
ルルの法則にあてはめて、補正された通過体積が算出さ
れることになる。
【0074】上記基準器2a、2b、2cは、図6の従
来例で示したものと同等のものであり、検査流量に対応
して2L型、10L型、50L型、図示しない1L型等
があるが、これらの説明はここでは省略する。上記バル
ブ5i、5oが開閉制御されて、高流量から低流量にわ
たり各基準器が選択的に切り替えられて使用されて、一
連のガスメータの検定及び器差検査が実施されることに
なる。器差検査では、例えば、基準器からの出力信号に
基づく所定時間内の通過流量(又は通過体積)と、被検
査ガスメータからの出力信号に基づく所定時間内の通過
流量(又は通過体積)との比がパーソナルコンピュータ
8で計算されて、その器差が検査結果として出力され
る。
【0075】図5において、上記瞬時流量Qi、通過流
量ΔQi、フィルタリング通過流量ΔQn、単位積算値
パルスPu、及び積算値QSnを使用した器差検査方法
を例示する。
【0076】瞬時流量Qiを使用する場合には、図5に
示すように、所定の検査時点の被検査ガスメータ1から
得られる瞬時流量Qi(=f)と、基準器から得られる
所定の検査時点の瞬時流量qとに基づいて、被検査ガス
メータ1の器差αを算出する。なお、この場合、基準器
としては瞬時流速計を利用したものを用いる。
【0077】瞬時流量Qiを検査用信号として使用する
ことにより、流量のバラツキが容易に把握できるように
なる。また、検査結果を瞬間的に取得することができ
る。
【0078】通過流量ΔQiを使用する場合には、図5
に示すように、被検査ガスメータ1から得られる通過流
量ΔQiを、所定の検査時間に対応するサンプリング周
期分積算した値ΣΔQiと、基準器から得られる同検査
時間の通過体積Q0とに基づいて、被検査ガスメータ1
の器差αを算出する。また、フィルタリング通過流量Δ
Qnを使用する場合には、図5に示すように、被検査ガ
スメータ1から得られるフィルタリング通過流量ΔQn
を所定の検査時間に対応するサンプリング周期分積算し
た値ΣΔQnと、基準器から得られる同検査時間の通過
体積Q0とに基づいて、被検査ガスメータ1の器差αを
算出する。なお、これらの場合、基準器としては、ドラ
ム式のものでもよいし、瞬時流速計を利用したものでも
よい。
【0079】通過流量ΔQi又はフィルタリング通過流
量ΔQnを検査用信号として使用することにより、短時
間で正確にガスメータの検査を実施することが可能にな
る。特に、低流量検査時に従来のようにガスメータのパ
ルス出力を待つことなしに検査用信号を出力することが
可能であるので、短時間でガスメータの検査を完了でき
るようになる。
【0080】単位積算値パルスPuを使用する場合に
は、図5に示すように、所定の検査時間内に計数される
被検査ガスメータ1から得られる単位積算値パルスPu
の数から得た値、N(計数値)×X(1パルス当たりの
流量又は体積)と、基準器から得られる同検査時間の通
過体積Q0とに基づいて、被検査ガスメータ1の器差α
を算出する。なお、この場合、基準器としては、ドラム
式のものでもよいし、瞬時流速計を利用したものでもよ
い。
【0081】単位積算値パルスPuを検査用信号として
使用することにより、パルスカウンタを用いるだけの簡
単な構成で流量積算、すなわちガスメータの検査ができ
るようになる。
【0082】積算値QSnを使用する場合には、図5に
示すように、所定の検査時間における検査開始時の被検
査ガスメータ1の積算値QSn(=V0)を検査終了時
の積算値QSn(=V1)から減じた値V1−V0と、
基準器から得られる同検査時間の通過体積Q0とに基づ
いて、被検査ガスメータ1の器差αを算出する。なお、
この場合、基準器としては、ドラム式のものでもよい
し、瞬時流速計を利用したものでもよい。
【0083】積算値QSnを検査用信号として使用する
ことにより、メータに本来装備されている使用量等を表
示する表示部121上の積算値との比較が可能になる。
また、これを利用して、表示部121の検査も可能にな
る。
【0084】なお、ここでは図示しないが、フィルタリ
ング通過流量積算量ΔQBを用いても同様に器差検査が
可能である。この場合、パーソナルコンピュータ8側
で、図2のステップS13及びステップS14のような
処理を行って単位積算値パルスPuを生成し、上述のよ
うな検査を行えばよい。そして、これらのうちのどの器
差検査方法を用いるかは、検査開始前に上述したように
適宜、選択的に切り替えればよい。このように、複数種
の器差検査用信号が切替出力されるので、所望の器差検
査にも柔軟に対応可能である。
【0085】このように、本実施形態によれば、ガスメ
ータの検査時間を大きく短縮し、かつ多様な検定や検査
にも柔軟に対応できるガスメータ及びガスメータの検査
方法を得ることができる。
【0086】なお、本発明は、上述の実施形態で例示し
たサンプリング時間、フィルタリング周期、フィルタリ
ング方法、流量計測部等を限定するものではなく、その
主旨を逸脱しない範囲内で適宜変更可能である。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜6記載
の発明によれば、検査用信号として種々の値が切替出力
されるので、多様な検定や検査に柔軟に対応することが
容易になる。また、低流量検査時に従来のようにガスメ
ータのパルス出力を待つことなしに検査用信号を出力す
ることが可能になるので、短時間でガスメータの検査を
完了できるようになる。
【0088】請求項7記載の発明によれば、検査用信号
として出力すべき値を指定入力する入力手段124を備
えているので、所望の被検査ガスメータに対して即座に
所望の検査用信号を出力させることができるようにな
る。すなわち、所望のガスメータに対する所望の検査要
求に対して臨機応変に対応可能になる。
【0089】請求項8記載の発明によれば、運用時に保
安のために使用される値が、検査時にも兼用されるよう
になっているので、ガスメータに含まれるソフトウエア
及びハードウエアが簡素化される。
【0090】請求項9〜20記載の発明によれば、所定
の検査時間内の検査積算値がガスメータ側で生成され
て、これがガスメータ側から応答出力されるので、非常
に簡便に器差検査が行えるようになる。
【0091】請求項21記載の発明によれば、検査用信
号として種々の値が切替出力されるので、これを基準器
によるガス通過量とを比較することによって、容易に多
様な検定や検査に柔軟に対応することができるようにな
る。また、低流量検査時に従来のようにガスメータのパ
ルス出力を待つことなしに検査用信号を出力することが
可能になるので、短時間でガスメータの検査を完了でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスメータの一実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施形態に関する検査用信号生成出
力処理に関するフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態に関する出力指令信号生成
処理に関するフローチャートである。
【図4】本発明のガスメータの検査方法の一実施形態に
関する全体的な構成を示すブロック図である。
【図5】各検査用信号を使用した器差検査方法を例示す
る説明図である。
【図6】従来のガスメータの検査に関する全体的な構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ガスメータ 10 流量計測部 11 制御部 111 瞬時流量取得手段 112 通過流量算出手段 113 フィルタリング通過流量算出手段 114 フィルタリング通過流量積算手段 115 単位積算値パルス生成手段 116 積算値算出手段 116a 検査積算値算出手段 117 保安論理部 118 出力制御手段 119 出力指令信号生成手段 121 表示部 122 警報出力部 123 外部出力部 124 入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01F 15/04 G01F 15/04 (72)発明者 小林 賢知 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 瀬戸 実 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 酒井 克人 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 宇山 浩人 神奈川県川崎市幸区柳町70 株式会社東芝 内 (72)発明者 今 一生 神奈川県川崎市幸区柳町70 株式会社東芝 内 (72)発明者 石野 仁朗 神奈川県川崎市幸区柳町70 株式会社東芝 内 (72)発明者 原田 鋭博 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 Fターム(参考) 2F030 CC13 CD04 CD15 CD17 CE02 CE03 CE04 CE09 CE22 CE25 CE27 2F031 AC10 AE07

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査用信号の出力機能を備えたガスメー
    タであって、 所定のサンプリング周期毎に、流量計測部により計測さ
    れるガスの瞬時流量を取得する瞬時流量取得手段と、 所定の出力指令信号に応答して、前記瞬時流量を前記検
    査用信号として検査装置が接続される外部通信部に出力
    する第1出力制御手段と、 を含むことを特徴とするガスメータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガスメータにおいて、 前記瞬時流量に基づき、前記サンプリング周期毎のガス
    の通過流量を算出する通過流量算出手段と、 前記第1出力制御手段に替えて、 所定の出力指令信号に応答して、前記瞬時流量及び前記
    通過流量のうちから、少なくともひとつを前記検査用信
    号として検査装置が接続される外部通信部側に切替出力
    する第2出力制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のガスメータにおいて、 前記サンプリング周期毎に、複数のサンプリング周期に
    わたって前記通過流量をフィルタリング処理することに
    よりフィルタリング通過流量を算出するフィルタリング
    通過流量算出手段と、 前記第2出力制御手段に替えて、 所定の出力指令信号に応答して、前記瞬時流量、前記通
    過流量、及び前記フィルタリング通過流量のうちから、
    少なくともひとつを前記検査用信号として検査装置が接
    続される外部通信部側に切替出力する第3出力制御手段
    と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のガスメータにおいて、 前記フィルタリング通過流量を積算してフィルタリング
    通過流量積算量を生成するフィルタリング通過流量積算
    手段と、 前記第3出力制御手段に替えて、 所定の出力指令信号に応答して、前記瞬時流量、前記通
    過流量、前記フィルタリング通過流量、及びフィルタリ
    ング通過流量積算量のうちから、少なくともひとつを前
    記検査用信号として検査装置が接続される外部通信部側
    に切替出力する第4出力制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のガスメータにおいて、 前記フィルタリング通過流量の積算結果が予め定められ
    た単位積算値に到達する毎に、これに応じた単位積算値
    パルスを生成する単位積算値パルス生成手段と、 前記第4出力制御手段に替えて、 所定の出力指令信号に応答して、前記瞬時流量、前記通
    過流量、前記フィルタリング通過流量、フィルタリング
    通過流量積算量、及び前記単位積算値パルスのうちか
    ら、少なくともひとつを前記検査用信号として検査装置
    が接続される外部通信部側に切替出力する第5出力制御
    手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のガスメータにおいて、 前記単位積算値パルスを計数して積算することにより、
    サンプリング開始時点からのガス流量の積算値を算出す
    る積算値算出手段と、 前記第5出力制御手段に替えて、 所定の出力指令信号に応答して、前記瞬時流量、前記通
    過流量、前記フィルタリング通過流量、フィルタリング
    通過流量積算量、前記単位積算値パルス、及び前記積算
    値のうちから、少なくともひとつを前記検査用信号とし
    て検査装置が接続される外部通信部側に切替出力する第
    6出力制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか記載のガスメー
    タにおいて、 前記検査用信号として出力すべき値を選択的に指定入力
    する入力手段と、 前記入力手段における指定入力に基づいて、前記出力指
    令信号を生成する出力指令信号生成手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか記載のガスメー
    タにおいて、 前記外部通信部は、 運用時には、前記検査用信号として出力される値のうち
    のいずれかひとつ、又はそれらの組み合わせに基づいて
    ガス流の異常を検出する保安論理手段からの異常信号を
    外部装置に送信するための通信機能を備えることを特徴
    とするガスメータ。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査時間を示
    す検査時間情報を受けて、この検査時間内に取得される
    前記瞬時流量に基づき、この検査時間内の積算流量値で
    ある検査積算値を生成する検査積算値生成手段と、 前記第1出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査終了時刻
    を示す検査終了時刻情報を受けて、前記検査開始時刻か
    ら前記検査終了時刻迄の間に取得される前記瞬時流量に
    基づき、この間の積算流量値である検査積算値を生成す
    る検査積算値生成手段と、 前記第1出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  11. 【請求項11】 請求項2記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査時間を示
    す検査時間情報を受けて、この検査時間内に算出される
    前記通過流量に基づき、この検査時間内の積算流量値で
    ある検査積算値を生成する検査積算値生成手段と、 前記第2出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  12. 【請求項12】 請求項2記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査終了時刻
    を示す検査終了時刻情報を受けて、前記検査開始時刻か
    ら前記検査終了時刻迄の間に算出される前記通過流量に
    基づき、この間の積算流量値である検査積算値を生成す
    る検査積算値生成手段と、 前記第2出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  13. 【請求項13】 請求項3記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査時間を示
    す検査時間情報を受けて、この検査時間内に算出される
    前記フィルタリング通過流量に基づき、この検査時間内
    の積算流量値である検査積算値を生成する検査積算値生
    成手段と、 前記第3出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  14. 【請求項14】 請求項3記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査終了時刻
    を示す検査終了時刻情報を受けて、前記検査開始時刻か
    ら前記検査終了時刻迄の間に算出される前記前記フィル
    タリング通過流量に基づき、この間の積算流量値である
    検査積算値を生成する検査積算値生成手段と、 前記第3出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  15. 【請求項15】 請求項4記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査時間を示
    す検査時間情報を受けて、この検査時間内に算出される
    前記フィルタリング通過流量積算量に基づき、この検査
    時間内の積算流量値である検査積算値を生成する検査積
    算値生成手段と、 前記第4出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  16. 【請求項16】 請求項4記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査終了時刻
    を示す検査終了時刻情報を受けて、前記検査開始時刻か
    ら前記検査終了時刻迄の間に算出される前記前記フィル
    タリング通過流量積算量に基づき、この間の積算流量値
    である検査積算値を生成する検査積算値生成手段と、 前記第4出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  17. 【請求項17】 請求項5記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査時間を示
    す検査時間情報を受けて、この検査時間内に生成される
    前記単位積算値パルスに基づき、この検査時間内の積算
    流量値である検査積算値を生成する検査積算値生成手段
    と、 前記第5出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  18. 【請求項18】 請求項5記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査終了時刻
    を示す検査終了時刻情報を受けて、前記検査開始時刻か
    ら前記検査終了時刻迄の間に生成される前記前記単位積
    算値パルスに基づき、この間の積算流量値である検査積
    算値を生成する検査積算値生成手段と、 前記第5出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  19. 【請求項19】 請求項6記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査時間を示
    す検査時間情報を受けて、この検査時間内に算出される
    前記積算値に基づき、この検査時間内の積算流量値であ
    る検査積算値を生成する検査積算値生成手段と、 前記第5出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  20. 【請求項20】 請求項6記載のガスメータにおいて、 検査開始時刻を示す検査開始時刻情報及び検査終了時刻
    を示す検査終了時刻情報を受けて、前記検査開始時刻か
    ら前記検査終了時刻迄の間に算出される前記積算値に基
    づき、この間の積算流量値である検査積算値を生成する
    検査積算値生成手段と、 前記第5出力制御手段に替えて、 少なくとも前記検査積算値を前記検査用信号として検査
    装置が接続される外部通信部側に応答出力する第7出力
    制御手段と、 を更に含むことを特徴とするガスメータ。
  21. 【請求項21】 請求項1〜20のいずれかに記載した
    ガスメータの検査方法であって、 所定の検査時間にわたって基準となる量のガスを流した
    際の、前記検査用信号として出力される値のうちの少な
    くともひとつに基づいて算出されるガス通過量と前記基
    準器によるガス通過量とを比較することによってこの被
    検査ガスメータの器差検査を行うことを特徴とするガス
    メータの検査方法。
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