JPS63186925A - 可変圧縮比エンジン - Google Patents

可変圧縮比エンジン

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JPS63186925A
JPS63186925A JP1823287A JP1823287A JPS63186925A JP S63186925 A JPS63186925 A JP S63186925A JP 1823287 A JP1823287 A JP 1823287A JP 1823287 A JP1823287 A JP 1823287A JP S63186925 A JPS63186925 A JP S63186925A
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compression ratio
fuel
engine
oil
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、二種類の燃料を相互に切換えて供給する二元
燃料エンジンであって、特に供給する燃料に応じて圧縮
比を設定することのできる可変圧縮比エンジンに関する
従来の技術 近年、石油に対する代替エネルギー瞭として天然ガスが
見直され、これを自動車用燃料として活用しようという
動きが特に天然ガス産出国で活発化している。天然ガス
は沸点の低いメタンを主成分としており、このため、従
来から自動車用燃料として一部で使用されているLPG
(液化石油ガス)のように常温下で液体貯蔵することが
困難であり、通常、圧縮天然ガス(Compresse
d NaturalGas :略してCNGともいう)
として、気相状態でボンベ内に充填して車両に搭載する
ようにしている。
これらCNG等のガス燃料は、車両用燃料として普及し
ているガソリン及び軽油等の液体燃料(以下「ガソリン
燃料」で代表することがある)に比べてその供給体制が
必ずしも十分に整っていない。このため、一般の車両用
エンジンの主燃料としてガス燃料を使用する場合には、
液体燃料を補助燃料として備え、ガス燃料の欠乏時に液
体燃料に切換えたり、その他所望により相互に切換えて
使用できるようにしている。
上記二元燃料を切換えて使用する場合、一般にガス燃料
と液体燃料の最適圧縮比が異なるので、使用燃料に応じ
て適宜圧縮比を切換えるのが望ましい。使用燃料に応じ
て圧縮比を切換えるようにしたエンジンの例としては、
エンジンに供給する燃料を手動により切換えると同時に
、エンジンの圧縮比を可変するようにしたものが提案さ
れている(特開昭59−101560号、特願昭61−
212699号)。
発明が解決しようとする問題点 しかし、従来の二元燃料エンジンでは、使用燃料の切換
が手動式の切換スイッチによるものであったため、運転
中に使用中の主燃料の残量を常に注意している必要があ
り、残量が少なくなったとき、適宜運転者が切換スイッ
チを操作し他の補助燃料に切換えた俊再び運転を再開す
るということになり、非常に不便であり、また、走行中
に主燃料の残量が少ないのに気付かずにそのまま走行し
続けると、燃料切れにより車両が失速し、後続中との車
間距離が急に減少する等の問題を有していた。
本発明はこのような事情に鑑みて創作されたものであり
、その目的は、主燃料の実質的な仝吊消費後に、円滑に
補助燃料へ自動的に切換え、燃料の切換過渡時にもエン
ジン出力の低下を招くことのないようにすることにある
問題点を解決するための手段 上述した従来技術の問題点は、その機能ブロック図が第
1図に示されるような可変圧縮比エンジンにより解決さ
れる。即ち、このエンジンは、相対的にn圧縮比で使用
される主燃料と相対的に低圧縮比で使用される補助燃料
とをそれぞれに適した圧縮比で選択的にエンジンに供給
するようにした可変圧縮比エンジンであって、主燃料の
燃料圧力を検出しその圧力状態に応じた信号を出力する
主燃料圧力検出手段1と、該検出手段からの信号に基い
て主燃料の燃料圧力が所定値以下であると判断したとき
にエンジンの圧縮比を変更する圧縮比可変手段2と、圧
縮比の切換の時点から所定時間経過後に供給燃料を主燃
料から補助燃料に自動的に切換える供給燃料切換手段3
とを具備して構成される。
本発明の望ましい実施態様によれば、前記所定時間は、
エンジン圧縮比の切換に要する時間に応じて設定される
作   用 本発明の可変圧縮比エンジンにあっては、主燃料圧力検
出手段1により主燃料(例えばCNG)の燃料圧力が所
定値以下であると判断されたときは、その信号を圧縮比
可変手段2に伝え先ずエンジンの圧縮比を変更〈例えば
、低く)9る。また、供給燃料切換手段3は圧縮比切換
の時点から所定時間経過後にエンジンに供給する燃料を
主燃料供給から補助燃料(例えばガソリン燃料)供給手
段に自動的に切換える。この結果、低圧縮比下で使用さ
れるべき補助燃料が高圧縮比下でエンジンに供給される
ことがなくなる。従って、主燃料が実質的に仝頂消費さ
れつくした後に、パワーの低下を招くことなく、自動的
にかつ円滑に燃料が切換えられる。
実  施  例 以下、本発明の望ましい実施例を図面にもとづいて詳細
に説明する。
第2図を参照すると、本発明の適用される可変圧縮比エ
ンジンの全体構成が示されており、この場合、燃料とし
ては、ボンベ50内に150〜200Kg/α2の圧力
で充填されるCNG (主燃料)とガソリンタンク51
内のガソリン(補助燃料)とが用いられる。52はボン
ベ弁である。ボンベ50内の高圧CNGは、高圧配管5
3を介してレギュレータ54に送られ、ここで2段階乃
至3段階で大気圧近くまで減圧された後に、低j丁配管
55を介して、ミキサー56に設けられたアクチユエー
タ57に供給され吸入空気と混合される。ミキサー56
は、エンジンの吸気通路58に形成されている。アクチ
ュエータ57は、CNG¥1i(I ti11回路59
から線57aを介して送られてくる信号により、その内
部に形成される図示しないガス通路の開度が設定され、
CNG燃料の供給量を調節する。60はレギュレータ5
4と一体的に設けられる燃料遮断弁であり、具体的には
高圧配管53とレギュレータ54間に介挿されている。
この遮断弁60は例えばソレノイド等を用いて構成され
る電磁弁からなり、線60aを介して送られるCNG制
御回路59からの信号により開閉制御される。
61は高圧配管53に連通ずるボンベ内圧センサであり
、燃料ゲージ62に接続されている。
一方、ガソリンタンク51内のガソリン燃料は、ガソリ
ンタンク51内に設けられた図示しない燃料ポンプによ
り、配管63及びこの途中に設けられた図示しないフィ
ルタを介して、所定の圧力でインジェクタ64に圧送さ
れる。インジェクタ64は、実際には各気筒毎に設けら
れており、線64aを介してガソリン燃料制御回路65
から送り込まれる電気的な馴初パルスに応じて開閉制御
され、所定圧力で送られる加圧ガソリン燃料を吸気弁1
0近傍へ間欠的に噴射する。66は線64aに接続され
る燃料警告手段であり、この警告手段66は、例えばラ
ンプ等を用いて構成され、インジェクタ64が動作して
いるとき、つまりガソリン燃料に切換ねっているときに
点灯してCNGが無くなったことを運転者に知らしめる
エアークリーナ67を介して吸入された吸入空気は、そ
の流ωを吸気通路58に設けられ図示しないアクセルペ
ダルに連動するスロットル弁68によって制御される。
吸気通路58のスロットル弁68下流側には、導管69
を介して吸気管圧力センサ70が設けられ、このセンサ
は、吸気通路58内の負圧に応じて発生する電圧信号を
、線70a、bを介してCNG制御回路59及びガソリ
ン燃料制御回路65に送り込む。
71はエンジンの点火ディストリビュータであって、ク
ランク軸が所定角度回転する毎にパルス信号を出力し、
このパルス信号は、線71a、bを介してCNG制御回
路59及びガソリン燃料制御回路65に送り込まれる。
ミキサー56内でCNGを混合され、あるいはインジェ
クタ64によりガソリン燃料を噴射されてなるa合気は
、エンジンの燃焼室9内で燃焼し、燃焼した後の排気ガ
スは、排気通路8及びこの途中に設けられる図示しない
触媒コンバータを介して大気中に排出される。排気通路
8には、排気ガス中の酸素濃度に応じて出力を発生する
、即ち空燃比が理論空燃比に対してリーン側にあるかり
ッチ蝿にあるかに応じて互いに異なる2値の出力電圧を
発生する。2センサ72が設けられており、このセンサ
の出力は、線72a、bを介してCNG制御回路5つ及
びガソリン燃料制御回路65に送り込まれる。
36は、後)本する圧縮比切換制御機1(油圧制御)に
おける油の流れ方向を制御する圧縮比切換弁であり、I
一端子あるいは11端子に選択的にバッテリ電圧を印加
することにより、それぞ低圧縮比(例えば9.3)ある
いは高圧縮比(例えば12゜5)に設定可能なものであ
る。バッテリ73は、イグニッションスイッチ74を介
してCNG制御回路59及びガソリン燃料制御回路65
に接続されると共に、リレー75の一方のスイッチング
端子に接続され、更に高圧配管53に設けられる圧力ス
イッチ76を介してリレー75のコイル端子及び燃料切
換弁36の(」端子に接続されている。
リレー75の他方のスイッチング端子は燃料切換弁36
のL端子に接続されている。主燃料圧力検出手段として
の圧力スイッチ76は、例えばCNGのボンベ内圧力が
7Kg/Jを超えたときにオンとなり、同圧力以下のと
きにオフとなるような周知のものである。圧縮比切換弁
36が高圧縮比にセットされているか低圧縮比にセット
されているかを示す例えば電圧信号は、線36a、bを
介してCNG制御回路59及びガソリン燃料制御回路6
5に入力される。
第3図は、ガソリン燃料制御回路65の一例を表ずブロ
ック図である。
吸気管圧力センサ70からの電圧信号及びo2センサ7
2からの電圧信号は、アナログマルチブレクナ機能を有
するアナログ−デジタル(A/D)変換器80に送り込
まれ、中央演算処理ユニット(CPU)82からの指示
に応じて順次2進信号に変換される。
ディストリごュータ71からのクランク角所定角度毎の
パルス信号は、入力インターフェイス回路(110回路
)84内に設けられる周知の速度信号形成回路に送り込
まれ、これによりエンジンの回転速度を表す2進信号が
形成される。また、このパルス信号は、他の所定角度毎
のパルス信号と共に、燃料噴射パルス幅演粋のための割
込み要求信号、燃料噴射開始信号、及び気筒判別信号等
の形成にも利用される。
圧縮比切換弁36からの信号は、同じり110回路84
の所定ビット位置に送り込まれ、インジェクタ64の作
動開始のための割込み要求信号の形成等に利用される。
出力インターフェイス回路(110回路)86内には、
レジスタ等を含む周知の燃料噴射制御回路が設けられて
おり、このI10回路86は、CPU82’ら送り込ま
れる噴射パルス幅に関する2進のデータからそのパルス
幅を有する噴射パルス信号を形成する。この噴射パルス
信号は、図示しない駆動回路を介して4つのインジェク
タ64に順次あるいは同時に送り込まれ、これらを付勢
する。これにより、噴射パルス信号のパルス幅に応じた
吊の燃料が噴射させられることとなる。
A/D変換器80.I10回路84及び86は、マイク
ロコンピュータの主要構成要素であるCPU82、ラン
ダムアクセスメモリ(RAM)88、及びリードオンリ
メモリ(ROM>90に共通バス92を介して接続され
ており、このバス92を介してデータ及び命令の転送等
が行なわれる。
ROM90内には、メイン処理ルーチンプログラム、圧
縮比が切換わってから燃料噴射を開始するまでの所定時
間をカウントダウンするためのプログラム、燃料噴射パ
ルス幅演算用の割込み処理ルーヂンプログラム、各種補
正係数演算用の割込み処理ルーチンプログラム、及びそ
の伯のプログラム、更にそれらの演算処理に必要な種々
のデータがあらかじめ記憶されている。
一方、第4図は、CN G III tl111回路5
9例を表すブロック図である。この場合、A/D変換器
80’ 、CPU82’ 、I10回路84′並びに8
6’ 、RAM88’ 、及びROM90’等のハード
ウェアは、基本的な作用及び構成が第3図に示したガソ
リン燃料制御回路65のハードウェアに準じているので
、その説明を省略する。
ガソリン燃料制御回路65及びCN G iI、11 
t1111回路59ては、上述した構成と異なる種々の
構成のものが適用できる。例えばI10回路84,84
′内に速度信号形成回路を設けることなく、所定クラン
ク角毎にのパルス信号をCPU82.82′が受は取り
、ソフトウェアで速度信号を形成するように構成するこ
とも可能である。
第5図乃至第9図は、本発明エンジンに適用される圧縮
比切換制御機構の望ましい実施例を示すものである。
11はシリンダライナで、12は摺動自在に設けられる
ピストンであり、その外周にはピストンリング13が設
けられている。14はピストン12に装着されたピスト
ンピンで、スナップリング15により止められている。
16はピストンピン14とクランクシャフト17を連結
するコネクティングロッドで、18はクランクシャフト
17のクランクビン、19はそのジャーナルである。2
0.21はジャーナル19の軸受で、20’ 、21′
がその軸受メタルである。22.23はコネクティング
ロッド16のビッグエンドで、22′、23′はその軸
受メタルである。また、24は]ネクティング[Jラド
16のスモールエンドである。
コネクティングロッド16のスモールエンド24とピス
トンピン14との間には、偏心ベアリング25が設けら
れている。この偏心ベアリング25は、ロックビン26
によって固定され、高圧縮比を維持するようになってい
る。24’ 、25’はスモールエンド24及び偏心ベ
アリング25の内側に打込んだブツシュで、両部材の回
転を円滑にする。
第8図に示す30は潤滑油をためる油だめで、内部の油
31は、オイルストレーナ32を通り、オイルポンプ3
4により圧送される。33はリターンパイプ、35はオ
イルフィルタである。
第9図に示す36は、フィルタ35からの油を、低圧縮
比用メインギヤラリ37と高圧縮比用メインギヤラリ3
8とに流れ方向を切換える切換弁である。この切換弁3
6は、第9図(イ)、(ロ)に示すように、オイルポン
プ34.オイルフィルタ35からの通路と、低圧縮比用
メインギヤラリ37、高圧縮比用メインギヤラリ38に
通ずる通路とへのボートを有しており、両メインギヤラ
リ37.38への通路を択一的に、ピストン36aを電
磁石36bで作動させて選択できるようになっている。
第9図(ハ)、(ニ)は、ロータリピストン36Cを電
磁石36dによって回転さゼてメインギVラリ37.3
8に向かう通路を択一的に選択するもので、このような
切換弁36を用いてもよい。
39.40は、ジャーナル19、軸受20.21、及び
メタル20’ 、21’ に設けられた油溝で、メタル
20’ 、21’のみに設けられてもよい。このうち油
溝39には低圧縮比用メインギ1?ラリ37から油が供
給され、油溝40には高圧縮比用メインギヤラリ38か
ら油が供給される。上記の油溝39.40は互いに独立
しており、クランクシャフト17の内部に設けた油通路
41により、コネクティングロッド16のビッグエンド
22.23とその軸受メタル22’ 、23’の周囲に
設けた油溝42とに連通され得る。尚、油溝42は軸受
メタル22’ 、23’ のみに設けられてもよい。
コネクティングロッド16内には、油通路43が形成さ
れていて、油溝42に結合されている。
油通路43の上端部には、絞り油通路44が設()られ
ており、この絞り油通路44は、ロックビン26の上下
運動のストロークを決める役割と偏心ベアリング25の
ロックビン孔46から1コツクビン26が抜ける速度を
コントロールする。また、その上方のロックビン固定室
45は、ロックビン26の動きを、油を導いてその非圧
縮性を利用して止め、偏心ベアリング25からのロック
ビンの抜けを防いでいる。47は、偏心ベアリング25
゜ピストンピン14の潤滑のための注油穴である。
油溝39.40.42及び油通路41の関係はつぎのと
おりである。即ち、油溝40.油通路41、油溝42が
結合している期間は、クランクシャフト17によってピ
ストン12が下がり、ロックビン26がその慣性力で下
向きにツノを受けている間で、油圧で油がこれらの油溝
及び油通路40゜41.42と、油溝43.絞り油通路
44を介してロックビン固定室45内に連続的に入り、
ロックビン26の下がりを油の非圧縮性を利用して防ぐ
。一方、油溝39.油通路41が結合している期間は、
油溝42と結合していないため、ロックビン26に油圧
が作用せず、ロックビン26は偏心ベアリング25のロ
ックビン穴46から抜けてしまうのを許すようになる。
次に、この圧縮比切換制御2I1機構の動作について説
明する。先ずCNGモードで高圧縮比(例えば12.5
>が要求されると、切換弁36が作動して第9図に示す
状態となる。油だめ31の油はストレーナ32.オイル
ポンプ34.オイルフィルタ35を介して切換弁36に
送られ、このときのV)III!弁36は、油を高圧縮
比用メインギヤラリ38へと送る。そこから油は油溝4
0に供給される。
この油は、クランクシャフト17のジャーナル19部の
潤滑を行なう一方、クランクシャフト17内の油通路4
1がこの油溝と導通している間、クランクビン18の潤
滑を行なう他、油溝42.43、絞り油通路44を介し
てロックビン固定油室45に入る。
エンジン回転中、ピストン12の慣性力で偏心ベアリン
グ25が回転し、吸入上死点付近でその内部にもつロッ
クビン穴46を下側にもつことと、ロックビン26がも
つ上向きの慣性力とによって、ロックビン26がロック
ビン穴46に入り、偏心ベアリング25の動きが止まり
、高圧縮比となる。
この状態が第6図(イ)の状態である。そして、クラン
クシャフト17が回転し、ピストン12が下死点付近に
なると、逆にロックビン26は下向きの力を慣性力とし
て受ける。もしもこのとぎロックビン固定油室45に油
がないと、第6図(ロ)のようにロックビン26は下に
さがり低圧縮比となるが、この期間には前述の如く、ロ
ックビン固定油室45に油が満たされ、第6図(ハ)の
ように高圧縮比が維持される。
一方、ガソリン燃料モードが選択され低圧縮比(例えば
9.3)が要求されると、切換弁36は第9図に示す状
態と反対の状態となり、低圧縮比用メインギヤラリ37
へ油を流すようになる。このため、油溝39に入った油
は、ジャーナル19の潤滑を行なう一方、第7図に示す
ように、油溝39と油通路41が結合している間クラン
クビン18の潤滑を行なう。また、それと同時に、吸気
上死点付近でロックビン固定油室45に油を供給するが
、下死点付近では、高圧縮の場合とは逆に、ロックビン
固定油v45に油が供給されないため、ロックビン26
は第7図(ロ)に示すように下向きの慣性りでロックビ
ン穴46から抜けてしまい、その結果、吸気行程だけが
長い(圧縮上死点付近では燃焼室内圧がピストン12の
慣性力に打勝ち、ロックビン26が抜けた状態が維持さ
れる)低圧縮比が維持される。
次に、上述した可変圧縮比エンジンの動作を各部分の関
連に基いて説明する。
先ず、CNGモード、即らCNGがボンベ50内に充分
な圧力で充填されており圧力スイッチ76がオンで且つ
リレー75がオフであるときには、CNG制御回路59
が機能し、吸気管圧ノjt?ンサ70からの吸気管圧力
に関するデータ及びディストリごュータ71からのエン
ジン回転速度データに基き、これらのデータをパラメー
タとしてROM90’内に記憶されているアクチュエー
タ57の基本開度が読み出される。この基本間0度は、
他の種々のセンサからの信号に応じて都度補正され、補
正された開度となるようにアクチュエータが駆動される
。この種の処理ルーチンは、一般的なガソリン燃料噴射
型エンジンの制御と同様の思想により構成することが1
能であるのでその説明を省略する。点火時期は、吸気管
圧力センサ70の13号とディストリビュータ71内に
内蔵されたクランク角センサから得られるエンジン回転
数を基に、CN G !IJ i11回路59中のプロ
グラムにあらかじめ記憶された2次元マツプからその時
のエンジン負荷に最適な基本点火時期が求められ、更に
エンジン冷却水温による補正が加えられてイグナイタへ
点火指示が出されることにより決定される。
次に、ボンベ50内のCNG圧力が減少し、圧力スイッ
チ76の設定値(例えば7Kg/C!R2)を下回ると
、同スイッチはオフとなり、リレー75のコイルへの通
電が遮断されて同リレースイッチング端子間がオンとな
る。しかして、切換弁36のH端子への通電が遮断され
し端子への通電が開始されて、エンジンの圧縮比は、前
述した圧縮比切換制御I機構における油圧動作及びロッ
クビン26の移動等に起因する遅延時間を要して高圧縮
比から低圧縮比に切換わる。これら一連の動作は、第1
0図に示されるフローチャートのステップ101乃至1
03に対応している。ステップ104以降は、CN G
 it、lJ ’a回路59及びガソリン燃料制御回路
65を構成するマイクロコンピュータの指示に従ってい
る。ステップ104では、切換弁36からの圧縮比切換
信号を受けて、例えばガソリン燃料制御回路65にプロ
グラムされたタイン−のカウントダウンが開始される。
このカウントダウンは、ステップ106で所定時間T(
例えば5゜0秒)が経過するまで継続される(ステップ
105)。所定時間Tは、前述した圧縮比切換動作に要
する遅延時間より十分大きく設定されていることが望ま
しい。ステップ106で所定時間Tが経過したと判断さ
れると、ステップ107で遮断弁60を閉じる。そのあ
とステップ108でインジェクタ64の動作を開始して
、ガソリン燃料モードとなる。
最後に、ガソリン燃料モードにあるときには、ガソリン
燃料制御回路65が機能し、吸気管圧力センサ70から
の吸気管負圧に関するデータ及びディストリビュータ7
1からのエンジン回転速度データに基き、基本燃料噴射
mが粋出される。Lt本燃料噴射尾は、演紳によらずに
吸気管負圧に関するデータ及び回転速度データをパラメ
ータとしてROM90にあらかじめ記憶させておいても
よい。この基本燃料噴射ylは、他の種々のセンサから
の信号に応じて都度補正され、補正された燃料噴射伍に
応じて形成される燃料噴射パルスによりインジェクタ6
4が駆動される。この秤の処理ルーチンは周知であるの
で、その説明を省略する。
点火時期はCNGモードと同じくガソリン燃料制御回路
65よりイグナイタへ点火指示が出されることにより成
し遂げられる。
発明の効果 以上詳述したように、本発明の可変圧縮lヒエンジンに
あっては、燃料切換の際の圧縮比切換に要する遅延時間
を見越した所定時間を侍って、主燃料の供給を停止する
と共に、補助燃料の供給を開始するようにしているので
、圧縮比切換直後に補助燃料が高圧縮比で使用されるこ
とが阻止され、この結果ノッキングが発生することが防
止され、エンジンの寿命が向上するという効果を奏する
また、主燃料が実質的に全量消費されてから補助燃料に
切換ねるので、主燃料を余すことなく有効に使用される
ので航続距離が増大する。
尚、本発明を適用できる二元燃料の組合わせとしては、
CNGとガソリンの組合わせの他に、LPGとガソリン
、CNGとLPG、及びメタノールとガソリンの組合わ
せ等を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の基本構成を示す機能ブロック図、 第2図は、本発明の適用される可変圧縮比エンジンの一
実施例を承りシステム構成図、第3図は、第2図に示し
たガソリン燃料制御回路の一実施例を示すブロック図、 第4図は、第2図に示したC N G f11御回路の
一実施例を示すブロック図、 第5図(イ)は、本発明に適用される圧縮比切換制御機
構の実施例における油の経路を承り“断面図、 第5図(ロ)は、第5図(イ)のA−A線断面図、 第6図(イ)は、同曙構における上死点近傍でのロック
ビンによるロック時の断面図、第6図(口〉は、同機構
における下死点でのロックビンのロック解除時の断面図
、 第6図(ハ)は、同不死点でのロックピンによるロック
時の断面図、 第7図(イ)、(ロ)、(ハ)は、油溝の相対位置図、 第8図は、同機構に用いる切換弁の制御系の実施例を示
す系統図、 第9図(イ)は、同切換弁の一実施例を示す断面図、 
第9図(ロ)は、同切換弁の他の実施例を示す断面図、 第9図(ハ)、(ニ)は、同切換弁の更に他の実施例を
示す断面図、 第10図は、本発明実施例の制御動作を示すフローチャ
ート図である。 25・・・偏心ベアリング、 26・・・ロックピン、
36・・・切換弁、  39.40.42・・・油溝、
41.43・・・油通路、 54・・・レギュレータ、
59・・・CNG制御回路、 65・・・ガソリン燃料制御回路、 75・・・リレー、   76・・・圧力スイッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 相対的に高圧縮比で使用される主燃料と相対的に低圧縮
    比で使用される補助燃料とをそれぞれに適した圧縮比で
    選択的にエンジンに供給するようにした可変圧縮比エン
    ジンにおいて、 主燃料の燃料圧力を検出しその圧力状態に応じた信号を
    出力する主燃料圧力検出手段と、 該検出手段からの信号に基いて主燃料の燃料圧力が所定
    値以下であると判断したときにエンジンの圧縮比を変更
    する圧縮比可変手段と、 圧縮比の変更の時点から所定時間経過後に供給燃料を主
    燃料から補助燃料に切換える供給燃料切換手段とを具備
    してなることを特徴とする可変圧縮比エンジン。
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