JPS63185839A - 光フアイバの線引き方法 - Google Patents

光フアイバの線引き方法

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JPS63185839A
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    • C03B2205/40Monitoring or regulating the draw tension or draw rate

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発胡は、石英系光ファイバの線引き方法に関するもの
であり、さらに詳細には、コアガラスの軟化点温度Tl
 %クラッドガラスの軟化点温度T2の間にTI>T2
なる関係を有した光ファイバ用母材を線引きして低損失
の光ファイバを製造する方法に関する。
従来の技術 従来、石英系光ファイバでは屈折率制御用ドーパントと
して主にGeO□を用い、コア組成がGem。
−810□、クラッド組成がSiO□である光ファイバ
が実用化されている。特に上記組成の単一モード光ファ
イバにおいては損失がQ、 2db/kmの極低損失化
が達成されている。
GeO□をコアにドープした光ファイバで低損失化を実
現するには、Ge○2濃度分布制御技術、コアとクラッ
ド界面との不整合除去技術、母材段階でのコア、クラッ
ドの寸法制御技術など母材製造工程における諸技術を確
立しなければならない。
光ファイバ用母材の製造方法であるVAD法においては
、前記諸技術がすでに確立され、非常に高品質な光ファ
イバ用母材が製造されている。
最終的な光ファイバは、上記母材を高温炉で加熱して細
径化する線引き工程によって製造される。
GeO□−3i○2をコアとし、SiO2をクラッドと
する母材の線引き条件を検討したところ、炉内最高温度
が5iOzのクラッドの軟化点温度以上であれば線引き
が可能であり、線引き張力が2〜200gの広い範囲で
低損失光ファイバが得られることがわかっている。すな
わち、GeO□−3i O2をコアとし、SiO2をク
ラッドとする光ファイバでは、前記の母材製造工程にお
ける諸技術を確立し、最適化することにより低損失光フ
ァイバが得られている。
ところで、石英系光ファイバの耐放射線特性、耐水素特
性などの環境特性は、GeO□ ドープコア光ファイバ
よりドーパントを含まないSiO2 コア光ファイバの
方が優れている。また8102コア光ファイバでは、コ
ア材料固有のレーリー散乱係数がGeO2SiO2ガラ
スより小さくなるため、GeO□ドープコア光ファイバ
よりいっそうの低損失化が期待できる。
SiO2をコアとする場合には、S IO2よりも屈折
率を低下させるドーパントをクラッドに添加しなければ
ならない。このように5i02の屈折率を低下させるド
ーパントとしてはF(フッ素)、B(ホウ素)が有効で
あるがこと7が知られている。しかしながら、Bをドー
プした光ファイバ°は、分子振動による赤外吸収の短波
長領域への裾引きのため使用波長領域(1,3〜1.6
μm)での損失増加をもたらすので長距離通信用として
実用的ではない。従って、Fをクラッドにドープした光
ファイバ、すなわち5i02をコアとし、F −3i 
O□をクラッドとする光ファイバがより実用的な可能性
を有するとされている。
このSiO2をコアとし、F−5iO□をクラッドとす
る光ファイバの製造を多孔質母材製造工程とガラス化工
程から成るVAD法によって試みると、Fが多孔質母材
中のコアとクラッドとなるべき部分に均一にドープされ
てしまい、結果として5iCh単独のコアが形成されな
いという問題があった。
そこで、本発明者らはVAD法による5in2をコアと
し、F −3i O□をクラッドとする光ファイバの製
造方法について検討を進め、Fの拡散制御技術、さらに
はVAD法による5iO7をコア、F−3i 02をク
ラッドとする光ファイバの製造方法を開発し、これらを
特願昭59−106217号および特願昭61−252
72号に提案したものである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、これらの特許出願で提案の方法に基づい
て、ステップ型のSiO□をコアとし、F−3102を
クラッドとする単一モード光ファイバ用母材を製造し、
低損失化の検討を進めたところ、SiO□をコアとし、
F−3iO,をクラッドとする単一モード光ファイバで
は線引き条件によって得られた光ファイバのコアとクラ
ッドとの間の比屈折率差Δは、母材階段でのコアとクラ
ッドとの比屈折率差Δから大幅に変化する欠点を有して
いることが明らになった。
例えば、母材製造において5i02のコアとF−3i○
2のクラッドとの比屈折率差Δが0.45%の場合、線
引き条件によっては光ファイバでの比屈折率差Δは0,
22%まで変化してしまう事実を見い出した。このため
単一モード光ファイバにとって重要な仕様であるカット
オフ波長λ。が初期設計値である1、2μmから0.8
μmまで変化してしまい、単一モード光ファイバの設計
が困難となるばかりでなく、最低損失となる波長1.5
μm帯で曲げ等による散乱損失により非常に大きな損失
増加が生じてしまう欠点がある。
本発明は、こうしたSiO□をコアとし、F  510
2をクラッドとする光ファイバの如き、コアガラスの軟
化点温度T+ とクラッドガラスの軟化点温度T2との
間にTI>T2なる関係を有した光ファイバ用母材から
線引きした光ファイバの欠点を解消し、該光ファイバ用
母材の初期設定値(比屈折率差、カットオフ波長)を光
ファイバ化した後まで保持する方法、ひいては低損失光
ファイバの実現方法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記した従来技術の問題点を解決するた
め、光ファイバ母材の製造工程および線引き工程を詳細
に検討した結果、線引き工程において上記した従来技術
の問題が誘発されていること、より詳細には上記従来技
術の諸問題は線引き張力が主原因であることを見出した
。すなわち線引き時に加えた張力が光ファイバのコアに
残留することにより、比屈折率差が母材と光ファイバと
で変化し、これが光ファイバのカットオフ波長を変化さ
せることを解明し、本発明を完成するに至ったものであ
る。
すなわち、本発明に従うと、コアガラスの軟化点温度T
7、クラッドガラスの軟化点温度T2の間にTI>+2
なる関係を有する石英系光ファイバ用母材を高温炉で加
熱すると同時に該母材を線引きして光ファイバを得る方
法であって、線引き時の張力を該母材の比屈折率差に応
じて調整して線引き後の光ファイバのコアの残留応力を
一定値以下とすることを特徴とする光ファイバの線引き
方法が提供される。
この線引き張力は、2乃至30gの範囲で調整するのが
好ましい。
作用 まず本発明の方法の前提となる光ファイバのコアとクラ
ッドの線引きにおける挙動を説胡する。
光ファイバは線引き工程において母材を軟化点温度以上
もし、くはその近傍の温度まで加熱して線引きして得ら
れる。この際、線引きによりファイバに加えられる線引
き張力はコアとクラッドのうちの軟化点温度の高い方の
部分、すなわち母材線引き温度において高い粘性をもつ
部分で支えられる。
従来技術において実用化されているGeO2−8102
をコアとし、SiO□をクラッドとする単一モード光フ
ァイバにおいて、コアの軟化点温度をT1、クラッドの
軟化点温度を+2とすると、第2図ら)に示すように+
2>TIの関係にある。第2図(b)において、1はコ
ア、2はクラッドをそれぞれ示す。
第2図(b)に示すような関係の軟化点温度をそれぞれ
有するコアおよびクラッドの光ファイバ母材では、線引
き後、まずクラッド2の粘度が高くなり、硬化するが、
コア1は依然低粘度を保持している。このとき、線引き
張力の大部分は軟化点温度が高いクラッド2で支えられ
た状態で冷却される。従って、ファイバ全体が硬化した
後もクラッド2には線引き張力に応じた大きな応力が残
留するが、ファイバ断面の中心部に配置されるコア1に
は引張り応力が加わらず、残留応力が生じない。
しかしながら、SiO□をコアとし、F−3iChをク
ラッドとする光ファイバでは、コア1の軟化点温度をT
1、クラッド2の軟化点温度を+2とすると、第2図(
a)に示すようにTI >72の関係を有する。この場
合、線引き後、コア1が先に高粘度となり、硬化して、
大部分の割合で線引き張力はコア1に負担されることと
なる。従って、コア1に引張り応力が残留する。この残
留応力の大きさは線引き張力に対応し、線引き張力が大
きくなれば残留応力も大きくなる。
このようにコアに引張り応力が加わると、光弾性効果に
よってコアの屈折率が変化する。単一モード光ファイバ
のような細径のコアの場合、光弾性効果によるコアの屈
折率変化は次式で近似することができる。
Δn四Cδ2(1) ここで、Δnはコアの屈折率の変化量、Cはコアの光弾
性定数、 δ2はコアに加わる引張り応力を示す。
5i02:+7の場合、Cの値は−4,2X 10− 
” Pa−’であり、(1)式からコアに引張り応力が
加わると、Δnは負の値になることがわかる。すなわち
、線引き張力が大きくなると残留応力も大きくなり、さ
らに残留応力に応じて比屈折率差Δ(%)が減少し、こ
れにより初期設計のカットオフ波長λ。も変化してしま
うことになる。
コア直径あるいはコア形状が光ファイバ内で局部的にわ
ずかに変化している場合、コア、クラッドの軟化点温度
が第2図b)に示したT2>’r、なる関係にあるGe
0z  5i02:]コア5102クラツド光ファイバ
ではコアに対して引張り応力が加わらないため前記コア
部の非常に微少な変化による損失増加は生じないが、軟
化点温度が第2図(a)に示したT2>T、の関係にあ
るSiO□コア、F −3i 02クラツド光ファイバ
ではコア部に大きな引張り応力が加わるためコア部の微
少な変化が損失増加となって現われてくる。コアに加わ
る引張り応力は、例えば線引き張力を85gとした場合
、前者では1kg/+r++y+2以下(熱応力)であ
るのに対して、後者では70〜80kg/mm2の非常
に大きな値である。
以上のように′5Sin2をコアとし、F  5102
をクラッドとする単一モード光ファイバでは、コア寸法
の微小変化やΔおよびλ。の変化などの原因によって使
用波長域である。1.3〜1.6μm帯の損失が増加し
、またこれらの現象はコアに加わる残留応力の大きさ、
具体的には線引き張力に依存していることを本発明者等
は見出し、本発明を完成したものである。
すなわち、本発明はコアとクラッドの軟化点温度が、第
2図(a)のようにT+ >T2の関係にある光ファイ
バ用母材の線引き工程において、コアとクラッド間の比
屈折率差Δ(換言すると、コアとクラッド間に屈折率差
を生じせしめるドーパントの添加量)に応じた最適線引
き張力値によって線引きを行い、これによって母材段階
での比屈折率および設計カットオフ波長が線引き後のフ
ァイバまで保持され、低損失化を実現したものである。
添付の図面を参照して本発明の方法の原理をさらに詳細
に説明する。第1図は、本発明の詳細な説明図である。
さらに詳細には第1図は、5iO7をコアとし、種々の
濃度のFを含有するF−3i○2をクラッドとする単一
モード光ファイバ用母材を線引きして光ファイバとする
に際し、線引き後の光ファイバの損失値が0.3dB/
に+nとなる線引き張力値と光ファイバ母材の比屈折率
差との関係を示した図である。
第1図に示すグラフを用いて、所定の比屈折率差を有す
る母材を第1図で示す比屈折率差に対応する線引き張力
で線引きすると、損失が0.3dB/kmの光ファイバ
が得られる。本発明の方法に従うと、母材の比屈折率差
より第1図から対応する線引き張力を読取り、この読取
った値以下の線引き張力値で線引きを行うと、光ファイ
バの損失を0.3dB/km以下にできる。
上述したようにクラッドに添加されるFの濃度が高いほ
ど、クラッドの屈折率が低下する。従って、クラッドに
添加されるFの濃度が高いほど、光ファイバ母材の比屈
折率差が大きくなり、第1図から容易に理解できるよう
に、線引き張力の上限値は小さくなる。これに対して、
クラッドに添加されるFの濃度が少ないほど、光ファイ
バ母材の比屈折率差が小さくなり、線引き張力の上限値
は大きくなる。
F −3i O2ガラスは5I02ガラスに比べて軟化
温度が低いことを前記したが、第1図を作成するのに用
いた各光ファイバのコアとクラッドの線引き時の挙動を
ガラス転移点(Tg)で比較して検討してみる。すなわ
ち、F  5102およびSiO□のガラス転移点は軟
化点と相関性を有するので、ガラス転移点での検討結果
から軟化点に関連した特性の傾向を知ることができる。
5iOz コアのガラス転移点は1200℃であり、比
屈折率差Δがそれぞれ0.15%、0.27%および0
.45%であるファイバのF  5102 クラッドは
ガラス転移点がそれぞれ約1000℃、約800℃およ
び約700℃である。第1図から、このようにコアーク
ラッド間のガラス転移点の差が大きい光ファイバはど、
線引き後の光ファイバの損失増加を抑えるための線引き
張力の上限値が小さくなっているのがわかる。
すなわち、線引き時に加えられる張力がコアおよびクラ
ッドに与える応力の割合を考えると、クラッドの軟化点
温度(ガラス転移点の値に相対的に対応している)が高
い(コアの軟化点との差が小さい)ファイバはど、線引
き工程での硬化が早く、クラッドの応力分担率が大きく
なり、コアが負担する応力は小さくなる。従って、比屈
折率差Δが小さいファイバはどコアが負担する応力を一
定とした状態での線引き張力を大きくできる。第1図は
このようにコアに残留する応力が一定となるときの線引
き張力値を示したものである。
以下、実施例により本発明の詳細な説胡する。
しかしながらこれらの実施例は本発明の単なる例示であ
って、本発明の技術的範囲を何ら制限するものではない
実施例 それぞれ比屈折率差Δが0.45%、0.27%および
0.15%の3種類のSiO□をコアとし、F  51
02をクラッドとする単一モード光ファイバ用母材を製
造した。なお、これらの母材外径はいずれも25mmφ
であった。
これらの母材を高温炉を有した線引き装置によって線引
きした。線引きの際、炉の温度を調整してファイバの線
引き張力を変化させた。また、線引き速度は毎分60m
の一定速度とし、コアイノく化後直ちにシリコーン樹脂
を被覆した。このようにして種々の線引き張力で外径1
25μmφの単一モード光ファイバを各々5km製造し
、損失−波長特性を測定した。
第3図に光ファイバの線引き張力と得られた光ファイバ
の損失値(波長1.55μm)の関係を示す。
第3図より、損失値が0.3dB/kmとなる張力は、
△=0.45%の母材の場合、8g以下である。Δ=0
.27%の母材の場合15g以下、Δ=0.15%の母
材の場合30g以下であることがわかる。なお、Δ=0
.15%以下の比屈折率差では、ファイバの曲げによる
放射損失が生じて実用的なファイバ構造となしえない。
先に示した第1図はこの結果を示したものである。
従って第3図に示す結果から、5i02をコアとし、F
−3i○2をクラッドとする単一モード光ファイバは3
0g以下の張力で線引きを行うことにより低損失化が図
れることがわかる。なお、張力が2g以下では線引きの
際ファイバ外径の変動が生じ始め、これによって損失が
増加することを確認した。
第3図には、比較のためすでに実用化されているGeO
2Sho□をコアとし、SiC2をクラッドとする単一
モードファイバについての結果も併せて示した。この場
合には、張力が200g以下であれば低損失化を図るこ
とができ、カットオフ波長の張力依存性は無く、本発明
の方法を適用する必要がないことがわかる。
第4図(a)には上記の母材のうちのΔ=0.45%の
母材を代表してその屈折率分布を示し、第4図(b)に
、この母材を張力85gで線引きして得た光ファイバの
屈折率分布の変化を示した。このように本発明の範囲外
−の線引き張力で線引きを行うと、比屈折率差Δが0.
45%から0.22%に変化し所望の設計値を線引き後
に保持できないことがわかる。
第5図は、上記の母材のうちのΔ=0.45%の母材を
線引き張力を変えて線引きしたときに得られた光ファイ
バの比屈折率差の変化の実測値を示し、同時に本発明の
方法の適用対象外である、Ge0z−3iO□をコア、
SiO□をクラッドとする単一モード光ファイバついて
の結果も併記した。
さらに、第6図は、第5図に示した実験において得られ
たファイバのカットオフ波長の関係の実測値を示した図
である。
これらの第5図および第6図からΔ=0.45%のSi
O□をコアとし、F −3i O□をクラッドとする単
一モード光ファイバの線引きにおいて、張力が約10g
以上で比屈折率差およびカットオフ波長が変化し始めて
いるのがわかる。すなわち、線引き張力値に応じて残留
応力値が変化し、これにより比屈折率差Δさらにはカッ
トオフ波長λCが変化する。これは第3図に示した損失
増加が始まる張力値と一致している。
一方、第5図、第6図には比較のだ必、Δ=0.35%
のGeO2−3iO2をコアとし、SiO□をクラッド
とする単一モード光ファイバの結果も示しているが、こ
の場合には測定張力範囲では、比屈折率差及びカットオ
フ波長のいずれも張力依存性を示さず一定であり、これ
らの結果からも本発明の方法を適用する必要がないこと
がわかる。
なお、実施例の他に、コアにA1、Ti、 2rのうち
1種類をドープした、F −3i O□クラッド光ファ
イバでも軟化点温度はTl  >T2の関係にあり、こ
れらの場合でも線引き張力30g以下で低損失が図れる
発胡の効果 以上説明したように、本発明は、コアの軟化点温度T、
とクラッドの軟化点温度T2がTl>T−2なる関係を
有する光ファイバ用母材を線引きする際、に、母材の比
屈折率差に応じて線引き張力を決定することを特徴とす
る。この線引き張力は30g以下、好ましくは30g〜
2gの範囲とするのが好ましい。このようにして決定さ
れた線引き張力で線引きを行うことにより、母材段階で
の比屈折率差および設計カットオフ波長をファイバ化後
まで保持することができ、ひいては低損失光ファイバを
得ることができる。
特に本発明は、SiO2をコアとし、F −3i O,
をクラッドとする単一モード光ファイバの低損失化に絶
大な効果を発揮する。
なお、コア材料組成が径方向に分布し、かつ少な(とも
コア中心軸にそった領域のガラス組成の軟化点温度がク
ラッド部のガラス軟化点温度よりも高い場合についても
、本発明の方法の適用範囲内であることは議論をまたな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、SiO□をコアとし、F−3102をクラッ
ドとする光ファイバに所定の比屈折率差△を与える線引
き張力値を示すグラフであり、本発明の詳細な説明する
図でもあり、 第2図(a)は、本発明の方法の適用対象である、Si
O□をコアとし、F −Si 02をクラッドとする単
一モード光ファイバの軟化点温度を示した図であり、 第2図ら)は、本発明の方法の適用対象外である、Ge
02−”5i02をコアとし、5i02をクラッドとす
る単一モード光ファイバの軟化点温度を示した図であり
、 第3図は、本発明の実施例で行った種々の比屈折率差の
光ファイバ母材を種々の線引き張力で線引きして得られ
た光ファイバの線引き張力と損失値の関係を示した図で
あり、本発明の方法の対象外のGeO25IO7をコア
とし、5in2をクラッドとする単一モード光ファイバ
母材の結果も併せて示し、 第4図(a)は、本発明の方法の適用対象である、Si
O2をコアとし、F −3i 02をクラッドとする単
一モード光ファイバの1例の母材段階での屈折率分布を
示し、第4図(5)は、第4図(a)の母材を本発明の
方法の範囲外である85gの張力で線引きした後のファ
イバの比屈折率差を示した図であり、第5図は、本発明
の方法の適用対象である5in2をコア、F−3iO2
をクラッドとする単一モード光ファイバと本発明の方法
の適用対象外である、GeO2SiO2をコア、SiO
2をクラッドとする単一モード光ファイバのそれぞれつ
いて同一・の母材を用い、線引き張力を変えて線引きを
行ったときに得られた光ファイバの比屈折率差の実測値
を示した図であり、 第6図は、第5図において得られたファイバについて線
引き張力とカットオフ波長の関係の実測値を示した図で
ある。゛ (主な参照番号)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コアガラスの軟化点温度T_1、クラッドガラス
    の軟化点濃度T_2の間にT_1>T_2なる関係を有
    する石英系光ファイバ用母材を高温炉で加熱すると同時
    に該母材を線引きして光ファイバを得る方法であって、
    線引き時の張力を該母材の比屈折率差に応じて調整して
    線引き後の光ファイバのコアの残留応力を一定値以下と
    することを特徴とする光ファイバの線引き方法。
  2. (2)線引き張力を2乃至30gの範囲内で調整するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光ファイ
    バの線引き方法。
  3. (3)上記石英系光ファイバ用母材のコアがSiO_2
    で、クラッドがF−SiO_2であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第2項のいずれか1項に記
    載の光ファイバの線引き方法。
JP62015869A 1987-01-26 1987-01-26 光ファイバの線引き方法 Expired - Lifetime JP2582062B2 (ja)

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