JPS6318547Y2 - - Google Patents

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JPS6318547Y2
JPS6318547Y2 JP14152283U JP14152283U JPS6318547Y2 JP S6318547 Y2 JPS6318547 Y2 JP S6318547Y2 JP 14152283 U JP14152283 U JP 14152283U JP 14152283 U JP14152283 U JP 14152283U JP S6318547 Y2 JPS6318547 Y2 JP S6318547Y2
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JP
Japan
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cab
driver
piston rod
fixed
ring
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JP14152283U
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JPS6049080U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、キヤブ・オーバ型の自動車における
エンジン・ルームを検査あるいは修繕する場合等
において必要とする該自動車の運転台持上装置に
関する。
まず、従来における運転台持上装置の例を説明
する。
第1図は、従来における運転台持上装置を自動
車における運転台1とシヤーシ2との間に装着し
た場合の例を側面図によつて示したものである。
運転台持上装置は、支持具3、油圧アクチユエ
ータ4およびピストンロツド50から構成してお
り、油圧アクチユエータ4における端部4aは、
シヤーシ2に枢着し、油圧アクチユエータ4に
は、油圧アクチユエータ4に装着されたピストン
(図示せず)にピストンロツド50が固着してい
る。
第2図は、第1図における支持具3部分のイ,
イ断面図を示している。
支持具3にはピン3aが固設し、ピン3aは軸
受52へ回転摺動を可能に嵌合し、軸受52は軸
受材51へ回転揺動を可能に球面52aにおいて
嵌合し、軸受材51は外輪50aに嵌着し、外輪
50aはピストンロツド50の先端に固着してい
る。
上記のような従来における運転台持上装置の構
成において、その作用は、油圧アクチユエータ4
が作動することによつて、ピストンロツド50が
第1図に示すように伸張して、運転台1を持ち上
げ、運転台1の下部に設置されているエンジンを
点検あるいは修繕できるようになつているもので
ある。
また、その持ち上げが終了すると、ピストンロ
ツド50を引き込んでゆき、運転台1を正常の走
行姿勢までもどすものである。
上記の作用において、運転台1を持ち上げる際
あるいは自動車が走行する際において、支持具3
とピストンロツド50との間は相対的な横揺れを
生じる。
これは、主として運転台1とシヤーシ2との間
に、緩衝装置が介設しているからである。
この場合において、その横揺れは軸受52と軸
受材51との間における球面52aの相対的な揺
動摺動によつて逃げられるようになつている。
この構成とその作用は、端部4aにおいても同
様となつているが、第1図においては、その図示
を簡略化している。
しかし、このように従来における装置において
は、球面52aの部分に塵埃等の異物が侵入しな
いような特殊なシール構造を必要としている。
そのため、従来における運転台持上装置は、そ
の支持具3におけるピン3aとピストンロツド5
0との連接構造を複雑としている。
また、軸受52と軸受材51とは球面嵌合とな
つているが、この球面52aは製造困難なもので
あるばかりでなく、その球面嵌合を精度良く製造
することは、その製造単価を高価なものとしてし
まう欠点を有している。
本考案の目的は、上記のような欠点を解消した
運転台持上装置を提供することにある。
以下、実施例に基づいて本考案を説明する。
第3図は、本考案における運転台持上装置にお
いて、第1図における従来のピストンロツド50
を改良した、第2図に相当する部分の側断面図を
示したものである。
第2図におけるピストンロツド50に相当する
第3図のピストンロツド5には、外輪5aが固設
し、外輪5aにおける内径面5dは円筒形に穿設
されている。
支持具3に固設したピン3aは、回転摺動を可
能に、内輪3bに嵌合している。
内輪3bと外輪5aとの間には、合成ゴムのよ
うな弾性材5bが固着し、弾性材5bには、ピン
3aの軸方向中心において、リング状の介設材5
cを包設している。
また、介設材5cは、鋼材のような弾性材5b
のばね常数より高いばね常数の材質によつて構成
し、その内径面3eおよび外径面3dの形状は、
それぞれ球面状をなしている。
以上の構成において、以下、その作用を説明す
る。
上述の従来における運転台持上装置(第1図)
において説明したように、運転台1を持ち上げる
際、あるいは該自動車が走行する際のピストンロ
ツド5に生ずる振動は、内輪3bと外輪5aとの
間に弾性材5bを介設しているため、その振動を
逃げることができる。
更に、本考案の運転台持上装置によつて、運転
台1を上方へ持ち上げる作用をさせるときは、ピ
ストンロツド5が伸張してゆくことによつて、内
径面5dと外径面3d、および内径面3eと内輪
3bが当接し、そのことによつてピストンロツド
5は、外輪5a、介設材5a、内輪3b、ピン3
aおよび支持具3を介して、運転台1を上方へ持
ち上げてゆく。
ここで、外輪5aと内輪3bの間に介設材5c
を介設させることによつて、ピストンロツド5が
運転台1を持ち上げる構成としていることは、下
記の理由によつている。
すなわち、上記構成において仮に介設材5cが
存在していなくとも、ピストンロツド5は弾性材
5bを介して、内輪3bおよびピン3aを持ち上
げることができるのであるが、実際問題として
は、ピストンロツド5が伸張する際に、ピストン
ロツド5の軸方向に1〜2トンの軸荷重が作用し
ているため、もし弾性材5bのみを介して運転台
1を持ち上げる構成とすると、その高荷重のため
に、弾性材5bの耐久性が低くなつてしまうこと
になる。
このような理由から、該持ち上げの際は、高荷
重に弱い弾性材5b介さずに、ピストンロツド5
から高荷重に耐える介設材5cを介して運転台1
を持ち上げる構成としているものである。
ここで、介設材5cに要求される条件は、介設
材5cが該高荷重に対して、十分な強度を有し且
つその荷重方向におけるたわみ量が、弾性材5b
のたわみ量より十分に小さくなつていることであ
る。
それは、介設材5cのたわみ量が弾性材5bの
たわみ量より小さければ、弾性材5bにその高荷
重が作用せず、弾性材5bの耐久性が低下するよ
うなことがないからである。
そのためには、介設材5cのばね常数は、弾性
材5bのばね常数より高いばね常数を有していな
ければならない。
また、上述の実施例においては、介設材5cが
リング状になつているが、それは下記の理由によ
つている。
すなわち、ピストンロツド5が第1図の状態か
ら、更に伸張してゆくと、運転台1は、運転台1
とシヤーシ2との枢着点(図示せず)を中心に更
に前方に傾斜してゆくため、運転台1の重量はピ
ストンロツド5を引つ張り上げてゆく状態にな
る。
そのため、このような状態においては、介設材
5cの上部を介して、内輪3bが外輪5aを引つ
張り上げてゆくことになるからである。
したがつて、この場合、介設材5cは図におい
て、上側と下側のみに存在しておればよいことに
なつて、その形状は必ずしも、リング状である必
要はない。
また、ピストンロツド5が伸張する場合におい
て、ピストンロツド5に圧縮荷重のみが作用する
構成においては、介設材5cは下側のみに存在す
ればよいことになる。
また、内径面3eおよび外径面3dの形状が球
面形状をしていることは、ピストンロツド5が運
転台1を持ち上げている際において、その運転台
1とピストンロツド5との間における揺れを逃げ
るための構成である。
なお、上述の説明において、支持具3が運転台
1に固設し、端部4aがシヤーシ2に枢着してい
る構成は、逆に、支持具3がシヤーシ2に固設
し、端部4aが運転台1に枢着してもよいことは
容易に理解できるであろう。
また、第1図における油圧アクチユエータ4
は、油圧によつて作動するものであるが、この油
圧アクチユエータ4は、電気によつて作動するア
クチユエータ等であつてもよい。
以上の説明から明らかなように、本考案におけ
る運転台持上装置は、 a ピストンロツド5における先端に外輪5aを
固着し、 b 外輪5aと内輪3bとの間には弾性材5bを
固着させ、 c 内輪3bには、支持具3に固設したピン3a
が嵌合し、 d 弾性材5bには、ピン3aの軸方向における
中心に介設材5cを設けた、 以上の構成としていることによつて、 以下の効果を有しているものである。
すなわち、 a ピン3aとピストンロツド5との間に生ずる
振動は、従来のような球面軸受の構成によつて
吸収することなく、単に、弾性材5bの簡単な
構成によつて吸収しているため、その構成は量
産を可能とし、 b 球面軸受のような塵埃の入り込む心配の構成
も存在しないかち、従来のように、ダスト・シ
ールを行なう複雑な構成を必要としないもので
あり、 c その結果、支持具3において、ピン3aとピ
ストンロツド5との連接が非常に簡単な構成と
なるものである。
また、上記構成において、介設材5Cをリン
グ状に構成するときは、ピストンロツド5に引
つ張りと圧縮が生ずる上述の使用に対して、 d 介設材5cを内輪3bの上下にそれぞれ配設
する構成が、1個のリング状の介設材5cによ
つて1度に配設できる構成となるため、介設材
5cの弾性材5b中への設置が容易に、且つ誤
りなく行なわれることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における運転台持上装置を自動車
に装着した場合の側断面図を示したものであり、
第2図は第1図における支持具3の部分における
イ,イ断面図を示したものであり、第3図は、本
考案における運転台持上装置において、その従来
の構成と異なる部分となつているピストンロツド
5の先端部分を側断面図によつて示したものであ
る。実施例に使用した符合は下記のとおりであ
る。 1……運転台、2……シヤーシ、3……支持
具、3a……ピン、3b……内輪、3c……外径
面、3d……外径面、3e……内径面、4……油
圧アクチユエータ、4a……端部、5あるいは5
0……ピストンロツド、5a……外輪、5b……
弾性材、5c……介設材、5d……内径面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 運転台1あるいはシヤーシ2のいずれか一方
    には、アクチユエータ4の端部4aを枢着し、 前記シヤーシあるいは前記運転台のいずれか
    他方には支持具3を固設し、 前記支持具には、ピン3aが固設し、 前記ピンは、内輪3bに、回転摺動を可能に
    嵌合し、 前記内輪における径方向外周上方には、外輪
    5aが包設し、 前記内輪における外径面3cと前記外輪にお
    ける内径面5dとの間には、弾性材5bが固着
    し、 前記外輪は、前記アクチユエータにおけるピ
    ストンロツド5の先端に固着し、 前記弾性材は、前記ピンの軸方向における中
    心部に、前記弾性材におけるばね常数より高い
    ばね常数を有した介設材5cを設けていること
    を特徴とする運転台持上装置。 2 介設材5cは、内輪3bを周方向に包設した
    リング状の構成となつているものである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の運転台持上装
    置。
JP14152283U 1983-09-14 1983-09-14 運転台持上装置 Granted JPS6049080U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14152283U JPS6049080U (ja) 1983-09-14 1983-09-14 運転台持上装置

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JP14152283U JPS6049080U (ja) 1983-09-14 1983-09-14 運転台持上装置

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JPS6049080U JPS6049080U (ja) 1985-04-06
JPS6318547Y2 true JPS6318547Y2 (ja) 1988-05-25

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JP14152283U Granted JPS6049080U (ja) 1983-09-14 1983-09-14 運転台持上装置

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DE102011016525A1 (de) * 2011-04-08 2012-10-11 Daimler Ag Baugruppe für eine Kippvorrichtung und Verfahren zu deren Montage

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JPS6049080U (ja) 1985-04-06

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