JPS6318239Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6318239Y2 JPS6318239Y2 JP4663780U JP4663780U JPS6318239Y2 JP S6318239 Y2 JPS6318239 Y2 JP S6318239Y2 JP 4663780 U JP4663780 U JP 4663780U JP 4663780 U JP4663780 U JP 4663780U JP S6318239 Y2 JPS6318239 Y2 JP S6318239Y2
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- JP
- Japan
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- damper
- fibers
- speaker
- sound
- electrodynamic
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は動電型スピーカー用ダンパーに関す
るものである。
るものである。
元来、ダイナミツクコーンスピーカーとしてラ
ジオ用スピーカーなどに使用されている動電型ス
ピーカーでは、永久磁石で偏倚された空隙の中に
置かれた可動ボイスコイルに音声電流を流すこと
によつて、その電流の大きさに従つてボイスコイ
ルが振動し、それがダンパー（振動板）及びコー
ン紙に伝播して音が出てくる仕組となつており、
ダンパーはスピーカーを組立てセツトする際に、
コーン紙とボイスコイルの位置並にマグネツトと
ボトム・ヨークとの間のギヤツプ（周隙）の安定
を兼ねてコーン紙の共振に役立てる目的で使用さ
れるものである。
ジオ用スピーカーなどに使用されている動電型ス
ピーカーでは、永久磁石で偏倚された空隙の中に
置かれた可動ボイスコイルに音声電流を流すこと
によつて、その電流の大きさに従つてボイスコイ
ルが振動し、それがダンパー（振動板）及びコー
ン紙に伝播して音が出てくる仕組となつており、
ダンパーはスピーカーを組立てセツトする際に、
コーン紙とボイスコイルの位置並にマグネツトと
ボトム・ヨークとの間のギヤツプ（周隙）の安定
を兼ねてコーン紙の共振に役立てる目的で使用さ
れるものである。
しかるに従来の動電型スピーカー用ダンパー
は、織物布地を素材として有機性の硬化剤を使用
したものであるため、捩れ、軟化性があり、かつ
薬剤の含浸むらによつてスピーカーの性能上充分
な音響効果が期待できなく、さらにまたダンパー
の取付けなどに有機性接着剤を使用するため、ダ
ンパーの有機性酸化剤と同化して型くずれや品質
の劣化をもたらすと共に有機性硬化剤、シンナー
系含浸剤を使用しているため公害の問題もあつて
保健衛生上から好ましくなかつた。
は、織物布地を素材として有機性の硬化剤を使用
したものであるため、捩れ、軟化性があり、かつ
薬剤の含浸むらによつてスピーカーの性能上充分
な音響効果が期待できなく、さらにまたダンパー
の取付けなどに有機性接着剤を使用するため、ダ
ンパーの有機性酸化剤と同化して型くずれや品質
の劣化をもたらすと共に有機性硬化剤、シンナー
系含浸剤を使用しているため公害の問題もあつて
保健衛生上から好ましくなかつた。
そして特に従来のダンパーは、織物布シートで
あるため、織物メツシユが疎で、通気性が良すぎ
て空気が抜けすぎるため、音圧レベルが上らな
く、スピーカーの電気音響性が劣り、安定した優
良な音質効果が得られなかつたし、また音の伝播
が悪くて充分な音響効果を発揮できないなどの諸
欠点があり、それに製造過程において必要に応じ
て音圧レベル及び音質並に背圧抜きなどの調整を
することは到底望めなかつたものである。
あるため、織物メツシユが疎で、通気性が良すぎ
て空気が抜けすぎるため、音圧レベルが上らな
く、スピーカーの電気音響性が劣り、安定した優
良な音質効果が得られなかつたし、また音の伝播
が悪くて充分な音響効果を発揮できないなどの諸
欠点があり、それに製造過程において必要に応じ
て音圧レベル及び音質並に背圧抜きなどの調整を
することは到底望めなかつたものである。
この考案は上記に鑑みなされたものであつて、
以下説明するような動電型スピーカー用ダンパー
を提供して上記従来の諸欠点、諸問題を解消する
ようにしたものである。
以下説明するような動電型スピーカー用ダンパー
を提供して上記従来の諸欠点、諸問題を解消する
ようにしたものである。
この考案の動電型スピーカー用ダンパーを図面
実施例について具体的に説明すると、１は動物、
植物、鉱物繊維等を水にてその長さのばらつきを
少なくして長さの均一化をはかり、必要な大きさ
となし、その状態において水溶性の熱硬化剤及び
防水薬品などを混入し、一枚の紙として漉き上
げ、乾燥または含水のまゝシリコン、テフロン、
樹脂液吹付けなど防湿加工を行い、金型にて成型
（加熱成型または一般冷間成型）した繊維性シー
ト２によつて構成されたダンパーで、裏面には無
数の凹陥部３が設けられ、該凹陥部３は夫々肉薄
部４に形成されているものである。なお１ａは上
記ダンパー１の中央孔、１ｂは同周辺と同心円で
形成されている同心円ひだである。なお上記実施
例ではダンパーは円形平型の場合を例としてある
がプレス成型によつて各種あらゆる形状に成形し
て使用できることは勿論である。
実施例について具体的に説明すると、１は動物、
植物、鉱物繊維等を水にてその長さのばらつきを
少なくして長さの均一化をはかり、必要な大きさ
となし、その状態において水溶性の熱硬化剤及び
防水薬品などを混入し、一枚の紙として漉き上
げ、乾燥または含水のまゝシリコン、テフロン、
樹脂液吹付けなど防湿加工を行い、金型にて成型
（加熱成型または一般冷間成型）した繊維性シー
ト２によつて構成されたダンパーで、裏面には無
数の凹陥部３が設けられ、該凹陥部３は夫々肉薄
部４に形成されているものである。なお１ａは上
記ダンパー１の中央孔、１ｂは同周辺と同心円で
形成されている同心円ひだである。なお上記実施
例ではダンパーは円形平型の場合を例としてある
がプレス成型によつて各種あらゆる形状に成形し
て使用できることは勿論である。
この考案の動電型スピーカー用ダンパーは、叙
上のように動、植、鉱物繊維等を水溶性硬化剤を
使用して漉き上げ成型した繊維性シート２によつ
て構成されているから、捩れや軟化性がなく、有
機性接着剤に対して非常に強く、型くずれや品質
劣化を生ぜず、しかもスピーカーの電気特性が向
上され充分な音響効果が期待できる大きな効果が
ある。そして特にこの考案の繊維性シート２であ
るダンパーは、裏面に無数の微細な凹陥部３を設
けてあるから、従来のダンパーに比較して通気性
の悪い繊維性シート２の物性が、該各凹陥部３に
おいて他部より通気性がよくなり、ダンパー全域
として適度の通気性が得られることになり、空気
が抜けすぎたり或は逆に空気の抜けが不充分とな
ることがなく、特に、無数の小孔３はボイスコイ
ルの発熱を放熱させる役目をもち、かつダンパー
１裏面が無数の凹陥部３によつて適度に開孔した
状態を構成しているために音圧レベルが適度に上
り、音がはつきりして安定した優良な音質効果が
期待できると共に高音及び低音の音の空気振動伝
播が良好で、充分な音響効果が得られ、コーン紙
に対しても好影響をもたらし、スピーカーの音響
特性を著るしく昂揚できる卓抜した効果がある。
またこのダンパーは繊維の太さ及び長さを自由に
選択して変えることができ、音圧レベル及び音質
並に組立時の背圧抜きなどの調整も自由に容易に
行うことができ、しかも有機性接着剤に対して強
いことゝ相俟つて良好な品質を長期に亘つて維持
できると共に公害問題など保健衛生上の弊害も一
挙に解消できるなどの優れた効果がある。
上のように動、植、鉱物繊維等を水溶性硬化剤を
使用して漉き上げ成型した繊維性シート２によつ
て構成されているから、捩れや軟化性がなく、有
機性接着剤に対して非常に強く、型くずれや品質
劣化を生ぜず、しかもスピーカーの電気特性が向
上され充分な音響効果が期待できる大きな効果が
ある。そして特にこの考案の繊維性シート２であ
るダンパーは、裏面に無数の微細な凹陥部３を設
けてあるから、従来のダンパーに比較して通気性
の悪い繊維性シート２の物性が、該各凹陥部３に
おいて他部より通気性がよくなり、ダンパー全域
として適度の通気性が得られることになり、空気
が抜けすぎたり或は逆に空気の抜けが不充分とな
ることがなく、特に、無数の小孔３はボイスコイ
ルの発熱を放熱させる役目をもち、かつダンパー
１裏面が無数の凹陥部３によつて適度に開孔した
状態を構成しているために音圧レベルが適度に上
り、音がはつきりして安定した優良な音質効果が
期待できると共に高音及び低音の音の空気振動伝
播が良好で、充分な音響効果が得られ、コーン紙
に対しても好影響をもたらし、スピーカーの音響
特性を著るしく昂揚できる卓抜した効果がある。
またこのダンパーは繊維の太さ及び長さを自由に
選択して変えることができ、音圧レベル及び音質
並に組立時の背圧抜きなどの調整も自由に容易に
行うことができ、しかも有機性接着剤に対して強
いことゝ相俟つて良好な品質を長期に亘つて維持
できると共に公害問題など保健衛生上の弊害も一
挙に解消できるなどの優れた効果がある。
図面はこの考案の動電型スピーカー用ダンパー
の実施例を示すものであつて、第１図は裏面を表
にした平面図、第２図は同上一部の拡大断面図、
第３図は同上平坦部のさらに拡大した縦断面図で
ある。 １……ダンパー、１ａ……中央孔、１ｂ……同
心円ひだ、２……繊維性シート、３……凹陥部、
４……肉薄部。
の実施例を示すものであつて、第１図は裏面を表
にした平面図、第２図は同上一部の拡大断面図、
第３図は同上平坦部のさらに拡大した縦断面図で
ある。 １……ダンパー、１ａ……中央孔、１ｂ……同
心円ひだ、２……繊維性シート、３……凹陥部、
４……肉薄部。
Claims (1)
- 動、植、鉱物繊維等を水溶性硬化剤を使用して
漉き上げ成型した裏面に無数の微細な凹陥部３を
夫々設け、繊維性シート２によつて構成してなる
動電型スピーカー用ダンパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4663780U JPS6318239Y2 (ja) | 1980-04-07 | 1980-04-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4663780U JPS6318239Y2 (ja) | 1980-04-07 | 1980-04-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56147695U JPS56147695U (ja) | 1981-11-06 |
| JPS6318239Y2 true JPS6318239Y2 (ja) | 1988-05-23 |
Family
ID=29641659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4663780U Expired JPS6318239Y2 (ja) | 1980-04-07 | 1980-04-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6318239Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-04-07 JP JP4663780U patent/JPS6318239Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56147695U (ja) | 1981-11-06 |
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