JPS63180199A - 測定デ−タ集計システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は単数又は複数の測定器で測定された各測定値（
物理量又は化学量）を１台のホストシステムに集計する
測定データ集計システムに関する。

［従来の技術］ 例えば工場における製品の検査工程においては種々の製
品検査が行なわれるが、通常、憬産品の製品検査を実施
する場合、製品検査ラインに沿って複数種類の検査装置
ｆ（ｉ１１Ｉ定装置）を配設して、各検査装置でもって
製品検査ライン上を流れる被測定物（製品〉を検査（測
定）して、測定結果をホストシステムに集計して、製品
の品質レベルや歩留りを算出する。

製品の検査には種々の項目があるが、例えば−例として
第５図に示すような形状の製品の寸法を測定する場合、
測定値として約１０項１程度存在する。なお、重量測定
も加えると１０項目以上になる。これ等１０項目以上の
寸法測定項目を例えば作業員がノギス等を用いて測定す
る場合、−人の作ｔｌが全項目を測定する場合もあるが
、複数の作業員に測定項目を分割した方が測定作業能率
を向上できるとともに測定ミスの発生確率を低減数の測
定器を必要どするときが極めて多い。

そして、各測定器で測定された測定値をホストシステム
へ集計するシステムは例えば第６図のように構成されて
いる。すなわち、各測定器１はケーブル２．中継器３を
介してホストシステムとしてのホストコンピュータ４に
接続されている。そして、中継器３の入力コネクタに番
号が付されており、ホストコンピュータ４はこの番号の
コネクタに接続された測定器１がその測定器１の識別番
号（ＩＤ情報）として認識する。

このようなシステムにおいて、本ストコンピュータ４内
には各測定器１で測定する被測定物の測定項目と測定順
序がプログラム設定されており、各作業員はそのプログ
ラム設定された測定器１を用い設定された順序で自己に
与えられた項目を測定すると、測定データがケーブル２
および中継器３を介してポトスコンピュータ４へ自動的
に送信される。ホストコンピュータ４は中継器３のコネ
クタ番号と測定データの入力順序でもって、入力された
測定データの測定項目を判断する。

［発明が解決しようとする問題点コ しかしながら上記のように構成された従来のシステムに
おいて、次のような問題があった。すなわち、各測定器
１とホストコンピュータ４とは中継器３を介してケーブ
ル２で接続されているため、測定器１が例えば前述した
ノギス等のように作業員が手で持って取扱うものであれ
ば、ケーブル２が邪魔になって、取扱操作性能が低下す
る問題がある。

また、１台の中継器３に一度に接続できる測定器数には
一定の制限があるので、測定器１の台数が増加すると中
継器３の設置台数も増加する必要がある。したがって、
システム全体が大型化し、設備費も上昇する。

なお、一つの項目を測定する度に中継器３のコネクタに
接続される測定器１の種類を変更すれば、中継器３の設
置台数を抑制できるが、コネクタの接続切換作業が面倒
であり、接続ミスや作業能率を考慮するとこの方法は現
実的でない。

本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、各測定器自体にＩＤ情報およ
び無線出力機能を持たせることによって、測定作業能率
を向上できるとともに、ホストシステム側で確実に測定
データを識別して集計できる測定データ集計システムを
提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の測定データ集計ステムにおいては、一つ又は複
数の測定器に、被測定物体の物理量又は化学量を測定な
いし検出する測定器本体と、この測定器本体にて測定さ
れた測定値をデジタル値に変換するＡ／Ｄ変換器と、こ
の測定器を特定するＩＤ情報を設定する１０情報設定手
段と、デジタル値に変換された測定値とＩＤ情報設定手
段にて設定されたＩＤ情報とを測定データ電文に組込ん
で無線出力する送信機とを備えている。また、ホストシ
ステムに、各測定器から無線出力された測定データ電文
を受信する受信機と、この受信機で受信された各測定デ
ータ電文の測定値をＩＤｔｌ！ｔ１１に基づいて集計す
るホストコンピュータとを備えている。

［作用］ このように構成された測定データ集計システムであれは
、予め自己の測定器を測定するＩＤｆｉ！１報をＩＤ情
報設定手段にて各測定器に設定した後、測定器本体で被
測定物の物理ｌを測定すると、測定値はＡ／Ｄ変換器で
デジタル値に変換された後ＩＤ情報とともに測定データ
電文に組込まれて送信機により無線出力される。無線出
力された測定データ電文はホストシステム側の受信機で
受信された後ホストコンピュータへ入力される。ホスト
コンピュータでは、入力された測定データ電文の測定値
をＩＤ情報に基づいて集計する。

［実施例］ 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は実施例の測定データ集計システムの概略構成を
示す図である。この実施例においては工場の製品検査ラ
インに適用した場合について説明する。すなわち、製品
検査ライン１１に沿って第５図で示した被測定物１２が
矢印方向に流れる。

この製品検査ライン１１に沿って複数台の測定台１３が
配設されており、各測定台１３にはそれぞれ一人の作業
員１４が配属されているが、場合によっては測定器で自
動測定が行なわれる場合もある。また、一つの作業台１
３にはそれぞれ一つ又は複数のノギスからなる測定器１
５が配設されている。なお、各測定器１５には測定器１
５を特定するＩＤ（Ｅｌ別）情報としてのＩＤ番号が付
されている。そして、各測定台１３に配属された各作業
員１４は第５図に示された被測定物１２の■から■まで
の１０１１１の測定項目のうち自己に与えられた測定項
目のみを、やはり各測定項目毎に指定された測定器１５
を用いて測定する。

また、図中１６はホストシステムであり、このホストシ
ステム１６は、各測定器１５から無線出力された測定デ
ータ電文を受信する受信機１７と、受信機１７で受信さ
れた測定データ電文が正当なものであるか否かをブザー
１８ａやエラーランプ１８ｂで告知する制御回路１８と
、各測定データ電文の測定値を集計して解析するホスト
コンピュータ１９とで構成されている。

第２図（ａ）（ｂ）は表示部付ノギスからなる測定器１
５を示す正面図および側面図である。この測定器１５は
、本尺２０と表示部付のスライダ２１とからなる測定器
本体としてのノギス本体２２と、スライダ２１の裏面に
取付けられた１チツプマイクロコンピユータおよび送信
機等が組込まれた制御部２３とで構成されている。

そして、ノギス本体２２の本尺２０の目盛り２０ａ部内
には板状のコンデンサが埋設されており、スライダ２１
を移動させることにより、このスライダ２１の内側に取
付けられた電極がコンデンサ上を摺動して、この電極か
ら取出すコンデンサの容量が変化する。このコンデンサ
の容量変化を本尺２ｏのジヨウ２０ｂ又はクチバシ２０
ｃとスライダ２１のジヨウ２１ａ又はクチバシ２１ｂと
の間の距離に換算する機構となっている。そして、換算
された距離、すなわち測定値はスライダ２１の表面に取
付けられた液晶表示素子を使用した表示部２４にデジタ
ル表示される。

さらに、スライダ２１の指かけ部には送信ボタン２５が
取付けられており、スライダ２１の上面には止めネジ２
６が螺合されている。

スライダ２１の裏面に取付けられた制御部２３の側面に
はＩＤ番号を設定するための複数桁のディプスイッチ２
７が取付けられており、制御部２３の裏面には電源スィ
ッチ２８が取付けられている。

第３図は制御部２３およびノギス本体２２の測定部の概
略構成を示すブロック図である。図中３１はノギス本体
２２から入力された測定値に対して各種演算処理を実行
するｃｐｕ　＜中央処理装置）であり、このＣＰＵ３１
にパスライン３２を介して制御プログラム等を記憶する
ＲＯＭ３３゜ＩＤ番号や入力した測定値を一時記憶する
ＲＡＭ３４、入力した測定値およびＩＤ番号が組込まれ
た測定データ電文を無線出力する送信機３５．送信ボタ
ン２５．ディプスイッチ２７．ノギス本体２２から測定
値が入力されるＩ１０インターフェース３６が接続され
ている。

また、ノギス本体２２においては、前述した本尺２０の
目盛り２０ａに埋設されたコンデンサとスライダ２１内
に取付けられた電極とからなる測定値に対応した電圧信
号を出力する電荷センサ３７から出力されるアナログの
直流測定値信号は増幅器３８で増幅され、Ａ／Ｄ変換器
３９でデジタル値に変換されたのち表示部２４に表示さ
れる。

また、Ａ／Ｄ変換器３９でデジタル値に変換された測定
値は接続ケーブル４０を介して制御部２３のＩ１０イン
ターフェース３６へ入力される。

なお、前記増幅器３８はＡ／Ｄ変換器３９にて変換され
た測定値が実際の距離に合致するようにゲイン調整され
るとともに零点調整されている。

この実施例においては、最高６桁の有効数字で測定値が
表示部２４に表示される。

また、制御部２３内にはバッテリ４０が組込まれており
、電源スィッチ２８および電源回路４２を介して各電子
構成部材に駆動電源Ｖｏが供給される。

このような回路構成の測定器１５において、電源スィッ
チ２８を投入して、自己の測定器１５に割付けられたＩ
Ｄ番号をディプスイッチ２７にて設定すると、設定され
たＩＤ番号はＲＡＭ３４内に格納される。なお、このＩ
Ｄ番号はディプスイッチ２７の設定状態を変更しない限
り同−ＩＤ番号を維持する。

ＩＤ番号の設定操作が終了した状態で、作業員１４が測
定台１３上で被測定部１２の一つの測定項目をその測定
項目に与えられたＩＤ番号を有する測定器１５を用いて
測定する。この場合、ノギス本体２２のジヨウ２０ｂ、
２１ａに被測定物１２を挿入して、スライダ２１を移動
させると、表示部２４に表示されたデジタル値に変換さ
れた測定値も変化する。そして、ジヨウ２０ｂ。

２１ａ間に被測定物１２が正しく挟まれた状態で、スラ
イダ２１の指かけ部に取付けられた送信ボタン２５を押
すと、制御部２３のＣＰｔＪ３１は、Ｉ１０インターフ
ェース３６へ入力しているデジタル測定値を正しい測定
値として読取り、一旦ＲＡＭ３４へ格納する。そして、
この測定値とＩＤ番号とを第４図に示す測定データ電文
４３に編集する。

この測定データ電文４３は、図示するように、先頭に測
定器１５から送信される測定データであることを示す予
め定められた規定コードからなるヘッダー４４．前記２
桁のＩＤ番号４５．少数点を含めて７桁の測定データ（
測定［）４６．データ伝送時の誤りをチェックするため
のパリティコード４７．この測定データ電文が終了した
ことを示すＣ／Ｒ（キャリッジ・リターン）コード４８
゜ＬＦ（ライン・フィード）コード４９とからなる。

ＣＰＵ３１は測定データ電文４３の！巣が終了すると、
この測定データ電文４３を送信８！３５へ出力する。送
信機３５は入力したデジタルの測定データ電文４３を周
波数変調して無線出力する。

この場合、作業員１４自身もそのままアンテナの機能を
果たす。

第１図のホストシステム１６の受信癲１７はアンテナ１
７ａを介して周波数変調された測定データ電文４３を受
信すると、この測定データ電文４３を元のデジタルの測
定データ電文４３に復調して、制御回路１８を介してホ
ストコンピュータ１９へ送出する。

ホストコンピュータ１９は入力した測定データ電文４３
のパリティコードをチェックして伝送エラーの有無を調
べる。そして、伝送エラーが発生していれば、制（社）
回路１８を介してブザー１８ａをｐ１動させるとともに
エラーランプ１８ｂを点灯させる。作業員１４はブザー
１８ａの音やエラーランプ１８ｂの点灯を確認すると、
再度同一項目を測定すればよい。

さらに、ホストコンピュータ１９には各作業台１３にお
ける測定項目と測定順序および各測定に使用される測定
器１５のＩＤ番号、さらに、大まかな許容測定値がプロ
グラム設定されている。したがって、作業員１４が被測
定物１２の誤った項目を測定したり、誤った順序で測定
したり、さらに誤った測定器１５で測定した場合も、測
定エラーと判断して、ブザー１８ａ、エラーランプ１８
ｂで警告を発する。

そして、ホストコンピュータ１９は、入力された測定デ
ータ電文４３の測定データが正しいと判断すると、次々
送信されて来る各被測定物１２の■〜■の各測定項目の
測定データを集計する。そして、集計結果に基づいて各
被測定物の製品としての合否を判断するとともに全体の
品質レベルや歩留り等のデータを演算する。

このように構成された測定データ集計システムであれば
、各測定器１５とホストシステム１６との間の測定デー
タの伝送は無線通信を用いて実行されるので、各測定器
１５とホストシステム１６とをケーブルで接続する必要
はなく、測定器１５の取扱が容易になり、その結果、作
業員の測定作業能率を大幅に向上できる。ざらに、中継
器やケーブルを除去できるので、システム全体を小型に
構成できる。

また、各測定器１５に設定するＩＤ番号は容易に２桁程
度が実現できるので、第６図に示した従来システムに比
較して、容易に測定器１５の設置台数を増加することが
可能である。また、必要に応じて、ＩＤ番号を簡単に変
更できるので、被測定物１２の種類が変更になったり、
測定項目が変更になった場合は、ホストコンピュータ１
９のプログラム変更に合せて各測定器１５のＩＤ番号を
変更するのみで、簡単にシステムの組替えが可能である
。すなわち、被測定物１２の種類変更に迅速に対応でき
る。

また、個々の測定データには必ずＩＤ番号が付いている
ので、ホストコンピュータ１９が間違った測定データを
取込むことはない。すなわち、従来システム等のように
中継器のコネクタ接続ミス等のように誤ったデータがそ
のまま入力することはない。したがって、測定データの
信頼性をより向上できる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、各測定器自体に１
０情報および無線出力機能を持たせている。したがって
、各測定器とホストシステムとを接続するケーブルや中
継器を除去でき、測定作業能率を向上できるとともに、
ＩＤ情報によりホストシステム側で確実に測定データを
識別して集計でき、測定データの信頼性を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる測定データ集計シス
テムを示す概略構成図、第２図（ａ）および同図（ｂ）
はそれぞれ実施例の測定器の外観を示す正面因および側
面図、第３図は実施例の測定器の概略構成を示すブロッ
ク図、第４図は実施例の測定器からホストシステムへ送
信する測定データ電文を示す図、第５図は被測定物を示
す斜視図、第６図は従来のシステムを示すブロック図で
ある。 １１・・・製品検査ライン、１２・・・被測定物、１３
・・・測定台、１４・・・作業員、１５・・・測定器、
１６・・・ホストシステム、１７・・・受信機、１９・
・・ホストコンピュータ、２０・・・本尺、２１・・・
スライダ、２２・・・ノギス本体、２３・・・制御部、
２４・・・表示部、２５・・・送信ボタン、２７・・・
ディプスイッチ、２８・・・電源スィッチ、３１・・・
ＣＰＵ、３３・・・ＲＯＭ。 ３４・・・ＲＡＭ、３５・・・送信機、３６・・・Ｉ１
０インターフェース、３７・・・電荷センサ、３８・・
・増幅器、３９・・・Ａ／Ｄ変換器、４１・・・バッテ
リ、４３・・・測定データ電文、４５・・・１０番号、
４６・・・測定データ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 単数又は複数の測定器にて測定された被測定物の各測定
   値を１台のホストシステムに集計する測定データ集計シ
   ステムにおいて、前記各測定器は、被測定物体の物理量
   や化学量を測定ないし検出する測定器本体と、この測定
   器本体にて測定された測定器をデジタル値に変換するＡ
   ／Ｄ変換器と、この測定器を特定するＩＤ情報を測定す
   るＩＤ情報設定手段と、前記デジタル値に変換された測
   定値とＩＤ情報設定手段にて測定されたＩＤ情報とを測
   定データ電文に組込んで無線出力する送信機とを備え、
   前記ホストシステムは、各測定器から無線出力された測
   定データ電文を受信する受信機と、この受信機で受信さ
   れた各測定データ電文の測定値をＩＤ情報に基づいて集
   計するホストコンピュータとを備えたことを特徴とする
   測定データ集計システム。