JP2548996B2 - 油圧機器監視記録装置 - Google Patents
油圧機器監視記録装置Info
- Publication number
- JP2548996B2 JP2548996B2 JP2105045A JP10504590A JP2548996B2 JP 2548996 B2 JP2548996 B2 JP 2548996B2 JP 2105045 A JP2105045 A JP 2105045A JP 10504590 A JP10504590 A JP 10504590A JP 2548996 B2 JP2548996 B2 JP 2548996B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measurement
- detector
- hydraulic equipment
- hydraulic
- power plant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Recording Measured Values (AREA)
- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
Description
[産業上の利用分野] この発明は、測定の分野に属するもので、さらに詳細
には水力発電所に装置された油圧機器の各種測定と記録
装置に関する。 [発明の背景および従来の技術] 従来、水力発電所の油圧機器の監視体制は、巡視員が
各機器の測定器のそばにいって、点検測定し記録する方
法で行なわれている。ただし水力発電所ごとに構造の異
なる油圧機器が設置されているので、当該機器の取り扱
いに精通した巡視員を派遣しなければならない実情があ
る。 また、従来の発電所の圧油槽には油面計はついている
が、圧油槽油面検出器は設置されていない。 [解決しようとする問題点] しかしながら、前記従来の測定方法や装置には、次の
ような問題点があった。 油圧機器に個別に測定検出器を取り付け、それを測定
するので、巡視点検のために巡視員の確保や、機器に応
じた教育などを必要性があった。 測定者の測定観察の仕方により、測定値に個人差が生
じていた。 たとえば、モーター電流の測定において、ラッシュカ
レントを計測したり、機器のローディング前後に計測し
たりするからである。 そのため巡視員による測定には、精度に若干の問題が
あった。 各発電所毎の構造の異なる油圧機器に関する各種測定
を行ない記録するときは、それぞれの油圧機器特有の特
性があるので、同一装置で対応できなかった。 アンロードタイムが非常に長い(1時間位)発電所が
あり、その長い時間中、油圧装置から離れることができ
ない。 つまり、アンロード時とオンロード時の各測定値があ
って適正な検出ができるので、このワンサイクルの間は
離れることができない。 このような事情により、発電所の油圧機器監視におい
て、誰もが容易にかつ正確に測定記録ができる装置が課
題であった。 [目 的] 本発明は、上記のような問題点を解決したものであっ
て、水力発電所の油圧機器の測定において、装置自体に
は何等手を加えることなく、各発電所毎の構造の異なる
油圧機器に同一装置で対応し、測定が容易で省力化で
き、自動的に行なえかつ正確な測定値の検出と記録を行
なう油圧機器監視記録装置を提供することを目的とす
る。
には水力発電所に装置された油圧機器の各種測定と記録
装置に関する。 [発明の背景および従来の技術] 従来、水力発電所の油圧機器の監視体制は、巡視員が
各機器の測定器のそばにいって、点検測定し記録する方
法で行なわれている。ただし水力発電所ごとに構造の異
なる油圧機器が設置されているので、当該機器の取り扱
いに精通した巡視員を派遣しなければならない実情があ
る。 また、従来の発電所の圧油槽には油面計はついている
が、圧油槽油面検出器は設置されていない。 [解決しようとする問題点] しかしながら、前記従来の測定方法や装置には、次の
ような問題点があった。 油圧機器に個別に測定検出器を取り付け、それを測定
するので、巡視点検のために巡視員の確保や、機器に応
じた教育などを必要性があった。 測定者の測定観察の仕方により、測定値に個人差が生
じていた。 たとえば、モーター電流の測定において、ラッシュカ
レントを計測したり、機器のローディング前後に計測し
たりするからである。 そのため巡視員による測定には、精度に若干の問題が
あった。 各発電所毎の構造の異なる油圧機器に関する各種測定
を行ない記録するときは、それぞれの油圧機器特有の特
性があるので、同一装置で対応できなかった。 アンロードタイムが非常に長い(1時間位)発電所が
あり、その長い時間中、油圧装置から離れることができ
ない。 つまり、アンロード時とオンロード時の各測定値があ
って適正な検出ができるので、このワンサイクルの間は
離れることができない。 このような事情により、発電所の油圧機器監視におい
て、誰もが容易にかつ正確に測定記録ができる装置が課
題であった。 [目 的] 本発明は、上記のような問題点を解決したものであっ
て、水力発電所の油圧機器の測定において、装置自体に
は何等手を加えることなく、各発電所毎の構造の異なる
油圧機器に同一装置で対応し、測定が容易で省力化で
き、自動的に行なえかつ正確な測定値の検出と記録を行
なう油圧機器監視記録装置を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、水力発電所側に油圧機器の各種測定を行な
う検出器と接続した検出器調整ユニットを設置し、携帯
型の油圧機器監視集録装置をその現場に持参し、前記検
出器調整ユニットに前記携帯型の油圧機器監視集録装置
を接続コードで随時接続して発電所油圧機器の各種測定
を一括して行ない、次いで自動的に検出側の記録を行な
い監視することを特徴とする油圧機器監視記録装置であ
る。 油圧機器監視記録装置は、小型で携帯型ケースに収め
られているので、持ち運びが容易であり、各水力発電所
に持参して予め設置された検出器調整ユニットに接続コ
ードで連結するだけで測定できる。 巡回し接続するだけの作業である。 検出器調整ユニットは、新規な圧油槽油面検出器、集
油槽油面検出器、油圧検出器、モーター電流検出器等の
検出器及びこれらに接続した検出信号調整アンプと信号
出力コネクタを設けた制御盤からなる発電所側に備え付
けの装置である。 とくに、圧油槽油面検出器は、本発明において新規に
開発し設けたものである。 油圧機器監視集録装置は、携帯ケースに収納され、信
号入力コネクタを設け、A/D変換ボード、設定データー
カードによって測定月日等のデーターをインプットする
プリセットデーター基板、CPU基板からなるマイクロコ
ンピューター及び前記データカード挿入口及びプリンタ
ーを備えて、測定指示により各測定を実行し検出値をプ
リントする装置である。 [実 施 例] ここで本発明に係る油圧機器監視記録装置の一実施例
を図面に基づいて具体的に説明する。 ◇構 成◇ 第1図ブロック図に示すように、この実施例は、水力
発電所側に設置した検出器調整ユニット1と携帯型の油
圧機器監集記録装置2とで構成される。 水力発電所側に油圧機器の各種測定を行なう検出器と
接続した検出器調整ユニット1を設置し、携帯型の油圧
機器監集記録装置2をその現場に持参し、前記検出器調
整ユニット1に前記携帯型の油圧機器監視集録装置2を
接続コード3で随時接続して発電所油圧機器の各種測定
を一括して行ない、次いで自動的に検出値の記録を行な
い監視することを特徴とする油圧機器監視記録装置であ
る。 検出器調整ユニット1は、第2図の回路図及び第3図
のように圧油槽油面検出器4(4〜20mA:0.1mmm位の精
度)、集油槽油面検出器5、圧油槽油圧検出器6、圧油
ポンプのモーター電流検出器7等の検出器と、レベルプ
リセッタ8及びこれらに接続した検出信号調整アンプ9
と信号出力コネクタ10を設けた制御盤(ボックス)11か
らなる水力発電所に備え付けの装置である。 図中12は電源表示ランプ、13はCT切替えスイッチであ
る。 検出器調整ユニット1は、従来通りの測定もできるも
のであり、前記携帯型の油圧機器監視集録装置2を接続
しない場合でも、必要に応じ個々の検出器で測定が可能
である。 油圧機器監視集録装置2は、携帯型で取手を有する蓋
付きのトランクのような携帯ケース21に装置本体および
付属品一式を収納したものである。 油圧機器監視集録装置2は、信号入力コネクタ22を設
け、A/D変換ボード23、データカード挿入口24から差し
込まれる設定データーカード25によって発電所名・測定
月日等のデーターをインプットするプリセットデータ基
板26、タイマー2を接続したCPU基板28からなるマイク
ロコンピューター29及びプリンターインターフェイスを
通じたプリンター30を備えた、測定指示により各項目の
測定を実行し検出値をプリントアウトする装置である。 プリセットデーターカード25には、各測定項目の補正
値(各検出器の測定範囲の下限を±設定する。)、係数
(測定範囲の絶対値mm/8000=倍率:8000はCPUで測定範
囲の絶対値が8000分割されているということ)、電流ヒ
ステリス設定(オンロード電流Aとアンロード電流Aの
略中間に設定)、発電所各をNo.、月日をセットする、 油圧機器監視集録装置2には、電源接続端子31、電源
のON・OFFランプ32、FUSE33ランプを設け、また測定を
行なう指示釦としてCPU28により全メモリーをクリアー
する測定準備押釦スイッチ34および前記タイマー27に接
続した測定開始押釦スイッチ35を設けている。 これらの押釦スイッチに対応して、LEDによる準備完
了ランプ36、測定中表示ランプ37、測定完了ランプ38を
設けている。 測定値は、プリンターインターフェイスを通じプリン
ター30でプリントアウトされる。 プリントは測定後自動的にされるが、その後のプリン
トアウトの指示は、プリンター釦39で行なう。 40は、紙送り釦40である。 WDTランプ41は、コンピューターが自己チェック機能で
自己にNGがある場合に点灯状態となる。 ◇作 用・測定方法◇ 検出器調整ユニット1が設置された水力発電所の所定
現場に油圧機器監視集録装置2持参して、接続コード3
で前記検出器調整ユニット1に接続する。 電源ケーブルを電源に差し込む。 プリセットカード25により、その発電所の油圧機器およ
び月日等に関するデータをプリセットする。 検出器調整ユニット1に電源を投入する。 油圧機器監視集録装置2に電源を投入する。 すると、油圧機器監視集録装置2のマイクロコンピュ
ータは自己ハードウエァチェックを開始する。 CPU自身の処理能力のCPUチェック、プログラムの内容
の変化等のROMチェック、メモリーのRAMチェック、演算
能力のAPUチェックをする。 コンピューターは、プリセットカード25の挿入の有無
および日付等のSETチェックをする。 以上のチェックをして、不良の場合は第4図の右上の
ように自己チェックの各項目についてOK・NGをプリント
(プリセットデータカード未挿入時のプリント図)す
る。 なおこのチェックでNGの場合は、WDTランプ41(Watch
ing Dog Timerはコンピューターシステムの異常を検出
するために設定されたタイマー:正常な状態ではWDTの
ランプは常に点滅するが、障害状態では点灯若しくは消
灯状態になる)が点滅から点灯状態になり、準備完了LE
Dランプ36を点灯する。 測定準備押釦スイッチ34を押さなくとも、準備完了ラ
ンプ36が点灯する。 総てOKの場合は、用紙を1行送る。 プリセットデータカード25がないような場合等測定準
備を催促するときは、測定準備押釦スイッチ34を押す
と、全メモリーはクリヤーされ、準備完了ランプ36が点
灯する。 ついで、測定開始押釦スイッチ35を押すと測定中ラン
プ37が点灯して、アンロードタイムの測定と今回のオン
ロードタイムの測定をし、順次測定項目(油圧・圧油槽
油面・集油槽油面・モーター電流)ごとに応じた測定タ
イミングで第5図のように測定する。 測定開始は、オンロードの終了点からはじめアンロー
ド⇒オンロード⇒オンロード終了後1分で測定終了とな
る。 測定サンプリングタイムは、測定開始から測定完了ま
での間1秒間隔でデーターを取込み処理する。 この間測定中表示ランプ37が点灯する。 各項目の測定タイミング(第5図)は次のように設定
している。 アンロードタイムの測定 前回のローディング終了から今回のローディング開始
までの時間を測定する。 オンロードタイムの測定 今回のローディング開始から終了までの時間を測定す
る。 油圧の測定 H:ローディング終了後5秒間のデーターから算出する。 L:ローディング開始前5秒間のデーターから算出する。 圧油槽油面 H:ローディング終了後60秒間のデーターのうち連続して
高い5秒間のデーターから算出する。 L:ローディング開始前5秒間のデーターから算出する。 集油槽油面 H:ローディング開始前5秒間のデーターから算出する。 L:ローディング終了後60秒間のデーターのうち連続して
低い5秒間のデーターから算出する。 モーター電流 UN:ローディング開始前5秒間のデーターから算出す
る。 ON:ローディング開始後1秒経過時からローディング終
了まてのデーターから算出する。(ラッシュカレントを
測らないため) 各項目の測定が終わると測定完了ランプ38が点灯す
る。 測定完了と同時にプリントアウトが自動的に行なわれ
る。それと同時に測定データーがRAMにメモリーされ、
プリンターの釦39を押せばその測定結果を何枚でもプリ
ントアウトする。 測定準備押釦スイッチ34を押すとメモリーがクリアー
されプリンターの釦39を押してもプリントアウトされな
い。 このように点検巡視員は、油圧機器監視集録装置2を
持参して、検出器調整ユニット1に接続コード3で接続
し、測定指示するだけできわめて短時間に正確に各種測
定と記録をすることができる。 別の水力発電所に出向くときも、プリセットデータを
変更するだけで、全く同じ作業で測定記録ができる。 以上図示の実施例について説明したが、この実施例は
あくまで一例であって、本発明の思想はこれに限定され
るものではない。 公知の技術水準に基づく設計の変更やデザイン変更や
細部についての変更が可能であり、他の分野への応用や
他の技術の附加も本発明に含まれる。
う検出器と接続した検出器調整ユニットを設置し、携帯
型の油圧機器監視集録装置をその現場に持参し、前記検
出器調整ユニットに前記携帯型の油圧機器監視集録装置
を接続コードで随時接続して発電所油圧機器の各種測定
を一括して行ない、次いで自動的に検出側の記録を行な
い監視することを特徴とする油圧機器監視記録装置であ
る。 油圧機器監視記録装置は、小型で携帯型ケースに収め
られているので、持ち運びが容易であり、各水力発電所
に持参して予め設置された検出器調整ユニットに接続コ
ードで連結するだけで測定できる。 巡回し接続するだけの作業である。 検出器調整ユニットは、新規な圧油槽油面検出器、集
油槽油面検出器、油圧検出器、モーター電流検出器等の
検出器及びこれらに接続した検出信号調整アンプと信号
出力コネクタを設けた制御盤からなる発電所側に備え付
けの装置である。 とくに、圧油槽油面検出器は、本発明において新規に
開発し設けたものである。 油圧機器監視集録装置は、携帯ケースに収納され、信
号入力コネクタを設け、A/D変換ボード、設定データー
カードによって測定月日等のデーターをインプットする
プリセットデーター基板、CPU基板からなるマイクロコ
ンピューター及び前記データカード挿入口及びプリンタ
ーを備えて、測定指示により各測定を実行し検出値をプ
リントする装置である。 [実 施 例] ここで本発明に係る油圧機器監視記録装置の一実施例
を図面に基づいて具体的に説明する。 ◇構 成◇ 第1図ブロック図に示すように、この実施例は、水力
発電所側に設置した検出器調整ユニット1と携帯型の油
圧機器監集記録装置2とで構成される。 水力発電所側に油圧機器の各種測定を行なう検出器と
接続した検出器調整ユニット1を設置し、携帯型の油圧
機器監集記録装置2をその現場に持参し、前記検出器調
整ユニット1に前記携帯型の油圧機器監視集録装置2を
接続コード3で随時接続して発電所油圧機器の各種測定
を一括して行ない、次いで自動的に検出値の記録を行な
い監視することを特徴とする油圧機器監視記録装置であ
る。 検出器調整ユニット1は、第2図の回路図及び第3図
のように圧油槽油面検出器4(4〜20mA:0.1mmm位の精
度)、集油槽油面検出器5、圧油槽油圧検出器6、圧油
ポンプのモーター電流検出器7等の検出器と、レベルプ
リセッタ8及びこれらに接続した検出信号調整アンプ9
と信号出力コネクタ10を設けた制御盤(ボックス)11か
らなる水力発電所に備え付けの装置である。 図中12は電源表示ランプ、13はCT切替えスイッチであ
る。 検出器調整ユニット1は、従来通りの測定もできるも
のであり、前記携帯型の油圧機器監視集録装置2を接続
しない場合でも、必要に応じ個々の検出器で測定が可能
である。 油圧機器監視集録装置2は、携帯型で取手を有する蓋
付きのトランクのような携帯ケース21に装置本体および
付属品一式を収納したものである。 油圧機器監視集録装置2は、信号入力コネクタ22を設
け、A/D変換ボード23、データカード挿入口24から差し
込まれる設定データーカード25によって発電所名・測定
月日等のデーターをインプットするプリセットデータ基
板26、タイマー2を接続したCPU基板28からなるマイク
ロコンピューター29及びプリンターインターフェイスを
通じたプリンター30を備えた、測定指示により各項目の
測定を実行し検出値をプリントアウトする装置である。 プリセットデーターカード25には、各測定項目の補正
値(各検出器の測定範囲の下限を±設定する。)、係数
(測定範囲の絶対値mm/8000=倍率:8000はCPUで測定範
囲の絶対値が8000分割されているということ)、電流ヒ
ステリス設定(オンロード電流Aとアンロード電流Aの
略中間に設定)、発電所各をNo.、月日をセットする、 油圧機器監視集録装置2には、電源接続端子31、電源
のON・OFFランプ32、FUSE33ランプを設け、また測定を
行なう指示釦としてCPU28により全メモリーをクリアー
する測定準備押釦スイッチ34および前記タイマー27に接
続した測定開始押釦スイッチ35を設けている。 これらの押釦スイッチに対応して、LEDによる準備完
了ランプ36、測定中表示ランプ37、測定完了ランプ38を
設けている。 測定値は、プリンターインターフェイスを通じプリン
ター30でプリントアウトされる。 プリントは測定後自動的にされるが、その後のプリン
トアウトの指示は、プリンター釦39で行なう。 40は、紙送り釦40である。 WDTランプ41は、コンピューターが自己チェック機能で
自己にNGがある場合に点灯状態となる。 ◇作 用・測定方法◇ 検出器調整ユニット1が設置された水力発電所の所定
現場に油圧機器監視集録装置2持参して、接続コード3
で前記検出器調整ユニット1に接続する。 電源ケーブルを電源に差し込む。 プリセットカード25により、その発電所の油圧機器およ
び月日等に関するデータをプリセットする。 検出器調整ユニット1に電源を投入する。 油圧機器監視集録装置2に電源を投入する。 すると、油圧機器監視集録装置2のマイクロコンピュ
ータは自己ハードウエァチェックを開始する。 CPU自身の処理能力のCPUチェック、プログラムの内容
の変化等のROMチェック、メモリーのRAMチェック、演算
能力のAPUチェックをする。 コンピューターは、プリセットカード25の挿入の有無
および日付等のSETチェックをする。 以上のチェックをして、不良の場合は第4図の右上の
ように自己チェックの各項目についてOK・NGをプリント
(プリセットデータカード未挿入時のプリント図)す
る。 なおこのチェックでNGの場合は、WDTランプ41(Watch
ing Dog Timerはコンピューターシステムの異常を検出
するために設定されたタイマー:正常な状態ではWDTの
ランプは常に点滅するが、障害状態では点灯若しくは消
灯状態になる)が点滅から点灯状態になり、準備完了LE
Dランプ36を点灯する。 測定準備押釦スイッチ34を押さなくとも、準備完了ラ
ンプ36が点灯する。 総てOKの場合は、用紙を1行送る。 プリセットデータカード25がないような場合等測定準
備を催促するときは、測定準備押釦スイッチ34を押す
と、全メモリーはクリヤーされ、準備完了ランプ36が点
灯する。 ついで、測定開始押釦スイッチ35を押すと測定中ラン
プ37が点灯して、アンロードタイムの測定と今回のオン
ロードタイムの測定をし、順次測定項目(油圧・圧油槽
油面・集油槽油面・モーター電流)ごとに応じた測定タ
イミングで第5図のように測定する。 測定開始は、オンロードの終了点からはじめアンロー
ド⇒オンロード⇒オンロード終了後1分で測定終了とな
る。 測定サンプリングタイムは、測定開始から測定完了ま
での間1秒間隔でデーターを取込み処理する。 この間測定中表示ランプ37が点灯する。 各項目の測定タイミング(第5図)は次のように設定
している。 アンロードタイムの測定 前回のローディング終了から今回のローディング開始
までの時間を測定する。 オンロードタイムの測定 今回のローディング開始から終了までの時間を測定す
る。 油圧の測定 H:ローディング終了後5秒間のデーターから算出する。 L:ローディング開始前5秒間のデーターから算出する。 圧油槽油面 H:ローディング終了後60秒間のデーターのうち連続して
高い5秒間のデーターから算出する。 L:ローディング開始前5秒間のデーターから算出する。 集油槽油面 H:ローディング開始前5秒間のデーターから算出する。 L:ローディング終了後60秒間のデーターのうち連続して
低い5秒間のデーターから算出する。 モーター電流 UN:ローディング開始前5秒間のデーターから算出す
る。 ON:ローディング開始後1秒経過時からローディング終
了まてのデーターから算出する。(ラッシュカレントを
測らないため) 各項目の測定が終わると測定完了ランプ38が点灯す
る。 測定完了と同時にプリントアウトが自動的に行なわれ
る。それと同時に測定データーがRAMにメモリーされ、
プリンターの釦39を押せばその測定結果を何枚でもプリ
ントアウトする。 測定準備押釦スイッチ34を押すとメモリーがクリアー
されプリンターの釦39を押してもプリントアウトされな
い。 このように点検巡視員は、油圧機器監視集録装置2を
持参して、検出器調整ユニット1に接続コード3で接続
し、測定指示するだけできわめて短時間に正確に各種測
定と記録をすることができる。 別の水力発電所に出向くときも、プリセットデータを
変更するだけで、全く同じ作業で測定記録ができる。 以上図示の実施例について説明したが、この実施例は
あくまで一例であって、本発明の思想はこれに限定され
るものではない。 公知の技術水準に基づく設計の変更やデザイン変更や
細部についての変更が可能であり、他の分野への応用や
他の技術の附加も本発明に含まれる。
本発明に係る油圧機器監視記録装置は、前記構成およ
び作用であり、次のような特有の技術的効果がある。 油圧機器の測定検出器を集中管理できるので巡視点検
の効率化・省力化が達成できる。 経済的・現場的要請にかなう。 測定者の測定観察の仕方により、測定値に個人差が生
じることがなく、統計的管理も正確かつ容易である。 測定のタイミングを画一化できるので、精度が高い。 各発電所毎の構造の異なる油圧機器に関する各種測定
を行ない記録するときは、それぞれの油圧機器特有の特
性があるが、データプリセットができるので同一装置で
対応できる。 製造コストも低廉にできる。 油圧機器監視集録装置は、トランクケースに一体的に
収納されて持ち運び自在な大きさであるので作業性も良
い。 測定中に圧油装置から離れても問題はなく、他の機器
の点検および作業も並行して行なうことができる。 以上のように、本発明は、水力発電所の油圧機器監視
において、誰もが容易にかつ正確に測定記録ができ、現
実的に有用性のある優れた発明というべきである。
び作用であり、次のような特有の技術的効果がある。 油圧機器の測定検出器を集中管理できるので巡視点検
の効率化・省力化が達成できる。 経済的・現場的要請にかなう。 測定者の測定観察の仕方により、測定値に個人差が生
じることがなく、統計的管理も正確かつ容易である。 測定のタイミングを画一化できるので、精度が高い。 各発電所毎の構造の異なる油圧機器に関する各種測定
を行ない記録するときは、それぞれの油圧機器特有の特
性があるが、データプリセットができるので同一装置で
対応できる。 製造コストも低廉にできる。 油圧機器監視集録装置は、トランクケースに一体的に
収納されて持ち運び自在な大きさであるので作業性も良
い。 測定中に圧油装置から離れても問題はなく、他の機器
の点検および作業も並行して行なうことができる。 以上のように、本発明は、水力発電所の油圧機器監視
において、誰もが容易にかつ正確に測定記録ができ、現
実的に有用性のある優れた発明というべきである。
図面は、本発明に係る油圧機器監視記録装置の一実施例
を示すものであり、 第1図(主要図)は、全体ブロック図 第2図は検出器調整ユニットの回路図 第3図は検出器調整ユニットの正面図 第4図は油圧機器監視集録装置の斜視図 第5図は測定項目と測定タイミングチャートを示す表で
ある。 符号の簡単な説明 1……検出器調整ユニット 2……油圧機器監視集録装置 3……接続コード 4……圧油槽油面検出器 5……集油槽油面検出器 6……圧油槽油圧検出器 7……モーター電流検出器 8……レベルプリセッタ 9……検出信号調整アンプ 10……信号出力コネクタ 21……ケース 22……信号入力コネクタ 23……A/D変換ボード 25……プリセットデータカード 29……マイクロコンピューター 30……プリンター 34……測定準備押釦スイッチ 35……測定開始押釦スイッチ 36……準備完了ランプ 37……測定中表示ランプ 38……測定完了ランプ 39……プリンター釦
を示すものであり、 第1図(主要図)は、全体ブロック図 第2図は検出器調整ユニットの回路図 第3図は検出器調整ユニットの正面図 第4図は油圧機器監視集録装置の斜視図 第5図は測定項目と測定タイミングチャートを示す表で
ある。 符号の簡単な説明 1……検出器調整ユニット 2……油圧機器監視集録装置 3……接続コード 4……圧油槽油面検出器 5……集油槽油面検出器 6……圧油槽油圧検出器 7……モーター電流検出器 8……レベルプリセッタ 9……検出信号調整アンプ 10……信号出力コネクタ 21……ケース 22……信号入力コネクタ 23……A/D変換ボード 25……プリセットデータカード 29……マイクロコンピューター 30……プリンター 34……測定準備押釦スイッチ 35……測定開始押釦スイッチ 36……準備完了ランプ 37……測定中表示ランプ 38……測定完了ランプ 39……プリンター釦
Claims (1)
- 【請求項1】水力発電所側に次の検出器調整ユニット
(A)を設置しておいて、この検出器調整ユニット
(A)に次の携帯型の油圧機器監視集録装置(B)を接
続コードで随時接続して発電所油圧機器の各種測定及び
検出値の記録を行ない監視することを特徴とする水力発
電所用の油圧機器監視記録装置。 (A)検出器調整ユニットは、発電所の各種油圧機器の
圧油槽油面検出器、集油槽油面検出器、油圧検出器、モ
ーター電流検出器等の検出器及びこれらに接続した検出
信号調整アンプと信号出力コネクタを設けた制御盤から
なり、測定時は油圧機器をアンロードとオンロードして
一定測定タイミングで測定するとともに各検出器が夫々
測定表示をするとともに検出信号を出力する備え付けの
装置。 (B)油圧機器監視集録装置は、携帯ケースに収納さ
れ、信号入力コネクタを設け、A/D変換ボード、変更可
能な設定データーカードによって測定項目の補正値や発
電所名や測定月日等のデータをインプットするプリセッ
トデーター基板、CPU基板からなるマイクロコンピュー
ター及び前記データカード挿入口及びプリンターを備え
て、前記検出器調整ユニットへの測定指示により各測定
を実行し検出値をプリントする装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2105045A JP2548996B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 油圧機器監視記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2105045A JP2548996B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 油圧機器監視記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH042920A JPH042920A (ja) | 1992-01-07 |
JP2548996B2 true JP2548996B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=14397033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2105045A Expired - Fee Related JP2548996B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 油圧機器監視記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548996B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527089A (ja) * | 1991-07-22 | 1993-02-05 | Hitachi Ltd | 原子炉建屋に対する非常用ガス処理装置 |
US8269931B2 (en) | 2009-09-14 | 2012-09-18 | The Aerospace Corporation | Systems and methods for preparing films using sequential ion implantation, and films formed using same |
US8946864B2 (en) | 2011-03-16 | 2015-02-03 | The Aerospace Corporation | Systems and methods for preparing films comprising metal using sequential ion implantation, and films formed using same |
JP5364754B2 (ja) | 2011-04-06 | 2013-12-11 | 三菱重工業株式会社 | 電線挿入作業補助治具 |
US9324579B2 (en) | 2013-03-14 | 2016-04-26 | The Aerospace Corporation | Metal structures and methods of using same for transporting or gettering materials disposed within semiconductor substrates |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0721422B2 (ja) * | 1985-11-25 | 1995-03-08 | 古河電気工業株式会社 | 測定記録装置 |
JPH0720570Y2 (ja) * | 1988-05-18 | 1995-05-15 | 株式会社島津製作所 | 記録計 |
-
1990
- 1990-04-20 JP JP2105045A patent/JP2548996B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH042920A (ja) | 1992-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN211402669U (zh) | 一种低压配电网漏电流监测装置 | |
CN107655626A (zh) | 一种压力传感器的自动化标定与测试设备及其测试方法 | |
JP2548996B2 (ja) | 油圧機器監視記録装置 | |
CN105372620A (zh) | 一种电力计量检测仪 | |
CN115086801A (zh) | 基于携带式计算终端的穿戴式配网智能巡检系统及方法 | |
CN115061060A (zh) | 卡件检测方法、系统、计算机程序产品及可读存储介质 | |
KR910000817B1 (ko) | 측정데이터 집계 시스템 | |
CN108199741A (zh) | 一种铁道信号设备检测交互手持终端 | |
DE19822571A1 (de) | Anordnung zum Überwachen der Betriebsdaten von elektrischen Batterien | |
CN203520072U (zh) | 一种信号转换器总成检测设备 | |
CN107221365A (zh) | 一种商用压水堆物理试验系统 | |
CN2938253Y (zh) | 基于英特网的远程电网参数监测仪 | |
RU102393U1 (ru) | Контрольно-проверочный комплекс | |
CN216249542U (zh) | 一种空调红外线遥控器的智能测试设备 | |
CN212780997U (zh) | 接地电阻测试仪 | |
CN210222146U (zh) | 故障指示器机壳检验工装 | |
CN213874696U (zh) | 一种核电站精确的阀门测温装置 | |
JP7462407B2 (ja) | 感度試験器、感度試験方法及び煙感知器 | |
CN104198819A (zh) | 一种导体电阻及其电阻率测量装置 | |
CN219496605U (zh) | 可追溯的电池包检测设备 | |
CN219201748U (zh) | 一种启动电流测试工装 | |
CN218213189U (zh) | 一种方便进行电池寿命测量的电能表电路 | |
CN220933512U (zh) | 数据收集设备、危险废物数据收集系统、危险废物存储间 | |
CN112830309B (zh) | 一种卷验机半自动数据采集记录系统 | |
CN208432285U (zh) | 传感器自动测试装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |