JPS6318010B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6318010B2 JPS6318010B2 JP54104996A JP10499679A JPS6318010B2 JP S6318010 B2 JPS6318010 B2 JP S6318010B2 JP 54104996 A JP54104996 A JP 54104996A JP 10499679 A JP10499679 A JP 10499679A JP S6318010 B2 JPS6318010 B2 JP S6318010B2
- Authority
- JP
- Japan
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- metal foil
- engine
- engine cover
- present
- sound absorption
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- Expired
Links
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、乗用車、トラツク等の自動車エンジ
ンから発生する熱および音の断熱吸音用としてエ
ンジン室内に用いて有効な自動車用エンジンカバ
ーに関する。
ンから発生する熱および音の断熱吸音用としてエ
ンジン室内に用いて有効な自動車用エンジンカバ
ーに関する。
従来自動車特にキヤブオーバー型の自動車にお
いてはエンジンから発生する熱および音の防止対
策として熱反射性を有する金属箔又はガラスクロ
スなどで裏打ち補強した金属箔を貼り合わせエン
ジン収納室内に装着できるように室内の形状に合
わせて成形された嵩高性マツトからなるエンジン
カバーが使用され、断熱性、吸音性についてそれ
なりの効果が認められているがかかる構造のもの
においてはなお次のような欠点がある。
いてはエンジンから発生する熱および音の防止対
策として熱反射性を有する金属箔又はガラスクロ
スなどで裏打ち補強した金属箔を貼り合わせエン
ジン収納室内に装着できるように室内の形状に合
わせて成形された嵩高性マツトからなるエンジン
カバーが使用され、断熱性、吸音性についてそれ
なりの効果が認められているがかかる構造のもの
においてはなお次のような欠点がある。
すなわち嵩高性マツトの表皮材として用いられ
ている金属箔は熱反射性を有するので断熱上は有
効であるが一方吸音性の面で特に騒音として強く
感じられる周波数1000Hz以上の高周波音の吸音率
を低下するので好ましくない。そしてこの高周波
音の吸音率を上げることは車室内ばかりでなく近
年社会問題化している車外騒音対策上から極めて
重要な問題となつている。
ている金属箔は熱反射性を有するので断熱上は有
効であるが一方吸音性の面で特に騒音として強く
感じられる周波数1000Hz以上の高周波音の吸音率
を低下するので好ましくない。そしてこの高周波
音の吸音率を上げることは車室内ばかりでなく近
年社会問題化している車外騒音対策上から極めて
重要な問題となつている。
本発明者はかかる事情に鑑み鋭意研究の結果本
発明を完成するに至つたものであり、本発明の目
的は無孔の金属箔と変らない十分な断熱性と防水
性を維持し乍ら、車室内および車外騒音を低減し
うる吸音性を具備しかつ簡単に製造しうる自動車
用エンジンカバーを提供することにある。
発明を完成するに至つたものであり、本発明の目
的は無孔の金属箔と変らない十分な断熱性と防水
性を維持し乍ら、車室内および車外騒音を低減し
うる吸音性を具備しかつ簡単に製造しうる自動車
用エンジンカバーを提供することにある。
すなわち本発明の要旨は面積3mm2以下の孔の多
数を1〜15%の開孔率で穿孔し且つ厚さ10〜50μ
程度の金属箔を、通気性材料の裏打ちを介し又は
介することなく、繊維マツトに貼着し、エンジン
側に対面する表皮材として成る自動車用エンジン
カバーにある。
数を1〜15%の開孔率で穿孔し且つ厚さ10〜50μ
程度の金属箔を、通気性材料の裏打ちを介し又は
介することなく、繊維マツトに貼着し、エンジン
側に対面する表皮材として成る自動車用エンジン
カバーにある。
本発明に用いる嵩高性マツトの素材としては、
一般に、無機質あるいは、有機質の繊維でありこ
れに未硬化の熱硬化性合成樹脂結合材を均一に混
合しエンジンの室内の形状に合わせて加熱加圧す
ることにより成形されるもので一般に多孔質嵩高
性の断熱吸音材料として用いられているものであ
る。さらに表皮材として使用される金属箔もしく
はガラスクロスなどを通気性のある材料を裏面に
貼り合わせた金属箔としては、一般にアルミ箔な
どであり厚さ10〜50μ程度の極く薄いものであ
る。上記表皮材はあらかじめ嵩高性マツトに重ね
合わせておくと加圧加熱成形時に結合剤により嵩
高性マツトに接着することができる。
一般に、無機質あるいは、有機質の繊維でありこ
れに未硬化の熱硬化性合成樹脂結合材を均一に混
合しエンジンの室内の形状に合わせて加熱加圧す
ることにより成形されるもので一般に多孔質嵩高
性の断熱吸音材料として用いられているものであ
る。さらに表皮材として使用される金属箔もしく
はガラスクロスなどを通気性のある材料を裏面に
貼り合わせた金属箔としては、一般にアルミ箔な
どであり厚さ10〜50μ程度の極く薄いものであ
る。上記表皮材はあらかじめ嵩高性マツトに重ね
合わせておくと加圧加熱成形時に結合剤により嵩
高性マツトに接着することができる。
この場合、本発明は、この表皮材は下記詳述す
るように、面全体に均等に面積3mm2以下の多数の
孔を開孔率1〜15%で形成することが重要であ
る。上記孔はあらかじめ金属箔に穿孔しておいて
もよいし又成形によつて嵩高性マツトに貼り合わ
せた無孔の金属箔に後から所定の面積を有する針
などを貫通して穿孔してもよい。さらに孔形状と
しては円形が普通であるが特に円形に限定する必
要はない。また打抜き孔が好ましいが針を貫通さ
せて形成した孔であつてもよい。
るように、面全体に均等に面積3mm2以下の多数の
孔を開孔率1〜15%で形成することが重要であ
る。上記孔はあらかじめ金属箔に穿孔しておいて
もよいし又成形によつて嵩高性マツトに貼り合わ
せた無孔の金属箔に後から所定の面積を有する針
などを貫通して穿孔してもよい。さらに孔形状と
しては円形が普通であるが特に円形に限定する必
要はない。また打抜き孔が好ましいが針を貫通さ
せて形成した孔であつてもよい。
而して、吸音効果を高めるため、一般に、吸音
板として無孔に比し多数の凹孔を設けることは知
られているが、本発明は、従来の断熱吸音用エン
ジンカバーとして無効な1000Hz以上の騒音を吸収
するに有効であるばかりでなく、その金属箔の断
熱性を阻害せず而も雨水等の水が金属箔を通して
内部に侵入しないような、穿孔条件を鋭意検討研
究の結果見出したもので、その条件は、上記した
ように、面積3mm2以下の多数の孔を1〜15%の開
孔率で金属箔に設けることで、これにより自動車
用エンジンカバーとして、実用上優れたものを提
供することが出来た。即ち、まず断熱性に関して
は、従来のエンジンカバーおよびこれと同一の材
料構成であるが金属箔の表皮材に均等に多数の小
孔を設けたエンジンカバーを実際の自動車のエン
ジン室に取り付けエンジンを最高回転に上げて十
分加熱した場合におけるエンジンカバー表面と裏
面の温度差を測定し断熱性を比較した。この結果
エンジンカバーの表面温度は100℃以下であり表
皮材に前記のように開孔しても従来のエンジンカ
バーと同等の断熱性を示した。さらにエンジンの
異常時を考慮し、エンジン部位置に熱源を置きエ
ンジンカバーの表面温度が最高200℃となるまで
加熱してエンジンカバー表面と裏面の温度差を測
定すると金属箔による熱線反射による断熱性に若
干の差がみられ開孔率が15%を超えた場合は温度
差が数℃減少したが、15%以下では従来と同等の
断熱効果を維持することが分つた。
板として無孔に比し多数の凹孔を設けることは知
られているが、本発明は、従来の断熱吸音用エン
ジンカバーとして無効な1000Hz以上の騒音を吸収
するに有効であるばかりでなく、その金属箔の断
熱性を阻害せず而も雨水等の水が金属箔を通して
内部に侵入しないような、穿孔条件を鋭意検討研
究の結果見出したもので、その条件は、上記した
ように、面積3mm2以下の多数の孔を1〜15%の開
孔率で金属箔に設けることで、これにより自動車
用エンジンカバーとして、実用上優れたものを提
供することが出来た。即ち、まず断熱性に関して
は、従来のエンジンカバーおよびこれと同一の材
料構成であるが金属箔の表皮材に均等に多数の小
孔を設けたエンジンカバーを実際の自動車のエン
ジン室に取り付けエンジンを最高回転に上げて十
分加熱した場合におけるエンジンカバー表面と裏
面の温度差を測定し断熱性を比較した。この結果
エンジンカバーの表面温度は100℃以下であり表
皮材に前記のように開孔しても従来のエンジンカ
バーと同等の断熱性を示した。さらにエンジンの
異常時を考慮し、エンジン部位置に熱源を置きエ
ンジンカバーの表面温度が最高200℃となるまで
加熱してエンジンカバー表面と裏面の温度差を測
定すると金属箔による熱線反射による断熱性に若
干の差がみられ開孔率が15%を超えた場合は温度
差が数℃減少したが、15%以下では従来と同等の
断熱効果を維持することが分つた。
次に本発明構成のエンジンカバーに水がかかつ
たときにこの水が表皮材の孔から嵩高性マツト内
に侵入し吸音性断熱性などが低下する恐れがあ
る。このため本発明によるエンジンカバーを実車
に取り付けた状態を考慮しシヤワー状態の水がエ
ンジンカバーに当り十分流れ落ちるようにエンジ
ンカバーをセツトして試験を行なつた。その結果
表皮材に開孔した孔の面積が3mm2を超える場合あ
るいは3mm2未満であつても開孔率が15%以上のと
き水が侵入する危険性が認められた。
たときにこの水が表皮材の孔から嵩高性マツト内
に侵入し吸音性断熱性などが低下する恐れがあ
る。このため本発明によるエンジンカバーを実車
に取り付けた状態を考慮しシヤワー状態の水がエ
ンジンカバーに当り十分流れ落ちるようにエンジ
ンカバーをセツトして試験を行なつた。その結果
表皮材に開孔した孔の面積が3mm2を超える場合あ
るいは3mm2未満であつても開孔率が15%以上のと
き水が侵入する危険性が認められた。
次に、吸音率については、第2図に明示のよう
に、例えば1.5mmの打抜き孔(面積約1.8mm2)を5.7
mmピツチ千鳥状に開孔、その開孔率を約5.5%を
有する金属箔を表被材とした本発明に係るエンジ
ンカバーと無孔の金属箔を表被材とした従来のエ
ンジンカバーとをJIS A1405「管内法による建築
材料の垂直入射吸音率測定方法の記載に従つて実
験し測定した。又、1.5mmの打抜き孔(面積約1.8
mm2)を千鳥状に夫々のピツチで開孔し、その開孔
率を夫々約1%(ピツチ13.2mm)、0.5%(ピツチ
18.8mm)、15%(ピツチ3.4mm)とした厚さ12μの
金属箔を夫々表皮材としたエンジンカバーにつ
き、夫々前記と同じJIS A1405に従い実験し、測
定した。その結果を第4図即ち、同図から明らか
なように、開孔率約1%、5.5%及び15%では、
夫々その特性曲線a、c、eに示す通り、
1.0KH2以上の高周波において、その吸音率は、
開孔率0の場合の特性曲線bに比し、著しく向上
したが、開孔率0.5%では、その特性曲線cに示
すように、開孔率0の場合に比し、いくらか向上
するにすぎず顕著な吸音効果が認められなかつ
た。尚金属箔に変え、これにより著しく厚い表皮
材を使用し、これに前記打抜き孔を、1%以上開
けた場合は、1KH2以上の高周波域での吸音率は
著しく低下し、本考案の目的とする自動車用エン
ジンカバーは得られなかつた。
に、例えば1.5mmの打抜き孔(面積約1.8mm2)を5.7
mmピツチ千鳥状に開孔、その開孔率を約5.5%を
有する金属箔を表被材とした本発明に係るエンジ
ンカバーと無孔の金属箔を表被材とした従来のエ
ンジンカバーとをJIS A1405「管内法による建築
材料の垂直入射吸音率測定方法の記載に従つて実
験し測定した。又、1.5mmの打抜き孔(面積約1.8
mm2)を千鳥状に夫々のピツチで開孔し、その開孔
率を夫々約1%(ピツチ13.2mm)、0.5%(ピツチ
18.8mm)、15%(ピツチ3.4mm)とした厚さ12μの
金属箔を夫々表皮材としたエンジンカバーにつ
き、夫々前記と同じJIS A1405に従い実験し、測
定した。その結果を第4図即ち、同図から明らか
なように、開孔率約1%、5.5%及び15%では、
夫々その特性曲線a、c、eに示す通り、
1.0KH2以上の高周波において、その吸音率は、
開孔率0の場合の特性曲線bに比し、著しく向上
したが、開孔率0.5%では、その特性曲線cに示
すように、開孔率0の場合に比し、いくらか向上
するにすぎず顕著な吸音効果が認められなかつ
た。尚金属箔に変え、これにより著しく厚い表皮
材を使用し、これに前記打抜き孔を、1%以上開
けた場合は、1KH2以上の高周波域での吸音率は
著しく低下し、本考案の目的とする自動車用エン
ジンカバーは得られなかつた。
即ち、本発明によるエンジンカバーは、騒音と
して問題である1000Hz以上の高周波音の吸収率
は、その特性曲線a、c、eに示す如く高率を維
持して良好であるに対し、従来のエンジンカバー
はその特性曲線bに示す如くその1000Hz前後をピ
ークとしてそれ以上の高周波音の吸音率は急激に
低下し、騒音防止効果は、本発明品に於いて顕著
に認められた。以上の試験結果から、孔の大きさ
と開孔率とが本発明の数値と一致しただけでは騒
音防止効果は認められず、その厚さも通常50μ以
下である肉薄の表皮材に穿孔して始めて騒音防止
効果を生ずるものであることが分る。
して問題である1000Hz以上の高周波音の吸収率
は、その特性曲線a、c、eに示す如く高率を維
持して良好であるに対し、従来のエンジンカバー
はその特性曲線bに示す如くその1000Hz前後をピ
ークとしてそれ以上の高周波音の吸音率は急激に
低下し、騒音防止効果は、本発明品に於いて顕著
に認められた。以上の試験結果から、孔の大きさ
と開孔率とが本発明の数値と一致しただけでは騒
音防止効果は認められず、その厚さも通常50μ以
下である肉薄の表皮材に穿孔して始めて騒音防止
効果を生ずるものであることが分る。
第1図は、本発明に係るエンジンカバーAを示
し、第3図示のキヤブオーバー型の自動車のエン
ジン10の収納室の上部パネル11形状に合わせ
て成形したもので、その構成は、嵩高の繊維シー
ト例えばグラスウールマツト1の片面に、厚さ
0.13mmのガラスクロス2を裏貼りした厚さ12μの
上記の即ち第2図示の孔3寸法と開孔率を有する
アルミニウム箔4を表被材として貼り合わせてな
る。尚ガラスクロス2は省略し得る。該グラスウ
ールマツト1は、フエノール樹脂を主成分とする
結合剤を無数のグラスウール中に均一に分散し加
熱硬化結着せしめて成り、かかるグラスウールマ
ツト1とガラスクロス2と表皮材金属箔4との相
互の結着はポリエチレンフイルムを介して重ね合
わせ、加熱加圧成形しフイルムを熔融して全体を
1体に結着して成り、かくして厚さ25mmの本発明
のエンジンカバーAを構成した。尚金属箔4には
予めガラスクロス2を裏打ちしておいてもよい。
本発明カバーAを従来と同様に第3図示のよう
に、その表皮材4をエンジン10側に向けてパネ
ル11に貼着装備する。このように、本発明によ
るときは、自動車用エンジンカバーとしてその繊
維マツトに貼着される表皮材として金属箔を選択
し且つその金属箔の厚さ10〜50μ程度とすると共
にこれに面積3mm2以下の孔の多数を1〜15%の開
孔率で穿孔したものに構成したので、従来の無孔
金属箔と変らない良好な断熱性を有し而も著しく
吸音性能を従来に比し著しく向上し得られると共
に雨水等の侵入に対し防止し得る良好なエンジン
カバーを提供する効果をもたらす。
し、第3図示のキヤブオーバー型の自動車のエン
ジン10の収納室の上部パネル11形状に合わせ
て成形したもので、その構成は、嵩高の繊維シー
ト例えばグラスウールマツト1の片面に、厚さ
0.13mmのガラスクロス2を裏貼りした厚さ12μの
上記の即ち第2図示の孔3寸法と開孔率を有する
アルミニウム箔4を表被材として貼り合わせてな
る。尚ガラスクロス2は省略し得る。該グラスウ
ールマツト1は、フエノール樹脂を主成分とする
結合剤を無数のグラスウール中に均一に分散し加
熱硬化結着せしめて成り、かかるグラスウールマ
ツト1とガラスクロス2と表皮材金属箔4との相
互の結着はポリエチレンフイルムを介して重ね合
わせ、加熱加圧成形しフイルムを熔融して全体を
1体に結着して成り、かくして厚さ25mmの本発明
のエンジンカバーAを構成した。尚金属箔4には
予めガラスクロス2を裏打ちしておいてもよい。
本発明カバーAを従来と同様に第3図示のよう
に、その表皮材4をエンジン10側に向けてパネ
ル11に貼着装備する。このように、本発明によ
るときは、自動車用エンジンカバーとしてその繊
維マツトに貼着される表皮材として金属箔を選択
し且つその金属箔の厚さ10〜50μ程度とすると共
にこれに面積3mm2以下の孔の多数を1〜15%の開
孔率で穿孔したものに構成したので、従来の無孔
金属箔と変らない良好な断熱性を有し而も著しく
吸音性能を従来に比し著しく向上し得られると共
に雨水等の侵入に対し防止し得る良好なエンジン
カバーを提供する効果をもたらす。
第1図は、本発明実施の1例の1部の断面図、
第2図はその表皮材の拡大平面図、第3図は使用
状態の側面図、第4図は従来品などと比較した吸
音率の特性曲線図を示す。 A……本発明エンジンカバー、1……繊維マツ
ト、4……多孔金属箔、a,b,c……本発明実
施例の吸音特性曲線、b……従来例の吸音特性曲
線、d……比較例の吸音特性曲線。
第2図はその表皮材の拡大平面図、第3図は使用
状態の側面図、第4図は従来品などと比較した吸
音率の特性曲線図を示す。 A……本発明エンジンカバー、1……繊維マツ
ト、4……多孔金属箔、a,b,c……本発明実
施例の吸音特性曲線、b……従来例の吸音特性曲
線、d……比較例の吸音特性曲線。
Claims (1)
- 1 面積3mm2以下の孔の多数を1〜15%の開孔率
で穿孔し且つ厚さ10〜50μ程度の金属箔を、通気
性材料の裏打ちを介し又は介することなく、繊維
マツトに貼着し、エンジン側に対面する表皮材と
して成る自動車用エンジンカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10499679A JPS5631823A (en) | 1979-08-20 | 1979-08-20 | Engine hood for automobile |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10499679A JPS5631823A (en) | 1979-08-20 | 1979-08-20 | Engine hood for automobile |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5631823A JPS5631823A (en) | 1981-03-31 |
JPS6318010B2 true JPS6318010B2 (ja) | 1988-04-15 |
Family
ID=14395702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10499679A Granted JPS5631823A (en) | 1979-08-20 | 1979-08-20 | Engine hood for automobile |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5631823A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6011891U (ja) * | 1983-07-06 | 1985-01-26 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のアンダカウル取付け構造 |
US5706908A (en) * | 1994-04-18 | 1998-01-13 | Nissan Motor Co., Ltd. | Front upper structure of automotive vehicle |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4417961Y1 (ja) * | 1964-08-05 | 1969-08-04 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51120026U (ja) * | 1975-03-27 | 1976-09-29 |
-
1979
- 1979-08-20 JP JP10499679A patent/JPS5631823A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4417961Y1 (ja) * | 1964-08-05 | 1969-08-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5631823A (en) | 1981-03-31 |
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