JPS6317996Y2 - - Google Patents

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JPS6317996Y2
JPS6317996Y2 JP1983181729U JP18172983U JPS6317996Y2 JP S6317996 Y2 JPS6317996 Y2 JP S6317996Y2 JP 1983181729 U JP1983181729 U JP 1983181729U JP 18172983 U JP18172983 U JP 18172983U JP S6317996 Y2 JPS6317996 Y2 JP S6317996Y2
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JP
Japan
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pallet
firing
support
support member
legs
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JP1983181729U
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JPS6089598U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、予め所定の形状に成形された陶磁器
素地を載置して、焼成窯内を通過することによつ
て陶磁器を焼成する際に用いる陶磁器焼成用移動
台車に関するものである。
例えば瓦を焼成する場合、成形された素地を
900℃〜1300℃に一定時間加熱して行なうが、焼
成作業を能率良く行なうために、予め成形された
多数の素地をパレツト上に載置し、このパレツト
を移動台車上に載置し、これを焼成窯内に通過さ
せてその間に焼成することが行なわれている。
このような焼成作業において従来使用されてい
る陶磁器焼成用移動台車(以下台車と略称する。)
としては、例えば第1図および第2図に示すよう
に構成されたものが知られている。すなわち第1
図および第2図において、図中符号11は台車を
示すもので、この台車11は下面側に複数の車輪
12…が取り付けられた金属製の箱状の外枠13
の内部に、直方体の支持部材14…を数層(図で
は2層)にわたつて載置したものである。そして
この支持部材14…の上面にパレツト15を載置
し、このパレツト15上に予め所定の形状に成形
された瓦等の素地16…を載置する。
ところで上記のように構成された従来の台車1
1は、一般にその支持部材14…には耐火レンガ
が用いられているが、この耐火レンガはその熱容
量が大きいために、焼成窯内における焼成時の熱
量の多くがこれら支持部材14…を加熱すること
に費やされていしまい、しかも断熱性が不十分な
ため上方から加熱された熱が支持部材14を通し
て台車下方へ大量に逃げるため陶磁器の焼成に実
質的に供される熱量が少なく、熱効率が極めて悪
いものであつた。
また上記耐火レンガよりなる支持部材14…
は、その材料強度に劣るため、上記の素地16…
およびパレツト15の重量を支えるには数層の上
記支持部材14…を設ける必要があり、台車の総
重量が大きくなり熱容量を大きくしている欠点が
あつた。
さらに上記パレツト15は一般に耐熱金属より
なるものであるため、焼成時および焼成後の温度
変化により熱歪を生じ、このパレツト15の脚部
底面がこの台車11の支持部材14…表面を強く
摺ることになる。ところがこれら支持部材14…
に用いられる耐火レンガは、その表面が粗く、ま
たその素材が脆いため、上記の摺動により極めて
容易に摩耗され、数回使用すると上記の摺動を受
けた部分が局部的に損耗される。したがつてある
程度損耗されると上記パレツト15の水平度が保
てなくなるため、新たなものと取り替える必要が
生じ、不経済であると共に焼成作業の効率化を阻
害する要因ともなつていた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、陶
磁器の焼成作業を効率良く行い得てしかも軽量な
陶磁器焼成用移動台車を提供することを目的とす
るものである。
以下図面に基づいて本考案を説明する。
第3図および第4図は本考案の台車の一実施例
を示すものである。
図中符号1は外枠を示すものであり、この外枠
1はその下面側に複数の車輪が取り付けられた金
属製の底の浅い箱状のもので、その内側には、耐
火材2、支柱3…、支持部材4…、保護板5、お
よび載荷板6…が設けられている。
上記耐火材2は下部断熱層7と、上部断熱層8
とからなるものであり、いずれも発泡軽量骨材、
不定形耐火物、セラミツクフアイバーなどの軽量
断熱材によつて形成されている。そして上記下部
断熱層7は上記各構成部材の基礎となるもので、
上記の軽量断熱材キヤスタブル、セラミツクフア
イバーなどからなる耐火材2を上記外枠1の底部
に所定高さまで流し込み、硬化させて形成される
ものである。そしてこの下部断熱層7の所定位置
に支柱3…が載置されている。
支柱3…はコージライト又はムライトからなる
ハニカム状のもので、主としてこの台車上に載置
されるパレツト9およびこのパレツト9上に載置
される図示されない瓦等の素地の重量を支持する
ためのもので、上記パレツト9の各脚部の略下方
に相当する位置に配設されている。そして上記外
枠1の短手方向に隣接する上記支柱3…の上面に
はそれぞれ支持部材4…が架設されている。
この支持部材4…は耐火レンガからなる外観直
方体の部材であつて、上記支柱3…の断熱と上部
に設けられる上記載荷板6…の保持のために設け
られたもので、これらの上面には、載荷板6…が
嵌め込まれる溝部が形成されている。
この載荷板6…はシリコンカーバイト、ムライ
ト、コージライト、シリカーアルミナ系等の耐摩
耗性セラミツクからなる平板部材で、それぞれ上
記パレツト9の各脚部下部、すなわち上記支柱3
…の上方に位置するようにして配設される。そし
てこれら載荷板6…は上記支持部材4…の上面に
形成された溝部にそれぞれの板厚の略半分まで嵌
め込まれて保持されている。
そして上記の下部断熱層7上部の空隙には耐火
材2よりなる上部断熱層8が形成されている。こ
の上部断熱層8は上記支柱3…の固定と断熱のた
めに設けられたもので、上記のキヤスタブルから
なる耐火材2を下部断熱層7の上部に、上記外枠
1の上端縁部より幾分低い位置まで流し込み、硬
化させて形成されるものである。
そして上記不定形耐火物又はセラミツクフアイ
バーよりなる保護板5がこの上部断熱層8の上面
で上記外枠1の上縁部と上記支持部材4…とに囲
まれた溝部に置かれて、この台車が構成されてい
る。そしてこの台車上にパレツト9をその脚部が
この台車の載荷板6…上にそれぞれ位置するよう
にして載置し、このパレツト9上に図示されない
瓦等の素地を載置する。
このような台車は、上述のように瓦等の素地や
パレツト9の重量を支える支柱3…としてその材
料強度が高いハニカムブロツクを用い、これら支
柱3…を上記荷重の作用する要所にのみ配設し、
しかもこれら支柱3…を断熱性に優れ、軽量なキ
ヤスタブルを硬化させた耐火材2で固めてあるの
で、台車の高さが極めて低いもので済む。そし
て、その重量においても著しい軽量化が計られた
ものである。この結果例えば従来のものの高さが
270mmでその重量が1300Kgであつたのがこの台車
では、その高さが210mmで、その重量が650Kgとな
つている。また、この耐火材2として用いられる
キヤスタブルは上述のようにその断熱性に優れて
熱容量が小さく、焼成時における熱量の吸収が少
ないため、無駄な熱量の消費がなく、熱効率の極
めて良い焼成ができる。さらに上記のパレツト9
の各脚部が当接する位置に、シリコンカーバイ
ド、ムライト、ユージライト、シリカーアルミナ
系等の耐熱性および耐摩耗性に富むセラミツクか
らなる載荷板6…が配してある。このため、焼成
時や焼成後の温度変化に応じてこのパレツト9が
伸縮し、その脚部がこの載荷板6…上面を摺つて
も摩耗することがない。しかもこれら載荷板6…
は本実施例のごとく上記支持部材4…上に形成さ
れた溝部に嵌め込まれているため、上記のパレツ
ト9の脚部がこれらを摺つても動かず、位置がず
れることがない。
なお、本考案における上記載荷板6…は、その
上面に載置されるパレツトが、本考案の実施例を
示す第3図および第4図に示したような、台車上
面を滑り易くするための底板がその脚部底面に設
けられたものに限らず、従来の台車の例を示す第
1図および第2図に示したようなその脚部に底板
を持たないパレツトであつても充分にその効果を
奏するものである。
以上説明したように、本考案の台車は、上部の
荷重を支えるハニカムブロツクからなる支柱を荷
重の作用する要所にのみ設け、これら支柱をキヤ
スタブルからなる耐火材で埋め込み、支柱上間に
それぞれ耐火材からなる支持部材を架設し、上記
支柱の上方に位置する各支持部材の上面に複数の
溝部を形成して、これら溝部内に素地を載置した
パレツトの脚部を載置するための耐摩耗性セラミ
ツクからなる載荷板を配してあるので、その強度
に優れていると共に軽量なものである。
さらに上記キヤスタブルはその断熱性に優れて
いるため、熱効率の良い焼成作業を可能としたも
のである。
また、上記載荷板はその耐摩耗性に富むため、
損耗したりあるいは、支持部材上でずれを生じた
りしないため耐久性に優れ、よつて効率の良い陶
磁器の焼成作業が行ない得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の陶磁器焼成用移動
台車の一例を示すもので、第1図は概略側面図、
第2図は概略正面図、第3図および第4図は本考
案の陶磁器焼成用移動台車の一実施例を示すもの
で、第3図は断面視した概略正面図、第4図は第
3図の−線視断面図である。 1……外枠、2……耐火材、3……支柱、4…
…支持部材、6……載荷板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱状の外枠の内部に支柱を配設し、上記支柱を
    断熱性の耐火材で包み込むとともに、上記支柱上
    間にそれぞれ耐火材からなる支持部材を架設し、
    上記支柱の上方に位置する各支持部材の上面に複
    数の溝部を形成してこれら溝部内に素地を載置し
    たパレツトの脚部を載置するための耐摩耗性セラ
    ミツクからなる載荷板を嵌め込んだことを特徴と
    する陶磁器焼成用移動台車。
JP18172983U 1983-11-25 1983-11-25 陶磁器焼成用移動台車 Granted JPS6089598U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18172983U JPS6089598U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 陶磁器焼成用移動台車

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JP18172983U JPS6089598U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 陶磁器焼成用移動台車

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Publication Number Publication Date
JPS6089598U JPS6089598U (ja) 1985-06-19
JPS6317996Y2 true JPS6317996Y2 (ja) 1988-05-20

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ID=30393735

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JP18172983U Granted JPS6089598U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 陶磁器焼成用移動台車

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851599U (ja) * 1981-10-05 1983-04-07 三菱自動車工業株式会社 車両用蛍光灯装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113914Y2 (ja) * 1981-04-30 1986-04-30
JPS58169500U (ja) * 1982-05-08 1983-11-11 日本碍子株式会社 窯業炉用台車

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851599U (ja) * 1981-10-05 1983-04-07 三菱自動車工業株式会社 車両用蛍光灯装置

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JPS6089598U (ja) 1985-06-19

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