JPS63179920A - 樹脂封止型半導体装置 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置

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JPS63179920A
JPS63179920A JP1000387A JP1000387A JPS63179920A JP S63179920 A JPS63179920 A JP S63179920A JP 1000387 A JP1000387 A JP 1000387A JP 1000387 A JP1000387 A JP 1000387A JP S63179920 A JPS63179920 A JP S63179920A
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Hirotoshi Iketani
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はエポキシ樹脂組成物およびそれを用いた樹脂封
止型半導体装置に関し、特に高熱伝導性かつ高信頼性の
エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた樹脂封止型半導
体装置に関する。
(従来の技術) エポキシ樹脂組成物は集積回路(IC)、大規模集積回
路(LSI)、トランジスタなどの半導体デバイスや電
子部品その他の部品を封止するために広く用いられてい
る。
エポキシ樹脂組成物で発熱性の半導体デバイスや電子部
品等を封止した場合に、内部に発生した熱を効果的に外
部に発散させる必要があり、そのために高熱伝導性の封
止用エポキシ樹脂組成物が求められている。特に最近で
は、半導体素子の大容量化、高集積化に伴って熱伝導率
が100XIO−4cal/cxs’cを超える封止樹
脂が要求されているが、シリカを充てん剤として用いた
従来の封止樹脂では60X 10−4 cal/ cm
 S ℃が限度でおッた。
シリカより熱伝導率の高い窒化ケイ素をエポキシ樹脂の
充てん剤に用いる技術は公知である(特開昭58−76
456、特開昭61−101522など)が、従来知ら
れている技術では樹脂組成物の熱伝導率を100X 1
O−4cal/ cm S 0O以上にすることは困難
であった。
また、信頼性の点でも、窒化ケイ素を用いた従来の樹脂
組成物は不充分であり、改良が求められていた。信頼性
に関する主な問題点としては、樹脂封止された半導体デ
バイスの素子とリードを接続する細いボンディングワイ
ヤが高温と低温に繰返し曝されると封止樹脂の応力を受
けて切断される問題(耐熱サイクル特性)と素子表面の
アルミニウム電極が高温高湿雰囲気下で封止樹脂を通っ
て浸入した水分により腐食される問題(耐湿性)がある
(発明が解決しようとする問題点) 従来のエポキシ樹脂組成物は熱伝導率が充分に高くなら
ず、耐熱サイクル特性、耐湿性などの信頼性が劣るとい
う問題点があった。
本発明は以上のような問題点に鑑みなされたものであり
、高熱伝導性かつ高信頼性のエポキシ樹脂組成物および
それを用いた樹脂封止型半導体装置を提供することを目
的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために種々検討した結果、充填剤と
して特定の粒度分布を持つβ型結晶構造の窒化ケイ素粉
体を使用し、更に有機ホスフィンおよび/または有機ホ
スフィンオキシドを用いた−  5 一 時に限って高熱伝導性かつ高信頼性のエポキシ樹脂組成
物およびそれを用いた樹脂封止型半導体装置が得られる
ことを見出した。
すなわち、第1の発明は (a)エポキシ樹脂、 01分子中に2個以上のフェノール性水酸基を有する硬
化剤、 0 粒径15−以下の粒子が50重量%以下、粒径20
0−以上の粒子が20重量%以下で重量平均粒径が15
〜ioo 譚のβ型窒化ケイ素粉体および ゆ 有機ホスフィンおよび/または有機ホスフィンオキ
シドを含むことを特徴とするエポキシ樹脂組成物である
また、第2の発明は上記エポキシ樹脂組成物を用いて半
導体デバイスを封止した樹脂封止型半導体装置である。
上記エポキシ樹脂は通常知られているものであり、特に
限定されない。例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂
、フェノールノボラック型エボキシ樹脂などグリシジル
エーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキ
シ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、線状脂肪族
エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環型エポキシ
樹脂、ハロゲン化エポキシ樹脂など1分子中にエポキシ
基を2個以上有するエポキシ樹脂が挙げられる。しかし
てこれらエポキシ樹脂は1種もしくは2種以上の混合系
で用いてもよい。更に好ましいエポキシ樹脂は、エポキ
シ当量170〜300のノボラック型エポキシ樹脂であ
って、たとえばフェノールノボラック型エポキシ樹脂、
タレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ハロゲン化フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂などである。これらエ
ポキシ樹脂は、塩素イオンの含有量が10 ppm以下
、加水分解性塩素の含有量が0.1重量%以下のものが
望ましい。その理由は10 ppmを越える塩素イオン
あるいは0.1重鎖%を越える加水分解性塩素が含まれ
ると、封止された半導体素子のアルミニウム電極が腐蝕
されやすくなるためである。
本発明において用いられる1分子中に2個以上のフェノ
ール性水酸基を有する硬化剤とは、フェノール樹脂、ポ
リオキシスチレン、フェノールアラルキル樹脂および多
価フェノール化合物であって、具体的に例示すると、フ
ェノールノボラック樹脂、タレゾールノボラック樹脂、
tert−ブチルフェノールノボラック樹脂、ノニルフ
ェノールノボラック樹脂などのノボラック型フェノール
樹脂、レゾール型フェノール樹脂、ポリパラオキシスチ
レンなどのポリオキシスチレン、ビスフェノールA等お
よびこれらの化合物のハロゲン化物等である。これらの
中でもノボラック型フェノール樹脂フェノールアラルキ
ル樹脂およびポリオキシスチレンが最も好ましい。また
これらの硬化剤は1種もしくは2種以上の混合系で使用
することができる。
エポキシ樹脂と上記硬化剤の配合比については、硬化剤
のフェノール性水酸基数とエポキシ樹脂のエポキシ基数
の比(フェノール性水酸基数/エポキシ基数)が0.5
〜1,5の範囲内にあるように配合することが望ましい
。その理由は上記範囲外では反応が充分におこりにくく
なり、硬化物の特性が劣化しやすくなるためである。
本発明において用いられる窒化ケイ素は、粒径15−以
下の粒子が50重量%以下、粒径200Jun以上の粒
子が20重量%以下で重量平均粒径が15〜100凱の
β型窒化ケイ素粉体である。
粒径15凱以下の粒子が50重置%を越える場合、ある
いは重量平均粒径が15μm未満の場合には、エポキシ
樹脂組成物の熱伝導率、電気特性および信頼性が低下す
る、流動性が悪い、充てん性が悪いなどの欠点があり、
充分な特性が得られない。また粒径200朗以上の粒子
が20重量%を超える場合、あるいは重置平均粒径が1
00岬を超える場合は、エポキシ樹脂組成物の熱伝導率
、電気特性および信頼性が低下する、トランスファ成形
でゲート詰りによる成形不良が発生する、充てん性が悪
いなどの欠点がおり、充分な特性が得られない。
窒化ケイ素の結晶構造としてα型とβ型が知られている
が、本発明で用いられるものはβ型に限られ、α型では
本発明の効果が充分に得られない。
工業的には純料のα型、β型の結晶を得ることは困難で
、一般にはα相とβ相が混在しているが、β型の割合が
α型に比べ充分に大きければβ型の効果が得られ、実質
的にβ型とみなすことができる。β型結晶の含有率をβ
率として表わすと、β率が80%以上であれば本発明の
β型窒化ケイ素とみなすことができる。更に好ましいの
はβ率90%以上の窒化ケイ素でおる。
窒化ケイ素粉体はシランカップリング剤その他の表面処
理剤で処理することによって、エポキシ樹脂への充てん
性が改善でき、また得られたエポキシ樹脂組成物の特性
も改善できる。
他の充てん剤、たとえば溶融シリカ、結晶性シリカ、ガ
ラス繊維、タルク、アルミナ、ケイ酸カルシウム、炭酸
カルシウム、WNMバリウム、マグネシア等を添加配合
してもよい。なかでも溶融シリカ、結晶性シワ力は高純
度で熱膨張率が小さいため、好ましい。
本発明において硬化促進剤として有機ボスフィンおよび
/または有機ホスフィンオキシドが用いられる。有機ホ
スフィンとしては、式[I]R1 R2P        ・・・[I] ^3 においてR1−R3がすべて有機基である第3ホスフィ
ン化合物、R3のみ水素である第2ホスフィン化合物、
R2,R3がともに水素である第1ホスフィン化合物が
ある。具体的にはトリフェニルホスフィン、トリブチル
ホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、メチルジ
フェニルホスフィン、ブチルフェニルホスフィン、ジフ
ェニルホスフィン、フェニルホスフィン、オクチルホス
フィンなどである。またR1が有機ホスフィンを含む有
機基であってもよい。たとえば1,2−ビス(ジフェニ
ルホスフィノ)エタン、ビスくジフェニルホスフィノ)
メタンなどである。
これらの中でもアリールホスフィン化合物が好ましく、
特にトリフェニルホスフィン、1.2−ビス(ジフェニ
ルホスフィノ)エタン、ビス(ジフェニルホスフィノ)
メタンなどが最も好ましい。
またこれらの有機ホスフィン1種もしくは2種以上の混
合系で用いてもよい。しかして、この有機ホスフィン配
合量は一般に樹脂分(エポキシ樹脂と硬化剤)の0.0
1〜20重量%の範囲内でよいが特に好ましい特性はo
、 oi〜5重量%の範囲内で得られる。
有機ホスフィンオキシドとしては式[I[]R2P=O
・・・[II] ^3 においで、R1は有機基の中から選ばれ、R2゜R3は
有機基または水素から選ばれる化合物が挙げられる。有
機基とはアルキル基、アリール基、シクロアルキル基、
アルカリル基、アラルキル基などの炭化水素基およびそ
れらの誘導体の総称である。
具体的に例示するとトリフェニルホスフィンオキシド、
トリス(メチルフェニル)ホスフィンオキシド、トリベ
ンジルホスフィンオキシド、トリオクチルホスフィンオ
キシド、トリシクロヘキシルホスフインオキシド、ジフ
ェニルエチルホスフィンオキシド、フェニルジメチルホ
スフィンオキシド、ジフェニルホスフィンオキシド、ジ
ヘキシルホスフィンオキシド、フェニルホスフィンオキ
シド、ヘプタデシルホスフィンオキシド、トリス(クロ
ロフェニル)ホスフィンオキシド、ブロモフェニルジフ
ェニルホスフィンオキシド、トリス(ヒドロキシフェニ
ル)ホスフィンオキシド、トリス(メトキシフェニル)
ホスフィンオキシドなどが挙げられる。有機ホスフィン
オキシドの配合量は樹脂分の0.01〜20重量%の範
囲が好ましい。
有機ホスフィンと有機ホスフィンオキシドは単独で使用
しても併用してもよい。
本発明のエポキシ樹脂組成物には、更に必要に応じて、
他の添加剤、例えば天然ワックス類、合成ワックス類、
直鎖脂肪酸の金属塩、酸アミド類、エステル類もしくは
パラフィン類などの離型剤、塩素化パラフィン、ブロム
トルエン、ヘキサブロムベンゼン、三酸化アンチモンな
どの離燃剤、カーボンブラック酸化チタンなどの顔料ま
たは染料などを適宜添加配合しても差支えない。上述し
たエポキシ樹脂組成物を成形材料として調製する場合の
一般的な方法は、所定の組成比に選んだ原料組成分を例
えばミキサーによって充分混合後、さらに熱ロールによ
る溶融混合処理、またはニーダ−などによる混合処理を
加えることにより容易にエポキシ樹脂成形材料を得るこ
とができる。
本発明の樹脂封止型半導体装置は、上記エポキシ樹脂組
成物を用いて半導体装置を封止することにより容易に製
造することができる。封止の最も一般的な方法としては
低圧トランスファ成形法があるが、インジェクション成
形、圧縮成形、注型などによる封止も可能である。エポ
キシ樹脂組成物は封止の際に加熱して硬化させ、最終的
にはこの組成物の硬化物によって封止された樹脂封止型
半導体装置を得ることができる。硬化に際しては150
℃以上に加熱することが望ましい。
(作 用) 本発明において用いられる粒径15凱以下の粒子が50
重量%以下、粒径200 、ljW以上の粒子が20重
量%以下で重量平均粒径15〜100−のβ型窒化ケイ
素粉体はエポキシ樹脂に対する充てん性が良く、流動性
を損わずに高密度充てん可能で、高い熱伝導率のエポキ
シ樹脂組成物が得られる。たとえば、重量平均粒径7〜
10.cimの窒化ケイ素粉体を充てん剤に使用し、本
発明と同一条件で調製したエポキシ樹脂組成物に比較す
ると本発明の組成物の熱伝導率が2倍近く高い。このよ
うに窒化ケイ素粉体をエポキシ樹脂組成物の充てん剤と
して用いた時に、粉体の粉度分布をわずかに変えること
によって熱伝導率が著しく改善できること、そして本発
明の規定する範囲が特に好ましい熱伝導率を与えること
は従来全く知られていず、また予想することもできなか
った。
更に上記窒化ケイ素粉体と有機ホスフィンおよび/また
は有機ホスフィンオキシドを組み合せて用いると、耐熱
サイクル特性、耐湿性などの信頼性が著しく向上するこ
とがわかった。それに対し窒化ケイ素と他の触媒(第3
アミンやイミダゾールなど)を組み合せても、他の充て
ん剤(シリカヤアルミナなど)と有機ホスフィンおよび
/または有機ホスフィンオキシドを組み合せても上記効
果は得られない。
上記窒化ケイ素粉体と有機ホスフィンおよび/または有
機ホスフィンオキシドを組み合せた時に耐熱サイクル特
性などの信頼性が著しく向上することに関しては、従来
全く知られていず、また従来技術から予想することもで
きなかった。
(実施例) 実施例1〜5 エポキシ当i 200のタレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂(エポキシ樹脂A)、エポキシ当量400の臭素
化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ樹脂B)
、水酸基当量107のフェノールノボラック樹脂硬化剤
、充填剤としてβ率95%で粒径15凱以下の粒子が3
0重量%、粒径200 帳以上の粒子が0.1重量%、
重量平均粒径4o凱の窒化ケイ素粉体く窒化ケイ素A)
、粒径15朗以下の粒子が40重量%、粒径200JJ
IR以上の粒子が5重量%、重量平均粒径25凱の窒化
ケイ素粉体く窒化ケイ素B)、粒径15−以下の粒子が
15重量%、粒径200凱以上の粒子が10重量%、M
量平均粒径70凱の窒化ケイ素粉体(窒化ケイ素C)、
β率90%で粒径15−以下の粒子が30重量%、粒径
200 μm以上の粒子が0.5重量%、重量平均粒径
30μmの窒化ケイ素粉体(窒化ケイ素D)、重量平均
粒径20.taの結晶性シリカ粉体、硬化促進剤として
トリノエニルホスフィン、トリフェニルホスフィンオキ
シド、難燃剤として三酸化アンチモン、離型剤としてカ
ルナバワックス、着色剤としてカーボンブラック、シラ
ンカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシランを第1表に示す組成(重量部)に選んだ
。これらの組成物をミキサーによる混合、加熱ロールに
よる混練を行うことにより、5種のトランスファ成形材
料を調製した。
比較例1〜12 実施例で用いた原材料の他に、充填剤としてβ率95%
の窒化ケイ素で、重量平均粒径7凱の粉体く窒化ケイ素
E)、重量平均粒径150JJJRの粉体(窒化ケイ素
F)、粒径15凱以下の粒子が70重重鎖 17− %の粉体(窒化ケイ素G)、粒径200凱以上の粒子が
40重量%の粉体く窒化ケイ素H)、α率90%の窒化
ケイ素で粒径15JiI′R以下の粒子が30重量%、
粒径200 μm以上の粒子が0.1重量%、重量平均
粒径40所の粉体(窒化ケイ素■)、α率70%の窒化
ケイ素で重量平均粒径7調の粉体(窒化ケイ素J)重量
平均粒径20μmのアルミナ粉体、硬化促進剤として1
,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,、Q)ウンデセン−
7(DBU)、キュアゾールCN(四国化成工業■製イ
ミダゾールの商品名)を用いて、実施例と同様に第1表
に示す12種の比較例をつくり、トランスファ成形材料
を調製した。
上記実施例と比較例のエポキシ樹脂組成物を用いて、厚
さ1Mの円板を成形し、円板の熱伝導率を測定した。熱
伝導率はレーザーフラッシュ法によって求めた。得られ
た結果を第2表に示した。
更に上記実施例と比較例の成形材料を用いて、トランス
ファ成形によりバイポーラ集積回路を樹脂封止した。封
止は予熱機で90’Cに加熱した成形材料を180°C
で2分間モールドし、その後180’Cで8時間アフタ
キュアすることにより行った。
このようにして得た樹脂封止型半導体装置について以下
に記す信頼性試験を実施した。
■ 熱サイクル試験 +200℃と一65℃の2つの恒温槽を用意し、上記樹
脂封止型半導体装置台20個を一65℃の恒温槽に入れ
て30分間放置した。その後取り出して常温中に5分間
放置し、次に+200℃の恒温槽に30分間入れた後再
び常温中で5分間放置した。以上の操作を1サイクルと
し連続的に熱サイクル試験を実施した。熱サイクル試験
の経過に従って随時サイクルを中断し、樹脂封止型半導
体装置の特性をテスターを用いて測定し、故障の発生を
調べた。
その結果を第2表に示した。
以下余白 第2表 第3表 ■ プレッシャクツ力試験(PCT) 121℃、2気圧の飽和水蒸気中に上記樹脂封止型半導
体装置名20個を放置し、素子のアルミニウム配線が水
分により腐食し、断線する故障を調べる耐湿試験を行っ
た。その結果を第3表に示した。
■ バイアスープレツシャクツ力試験(B−PCT)1
21℃、2気圧の飽和水蒸気中に上記樹脂封止型半導体
装置名20個を入れ、バイアス電圧15V印加して、素
子のアルミニウム配線が水分により腐食し、断線する故
障を調べる耐湿試験を行った。
その結果を第3表に示した。
〔発明の効果〕
以上に詳述したように、本発明のエポキシ樹脂組成物お
よびそれを用いた樹脂封止型半導体装置は高い熱伝導性
を有し、かつ耐熱サイクル特性や耐湿性などの信頼性に
も優れており、その工業価値は大である。
代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同    竹 花 喜久男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)エポキシ樹脂、 (b)1分子中に2個以上のフェノール性水酸基を有す
    る硬化剤、 (c)粒径15μm以下の粒子が50重量%以下、粒径
    200μm以上の粒子が20重量%以下で重量平均粒径
    が15〜100μmのβ型窒化ケイ素粉体および (d)有機ホスフィンおよび/または有機ホスフィンオ
    キシドを含むことを特徴とするエポキシ樹脂組成物。 2、該エポキシ樹脂がノボラック型エポキシ樹脂である
    特許請求の範囲第1項記載のエポキシ樹脂組成物。 3、該硬化剤がノボラック型フェノール樹脂である特許
    請求の範囲第1項記載のエポキシ樹脂組成物。 4、該β型窒化ケイ素のβ率が80%以上である特許請
    求の範囲第1項記載のエポキシ樹脂組成物。 5、該エポキシ樹脂組成物が、更に溶融シリカおよび/
    または結晶性シリカを含む特許請求の範囲第1項記載の
    エポキシ樹脂組成物。 6、半導体デバイスが (a)エポキシ樹脂 (b)1分子中に2個以上のフェノール性水酸基を有す
    る硬化剤、 (c)粒径15μm以下の粒子が50重量%以下、粒径
    200μm以上の粒子が20重量%以下で重量平均粒径
    が15〜100μmのβ型窒化ケイ素粉体および (d)有機ホスフィンおよび/または有機ホスフィンオ
    キシドを含むエポキシ樹脂組成物によって封止されてな
    ることを特徴とする樹脂封止型半導体装置。 7、該エポキシ樹脂がノボラック型エポキシ樹脂である
    特許請求の範囲第6項記載の樹脂封止型半導体装置。 8、該硬化剤がノボラック型フェノール樹脂である特許
    請求の範囲第6項記載の樹脂封止型半導体装置。 9、該β型窒化ケイ素のβ率が80%以上である特許請
    求の範囲第6項記載の樹脂封止型半導体装置。 10、該エポキシ樹脂組成物が更に溶融シリカおよび/
    または結晶性シリカを含む特許請求の範囲第6項記載の
    樹脂封止型半導体装置。
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