JPS6317904Y2 - - Google Patents

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JPS6317904Y2
JPS6317904Y2 JP2643680U JP2643680U JPS6317904Y2 JP S6317904 Y2 JPS6317904 Y2 JP S6317904Y2 JP 2643680 U JP2643680 U JP 2643680U JP 2643680 U JP2643680 U JP 2643680U JP S6317904 Y2 JPS6317904 Y2 JP S6317904Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プレス機械の油圧式クツシヨン装置
(油圧式ダイクツシヨン装置または油圧式スライ
ドクツシヨン装置)に関し、油圧式クツシヨンシ
リンダの内圧が瞬間的に異常上昇することに基づ
く衝撃で機械各部が疲労し、破損し又はプレス機
械で加工不良が生じるのを解消することを目的と
する。
一般に、油圧回路中に衝撃圧が作用した際にそ
の上昇圧力を系外に逃がすために安全弁を油圧回
路に配置しているのであるが、このような安全弁
として、油圧回路中の圧力上昇が急激な場合と、
緩慢な場合とで開弁圧を異ならせるようにしたも
のが提案されている(特公昭50−18617号)。
この特公昭50−18617号のものでは、弁箱に弁
座体を進退摺動可能に組込み、この弁座体に弁子
を閉弁バネで弾圧接当させ、弁座体に油路内の圧
力を受ける受圧面を形成するとともに、弁座体の
外周面と弁箱に形成した弁座体挿嵌孔の内周面と
の間に緩衝室を形成し、緩衝室と受圧面とを細孔
で連通連結するようにし、油路内の圧力が緩慢に
上昇する際には、弁座体を上昇圧力で押し込むこ
とにより閉弁バネの蓄圧力(閉弁力)を大きく
し、弁座体が弁箱に形成した受止め部で受け止め
られた状態での閉弁バネの蓄圧力を安全弁の開弁
設定圧とし、油路内の圧力が急激に上昇した際に
は、弁座体を摺動させることなく弁子に作用する
圧力で弁子を閉弁バネの蓄圧力に抗して開弁させ
ることにより、開弁設定圧よりも低い圧力で安全
弁を作用させるようにしている。
ところが、この場合、油路内圧力の上昇が緩・
急いずれの場合でも、閉弁バネが弁子を弁座体に
押し付けていることから、弁座体が摺動しても弁
子には閉弁姿勢を維持しようとする慣性力(静止
慣性力)が作用することになるため、閉弁バネに
よる開弁設定圧よりも高い圧力が弁子に作用しな
ければ開弁せず(開弁遅れ)、その開弁遅れによ
り、機械各部に高い圧力が瞬間的に作用すること
になるため、この特公昭50−18617号の安全弁を
プレス機械の油圧式クツシヨン装置に利用して
も、機械各部の疲労・破損、又は機械による加工
不良を完全に防止することはできなかつた。
本考案はこのような点に鑑み提案されたもの
で、圧力設定弁の弁箱内に弁室とシリンダ室とを
形成し、弁室内に筒状弁座体と弁体とを収容し、
弁座体を弁室入口側部分で進退移動可能な状態に
組付け、この弁座体をバネでシリンダ室側に弾発
付勢するとともに、弁室に弁座体のシリンダ室側
への移動を受止めるストツパーを形成し、弁体を
シリンダ室に装着したピストンに作用する一定の
空気圧で入口側に付勢して、弁座体を付勢してい
るバネをシリンダ室の空気圧で圧縮可能に構成
し、弁座体の入口側周面と弁体の入口側端面とを
それぞれクツシヨンシリンダ内圧の受圧面に構成
することにより、クツシヨンシリンダの内圧の上
昇開始と略同時に、圧力設定弁の弁体と弁座体と
を閉止接当させた閉弁状態を保ちながら開弁側へ
助走させ、この弁座体と弁体との助走により昇圧
速度を小さくするとともに、昇圧速度にかかわら
ず弁座体がストツパーで受止められてから弁体が
弁座体から離脱するように構成し、その開弁時に
は弁体に作用する背圧(閉弁力)が一定となるう
え、弁体が助走(動慣性)に助けられて弁座体か
ら離れて鋭敏に開弁することにより、開弁遅れに
よる異常昇圧を起こさせないようにしたことを特
徴としている。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図はプレス機械の油圧式ダイクツシヨン装
置を示し、クツシヨンシリンダ1内の油圧は、蓄
圧タンク2から供給され、圧力設定弁3で設定し
た一定の圧力を越えないように保たれる。蓄圧タ
ンク2の内圧は、コンプレツサ4の空気タンク5
から圧力調整弁6及び給排弁7を通じて供給され
る空気圧により設定される。圧力設定弁3の開弁
設定値は、ピストン8に閉弁方向に作用するシリ
ンダ加圧室9の空気圧及びピストン8の開弁方向
に作用する開弁バネ10の弾発力とチヤタリング
防止油室17でピストン8に開弁方向に作用する
油圧との差力で設定され、シリンダ加圧室9の空
気圧はコンプレツサ4の空気タンク5から、圧力
調整弁11・給排弁12及びリザーブタンク13
を通じて供給される。
圧力設定弁3は次のように構成される。即ち、
弁箱14内に入口15・弁室16・チヤタリング
防止油室17及びシリンダ室18が後方から順に
形成され、弁室16の下部に出口19が形成して
ある。弁室16内には弁体20が、チヤタリング
防止油室17にはプランジヤ部21が、シリンダ
室18にはピストン8がそれぞれ内装され、弁体
20・プランジヤ21及びピストン8は一体に結
合してある。シリンダ室18のピストン8で区分
される前側の部屋を前記リザーブタンク13に連
通させることによりシリンダ加圧室9とし、ピス
トン8の後側の部屋に開弁バネ10を内装して開
弁バネ室22としている。
圧力設定弁3の入口15がクツシヨンシリンダ
1に連通するとともに、弁室16の出口19が蓄
圧タンク2に連通しており、弁室16とチヤタリ
ング防止油室17とはチヤタリング防止油路23
を介して連通させてあり、このチヤタリング防止
油路23には逆止弁24と絞り弁25とを並列に
配置してある。逆止弁24は弁室16からチヤタ
リング防止油室17への圧油の流入を許す状態に
配置してあり、弁室16内の圧力とチヤタリング
防止油室17の圧力を急速に等圧化して弁体20
の開弁を急速に行なえるようにし、チヤタリング
防止油室17から弁室16への圧油の流れも絞る
ことにより、弁体20の閉弁方向への移動を緩や
かに行なえるようにしてある。
ここまでの構成により、弁体20はピストン8
に作用するシリンダ加圧室9の空気圧による閉弁
付勢力と、開弁バネ10の弾発力及びチヤタリン
グ防止油室17に作用する油圧による開弁力との
差力で決定される設定圧で閉弁弾圧されており、
弁体20の受圧面20aに作用するクツシヨンシ
リンダ1の内圧がその設定圧を越えたときに弁体
20が開弁してクツシヨンシリンダ1の内圧が一
定圧より高くならないように保つようになつてい
る。
しかし、このままではプレス作業時に、ラム2
6の急降下でクツシヨンシリンダ1の内圧が急速
に上昇していくときに、弁体20の静止慣性によ
る開弁動作遅れで、その内圧が第4図の破線グラ
フaで示すように瞬間的に異常昇圧するうえ、そ
の反動で長い間大きくハンチングすることにな
る。このため、機械各部に大きな衝撃を与え、機
械を疲労・破損させたり、プレスの加工不良を起
こさせたりする。
このような欠点を解消するために、断面円形の
弁室16の後部16aを入口15と弁室16との
間に形成し、弁室後部16aと入口15とに亘つ
て厚肉筒状の弁座体28を進退自在に内装すると
ともに、弁室後部の前端に弁座体28の前進限界
位置を規定するストツパー27を設けている。
又、弁座体28の外周に段部28aを設け、この
段部28aを弁室後部16aの後端面内周部に形
成した係止部14aに係止させるように形成し、
弁座体28が弁室後部16a内をストロークl1
自在に進退し得るよう形成してある。弁座体28
の後半部28bの外周面と入口15内周面の摺動
部分は保密構造にしてあり、弁座体28の前端部
外周に鍔部28cを設け、弁座体28の外周で上
記鍔部28cと弁室後部16aの後端面間にコイ
ルバネの開弁力増加バネ31を装着して、弁座体
28が前進限界位置よりも後退側へ位置する状態
では、弁座体28を前進側へ弾発付勢する。
弁座体28の前端面(シリンダ室側端面)の環
状内周縁部には弁座29を形成し、この弁座29
に弁体20の弁面30が閉弁接当して、入口15
と弁座体28より前側の弁室16を遮断するよう
形成する。また、弁体20の受圧面20aよりも
弁座体28の後端面28dを大径にして開弁力増
加用受圧面28eを環状に設ける。この両受圧面
20a・28eは弁座体28の受圧面28eが弁
体20の受圧面20aよりも大きくなるように形
成してある。
次に、第4図、第5図に示すように、クツシヨ
ンシリンダ1内に蓄圧タンク2から稼動油圧P0
の油圧を供給して、クツシヨンシリンダ1内を稼
動油圧P0に保持した状態でプレス作業を作なつ
た際クツシヨンシリンダ1内の油圧が時刻t1で急
上昇し始めるものとする。
ここで、弁体20の受圧面20aに作用する力
をF、弁座体28の受圧面28eに作用する力を
G、開弁力増加バネ31の弾発力をHとすると、
弁体20に作用する開弁力(F+G+H)とな
り、弁体20に作用する閉弁力(K)はシリンダ
加圧室9内の空気圧による弁体20の入口方向へ
の押出し力からチヤタリング防止油室17の油圧
による弁体20のシリンダ加圧室側への押込み力
と開弁バネ10の弾発力との合力を差し引いた差
力で与えられる。
そして、クツシヨンシリンダ1内の圧力が稼働
油圧P0以下の場合には、弁座体28の段部28
aが弁室後部16aの後端に形成した受止部14
aに受止め接当されるように開弁力(F+G+
H)と閉弁力(K)とが設定されており、クツシ
ヨンシリンダ1内の圧力が稼動油圧P0になつた
際、開弁力(F+G+H)と閉弁力(K)とが均
衡して弁座体28の段部28aと受止部14aと
は接しているが殆んど押合わないように形成して
ある。
このため、プレス機械の作業によりクツシヨン
シリンダ1内の油圧が時刻t1後に急上昇し始める
と、開弁力のうちFとGが大きくなるが、閉弁力
Kはクツシヨンシリンダ1内の圧力変化に影響さ
れないこと、及び、弁体20と弁座体28とは弁
座体28の受圧面28eが弁体20の受圧面20
aよりも広く形成されていることから、弁体20
と弁座体28が離れることなくその接触を保持し
たまま一体となつてシリンダ加圧室側へ前進移動
し始め、クツシヨンシリンダ1側油路の容積が増
加し、第4図の圧力曲線bで示すように、クツシ
ヨンシリンダ1内の油圧力急上昇は緩和されて幾
分緩やかに圧力上昇する。圧力上昇の変化率に伴
つて開弁力が閉弁力より大きくなつていくから、
弁体20と弁座体28とは時間の経過に略比例す
るような加速度を伴つて前進移動して助走してい
く。なお、弁座体28及び弁体20の移動によ
り、開弁力のうち開弁力増加バネのバネ力Hは小
さくなるが、バネ力Hの減少率よりも圧力上昇に
伴なう受圧面に作用する圧力による力(F)の増
加率が大きくなり、弁座体28が前進限界位置で
受止められるまでは弁体20と弁座体28とは一
体となつて移動する。弁体20と弁座体28とが
圧力上昇と略比例する加速度を伴つて移動するこ
とから、弁体20と弁座体28の単位時間当りの
前進移動距離が急速に増加していくので、圧力上
昇が益々緩和されていき、ストロークl1だけ前進
移動した時刻t2において、弁座体28は前進限界
位置に達してストツパー27で係止される(第2
図)と同時に、油圧は開弁設定値Pmに達する。
そして、この状態では、開弁力増加バネ31の弾
発力H及び弁座体28に作用している油圧による
力Gが消滅することから、弁体20はこの開弁設
定値Pmが弁体の受圧面20aに与える力Fだけ
が開弁力として作用することになり、開弁設定値
Pmは弁座体28がストツパー27で受止められ
た状態で力Fが閉弁力Kに略均衡するように設定
されている。そして、クツシヨンシリンダ1内圧
力が開弁設定値Pmまで上昇して弁座体28がス
トツパー27で受止められる際には、弁体20は
既に相当の速度まで加速されていることから、弁
体20はその前進移動の運動慣性で開弁する(第
3図)。開弁の直後には、クツシヨンシリンダ内
の内圧が開弁設定圧Pmより低くなるので、閉弁
力が開弁力よりも大きくなつて直ちに閉弁する。
このようにしてクツシヨンシリンダ内の油圧が開
弁設定圧Pmを保持する。
尚、第5図は第4図の油圧に対応する開弁力、
閉弁力等を図示したものであり、基線から破線で
示した曲線cが弁体20の受ける油圧による力
F、曲線cから一点鎖線で示した曲線dまでが弁
座体28の受ける油圧による力G、曲線dから実
線で示した曲線eまでが開弁力増加バネ31の弾
発力H、基線から折れ線gまでが閉弁力Kの値で
あり、曲線fが弁体20をシリンダ加圧室9側へ
押し込む開弁力の変化を示している。なお、開弁
バネ10を開弁力増加バネ31より一回り小型の
バネで構成し、この開弁バネ10の弾発力の影響
で閉弁力Kは折れ線状となる。また、開弁力増加
バネ31の弾発力Hは、弁座体28が前進移動を
始める前(弁座体の段部28aが係止部14aに
接触しているとき)に最大となり、弁座体28及
び弁体20の前進移動により漸減し、弁座体28
が前進限界位置に達した際にその弾発力が零にな
るように形成されている。
クツシヨンシリンダ1内の圧力が稼働油圧P0
よりも低いときには、弁座体28及び弁体20に
作用する油圧による作動力F・Gが低く、開弁力
増加バネ31の弾発力Hは、弁座体28が弁箱で
受止められていることから最大値を示すが、これ
ら三力の合力である開弁力は閉弁力Kよりも小さ
くなつている。そして、クツシヨンシリンダ1内
の圧力が稼動油圧P0と等しくなつた段階で三力
の合力である開弁力と閉弁力Kとが略等しくな
る。
クツシヨンシリンダ1内の圧力が稼働油圧P0
を越えると、その圧力上昇に応じて弁座体28と
弁体20とが一体で移動を始め、弁座体28が前
進限界位置に達するまでは開弁力(F+G+H)
が閉弁力K(開弁設定値Pm時のFの値)より大
きくなつても、F<Gであることから、弁座体2
8から弁体20が離れて開弁することはなく、弁
座体28が前進限界位置でストツパー27に受止
められる結果、弁座体28の受圧力G及び開弁力
増加バネ31の弾発力Hが消滅して、開弁力が弁
体の受圧力Fのみとなり、開弁力(=F)と閉弁
力Kとが略均衡する。
また、この圧力設定弁3の開弁設定値Pmは、
シリンダ加圧室9の圧縮空気の設定圧を変更する
することにより、閉弁力Kの値を変化させればよ
い。
上記の実施例の変形例として、第6図及び第7
図に示すように、弁座体28の後半部28bの外
径と弁体20の受圧面20aの外径とを等しく形
成して、弁座体28では弁体20の推力を発生さ
せずに、弁体20及び弁座体28の推力を開弁力
増加バネ31によつて行うようにする。また、開
弁力増加バネ31の弾発力を弁座体28が前進限
界位置に達した際にも零とならずに残存するよう
に形成して、弁座体の推力が弁体の受圧面に作用
する開弁力よりもある程度大きくなるようにす
る。
以上述べたように、本考案では、弁箱内に筒状
の弁座体を進退移動可能に装着し、この弁座体を
開弁力増加バネで弁体側へ弾圧付勢するととも
に、弁体を一定圧の空気圧で弁座体側へ押出し付
勢し、弁箱に弁座体のシリンダ室側への一定以上
の前進を阻止するストツパーを形成しているの
で、プレス加工時の作業力によつてクツシヨンシ
リンダの内圧が上昇し始めると、弁体と弁座体と
が閉弁姿勢を維持しながら一体となつてシリンダ
室側へ移動することになり、クツシヨンシリンダ
の実質容積が増大することになつて、圧力上昇の
速度が緩やかになる。
また、クツシヨンシリンダでの圧力上昇に伴つ
て弁体と弁座体とが一体となつて移動し、弁体は
圧力上昇速度にかかわらず弁座体がストツパーで
受止められた位置から離れ始めることになるか
ら、弁体に作用する閉弁方向への付勢力(開弁設
定圧)は一定となるうえ、弁体は弁座体とともに
圧力上昇速度に比例した速度で移動してきている
ことから、圧力急上昇時には大きな移動慣性力
が、圧力緩上昇時には小さな移動慣性力がそれぞ
れ弁体に作用することになり、弁体は開弁遅れを
生じることなく鋭敏に開弁することになる。
これにより本考案では、静止慣性力のあつた従
来のものとは異なり、開弁遅れによる異常昇圧を
なくすことができるから、油圧系中の異常昇圧に
よつて引き起こされる機械各部の疲労や破損をな
くすことができるうえ、油圧系の圧力を一定に保
持しておけることから、作業圧力の変動が小さく
なり、プレスの加圧不良をなくしてプレス機械の
加工精度を高めることができる。
また、圧力設定弁が開弁遅れなしに開弁作動す
ること、及び、弁体と弁座体とが閉弁状態を維持
したまま移動して、管路系の実質容積を増やして
圧力上昇速度を鈍らせることから、開弁後の圧力
変動(ハンチング)も殆んどなくなり、この点で
も機械の耐久性及び加工精度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は要部縦断
空圧・油圧回路図、第2図・第3図は第1図A部
の作動順序図、第4図はクツシヨンシリンダの作
動時の圧力−時間変化を示すグラフ、第5図は第
4図の圧力変化に対応する開弁力閉弁力の時間変
化を示すグラフ、第6図・第7図は別実施例に関
し、第6図は別実施例のA部相当図、第7図は別
実施例の第5図相当図である。 1……クツシヨンシリンダ、3……圧力設定
弁、8……ピストン、14……弁箱、15……圧
力設定弁の入口、16……弁室、16a……弁室
の入口側部分、18……シリンダ室、20……弁
体、20a……弁体の受圧面、27……ストツパ
ー、28……弁座体、28e……弁座体の受圧
面、31……開弁力増加バネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 プレス機械の油圧式クツシヨンシリンダ1に
    圧力設定弁3の入口15を連通させ、圧力設定
    弁3の弁箱14内に弁室16及びシリンダ室1
    8を形成し、弁室16に筒状の弁座体28と弁
    体20とを収容するとともに、弁室16に開口
    する圧力設定弁3の出口19を圧油タンク2に
    連通し、弁座体28を弁室16の入口側部分1
    6a内で弁箱14に対して進退移動可能に構成
    し、弁座体28を開弁力増加バネ31でシリン
    ダ室18側へ弾発付勢するとともに、弁室16
    に弁座体28のシリンダ室18側への移動を受
    止めるストツパ27を形成することにより、弁
    座体28と弁体20とが接当姿勢を維持した状
    態で一定距離に亘つて移動可能に構成し、弁室
    16に内装した弁体20をシリンダ室18に装
    着したピストン8に作用する一定の空気圧で入
    口15側に付勢し、開弁力増加バネ31を弁体
    20を介してシリンダ室18の空気圧で圧縮可
    能に構成し、弁体20の入口側端面をクツシヨ
    ンシリンダ1内の圧力の受圧面20aに形成す
    るとともに、弁座体28の入口側周面にクツシ
    ヨンシリンダ1内の圧力の受圧面28eを形成
    したことを特徴とする油圧式クツシヨン装置。 2 弁座体28の入口側周面に形成した受圧面2
    8eの面積を弁体20の入口側端面に形成した
    受圧面20aの面積よりも広く形成した実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の油圧式クツシ
    ヨン装置。
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