JPH04283157A - 流体圧倍力装置 - Google Patents

流体圧倍力装置

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Publication number
JPH04283157A
JPH04283157A JP3041780A JP4178091A JPH04283157A JP H04283157 A JPH04283157 A JP H04283157A JP 3041780 A JP3041780 A JP 3041780A JP 4178091 A JP4178091 A JP 4178091A JP H04283157 A JPH04283157 A JP H04283157A
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JP
Japan
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chamber
valve
piston
accumulator
pressure
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Pending
Application number
JP3041780A
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English (en)
Inventor
Makoto Horiuchi
誠 堀内
Yukitaka Miyagawa
宮川 幸隆
Kazuya Sakurai
一也 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のブレーキやク
ラッチを操作するマスタシリンダを流体圧で倍力作動さ
せる流体圧倍力装置、特に、操作部材に連動、連結され
る反力ピストンの前面に臨んでブースタ本体内に画成さ
れて、反力ピストンの前進に応じて体積を縮小される反
力室にストロークアキュムレータの蓄圧室を連通した流
体圧倍力装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の倍力装置は、例えば特開平1−
141157号公報に開示されているように、既に知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ストロークアキュ
ムレータは、出力の増加に応じて反力室を昇圧させ、操
縦者に操作感覚を与えるものであるが、その反力室に発
生する反力は、出力の増加に応じて零から2次曲線的に
上昇させることが、良好な操作感覚を得る上に要求され
る。
【0004】本発明は、そのような要求を満足させるこ
とができる、簡単有効な前記倍力装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ストロークアキュムレータを、アキュム
レータ本体と、このアキュムレータ本体に外周縁を固着
されて該本体内を蓄圧室と空気室とに区画するダイヤフ
ラムとから構成すると共に、蓄圧室の大気圧時には該ダ
イヤフラムを無負荷状態にしたことを特徴とする。
【0006】尚、前記ダイヤフラムの素材としては、金
属、ゴム、合成樹脂のいずれにも用いることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0008】図1において、ブレーキペダル1により操
作される流体圧倍力装置Bは、自動車の車体(図示せず
)にボルト3で固着され、その前端には倍力作動すべき
ブレーキ用マスタシリンダMが連結される。
【0009】図2において、マスタシリンダMのシリン
ダ本体4は前端を閉じたシリンダ孔5を有しており、こ
のシリンダ孔5には、その前端壁との間に前部油圧室6
fを画成する前部マスタピストン7fと、この前部マス
タピストン7fとの間に後部油圧室6rを画成する後部
マスタピストン7rとが摺動自在に嵌合される。そして
前部油圧室6fには前部マスタピストン7fを後退方向
へ付勢する前部戻しばね8fが、また後部油圧室6rに
は後部マスタピストン7rを後退方向へ付勢する後部戻
しばね8rがそれぞれ収容される。したがって、後部マ
スタピストン7rを前方へ押動すれば、両戻しばね8f
,8rを圧縮しながら前部マスタピストン7fをも前進
させ、前,後部油圧室6f,6rの容積を縮小させて、
これら油圧室6f,6rの出力ポート9f,9rから制
動油圧を出力させ、これによって対応する車輪ブレーキ
10a、10bを作動させることができる。
【0010】シリンダ本体4の上部には油槽56が設け
られ、この油槽56と前,後部油圧室6f,6rとの各
間を連通、遮断する前,後部センタバルブ57f,57
rが前,後部マスタピストン7f,7rにそれぞれ設け
られる。前,後部センタバルブ57f,57rは、対応
するマスタピストン7f,7rが後退限にあるとき開弁
し、前進時に閉弁する公知のものであり、前部センタバ
ルブ57fのための開弁棒58fはシリンダ本体4に固
着されるが、後部センタバルブ57rのための開弁棒5
8rはシリンダ本体4に嵌装されて後部マスタピストン
7rの後端部を摺動自在に案内するスリーブ59に固着
される。このスリーブ59は、前記シリンダ孔5の後端
に段部60を介して連なる大径孔61に嵌合される。そ
してこのスリーブ59は、図3に示すように、前記段部
60と、シリンダ本体4に係止されて前記スリーブ59
外周の肩部59aに合成樹脂製の弾性部材62を介して
当接する保持環63とにより軸方向に保持される。また
このスリーブ59の後端には後部マスタピストン7rの
後退限を規制するストッパ環64が係止される。
【0011】而して、前記弾性部材62は、その弾性に
より、スリーブ59をシリンダ本体4の前記段部60に
圧接して振動を抑制すると共に、後部マスタピストン7
rの後退限の安定化に寄与する。
【0012】図4において、シリンダ本体4の後端部外
周には倍力装置Bのブースタ本体11前端部が嵌合して
ボルト65により結着され、このブースタ本体11のシ
リンダ孔12には前後一対のスリーブ13,14と、こ
れらの間で挟圧される合成樹脂製の弾性部材66とが嵌
装される。
【0013】これらスリーブ13,14の内周面には制
御ピストン15が前後方向摺動可能に嵌合され、この制
御ピストン15及び後部マスタピストン7r間にブース
ト室16が画成される。
【0014】制御ピストン15の後退限は、該ピストン
15の中間部外周に形成されたフランジ17が、ブース
タ本体11内周の肩部67に支承されたストッパ環18
に当接することにより規制される。
【0015】而して、前記弾性部材66は、その弾性に
より、スリーブ13を前記シリンダ本体4の後端に、ま
たスリーブ14をストッパ環18にそれぞれ圧接させて
、それらの振動を抑制する。
【0016】制御ピストン15は、通常、後部マスタピ
ストン7rの後端に小間隙を存して対向する出力杆15
aを前端に備えている。
【0017】前記保持環63と制御ピストン15との間
には、該ピストン15を後退限に保持するセットばね2
0が縮設される。
【0018】また制御ピストン15の後端に開口するシ
リンダ孔21には弁ピストン22及び反力ピストン23
が前後に並んで摺動自在に嵌合され、その反力ピストン
23の後端に前記ブレーキペダル1がプッシュロッド2
を介して連結される。
【0019】弁ピストン22及び反力ピストン23の対
向面には、互いに摺動自在に嵌合する案内孔24及び案
内軸25がそれぞれ設けられ、更に案内軸25にはその
軸方向に長い長孔26が設けられるとともに、その長孔
26を貫通するピン27が弁ピストン22の後端に固着
される。そして両ピストン22,23間にはそれらを離
反方向に付勢する戻しばね28が縮設される。したがっ
て、両ピストン22,23は、平時、ピン27が長孔2
6の前端壁に当接する最大間隔の位置に保持される。
【0020】弁ピストン22の前部は細長い軸状の弁部
22aになっており、この弁部22aは制御ピストン1
5の中心部に固設されたスリーブ状の弁室体29内に嵌
装される。弁ピストン22は制御ピストン15に対し一
定ストローク前進すると、弁ピストン22の肩部22b
が弁室体29の後端に当接するようになっている。
【0021】制御ピストン15内には、弁部22aの前
端面が臨むばね室30が形成され、このばね室30には
弁ピストン22を後退方向へ付勢する戻しばね31が収
納される。この戻しばね31のセット荷重は前記戻しば
ね28のそれよりも弱く設定される。またばね室30は
制御ピストン15の通孔32及び弁ピストン22前部の
通孔55を介して前記ブースト室16に常時連通してい
る。
【0022】反力ピストン23の後退限は、その後端が
制御ピストン15の後端部に係止されたストッパ環33
に当接することにより規制される。
【0023】前記スリーブ14には制御ピストン15の
中間部外周に密接するシール部材34が装着され、この
シール部材34の前方及び後方でスリーブ13,14内
周面に密接するシール部材35,36が制御ピストン1
5に装着される。さらにシリンダ本体11の後端壁にも
制御ピストン15の外周面に密接するシール部材37が
装着される。そしてシール部材34,35間に入口室3
8が、またシール部材34,36間に出口室39が、さ
らにシール部材36,37間に中継室40がそれぞれ画
成される。
【0024】入口室38は、電動モータ41で駆動され
る油圧ポンプ42の吐出側に第1油路L1 を介して連
通し、第1油路L1 には油圧源アキュムレータ43が
接続される。そして上記油圧ポンプ42及び油圧源アキ
ュムレータ43によって流体圧源54が構成される。
【0025】また出口室39は油タンク44に第2油路
L2 を介して連通し、中継室40は、ストロークアキ
ュムレータ45の蓄圧室46に第3油路L3 を介して
連通する。
【0026】また弁ピストン22及び反力ピストン23
には、制御ピストン15の内周面に密接するシール部材
47,48がそれぞれ装着され、この両シール部材47
,48間に反力室49が画成される。この反力室49は
通孔50を介して前記中継室40と連通する。
【0027】前記弁部22a及び弁室体29間には、前
方から順に入口弁51、出口弁52及び開閉弁53が構
成される。
【0028】入口弁51は入口室38とばね室30、し
たがってブースト室16との間を開閉するもので、弁ピ
ストン22の後退限で閉じていて、その前進時に開くよ
うになっている。
【0029】出口弁52は出口室39とばね室30との
間を開閉するもので、弁ピストン22の後退限で開いて
いて、前進時に閉じるようになっている。
【0030】開閉弁53は出口室39と反力室49との
間を開閉するもので、弁ピストン22の後退限で開いて
いて、前進時に閉じるようになっている。
【0031】而して、上記三つの弁51,52,53の
開閉タイミングは、弁ピストン22が後退限から前進す
るとき、先ず開閉弁53が閉じ、次いで出口弁52が閉
じ、最後に入口弁51が開くように設定される。
【0032】前記ストロークアキュムレータ45につい
て図5及び図6により説明する。アキュムレータ本体6
9は、上下両端面に円形凹部71,71を有する芯板7
0と、上記凹部71,71の開放端を閉じるように芯板
70の上下両端面に数本のボルト72で結着される一対
の端板73,73とから構成される。各凹部71には、
ダイヤフラムとしてのステンレス鋼板製金属ダイヤフラ
ム74と、この金属ダイヤフラム74の外周部を芯板7
0に挟止する膨脹規制板75とが収容される。
【0033】各金属ダイヤフラム74は、その外周部と
芯板70との間に介装されるシール部材76と協働して
、各凹部71内を芯板70側の蓄圧室46と膨脹規制板
75側の空気室77とに区画する。上下の蓄圧室46,
46は、芯板70の通孔78を介して共に前記第3油路
L3 に連通する。結局、両蓄圧室46,46は前記反
力室49と常時連通することになる。
【0034】金属ダイヤフラム74は、蓄圧室46の大
気圧時、ばね等によるセット荷重を受けない無負荷状態
とされる。
【0035】再び図4において、ブースタ本体11の一
側には非常制御弁80が設けられる。この非常制御弁8
0はブースタ本体11の取付孔81に嵌着されたシリン
ダ状の弁函82を有し、その左端にキャップ83がかし
めて固着される。またこの弁函82の左端部には弁座8
4が形成されている。弁函82にはピストン85が摺動
自在に嵌合され、これにより弁函82内は弁座84側の
油室86と、それと反対側の油室87とに区画される。 油室86は前記第2油路L2 と連通し、油室87は前
記第1油路L1 と連通する。またキャップ83内は第
4油路L4 を介して前記ブースト室16に連通する。
【0036】ピストン85は、その左右両端に球弁88
,89を備えており、左方の球弁88は、ピストン85
の左動により弁座84に着座して弁孔90を閉じ、右方
の球弁89は、ピストン85の右動により油室87の端
壁に着座して第1油路L1 を閉じるようになっている
【0037】キャップ83内には、弁孔90を貫通して
左方の球弁88に当接する押圧子91と、これをピスト
ン85側へ付勢する戻しばね92とが収納される。
【0038】次にこの実施例の作用について説明する。 先ず流体圧源54、即ち油圧ポンプ42及び油圧源アキ
ュムレータ43が正常に機能している場合について説明
する。
【0039】ブレーキペダル1の不作動状態では、図4
に示すように制御ピストン15はセットばね20の力に
より、また弁ピストン22は戻しばね31の力により、
また反力ピストン23は戻しばね28の力によりそれぞ
れ所定の後退限に保持されている。弁ピストン22が後
退限に位置するときは、前述のように、入口弁51は閉
、出口弁52は開、開閉弁53は開の状態になっている
【0040】ブースト室16は通孔32,55及び出口
弁52を介して出口室39に、更に第2油路L2 を介
して油タンク44に連通していて、大気圧状態になって
いるので、マスタピストン7f、7rはそれぞれ後退位
置を占めることができる。
【0041】またストロークアキュムレータ45の蓄圧
室46は、第3油路L3 、中継室40、反力室49及
び開閉弁53を介して出口室39に連通するので、これ
も大気圧状態になっている。
【0042】一方、非常制御弁80では、油圧源アキュ
ムレータ43の油圧が第1油路L1 を通して油室87
に導入され、その油圧によりピストン85が図4で左動
して第1油路L1 を導通状態にすると共に、球弁88
により弁孔90を閉鎖している。
【0043】したがって、油圧源アキュムレータ43の
油圧は第1油路L1を介して入口室38に導入され、そ
して入口弁51によって該室38に待機させられる。
【0044】いま、車輪ブレーキ10a,10bを作動
させるべく、ブレーキペダル1を踏込むと、プッシュロ
ッド2、反力ピストン23、戻しばね28及び弁ピスト
ン22が一斉に前進(図4では左動)し、弁部22aの
弁室体29に対する前進に応じて、先ず開閉弁53が閉
じ、次いで出口弁52が閉じ、最後に入口弁51が開く
。この入口弁51の開弁により入口室38とブースト室
16間が連通され、入口室38に待機していた油圧がブ
ースト室16に導入される。その結果、マスタピストン
7rはその背面に油圧を受けて前進作動するので、前述
のように出力ポート9f,9rから油圧が出力して車輪
ブレーキ10a,10bを作動させる。
【0045】また、ブースト室16の導入油圧は制御ピ
ストン15の前面にも作用するので、その油圧による後
方への押圧力とセットばね20の弾発力とにより制御ピ
ストン15は当初の後退限に依然保持される。
【0046】さらに、ブースト室16の導入油圧は、ば
ね室30に伝達して弁部22aの前面にも作用し、弁ピ
ストン22を後方へ押し戻そうとする反力をも発生する
。そして、ブレーキペダル1の踏込みが進むと反力ピス
トン23は戻しばね28を圧縮すると共に、その前面の
反力室49の容積を収縮させながら前進することになる
が、開閉弁53の閉弁後は、反力室49は密閉状態とな
る。このため反力ピストン23の引続く前進により、反
力室49から第3油路L3 を通してストロークアキュ
ムレータ45の蓄圧室46に作動油が送られ、その油量
に応じてストロークアキュムレータ45の蓄圧室46に
発生する油圧が反力室49に伝達する。
【0047】その結果、弁ピストン22は、ストローク
アキュムレータ45の反発力と戻しばね28の押圧力と
を同時に受けて前方へ進もうとするが、ばね室30では
ブースト室16の油圧が弁ピストン22を後方へ押圧す
るので、結局弁ピストン22はその前後の押圧力が釣合
うように進退して入口弁51及び出口弁52を開閉制御
する。また反力ピストン23にもストロークアキュムレ
ータ45の反発力と戻しばね28の反発力とが作用する
ので、ブレーキペダル1には、その踏込量が増加するに
つれて、言い換えればブースト室16の油圧の上昇につ
れてストロークアキュムレータ45及び戻しばね28の
ばね特性に応じて増加する反力が作用し、これをブレー
キ感として操縦者は感受する。
【0048】ところで、ストロークアキュムレータ45
において、蓄圧室46への供給油量が増加すると、それ
に応じて各金属ダイヤフラム74は蓄圧室46の容積を
拡大させるように膨脹変形する。換言すれば、各金属ダ
イヤフラム74は全方向に引張られ、その反発力が蓄圧
室46に油圧を発生させるので、ストロークアキュムレ
ータ45は、図7に示すように、蓄圧室46への供給油
量の増加に応じて反発力が2次曲線的に増加するという
特性を示す。しかも金属ダイヤフラム74は、蓄圧室4
6の大気圧時には無負荷状態になっているから、前記反
発力は、蓄圧室46への作動油の供給に応じて零から滑
らかに増加する。
【0049】このような特性によれば、ブレーキペダル
1の踏込初期には反力を緩やかに増加させて制動のコン
トロール性を高め、踏込後期には反力を滑らかに急増さ
せて、ブレーキ感覚を損なうことなく踏込量の増加を抑
制することができる。
【0050】次に油圧源54に失陥を生じ、第1油路L
1 に油圧が供給されない場合について説明する。
【0051】このような場合にブレーキペダル1を踏込
むと、先ずプッシュロッド2、反力ピストン23、戻し
ばね28及び弁ピストン22が一斉に前進し、弁ピスト
ン22の肩部22bが弁室体29の後端に当接する。
【0052】弁室体29を備えた制御ピストン15は、
その外周に装着されたシール部材35,36及びブース
タ本体11に装着されたシール部材37の摩擦による比
較的大きな摺動抵抗を有し、しかもセットばね20によ
って後退限へ付勢されているので、肩部22bの弁室体
29への当接当初には移動しない。
【0053】したがって、引続く反力ピストン23の前
進によれば、戻しばね28が圧縮されると共に反力室4
9が加圧され、該室49の油の一部がストロークアキュ
ムレータ45へ圧送される。
【0054】そして、反力室49の油圧の弁ピストン2
2に与える前進力が制御ピストン15の摺動抵抗及びセ
ットばね20の力に打勝つようになると、制御ピストン
15も前進し始め、その前進に伴いシール部材36,3
7間の中継室40の容積が拡大され、該室40に負圧が
発生すると、反力室49やストロークアキュムレータ4
5の油が中継室40に吸入される。したがって中継室4
0には、制御ピストン15の前進を妨げるような負圧は
発生しない。
【0055】上述のように反力室49からストロークア
キュムレータ45へ油が流れると、戻しばね28の圧縮
変形が進み、遂には反力ピストン23の肩部23aが弁
ピストン22の後端に当接してそれを直接押動するよう
になる。
【0056】かくして、最終的には反力ピストン23、
弁ピストン22及び制御ピストン15は一体となって前
進してブースト室16を加圧しようとする。
【0057】しかしながら、非常制御弁80では、油圧
源54の失陥により右方の油室87の油圧が低下してい
るので、ピストン85は戻しばね92の弾発力により右
動して弁孔90を開放すると共に、右方の球弁89によ
り第1油路L1 を遮断する。このため制御ピストン1
5の前進に伴いブースト室16の油は、第4油路L4 
、キャップ83内部、弁孔90、左方の油室86及び第
2油路L2 を通して油タンク44に排出されるので、
ブースト室16は昇圧するに至らない。したがって、制
御ピストン15が後部マスタピストン7rよりも大径で
あっても、制御ピストン15の動きは、ブースト室16
の油により増速されることなく後部マスタピストン7r
に直接伝達することができる。
【0058】また非常制御弁80による第1油路L1 
の遮断によれば、油圧源54の機能が回復したとき、先
ず油圧源アキュムレータ43に素早く油圧を蓄えること
ができる。そして、その油圧が所定値以上に上昇したと
き、ピストン85を左動させて第1油路L1 を導通さ
せるものである。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ストロー
クアキュムレータを、アキュムレータ本体と、このアキ
ュムレータ本体に外周縁を固着されて該本体内を蓄圧室
と空気室とに区画するダイヤフラムとから構成すると共
に、蓄圧室の大気圧時には該ダイヤフラムを無負荷状態
にしたので、反力室から蓄圧室への流体の供給量の増加
に応じて、反発力を零から2次曲線的に滑らかに増加さ
せるという理想的なばね特性をストロークアキュムレー
タに与えることができ、これにより操作初期には反力を
零から緩やかに増加させて出力のコントロール性を高め
、操作後期には反力を滑らかに急増させて、過剰操作を
抑制することができ、操縦者に理想的な操作感覚を与え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す全体側面図
【図2
】図1のマスタシリンダ部の縦断側面図
【図3】図2の
3部拡大図
【図4】図1の油圧ブースタ部の縦断側面図
【図5】図
1のストロークアキュムレータの縦断側面図
【図6】上
記ストロークアキュムレータの一部を破断した平面図
【図7】ストロークアキュムレータの特性線図
【符号の説明】
B      流体圧倍力装置 1      操作部材としてのブレーキペダル11 
   ブースタ本体 23    反力ピストン 45    ストロークアキュムレータ46    蓄
圧室 49    反力室 69    アキュムレータ本体 74    ダイヤフラムとしての金属ダイヤフラム7
7    空気室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  操作部材(1)に連動、連結される反
    力ピストン(23)の前面に臨んでブースタ本体(11
    )内に画成されて、反力ピストン(23)の前進に応じ
    て体積を縮小される反力室(49)にストロークアキュ
    ムレータ(45)の蓄圧室(46)を連通した流体圧倍
    力装置において、ストロークアキュムレータ(45)を
    、アキュムレータ本体(69)と、このアキュムレータ
    本体(69)に外周縁を固着されて該本体(69)内を
    蓄圧室(46)と空気室(77)とに区画するダイヤフ
    ラム(74)とから構成すると共に、蓄圧室(46)の
    大気圧時には該ダイヤフラム(74)を無負荷状態にし
    たことを特徴とする、流体圧倍力装置。
JP3041780A 1991-03-07 1991-03-07 流体圧倍力装置 Pending JPH04283157A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7104058B2 (en) 2003-12-05 2006-09-12 Nissin Kogyo Co., Ltd. Vehicle braking system
US7293413B2 (en) 2005-03-31 2007-11-13 Nissin Kogyo Co., Ltd. Vehicle braking device
WO2012161016A1 (ja) * 2011-05-23 2012-11-29 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ストロークシミュレータ、このストロークシミュレータを有するマスタシリンダ、およびこのマスタシリンダを用いたブレーキシステム

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