JPS63178278A - 画像形成装置における湿式現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 韮ＪｆｉｊＬ艷 本発明は、画像形成装置における湿式現（Ｆｋ装置に関
するものである。

炎米越米 画像形成装置の一例である複写機では現像装置として乾
式の現像装置若しくは湿式の現像装置が用いられる。後
者の湿式現像装置を用いる湿式複写機の場合、転写につ
いては、これがトナーの電気的泳動転写によって行われ
灸ものと考えられている。このような転写の行われ方を
する湿式複写機では、第５図に示す如く、感光体ｐｃの
トナー像Ｔの厚さをＸ、転写紙Ｓの表面凸部の大きさを
ｙとして、ｘ＜ｙの条件ではその凸部だけにトナーが付
着するにすぎず、転写を良好に行うためには平滑性の良
い転写紙を選ばねばならず、このことから転写紙の選択
に大きな制約を受けている。

すなわち、乾式の複写機と比べて、ある程度限られた転
写紙しか使えず、いわゆるペーパフリー性がないという
弱点があったのである。そこで、従来の湿式複写機では
、平滑性の良好な専用紙を用いたりすることの他、トナ
一層の厚みＸを大きくしたり、熱延展トナー（付着した
トナーが定着の際、転写紙の繊維に沿って溶融して広が
る効果をもつトナー）を用いたりして、平滑性の悪い転
写紙にも対応できるようにして、ペーパフリー性のなさ
を解消するようにしていた。

しかし乍ら、ラグ紙（タイプ用紙等）などのｙの大きい
平滑性に極めて劣る転写紙に対しては、そのような効果
も充分ではなく、余剰現像液を除去するためのスクイズ
ローラと感光体との間のギャップを大きくしたりして、
溶剤の付着量を増大させ、トナー転写時の泳動を助ける
ようにして、転写効率の向上を図るようにしているが、
平滑性の良い転写紙を用いた場合に、今度はトナーが付
着し過ぎの状態となり、トナーっぷれを生じてシャープ
性が劣化するなどの問題を生じてしまう。

ｌ煎 本発明は、上記点に鑑みなされたものであって、その目
的とするところは、転写紙の種類を問わず。

ベタ均一性やハーフトーン再現性に優れたコピー画像の
得られる湿式現像装置を提供することにある。

１０文 本発明は、上記目的を達成させるため、潜像担持体の回
転方向に対して転写部よりも上流側に、潜像担持体面に
沿って潜像担持体と対向するように配列され、潜像担持
体表面の移動方向と反対方向に回転して潜像担持体上の
余剰現像液を除去する複数のスクイズローラを具備し、
この各スクイズローラを、スクイズローラ毎に潜像担持
体との間隙が異なるような作動位置に移動可能として、
各スクイズローラを選択使用することを特徴としたもの
である。

以下、従来の現像装置との対比において１本発明の一実
施例を説明する。

第１図は、従来の現像装置を有する転写型電子写真複写
機の概略構成図を示すものである。

潜像担持体の一例であるドラム状感光体１は一定の速度
で矢印方向へ回転駆動されており、この回転の際、先ず
感光体１の表面がメインチャージャー２により帯電させ
られ、次いで、露光部１０において原稿光像が投影され
ることにより、感光体上には静電潜像が形成される。な
お、露光後において、イレーザ３により感光体上の作像
領域以外の部位が除電される。

感光体１上に形成された静電潜像は湿式現像装置４によ
り現像されて顕像化される。一方、図示されない給紙部
からはガイド板５へ向けて転写紙Ｓが給送され、この給
送される転写紙は搬送ローラ６により感光体１へ向けて
送られ、転写部２５において転写紙には転写チャージャ
ー７により上記顕像が転写される。

この転写後、転写紙は、感光体１から分離ローラ８によ
り分離され、この分離後、搬送ベルト９により搬送され
、図示されない定着装置を通って機外へ排出される。一
方、転写紙の分離後、感光体ｌの表面の残留トナーがク
リーニングユニット１１により、また同表面の残留電荷
が除電ランプ（又は除電チャージャー）１２によりそれ
ぞれ除去され、次の複写に備えられる。

湿式現像袋［４は、現像容器１９内に設けられる第１現
像ローラ１３．第２現像ローラ１４及びスクイズローラ
１５を有し、これらは感光体１の回転方向に対して上流
側から下流側に向けて順に感光体周面に沿って配置され
ている。

各現像ローラ１３，１４は、感光体１に対して０．１ｎ
ｎ程度の微少間隙を隔して対向配置され、矢印方向に感
光体１よりも速い周速で回転駆動される。現像容器１９
に基端を固定されるスクレーパ１６．１７は、それぞれ
第１及び第２現像ローラ１３，１４に当接して現像ロー
ラ上のトナーを掻き取って常時、清掃する。

現像タンクユニット２１からは現像液供給パイプ２２を
通して現像液が汲み上げられ、この汲み上げられた現像
液は現像液供給ノズル２３から現像容器１９内へ供給さ
れる。この供給される現像液は、各現像ローラ１３，１
４と各スクレーパ１６．１７とのそれぞれの間から現像
ローラの回転に伴って感光体１の表面の側に運ばれ、さ
らに感光体と現像ローラとの間隙に流動して、感光体上
の静電潜像を現像する。この現像後、現像液は現像液回
収パイプ２４を通して現像タンクユニット２１内に回収
される。

スクイズローラ１５は、感光体１の回転方向に対して転
写部２５よりも上流側に感光体１と所定の間隙をもって
対向配置されている。スクイズローラ１５は感光体１の
表面の移動方向と反対方向に回転駆動されるようになっ
ていて、感光体上の余剰の現像液を掻き落し、転写前に
感光体上の液膜の厚さを制御する。一方、スクイズロー
ラ１５の表面の現像液はスクレーパ１８により掻き落さ
れる。

ここで第１図において、スクイズローラ１５は、先にも
述べたように、感光体１の周面の移動方向と反対方向に
回転して感光体上の余剰現像液を除去するものであるが
、本発明は、このスクイズローラを、第４図において符
号１５Ａ、１５Ｂで示す如く感光体周面に沿って複数個
、設けたものである（各ローラ１５Ａ、１５Ｂの回転方
向もローラ１５と同じである）。この場合、勿論、その
数は２つに限定されるものではない。なお、第１図にお
いて、スクイズローラ１５を取り除き、これと代替して
第４図のスクイズローラ１５Ａ、１５Ｂをその取り除い
た個所に入れたものが１本発明の一実施例となるもので
ある。

第４図に示す実施例は、かかるスクイズローラ１５Ａ、
１５Ｂを支軸３０に枢着された揺動杆３１の各自由端に
それぞれ回転自在に軸装したものとなっている。スクイ
ズローラ１５Ａの両端には第３図に示す如く軸受３６，
３６が取り付けられ。

スクイズローラ１５Ｂにも同様にして軸受３７が取り付
けられている。揺動杆３１の、ローラ１５Ａ側の自由端
には、ばね３２を介してソレノイド３３が連結され、ま
たローラ１５Ｂ側の自由端と、不動状態に保持されたピ
ン３４との間にばばね３５が掛けられている。そして、
ソレノイド３３の励磁及びこの解除によって揺動杆３１
は支軸３０の回りに揺動する。

ソレノイド３３が励磁された状態では、スクイズローラ
１５Ａの両端の軸受３６が感光体１に接し、この状態で
、スクイズローラ１５Ａは感光体１と間隙Ｇ（第３図）
をもって対向する。

ソレノイド３３の励磁が解除された状態では、ばね３５
に引かれて、今度はローラ１５Ｂ側の軸受３７が感光体
１に接し、この状態で、スクイズローラ］、　５　Ｂは
上記間隙と異なる間隙で感光体１と対向する。このとき
、軸受３６は感光体から離れる。なお、符号１８Ａ、１
８Ｂはスクレーパをそれぞれ示している。

ここで１例えば、軸受３６が感光体１に接しているとき
はスクイズローラ１５Ａと感光体１との間隙は５２μｍ
に、軸受３７が感光体１に接している仁きはスクイズロ
ーラ１５Ｂと感光体１との間隙は７２μｍにそれぞれ設
定されるようになっている。

ここで、現像液はトナーと溶剤から成っているのである
が、第２図はその溶剤の転写紙に対する付着量が、スク
イズローラの回転数の変化によって、いかように変化す
るかを示したものである。

紙１救出りに付着する溶剤量のことである。なお。

現像液として粘度が１．６５ｃｐｓ程度のもの、転写紙
として平滑性が１００〜１２０ｓｅｃ程度のものがそれ
ぞれ用いられることを条件としている。

また、複写線速（感光体速度）としては２１ｏＩｌＩＴ
ｌ／ｓｅｃとしている。なお１図において、実線は上記
間隙が５２μｍの場合であり、破線はその間隙が７５μ
ｍの場合である。

このデータからは、スクイズローラが５００ｒ。

ｐ、ｍのとき溶剤付着量が最小となるような最適値があ
り、この前後で溶剤付着量が増大し１間隙が大きい方に
切り変わると、溶剤付着量が増大することが理解される
。なお、第２図は先にも述べた如く平滑性が１００〜１
２０ｓｅｃの転写紙を用いた場合のデータであり、他の
平滑性、例えば５〜１０ｓｅｃ程度のラグ紙でも同様な
傾向を示す。

上記間隙を５２μｍから７５μｍに変えることにより１
例えば溶剤付着量の最適値を４８ｍｇ／Ａ４から８３ｍ
ｇ／Ａ４に変化させることが可能であス− ところで本発明者が実測したところ、平滑性が１００〜
１２０ｓｅｃの転写紙で溶剤付着量が４８ｍｇ／Ａ４で
あるに対し、同じ間隙５２μｍで、平滑性が５〜１０．
ｓｅｃのラグ紙では溶剤がその半分しか付着しなかった
。これはラグ紙が表面の凹凸の大きい所謂ポーラスな紙
であって、凸部にしかＩ・ナーが付着しないことに起因
するものである。

上の表は、複写線速が２１０　ｔｅｎ／ｓｅｃの場合で
あって、転写紙の平滑性や間隙の違いによって、画像濃
度がどのように変わるのが、あるいは、ベタ均一性やシ
ャープネス性が良好になるか否かを示すものである。表
中、◎は最も良好になる、０は良好になる。×は良好に
ならないことをそ拉ぞれ示す。他の複写線速でも同様の
傾向を示す。

この表において１例えば、同じ間隙（５２μｍ）では、
平滑性１００〜１２０ｓｅｃの転写紙と５〜１０ｓｅｃ
のそれとを比べて、後者の平滑性に劣る方が１画像源度
が低下（１，４４→１．０８）してしまっている。ベタ
均一性についても同様に劣化する傾向を示している。

このように、同一間隙では平滑性に劣る転写紙に対して
各品質項目を充分に満足させることができない。

そこで、第４図に示す如（、通常はスクイズローラ１５
Ａの方を選択使用して、間隙が５２μｍとなるような作
動位置にそれを置き、平滑性に劣る転写紙を用いる場合
にはスクイズローラ１５Ｂの方を選択使用して１間隙が
７５μｍとなるような作動位置にそれを置くことで、平
滑性に劣る転写紙（５〜ＬＯｓｅｃ）でも、画像濃度を
低下させないように、また、ベタ均一性やシャープネス
性を劣下させないようにすることができる。

各種の平滑性を有する転写紙に対する同様な実験を行っ
たところ、２０ｓｅｃより大なる平滑性の転写紙の場合
には、間隙を小さく１例えば５２μｍとし、逆に２０ｓ
ｅｃ以下の平滑性の転写紙に対しては間隙を大きくし、
例えば７５μｍとして溶剤付着量をアップさせることが
できる。

なお、当該複写機の操作パネル上に選択キーを設け、こ
れをキー操作して、第４図のソレノイド３３をオン・オ
フさせることにより、いずれかのスクイズローラを選定
して、間隙モードを切り変えるようにすることもできる
。これにより、一方のスクイズローラが選定されたとき
は、他方のローラは、この機能を何ら達成しなくなる。

このように、かような選択キーを操作するだけで、平滑
性に劣る転写紙を用いる場合に、平滑性の良好な転写紙
に劣らずに、ベタ均一性やハーフトーン再現性に優れた
コピー紙を得ることができ一処米 以上、本発明によれば、ラグ紙等の平滑性に劣る転写紙
でも、乾式現像では及ばないハーフ１−一ン（写真等）
再現性やベタ均一性等に優れたコピー画像を得ることが
でき、ペーパフリー性のなさを解消す′ることかできる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は転写型電子写真複写機の既略構成図、第２図は
スクイズローラの回転数の変化によって溶剤付着量がい
かように変化するかを示す図、第３図はスクイズローラ
と感光体との間の間隙について説明するための図、第４
図はスクイズローラの具体的配設例を示す図、第５図は
転写紙の凹凸表面にトナー像が転写される場合に、この
転写が良好に行われるか否かを説明するための図である
。 １・・・潜像担持体としての感光体 １５Ａ、１５Ｂ・・・スクイズローラ ２５・・・転写部 Ｉ←押人　土憚＋　臣　■　口τ１　土フィシｚｚミ＼
優２　区 停σ　霞

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）潜像担持体の回転方向に対して転写部よりも上流
   側に、潜像担持体面に沿って潜像担持体と対向するよう
   に配列され、潜像担持体表面の移動方向と反対方向に回
   転して潜像担持体上の余剰現像液を除去する複数のスク
   イズローラを具備し、この各スクイズローラを、スクイ
   ズローラ毎に潜像担持体との間隙が異なるような作動位
   置に移動可能として、各スクイズローラを選択使用する
   ことを特徴とする画像形成装置における湿式現像装置。
2. （２）選択使用されるスクイズローラの選定は、選択キ
   ーによるキー操作で行われることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載の画像形成装置における湿式現像装
   置。