JPS63178197A - 潤滑油組成物 - Google Patents

潤滑油組成物

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JPS63178197A
JPS63178197A JP810687A JP810687A JPS63178197A JP S63178197 A JPS63178197 A JP S63178197A JP 810687 A JP810687 A JP 810687A JP 810687 A JP810687 A JP 810687A JP S63178197 A JPS63178197 A JP S63178197A
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JP
Japan
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formula
weight
carbon atoms
group
alkyl
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JP810687A
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Inventor
Kazushi Hata
畑 一志
Takashi Machida
尚 町田
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NSK Ltd
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は一滑油組成物に関し、詳しくは耐久性に優れ、
しかも高いトラクション係数を有しておリ、トラクショ
ンドライブ機構を有する動力伝達装置用の潤滑油として
実用上有効に利用できる潤滑油組成物に関する。
[従来の技術、発明が解決しようとする問題点]近年、
自動車用無段変速機、産業用無段変速機としてトラクシ
ゴンドライブ(転がり接触による摩擦駆動装置)が採用
されている。このようなトラクションドライブに用いる
流体としてはトラクション係数が高く、動力伝達効率の
高いものが要求されている。
このような要求に応えるトラクションドライブ用流体に
関する提案は多い(たとえば、特公昭4B−338号、
同4B−339号、同47−35783号、同58−2
7838号など)。これらはいずれもトラクション係数
を高くすることを目的としたものである。
しかしながら、これらトラクションドライブ用流体を現
実の装置でその性能を試してみると、耐久性に乏しく、
実用上十分に満足しうるものでないことが判明した。
本発明者は潤滑油が耐久性を有するためには耐荷重能、
耐摩耗性に優れ、疲労寿命が長く、かつ酸化安定性が良
好であることが必要であることを究明し、かかる要求を
満足する潤滑油組成物を開発すべく検討した。その結果
、基油に特定の化合物を配合した潤滑油組成物の開発に
成功した(特願昭60−193191号)。
本発明者は、さらに検討を重ね、該組成物の1成分を変
更することによって耐摩耗性が改良され、一層耐久性に
すぐれた潤滑油組成物が得られることを見出し、本発明
に到達した。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、(A)縮合環および/または非縮合環の飽和
炭化水素化合物を主成分とする基油に、(B)一般式 [式中、R1、R2は炭素数1〜30のアルキル基、該
アルキル基中に1個の酸素原子を含む基、シクロアルキ
ル基、アリール基またはアルキルアリール基を示し、X
とyはx+1=4を満たす正の実数である。なお、R1
とR2は同一であっても異なっていても良い、]で表わ
されるモリブデンジアルキルジチオカーバメー) 0.
01〜3.0重量%、(C)一般式 [式中、R3、R4、R5およびR6は炭素数3〜30
の第1級アルキル基、炭素数3〜30の第2級アルキル
基あるいは炭素数6〜30の7リール基またはアルキル
基置換アリール基を示す、但し、R3、R4゜R5およ
びR6は各々同一であっても異なっていても良い、]で
表わされる1種または2種以上のジチオリン酸亜鉛0〜
3.0重量%、(D)リン酸エステル0.05〜3.0
重量%を配合してなる潤滑油組成物に関するものである
本発明においては(A)成分として縮合環および/また
は非縮合環の飽和炭化水素を主成分とする基油を用いる
。このような飽和炭化水素としては様々なものが挙げら
れるが、特にシクロヘキシル基および/またはデカリル
基を有する飽和炭化水素であって、炭素数10−40の
ものが好ましい、ここでシクロヘキシル基および/また
はデカリル基を有する飽和炭化水素として具体的には次
の如きものを挙げることができる。
すなわち1例えば 式 で表わされる3−メチル−1,3−ジシクロヘキシルブ
タン。
式 で表わされる1−シクロへキシル−1−デカリルエタン
式 で表わされる2、4−ジシクロへキシルペンタン式 で表わされる2−メチル−2,4−ジシクロへキシルペ
ンタン。
式 (式中、R9は炭素数10〜30のアルキル基を示す、
)で表わされるアルキルシクロヘキサンが挙げられる。
このものとして具体的にはイソドデシルシクロヘキサン
、イソペンタデシルシクロヘキサンなどを挙げることが
できる。
その他1本発明における(A)成分である縮合環および
/または非縮合環の飽和炭化水素としてはさらに次の如
きものを挙げることができる。
すなわち、 式 で表わされる1、2−ジ(ジメチルシクロヘキシル)プ
ロパン。
式 で表わされる2、3−ジ(メチルシクロヘキシル)−2
−メチルブタン。
式 で表わされる1、2−ジ(メチルシクロヘキシル)−2
−メチルプロパン。
式 で表わされる2、4−ジシクロへキシルペンタン2式 で表わされるシクロヘキシルメチルデカリン。
式 で表わされる1−(メチルデカリル)−1−シクロヘキ
シルエタン。
式 で表わされる1−(ジメチルデカリル)−1−シクロヘ
キシルエタン。
式 で表わされる2−デカリル−2−シクロヘキシルプロパ
ン。
式 で表わされるシクロヘキシルメチルパーヒドロフルオレ
ン。
式 で表わされる1−パーヒドロフルオレニル−1−シクロ
ヘキシルエタン。
式 で表わされるシクロヘキシルメチルパーヒドロアセナフ
テン。
で表わされる1、1.2− トリシクロヘキシルエタン
式 で表わされるビスデカリン。
式 で表わされる1、3.5− )リシクロへキシル−5=
メチルへキサン。
で表わされる2−(2−デカリル) −2,4,8−ト
リメチルノナン。
式 で表わされる1、1−ジデカリルエタン。
式 で表わされるターシクロヘキシル。
式 で表わされる1、1.3− )リフチル−3−シクロヘ
キシルヒドリンダン。
式 で表わされる2−メチル−1,2−ジデヵリルプロパン
などが挙げられ、これらを単独で若しくは2種以上を組
合せて用いることができる。
これらの中でも特に式 で表わされる1−シクロへキシル−1−デカリルエタン
が好ましい、また、このものとしてはcis構造化合物
量が多いほど好ましく、特に50%以上であるものが好
適である。
本発明における(A)成分は上記の縮合環および/また
は非縮合環の飽和炭化水素を主成分とする基油であり、
この他に50%以下の割合で鉱油、特にナフテン系鉱油
やポリブテン、アルキノCベンゼンなどの合成油を含ん
だものであっても良い。
次に、本発明においては(B)成分として上記一般式[
1]で表わされるモリブデンジアルキルジチオカーバメ
ートを用いる。モリブデンジアルキルジチオカーバメー
トとしては、たとえば特公昭49−8382号、同53
−31648号、特開昭56−61387号。
同5G−62894号等に記載されているものを使用す
ることができ、具体的には硫化ジエチルジチオカルバミ
ン酸モリブデン、1i&化ジブチルジチオカルバミン酸
モリブデン、′l&化シアシアミルジチオカルバミン酸
モリブデン化ジ(2−エチルヘキシル)ジチオカルバミ
ン酸モリブデン、硫化ジラウリルジチオカルバミン酸モ
リブデン、′l&化ジ(オレイルーリルイル)ジチオカ
ルバミン酸モリブデン、硫化ジシクロへキシルジチオカ
ルバミン酸モリブデン、硫化ジノニルフェニルジチオカ
ルバミン酸モリブデン、           ・−硫
化2−エチルへキシ ル、2−エチルへキシル−〇−プロポキシジチオカルバ
ミン酸モリブデン、硫化2−エチルヘキシル、ブチル−
O−プロポキシジチオカルバミン酸モリブデン、硫化2
−エチルヘキシル、ステアリル−0−プロポキシジチオ
カルバミン酸モリブデンなどを挙げることができる。
上記(B)成分たるモリブデンジアルキルジチオカーバ
メートの配合割合は0.01〜3.0重量%が適当であ
る。ここで、配合割合が0.01重量%未満であると、
添加効果が十分に現われず、また3、0重量%を越えて
添加しても、効果の増大が期待できない、なお、後記(
C)成分を添加しない場合、この(B)成分の添加量は
0.1重量%以上とすべきである。
さらに、本発明においては(C)成分として前記一般式
[nlで表わされる1種または2種以上のジチオリン酸
亜鉛を用いる。
ここで上記一般式[nlで表わされるジチオリン酸亜鉛
は、式中のR3〜Rものすべての置換基が同一であるも
のからそれぞれ異なるものまで各種のものがあり、それ
らを単独であるいは二種以上混合して使用される0通常
はR3〜R6の置換基がすべて同一のジチオリン酸亜鉛
を二種あるいはそれ以上混合して用いる。しかし、単独
で用いることもできるし、またR3〜R6がそれぞれ異
なる置換基であるジチオリン酸亜鉛を単独で、あるいは
これらとR3〜R6がすべて同一であるジチオリン酸亜
鉛を適宜混合して用いることも可能である。ただし、い
ずれの場合においても、用いる全ジチオリン酸亜鉛中、
炭素数3〜30の第1級アルキル基のジチオリン酸亜鉛
が1/3(重量)以上存在することが好ましく、特にl
/2(重量)以上存在することが好ましい。
このように、全ジチオリン酸亜鉛中のR3〜R6の合計
量に対して、炭素数3〜30の第1級アルキル基のジチ
オリン酸亜鉛が173(重量)以上存在するものを用い
ることにより、耐摩耗性、耐荷重能がより向上し、疲労
寿命を伸長させてさらに耐久性の向上したものとなる。
このようなジチオリン酸亜鉛としては既に市販されてい
るものを用いればよく、例えば日本ルブリゾール社のL
ubrizol 1097  (R3〜R6が第1級オ
クチル基を主成分とするもの)、同1395 (R3〜
R6が第1級のブチル基とアミル基を主成分とするも)
);カロナイト化学社ノ0LOA 2B? (R3〜R
6カ第1級ヘキシル基を主成分とするもの):日本クー
パー社の旧tec E 682  (R3〜R6が第1
級ヘキシル基を主成分とするもの);アモコケミカル社
のAr1oco 198  (R3〜R6が第1級のブ
チル基とアミル基を主成分とするもの)などを単独で、
または適宜混合して用いる。
上記(C)成分は極圧剤(#荷重性、#摩耗性改善)な
どとして作用する化合物であり、その配合割合は組成物
全体のO〜3.0重量%、好ましくは0.1〜2.0重
量%が適当である。(C)成分を上限を越えて配合して
も、効果の顕著な増大が期待できず、逆に効果が減少す
る傾向を示す。
また、本発明においては(Illl)成分としてリン酸
エステル類、即ちリン酸エステル、亜リン酸エステルお
よびそれらのアミン酸のうちの少なくとも1種の化合物
を用いる。
ここでリン酸エステル類は次の一般式[mlおよび[I
V]で表わされるものが特に好ましい。
上記式[III]および[rlirlにおいて、R7、
R8およびR9は水素原子または炭素数4〜30のアル
キル基、アリール基、アルキル置換アリール基などを示
すもので、R7、R8およびR9は同一でも異なってい
てもよい。
リン酸エステル類の具体例としては、トリフェニルホス
フェート、トリクレジルホスフェート。
トリキシレニルホスフェート、トリ(イソプロピルフェ
ニル)ホスフェート、ブチルアシッドホスフェート、2
−エチルへキシルアシッドホスフェート、ラウリルアシ
ッドホスフェート、オレイルアシッドホスフェート、ス
テアリルアシッドホスフェート、ジブチルハイドロゲン
ホスファイト、ジオクチルハイドロゲンホスファイト、
ジラウリルハイドロゲンホスファイト、ジオレイルハイ
ドロゲンホスファイト、ジステアリルハイドロゲンホス
ファイトなどのリン酸エステルまたは亜リン酸エステル
、およびこれらのラウリルアミン塩、オレイルアミン塩
、ココナツツアミン塩、牛脂アミン塩などのアミン塩が
挙げられる。
これらの中でも特にトリクレジルホスフェートが好まし
い。
この(D)成分であるリン酸エステル類は組成物全体に
対して0.05〜3.0重量%、好ましくは0.1〜1
.5重量%、より好ましくは0.2〜1.0重量%の割
合で配合される。ここで配合割合が0.05未満である
と、耐摩耗性が低下し疲労寿命も悪化し、また、3.0
重量%を超えても、添加効果の向上は認められず、逆に
摩耗を助長するので好ましくない。
本発明の潤滑油組成物は上記(A)〜(D)成分よりな
るものであるが、必要に応じて各種添加剤を適宜加える
ことができる。たとえば清浄分散剤としてポリブテニル
コハク酸イミドなどのポリアルケニルコハク酸イミドや
そのホウ素化合物誘導体を加えたり、防錆剤として、た
とえばカルシウムスルホネート、バリウムスルホネート
、ナトリウムスルホネートなどの他、アルキルまたはア
ルケニルコハク酸、その誘導体、トリーn−ブチルアミ
ン、n−オクチルアミン、トリーn−オクチルアミン、
シクロヘキシルアミンなどのアルキルアミンや炭素数6
〜20の脂肪酸、含芳香族カルボン酸、炭素数2〜20
の二塩基酸などのカルボン酸類の上記アルキルアミン塩
もしくはアンモニウム塩、さらには上記各種カルボン酸
とアミンとの縮合物などを加えることができる。これら
の中でもカルシウムスルホネートまたはバリウムスルホ
ネートを用いることが好ましい、さらに、2,8−ジタ
ーシャリ−ブチル−p−クレゾール、4.4’−メチレ
ンビス(2,6−ジターシャリ−ブチルフェノール)な
どのフェノール系酸化防止剤や流動点降下剤あるいは粘
度指数向上剤としてポリメタアクリレートを用いること
ができ、特に数平均分子量1万〜10万のものが好まし
い。その他、エチレン・プロピレン共重合体、スチレン
・プロピレン共重合体などのオレフィンコポリマーを用
いることもできる。その他、消泡剤等も添加することが
できる。
[実施例] 次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1〜5および比較例1〜6 基油としてl−シクロへキシル1−デカリルエタン(シ
ス含量44%)(基油A)、1−シクロヘキシル1−デ
カリルエタン(シス含量70%)(基油B)または鉱油
(100℃動粘度5.32cSt )  (基油C)を
用い、これに第1表に示す各成分を所定割合で加えて潤
滑油組成物を調製した。
得られた潤滑油組成物について各種試験を行なった。結
果を第1表に示す、なお、試験方法は下記の如くである
試験方法 ■耐久試験 無段変速機による台上耐久試験を次の装置を用い、次の
条件にて行ない、下記の如く評価した。
装置:コーン・ローラー トロイダル型無段変速機 ASME 83−豐A/DSC−33に記載された装置
条件二入力軸回転数   3000 rpvs入力トル
ク   3.0 kgF−1 速  度  比     1:1 油      温      90 ℃評価:転動面剥
離発生までの@接触回数で評価した。また、備考には途
中(106回後または剥離発生時)での油および転 勤面の観察結果を示した。
■疲労寿命試験 JIS K−2519の四球試験機で4個の鋼球を表面
粗さRaax 1.5IA11のものを用い、次の条件
で試験を行なった。
油     温     80 ℃ 回  転  数   1500  rprsヘルツ圧 
 711 kgf/層脂2 ■シェル四球試験 ASTM D−2785による。なお、第1表中、CL
、 LWIおよび冒Pはそれぞれ次の意である。
CL  (Corrected Load)  =修正
荷重LWC(Load−Wear Index) =荷
重−摩耗指数WP  (Weld Po1nt)   
=融着荷重■耐摩耗性 ASTM 0−4172のシェル四球試験を次の条件で
行ない、摩耗量(am)で評価した。
条件二回転数  1800rp鳳 荷  重     30kg−f 時  間     2時間 油  温    120℃ ■内燃機関用潤滑油酸化安定度試験(ISOT)JIS
 K 2514の3.1に準じて行ない(150X0時
間)、シリンダー壁面のスラッジの有無と銅触媒の変化
で評価した。
■錆止め性 JIS K 224Gに準拠して行なった。
■トラクション係数 2円筒型転がり摩擦試験機にて行なった。すなわち、曲
率を有する円筒A(直径52tata +曲率半径10
m5)と平面を有する円筒B(直径52mm)とを7Q
QOgfで接触させ、円筒Aを一定速度(1500rp
層) テ、円筒Bを150Orpmから昇速させてスリ
ップ率5%のときの両円筒間に発生するトラクション力
を測定して、トラクション係散を求めた。
ここで2つの円筒の材質は軸受鋼5UJ−2で、表面は
アルミナ(Q、Q3#L)によりパフ仕上げされており
、表面粗さはRmax O,IJL以下であり、ヘルツ
接触圧は112kgf/em2であった。なお、供試油
は温度調節により100℃に保って測定した。
〃 B     同  上     (Crs  70
%)//  (鉱 油 (100%動粘度5.32cS
t)”2 Mol]TC硫化ジー(2−エチルヘキシル
)ジチオカルバミン酸モリブデン 23 MoD丁C硫化2−エチルヘキシル、2エチルへ
キシル−〇−プロポキシジチオカ ルバミン酸モリブデン 塞6防錆剤、Ca−スルホネート(Sulfol R−
10、松材石油) 、 Ba−スルホネート(NASU
L−BSN、R,?、バ峰ンダービルト) *7すべての試料にポリメタアクリレート(分子量4万
)を5重量%添加 [発明の効果] 本発明の潤滑油組成物はトラクションドライブ機構や歯
車、軸受等の金属材料の耐久性を向上させて、実際に使
用できる性能を有したものである。特に、(B)成分と
して特定のモリブデンジアルキルジチオカーバメートを
用いたことにより耐摩耗性がさらに改良された。
すなわち、本発明の潤滑油組成物はトラクションドライ
ブ機構を構成する金属材料の耐摩耗性。
耐荷重能に優れるとともに、耐疲労寿命も延長する効果
を有する。しかも、本発明の潤滑油組成物は酸化安定性
、錆止め性に優れており、スラッジが発生したり、腐食
が生ずるなどの問題もない。
さらに、本発明の潤滑油組成物はトラクション数が高く
、動力伝達効率の高いものである。
したがって、本発明の潤滑油組成物は、トラクションド
ライブ単独に対してはもちろん、特に同一系内に歯車機
構、油圧機構、転がり軸受等を含むトラクションドライ
ブ機構、換言すればトラクションドライブ機構を有する
動力伝達装置の潤滑に極めて有効に用いることができる
特許出願人  出光興1株式会社 同   日本精工株式会社 手続補正書(自制 昭和62年4月9日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)縮合環および/または非縮合環の飽和炭化
    水素化合物を主成分とする基油に、(B)一般式▲数式
    、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1、R^2は炭素数1〜30のアルキル基
    、該アルキル基中に1個の酸素原子を含む基、シクロア
    ルキル基、アリール基またはアルキルアリール基を示し
    、xとyはX+y=4を満たす正の実数である。なお、
    R^1とR^2は同一であっても異なっていても良い。 ]で表わされるモリブデンジアルキルジチオカーバメー
    ト0.01〜3.0重量%、(C)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^3、R^4、R^5およびR^6は炭素数
    3〜30の第1級アルキル基、炭素数3〜30の第2級
    アルキル基あるいは炭素数6〜30のアリール基または
    アルキル基置換アリール基を示す。但し、R^3、R^
    4、R^5およびR^6は各々同一であっても異なって
    いても良い。]で表わされる1種または2種以上のジチ
    オリン酸亜鉛0〜3.0重量%、(D)リン酸エステル
    0.05〜3.0重量%を配合してなる潤滑油組成物。
  2. (2)全ジチオリン酸亜鉛中、R^3〜R^6が炭素数
    3〜30の第1級アルキル基であるジチオリン酸亜鉛が
    1/3(重量)以上である特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63223092A (ja) * 1987-03-12 1988-09-16 Idemitsu Kosan Co Ltd 内燃機関用潤滑油の添加剤
US5696065A (en) * 1994-07-05 1997-12-09 Asahi Denka Kogyo K. K. Engine oil composition
JP2000001687A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Japan Energy Corp 無段変速機油組成物
JP2012036344A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Nisshin Oillio Group Ltd 潤滑油組成物

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