JPS63176842A - 流体入り防振支持装置 - Google Patents
流体入り防振支持装置Info
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- JPS63176842A JPS63176842A JP692387A JP692387A JPS63176842A JP S63176842 A JPS63176842 A JP S63176842A JP 692387 A JP692387 A JP 692387A JP 692387 A JP692387 A JP 692387A JP S63176842 A JPS63176842 A JP S63176842A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/26—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
- F16F13/28—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions specially adapted for units of the bushing type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は流体入り防振支持装置に係り、特に車両の走行
状態に応じて防振特性(バネ剛性)を切り換えることの
出来る、ブツシュ構造の流体入り防振支持装置に関する
ものである。
状態に応じて防振特性(バネ剛性)を切り換えることの
出来る、ブツシュ構造の流体入り防振支持装置に関する
ものである。
(従来技術)
従来より、自動車等の車体に対して、差動装置や車輪等
を懸架するために各種のアーム、ロッド、リンク等の懸
架部材が各種方向に揺動可能に取り付けられており、そ
して該懸架部材の両端の枢着部には、一般に、それぞれ
振動の緩和等を目的としてサスペンションブツシュが組
み込まれているのであり、また同様な目的のブツシュと
して、エンジンと車体との間に介装されて、振動の伝達
を抑制するようにしたエンジンマウントも用いられてい
る。
を懸架するために各種のアーム、ロッド、リンク等の懸
架部材が各種方向に揺動可能に取り付けられており、そ
して該懸架部材の両端の枢着部には、一般に、それぞれ
振動の緩和等を目的としてサスペンションブツシュが組
み込まれているのであり、また同様な目的のブツシュと
して、エンジンと車体との間に介装されて、振動の伝達
を抑制するようにしたエンジンマウントも用いられてい
る。
ところで、かかるサスペンションブツシュ、エンジンマ
ウント等の防振支持体としてのブツシュは、一般に、車
両懸架等のために所定の枢軸が嵌装せしめられる内筒金
具とこれと同心的に配置される外筒金具との間に、全体
として略円環状乃至は略円筒状のゴムスリーブが介装せ
しめられた構造を有し、このゴムスリーブの弾性変形に
よって振動を減衰せしめるようになっているが、近年に
なって、かかるゴムスリーブを形成するゴム材料に、特
に高減衰係数を有するものを使用するまでもなく、ブツ
シュの緩衝機能として好ましい減衰を発生せしめるよう
にした複合ブツシュ、所謂流体入りブツシュが提案され
るに至った。
ウント等の防振支持体としてのブツシュは、一般に、車
両懸架等のために所定の枢軸が嵌装せしめられる内筒金
具とこれと同心的に配置される外筒金具との間に、全体
として略円環状乃至は略円筒状のゴムスリーブが介装せ
しめられた構造を有し、このゴムスリーブの弾性変形に
よって振動を減衰せしめるようになっているが、近年に
なって、かかるゴムスリーブを形成するゴム材料に、特
に高減衰係数を有するものを使用するまでもなく、ブツ
シュの緩衝機能として好ましい減衰を発生せしめるよう
にした複合ブツシュ、所謂流体入りブツシュが提案され
るに至った。
すなわち、特公昭48−36151号公報、特公昭52
−16554号公報、特開昭56−164242号公報
等に明らかにされている如く、かかる複合ブツシュは、
同心的に配置せしめた内筒金具と外筒金具との間に介装
されたゴムスリーブの表面に複数の凹所(ポケット部)
を設け、この凹所の開口を外筒金具の内面にて覆蓋せし
めて形成される独立した流体室に所定の流体を充填せし
めると共に、それら流体室がオリフィスを通じて連通せ
しめられた構造を有し、加振振動時におけるそれぞれの
流体室内に充填された流体の、前記オリフィスを通じて
の流動作用により、良好な振動減衰乃至は遮断作用が発
揮されるようになっているのである。
−16554号公報、特開昭56−164242号公報
等に明らかにされている如く、かかる複合ブツシュは、
同心的に配置せしめた内筒金具と外筒金具との間に介装
されたゴムスリーブの表面に複数の凹所(ポケット部)
を設け、この凹所の開口を外筒金具の内面にて覆蓋せし
めて形成される独立した流体室に所定の流体を充填せし
めると共に、それら流体室がオリフィスを通じて連通せ
しめられた構造を有し、加振振動時におけるそれぞれの
流体室内に充填された流体の、前記オリフィスを通じて
の流動作用により、良好な振動減衰乃至は遮断作用が発
揮されるようになっているのである。
(解決課題)
ところで、このように従来のブツシュ構造の防振支持装
置は、一般に、そのバネ剛性(バネ定数)を柔らかくし
て、加振振動時における振動の遮断作用を高めるように
配慮されてきているが、また自動車等の車両にあっては
、その走行状態に応じて、かかるブツシュのバネ剛性を
、先の場合とは全く逆に高めるべきことが要求される場
合がある。例えば、5リンクコイル式リアサスペンショ
ンのバナールロッド・ブツシュにあっては、悪路走行時
においては、車両のロール剛性を下げて、乗り心地を良
くするために、ブツシュのバネ剛性を柔らかくすること
が要求され、一方通常走行時や高速走行時にあっては、
操縦安定性を向上させるために、ブツシュのバネ剛性を
硬くして、車両のロール剛性を上げることが要求されて
いる。
置は、一般に、そのバネ剛性(バネ定数)を柔らかくし
て、加振振動時における振動の遮断作用を高めるように
配慮されてきているが、また自動車等の車両にあっては
、その走行状態に応じて、かかるブツシュのバネ剛性を
、先の場合とは全く逆に高めるべきことが要求される場
合がある。例えば、5リンクコイル式リアサスペンショ
ンのバナールロッド・ブツシュにあっては、悪路走行時
においては、車両のロール剛性を下げて、乗り心地を良
くするために、ブツシュのバネ剛性を柔らかくすること
が要求され、一方通常走行時や高速走行時にあっては、
操縦安定性を向上させるために、ブツシュのバネ剛性を
硬くして、車両のロール剛性を上げることが要求されて
いる。
しかしながら、従来のブツシュは、上述の如き走行状態
により要求される相反する、柔、剛のバネ特性を両立し
て満足するものではなかったのである。けだし、柔、剛
の二つのバネ特性はブツシュにとって二者択一的なもの
であるからであり、また従来のブツシュが、専ら乗り心
地の改善等を目的として、柔らかいバネ剛性を備えるべ
く検討されてきているからである。
により要求される相反する、柔、剛のバネ特性を両立し
て満足するものではなかったのである。けだし、柔、剛
の二つのバネ特性はブツシュにとって二者択一的なもの
であるからであり、また従来のブツシュが、専ら乗り心
地の改善等を目的として、柔らかいバネ剛性を備えるべ
く検討されてきているからである。
(解決手段)
ここにおいて、本発明は、かかる課題を解決すべ(為さ
れたものであって、その特徴とするところは、枢軸部材
とその外側に所定距離隔てて配置される外筒部材との間
に略円筒状の弾性部材を介在せしめると共に、該弾性部
材に別個に設けられた複数のポケット部の開口を前記外
筒部材にて覆蓋せしめることにより、複数の独立した流
体室を形成し、且つそれら流体室に所定の非圧縮性流体
を封入せしめる一方、かかる複数の流体室を互いにオリ
フィスを介して連通させて、該オリフィスを通じての前
記非圧縮性流体の流動作用にて、所望の減衰作用を発揮
せしめるようにした防振支持装置であって、且つ、かか
る防振支持装置の前記枢軸部材内にその一方の端部から
軸心方向に所定の長さで延びるように設けられた制御穴
と、該制御穴と前記複数の流体室とをそれぞれ独立して
連通せしめ、且つ該制御穴の行止り端面にそれぞれ開口
する、前記オリフィスを構成する複数の連通路と、前記
制御穴内に嵌入せしめられて位置固定に配置され、該制
御穴を前記行止り端面に近接した位置において流体密に
仕切る一方、該行止り端面に押し付けられることによっ
て該行止り端面に開口する前記複数の連通路の開口部の
少なくとも一つを閉塞して、前記オリフィスによる流体
室間の連通を遮断する弁部材と、前記制御穴内に装入、
配置されて、該弁部材を前記制御穴の行止り端面に向っ
て押圧せしめる押圧手段とを、含むように構成したこと
にある。
れたものであって、その特徴とするところは、枢軸部材
とその外側に所定距離隔てて配置される外筒部材との間
に略円筒状の弾性部材を介在せしめると共に、該弾性部
材に別個に設けられた複数のポケット部の開口を前記外
筒部材にて覆蓋せしめることにより、複数の独立した流
体室を形成し、且つそれら流体室に所定の非圧縮性流体
を封入せしめる一方、かかる複数の流体室を互いにオリ
フィスを介して連通させて、該オリフィスを通じての前
記非圧縮性流体の流動作用にて、所望の減衰作用を発揮
せしめるようにした防振支持装置であって、且つ、かか
る防振支持装置の前記枢軸部材内にその一方の端部から
軸心方向に所定の長さで延びるように設けられた制御穴
と、該制御穴と前記複数の流体室とをそれぞれ独立して
連通せしめ、且つ該制御穴の行止り端面にそれぞれ開口
する、前記オリフィスを構成する複数の連通路と、前記
制御穴内に嵌入せしめられて位置固定に配置され、該制
御穴を前記行止り端面に近接した位置において流体密に
仕切る一方、該行止り端面に押し付けられることによっ
て該行止り端面に開口する前記複数の連通路の開口部の
少なくとも一つを閉塞して、前記オリフィスによる流体
室間の連通を遮断する弁部材と、前記制御穴内に装入、
配置されて、該弁部材を前記制御穴の行止り端面に向っ
て押圧せしめる押圧手段とを、含むように構成したこと
にある。
なお、かかる本発明の好ましい態様にあっては、前記弁
部材が、円盤状の弾性弁体と該弾性弁体の外周部に一体
的に設けられた剛性リングとを含んで構成され、そして
該剛性リングを介して前記制御穴内に圧入、配置せしめ
られる構造とされる。
部材が、円盤状の弾性弁体と該弾性弁体の外周部に一体
的に設けられた剛性リングとを含んで構成され、そして
該剛性リングを介して前記制御穴内に圧入、配置せしめ
られる構造とされる。
また、本発明にあっては、好適には、前記弾性部材は前
記枢軸部材の外周面に対して一体的に加硫接着せしめら
れており、且つ該枢軸部材がその両端部において該弾性
部材よりも軸方向外方に所定長さ延出せしめられた構造
とされ、その延出部において、振動の伝達が遮断される
べき二つの部材の一方に取り付けられるようにされてい
る。そして、かかる弾性部材の外周面に対して、外筒部
材が圧入せしめられて、前記複数の流体室がそれぞれ形
成されることとなるのである。
記枢軸部材の外周面に対して一体的に加硫接着せしめら
れており、且つ該枢軸部材がその両端部において該弾性
部材よりも軸方向外方に所定長さ延出せしめられた構造
とされ、その延出部において、振動の伝達が遮断される
べき二つの部材の一方に取り付けられるようにされてい
る。そして、かかる弾性部材の外周面に対して、外筒部
材が圧入せしめられて、前記複数の流体室がそれぞれ形
成されることとなるのである。
(作用・効果)
このように、本発明に従う流体入り防振支持装置にあっ
ては、弾性部材内の複数のポケット部にて構成される複
数の独立した流体室が、かかる弾性部材の内側に配置さ
れる枢軸部材に設けられたオリフィスとしての連通路に
よって、相互に連通せしめられているところから、かか
る連通路を介して各流体室間の流体の流動が許容される
ことにより、所定の優れた減衰効果が発現せしめられる
と共に、全体としてのバネ剛性が柔らかく保持され得る
のである。
ては、弾性部材内の複数のポケット部にて構成される複
数の独立した流体室が、かかる弾性部材の内側に配置さ
れる枢軸部材に設けられたオリフィスとしての連通路に
よって、相互に連通せしめられているところから、かか
る連通路を介して各流体室間の流体の流動が許容される
ことにより、所定の優れた減衰効果が発現せしめられる
と共に、全体としてのバネ剛性が柔らかく保持され得る
のである。
また、このような枢軸部材に設け゛られたオリフィスと
しての連通路は、かかる枢軸部材の制御穴内に配設され
た弁部材を所定の押圧手段にて押し付けて、その制御穴
への開口部を閉塞せしめることによって、遮断せしめら
れ得るようになっているところから、そのような弁部材
による遮断状態下にあっては、所定の荷重の入力により
弾性部材に変形作用が加わっても、一方の流体室から他
方の流体室への非圧縮性流体の流通が阻止され、これに
よって弾性部材の変形が効果的に抑制されて、防振支持
装置全体としてのハネ剛性が硬くなるのである。
しての連通路は、かかる枢軸部材の制御穴内に配設され
た弁部材を所定の押圧手段にて押し付けて、その制御穴
への開口部を閉塞せしめることによって、遮断せしめら
れ得るようになっているところから、そのような弁部材
による遮断状態下にあっては、所定の荷重の入力により
弾性部材に変形作用が加わっても、一方の流体室から他
方の流体室への非圧縮性流体の流通が阻止され、これに
よって弾性部材の変形が効果的に抑制されて、防振支持
装置全体としてのハネ剛性が硬くなるのである。
従って、かかる枢軸部材内に設けた連通路を遮断せしめ
る弁部材を押付作動させる押圧手段を、外部の制御装置
によって駆動、制御せしめることにより、防振支持装置
としてのバネ剛性を二段階に切り換えることが出来、し
かもそのような二つのバネ剛性を任意の時期に発現せし
めることが可能となるのである。
る弁部材を押付作動させる押圧手段を、外部の制御装置
によって駆動、制御せしめることにより、防振支持装置
としてのバネ剛性を二段階に切り換えることが出来、し
かもそのような二つのバネ剛性を任意の時期に発現せし
めることが可能となるのである。
さらに、本発明に従う構造とされた防振支持装置におい
て、枢軸部材の軸心方向に設けられた制御穴内に配され
る、連通路の開口部を開閉せしめる弁部材は、かかる制
御穴内に嵌入されて、位置固定に配置されることとなる
ところから、その配設部位におけるシールが極めて容易
に且つ効果的に為され得るのであり、また該弁部材の押
付作動時にあっても、弁部材の制御穴内面に対する摺動
抵抗などが惹起されることがなく、それ故に所定の押圧
手段による弁部材の押圧作動を極めて容易に為し得、以
てかかる連通路の開口部の開閉による防振支持装置のバ
ネ剛性の切換作動が迅速且つ確実に為され得るのである
。
て、枢軸部材の軸心方向に設けられた制御穴内に配され
る、連通路の開口部を開閉せしめる弁部材は、かかる制
御穴内に嵌入されて、位置固定に配置されることとなる
ところから、その配設部位におけるシールが極めて容易
に且つ効果的に為され得るのであり、また該弁部材の押
付作動時にあっても、弁部材の制御穴内面に対する摺動
抵抗などが惹起されることがなく、それ故に所定の押圧
手段による弁部材の押圧作動を極めて容易に為し得、以
てかかる連通路の開口部の開閉による防振支持装置のバ
ネ剛性の切換作動が迅速且つ確実に為され得るのである
。
すなわち、本発明に従えば、押圧手段による弁部材の作
動に基づいて、前記連通路の開口部の開放・閉塞を行な
い、以て該連通路にて構成されるオリフィスによる流体
室間の連通或いは遮断を行なうことにより、車両の走行
状態に応じて要求される相反する柔、剛のバネ特性を両
立して満足することのできる防振支持装置が実現され得
るのである。
動に基づいて、前記連通路の開口部の開放・閉塞を行な
い、以て該連通路にて構成されるオリフィスによる流体
室間の連通或いは遮断を行なうことにより、車両の走行
状態に応じて要求される相反する柔、剛のバネ特性を両
立して満足することのできる防振支持装置が実現され得
るのである。
(実施例)
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発
明の実施例を、図面に基づいて詳細に跣明することとす
る。
明の実施例を、図面に基づいて詳細に跣明することとす
る。
先ず、第1図及び第2図には、5リンクコイル式リア・
サスペンションのバナールロッド・ブツシュに、本発明
を適用したものの一例が示されている。
サスペンションのバナールロッド・ブツシュに、本発明
を適用したものの一例が示されている。
これらの図において、2は、本発明の一実施例たるパナ
ールロッド・ブツシュであり、その中心に、枢軸部材と
しての大径の中実棒状の芯金具4が位置せしめられてい
る。なお、この芯金具4の両端部には、車体側に固定さ
れた一対のプラケット6.6がナフト7.7にて取り付
けられることにより、かかる芯金具4が支承せしめられ
るようになっている。そして、かかる芯金具4の外周面
の中央部分に、対称的な凸部を有するリング状の金属製
のストッパ部材8が圧入せしめられ、且つ該芯金具4の
外周部には、その径方向外方に、ゴムスリーブ(弾性部
材)10及び窓付きの金属スリーブ12がそれぞれ相接
して同心的に設けられ、更にその外側において所定厚さ
のゴム層14を内面に設けた外筒金具16が設けられて
おり、またそれらゴムスリーブ10、金属スリーブ12
、外筒金具16は芯金具4に対して一体的な構造となっ
ている。なお、かかるパナールロソド・ブツシュ2にあ
っては、その外筒金具16の外周面に、パナールロッド
の端部の円筒部18が圧入せしめられることにより、該
バナールロッド・ブツシュ2を介して、パナールロソド
と車体側との連結が行なわれるようになっている。
ールロッド・ブツシュであり、その中心に、枢軸部材と
しての大径の中実棒状の芯金具4が位置せしめられてい
る。なお、この芯金具4の両端部には、車体側に固定さ
れた一対のプラケット6.6がナフト7.7にて取り付
けられることにより、かかる芯金具4が支承せしめられ
るようになっている。そして、かかる芯金具4の外周面
の中央部分に、対称的な凸部を有するリング状の金属製
のストッパ部材8が圧入せしめられ、且つ該芯金具4の
外周部には、その径方向外方に、ゴムスリーブ(弾性部
材)10及び窓付きの金属スリーブ12がそれぞれ相接
して同心的に設けられ、更にその外側において所定厚さ
のゴム層14を内面に設けた外筒金具16が設けられて
おり、またそれらゴムスリーブ10、金属スリーブ12
、外筒金具16は芯金具4に対して一体的な構造となっ
ている。なお、かかるパナールロソド・ブツシュ2にあ
っては、その外筒金具16の外周面に、パナールロッド
の端部の円筒部18が圧入せしめられることにより、該
バナールロッド・ブツシュ2を介して、パナールロソド
と車体側との連結が行なわれるようになっている。
より具体的には、弾性部材としてのゴムスリーブ10は
、全体として略円環状乃至は略円筒状を呈しており、且
つその外周面の対応する位置において切り欠いた形状の
、周方向に延びる対称的な二つのポケット部20.20
を備え、そしてこのポケット部20の開口部に対応する
窓部22を設けた比較的薄肉の金属スリーブ12がゴム
スリーブ10の外周面に固着されている。なお、ゴムス
リーブ10は、一般的に、一体加硫成形手法によって芯
金具4の外周面に一体的に形成され、その際金属スリー
ブ12も同時に加硫接着せしめられることとなる。
、全体として略円環状乃至は略円筒状を呈しており、且
つその外周面の対応する位置において切り欠いた形状の
、周方向に延びる対称的な二つのポケット部20.20
を備え、そしてこのポケット部20の開口部に対応する
窓部22を設けた比較的薄肉の金属スリーブ12がゴム
スリーブ10の外周面に固着されている。なお、ゴムス
リーブ10は、一般的に、一体加硫成形手法によって芯
金具4の外周面に一体的に形成され、その際金属スリー
ブ12も同時に加硫接着せしめられることとなる。
また、芯金具4の外周面に圧入せしめられて固定される
ストッパ部材8は、円形孔を有する長円形断面形状を有
し、その厚肉部(突出部)24がストッパ部となるよう
になっている。すなわち、このストッパ部材8の円形孔
内に芯金具4が圧入されて固定せしめられる一方、該ス
トッパ部材8の厚肉部24が前記ゴムスリーブ10のポ
ケット部20内に位置して、外筒金具16に向かって延
びるように配置せしめられて、該ポケット部20内にお
いて所定の高さを有する突出部となっているのである。
ストッパ部材8は、円形孔を有する長円形断面形状を有
し、その厚肉部(突出部)24がストッパ部となるよう
になっている。すなわち、このストッパ部材8の円形孔
内に芯金具4が圧入されて固定せしめられる一方、該ス
トッパ部材8の厚肉部24が前記ゴムスリーブ10のポ
ケット部20内に位置して、外筒金具16に向かって延
びるように配置せしめられて、該ポケット部20内にお
いて所定の高さを有する突出部となっているのである。
なお、かかるストッパ部材8の厚肉部24の円弧状の外
周面、即ち外筒金具16の内面に対向する側の面にはそ
の略全面に亘って所定厚さのゴム層28が形成されてお
り、また二つのポケット部20.20内に位置せしめら
れているストッパ部材8の厚肉部24の周囲には、連続
した空間が存在せしめられるようになっている。
周面、即ち外筒金具16の内面に対向する側の面にはそ
の略全面に亘って所定厚さのゴム層28が形成されてお
り、また二つのポケット部20.20内に位置せしめら
れているストッパ部材8の厚肉部24の周囲には、連続
した空間が存在せしめられるようになっている。
一方、かかるゴムスリーブ10の外周面に圧入せしめら
れる外筒金具16には、弾性材料としてのゴムからなる
所定厚さのゴム層14がその内面の略全面に亘って形成
されている。そして、このようなゴム層14を内面に有
する外筒金具16に対して、予め予備圧縮されたゴムス
リーブ10が圧入せしめられ、以てこの圧入された外筒
金具16の内壁と、ゴムスリーブ10のポケット部20
と、場合により芯金具4の外周面とによって、それぞれ
別個の独立した流体室30.30が画成せしめられ、そ
してこうして形成される流体室30内には、それぞれ所
定の非圧縮性流体、例えば水、アルキレングリコール、
ポリアルキレングリコール、シリコーンオイルや低分子
量重合体或いはそれらの混合物等が封入されるのである
。
れる外筒金具16には、弾性材料としてのゴムからなる
所定厚さのゴム層14がその内面の略全面に亘って形成
されている。そして、このようなゴム層14を内面に有
する外筒金具16に対して、予め予備圧縮されたゴムス
リーブ10が圧入せしめられ、以てこの圧入された外筒
金具16の内壁と、ゴムスリーブ10のポケット部20
と、場合により芯金具4の外周面とによって、それぞれ
別個の独立した流体室30.30が画成せしめられ、そ
してこうして形成される流体室30内には、それぞれ所
定の非圧縮性流体、例えば水、アルキレングリコール、
ポリアルキレングリコール、シリコーンオイルや低分子
量重合体或いはそれらの混合物等が封入されるのである
。
なお、かかる外筒金具16の内面のゴム層14は、ゴム
スリーブ10の外周面を覆うように加硫接着等によって
固着された金属スリーブ12と外筒金具16との間に位
置して、それらの間を流体密となし、以て流体室30に
封入された所定の流体の洩れを効果的に阻止することと
なる。まh、圧入された外筒金具16の両端部がロール
カシメ等のカシメ加工によってゴムスリーブ10の外周
面の金属スリーブ12に固定されることとなる。
スリーブ10の外周面を覆うように加硫接着等によって
固着された金属スリーブ12と外筒金具16との間に位
置して、それらの間を流体密となし、以て流体室30に
封入された所定の流体の洩れを効果的に阻止することと
なる。まh、圧入された外筒金具16の両端部がロール
カシメ等のカシメ加工によってゴムスリーブ10の外周
面の金属スリーブ12に固定されることとなる。
また、芯金具4には、その一端部から他端部側に向かっ
て延びる制御穴としての取付穴32が設けられている。
て延びる制御穴としての取付穴32が設けられている。
この取付穴32の先端部は、軸心方向に垂直な方向の平
坦面を有する行止り端面34とされ、芯金具4の軸心方
向中央部に僅かに至らない位置において行き止まり構造
とされている。
坦面を有する行止り端面34とされ、芯金具4の軸心方
向中央部に僅かに至らない位置において行き止まり構造
とされている。
更に、かかる心金具4の内部には、それぞれの流体室3
0の略中央部分に位置する外周面において開口する連通
路36.36が、半径方向に設けられており、それぞれ
が該芯金具4の軸心に僅かに至らない位置において軸心
方向に屈曲せしめられ、そして前記取付穴32の行止り
端面34にそれぞれ開口せしめられている。
0の略中央部分に位置する外周面において開口する連通
路36.36が、半径方向に設けられており、それぞれ
が該芯金具4の軸心に僅かに至らない位置において軸心
方向に屈曲せしめられ、そして前記取付穴32の行止り
端面34にそれぞれ開口せしめられている。
そして、かかる連通路36.36の芯金具4外周面の開
口部が、ストッパ部材8の厚肉部24に設けられた径方
向の連通孔40,40を介して、それぞれの流体室30
に連通せしめられ、以て二つの流体室30.30が連通
孔40、連通路36、取付穴32、連通路36、連通孔
40を介して相互に連通せしめられる構造となっている
。換言すれば、流体室30.30間を連通せしめるオリ
フィスが、それぞれの流体室から取付穴32に延びる連
通孔40.40及び連通路36.36にて構成されてい
るのである。
口部が、ストッパ部材8の厚肉部24に設けられた径方
向の連通孔40,40を介して、それぞれの流体室30
に連通せしめられ、以て二つの流体室30.30が連通
孔40、連通路36、取付穴32、連通路36、連通孔
40を介して相互に連通せしめられる構造となっている
。換言すれば、流体室30.30間を連通せしめるオリ
フィスが、それぞれの流体室から取付穴32に延びる連
通孔40.40及び連通路36.36にて構成されてい
るのである。
また一方、かかる芯金具4内に設けられた取付穴32内
には、行止り端面34に近接した位置において、弁部材
42力9亥取付穴32を径方向に仕切る状態で配設され
ている。この弁部材42は、第4図に示されているよう
に、円環状の取付金具44と、その中空部に位置し、外
周縁部において該取付金具44に一体的に取り付けられ
ることによって支持されている、ゴムなどの弾性材料に
よって形成された円盤状の弁体46とから構成されてい
る。そして、その取付金具44が取付穴32内に圧入さ
れることによって、かかる弁部材42が取付穴32内の
所定場所に位置固定に配設されている。
には、行止り端面34に近接した位置において、弁部材
42力9亥取付穴32を径方向に仕切る状態で配設され
ている。この弁部材42は、第4図に示されているよう
に、円環状の取付金具44と、その中空部に位置し、外
周縁部において該取付金具44に一体的に取り付けられ
ることによって支持されている、ゴムなどの弾性材料に
よって形成された円盤状の弁体46とから構成されてい
る。そして、その取付金具44が取付穴32内に圧入さ
れることによって、かかる弁部材42が取付穴32内の
所定場所に位置固定に配設されている。
また、かかる弁部材42は、行止り端面34に対向する
面の外周縁部において、弁体46を形成する弾性材料に
よって軸方向に延出して一体的に形成された、軸方向に
突出する円環状のシール部48を有しており、かかる弁
部材42が取付穴32内へ圧入されたときに、該円環状
シール部48が行止り端面34と取付金具44とによっ
て挟圧されることによって、連通路36を介して流通せ
しめられる所定の流体に対するシール機能が発揮され得
るようにされていると共に、該弁体46の中央の平面部
分において、行止り端面34との間に、連通路36.3
6の連通空間として機能する所定容積の円形の空所が形
成され得るようにされている。なお、かかる弁部材42
の弁体46には、その前方への押出変形を容易と為すた
めに、軸方向両側端面の外周部において、円環状の周溝
50が形成されている。
面の外周縁部において、弁体46を形成する弾性材料に
よって軸方向に延出して一体的に形成された、軸方向に
突出する円環状のシール部48を有しており、かかる弁
部材42が取付穴32内へ圧入されたときに、該円環状
シール部48が行止り端面34と取付金具44とによっ
て挟圧されることによって、連通路36を介して流通せ
しめられる所定の流体に対するシール機能が発揮され得
るようにされていると共に、該弁体46の中央の平面部
分において、行止り端面34との間に、連通路36.3
6の連通空間として機能する所定容積の円形の空所が形
成され得るようにされている。なお、かかる弁部材42
の弁体46には、その前方への押出変形を容易と為すた
めに、軸方向両側端面の外周部において、円環状の周溝
50が形成されている。
そして、かかる弁部材42が配設された取付穴32内に
は、その開口側において、押圧ロッド54と駆動装置5
6とからなる押圧装置(アクチュエータ)が配設されて
おり、押圧ロッド54が駆動装置56にて、その軸方向
に往復移動せしめられ得るようになっている。
は、その開口側において、押圧ロッド54と駆動装置5
6とからなる押圧装置(アクチュエータ)が配設されて
おり、押圧ロッド54が駆動装置56にて、その軸方向
に往復移動せしめられ得るようになっている。
この押圧装置の構造は、第3図に拡大して示されており
、そこにおいて、押圧ロッド54は、その先端部に前記
弁部材42の弁体46よりも小径とされた円盤状の押圧
部58を有しており、かかる押圧ロッド54が前進せし
められたときに、第5図に示されているように、その押
圧部58によって弁体46を取付穴32の行止り端面3
4に対して押し付け、連通路36の開口を閉塞すること
によって、流体室30.30間の連通を遮断し得るよう
になっている。なお、咳弁体46は、前述の如く、その
軸方向両側端面の外周部において周溝50を有している
ことから、かかる押圧部58による押圧に基づく弾性変
形が容易に発生させられると共に、連通路36の開口部
の閉塞が良好に為され得ることとなる。更に、駆動装置
56は、モータ60、減速器62、取付部材64及びこ
の取付部材64にガイド66を介して固定されたストッ
パ68を有しており、かかる駆動装置56の駆動ネジ7
0が押圧ロッド54の基部に設けられたネジ穴に螺合せ
しめられている。また、押圧ロッド54の基部には、ガ
イド66にて案内されるフランジ72が設けられている
。
、そこにおいて、押圧ロッド54は、その先端部に前記
弁部材42の弁体46よりも小径とされた円盤状の押圧
部58を有しており、かかる押圧ロッド54が前進せし
められたときに、第5図に示されているように、その押
圧部58によって弁体46を取付穴32の行止り端面3
4に対して押し付け、連通路36の開口を閉塞すること
によって、流体室30.30間の連通を遮断し得るよう
になっている。なお、咳弁体46は、前述の如く、その
軸方向両側端面の外周部において周溝50を有している
ことから、かかる押圧部58による押圧に基づく弾性変
形が容易に発生させられると共に、連通路36の開口部
の閉塞が良好に為され得ることとなる。更に、駆動装置
56は、モータ60、減速器62、取付部材64及びこ
の取付部材64にガイド66を介して固定されたストッ
パ68を有しており、かかる駆動装置56の駆動ネジ7
0が押圧ロッド54の基部に設けられたネジ穴に螺合せ
しめられている。また、押圧ロッド54の基部には、ガ
イド66にて案内されるフランジ72が設けられている
。
従って、駆動装置56の先端の駆動ネジ70が減速機6
2を介してモータ60によって回転せしめられると、か
かる駆動ネジ70は押圧ロッド54の基部のネジ穴内に
螺入出せしめられ、これによってフランジ72がガイド
66にて案内されることにより、押圧ロフト54は、そ
の軸方向に往復移動せしめられることとなるのである。
2を介してモータ60によって回転せしめられると、か
かる駆動ネジ70は押圧ロッド54の基部のネジ穴内に
螺入出せしめられ、これによってフランジ72がガイド
66にて案内されることにより、押圧ロフト54は、そ
の軸方向に往復移動せしめられることとなるのである。
なお、駆動装置56は、その取付部材64に設けられた
キリ穴74に、芯金具4を通じてネジ込まれた止めネジ
(図示せず)の先端部が係合せしめられることにより、
かかる芯金具4の取付穴32内での回転が阻止せしめら
れ、且つかかる取付穴32内に固定せしめられるように
なっている。
キリ穴74に、芯金具4を通じてネジ込まれた止めネジ
(図示せず)の先端部が係合せしめられることにより、
かかる芯金具4の取付穴32内での回転が阻止せしめら
れ、且つかかる取付穴32内に固定せしめられるように
なっている。
ところで、かかる押圧ロッド54を往復動せしめる駆動
装置56のモータ60は、外部からの入力に従って作動
せしめられることとなる。すなわち、第1図に示される
如く、例えば車両の走行状態を検知する回転計、速度計
等の検出器76からの出力信号を判別回路78にて、例
えば車両が悪路走行状態にあるのか或いは高速路走行状
態にあるのかを判別し、それによって出力される信号に
従って、モータ60が回転駆動せしめられることとなる
のである。
装置56のモータ60は、外部からの入力に従って作動
せしめられることとなる。すなわち、第1図に示される
如く、例えば車両の走行状態を検知する回転計、速度計
等の検出器76からの出力信号を判別回路78にて、例
えば車両が悪路走行状態にあるのか或いは高速路走行状
態にあるのかを判別し、それによって出力される信号に
従って、モータ60が回転駆動せしめられることとなる
のである。
また、第6図には、かかる駆動装置56の更に詳しい外
部駆動制御構造の一例が示されている。
部駆動制御構造の一例が示されている。
そこにおいて、検出器76にて検出される変速ギア位置
、車速、回転数(エンジン)等の検出信号が制御装置8
0の信号変換回路82に入力され、そしてその変換され
た信号が判断回路84に入力されて、車両の走行状態が
判断され、更にこの判断回路84からの指令に基づいて
、アクチュエータ駆動回路86から必要な駆動動力が駆
動装置56に出力されることとなるのである。従って、
駆動装置56は、制御装置80からの駆動動力の供給に
より回転せしめられて、それに連結された押圧ロッド5
4をその軸方向に往復作動せしめるのである。
、車速、回転数(エンジン)等の検出信号が制御装置8
0の信号変換回路82に入力され、そしてその変換され
た信号が判断回路84に入力されて、車両の走行状態が
判断され、更にこの判断回路84からの指令に基づいて
、アクチュエータ駆動回路86から必要な駆動動力が駆
動装置56に出力されることとなるのである。従って、
駆動装置56は、制御装置80からの駆動動力の供給に
より回転せしめられて、それに連結された押圧ロッド5
4をその軸方向に往復作動せしめるのである。
なお、かくの如きパナールロッド・ブツシュ2を製造す
るに際しては、先ず、芯金具4に所定のストッパ部材8
を圧入、固定せしめてなるものと、所定位置に窓部22
を開口せしめた金属スリーブ12とを所定の金型内に同
心的にセントして、それらの間隙内にゴム材料を注入し
て加硫成形することにより、上記芯金具4やストッパ部
材8、スリーブ12を加硫接着すると共に、ゴムスリー
ブ10、ゴム層28を同時に加硫成形する。この際、ス
トッパ部材8の連通孔40内にゴム材料が侵入しないよ
うにされると共に、かかるストッパ部材8のストッパ部
(24)の周囲にポケット部20が形成され、しかも該
ポケット部20の複数がゴムスリーブ10の外周面に開
口するような構造とされる。
るに際しては、先ず、芯金具4に所定のストッパ部材8
を圧入、固定せしめてなるものと、所定位置に窓部22
を開口せしめた金属スリーブ12とを所定の金型内に同
心的にセントして、それらの間隙内にゴム材料を注入し
て加硫成形することにより、上記芯金具4やストッパ部
材8、スリーブ12を加硫接着すると共に、ゴムスリー
ブ10、ゴム層28を同時に加硫成形する。この際、ス
トッパ部材8の連通孔40内にゴム材料が侵入しないよ
うにされると共に、かかるストッパ部材8のストッパ部
(24)の周囲にポケット部20が形成され、しかも該
ポケット部20の複数がゴムスリーブ10の外周面に開
口するような構造とされる。
次いで、このようにして形成された加硫成形品に対して
、その芯金具4の取付穴32内に、第3図に示される如
き押圧ロッド54及び駆動装置56からなる押圧装置を
挿入して固定する一方、必要に応じてその前後に金属ス
リーブ12を介して縮径操作を加え、またその後所定の
非圧縮性流体を収容した槽内において、ゴムスリーブ1
0の外周面に外筒金具16を圧入せしめた後、かかる外
筒金具16にへ方絞り加工等の縮径加工を施し、更にそ
の後外筒金具の両端をロールカシメすることにより、目
的とするパナールロッド・フ゛ソシュ2を完成せしめる
のである。なお、非圧縮性流体は、外筒金具16の圧入
操作と共に、該外筒金具16にてゴムスリーブ10のポ
ケット部20を覆蓋せしめて形成される抗体室30内に
充填せしめられることとなるが、かかるゴムスリーブ1
0と外筒金具16との間のシールは、外筒金具16の内
面に設けられたゴム層14によって、より効果的に行な
われるようになっている。
、その芯金具4の取付穴32内に、第3図に示される如
き押圧ロッド54及び駆動装置56からなる押圧装置を
挿入して固定する一方、必要に応じてその前後に金属ス
リーブ12を介して縮径操作を加え、またその後所定の
非圧縮性流体を収容した槽内において、ゴムスリーブ1
0の外周面に外筒金具16を圧入せしめた後、かかる外
筒金具16にへ方絞り加工等の縮径加工を施し、更にそ
の後外筒金具の両端をロールカシメすることにより、目
的とするパナールロッド・フ゛ソシュ2を完成せしめる
のである。なお、非圧縮性流体は、外筒金具16の圧入
操作と共に、該外筒金具16にてゴムスリーブ10のポ
ケット部20を覆蓋せしめて形成される抗体室30内に
充填せしめられることとなるが、かかるゴムスリーブ1
0と外筒金具16との間のシールは、外筒金具16の内
面に設けられたゴム層14によって、より効果的に行な
われるようになっている。
従って、かかる構造のパナールロッド・ブツシュ2にあ
っては、ゴムスリーブ10内に形成された二つの流体室
30.30が、芯金具4の内部に形成されたオリフィス
としての連通路36.36および取付穴32を介して連
通せしめられているのであり、そしてこの連通路36.
36の取付穴32における開口部が、駆動装置56にて
前進、後退(往復動)せしめられる押圧ロッド54の作
動に基づく弁体46の弾性変形に従って閉塞/遮断され
たり、開放/連通せしめられたりされることとなるので
ある。即ち、押圧ロッド54が駆動装置56にて後退せ
しめられている場合には、取付穴32の行止り端面34
と弁体46との間に形成された空所を介して、連通路3
6.36が連通されているのであり、そしてこの二つの
流体室30.30が連通状態下にある時には、ブツシュ
2に軸直角方向に力が加わると、それら流体室間におけ
る流体の流動が可能となり、これによって柔らかいバネ
剛性が発現され、そして連通路36を流通する流体の流
動作用により、大きな振動減衰乃至は遮断効果が発揮さ
れることとなる。
っては、ゴムスリーブ10内に形成された二つの流体室
30.30が、芯金具4の内部に形成されたオリフィス
としての連通路36.36および取付穴32を介して連
通せしめられているのであり、そしてこの連通路36.
36の取付穴32における開口部が、駆動装置56にて
前進、後退(往復動)せしめられる押圧ロッド54の作
動に基づく弁体46の弾性変形に従って閉塞/遮断され
たり、開放/連通せしめられたりされることとなるので
ある。即ち、押圧ロッド54が駆動装置56にて後退せ
しめられている場合には、取付穴32の行止り端面34
と弁体46との間に形成された空所を介して、連通路3
6.36が連通されているのであり、そしてこの二つの
流体室30.30が連通状態下にある時には、ブツシュ
2に軸直角方向に力が加わると、それら流体室間におけ
る流体の流動が可能となり、これによって柔らかいバネ
剛性が発現され、そして連通路36を流通する流体の流
動作用により、大きな振動減衰乃至は遮断効果が発揮さ
れることとなる。
一方、駆動装置56により押圧ロッド54が前進せしめ
られて、弁体46が弾性変形せしめられ、連通路36.
36の取付穴32の行止り端面34に対する開口部が、
該弁体46の表面の行止り端面34に対する押圧、当接
によって閉塞せしめられ、二つの流体室30.30の連
通が遮断された状態にある時には、ブツシュ2に軸直角
方向に荷重が作用しても、それら流体室間の流体の流動
が許容され得なくなり、以てブッシュ2全体としては硬
いバネ剛性を示すようになるのである。
られて、弁体46が弾性変形せしめられ、連通路36.
36の取付穴32の行止り端面34に対する開口部が、
該弁体46の表面の行止り端面34に対する押圧、当接
によって閉塞せしめられ、二つの流体室30.30の連
通が遮断された状態にある時には、ブツシュ2に軸直角
方向に荷重が作用しても、それら流体室間の流体の流動
が許容され得なくなり、以てブッシュ2全体としては硬
いバネ剛性を示すようになるのである。
従って、前述のように、外部の検出器76から車両の走
行状態を入力して、制御装置80において判断し、かか
る走行状態に応じて所定の駆動動力を駆動装置56のモ
ータ60に供給して、それを作動せしめるようにするこ
とによって、ブツシュ2のハネ剛性に関して「柔」 「
剛」の相反する性能の発現が可能となるのである。
行状態を入力して、制御装置80において判断し、かか
る走行状態に応じて所定の駆動動力を駆動装置56のモ
ータ60に供給して、それを作動せしめるようにするこ
とによって、ブツシュ2のハネ剛性に関して「柔」 「
剛」の相反する性能の発現が可能となるのである。
例えば、悪路走行時においては、二つの流体室30.3
0間の連通を保持することにより、ブツシュ2のハネ剛
性を柔らかくし、車のロール剛性を下げて、乗り心地を
良くすることができるのであり、また通常走行時や高速
走行時にあっては、押圧ロッド54を作動させて弁体4
6によって連通路36の開口部を閉塞せしめて、二つの
流体室30.30間の流体の流動を阻止することにより
、ブツシュ2のバネ剛性を硬くし、以て車のロール剛性
を上げて、操縦安定性を向上させることが出来るのであ
る。
0間の連通を保持することにより、ブツシュ2のハネ剛
性を柔らかくし、車のロール剛性を下げて、乗り心地を
良くすることができるのであり、また通常走行時や高速
走行時にあっては、押圧ロッド54を作動させて弁体4
6によって連通路36の開口部を閉塞せしめて、二つの
流体室30.30間の流体の流動を阻止することにより
、ブツシュ2のバネ剛性を硬くし、以て車のロール剛性
を上げて、操縦安定性を向上させることが出来るのであ
る。
また、このような構造とされたブツシュ2にあっては、
芯金具4内に形成された取付穴32内に配されて、連通
路36の開口部を閉塞せしめる弁部材42は、該取付穴
32内に嵌入されて位置固定に配設されるのであり、か
かる連通路36が開口する空所の外部に対するシールが
、弁部材42の端面外周縁部に形成された円環状シール
部48の取付金具44の端面と行止り端面34とによる
挟圧によって為されることとなるところから、そのシー
ルが極めて容易に且つ効果的に為され得るのであり、加
えて該弁体46の押圧装置による押圧作動に際しても、
弁部材42の取付金具44は取付穴32内に固定されて
いるところから、取付穴32の内面に対する摺動抵抗な
どが惹起されるようなこともなく、従ってかかるバネ剛
性の切換作動が迅速且つ確実に為され得るのである。
芯金具4内に形成された取付穴32内に配されて、連通
路36の開口部を閉塞せしめる弁部材42は、該取付穴
32内に嵌入されて位置固定に配設されるのであり、か
かる連通路36が開口する空所の外部に対するシールが
、弁部材42の端面外周縁部に形成された円環状シール
部48の取付金具44の端面と行止り端面34とによる
挟圧によって為されることとなるところから、そのシー
ルが極めて容易に且つ効果的に為され得るのであり、加
えて該弁体46の押圧装置による押圧作動に際しても、
弁部材42の取付金具44は取付穴32内に固定されて
いるところから、取付穴32の内面に対する摺動抵抗な
どが惹起されるようなこともなく、従ってかかるバネ剛
性の切換作動が迅速且つ確実に為され得るのである。
更に、上側の構造のブツシュ2にあっては、二つのポケ
ット部20.20内に、それぞれストッパ部材8の突出
部にて構成される所定高さのストッパ部(24)が存在
することとなり、それ故連通路36が閉塞せしめられて
いない連通状態下において、外筒金具16が大きな荷重
を受けても、ゴムスリーブ10は所定の変形をした後は
、それ以上の大きな変形をしないようになっている。け
だし、ゴムスリーブ10の大きな変形に対しては、スト
ッパ部材8のストッパ部(24)が外筒金具16に当接
せしめられ、それ以上の変形が阻止されるようになって
いるからであ・る。それ故、かかる構造にあっては、ゴ
ムスリーブ10が大きな変形を受けることがないところ
から、その耐久性は一段と向上されることとなり、加え
てゴムスリーブ10の大きな変形に起因するところの流
体室30.30からの流体の漏洩も効果的に防止され得
る利点がある。
ット部20.20内に、それぞれストッパ部材8の突出
部にて構成される所定高さのストッパ部(24)が存在
することとなり、それ故連通路36が閉塞せしめられて
いない連通状態下において、外筒金具16が大きな荷重
を受けても、ゴムスリーブ10は所定の変形をした後は
、それ以上の大きな変形をしないようになっている。け
だし、ゴムスリーブ10の大きな変形に対しては、スト
ッパ部材8のストッパ部(24)が外筒金具16に当接
せしめられ、それ以上の変形が阻止されるようになって
いるからであ・る。それ故、かかる構造にあっては、ゴ
ムスリーブ10が大きな変形を受けることがないところ
から、その耐久性は一段と向上されることとなり、加え
てゴムスリーブ10の大きな変形に起因するところの流
体室30.30からの流体の漏洩も効果的に防止され得
る利点がある。
なお、上記の実施例においては、ゴムスリーブ10の外
周面に金属製のスリーブ12を設けて、その外形の縮径
を効果的に為し得るようにし、且つ外筒金具16への嵌
入(圧入)を容易にしたのであるが、本発明は何等これ
に限定されるものではなく、外側のスリーブ12を備え
ないブツシュ構造も採用可能である。
周面に金属製のスリーブ12を設けて、その外形の縮径
を効果的に為し得るようにし、且つ外筒金具16への嵌
入(圧入)を容易にしたのであるが、本発明は何等これ
に限定されるものではなく、外側のスリーブ12を備え
ないブツシュ構造も採用可能である。
また、例示の具体例の如く、流体室30内に位置するよ
うに設けられる当接部材としてのストッパ部材8の存在
は、前述の如く好ましいものではあるが、本発明におい
て必須のものではなく、そのようなストッパ部材8の存
在しない構造においても、本発明は実施され得るもので
あり、更に各流体室30から弁部材42が配設せしめら
れる取付穴32に延びる各連通路36にあっても、それ
らの半径方向に延びる部分が同一直線上に形成される必
要はなく、それぞれの流体室30から延びる連通路36
の半径方向に延びる部分が芯金具4の軸方向に互いに位
置をずらせて設けられていてもよく、更にまた、そのよ
うな連通路36の半径方向に延びる部分が芯金具4の軸
心に対して傾斜した状態で設けられていても、何等差し
支えないのである。
うに設けられる当接部材としてのストッパ部材8の存在
は、前述の如く好ましいものではあるが、本発明におい
て必須のものではなく、そのようなストッパ部材8の存
在しない構造においても、本発明は実施され得るもので
あり、更に各流体室30から弁部材42が配設せしめら
れる取付穴32に延びる各連通路36にあっても、それ
らの半径方向に延びる部分が同一直線上に形成される必
要はなく、それぞれの流体室30から延びる連通路36
の半径方向に延びる部分が芯金具4の軸方向に互いに位
置をずらせて設けられていてもよく、更にまた、そのよ
うな連通路36の半径方向に延びる部分が芯金具4の軸
心に対して傾斜した状態で設けられていても、何等差し
支えないのである。
さらに、前記実施例における弁部材42にあっては、そ
の外周縁部において軸方向に突出する円環状のシール部
48を有しており、かかる弁部材42が取付穴32内へ
圧入されたときに、該円環状シール部48が行止り端面
34と取付金具44とによって挟圧されることによって
、連通路36を介して流通せしめられる所定の流体に対
するシール機能が発揮され得るようにされていたが、そ
のシール構造としては、その他、例えば、第7図に示さ
れているように、取付金具88の外周面に円環状の凹所
90を形成し、該凹所90内に0−リング92を配して
なる構造や、また第8図に示されているように、取付金
具94の外周面上にシールゴム層96を形成し、かかる
弁部材の圧入に基づく、該シールゴム層96に対する取
付穴32内面と取付金具94外面との挟圧によってシー
ル機能を持たせる構造とすることも可能である。
の外周縁部において軸方向に突出する円環状のシール部
48を有しており、かかる弁部材42が取付穴32内へ
圧入されたときに、該円環状シール部48が行止り端面
34と取付金具44とによって挟圧されることによって
、連通路36を介して流通せしめられる所定の流体に対
するシール機能が発揮され得るようにされていたが、そ
のシール構造としては、その他、例えば、第7図に示さ
れているように、取付金具88の外周面に円環状の凹所
90を形成し、該凹所90内に0−リング92を配して
なる構造や、また第8図に示されているように、取付金
具94の外周面上にシールゴム層96を形成し、かかる
弁部材の圧入に基づく、該シールゴム層96に対する取
付穴32内面と取付金具94外面との挟圧によってシー
ル機能を持たせる構造とすることも可能である。
更にまた、芯金具4内に設けられる取付穴32の形状も
、前記実施例のものに限定されるものではな(、更には
それに伴って各流体室30から延びる連通路36の開口
部の連通を許容し或いは遮断する弁部材42の構造も、
適宜に選定されるものである。即ち、例示の如き二つの
流体室30゜30を備えたものにあっては、連通路36
の取付穴32における何れか一方の開口が、押圧手段の
作動に基づいて弁部材によって閉塞せしめられ得るもの
であればよ(、例えば、取付穴32の行止り端面34を
円錐状に形成すると共に、そこに配される弁体の当接面
を円錐状にて形成することも可能である。なお、弁体4
6の両側端面に設けられる円環状凹溝50は、前述の如
く、押圧ロッド54の押圧作動に基づく弁体46の弾性
変形が容易に行なわれ得て、連通路36の開口部の閉塞
を良好に為し得るためのものであるが、このような円環
状凹溝50は必ずしも必要なものではない。
、前記実施例のものに限定されるものではな(、更には
それに伴って各流体室30から延びる連通路36の開口
部の連通を許容し或いは遮断する弁部材42の構造も、
適宜に選定されるものである。即ち、例示の如き二つの
流体室30゜30を備えたものにあっては、連通路36
の取付穴32における何れか一方の開口が、押圧手段の
作動に基づいて弁部材によって閉塞せしめられ得るもの
であればよ(、例えば、取付穴32の行止り端面34を
円錐状に形成すると共に、そこに配される弁体の当接面
を円錐状にて形成することも可能である。なお、弁体4
6の両側端面に設けられる円環状凹溝50は、前述の如
く、押圧ロッド54の押圧作動に基づく弁体46の弾性
変形が容易に行なわれ得て、連通路36の開口部の閉塞
を良好に為し得るためのものであるが、このような円環
状凹溝50は必ずしも必要なものではない。
また、例示の具体例では、弁部材42と押圧装置とが、
それぞれ別部材にて形成されていたが、弁部材42の取
付金具を押圧装置のストッパ68と一体的に形成し、取
付穴32に対して弁部材42を押圧装置の配設と同時に
圧入、固定せしめるようにすることも可能であり、更に
は、弁部材42の弁体46に対して押圧装置の押圧ロッ
ド54の先端部が一体的に取り付けられてなる構造とす
ることも可能である。
それぞれ別部材にて形成されていたが、弁部材42の取
付金具を押圧装置のストッパ68と一体的に形成し、取
付穴32に対して弁部材42を押圧装置の配設と同時に
圧入、固定せしめるようにすることも可能であり、更に
は、弁部材42の弁体46に対して押圧装置の押圧ロッ
ド54の先端部が一体的に取り付けられてなる構造とす
ることも可能である。
さらに、前記実施例において、弁体46を押圧せしめる
押圧ロフト54の駆動源がモータ60にて構成されてい
たが、その他の駆動源、例えば空気圧源などを用いて押
圧ロッド54を作動せしめるようにすることも可能であ
り、更には弁体46が空気圧によって直接押付作動せし
められる構造とすることも可能である。
押圧ロフト54の駆動源がモータ60にて構成されてい
たが、その他の駆動源、例えば空気圧源などを用いて押
圧ロッド54を作動せしめるようにすることも可能であ
り、更には弁体46が空気圧によって直接押付作動せし
められる構造とすることも可能である。
また、前記実施例におけるパナールロソド・ブツシュ2
は、その芯金具4の両端部がブラケット6.6によって
支承され、ナンド7.7によって固定される構造とされ
ていたが、その他、例えば第9図に示されているように
、芯金具4の一端部にボルト穴98を形成し、該ボルト
穴98に螺合される取付ボルト100によって、ブラケ
ット6に支承される構造とすることも勿論可能である。
は、その芯金具4の両端部がブラケット6.6によって
支承され、ナンド7.7によって固定される構造とされ
ていたが、その他、例えば第9図に示されているように
、芯金具4の一端部にボルト穴98を形成し、該ボルト
穴98に螺合される取付ボルト100によって、ブラケ
ット6に支承される構造とすることも勿論可能である。
そしてまた、本発明は、上記例示の如き5リンクコイル
式リア・サスペンションのパナールロ・ノド・ブツシュ
に好適に適用されるものであるが、その他のサスペンシ
ョンブツシュ、更にはテンションロンドブソシュ、エン
ジンマウント等の車両用防振支持装置にも、好適に適用
され得るものである。
式リア・サスペンションのパナールロ・ノド・ブツシュ
に好適に適用されるものであるが、その他のサスペンシ
ョンブツシュ、更にはテンションロンドブソシュ、エン
ジンマウント等の車両用防振支持装置にも、好適に適用
され得るものである。
その他、本発明には、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正等を加
えることが可能である。
て、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正等を加
えることが可能である。
第1図は本発明の一実施例に係るバナールロソド・ブツ
シュの縦断面図であり、第2図は第1図における■−■
断面図であり、第3図はそのようなブツシュに用いられ
る押圧装置を説明するための拡大側面図であり、第4図
は第1図に示されている実施例における弁部材の構造及
びその配設状態を説明するための部分拡大断面図であり
、第5図はかかる弁部材によるオリフィス開口部の閉塞
状態を説明するための部分拡大断面図であり、第6図は
そのようなブツシュの駆動装置を制御するための外部制
御装置の一例を示す系統図である。 また、第7図は本発明に係るブツシュに好適に使用され
る弁部材の他の実施例を示す拡大断面図であり、第8図
は同じく弁部材の更に他の実施例を示す拡大断面図であ
る。また、第9図は第1図に示されているブツシュと同
様の構造とされたブツシュにおいて、所定のブラケット
に対する他の取付構造を示す縦断面図である。 2:バナールロッド・ブツシュ 4:芯金具 8:ストッパ部材10:ゴムス
リーブ 16:外筒金具20:ボケソト部 24
:厚肉部(突出部)30:流体室 32:取付
穴 34:行止り端面 36:連通路 40:連通孔 42:弁部材 44:取付金具ド 46:弁体 54:押圧ロッド 56:駆動装置濱1□□□ 第2図 第3図 第7図 第8図 第9図
シュの縦断面図であり、第2図は第1図における■−■
断面図であり、第3図はそのようなブツシュに用いられ
る押圧装置を説明するための拡大側面図であり、第4図
は第1図に示されている実施例における弁部材の構造及
びその配設状態を説明するための部分拡大断面図であり
、第5図はかかる弁部材によるオリフィス開口部の閉塞
状態を説明するための部分拡大断面図であり、第6図は
そのようなブツシュの駆動装置を制御するための外部制
御装置の一例を示す系統図である。 また、第7図は本発明に係るブツシュに好適に使用され
る弁部材の他の実施例を示す拡大断面図であり、第8図
は同じく弁部材の更に他の実施例を示す拡大断面図であ
る。また、第9図は第1図に示されているブツシュと同
様の構造とされたブツシュにおいて、所定のブラケット
に対する他の取付構造を示す縦断面図である。 2:バナールロッド・ブツシュ 4:芯金具 8:ストッパ部材10:ゴムス
リーブ 16:外筒金具20:ボケソト部 24
:厚肉部(突出部)30:流体室 32:取付
穴 34:行止り端面 36:連通路 40:連通孔 42:弁部材 44:取付金具ド 46:弁体 54:押圧ロッド 56:駆動装置濱1□□□ 第2図 第3図 第7図 第8図 第9図
Claims (3)
- (1)枢軸部材とその外側に所定距離隔てて配置される
外筒部材との間に略円筒状の弾性部材を介在せしめると
共に、該弾性部材に別個に設けられた複数のポケット部
の開口を前記外筒部材にて覆蓋せしめることにより、複
数の独立した流体室を形成し、且つそれら流体室に所定
の非圧縮性流体を封入せしめる一方、かかる複数の流体
室を互いにオリフィスを介して連通させて、該オリフィ
スを通じての前記非圧縮性流体の流動作用にて、所望の
減衰作用を発揮せしめるようにした防振支持装置にして
、 前記枢軸部材内にその一方の端部から軸心方向に所定の
長さで延びるように設けられた制御穴と、 該制御穴と前記複数の流体室とをそれぞれ独立して連通
せしめ、且つ該制御穴の行止り端面にそれぞれ開口する
、前記オリフィスを構成する複数の連通路と、 前記制御穴内に嵌入せしめられて位置固定に配置され、
該制御穴を前記行止り端面に近接した位置において流体
密に仕切る一方、該行止り端面に押し付けられることに
よって該行止り端面に開口する前記複数の連通路の開口
部の少なくとも一つを閉塞して、前記オリフィスによる
流体室間の連通を遮断する弁部材と、 前記制御穴内に装入、配置されて、該弁部材を前記制御
穴の行止り端面に向って押圧せしめる押圧手段とを、 含むことを特徴とする流体入り防振支持装置。 - (2)前記弁部材が、円盤状の弾性弁体と該弾性弁体の
外周部に一体的に設けられた剛性リングとを含み、該剛
性リングを介して前記制御穴内に圧入、配置せしめられ
るようにした特許請求の範囲第1項記載の流体入り防振
支持装置。 - (3)前記弾性部材が前記枢軸部材の外周面に対して一
体的に加硫接着せしめられており、且つ該枢軸部材が、
その両端部において該弾性部材よりも軸方向外方に所定
長さ延出せしめられている特許請求の範囲第1項又は第
2項に記載の流体入り防振支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP692387A JPS63176842A (ja) | 1987-01-13 | 1987-01-13 | 流体入り防振支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP692387A JPS63176842A (ja) | 1987-01-13 | 1987-01-13 | 流体入り防振支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63176842A true JPS63176842A (ja) | 1988-07-21 |
Family
ID=11651763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP692387A Pending JPS63176842A (ja) | 1987-01-13 | 1987-01-13 | 流体入り防振支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63176842A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04228945A (ja) * | 1990-05-21 | 1992-08-18 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
JP2009191994A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式防振装置 |
JP2013076454A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Fukoku Co Ltd | 液封ブッシュ及びその製造方法 |
CN114893533A (zh) * | 2022-04-01 | 2022-08-12 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种电磁阀控制的液压衬套 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60220239A (ja) * | 1984-04-14 | 1985-11-02 | Toyota Motor Corp | パワ−ユニツトのマウンテイング装置 |
-
1987
- 1987-01-13 JP JP692387A patent/JPS63176842A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60220239A (ja) * | 1984-04-14 | 1985-11-02 | Toyota Motor Corp | パワ−ユニツトのマウンテイング装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04228945A (ja) * | 1990-05-21 | 1992-08-18 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
JP2009191994A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式防振装置 |
JP2013076454A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Fukoku Co Ltd | 液封ブッシュ及びその製造方法 |
CN114893533A (zh) * | 2022-04-01 | 2022-08-12 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种电磁阀控制的液压衬套 |
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