JPS63175824A - サングラス - Google Patents

サングラス

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JPS63175824A
JPS63175824A JP62007681A JP768187A JPS63175824A JP S63175824 A JPS63175824 A JP S63175824A JP 62007681 A JP62007681 A JP 62007681A JP 768187 A JP768187 A JP 768187A JP S63175824 A JPS63175824 A JP S63175824A
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lens
light
dye
plastic lens
oxide
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Yoshiyasu Koyama
小山 賀尉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は遮光レンズに係り、更に詳しくは、外観は種々
の染色による色調を呈しながら透過光がグレイやアンバ
ー系の色調を呈する遮光レンズに関する。
本発明の遮光レンズはレジャー用やファッション用など
の各種用途のサングラスとして利用される。
[従来の技術及びその問題点] プラスチックレンズを染料で所望の色調に染色した種々
の着色プラスチックレンズが市販されている。また特公
昭53−39910号公報には、防眩効果を持なぜるた
めに特定の染料をジエチレングリコールビスアリルカー
ボネート重合体に添当I山てなる着色プラスチックレン
ズが開示されている。
しかしながら、これらの着色プラスチックレンズを、サ
ングラスとして使用する場合、レンズの色調によって装
用性の悪いものが多い。即ち、レンズの色調が赤、青、
緑といった原色に近い色調の場合、物体や風景の色調が
不自然に見え、視認性が悪く、またサングラスを装用し
た後、外した後にも、レンズの色調と補色関係に近い色
が残像となって見えるといった不都合が生じる。
ここで上記の視認性について更に説明すると、サングラ
ス装用時の物体や風景の視認性はレンズの分光透過率特
性によって良否が決められる。物体や風景を色調のバラ
ンスをくずさずに自然に見ることができるのは、分光透
過率特性の曲線が波長500〜640nm付近で平坦(
フラット)になることが必要である。
波長500〜6401mの範囲で分光透過率特性の曲線
が平坦の場合、レンズの透過の色調はグレイである。ま
た、波長500〜6401mの範囲内で長波長側の透過
率が短波長側と比軸して10〜25%高い場合、レンズ
の透過の色調はアンバーになるが、このアンバー系の色
調のレンズも視認性は良好である。
従って着色プラスチックレンズとしては、上記の物体や
風景の視認性を考慮してグレイやアンバー系に着色した
ものが主流を占めていたが、プラスチックレンズの着色
が上記2社の色に限定されることは、着色プラスチック
レンズをファッション用サングラス等に用いる場合に大
きな障害となっていた。このことは脹み1フレームとし
て、カラフルでファツション性のあるプラスチックフレ
ームが最近流行しつつあり、このカラフルなプラスチッ
クフレームとグレイまたはアンバー系プラスチックレン
ズとでは配色の釣合いがとれないことを考えれば容易に
理解できることである。
また特開昭61−233701号公報には、プラスチッ
クレンズの表面にクロムやチタンなどの金属薄膜と酸化
クロムや酸化チタンなどの金属酸化物薄膜とを含む多層
膜からなるミラーコード層を設けたプラスチックレンズ
が開示されており、該ミラーコートプラスチックレンズ
はそのミラーコート層による可視光線の吸収や反射作用
によって適皮な遮光機能を有し、かつ透過の色調はグレ
イやアンバー系となっており、物体や風景の視認性にす
ぐれているものの、外観の色調がミラーコート層特有の
色調を呈しており、上述の着色プラスチックレンズと同
様にファツション性の面で問題があった。
本発明はこのような問題点を除去するためになされたも
のであり、外観の色調は染色による種々の色調を呈しな
がら、透過光がグレイやアンバー系の色調を呈し、視認
性に優れた遮光レンズを提倶することを目r1勺とする
ものである。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的は、染色されたプラスチックレンズの表面に
、その染色された色と同系色の波長域の可視光線を運択
的に反射する反射膜を設けてなる本発明の遮光レンズに
よって達成された。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の遮光レンズにおいて基材として用いられるレン
ズはプラスチックレンズであり、その最も好ましいもの
として、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート
を主成分とするモノマー混合物を常法により重合して得
られる重合物(CR−39)が挙げられるが、染料によ
り染色し得るものであれば、上記重合物以外のプラスチ
ックレンズを用いても良い。
本発明においては、上記プラスチックレンズは染料で青
、緑、橙色のような所望の外観色調を呈するよう染色さ
れている。この染色は、プラスチックレンズを分散染料
の溶液中に浸漬することにより行うのが好ましい。染料
としては単色系分散染料を用いるのが堡ましいが、2種
以上の分散染料を調合したものを用いることも可能であ
る。染色濃度は光吸収のピークで30〜95%が好まし
い。
本発明の遮光レンズにおいては、上記の方法で得られた
、染色されたプラスチックレンズの表面に、その染色さ
れた色と同系色の波長域の可視光線を2択的に反射する
反射膜が設けられている。
この反射膜は、高屈折率膜と低屈折率膜とを、それぞれ
の光学的厚さが’(2rn+1)(mは0または1.4
30nm≦λ≦700nm)となるようにj唄次積層し
て形成された多層膜であるのが好ましい。
この反射膜に用いる高屈折率膜用物質としては、酸化ジ
ルコニウムが好ましいが、他に酸化チタン、酸化セリウ
ム、酸化インジウム、酸化ネオジウム、酸化タンタル等
も使用できる。また低屈折率膜用物質としては、酸化硅
素が好ましいが、他にフッ化マグネシウム等も使用でき
る。。
積層させる順番は高、低、高、低、・・・・・・高、低
の順であっても低、高、低、高、・・・・・・低、高の
順であってもよく、その合計の層数は6〜18層が好ま
しい。また積層方法は特に真空蒸着が好ましいが、イオ
ンスパッタリング法等も可能である。
積層の合計の層数が少ない場合、膜の反射率は低く暦数
が多くなるにしたがって反射率は増加する。
反射率は層数が6層の場合で約30%、14層で約95
%である。
本発明の遮光レンズにおける上記反射膜のfifjt:
の機能を述べると以下の通りである。即ち、染色された
プラスチックレンズはその染色された色に対応して可視
光線波長域において高い透過率を示す波長域を有するが
、この染色されたプラスチックレンズの表面に、染色さ
れた色と同系色の波長域の可視光線を遷択的に反射する
反射膜を設けると、遮光レンズの分光透過率特性曲線が
、波長域500〜640nmでほぼ平坦になるがまたは
この波長域の長波長側の透過率が短波長側よりも約10
〜25%高くなり、その結果、青、緑、橙色のような外
観色調を損なうことなく、透過光の色調を、風景や物体
の視認性にすぐれているグレイまたはアンバー系にする
ことができる。
[実施例] 以下、実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明
はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1 合成樹脂レンズ用モノマーとしてのジエチレングリコー
ルビスアリルカーボネートを主成分とするモノマー混合
物を重合し、合成樹脂レンズを得た。この合成樹脂レン
ズの分光透過率曲線を第3図に示す。
水11に対し、青系色染料(三菱化成工業f(4製ダイ
アニツクス ブルーRN−E)’zr (0,5W[%
)及び界面活性剤(染色安定剤ホーヤ■製ホーヤスタビ
ライザー)2g (0,2wt%)を添加して染色溶液
を調製し、この染色液中に前記合成樹脂レンズを染色液
温度90℃で20分間浸漬せしめ、第4図に示すように
波長430nm付近に山のピークを持つような青色を呈
する染色合成樹脂レンズを得た。
次に真空槽内にてこの染色合成樹脂レンズに酸化ジルコ
ニウム及び酸化硅素を交互に蒸着させ、可視光の最大反
射波長480゛nmをλとした場合に各層の膜の厚さが
λ/4となる合計12層からなる反射膜を形成させ、本
発明の実施例1の遮光レンズを得た。
この遮光レンズの分光透過率曲線を第1図に示す。第1
図より、本発明の実施例1の遮光レンズは450nm〜
600nrnでほぼ平坦な特性曲線となり、透過光はグ
レイとなり、分光透過率は15%になった。
また本発明の実施例1の遮光レンズの分光反射率曲線を
第2図に示す。第2図より波長4800mを中心とする
青系色の反射によって外観の色調は青色を呈している。
実施例2 水11に対し、染料(三菱化成工業1m>製ダイアニッ
クス ターキスブルーB−FS)5g(0,5wt%)
および界面活性剤(染色安定剤ホーヤ0喝製ホーヤスタ
ビライザー) 2g (0,2wt%)を小力1比て染
色溶液を調製し、この染色液中に、実施例1で用いたと
同様の合成樹脂レンズを染色液温度90℃で3時間浸漬
せしめて青色を呈する染色合成樹脂レンズを得た。
次に、水11に対し染料(三菱化成工業■製ダイアエッ
クス オレンジBFE−200>5g(0,5wt%)
及び界面活性剤(染色安定剤ホーヤ■製ホーヤスタビラ
イザー)2g(0,2wt%)を添加して染色溶液を調
製し、この染色液中に前記染色合成樹脂レンズを染色液
温度85°Cで5分間浸漬せしめ、第5図の分光透過率
曲線で示すように520nm付近で山のピークを持つよ
うな緑色を呈する染色合成樹脂レンズを得な。
次に真空槽内にてこの染色合成樹脂レンズに酸化ジルコ
ニウム及び酸化硅素を交互に蒸着させ可視光の最大反射
波長520nmをλとした場合に各層の膜のJyさがλ
/4となる合計12層からなる反射膜を形成させ、本発
明の実施例2の遮光レンズを得た。
この遮光レンズの分光透過率曲線を第6図にそして分光
反射率曲線を第7図に示す。
第6図及び第7図より、透過光はグレイを呈し、外観の
色調は緑色となっていることが明らがである。
実施例3 水11に対し、染料(三菱化成ニー業■製ダイヤセリト
ン ファースト ブラウン4R)5g(0,5wt%)
及び界面活性剤(染色安定剤ホーヤa鼾製ホーヤスタビ
ライザー>2g (0,2wt%)を添加して染色溶液
を調製し、この染色液中に、実施例1で用いたと同様の
合成樹脂レンズを染色液温度83℃で5分間浸漬せしめ
、第8図に分光透過率曲線を示すような橙色を呈する染
色合成樹脂レンズを得た。
次に真空槽内にてこの染色合成樹脂レンズに酸化ジルコ
ニウム及び酸化硅素を交互に蒸着させ、可視光の最大反
射波長600 nmをλとした場合に各層の膜の厚さか
λ7/4となる合計12層からなる反射膜を形成させ、
本発明の実施例3の遮光レンズを得な。
この遮光レンズの分光透過率曲線を第9図にそして分光
反射率曲線を第10図に示す。
第9図及び第10図より透過光は、グレイを呈し、外観
の色調は橙色となっていることが明らかである。
実施例4 実施例1で用いたと同様の合成樹脂レンズを実施例1と
同様の青色系染料を使用した染色液に染色液温90℃で
6分間浸漬せしめ青色を呈する染色合成樹脂レンズを得
た。このときの染色濃度は実施例1の染色合成樹脂レン
ズと比較して波長585 nm付近で20%程度淡くな
った。
この染色合成樹脂レンズに実施例1と同様の方法で酸化
ジルコニウムと酸化硅素の合計12層からなる多層反射
膜を形成させ、本発明の実施例4の遮光レンズを得た。
この遮光レンズの分光反射率曲線を第11図に示す。
第11図より本発明の実施例4の遮光レンズは波長46
0nm−640nm中の短波長側の透過率が長波長側よ
りも低くなり、透過光はアンバー系の色となった。
また、この遮光レンズの分光反射率曲線は実施例1の第
2図と同型であり、外観の色調は青色を呈している。
比軸例1 ファツション性サングラスとして市販されているサング
ラスレンズの分光透過率特性を第12図に示す。
このレンズは実施例1で述べた合成樹脂レンズを実施例
1と同様の青色系染料を使用した染色液に浸漬して得ら
れた染色合成樹脂レンズである。
このレンズの透過光は青色であり、外観の色調も青色で
あるが、このレンズをサングラスとして装用すると、風
景や物体の色調は青色ががって見え不自然な見え方とな
り、さらにこのサングラスを長時間装用後、外した後に
、風景や物体の色調が赤っぽく見えるという残像も感じ
られる。
したがってこのレンズはサングラスとしての装用には不
適当である。
比1咬例2 実施例1で用いたと同様の合成樹脂レンズを染色処理を
行なわないまま実施例1と同様の方法によって真空槽内
にて酸化ジルコニウム及び酸化硅素を交互に蒸着させ可
視光の最大反射波長480nmをλとした場合に各層の
膜の厚さがλ/4となる合計12層からなる多層膜を形
成させ、第13図で示すような分光透過率特性を有する
レンズを得た。
このレンズの外観の色調は青果色であり、透過光は相系
色である。このレンズをサングラスとして装用すると、
風景や物体の色調は相系色となり、不自然な見え方にな
り、装用後に青みがかった残像も感じられ、サングラス
としての装用は不適当である。
[−発明の効果] 本発明の遮光レンズによれば着色されたレンズの外観の
色調を損なうことなく、透過光の色調がグレイ又はアン
バー系であるので、ファツション性のあるカラフルなレ
ンズでありながら、自然な色調で物体や風景を見ること
ができ視認性にすぐれている。従来カラフルな着色レン
ズは、物体や風景が不自然な色に見え、サングラスを装
用後、外した時に残像が感じられたが、本発明の遮光レ
ンズでは残像もなく、装用性も高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の遮光レンズの分光透過率特性図、 第2図は同遮光レンズの分光反射率特性図、第3図は実
施例1において基材として用いられた染色前の合成樹脂
レンズの分光透過率特性図、第4図は実施例1において
、反射膜を設ける前の染色合成樹脂レンズの分光透過率
特性図、第5図は実施例2において、反射膜を設ける前
の染色合成樹脂レンズの分光透過率特性図、第6図は実
施例2の遮光レンズの分光透過率特性図、 第7図は同遮光レンズの分光反射率特性図、第8図は実
施例3において、反射膜を設ける前の染色合成樹脂レン
ズの分光透過率特性図、第9図は実施例3の遮光レンズ
の分光透過率特性図、 第10図は同遮光レンズの分光反射率特性図、第11図
は実施例4の遮光レンズの分光透過率特性図、 第12図は比較例1のレンズの分光透過率特性図、 第13図は比較例2のレンズの分光透過率特性である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)染色されたプラスチックレンズの表面に、その染
    色された色と同系色の波長域の可視光線を選択的に反射
    する反射膜を設けたことを特徴とする遮光レンズ。
  2. (2)前記反射膜が、高屈折率膜と低屈折膜とを、それ
    ぞれの光学的厚さがλ/4(2m+1)(mは0または
    1、430nm≦λ≦700nm)となるように順次積
    層して形成された多層膜である、特許請求の範囲第1項
    に記載の遮光レンズ。
  3. (3)高屈折率膜が酸化ジルコニウムからなり、低屈折
    率膜が酸化硅素からなる特許請求の範囲第2項に記載の
    遮光レンズ。
JP62007681A 1987-01-16 1987-01-16 サングラス Expired - Lifetime JPH07113710B2 (ja)

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