JP4795969B2 - 可視光吸収性多層抗反射コーティングで被覆された光学体とその製造方法 - Google Patents

可視光吸収性多層抗反射コーティングで被覆された光学体とその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、概して、特に例えばサングラスのような色付き眼ガラスなどの色付き光学体、およびその製造方法に関する。
眼科使用のための色付き有機レンズのもっとも慣用的な技術は、溶解した、および/または分散した色素を含み、通常沸点近く(典型的に90−95℃)に保たれた水溶性染色槽に有機ガラス(基質)を浸すことからなる。その後、色素は基質の表面下に拡散する。
ポリカーボネート(PC)のようなある種の基質は、この方法を用いて染色することがとても難しい。この場合、溶媒が染色槽に加えられなければならず、溶媒はしばしば基質に対して侵略的(aggressive)である。さらに、溶媒の使用は、産業レベルにおいて、および環境に対して問題を呈する。
他の知られている技術は、基質上に蒸着されたコーティングに着色料を混入することである。
例えば、特許文献1は、一酸化チタンの層で被覆されている光学表面を両側にもち、一酸化チタンの層は裏面がMgFベース抗反射層で被覆されている光互変性(フォトクロミック)眼用ガラスレンズについて記述している。
しかし、特許文献2では、酸化チタンベース層は抗反射性をもつ積層状態の一部を構成しないとしている。
特許文献3は、裏の凹面上の多層コーティングを有するサングラスレンズについて記述している。多層コーティングは、可視光領域に吸収を持ち、基質と隣接し、10%以上の可視光の透過を減少する不足当量(準化学当量、sub−stoichiometric)酸化チタン層TiOx(0.2≦x≦1.5)を含む。多層コーティングは、とりわけ紫外透過を削減し、少なくとも2種類の交互の層(alternate layers)(典型的にはTiO、およびSiO)、およびおそらく酸化金属、またはフッ化金属ベースの低屈折率抗反射層からなる複合層を含む。
特許文献4では特に、可視光吸収性二重層抗反射コーティングで、低屈折率金属の薄い外部層で、不足当量遷移金属酸化窒化物の非常に薄い吸収性膜上へ蒸着されたTiOxNyを含み、そこでxは0.3から0.8の間、yは0.8から1.2の間で変化する。このコーティングは無機ガラス基質上にカソードスパッタリングによって蒸着される。
近年、特許文献5は、特にその表面に電気的に伝導性のある多層抗反射透明コーティングが形成されている透明基質を含む高い透過係数をもつ光学体について記述している。この抗反射コーティングは、酸化チタンおよび酸化シリコンを含む交互の高屈折率と低屈折率の層から作られる。
しかし、特許文献5の光学体は、波長550nmにおける約98から99.5%まで変化する光透過特性を有し、それは色付きであるとは考えられない。
米国特許第4,802,744号明細書 米国特許第4,802,755号明細書 米国特許第5,694,240号明細書 国際公開第97/27997号パンフレット 欧州特許第0834092号明細書
本発明の目的は、先行技術の欠点を克服した光学体、特に、色付き眼レンズのような光学体、およびその製造方法を提供することである。
本発明の更なる目的は、少なくとも主要面の一方に、好ましくは凹部裏面に、可視光吸収性抗反射コーティングで、均一な発色を示し、経時的に安定で抗紫外線である本明細書で定義される光学体を提供することである。
本発明の更なる目的は、基質を過熱することなしに、例えば上記で定義したような、真空蒸発によって抗反射コーティングを蒸着するための方法を提供することである。
本発明の光学体は、主要前面、および裏面を有する有機、またはミネラル材を原料とする透明基質からなり、前記主要面の少なくとも一方に多層、抗反射コーティングを有し、均一な発色を示し、それは経時的に安定で、抗紫外線であり、そこでは前記抗反射コーティングは不足当量酸化チタンを有する少なくとも二層を含み、可視光領域に吸収を持ち、可視光吸収層を含まない同様の光学体と比較して、10%以上、好ましくは40%以上、より好ましくは80%以上、可視光領域において光学体の透過特性(Tv)が減少する。
ここで用いられている可視光吸収層という言葉は、光反射コーティングの層を意味すると理解され、その機能は可視光、すなわち380から780nmの範囲の波長帯域幅にある透過特性を減少させることである。
この技術分野でよく知られているように、多層抗反射コーティングは、交互に低い屈折率(LI層、n25 <1.5)、および高い屈折率(HI層、n25 ≧1.5、好ましくは≧1.6)をもつ少なくとも二層の積層状態より構成される。
慣例的には、これらの抗反射コーティングは四つ、またはそれ以上の選択的なLI、およびHI層を含有する。
同様によく知られているように、これらの層は、一般的には、例えばSiO,SiO,Al,TiO,ZrO,Ta,Si,またはMgFのような酸化物、窒化物、無機フッ化物、またはこれらの混合物の層である。好ましくは、無機酸化物類が用いられる。
本発明によれば、抗反射層は少なくとも二つの可視光吸収層を含むので、抗反射コーティングで被覆された光学体の可視光領域における相対透過特性(Tv)が、可視光吸収層を含まない同様のものと比較して、10%以上、好ましくは40%以上、より好ましくは80%以上削減する。
典型的には、本発明の抗反射コーティングで被覆された光学体は40%以下(at most)、好ましくは30%以下、より好ましくは少なくとも20%未満、最も好ましくは15%のオーダー(order)のTv(可視光領域での相対透過特性)を示す。
これらの吸収性(absorbent)層はひとつ、またはそれ以上の不足当量酸化チタンTiOxを含み、そこではxは少なくとも2未満、好ましくは0.2から1.2の範囲である。
可視光吸収層はTiOとTiの混合物を蒸発させることによって得られる。好ましくは、TiOとTiの混合物におけるTiOの重量比は、50%以上、より好ましくは60%以上、さらに好ましくは70%以上である。
好ましくは、本発明の可視光吸収層は、全体として不足当量TiOx酸化物からなる。とは言っても、これらの酸化物が可視光の吸収特性に影響しない、すなわち10%以上の透過特性Tvの減少が得られる割合で、TiOなどの非可視光吸収性酸化物を含んでもよい。
明細書と請求の範囲に示すように、「不足当量酸化チタン」という言葉は、酸化チタンTiOx(x<2)だけでなく、TiOxの混合物、およびTiO/Tiの混合物をも意味して用いられる。
概して、吸収性層の厚さは20から60nm、好ましくは30から50nmの間にある。
好ましくは、吸収性層は、すべての可視光領域の波長に対応する0.2から2.4の吸光係数(k)をもつ。
概して、HI層の物理的厚さは10から120nmの間で変化し、LI層の物理的厚さは10から100nmの間で変化する。
比較すると、TiOベース層は、可視光領域の全ての波長に対してゼロに近い吸光係数をもつ。
吸収性層は、380から780nmの波長帯域幅において、1.3から3.5に変化し、好ましくは1.4から2.8に変化する環境温度における屈折率nを有する。
さらに好ましくは、本発明の不足当量酸化チタン吸収性層は窒素を含まない。
概して、本発明の光学体の抗反射コーティングは、有機、または無機ガラスからなるすべての透明基質上に蒸着されることができる。好ましくは有機ガラスからなる基質上に蒸着される。
基質に適したプラスチック材料の中では、(メタ)アクリル、およびチオ(メタ)アクリルホモ、およびコポリマー、並びにカーボネート、PPGによって市場に出されている材料CR−39Rのようなジエチレングリコールビスアリルカーボネート、ウレタン、チオウレタン、エポキシド、エピスルファ、およびそれらの組み合わせからなるホモ、およびコポリマーがあげられる。
基質として好ましい材料は、ポリウレタン(PU)、ポリチオウレタン、(メタ)アクリル、およびチオ(メタ)アクリルポリマー、および好ましくはポリカーボネート(PC)である。
本発明に用いられるポリカーボネート(PC)という言葉は、ホモポリカーボネート、コポリカーボネート、および連続コポリカーボネートを含むと理解される。ポリカーボネートは、例えばジェネラル・エレクトリック・カンパニーからLEXANRという商標名で、帝人(株)からPANLITERという商標名で、バイエルからBAYBLENDRという商標名で、モバイ・ケミカル・コープ(MOBAY CHEMICAL CORP.)からMAKROLONRという商標名で、CALIBRERという商標名でダウ・ケミカル・シーオー(DOW CHEMICAL Co.)から商業的に入手可能である。
本発明の特に有利な態様では、基質の少なくとも一方の面に形成された抗反射コーティングは、交互に高屈折率(HI)、および低屈折率(LI)の層の積層状態を含み、そこでは:
−少なくともひとつの高屈折率(HI)層は、不足当量酸化チタンを含む可視光吸収層で作られ、
−少なくともひとつの低屈折率(LI)層は、酸化ケイ素(SiO)、および酸化アルミニウム(Al)を含む。
この型の態様では、少なくともひとつの不足当量酸化チタンベース吸収性層は、高屈折率(HI)であり、残りのSiO、およびAlベース層は低屈折率(LI)である。好ましくは、LI層(SiO/Al)は、SiO/Alの総重量に対してAlの重量で1から5%含む。
LI層の蒸着相の蒸着のために、好ましくは酸化ケイ素、および酸化アルミニウムの混合物を含む気化性の原料成分は、気化性原料成分の重量に対して、酸化アルミニウムを重量で、1から10%、好ましくは1から2%含む。
酸化ケイ素、および酸化アルミニウムの混合物をベースとした低屈折率(LI)層が二つの主要な効果を提供する。ひとつめの効果は、光学体の光学表面全体の発色の均一性を向上させること、およびもうひとつの効果は抗反射コーティングの寿命と外部劣化、特に紫外放射に対する耐久性を向上させることである。
不足当量酸化チタンベース層、および酸化ケイ素と酸化アルミニウムの混合物を含む層とは別に、上で定義されているように、抗反射積層状態は付加的(additional)(HI)と(LI)層とを含んでもよい。
これらの付加的(HI)層は、可視光吸収性酸化チタンベース(HI)層と同様であってもよいが、この技術の分野でよく知られている従来公知の(HI)層でもよい。
同様に、付加的(LI)層は、酸化ケイ素と酸化アルミニウムの混合物を含む(LI)層と同様でよい。しかし、その層は、例えばSiO層のように従来公知の(LI)層でもよい。
この型の様態では、好ましくは酸化ケイ素と酸化アルミニウムの混合物を含む低屈折率層(LI)は、不足当量酸化チタン可視光吸収層に隣接する。
特に有利なことは、SiO/Al混合物を含むLI層が、二つの不足当量酸化チタン可視光吸収性HI層に隣接していることである。
抗反射積層状態は、好ましくは、少なくとも4つの選択的HI/LI層、さらにより好ましくは6層、またはそれ以上を含む。
概して、本発明で引用される屈折率n25 は、波長550nm、25℃での屈折率である。
本発明によれば、抗反射積層状態は基質の前面、および/または裏面に適用されるが、好ましくは裏面にのみ適用される。可視光吸収性抗反射コーティングが光学体の裏面に蒸着されるとき、レンズ、またはレンズ前面の比色的性質はほとんど未処理のレンズと同様である。
本発明の抗反射積層状態は、好ましくは曲率半径が90mm以下、より好ましくは70mmオーダーの、大きい凹部の曲率をもつ光学体に特に適している。
本発明の光学体の基質は、必要な場合は、耐磨耗、耐衝撃、または耐ひっかきコーティング、または従来用いている他のコーティングで被覆してもよい。
明らかに、本発明の光学体は、抗反射コーティング上に、例えば汚れ防止撥水コーティングのような表面の性質を改変することができるコーティングを有してもよい。これらには概して、数ナノメートルの厚さのフルオロシラン型材料が用いられる。
本発明は、また、抗反射コーティングの全ての層が真空蒸着されている、少なくとも二つの可視光吸収不足当量酸化チタン層を含む抗反射積層状態を有する光学体の製造方法に関する。
図1、および2は、それぞれ、各波長に対する反射率(R)、および本発明の色付き光学体の各波長に対する透過特性(T)を示している。
以下の例は、より詳細な発明を説明するものであるが、これらに限定されるものではない。
各波長に対する透過特性TのグラフはベックマンDU70分光光度計により測定された。
可視光領域での相対透過特性Tvは、以下の事項を考慮して、380から780nmの範囲で計算された。
−発光体(光源)C(CIE 1931)
−観察(observer) 2°
反射スペクトルR=f(λ)は、ツァイスの分光光度計で測定された。
比色係数は、以下の項目を考慮して、380から780nmの範囲で計算された。
−発光体D65(CIE 1976)
−観察(observer) 10°
hは色相角
Cは彩度。
TiOx層に対するn、およびkの値が以下のようにして決定された。
屈折率n、および各波長の関数である吸光係数が酸化チタンの「封止層」に対して決定された。すなわち、SiO/Al層がその上に蒸着され、全体はシリコン盤上に蒸着されている。
この目的のために、SiO/Al層のみが、この技術分野における通常の知識を有する者に精通した方法で、偏光解析装置により、第一回の分析が行われた。
TiOx層の厚さは、機械的プロフィルメータ測定器によって決定された。
封止層の偏光解析スペクトルは5つの入射角に対して55から75°の範囲で測定され、プロフィルメータで測定したものにTiOx層の厚さを固定することによって、および以前に定義されたようにSiO/Al層の性質を用いて、同時変換され決定された。
吸光係数
強度Iの単色光が均質な媒体を通過するとき、表面に現れた光Iの強度は、吸収性媒体の厚さIが増大するにつれて指数関数的に減少する。
I=I−al(ブーゲー・ランバートの法則)
aは吸収係数(または減衰係数)として知られる定数であり、検討された媒体と波長で特徴づけられる。
吸収係数と吸光係数k(これは複素数屈折率N=n+ikの虚数部分でもある)の関係は、以下の式で与えられる:
a=4πnk/λ。
反射率
R=Φ/Φ
これは、反射光束Φと入射光速Φとの比率によって二つの媒体の境界における反射率を特徴付ける。概して、分光(単色)反射率Rλは、入射光のそれぞれの波長λに対して決定される。
可視光領域における相対反射率R
この因子は、目によって知覚されるのと同様に、すなわち目の相対分光感度特性Vλによってそれぞれの波長に対して重みをかけて、反射光束Φと入射光束Φとの比によって反射率の視覚効果を特徴付けるための眼光学において用いられる。この因子は、以下の公式を用いて計算される。
Figure 0004795969
ここで、Rλ=分光反射率、Φλ=入射分光束、Vλ=目の相対明所視分光感度特性である。
透過特性
T=Φ/Φ
これは、射出表面から現れる光束Φと、入射表面上の入射光束Φとの比によって、レンズの透過性を特徴づけている。一般に、レンズの分光透過特性Tλは、入射光のそれぞれの波長λに対して決定される。
透過曲線
ここでは、各波長に対する分光透過特性Tλの多様性を示すことによって光フィルターとしてのレンズの物理的性質を記述する。この曲線は、フィルターの分光選択性を観察し、以下の公式を用いて波長λからλまでの範囲全体のレンズの物理的透過特性Tを決定することを可能にする。
Figure 0004795969
ここで、Φλ=入射分光束
可視光領域での相対透過特性T
この因子は、眼光学に特有のものである:これはひとつの数値で、フィルターの物理的性質を表す。すなわちレンズから現れる光束とレンズ上に入射する光束との比が、眼によって知覚されるのと同様に、目の相対分光感度特性Vλによって、それぞれの波長に対して重み付けられる。この因子は、以下の公式を用いて計算される。
Figure 0004795969
ここで、Tλ=分光透過特性、Φλ=入射分光束、Vλ=比明所視分光感度特性。この係数Tはサングラスレンズを表記し特徴付けるために用いられる。
本発明の耐ひっかきSiOベース層、そして6つの層を含む抗反射コーティング、および最後に疎水性トップコートが、耐衝撃性下塗りと耐磨耗コーティングで被覆されたポリカーボネート基質の裏面に真空蒸着によって形成された。
多層積層状態の詳細な構造が表1に示されている。
Figure 0004795969
PC基質の特性
ビスフェノールAポリカーボネートの無限焦点ガラス。
耐衝撃性下塗り
バクセンデン(Baxenden)製によるポリウレタンラテックスW234。厚さ:1μm。
耐磨耗コーティング
エポキシシラン加水分解物(γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)。厚さ:3μm。
その後、上記基質は、周囲(perimeter)に酸素を導入せずに以下に記された工程を経た。
蒸着は、バルザース BAK760装置を用いて行われた。
始めに、3x10−5mbarの真空状態が作られた。基質は、コモンウェルスマークIIイオン銃を用いてアルゴンイオンで衝撃を与えることによるイオン性予備クリーニング処理からなる表面処理を施された。
その後、電子銃(1nm/s 5×10−5mbar)からシリコン原料成分を蒸発させることにより、耐引っかきSiO層(一層目)が前処理を施された表面へ蒸着された。
次に、表1に記された発明の抗反射積層状態の始めの5層が蒸着された。
Figure 0004795969
抗反射コーティングの始めの5層で被覆され得られた基質が電子衝撃(エレクトロン ボンバードメント)工程を施された。
その後、抗反射積層状態(SiO/Al)の6番目の層が、1nm/s、10−5mbarで蒸着された。
最後に、ジュール効果を用いた蒸発によって、オプトロンにより製造された材料OF110の疎水性トップコートが蒸着された。
このような方法で被覆されたPC基質の光学的性質を以下に示す。
a)反射率特性
製品の分光反射率(15°の入射)を図1に示す。
可視光領域(380−780nm)での反射率の値は、抗反射処理の効率(Rm,Rv)を計算するため、およびCIE L表色系における残存反射率の色を定量するために用いられる。これらの特性を表2に示す。
Figure 0004795969
b)透過特性
図2は、各波長に対する可視光領域における相対透過特性Tvを示す。本発明の抗反射コーティングは、15%オーダーの透過特性が得られる。
下の表3は、透過色をCIE L系で評価(qualify)した。
Figure 0004795969
(紙袋に保存して)2ヵ月自然放置(natural aging)した後、抗反射コーティングの吸収特性において重大な変化は見られなかった。
同様の蒸着が、実施例1と全く同様の下塗り、および耐磨耗コーティングで被覆された無限焦点ESSILOR ORMAレンズ(ジエチレングリコール ジアリル カーボネートの重合によって得られた材料)上に施される。
自然放置の結果は実施例1と一致する。
各波長に対する15°の入射における反射率R(%)を示すグラフである。 各波長に対する可視光領域における相対透過特性Tv(%)を示すグラフである。

Claims (20)

  1. 有機、または無機ガラスでできた透明基質を有し、主要面と裏面をもち、前記主要面の少なくともひとつが多層抗反射コーティングを有し、そこでは前記抗反射コーティングが不足当量酸化チタンを含む少なくとも二つの可視光吸収層を含み、少なくともひとつの基質表面に形成された抗反射コーティングが選択的に高屈折率(HI)、および低屈折率(LI)層の積層状態を含み、そこでは:
    −少なくともひとつの可視光吸収層が不足当量酸化チタンを含む高屈折率(HI)層で、
    −少なくともひとつの低屈折率(LI)層が酸化シリコンと酸化アルミニウムの混合物を含み、
    その可視光吸収層において、可視光吸収層を含まない同様のものと比較して可視光の相対透過特性Tvが10%以上減少している光学体。
  2. 基質が有機ガラスよりなる請求項に記載の光学体。
  3. 有機ガラス基質がポリカーボネートよりなる請求項に記載の光学体。
  4. 酸化シリコンと酸化アルミニウムの混合物を含む低屈折率層(LI)が高屈折率(HI)可視光吸収層に隣接する請求項1〜3のいずれかに記載の光学体。
  5. 各抗反射コーティングの高屈折率層(HI)が、不足当量酸化チタンからなる可視光吸収層である請求項1〜4のいずれかに記載の光学体。
  6. 各抗反射コーティングの低屈折率層(LI)が、酸化シリコンと酸化アルミニウムの混合物を含む請求項1〜5のいずれかに記載の光学体。
  7. 吸収層にある不足当量酸化チタンが、xが2未満である式TiOxで与えられる請求項1〜のいずれかに記載の光学体。
  8. xが、0.2から1.2の範囲である請求項に記載の光学体。
  9. 不足当量酸化チタンがTiOとTiの混合物から得られる請求項1〜のいずれかに記載の光学体。
  10. TiOとTiの混合物中のTiOの重量比が50%以上である請求項に記載の光学体。
  11. SiO/Al低屈折率層(LI)において、Alの重量で1〜5%含有している請求項10のいずれかに記載の光学体。
  12. 抗反射積層状態が少なくとも4つの選択的HI/LI層を有する請求項11のいずれかに記載の光学体。
  13. 基質上に形成された耐ひっかきコーティングを含み、抗反射コーティングが前記耐ひっかきコーティング上に蒸着されている請求項1〜12のいずれかに記載の光学体。
  14. 抗反射コーティングが基質の裏面に蒸着されている、請求項1〜13のいずれかに記載の光学体。
  15. 光学体が眼ガラスである、請求項1〜14のいずれかに記載の光学体。
  16. 抗反射積層状態の全ての層が真空蒸着されている、請求項1〜15のいずれかに記載の光学体の製造方法。
  17. 前記光学体の可視光の相対透過特性Tvが、40%以下である請求項1に記載の光学体。
  18. 抗反射積層状態が以下の層を含む、請求項12に記載の光学体:
    25−35nmの不足当量酸化チタンの混合物層;
    Alが蒸着された10−20nmのSiO層;
    45−55nmの不足当量酸化チタンの混合物層;
    Alが蒸着された40−50nmのSiO層;
    35−45nmの不足当量酸化チタンの混合物層;
    Alが蒸着された70−80nmのSiO層。
  19. 可視光吸収層を含まない同様のものと比較して可視光の相対透過特性Tvが40%以上減少している、請求項1に記載の光学体。
  20. 可視光吸収層を含まない同様のものと比較して可視光の相対透過特性Tvが80%以上減少している、請求項1に記載の光学体。
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