JPS63175521A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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Publication number
JPS63175521A
JPS63175521A JP62005972A JP597287A JPS63175521A JP S63175521 A JPS63175521 A JP S63175521A JP 62005972 A JP62005972 A JP 62005972A JP 597287 A JP597287 A JP 597287A JP S63175521 A JPS63175521 A JP S63175521A
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JP
Japan
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circuit
clock signal
logic
precharge
delay
Prior art date
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Application number
JP62005972A
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English (en)
Inventor
Yoshihide Nakamura
好秀 中村
Makio Uchida
内田 万亀夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63175521A publication Critical patent/JPS63175521A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0008Arrangements for reducing power consumption
    • H03K19/0013Arrangements for reducing power consumption in field effect transistor circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/08Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices
    • H03K19/094Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using field-effect transistors
    • H03K19/096Synchronous circuits, i.e. using clock signals
    • H03K19/0963Synchronous circuits, i.e. using clock signals using transistors of complementary type

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体集積回路装置に関するものであり、
例えば、複数段のプリチャージ式論理回路により構成さ
れるドミノ回路を含む半導体集積回路装置に利用して有
効な技術に関するものである。
〔従来の技術〕
1相のクロック信号により動作するプリチャージ式論理
回路については、例えば特開昭54−89558号公報
に記載されている。
本願発明者等は、上記に記載されるプリチャージ式論理
回路の論理ブロックと回路の接地電位との間に設けられ
るスイッチMOS F ETを省略することで、第4図
に示すようなドミノ回路を開発した。
第4図において、各プリチャージ式論理回路は、例えば
記憶ノードn1の負荷容量とされる出力インバータ回路
N1の入力容量Cglをクロック信号φのロウレベルに
おいてチャージするPチャンネル型のプリチャージMO
S F ETQ 1と、記憶ノードn1と回路の接地電
位との間に設けられ論理ブロック回路LBIを構成する
直並列接続された複数のNチャンネルMOSFETQ3
〜Q7及び記憶ノードの電位を後段のプリチャージ式論
理回路に伝達する出力インバータ回路N1により構成さ
れる。上記同様な回路は多段接続され、いわゆるドミノ
回路を形成する。
これらのプリチャージ式論理回路では、クロック信号φ
がロウレベルであるときに、記憶ノードn1の負荷容量
のプリチャージ動作が行われる。
すなわち、クロック信号φがロウレベルになることでプ
リチャージMOS F ETQ 1がオン状態となり、
記憶ノードn1の負荷容量Cglが電源電圧Vccのよ
うなハイレベルにプリチャージされる。
クロック信号φがハイレベルになると、プリチャージM
OSFETQIはオフ状態となる。このとき、論理ブロ
ック回路LBIの論理条件が成立し、例えば前段から送
られる論理入力信号a −eの組み合わせによってMO
SFETQ3又はQ4がオン状態とされ同時にMOSF
ETQ5ないしQ7のいずれか1つがオン状態にされた
場合にディスチャージ経路が形成され、記憶ノードn1
の負荷容量のハイレベルが回路の接地電位のようなロウ
レベルにディスチャージされる。
このように、クロック信号φΦロウレベルにおいてプリ
チャージMOSFETQIがオン状態とされ、クロック
信号のハイレベルにおいて論理入力信号の組み合わせに
従ワてディスチャージ経路が選択的に形成されることで
、記憶ノードn1のプリチャージ動作とディスチャージ
動作が交互に繰り返され、それぞれの論理入力信号に従
った論理演算が各段のプリチャージ式論理回路で行われ
る。また、このようなプリチャージ式論理回路を複数段
接続することで、高速論理演算可能なドミノ回路が構成
される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このようなドミノ回路には次に示す問題点が
残されていることが、本願発明者等によって明らかにな
った。すなわち、記憶ノードn1のプリチャージ動作や
ディスチャージ動作において、論理ブロックLBIを構
成するMOSFETやインバータ回路N1を構成するM
OSFETなどのコンダクタンス等の特性に従って伝達
遅延が生じる。このため、次段の論理ブロックLB2に
入力される論理入力信号f−hは、第5図のタイミング
図に示されるように、クロック信号φに対して時間t1
又はt2だけ遅れて変化する。したがって、クロック信
号φを前段及び後段のプリチャージMOSFETにその
まま入力した場合、プリチャージ開始時点において貫通
電流Ipが流れてしまう。つまり、論理入力信号の論理
条件が成立し論理ブロックLB2によるディスチャージ
経路が形成された後、クロック信号φがロウレベルとな
ると、プリチャージMO5FETQ2がオン状態になる
。このとき、論理入力信号が遅延することによって論理
ブロックLB2によるディスチャージ経路が遅延時間t
2の間開時に形成され、貫通電流1pが流れるものであ
る。
これに対処するため、前段のプリチャージ式論理回路と
後段のプリチャージ式論理回路の間に遅延回路を設け、
第5図に点線で示されるように、その設定時間Tdだけ
クロック信号φを遅延させることで、論理入力信号の遅
延をカバーすることが考えられる。ところが、この方法
を採った場合、プロセスバラツキによる遅延時間t2の
変化を充分カバーする必要があり、遅延回路による遅延
時間Tdを比較的大きくしなくてはならない。このため
、逆にプリチャージの終了時点において貫通電流1pが
流れてしまう。すなわち、後段のプリチャージ式論理回
路に供給される遅延クロック信号がまだロウレベルであ
りプリチャージMO5FETQ2がオン状態である時に
、論理入力信号が先に変化する。このとき、論理入力信
号の論理条件が成立していると、論理ブロックLB2に
よるディスチャージ経路が同時に形成され、貫通電流r
pが流れてしまうものである。このため、各プリチャー
ジ式論理回路において不所望な電力消費を生しるととも
に、パルス状の貫通電流が流れることによって電源雑音
が発生し、場合によってはCMO3(相補型MOSFE
T)回路のラフチアツブを招くおそれがある。また、プ
リチャージ式論理回路の動作速度が律則されるクロック
信号φの立ち上がりすなわちプリチャージが終了し論理
演算が開始されるタイミングが時間Tdだけ遅延される
ため、プリチャージ式論理回路としての高速化が妨げら
れるものである。
この発明の目的は、貫通電流を防止し、低消費電力化を
図った高速のドミノ回路を含む半導体集積回路装置を提
供することにある。
この発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
この明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろ
う。
〔問題点を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、ドミノ回路を構成する複数段のプリチャージ
式論理回路の各段のクロック入力端子の間に、直列形態
の偶数個のCMOSインバータ回路からなる遅延回路を
設け、それぞれのCMOSインバータ回路を構成するP
チャンネルMOSFET及びNチャンネルMOSFET
の一方が他方に比較して順に交互に大きなコンダクタン
スを持つようにすることで、クロック信号のプリチャー
ジが行われるレベルへの変化だけを選択的に遅延させる
ものである。
(作  用) 上記した手段によれば、論理ブロック回路又は出力イン
バータ回路を構成するMOSFETの特性に従って後段
の論理入力信号に遅延が生じても、後段のプリチャージ
式論理回路において論理ブロック回路によるディスチャ
ージ経路とプリチャージMO5FETによるプリチャー
ジ経路が同時に形成されることがない。また、クロック
信号の他方のレベルへの変化は遅延時間が少ないため、
論理演算動作の開始タイミングが遅延される時間は少な
い。したがって、出力インバータ回路の貫通電流を防止
し、低消費電力化を図った高速のドミノ回路を実現でき
る。
〔実施例〕
第1図には、この発明が通用されたドミノ回路の一実施
例を示す回路図が示されている。同図の各回路素子は、
公知のCM OS集積回路の製造技術によって、特に制
限されないが、単結晶N型シリコンのような1llla
の半導体基板上において形成される。以下の図において
、チャンネル(バックゲート)部に矢印が付加されたM
OS F ETはPチャンネル型であり、矢印のないN
チャンネルMOSFETと区別される。
PチャンネルMOSFETは、このような半導体基板表
面に形成されたソース領域、ドレイン領域及びソース領
域とドレイン領域との間の半導体基板表面に薄い厚さの
ゲート絶縁膜を介して形成されたポリシリコンからなる
ようなゲート電極から構成される。NチャンネルMOS
FETは、上記半導体基板表面に形成されたP型ウェル
領域に形成される。
この実施例のドミノ回路は、複数段のダイナミック型論
理回路によって構成され、第1図にはそのうちの2段分
のプリチャージ式論理回路PLI及びPL2が例示的に
示されている。各段のプリチャージ式論理回路のクロッ
ク入力端子の間には、CMOSインバータ回路N3及び
N4に代表されるような偶数個のCMOSインバータ回
路により構成される遅延回路DLがそれぞれ設けられる
後述するように、CMOSインバータ回FIIrN3を
構成するNチャンネルMOS F ETはPチャンネル
MOSFETに比較して大きなコンダクタンスを持つよ
うに設計され、またCMOSインバータ回路N4を構成
するPチャンネルMOSFETはNチャンネルMOSF
ETに比較して大きなコンダクタンスを持つように設計
される。これにより、遅延回路DLから出力される遅延
クロック信号φdは、ハイレベルからロウレベルへの立
ち下がりとができる。
第1図において、前段のプリチャージ式論理回路P L
 1は、出力インバータ回路N1の入力容量Cglをそ
の記憶ノードn1の負荷容量とする。
記憶ノードn1と回路の電源電圧Vccとの間には、そ
のゲートにクロック信号φを受けるPチャンネル型のプ
リチャージMOSFETQIが設けられる。また、記憶
ノードn1と回路の接地電位との間には、Nチャンネル
MO5FETQ3〜Q7からなる論理ブロック回路LB
Iが設けられる。この論理ブロック回路LBIを構成す
るMO5FETQ3〜Q7のゲートには、論理入力信号
a ”−eがそれぞれ入力される。これらの論理入力信
号は、それぞれ前段のプリチャージ式論理回路の同様な
論理ブロック回路によって形成され、あるいは一連のド
ミノ回路に対する入力信号として外部からクロック信号
φのハイレベルに同期して入力されるものである。MO
5FETQ3〜Q7は、それぞれの論理入力信号がハイ
レベルの時オン状態となり、例えばMO5FETQ3あ
るいはQ4の一方、及びMO5FETQ5〜Q7のいず
れか一つが同時にオン状態となることでディスチャージ
経路を形成する。論理ブロック回路LBIのディスチャ
ージ経路が形成されることにより、上述のプリチャージ
動作によってハイレベルとされた記憶ノードn1の電位
は、回路の接地電位にディスチャージされ、ロウレベル
となる。
第1図のプリチャージ式論理回路PLIは、クロック信
号φ及び論理入力信号a −eにより、次のような論理
演算動作を行う。すなわち、クロック信号φの電圧レベ
ルは所定の周期をもって、ロウレベル及びハイレベルに
変化する。クロック信号φがロウレベルであるとき、プ
リチャージMOSFETQIがオン状態となり、記憶ノ
ードn1の負荷容量はプリチャージMO5FETQIを
介して供給される電源電圧Vccによってハイレベルに
プリチャージされる。記憶ノードn1のハイレベルの電
位をその入力端子に受けるインバータ回路Nlの出力信
号fは、回路の接地電位のようなロウレベルとなる。
次に、クロック信号φがハイレベルになると、プリチャ
ージMO5FETQIはオフ状態となり、上記プリチャ
ージ動作が停止される。このとき、論理ブロック回路L
BIに入力される論理入力信号a ”−eが前述のよう
な所定の論理条件を満足すると、論理ブロック回路LB
Iによるディスチャージ経路が形成されるため、記憶ノ
ードn1の負荷容量のハイレベルはディスチャージされ
る。すなわち、論理入力信号aあるいはbのいずれか一
つ、及び論理入力信号c −”−eのいずれか一つが同
時にハイレベルであると、MOSFETQ3あるいはQ
4の一方、及びMOSFETQ5〜Q7のいずれか一つ
が同時にオン状態となり、論理ブロックLBIによるデ
ィスチャージ経路が形成される。したがって、記憶ノー
ドnlの負荷容量のハイレベルは回路の接地電位にディ
スチャージされる。
これにより、記憶ノードn1の電位はロウレベルとなり
、インバータ回路N1の出力信号fはハイレベルとなる
。以上のことから、上記のプリチャージ式論理回路PL
Iの論理出力信号fは、論理入力信号a ”−eに対し
、 f= (a十b)  ・ (c+d→−e)の論理式を
満足するものとなる。
このプリチャージ式論理回路P L lの論理出力信号
fは、次段のプリチャージ式論理回路PL2の論理ブロ
ンク回路LB2に対する論理入力信号の一つとして入力
される。
後段のプリチャージ式論理回路PL2は、出力インバー
タ回路N2の入力容量Cg2をその記憶ノードn2の負
荷容量とする。記憶ノードn2と回路の電源電圧Vcc
との間には、そのゲートに遅延クロック信号φdを受け
るPチャンネル型のプリチャージMO5FETQ2が設
けられる。また、記憶ノードn2と回路の接地電位との
間には、NチャンネルMO5FETQ8〜QIOからな
る論理ブロックLB2が設けられる。論理ブロックLB
2のMO5FETQ8のゲートには、前述のプリチャー
ジ式論理回路PLIの論理出力信号fが入力される。論
理ブロックLB2の他のMOSFETQ9及びQLOの
ゲートには、プリチャージ式論理回路P L 1と同様
な前段のプリチャージ式論理回路によって形成される論
理入力信号g及びhがそれぞれ入力される。
このプリチャージ式論理回路PL2は、前述のプリチャ
ージ式論理回路PLIと同様な動作によっζ、記1.α
ノードn2の負荷容量Cg2のプリチャージ及びディス
チャージを行う。つまり、プリチャージ式論理回路2の
論理出力信号jはその論理入力信号f−hに対し、 j=f−g+h となるような論理回路として作用する。
ところで、プリチャージ式論理回路PLIのプリチャー
ジM OS F I”、 T Q 1のゲートとプリチ
ャージ式論理回路PL2のプリチャージMOSFETQ
2のゲートとの間には、遅延回路DLが設けられる。こ
の遅延回路DLは、特に制限されないが、直列接続され
た2+11i1のCMOSインバータ回路N3及びN4
によって構成される。
第2図には、第1図のドミノ回路の遅延回路DLの一実
施例の回路図が示されている。
第2図において、遅延回路DLを構成するCMOSイン
バータ回路N3は、PチャンネルMO5FETQII及
びNチャンネルMOSFETQI3により構成される。
これらのMO5FETQIl及びQ13のゲートは共通
接続され、インバータ回路N3の入力端子とされる。ま
た、MOSFETQII及びQ13のドレインも同様に
共通接続され、インバータ回路N3の出力端子とされる
MOSFETQIIのソースは、回路の電源電圧Vcc
に結合され、MOSFETQ13のソースは、回路の接
地電位に結合される。
特に制限されないが、インバータ回路N3を構成するP
チャンネルMOSFETQI 1は、例えばそのサイズ
が小さくされることによってそのコンダクタンスが小さ
くされ、NチャンネルMOSFETQ13に比較して小
さな駆動力を持つようにされる。このため、インバータ
回路N3の出力信号として得られる反転クロック信号T
τのクロック信号φに対する遅延時間は、その立ち上が
りにおいて選択的に大きなものとなる。
インバータ回路N3の出力信号すなわち反転クロック信
号7下は、インバータ回路N4の入力端子に供給される
遅延回路DLを構成するもう一つのCMOSインバータ
回路N4は、インバータ回路N3と同様に、Pチャンネ
ルMOSFETQI 2及びNチャンネルMO5FET
QI 4により構成される。これらのMO5FETQI
 2及びQ14のゲートは共通接続され、インバータ回
路N4の入力端子とされる。また、MOSFETQ12
及びQ14のドレインも同様に共通接続され、インバー
タ回路N4の出力端子とされる。MOSFETQ12の
ソースは、回路の電源電圧Vccに結合され、MOSF
ETQI 4のソースは、回路の接地電位に結合される
特に制限されないが、インバータ回路N4を構成するN
チャンネルMOSFETQI 4は、例えばそのサイズ
が小さくされることによってそのコンダクタンスが小さ
くされ、PチャンネルMOSFETQ12に比較して小
さな駆動力を持つようにされる。このため、インバータ
回路N4の出力信号すなわち遅延クロック信号φdの反
転クロック信号T丁に対する遅延時間は、その立ち下が
りにおいて選択的に大きなものとなる。
第3図には、第1図のドミノ回路及び第2図の遅延回路
DLの動作を説明するためのタイミング図が示されてい
る。
第3図において、クロック信号φは、回路の電源電圧V
ccのようなハイレベルと回路の接地電位のようなロウ
レベルの間を周期的に変化する。
遅延回路DLでは、まずインバータ回路N3によって反
転クロック信号(Itoが形成される。前述のように、
インバータ回路N3は、反転クロック信号7τの立ち上
がり変化のみを選択的に遅延させるように設計される。
このため、第3図に示されるように、反転クロック信号
Tτのハイレベルからロウレベルへの変化は、クロック
信号φの口ウレベルからハイレベルへの変化に対して、
NチャンネルMOSFETQI 3の駆動力によって決
まる比較的小さい遅延時間tnaだけ遅延される。
また、反転クロック信号丁子のロウレベルからハイレベ
ルへの変化は、クロック信号φのハイレベルからロウレ
ベルへの変化に対して、PチャンネルMOSFETQI
 1の駆動力によって決まる比較的大きな遅延時間tn
bだけ遅延される。
次に、インバータ回路N3の出力信号すなわち反転クロ
ック信号下τはインバータ回路N4によってさらに反転
され、遅延クロック信号φdが形成される。前述のよう
に、インバータ回路N4は、遅延クロック信号φdの立
ち下がり変化のみを選択的に遅延させるように設計され
る。このため、第3図に示されるように、遅延クロック
信号φdのロウレベルからハイレベルへの変化は、反転
クロック信号$τのハイレベルからロウレベルヘノ変化
に対して、PチャンネルMOSFETQI 2の駆動力
によって決まる比較的小さい遅延時間tncだけ遅延さ
れる。また、遅延クロック信号φdのハイレベルからロ
ウレベルへの変化は、反転クロック信号poのロウレベ
ルからハイレベルへの変化に対して、NチャンネルMO
SFETQI4の駆動力によって決まる比較的大きな遅
延時間tndだけ遅延される。
これらのことから、クロック信号φの立ち上がり変化に
対する遅延クロック信号φdの立ち上がり変化の遅延時
間Tdlは、 Tdl−tna+tnc となり、比較的小さな遅延時間となる。一方、クロック
信号φの立ち下がり変化に対する遅延クロック信号φd
の立ち下がり変化の遅延時間Td2は、 T d 2 = t n b + t n dとなり、
比較的大きな遅延時間となる。
とごろで、第3図に示されるように、クロックイ8号φ
がハイレベルに立ち上かっ“Cからプリチャージ式論理
回路PL2の論理入力信号f〜hがすべてハイレベルと
なるまでには、遅延時間t1が必要となる。また、クロ
ック信号φがロウレベルに変化してからプリチャージ式
論理回路PL2の論理入力信号f−hのいずれかがロウ
レベルとなるまでには、遅延時間t2が必要となる。
前述のように、遅延クロック信号φdのロウレベルへの
立ち下がり変化のみが、遅延回路DLによって選択的に
太き(遅延される。ここで、それぞれの遅延時間は、 Tdl<tl Ta2〉t2 となるように設定される。したがって、論理ブロックL
B2によるディスチャージ経路がプリチャージMOSF
ETC12によるプリチャージ経路と同時に形成される
ことはない。すなわち、前述のように、記憶ノードn2
のMOSFETQ2によるプリチャージ経路は、遅延ク
ロック信号φdのロウレベルにおいて形成され、また論
理ブロックLB2によるディスチャージ経路は、論理入
力信号f−hのハイレベルによって形成される。第3図
に示されるように、遅延クロック信号φdのハイレベル
からロウレベルへの変化は、遅延回路DLによってこれ
らの論理入力信号の遅延を充分カバーする時間だけ遅延
され、そのロウレベルからハイレベルへの変化は、はぼ
クロック信号φに同期している。したがって、ディスチ
ャージ経路とプリチャージ経路が同時に形成されること
はなくなり、ブリナヤージ式論理回路PL2における貫
通電流1pを防止できる。また、プリチャージ式論理回
路の動作速度は、論理入出力信号が形成されるクロック
信号の立ち上がり変化によって律則される。前述のよう
に、クロック信号φの立ち上がり変化に対する遅延クロ
ック信号φdの立ち上がり変化の遅れは非譜に小さいた
め、遅延クロック信号を受ける後段のプリチャージ式論
理回路PL2の動作速度は、クロック信号が遅延される
ことによる影響を受けない。
以上のことから、遅延クロック信号φdの立ち下がり変
化のみを選択的に大きく遅延させることによって、ブリ
ナヤージ式論理回路の高速化を妨げることなく貫通電流
を防止し、その低消費電力化を図ることができるととも
に、パルス性の貫通電流によるノイズを抑制することが
できるものである。
以上の本実施例に示されるように、この発明をプリチャ
ージ式論理回路により構成されるドミノ回路に通用した
場合、次のような効果が得られる。
すなわち、 (1)ドミノ回路を構成する複数段のプリチャージ式論
理回路の各段のクロック入力端子の間に、直列形態の偶
数個のCMOSインバータ回路からなる遅延回路を設け
、それぞれのCMOSインバータ回路を構成するPチャ
ンネルMOSFET及びNチャンネルMOSFETの一
方が他方に比較して順番こ交互に大きなコンダクタンス
を持つようにすることで、クロック信号のプリチャージ
が行われるレベルへの変化だけを選択的に遅延させるこ
とができる。このため、論理ブロック回路又は出力イン
バータ回路を構成するMOS F ETの特性に従って
後段の論理入力信号に遅延が生しる場合でも、後段のプ
リチャージ式論理回路において論理ブロック回路による
ディスチャージ経路とプリチャージMO5FETによる
プリチャージ経路が同時に形成されることがなく、貫通
電流を防止できるという効果が得られる。
(2)上記f11項により、パルス状の貫通電流による
電源線の雑音や、CMO3のランチアンプを防止するこ
とができるという効果が得られる。
(3)上記41.1項において、遅延クロック信号の他
方のレベルへの変化はほぼ前段のクロック信号の変化と
同期しており、プリチャージ式論理回路の論理演算動作
は遅延されることなく開始されるため、プリチャージ式
論理回路は高速動作を行うことができるという効果が得
られる。
(4)上記(11項〜(3)項により、低消費電力化と
動作の安定化を図った高速のドミノ回路を実現できると
いう効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。例えば、第1図の遅延
回路DLを構成するCMOSインバータ回路は、4(!
1以上設けられるものであってもよい。また、各プリチ
ャージ式論理回路は、その論理ブロック回路と回路の接
地電位との間に、クロック信号φのハイレベルによって
オン状態とされるディスチャージ用のスイッチMO5F
ETを設けてもよい。さらに、プリチャージ式論理回路
路のプリチャージMOS F ETをNチャンネルMO
S F ETで構成したり、これらのプリチャージMO
SFETと記憶ノードを二重化する等、その具体的な回
路構成は種々の実施形態を採りうるものである。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるダイナミック型論理
回路を用いたドミノ回路に適用した場合について説明し
たが、それに限定されるものではなく、例えば、各種の
マイクロコンピュータあるいはメモリ装置等における同
様な論理回路にも通用できる。本発明は、少なくとも複
数段のダイナミック型論理回路を用いたドミノ回路及び
このようなドミノ回路を含む半導体築積回路装置には適
用できるものである。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。すなわち、ドミノ回路を構成する複数段のプリナヤ
ーシ式品理回路の各段のクロック入力端子の間に、直列
形態の偶数個のCMOSインバータ回路からなる遅延回
路を設り、それぞれのCM OSインハーク回路を構成
するPチャンネルMOSFET及びNチャンネルMOS
FETの一方が他方に比較して順に交互に大きなコンダ
クタンスを持つようにすることで、クロック信号のプリ
チャージが行われるレベルへの変化だけを選択的に遅延
させることができるため、ブリナヤージ式論理回路の高
速動作を妨げることなくその貫通電流を防止し、低消費
電力化と動作の安定化を図った高速のドミノ回路を実現
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明が通用されたドミノ回路の一実施例
を示す回路図、 第2図は、第1図のドミノ回路の遅延回路の一実施例を
示す回路図、 第3図は、第1図のドミノ回路の一実施例を示すタイミ
ング図、 第4図は、従来のドミノ回路の一例を示す回路図、 第5図は、第4図のドミノ回路の一例を示すタイミング
図である。 PLI、PL2・・・プリチャージ式論理回路、LBI
、LB2・・・論理ブロック回路、N1〜N4 ・−・
CMOSインバータ回路、n、l、n2・ ・ ・記憶
ノード、Cgl〜Cg2 ・ ・ ・CMOSインバー
タ回路入力容量、DL・・・遅延回路、Q1〜Q2.Q
ll〜Q12・・・PチャンネルMOSFET、Q3〜
QIO,Q13〜Q14・・・NチャンネルMOSFE
T。 代理人弁理士 小川 勝馬 、!・飄 (2、′・ K9〉7 第1図 l 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、クロック信号の一方のレベルにおいて記憶ノードの
    負荷容量をチャージするプリチャージMOSFETと、
    クロック信号の他方のレベルにおいて上記負荷容量を入
    力信号の所定の組み合わせにおいてディスチャージする
    論理ブロック回路と、上記負荷容量の電位を受け後段の
    回路に伝達する出力インバータ回路とからなる複数のプ
    リチャージ式論理回路が多段接続されてなり、前段のプ
    リチャージ式論理回路と後段のプリチャージ式論理回路
    のクロック入力端子の間に、直列形態の偶数個のCMO
    Sインバータ回路により構成され上記クロック信号の他
    方のレベルから一方のレベルへの変化を遅延させるため
    の遅延回路が設けられるドミノ回路を具備することを特
    徴とする半導体集積回路装置。 2、上記遅延回路を構成する直列形態の偶数個のCMO
    Sインバータ回路は、それぞれを構成するPチャンネル
    型及びNチャンネル型の二つのMOSFETのうちの一
    方が他方に比較して順に交互に大きなコンダクタンスを
    持つようにされることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の半導体集積回路装置。
JP62005972A 1987-01-16 1987-01-16 半導体集積回路装置 Pending JPS63175521A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008505543A (ja) * 2004-06-30 2008-02-21 クゥアルコム・インコーポレイテッド ダイナミック/スタティック論理変換器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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