JPS63174B2 - - Google Patents

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JPS63174B2
JPS63174B2 JP50152295A JP15229575A JPS63174B2 JP S63174 B2 JPS63174 B2 JP S63174B2 JP 50152295 A JP50152295 A JP 50152295A JP 15229575 A JP15229575 A JP 15229575A JP S63174 B2 JPS63174 B2 JP S63174B2
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JP
Japan
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machine
mounting table
showing
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JP50152295A
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English (en)
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JPS5281677A (en
Inventor
Takeshi Watabe
Toshiaki Noma
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP15229575A priority Critical patent/JPS5281677A/ja
Publication of JPS5281677A publication Critical patent/JPS5281677A/ja
Publication of JPS63174B2 publication Critical patent/JPS63174B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、切削加工及び研削加工のみならず測
定及び組立て作業をも達成し得る高度の汎用性を
追求してこれを具現化した複合機械に関し、NC
(数値制御)の完全且つ高度の利用により、特に、
多種少量生産品についての機械工場の無人化を企
図し得るものである。
<背景技術> 一般に、旋盤やフライス盤或いは研削盤等の工
作機械は、ある程度の汎用性を持たせることによ
り、それぞれどのような品物に対しても一応その
加工目的を達するような機能を備えてはいるもの
の、やはりある一定の範囲内でしか使用できない
という限界があつた。これは、複雑形状を有する
少量生産の品物を多種類製作する場合において、
特に大きな欠点となつて現れる。つまり、これら
の工作機械を用いて複雑形状を有する少量生産の
品物を製作しようとする場合、この品物の製作に
必要な加工の種類に応じて多種多様の前記工作機
械を用意しなければならず、工場敷地内に占める
上記工作機械の設置床面積の割合が非常に大きく
なるばかりでなく、自動化を考えた場合にはその
搬送工程も大変複雑になる。しかも、少量生産の
品物を多種類製作するため、装置をトランスフア
化することは困難であり、前記工作機械を一台一
台備えること自体無駄が多く、個々の工作機械の
稼動率も非常に低くなる。従つて、上記のような
複雑形状を有する少量生産の品物を多種類製作す
るような場合、従来の工作機械を使用すると経済
的バランスを取ることがほとんど不可能であつ
た。
<発明が解決しようとする問題点> 近年、急激に開発が進んでいるマシニングセン
タやNCによる万能工作機械等の複合工作機械
は、一台が従来の汎用工作機械の二〜三台分に匹
適する機能を有するものであり、前述した工作機
械をより汎用化するものとして注目されている。
しかし、上記マシニングセンタでは自動工具交換
装置(ATC)を用いて工具の交換による汎用化
を図つているため、両端支持によつて行なう旋削
が構造的に不可能である上、歯車の加工に関する
機能を有する複合工作機械も少なく、特に品物の
一貫製作及び産業界の一大要請でもある省力化と
いう点に関して、これらの複合工作機械の決定的
な欠点は上記品物の測定や組立て等を行うことが
できないことである。従つて、前記品物の測定や
組立てに関しては、従来から行われているような
手作業や上記測定や組立て等の機能を有する機械
を別途使用しなければならなかつた。
<発明の目的> 本発明はNCの利用を高度に図り、加工用の工
具や測定用各種機器或いは組立て用の組付け器具
等の各種作動部材を交換自在とすると共に各種作
動部材を具えた機械を共働して切削や研削加工作
業のみならず、測定及び組立て作業をも成し得る
複合機械の提供を目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本発明の複合機械は、ワーク支持用のアタツチ
メントと、加工工具を具えた加工用アタツチメン
トと、測定機器を具えた測定用のアタツチメント
と、ベツド上で前後動及び左右動自在に支持され
たコラムとこのコラムの前面に沿つて上下動自在
に支持され且つ前記アタツチメントが作業形態に
応じて選択的に着脱自在に取付けられる主軸頭と
をそれぞれ有する三台の機械本体と、ワークを支
持し得るワーク載置台とを具え、前記三台の機械
本体のうちの二台の機械本体を前記ワーク載置台
を隔ててこれらの主軸頭が相互に相対向するよう
に設置し、更にもう一台別の前記機械本体をその
主軸頭が前記二台の機械本体の主軸頭が相対向す
る方向に対して直角の方向に前記ワーク載置台を
向くように設置したことを特徴とするものであ
る。
<作用> 被加工物の切削或いは研削加工を行う場合に
は、三台のうちの一台ないし二台の機械本体に支
持用のアタツチメントを取付けて被加工物を支持
するか若しくはワーク載置台で被加工物を固定支
持するか或いは三台のうちの二台の機械本体に取
付けた支持用のアタツチメントとワーク載置台と
で被加工物を固定支持し、被加工物を支持しない
少なくとも一台の機械本体に加工工具を具えた加
工用のアタツチメントを取付けて加工作業を行
う。
被測定物の加工状態を測定する場合には、三台
のうち一台ないし相対向する二台の機械本体に支
持用のアタツチメントを取付けて被測定物を支持
するか若しくはワーク載置台で被測定物を固定支
持し、被測定物を支持しない一台ないし相対向す
る二台の機械本体に測定機器を具えた測定用のア
タツチメントを取付けて測定作業を行う。
被組立て部材の組立てを行う場合には、三台の
うちの少なくとも二台の機械本体に支持用のアタ
ツチメントを取付けてそれぞれ被組立て部材を支
持させ、これらを相互に組付けるか若しくはこれ
らをワーク載置台に固定支持された別の被組立て
部材に組付けることによつて組立て作業を行う。
<実施例> 本発明による複合機械の一実施例の全体の配置
状況を表す第1図及びその主要部の外観を表す第
2図に示すように、ワークを載置或いは固定する
ワーク載置台400の周囲には、このワーク載置
台400を180度隔てて相対向する二台の第一及
び第二機械本体100,200と、これらの第
一,第二機械本体100,200が相対向する方
向(以下、この方向をZ軸方向と記す)に対して
直角の方向(以下この方向をX軸方向と記す)に
ワーク載置台400を向く第三機械本体300と
が設置されており、更にワーク載置台400を隔
てた第三機械本体300の反対側には、これらの
周囲に環状に設けられた主搬送路1とワーク載置
台400とを接続し、ワーク載置台400に対し
てワークを搬入或いは搬出するワーク搬送路2が
設けられている。
ワーク載置台400の外観を表す第3図及びそ
の内部構造を表す第4図a及びその矢視B部を拡
大した第4図bに示すように、X軸方向の案内面
を有する架台401には、この架台401に設け
られたX軸駆動モータ402及びX軸送りねじ4
03により前記案内面に沿つてX軸方向に移動自
在のテーブルベース404が懸架されており、
又、この架台401にはX軸駆動モータ402に
連動してテーブルベース404を架台401に対
して任意の位置で固定する固定シリンダ405が
設置されている。又、テーブルベース404の上
端には、このテーブルベース404に設けられた
Y軸駆動モータ406によりウオーム減速装置4
07を介し、X―Z平面(水平面)に対して垂直
な軸(以下、この軸をY軸と記す)を回転軸とす
る回転テーブル408が設置されており、テーブ
ルベース404とこの回転テーブル408との間
には、環状の固定用円板409が回転テーブル4
08と一体に固設され、この固定用円板409を
挾んでテーブルベース404と回転テーブル40
8とには、固定用円板409に向けてそれぞれ固
定片410を一体に取付けた管状の固定用チユー
ブ411がチユーブ保持具412内で固定用円板
409に対して膨張及び縮少自在に装着されてい
る。従つて、固定用チユーブ411内へ高圧流体
を供給すると、この固定用チユーブ411が膨張
して固定片410が固定用円板409の両面に圧
接するため、回転テーブル408はその任意の回
転位置でテーブルベース404に対して固定され
るが、テーブルベース404と回転テーブル40
8とには前記Y軸駆動モータ406の回転停止位
置を制御する位置検出器413が設けられ、これ
によつてテーブルベース404に対する回転テー
ブル408の回転量の割出しを行うようになつて
いる。
更に、回転テーブル408の上端には、ワーク
搬送路2を移動して回転テーブル408に対する
ワークの搬入或いは搬出を行うワークパレツト3
が回転テーブル408上へ固定自在に取付けられ
ており、このように、本実施例におけるワーク載
置台400上のワークパルツト3はX軸移動及び
Y軸回転の二動作を行い得るようになつている
が、ワークに対する所要作業によつてはZ軸移動
やX軸回転或いはZ軸回転等の機能を付加するこ
ともできる。
一方、ワーク載置台400周囲の第一機械本体
100、第二機械本体200、第三機械本体30
0は、本実施例においては同一の構成であるの
で、便宜上第三機械本体300についてのみその
構成を説明すると、この第三機械本体300の外
観を表す第5図及びその右側面を表す第6図及
び、更にX,Y,Zの送り駆動機構の概略を表す
第7図に示すように、Z軸方向の案内面を有する
架台(ベツド)301上には、この架台301に
設けられたZ軸駆動モータ302とZ軸送ねじ3
03とにより前記案内面に沿つてZ軸方向に移動
自在のコラムベース304が懸架されており、こ
のコラムベース304には、Z軸駆動モータ30
2に連動してこのコラムベース304を架台30
1に対して任意の位置で固定する固定シリンダ3
05が埋設されている。なお、Z軸送りねじ30
3には、Z軸駆動モータ302を制御してコラム
ベース304の位置を検出するコラムベース位置
検出器306が設けられており、本実施例ではこ
れにレゾルバを使用している。又、X軸方向の案
内面を有するコラムベース304上には、このコ
ラムベース304に設けられた第7図に示すのと
同様の機構を有するX軸駆動モータ307と図示
しないX軸送りねじ及び固定シリンダにより前記
案内面に沿つてX軸方向に移動自在となると共に
その任意の位置でコラムベース304に対して固
定可能となるコラムム308が設置されている。
更に、ワーク載置台400側を向くコラム308
の前面に設けたY軸方向の案内面上には、コラム
308に設けた前記同様の第7図に示すような機
構を有するY軸駆動モータ309及び図示しない
Y軸送りねじ及び固定シリンダによつて、前記案
内面に沿つてY軸方向に昇降自在となると共にそ
の任意の位置で固定可能となる主軸頭310がワ
ーク載置台400側を向いて突設されている。
主軸頭310の後方には主軸駆動モータ311
が設置され、この主軸駆動モータ311の回転は
主軸頭310内に取付けられた変速ギヤボツクス
312に接続する伝達ギヤ313を介して主軸3
14へ伝達される。第8図aはその伝達機構の概
略を表しており、本実施例では主軸314にその
回転速度を検出して主軸駆動モータ312を制御
する速度検出器315とこの主軸314の先端に
設けたオルダム継手316の回転位置を検出して
このオルダム継手316の溝山が後述するアタツ
チメントの交換時に常にZ軸と平行となるように
主軸駆動モータ311の回転停止位置を制御する
位置検出器317とが設けられている。この主軸
314の固定機構は、第8図a中の矢視B部を拡
大した同図bに示すように、固定用円板318と
固定片319を具えた固定用チユーブ320とに
よつて行うものであり、前述のワーク載置台40
0においてテーブルベース404に対する回転テ
ーブル408の固定機構と同様のものである。
前記主軸頭310の内部構造を表す第9図に示
すように、主軸頭310内には、先端に主軸31
4同様のオルダム継手321を具えた補助制御軸
322とこの補助制御軸322を駆動する補助制
御軸駆動モータ323とが設置されており、この
補助制御軸322にはオルダム継手321の溝山
がアタツチメントの交換時に常にZ軸と平行とな
るように補助制御軸駆動モータ323の回転停止
位置を制御する位置検出器324が設けられてい
る。主軸頭310前端のアタツチメント取付け面
325のZ軸方向一端部(本実施例における第9
図では右側)からX軸方向に突出しているアタツ
チメント位置決め面326には、このアタツチメ
ント位置決め面326にZ軸方向の他端部から水
平に移動して取付けられるアタツチメントの停止
及び位置決めを行うストツパ327が設けられて
おり、このストツパ327によつて停止及び位置
決めされるアタツチメントを更に正確に位置決め
する精密位置決め用シリンダ328は、前記アタ
ツチメント取付け面325へ突出自在に主軸頭3
10内へ埋設されている。又、アタツチメント位
置決め面326上には、各種アタツチメントに対
する切削油供給用継手329及び圧空供給用継手
330及び圧油供給用継手331及び電気系統用
プラグ332が突設されており、これらは主軸頭
310の上面に取付けられた切削油供給用配管3
33及び圧空供給用配管334及び圧油供給用配
管335及び電気系統用コード336にそれぞれ
接続している。更に、アタツチメントが嵌合して
これを保持する主軸頭310前端の上下の向い合
う突部337には、このアタツチメントを主軸頭
310に固定するアタツチメント固定シリンダ3
38がそれぞれ対向した状態で設置されており、
上側の突部337の前面には、アタツチメントに
組込まれ且つ各アタツチメントに特有のコードが
施されたドツグ列に係合してこのコードを検出す
るリミツトスイツチ339が取付けられている。
主軸頭310の側方にはアタツチメント交換装
置340(第11図参照)が設置されており、そ
のアタツチメント交換用案内板の機能を表す第1
0図に示すように、取付け具341によつてZ軸
方向に軸止めされたアタツチメント交換用案内板
342には、主軸頭310の突部337と同一形
状の突部343がZ軸方向と平行に形成されてお
り、このアタツチメント交換用案内板342が水
平及び垂直に90度回転するよう、取付け具341
には回転揺動モータ344が取付けられている。
なお、このアタツチメント交換用案内板342が
垂直となつた際には、主軸頭310の突部337
とこのアタツチメント交換用案内板342の突部
343とが一直線状となるように、取付け具34
1の位置決めがなされている。更に、アタツチメ
ントの交換状態を表す第11図に示すように、垂
直位置のアタツチメント交換用案内板342の側
方には、Z軸方向に主軸頭310側へ進出自在と
なると共に回転自在のピストンロツド345を具
えたアタツチメント交換用シリンダ346が位置
しており、このピストンロツド345の先端に
は、後述する各アタツチメントの係合片に係合し
てアタツチメント交換用案内板342のアタツチ
メントを主軸頭310側へ送り込んだり、或いは
主軸頭310のアタツチメントをアタツチメント
交換用案内板342側へ引き込んだりする係合爪
347が取付けられている。
なお、水平位置のアタツチメント交換用案内板
342と主搬送路1との間には、第1図に示すよ
うに主搬送路1とこの水平位置のアタツチメント
交換用案内板342とを接続し、アタツチメント
交換用案内板342に対して各種アタツチメント
を搬入或いは搬出するアタツチメント搬送路4が
設けられている。
主軸頭310に取付けられるアタツチメント
は、ワーク支持用及びワーク加工用及びワーク測
定用及びワーク組立て用のものが種々あるが、そ
のうちのワーク加工用及びワーク支持用のアタツ
チメントについて第12図a,bを参照しながら
説明する。なお、便宜的にこれらのアタツチメン
トは第三機械本体300に取付けられるものとし
て説明するが、そのままの状態で第一及び第二機
械本体100,200に共用できるものである。
第12図aは、補助制御軸322により加工用
主軸516の方向を変えることができるライトア
ングルアタツチメント510の構造を表す透視図
であるが、主軸頭310先端の突部337と摺動
自在に嵌合する溝部501をY軸方向上下に形成
した本体500の側面には、アタツチメント交換
用シリンダ346の係合爪347に係合する溝5
02を具えた係合片503が固設されており、ア
タツチメント交換用シリンダ346のピストンロ
ツド345先端に取付けてある係合爪347は、
このピストンロツド345の回転により、溝50
2に対して係合自在となつている。又、本体50
0の上面には、主軸頭310のリミツトスイツチ
339に当接して各アタツチメントの作業内容に
応じた特有のコードを施してあるドツグ列504
が組込まれており、これらはすべてのアタツチメ
ントに共通した構成となつている。
ライトアングルアタツチメント510の加工用
主軸筒511と一体となり、且つこの加工用主軸
筒511の方向を変更する内歯車512に噛み合
うピニオン513を一端に具えた補助軸514の
他端には、補助制御軸322のオルダム継手32
1の溝山に嵌合する溝山を具えたオルダム継手5
15が設けられており、加工用主軸筒511に取
付けられた加工用主軸516と一体の傘歯車51
7と噛み合う傘歯車518を一端に具えた駆動軸
519にも、主軸頭310の主軸314のオルダ
ム継手316の溝山に嵌合する溝山を具えたオル
ダム継手520が設けられている。これらのオル
ダム継手515,520は、共に本体500の背
面から後方に突出しており、主軸頭310側のオ
ルダム継手321,316とそれぞれ連結するよ
うになつている。又、係合片503と反対側の本
体500の側面には、切削油導入用継手521と
圧空導入用継手522とが設けられている。
予め補助軸514及び駆動軸519のオルダム
継手515,520の溝山がアタツチメント交換
用案内板342上でZ軸方向と平行になるように
位置決めされたライトアングルアタツチメント5
10は、主搬送路1からアタツチメント搬送路4
を経て水平位置のアタツチメント交換用案内板3
42に取付けられると、回転揺動モータ344の
作動によつてこのアタツチメント交換用案内板3
42と共に垂直に位置決めされる。しかるのち、
アタツチメント交換用シリンダ346の主軸頭3
10側への進出と回転とにより、その係合片50
3の溝502とアタツチメント交換用シリンダ3
46のピストンロツド345の係合爪347とが
係合し、更にこのピストンロツド345の進出に
より、本体500の溝部501が主軸頭310の
突部337に嵌合した状態でアタツチメント取付
け面325に沿つて横移動し、アタツチメント位
置決め面326上のストツパ327に接触する
と、アタツチメント交換用シリンダ346のピス
トンロツド345が回転して元の位置へ後退す
る。この時、精密位置決め用シリンダ328及び
アタツチメント固定シリンダ338が作動して、
主軸頭310へライトアングルアタツチメント5
10を正確に位置決めして固定するが、主軸頭3
10の主軸314及び補助制御軸322の先端の
アタツチメント取付け面325から突出している
オルダム継手316,321の溝山とライトアン
グルアタツチメント510の駆動軸519及び補
助軸514後端のオルダム継手520,515の
溝山とが結合すると同時に、アタツチメント位置
決め面326上の切削油供給用継手329及び圧
空供給用継手330とライトアングルアタツチメ
ント510の切削油導入用継手521及び圧空導
入用継手522との接続もそれぞれ完了する。
又、主軸頭310の上面に取付けられているコー
ド読取り用のリミツトスイツチ339が、本体5
00の上面に組込まれているドツグ列504のコ
ードを検出し、切削油供給用配管333及び圧空
供給用配管334にそれぞれ切削油及び圧空を供
給するための信号を与える。補助制御軸322は
後述するコントロールユニツトのNC指令により
ライトアングルアタツチメント510の加工用主
軸516の方向を任意に制御し、又、このNC指
令はライトアングルアタツチメント510の本体
500と一体の切削油吐出管523から吐出され
る切削油及び圧空の混合比を任意に調節すること
ができる。
第12図bは、ワークを掴んでロボツト的な役
目を果たす支持用アタツチメント524の一例の
構造を表す透視図であるが、この支持用アタツチ
メント524に限らず後述する他の支持用アタツ
チメントは組立て用のアタツチメントとしても兼
用できる。本体500の形状等は前述のライトア
ングルアタツチメント510と同じであり、ワー
クを掴む二本の腕525が本体500の前方に突
出している。本体500内に位置する腕525の
後端部は油圧シリンダ526により連結されてお
り、この油圧シリンダ526は本体500の係合
片503と反対側の側面に設けられた圧油導入用
継手527と連通している。腕525は油圧シリ
ンダ526の作動により互いに接近離反してワー
クを掴んだり離したりするが、前記本体500の
側面に設けられた電気プラグ528に接続して、
この油圧シリンダ526の作動を制御する歪検出
器529を腕525の一方に取付け、ワークに対
する腕525の掴み力が過大となるのを防止して
いる。
この支持用アタツチメント524は前述のライ
トアングルアタツチメント510と同一の方法で
主軸頭310に取付けられ、同時にアタツチメン
ト位置決め面326上の圧油供給用継手331及
び電気系統用プラグ332とこの支持用アタツチ
メント524の圧油導入用継手527及び電気プ
ラグ528とがそれぞれ接続する。主軸頭310
の上面のリミツトスイツチ339が支持用アタツ
チメント524の上面のドツグ列530のコード
を検出すると、主軸頭310の圧油供給用配管3
35へ圧油を供給する準備が完了し、又、歪検出
器529の出力コントロールユニツトに連結す
る。従つて、主軸頭310のX軸及びY軸及びZ
軸方向への移動と腕525の動作とを連動させ
て、ワークを任意の位置で固定或いは運搬するこ
とができ、しかもワークの掴み力を常時点検する
ことが可能となる。この他、極く一般的な支持用
アタツチメントとして例えば市販の油圧で作動す
るクランク形三本爪(或いは四本爪)セレーテツ
ドチヤツクを利用し、オルダム継手316を介し
て主軸314とこのチヤツクとを連結する一方、
主軸頭310の圧油供給用配管335と接続し得
るような構成にすることも可能である。この場
合、主軸314の回転制御及び圧油供給の制御は
当然のことであるが機械本体100,200,3
00の方で行う。
なお、第11図に示したアタツチメントはホブ
アタツチメント531であるが、このホブアタツ
チメント531には主軸頭310の補助制御軸3
22に取付けたオルダム継手321と接続する図
示しない連結部材を具えた回転台532が前記補
助制御軸322の回転に伴つて回転台532上の
ホブ533をワークに対して任意の角度に傾斜で
きるように設置されており、この回転台532に
は、テーパ状をなす図示しないホブ軸を具えたホ
ブ軸支持台534へ主軸頭310の圧油供給用継
手331を介して導入される圧油によつて堅固に
支持されるホブ533が、図示しない加工用主軸
を介して主軸頭310の主軸314に取付けたオ
ルダム継手316の回転を受けてホブ軸を回転軸
として回転自在に取付けられている。又、組立て
作業時における部品の供給や位置確認及び検出方
法等は、従来から知られている公知手段を適宜選
定すれば良く、例えばワークを取付けたパレツト
がワーク載置台400へ運ばれて来る時に必要な
部品をこのワーク載置台400に予め並べて置く
方法が最も簡単である。この場合、必要な部品が
予め定められた場所に載置されているので、機械
本体100,200,300の何れか少なくとも
一台に支持用アタツチメント524を取付けてお
くことにより組立て作業を行うことが可能とな
る。パレツト上の部品の存在は光電管等を利用
し、部品の存在を確認した場合のみ支持用アタツ
チメント524に作動の指令が与えられるが、部
品の位置確認はパレツト上の所定位置に予め部品
が載置されているので、この部品に対応した支持
用アタツチメント524が従来のNC工作機械に
組込まれたものと同じ位置検出装置により一定量
移動して部品を掴むようになつている。又、各部
品相互の組付けは、ワークの作業基準点及び載置
基準点を設定し、この基準点を中心としてワーク
を移動させるが、この場合には一方をフローテイ
ングチヤツク形式として寸法誤差に基づく量だけ
多めに一方のワークを移動させ、所定の圧力でワ
ークが相互に当接するようにする。
なお、フライスやドリル等の工具を取付ける極
く一般的な加工用アタツチメントに対してこれら
の工具を交換する方法は、本実施例においては第
5図に示すように、コラム308の上端に各種切
削或いは研削工具を環状に配置した既知の自動工
具交換装置348に使用しており、この加工用ア
タツチメント535に対する工具の自動固定機構
の概略を表す第13図に示すように、加工用主軸
536のテーパ部に嵌入される工具ホルダ537
は、掴みボール538を具えたリテーナ539の
後方移動(図中、右方向)によつてこの工具ホル
ダ537のプレスタツド540が後方に引き込ま
れ、加工用主軸536と一体に固定される。
本実施例では、アタツチメント交換装置340
を主軸頭310の側方に設置すると共に自動工具
交換装置348を主軸頭310の上方に設置した
が、これらアタツチメント交換装置340及び自
動工具交換装置348の位置関係を逆にしても良
い。又、第1図ではワーク素材やワーク組立ての
際のパーツとなるボルト等のパーツ搬送路5を主
搬送路1と第二機械本体200との間にだけ示し
たが、必要に応じて他の第一及び第三機械本体1
00,300にもこのパーツ搬送路を設置するこ
とが可能である。
第一機械本体100及び第二機械本体200及
び第三機械本体300及びワーク載置台400の
制御系統は第14図に示すようなものであるが、
第二及び第三機械本体200,300の制御系統
は第一機械本体100と同一であるので、本図で
は省略した。
入力装置はテープリーダ又はコンピユータによ
る加工プログラムの読取りを行い、一ステツプ毎
にコントロールユニツトに指示を与えると共にこ
のコントロールユニツトより前ステツプ終了の信
号を受けたのち、次のステツプを読取る作業を行
う。前記コントロールユニツトは各制御装置に指
令を送り、各駆動軸では位置及び速度を、又、シ
リンダ及び弁等においてはON,OFFの指令を送
り、更に各機械本体100,200,300及び
ワーク載置台400の位置と速度等の機械状態の
確認のために各検出器より信号を受ける。モータ
制御装置は各電源装置のコントロールを行い、直
流モータ使用の場合においてはモータの始動又は
停止及び電圧によるモータスピードの制御を行
い、パルスモータ使用の場合はパルス発生指示
(始動)又はパルス周波数による速度制御を行う。
各モータ電源装置は、制御装置のコントロールに
応じて各モータへ電力を供給し、各モータの駆動
を行う。
次に、本実施例による複合機械を使用して第1
5図a,bに示すようなウオーム減速機10のウ
オームホイール11とその回転軸12の部分の加
工及び組立て及びその測定例を第16図以下の図
面を参照しながら順を追つて説明する。なお、ワ
ークはパレツト上の所定位置に載置され、このパ
レツトは各機械本体に対して常に一定位置でワー
クの受渡しを行うようになつているので、ワーク
相互の位置決めやワークに対する加工用アタツチ
メントや測定用アタツチメントや組立て用アタツ
チメントの位置決めを予め設定された基準点から
の座標としてプログラムしておくことによつて、
この位置決め作業は極めて正確に行うことができ
るようになつている。
第1図及び第16図に示すように、ワーク素材
やボルト等のパーツ或いは各種アタツチメント等
をストツクする倉庫6から、主搬送路1及び図示
しないパーツ搬送路を介して送り込まれて来たパ
ーツパレツト上のワークであるウオーホイール素
材11′を、第三機械本体300に取付けた支持
用ヘツド541により掴み上げてY―Z平面で90
度回転し、第一機械本体100に取付けた外径チ
ヤツクヘツド542に支持させる。なお、ワーク
の形状に応じた支持用のアタツチメントを用いる
ことにより、あらゆるワークの取付け作業を行う
ことができる。
第17図aに示すように、第三機械本体300
にタレツトアタツチメント543を付け替えて、
主軸頭310の主軸314でバイト544の割出
しを行うと共第一機械本体100の外径チヤツク
ヘツド542の図示しない主軸の回転及びタレツ
トアタツチメント543のY軸及びZ軸移動によ
り、ウオームホイール素材11′の内径旋削を行
い、これを外径チヤツクアタツチメント542か
ら取り外して図示しないパーツパレツト7にスト
ツクしておく。なお、第17図bに示すように第
二機械本体200に外径チヤツクアタツチメント
542を取付ければ、ウオームホイール素材1
1′の掴み替え作業を行うことができ、その両側
端面の旋削加工が可能となる。又、外径旋削作業
も全く同じ方法で行うことができる。
第1図及び第18図に示すように、倉庫6から
主搬送路1及びワーク搬送路2を介して送り込ま
れて来たワーク載置台400上のワークパレツト
3に載置されたウオームホイール回転軸素材1
2′を第三機械本体300に取付けた支持用アタ
ツチメント545により掴み上げると共に第一及
び第二機械本体100,200に取付けた加工用
アタツチメント535のセンタドリル546によ
つてセンタ穴加工を行う。なお、加工用アタツチ
メント535のセンタドリル546を交換して、
センタ穴の研削や掴み代の切削を行うこともでき
る。
第19図に示すように、第一機械本体100に
外径チヤツクアタツチメント542を付け替えて
この回転軸素材12′の一端を第一機械本体10
0に支持させる。
第20図に示すように、第二機械本体200に
取付けた心押しアタツチメント547により回転
軸素材12′のセンタ押しを行い、第三機械本体
300に付け替えたタレツトアタツチメント54
3により、第17図a同様の作用で回転軸素材1
2′の外径旋削を行う。なお、第三機械本体30
0を静止させると同時に第一及び第二機械本体1
00,200を同期させてX軸及びZ軸方向に移
動させても、この外径旋削作業は可能である。
又、これと同様な方法でねじ切りやローレツト或
いはウオーム歯切り加工等を行うことができる。
第21図に示すように、第一機械本体100の
図示しない主軸を停止すると共に第三機械本体3
00に、エンドミル548を取付けた加工用アタ
ツチメント535を付け替えて、回転軸素材1
2′にキー溝13加工を行うが、同様な方法でピ
ン穴や二面幅加工等の軸の二次加工を行うことが
できる。
第22図に示すように、第一機械本体100に
回転割出し可能な割出し用外径チヤツクアタツチ
メント549を付け替えて、これに回転軸素材1
2′を支持させたのち、図示しないパーツパレツ
ト7上に待機している前記ウオームホイール素材
11′を第二機械本体200に付け替えた支持用
アタツチメント541により、回転軸素材12′
に組付ける。なお、この方法によりワーク同志の
組付け作業や、更に別のパーツをこれらワークに
組付けることができる。
第23図に示すように、第三機械本体300に
ウオームホイール素材11′を固定支持する固定
支持用アタツチメント550により、回転軸素材
12′に対してウオームホイール素材11′を固定
支持したのち、図示しない第二機械本体200の
加工用アタツチメント535に取付けられるドリ
ル551及びリーマ552及びタツプ553によ
り、ウオームホイール素材11′及び回転軸素材
12′の端面にねじ穴加工を行う。なお、この方
法により、ワーク相互を組合わせた状態での加工
が可能となる。
第1図及び第24図に示すように、第二機械本
体200に付け替えられたボルト締め付け用アタ
ツチメント554により倉庫6から主搬送路1及
びパーツ搬送路5を経て搬送されてきたパーツパ
レツト7上のボルト555をねじ穴14に取付け
て締め付けを行い、回転軸素材12′にウオーム
ホイール素材11′を堅固に固定する。なお、こ
れと同様な方法により、リベツト締め等の作業も
可能である。ボルト555のねじ込みトルクはイ
ンパクトレンチ等の機構を利用して行えば良く、
これらの位置決めは回転軸素材12′とウオーム
ホイール素材11′の割出し回転を併用して行う
と良い。
第25図に示すように、第一及び第二機械本体
100,200にそれぞれ心押しアタツチメント
547及び外径チヤツクアタツチメント542を
付け替えて、ウオームホイール素材11′と一体
の回転軸素材12′の両端を支持すると共に第三
機械本体300に取付けた研削アタツチメント5
56により、この回転軸素材12′の外径研削を
行つて、回転軸12を完成する。同様にして内径
研削等も行うことができるし、第26図に示すよ
うに外径カム15の研削も可能である。又、第2
7図a,b,cに示すように各種ワーク16の平
面研削もできる。なお、第28図に示すように、
ホブアタツチメントのような歯面研削アタツチメ
ント557を使用すれば、ウオームホイール11
の歯面研削が可能となる。
第29図に示すように、第三機械本体300に
ホブアタツチメント531を付け替えてウオーム
ホイール素材11′の歯切り加工を行い、ウオー
ムホイール11を完成する。同様にして第30図
に示すように平歯車17の歯切りや第31図に示
すように歯車形削り用アタツチメント558によ
つて内歯車18の歯切りやシエービング加工を行
うことができる。
第32図に示すように、回転軸12の中央部を
第三機械本体300に取付けた支持用アタツチメ
ント559で支持する一方、第一及び第二機械本
体100,200に内側へ埋没自在のスプリング
センタ560を具えたセンタ付き外径チヤツクア
タツチメント561を付け替えて、これによりそ
れぞれ図示しないパーツパレツト上のアンギユラ
玉軸受19(第15図参照)の内環20を掴み上
げ、回転軸12の両端に軽く押し込む。
第33図に示すように、第一及び第二機械本体
100,200に内側へ埋没自在のスプリングセ
ンタ562を具えたセンタ付き圧入アタツチメン
ト563を付け替えて、回転軸12の両端に位置
する内環20を回転軸12へ圧入する。
第34図に示すように、第一及び第二機械本体
100,200に再びセンタ付き外径チヤツクア
タツチメント561を付け替えて図示しないパー
ツパレツトからアンギユラ玉軸受19の外環21
と鋼球22とを掴み上げ、回転軸12と一体の内
環20に挿入する。このままの状態から第三機械
本体300の支持用アタツチメント559をキー
カツプリング564が取付けられた加工用アタツ
チメント535に交換し、ワーク載置台400上
に待機している下部ハウジング23に組込まれた
ウオーム歯車24(第15図参照)の回転軸25
に前記キーカツプリング564を嵌め込んでウオ
ーム歯車24を低速で回転させ、第一及び第二機
械本体100,200をウオームホイール回転軸
12を挾んだ状態で下部ハウジング23上へ移動
させ、ウオームホイール11をウオーム歯車24
に組付ける。
このウオーム歯車24を組込んだ下部ハウジン
グ23の製造は、予め前述の作業の前に行つてお
くか、或いは第46図に示すように本実施例の複
合機械を二組設置して、前述のウオームホイール
11とその回転軸12の製造ラインとは異なつた
製造ラインで製造するが、後者のように各ワーク
の生産サイクルタイムの長短に応じて本発明によ
る複合機械を複数組設置した場合には、作業能率
を非常に高めることが可能となる。
このウオーム減速機10のハウジングの加工工
程を説明すると、まず合せ面等の前加工を終了し
た図示しないパーツパレツト上の下部ハウジング
23を第35図に示すように第一機械本体100
に取り付けた支持用アタツチメント565により
挾み起こしてワーク載置台400上に固定する。
次に、この下部ハウジング23同様の前加工を終
了した図示しないパーツパレツト7上の上部ハウ
ジング26を第二機械本体200に取付けた支持
用アタツチメント565により挾み起こして下部
ハウジング23の上に載せる。
第36図に示すように、これらの下部及び上部
ハウジング23,26を第一機械本体100の支
持用アタツチメント565と第二機械本体200
に付け替えた固定支持用アタツチメント566と
で挾みつけてワーク載置台400上に固定し、第
三機械本体300に取付けたライトアングル加工
用アタツチメント567により、これに段付きド
リル568及びタツプ569及びボルト570を
取付けるボルト締め付け治具571及びテーパリ
ーマ572及びテーパピン573を取付けるテー
パピン打込み治具574を順次付け替えて下部ハ
ウジング23と上部ハウジング26とをボルト5
70及びテーパピン573で一体化する。
第37図に示すように、ワーク載置台400上
に固定された下部及び上部ハウジング23,26
を第一機械本体100に付け替えられた加工用ア
タツチメント535により、順次正面フライス5
75及びリーマ576及び中ぐりバイト577及
びタツプ578及びドリル579及びエンドミル
580等を交換すると同時にワーク載置台400
を所定の回転位置に割り出して加工を行うが、上
部ハウジング26の上端面は、ライトアングルア
タツチメント510を利用して加工を行う。しか
るのち、別に加工したウオーム歯車24とその回
転軸25とを下部ハウジング23に組込み、下部
ハウジング23から上部ハウジング26を分解し
て取り外したのち、第34図に示した工程を経て
再び下部ハウジング23に上部ハウジング26を
組付けてウオーム減速機10を完成する。
なお、これらの加工や組立てと平行して各ワー
クの寸法測定等が行われ、随時修正加工がなされ
るが、ウオームホイール回転軸12のようなワー
クと軸受等との嵌め合い部の外径を測定する場合
には、第38図に示すような外径測定用アタツチ
メント581を使用する。この外径測定用アタツ
チメント581はワーク27の回転数と測定ロー
ル582の回転数との比でワーク27の外径を測
定するものであるが、同様な方法でワークの穴の
内径も測定することができる。第39図はこの原
理を利用した内径測定用アタツチメント583を
表しており、ウオームホイール11等の環状のワ
ーク28に対して使用する。
ウオーム歯車回転軸25の軸受に対する下部ハ
ウジング23の嵌め合い部の穴等のように、第4
0図に示すような箱状のワーク29に穿設した中
ぐり穴30の真円度や内径等を測定するには、ダ
イヤルゲージ等の接触子584を具えた真円度測
定用アタツチメント585を使用する。同様に、
下部ハウジング23と上部ハウジング26との接
触面のような平面の測定には、第41図に示すよ
うな平面度測定用アタツチメント586を使用す
るが、これらは表面粗さも測定可能である。
第42図に示すように、ワーク31に穿設した
穴32の位置精度を測定するには、フローテイン
グセンタ587を具えた穴位置測定用アタツチメ
ント588が使用される。同様の原理で、ワーク
の長さや厚さ或いは幅の測定を行う長さ測定用ア
タツチメント589を第43図に示した。
なお、レーザー光線の平行直進性を利用した光
学的測定用アタツチメント590は第44図a,
bに示すようにそれぞれワーク33,34の長さ
や径等の測定が可能である。
ウオーム減速機10の総合検査として、第45
図に示すようにトルク測定アタツチメント591
のキーカツプリング592とウオーム歯車回転軸
25とを連結して、トルク測定アタツチメント5
91内の測定用モータ593の回転軸594を回
転自在に保つた状態からこの測定用モータ593
を駆動すると、測定用モータ593の回転軸59
4には反対側に回ろうとする抵抗トルクが作用す
るので、これを回転軸594に接続するトルク測
定器で計測する。
<発明の効果> 本発明の複合機械によると、ワーク載置台を囲
む三台の機械本体の主軸頭に対し、ワーク支持用
のアタツチメントか加工工具を具えた加工用のア
タツチメントか測定機器を具えた測定用のアタツ
チメントを作業形態に応じて選択的に着脱自在に
取付けるようにしたので、各種アタツチメントを
交換することによりワークの切削や研削加工の他
に組立てや寸法測定等の作業をNCにより自動的
に行うことができ、工場の無人化が可能となり、
しかも多種少量生産品のコストを低くすることが
できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による複合機械の全体の配置図
であり、第2図はその主要部の外観を示す斜視図
である。又、第3図はワーク載置台の外観を示す
斜視図、第4図aはその内部構造を示す縦断面
図、第4図bは同図a中のB部拡大図であり、第
5図は第三機械本体の外観を示す斜視図、第6図
はその側面図、第7図は送り駆動機構の斜視図、
第8図aは主軸の機構を示す斜視図、第8図bは
同図a中のB部拡大図、第9図は主軸頭の構造を
示す斜視図、第10図はアタツチメント交換用案
内板の機能を示す斜視図、第11図はアタツチメ
ントの交換状態の外観を示す斜視図である。更
に、第12図aはライトアングルアタツチメント
の構造を示す透視図、同図bはワーク支持用アタ
ツチメントの構造を示す透視図、第13図は加工
用アタツチメントに各種の工具を取付けるための
自動固定機構の概略を示す縦断面図、第14図は
本実施例による複合機械の制御系統図である。一
方、第15図は本実施例による複合機械を使用し
て製作したウオーム減速機の破断面で、aは同図
b中のA―A矢視図、bは同図a中のB―B矢視
図である。又、第16図以下はこの複合機械によ
るウオーム減速機の各種作業状態を示すものであ
り、第16図はウオームホイール素材の取付け作
業を示す斜視図、第17図aは内径旋削加工を示
す斜視図、同図bはウオームホイール素材の掴み
替え作業を示す正面図、第18図は回転軸素材の
センタ穴加工を示す斜視図、第19図はこの回転
軸素材の取付け作業を示す斜視図、第20図は前
記回転軸素材の外径旋削加工を示す斜視図、第2
1図はこれにキー溝等の二次加工を施している状
態を示す斜視図、第22図は前記回転軸素材にウ
オーホイール素材を嵌め込む作業を示す斜視図、
第23図はこの組立て状態でのねじ穴加工を示す
斜視図、第24図はこれにボルトを取付ける作業
を示す斜視図、第25図は前記回転軸素材の外径
研削加工を示す斜視図、第26図は外径カムの研
削加工を示す正面図、第27図aはワークの平面
研削加工を示す斜視図、同図bはその側面の研削
作業を示す斜視図、同図cはそれらの作業状態を
示す正面図、第28図はウオームホイールの歯面
研削作業を示す斜視図、第29図はウオームホイ
ール素材の歯切り加工を示す斜視図、第30図は
平歯車の歯切り加工を示す斜視図、第31図は内
歯車の歯切り加工を示す斜視図、第32図はウオ
ームホイール回転軸に玉軸受の内環を取付ける作
業を示す斜視図、第33図はこの内環をウオーム
ホイール回転軸に圧入する作業を示す斜視図、第
34図はワーク載置台上へこのウオームホイール
回転軸を設置する作業を示す斜視図、第35図は
ウオーム減速機の下部ハウジングの上に上部ハウ
ジングを載せる作業を示す斜視図、第36図はこ
の下部ハウジングと上部ハウジングとをボルト及
びテーパピンで組付ける作業を示す斜視図、第3
7図は組上がつたハウジングに切削加工を施して
いる状態を示す斜視図、第38図及び第39図は
測定用ロールによるそれぞれ軸の外径及び穴の内
径測定作業を示す斜視図、第40図及び第41図
は接触子によるそれぞれ穴の真円度及び平面の平
面度の測定作業を示す斜視図、第42図は穴の位
置精度の測定作業を示す斜視図、第43図はワー
クの長さ等を測定する状態を示す斜視図、第44
図a,bはレーザー光線を利用してワークの長さ
等を測定する状態を示す斜視図、第45図はウオ
ーム減速機のトルク測定作業を示す斜視図であ
る。更に、第46図は本発明による複合機械を二
組設置した場合のその配置図である。 図面中、1は主搬送路、2はワーク搬送路、4
は第三機械本体のアタツチメント搬送路、5は第
二機械本体のパーツ搬送路、6は倉庫、10はウ
オーム減速機、11′はウオームホイール素材、
12′はウオームホイール回転軸素材、15は外
径カム、16はワーク、17は平歯車、18は内
歯車、20は軸受の内環、21は軸受の外環、2
2は軸受の鋼球、23は下部ハウジング、24は
ウオーム歯車、25はウオーム歯車回転軸、26
は上部ハウジング、27〜29はワーク、30は
中ぐり穴、31はワーク、32は穴、33はワー
ク、100は第一機械本体、200は第二機械本
体、300は第三機械本体、301は第三機械本
体の架台、302は第三機械本体のZ軸駆動モー
タ、304は第三機械本体のコラムベース、30
7は第三機械本体のX軸駆動モータ、308は第
三機械本体のコラム、309は第三機械本体のY
軸駆動モータ、310は第三機械本体の主軸頭、
311は第三機械本体の主軸駆動モータ、314
は第三機械本体の主軸、322は第三機械本体の
補助制御軸、323は第三機械本体の補助制御軸
駆動モータ、340は第三機械本体のアタツチメ
ント交換装置、342は第三機械本体のアタツチ
メント交換用案内板、344は第三機械本体のア
タツチメント交換用案内板の回転揺動モータ、3
46は第三機械本体のアタツチメント交換用シリ
ンダ、348は第三機械本体の自動工具交換装
置、400はワーク載置台、401はワーク載置
台の架台、402はワーク載置台のX軸駆動モー
タ、404はワーク載置台のテーブルベース、4
06はワーク載置台のY軸駆動モータ、408は
ワーク載置台の回転テーブル、500はアタツチ
メントの本体、504はアタツチメントのドツグ
列、510はライトアングルアタツチメント、5
24は支持用アタツチメント、531はホブアタ
ツチメント、535は加工用アタツチメント、5
41は支持用アタツチメント、542は外径チヤ
ツクアタツチメント、543はタレツトアタツチ
メント、545は支持用アタツチメント、547
は心押しアタツチメント、549は割出し用外径
チヤツクアタツチメント、550は固定支持用ア
タツチメント、554はボルト締め付け用アタツ
チメント、556は研削アタツチメント、557
は歯面研削アタツチメント、558は歯車形削り
用アタツチメント、559は支持用アタツチメン
ト、561はセンタ付き外径チヤツクアタツチメ
ント、563はセンタ付き圧入アタツチメント、
565は支持用アタツチメント、566は固定支
持用アタツチメント、567はライトアングル加
工用アタツチメント、581は外径測定用アタツ
チメント、583は内径測定用アタツチメント、
585は真円度測定用アタツチメント、586は
平面度測定用アタツチメント、588は穴位置測
定用アタツチメント、589は長さ測定用アタツ
チメント、590は光学的測定用アタツチメン
ト、591はトルク測定アタツチメントである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ワーク支持用のアタツチメントと、加工工具
    を具えた加工用のアタツチメントと、測定機器を
    具えた測定用のアタツチメントと、ベツド上で前
    後動及び左右動自在に支持されたコラムとこのコ
    ラムの前面に沿つて上下動自在に支持され且つ前
    記アタツチメントが作業形態に応じて選択的に着
    脱自在に取付けられる主軸頭とをそれぞれ有する
    三台の機械本体と、ワークを支持し得るワーク載
    置台とを具え、前記三台の機械本体のうちの二台
    の機械本体を前記ワーク載置台を隔ててこれらの
    主軸頭が相互に相対向するように設置し、更にも
    う一台別の前記機械本体をその主軸頭が前記二台
    の機械本体の主軸頭が相対向する方向に対して直
    角の方向に前記ワーク載置台を向くように設置し
    たことを特徴とする複合機械。
JP15229575A 1975-12-20 1975-12-20 Composite machine Granted JPS5281677A (en)

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