JPS63170659A - 電子写真用トナ− - Google Patents

電子写真用トナ−

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JPS63170659A
JPS63170659A JP62001708A JP170887A JPS63170659A JP S63170659 A JPS63170659 A JP S63170659A JP 62001708 A JP62001708 A JP 62001708A JP 170887 A JP170887 A JP 170887A JP S63170659 A JPS63170659 A JP S63170659A
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JP
Japan
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toner
developer
dye
yellow
red
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Application number
JP62001708A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kobayashi
廣行 小林
Kenji Okado
謙次 岡戸
Mitsuru Uchida
充 内田
Ryoichi Fujita
亮一 藤田
Hiroyuki Suematsu
末松 浩之
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/09Colouring agents for toner particles
    • G03G9/0906Organic dyes
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1亙豆1 本発明は電子写真用トナー、特に、着色剤の組合せによ
り鮮明な黒色を発現するトナーに関する。
背景技術 従来より、電子写真法においては、米国特許第2297
691号、特公昭42−23910号公報、特公昭43
−24748号公報等に記載されている如く、光導電層
上にコロナ放電によって一様に静電荷を与え、これに原
稿に応じた光像を露光させる事により、露光部分の電荷
を消滅させ潜像形成を行ない、更に、この得られた静電
潜像上に微粉末検電物質、所謂トナーを耐着させること
により現像を行なっている。この際、トナーは光導電層
上の電荷量の大小に応じて静電潜像に引きつけられ、濃
淡を持ったトナー像を形成する。このトナー像は、必要
に応じて紙又は布帛等の支持体表面に転写され、加熱、
加圧又は溶剤処理、上塗り処理など適当な定着手段によ
り支持体表面に永久定着される。またトナー像転写工程
を省略したい場合には、このトナー像を光導電層上に定
着することもできる。
一方、上記トナー等の現像剤を用いる現像方法も数多く
知られており、米−特許第2618552号記載のカス
ケード現像法、米国特許第2874063号記載の磁気
ブラシ法、米国特許第2895847号記載のタッチダ
ウン法、その他ジャンピング現像法等がある。特に、代
表的な現像法としては、磁気ブラシ法が知られている。
この磁気ブラシ法においては、キャリアとじて鋼、フェ
ライトなどの磁性を有する粒子が用いられる。トナーと
この磁性キャリアとからなる現像剤は、磁石で保持され
、この磁石の磁界により、現像剤がブラシ状に配列され
る。この6i1気ブラシが光導電層上の静電潜像面と接
触すると、トナーのみがブラシから静電潜像へ引きつけ
られ、現像が行われる。
その他、ジャンピング現像法とは、静電潜像面と現像剤
担持体との間で、直流及び交流電界を同時に印加し、現
像剤に前記潜像面と担持体との間の往復運動をさせるこ
とにより、現像を行うものである。
これらの現像方法は、従来の黒白コピーだけでなく、多
色カラーコピーを得るためにも使用できる。すなわち、
まず第一に原稿からの光をブルーフイルターを通して光
導電層上に露光し、この形成された静電潜像を、上記フ
ィルターと補色の関係にあるイエロートナーで現像する
。次いで同様に、グリーンフィルター、レッドフィルタ
ーを通して前記潜像と位置を合わせて露光することによ
り形成された潜像を、それぞれ、マゼンタトナー、シア
ントナーで現像する。そして最後にブラックトナーによ
って「魯入れ」が行なわれる。
現像された4色のトナーは同一の支持体に順をおって転
写され、1回の定着で最終のカラーコピーが得られる。
もちろん、このカラー現像法において、現像の順番は、
上述のイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの順
序に限定されるものではなく、適宜変更することが可能
である。
一般に、磁気ブラシ現像法や、カスケード現像法等の2
成分現像法を適用する場合には、その現像剤中のキャリ
アとトナー(例えば着色樹脂微粉末)との混合比率が、
現像効果の上から極めて重要な要素となる。即ち磁気ブ
ラシ現像法に於いて、前記マグネットに付着した現像剤
は、静電潜像を摺察してその潜像をトナーで顕像化する
が、その結果、現像剤からトナーが徐々に消費され、キ
ャリアに対するトナーの比率が低下しく即ち、現像剤の
濃度が低下し)、次第に現像画像の濃度が薄くなる。そ
こで2成分現像法においては、トナーを適宜補給するこ
とが必要となるが、この場合、トナーが適正以上に補給
されると、画像の濃度が濃くなり過ぎると共に、カプリ
が増える不都合を生ずる。従って、好ましい色調の画像
を連続して得るためには、現像剤の濃度を正確に検出す
ることが必要となる。
従来、現像剤の濃度を自動的に制御する方法がいくつか
知られている6例えば特公昭38−17245号公報等
に於いて提案されている方法は、キャリアとトナーとの
色を違えておぎ、トナーの消費に従ってキャリアとトナ
ーの混合体たる現像剤の混合色濃度が変化することを利
用して、その変化を光学的に検知し、その変化に応じて
現像剤へのトナーの補給を制御することにより、現像剤
濃度を一定に保つようにしたものである。
しかしながら、この方法は、キャリアとトナーとの色調
が類似していると使用出来ない、一般に広く使用されて
いる磁気ブラシ法に於いては、トナーとして樹脂にカー
ボンブラック、荷電制御剤を混合した黒色トナーを用い
、一方、キャリアとしては、各種の鉄粉、フェライト等
(例えば電解鉄粉、還元鉄粉、アトマイズ鉄粉、マグネ
タイト、Fe−Znフェライト、Fe−Coフェライト
)、あるいはそれらの表面を酸化したものや、表面処理
を施したもの等を用いている。
このようなキャリアおよびトナーの拡散反射率は双方と
も小さく、その差が少ないばかりか現像剤全体としての
反射光量が少ないため、反射光量を現像剤濃度の検出手
段として使用することは困難であフた。
本出願人は、正確に現像剤濃度を検知する方法として、
先に現像剤の赤外域での反射もしくは透過濃度を検知す
る方法を提案した(特開昭53−107853号)、こ
の方法によれば、現像剤濃度による反射率の変化、即ち
反射光量の変化が大きくとれ、検出精度を良くすること
ができるだけでなく、白黒コピー以外にもカラーコピー
にも使用できる等の利点がある。しかしながら、この方
法においては、トナーの赤外域での反射もしくは透過光
を検出する為、従来黒色の着色剤として広く使用されて
いるカーボンブラック、鉄黒、ニグロシン、染料等を使
用することができず、赤外域に反射もしくは透過/のあ
る着色剤を使用しなければならないとう問題点があった
このような問題点を解決する方法として、特開昭48−
63727号、特開昭57−119363号に提案され
るように、赤外光を反射もしくは透過し、且つ黒色でな
い染顔料等の着色剤を2 fffi以上適度に結着樹脂
と配合、混合、あるいは混練することにより、黒色化し
たトナーを用いる手段がある。
このように黒色でない着色剤を組合せることにより、実
質的に黒色のトナーを得ることは可能であるが、実際に
トナーとして用いるためには、その色調のみならず上述
した赤外分光特性、更には摩擦帯電性等の電子写真特性
がいずれも良好であることが不可欠である。しかしなが
ら、このような電子写真特性についての検討は、上述し
た従来の黒色化トナーの提案においては、全くなされて
いない。
実際のトナーが満足すべき上記電子写真特性としては、
以下に述べるような種々の属性が考えられる。
(1)トナーの電子写真特性として、好ましい摩擦帯電
性、及び流動性を有すること。
(2)取扱い中、または貯蔵中にケーキング、凝集する
ことがなく、保存安定性が良いこと。
(3)帯電的に環境依存性が小さいこと。
(4)くり返し多数回の複写に用いても、劣化のない耐
久特性を有すること。
(5)にじみ、カブリがなく、鮮明な画質の画像を与え
ること。
上記した電子写真特性の内、特に帯電特性は、トナーの
環境特性、画質等に大きな影響を与えるものであり、そ
れゆえ、特に荷電制御性は、着色剤の選択に際して極め
て重要である。
また、くり返しの複写によりても、キャリア汚染(いわ
ゆるスペント化)しにくく、結着樹脂への分散不良など
によりトナー表面にブリードしてトナー劣化を促進する
ことのない着色剤を選択しなければならない。
しかしながら、本発明者らの検討によれば、従来の(複
数の着色剤の組合せによる)黒色化トナーにおいては、
色調ないし赤外分光特性に関してはある程度の結果が得
られたものの、摩擦帯電特性をはじめとする電子写真特
性に関しては、極めて不充分な結果しか得られなかった
。したがフて、このような従来の黒色化トナーを用いた
場合には、耐久時、あるいは高温高温、低温低湿時にお
いては、良好な画像を得ることは困難であった。
魚1と1旬 本発明の目的は、赤外域の光を反射又は透過しつる着色
剤を含有する電子写真用トナーを提供することにある。
また別の目的は、充分な帯電特性を有する電子写真用ト
ナーを提供することにある。
更に他の目的は、環境安定性が良く、特に低温低湿、高
温高温それぞれの環境下に於いても、帯電量の差が小さ
い電子写真用トナーを提供することにある。
更に他の目的は、着色剤の結着樹脂への分散性が良好な
電子写真用トナーを提供することにある。
更に他の目的は、キャリアのスペント化(キャリア汚染
)を起こしにくく、耐久性に優れた電子写真用トナーを
提供するとにある。
更に他の目的は、保存安定性の良好な電子写真用トナー
を提イ共することにある。
l1旦11 本発明者らは、結着樹脂中に含有させた場合に、黒色化
トナーとしての優れた分光反射特性のみならず、帯電特
性、環境安定性をはじめとする良好な電子写真特性を与
える着色剤について鋭意検討したところ、銅フタロシア
ニン骨格の芳香核にカルボキシベンズアミドメチル基を
導入してなる特定の誘導体が、結着樹脂中において、好
適な分光反射特性のみならず優れた帯電特性をも発揮す
ることを見出し、更には、この銅フタロシアニン誘導体
が、特定構造の黄色染料化合物および赤色染料化合物と
の組合せにおいて、優れた赤外分光反射特性と、優れた
電子写真特性とをともに有する黒色化トナーを与えるこ
とを知見した。
本発明の電子写真用トナーは、上記知見に基づくもので
あり、より詳しくは、結着樹脂中に、カルボキシベンズ
アミドメチル銅フタロシアニン金属塩と、C,1,ソル
ベント・イエロー82と、下記式(1)で示されるC、
1.ベーシック・レッド1とを含有させたことを特徴と
するものである。
本発明者らの実験によれば、本発明トナーの必須構成成
分たる上記フタロシアニン銹導体において、銅フタロシ
アニン骨格に対する置換基がカルボキシベンズアミドメ
チル基以外の場合は、優れた分光反射特性と優れた帯電
特性とをともに有する黒色化トナーを得ることができな
かった。
本発明に用いるカルボキシベンズアミドメチル銅フタロ
シアニン金属塩においては、カルボキシベンズアミドメ
チル基の置換数が増すごとに、電子写真特性たる荷電特
性の著しい向上が見られ響 る、これは、上記置換基中の−HN−1−C−O−1あ
るいは金属イオン等からなる組合せが、全体として、銅
フタロシアニン骨格の荷電特性を大幅に改善する因子と
して寄与しているためと推定される。
本発明のトナーにおいては、このような銅フタロシアニ
ン銹導体の特性が、顕著な帯電促進作用を示す前記C6
!、ソルベント・イエロー82およびC,1,ベーシッ
ク・レッド1(1)と組合わされ、しかもこれら3種の
着色剤が相互に良好な親和性を示し、結着樹脂中に良好
に分散されているため、上述した分光特性、帯電特性の
みならず、環境依存性が少なく、且つ耐久性、保存安定
性に優れた黒色化トナーが得られるものと推定される。
これに対して、従来の黒色化トナーにおいては、主にシ
アン系着色剤の分光特性、帯電特性が良好でなかったた
めに、トナー全体としてのこれらの特性が不充分であフ
たと推定される。更に、このような従来のトナーにおい
ては、着色剤相互の親和性が低く、しかも、着色剤の結
着樹脂への相溶性が低かったために、分散不良の着色剤
がトナー表面に露出し、前記したようなトナーのスペン
ト化、耐久劣化、保存安定性の低下、および感光ドラム
へのトナー融着が生じていたものと推定される。
以下、本発明を更に詳細に説明する。以下の記載におい
て、量比を表わす1部」および1%」は、特に断わらな
い限り重量基準とする。
の    ・ 本発明のトナーは、結着樹脂と、カルボキシベンズアミ
ドメチル銅フタロシアニン金属塩化合物と、C,夏、ソ
ルベント・イエロー82(5olvent Yello
w 82 )と、前記式(1)で示されるC0!、ベー
シック・レッド1 (Ba5ic Redl)を必須構
成成分として含有する。
本発明においては、カルボキシベンズアミドメチル銅フ
タロシアニン金属塩化合物(以下「置換フタロシアニン
化合物」と略称することがある。)として−1下記構造
式(2)で示される化合物を用いる。
(上記(2)式中、nは2〜6、好ましくは2〜3であ
り、Meは2僅のイオンになり得る金属原子を示す、) 本発明において、上記(2)式中の置換基たるカルボキ
シベンズアミドメチル基は、銅フタロシアニン骨格が有
する4個のベンゼン環に、ベンゼン環上の水素と置換し
た形で結合している。
この置換基の置換基数(n)は、上記置換フタロシアニ
ン化合物の合成反応(例えば、ベンゼン環に対する置換
反応)における反応仕込み量、その他の反応条件(溶媒
、温度条件等)によって変化させることができ、これに
より置換基数(n)の異なる置換フタロシアニン化合物
(2)が得られている0本発明においては、銅フタロシ
アニン骨格に対してカルボキシベンズアミドメチル金属
塩置換基が2〜6個、好ましくは2〜3個置換した形の
該化合物が用いられる。
上記置換基は、通常、フタロシアニン骨格の4個のベン
ゼン環に順次導入されている。また、この置換基数(n
)は、例えば、核磁気共鳴吸収(NMR)等の機器分析
手段によって確認されている。
上記構造式中の金属Meは、Ca、Mg% Ba等のア
ルカリ出金属であることが好ましく、Ca%Mg又はB
aであることが更に好ましい。
本発明においては、このようなカルボキシベンズアミド
メチル銅フタロシアニン金属塩化合物(2)は単独で用
いてもよく、また、必要に応じ、置換基の置換位置、置
換基数(n)、あるいは金属原子(Me)の異なる2 
fffi以上の化合物の混合物として用いてもよい、こ
の混合物の場合、上記nの平均値は2〜6であることが
好ましい。
前述したように、上記置換フタロシアニン化合物(2)
は、黄色染料C,1,ソルベント・イエロー82と、赤
色染料C,1,ベーシック・レッド1との組合せにより
良好な分光特性および電子写真特性を発揮する。
これらの化合物C,1,ソルベント・イエロー82およ
びC,1,ベーシック・レッド1(1)は、トナーの帯
電を促進する作用が顕著であり、帯電制御性のある結着
樹脂、又は荷電制御剤、キャリアとの組合せを選ぶこと
により、プラス、マイナスどちらの帯電量においても、
その絶対量を作用させ得るが、特に、マイナス帯電量を
増加させる作用が顕著である。
本発明において、上述したC、1.ソルベント・イエロ
ー82.C,1,ベーシック・レッド1、および置換フ
タロシアニン化合物は、結着樹脂100部に対して、そ
れぞれ、0.5〜10部(更には0.7〜8.5部)配
合することが好ましい。
これらの化合物いずれかの上記配合量が0. 5部未満
では、これらの化合物の組合せによる実質的な黒色を得
ることが困難であり、また充分な画像濃度を得ることが
できない、一方、上記いずれかの配合量が10部を越え
ると、トナー帯電量の環境依存性が大となり、更に耐久
中キャリアへのトナーのスペント化を早めることとなる
また、これらの化合物の配合量の合計は、結着樹脂10
0部に対して、1.5〜20.0部程度であることが好
ましい。
なお、本発明においては、必要に応じ、若干の色味の調
節のために、本発明の目的を損なわない範囲で前記化合
物等以外の公知の直接染料、分散染料、酸性染料、塩基
性染料、油溶性染料、あるいは顔料を補助的着色剤とし
て用いることも可能である。これら補助的着色剤の添加
量(合計量)は、結着樹脂以外のトナーを構成する成分
の合計量の172以下(より好ましくは、173以下)
であることが好ましい。
本発明のトナーに用いる結着樹脂としては、公知のもの
を含めて特に制限なく使用する事ができるが、例えば、
ポリスチレン、ポリクロロスチレン、ポリ−α−メチル
スチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレ
ン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジェン共重合
体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル
酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合
体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−
アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−アクリル酸フ
ェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル
共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、ス
チレン−メタクリル酸エチル共瓜合体、スチレン−メタ
クリル酸ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェ
ニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メ
チル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル
酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン又は
スチレン置換体を含むILm合体又は共重合体);塩化
ビニル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、低分子量ポリエ
チレン、低分子量ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、
ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチ
レン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂等が、単独で又は2種以上組合
せて使用できる。
上記した樹脂の中でも、本発明においては、スチレン−
(メタ)アクリル酸樹脂、スチレン−(メタ)アクリル
酸エステル系樹脂、ポリエステル樹脂が好ましく用いら
れる。
更に、本発明においては、次式で表わされるジオール成
分と、2価以上のカルボン酸、又はその酸無水物、又は
その低級アルキルエステルのいずれか1つ以上からなる
カルボン酸成分(例えばフマル酸、マレイン酸、無水マ
レイン酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、
ピロメリット酸など)とを共縮重合したポリエステル樹
脂が、特に好ましく用いられる。
(式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x、y
はそれぞれ1以上の整数であり、且つX+yの平均値は
2〜10である。) 一方、必要に応じて本発明のトナーと組合せて使用され
るキャリアとしては、磁性を有する物質、または磁性を
有しない物質のどちらでも使用可能であり、例えば、鉄
、鋼、フェライト、Ba−Feフェライト、Cu−Fe
フェライト、Zn−Feフェライト、5r−Feフェラ
イト、及びクロム、セリウム、マグネシウムの各酸化物
、または、ジルコン、ケイ素、二酸化ケイ素等が用いら
れる。これらの物質は、平均粒径20〜100μm1好
ましくは25〜70μm、より好ましくは30〜65μ
mの粒子として用いられる。
本発明のトナーには、必要に応じて、各種添加剤、例え
ば荷電制御剤、滑剤、微粉末シリカ、PVDF (ポリ
フッ化ビニリデン)粉、などを混合しても良い。
本発明のトナーは、常法に従い、上述したC1■、ソル
ベント・イエロー82、C,1,ベーシック・レッド1
 (1)、および置換フタロシアニン化合物(2)を結
着樹脂中に混練、分散させ、粉砕(更には必要により分
級)を行うことにより、体積平均粒径が好ましくは2,
0〜18.0μm (より好ましくは4.0〜15μm
)の粒子として得られる。上記混練の際には、着色剤相
互の混合性ないしこれらの結着樹脂への分散性向上の点
から、上記3種類の化合物をまず充分混合した後に、結
着樹脂中に分散させても良い。
このようにして得られた本発明のトナーの摩擦帯電量は
、例えば以下のようにして測定することができる(ブロ
ーオフ法)。
第1図に摩擦帯電量測定装置の一例を示す模式斜視図を
示す。
第1図を参照して、底に400メツシユ(1ift性粒
子の通過しない大きさに適宜変更することが可能)の導
電性スクリーン1のある金属製の測定客器2に、摩擦帯
電量を測定しようとする現像剤約4gを入れ、金属製の
フタ3をする。このときの測定容器2全体(フタ3を含
む)の重量を秤り、W+(g) とする0次に、吸引機
4(少なくとも、測定容器2と接する部分は絶縁体から
なる)を用いて、吸引口5から吸引し、風量調節弁6を
調整して真空計7に示される圧力を70fflIllH
gとする。
この状態で充分(約1〜3分間)吸引を行ない、トナー
を吸引除去する。このときの電位計8の電位を直読し、
■(ボルト)とする。ここで9はコンデンサーであり、
この容量をC(μF)とする、また、吸引後の測定容器
2全体の重量を秤り、wz(g)  とする、この場合
、現像剤中のトナーの摩擦帯電量T(μC/g)は下式
の如く計算される。
上述したように本発明によれば、結着樹脂中に、カルボ
キシベンズアミドメチル銅フタロシアニン金属塩化合物
と、黄色染料C1!、ソルベント・イエロー82と、赤
色染料C,1,ベーシック・レッド1とを含有させるこ
とにより、分光反射特性、帯電特性にともに優れる黒色
化トナーが得られる。
本発明のトナーは、上記フタロシアニン化合物等の特性
に基づき、帯電特性等の良好な電子写真特性を示すのみ
ならず、特に赤外において優れた分光特性を示すため、
良好な黒色画像を与えると同時に、現像剤濃度の正確な
検出が極めて容易である。
したがって、本発明のトナーは2成分現像剤を用いる現
像方法、特に、現像剤濃度の正確なコントロールが極め
て重要な、カラー電子写真用の黒色トナーとして好適に
用いられる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
、0重量部を得た。この黒色混合物(13,0部)に、
プロポキシ化ビスフェノールとフマル酸とを縮合して得
られたポリエステル樹脂100!量部を加え、更にヘン
シェルミキサーを用いて充分予備混合した後、ロールミ
ルで溶融混練して混練物とした。この混練物を冷却した
後ハンマーミルを用いて粗粉砕し、次いでエアージェッ
ト方式による微粉砕機で微粉砕した。更に得られた@粉
砕物を分級して5〜20μmを遭択し、微粉末シリカ0
.3部を外部添加(混合)して本発明の黒色化トナーと
した。
このトナー100重量部と、還元鉄粉(平均粒径40μ
m、キャリア粒子)900重量部とを混合し、現像剤と
した。
この現像剤の可視および赤外域における分光拡散反射率
、及びキャリアとして使用した還元鉄粉粒子の分光拡散
反射率を第2図に示す、この第2図を・見れば、赤外域
においてキャリア粒子と本発明のトナーとの反射率の差
が大きくなっていることが理解できよう。
上記により得た現像剤を、第3図に模式側面断面図を示
すようなカラー電子写真複写機に適用して画像形成テス
トを行フた。
第3図を参照して、正帯電性を有するCdS感光体を具
備した感光体ドラム10上に形成された静電潜像は、現
像器16a中の上記現像剤により可視化され、すでにグ
リッパ−20によって転写ドラム!9上に保持されてい
る転写材へ、2!の転写コロトロンにより現像トナー粉
像を転写した。
その後、定着手段を用いて転写画像を転写材に定着固定
して、複写物を得た。
上記の複写機を用いて耐久画像形成試験を行フたが、1
万枚の耐久後でも、カブリのない鮮明な画像が得られた
。また、ドラム10へのトナー融着もなかつた、この時
、現像剤の初期の帯電量と1万枚後の帯電量との比(1
万枚後の帯電量/初期の帯電量)は、1.2となり、帯
電量にほとんど変化はなかった。
この現像剤の、低温低湿(15℃% 1部%RH) 、
常温常温(23℃、60%RH)および高温高温(32
,5℃、85%RH) 、条件下における帯電量変化を
第4図に示す、この第4図を見れば、このような極端な
環境変動にもかかわらず、本発明のトナーを含有する現
像剤は、帯電的に安定していることが理解できよう。
なお、この′tS4図の摩擦帯電量は、現像剤中のトナ
ー濃度10%で、各環境下に2日間放置後、前述のブロ
ーオフ法で測定した値である。
及五■ユ 実施例1のポリエステル樹脂に代えて、スチレン−ジエ
チルアミノエチルメタクリレート樹脂(共重合比9:1
、重量平均分子量12000)を用いた以外は、実施例
1と同様にして本発明の黒色化トナーおよび現像剤を得
た。
この現像剤を用い、且つOPC(有機光導電体、負帯電
性)感光ドラム10を具備した第3図の装置を用いた以
外は、実施例1と同様に耐久画像形成試験を行ったとこ
ろ1,5万枚後でも、良好な画像が得られた。
上記現像剤の帯電量変化の環境依存性を第4図のグラフ
に示す。
て、上記処方の各成分と、色味調節剖たるフタロシアニ
ングリーン0.1部とを混合して得た黒色混合物(7,
5部)を用いた以外は、実施例1と同様にして、本発明
の黒色化トナーおよび現像剤を得た。
この現像剤を用いて、実施例1と同様に高温高湿下でく
り返し複写を2万枚行なフたが、画像のにじみ、カブリ
は初期と変らず、良好な画像が得られた。
虫」口I± 実施例1の黒色混合物(13,0部)に代えて、カーボ
ンブラック5!i量部を使用した以外は実施例1とほぼ
同様にして、トナーを作成し、現像剤を得た。
この現像剤の分光拡散反射率を第2図に示す。
可視及び赤外域においても、上記反射率が小さく、反射
濃度による現像剤濃度検出には適していないことがわか
る。
比較例2 て、上記3稲の着色剤を混合して得た黒色混合物(12
,7部)を用いた他は、実施例1と同様にしてトナーお
よび現像剤を得た。
分光反射率測定による測定では充分な赤外光の反射率を
得ることができたが、実施例1と同様な耐久画像形成試
験を行ったところ、8千枚で画像上のカブリが著しく増
し、実用上不可の状態となった。
この現像剤においては、初期の帯電量−11゜34 C
7g &:対し、8千枚時では−3,aμc/gと帯電
量の絶対値がかなり低い値であった。
このことから、この比較例2のトナーには、耐久時に充
分な帯電量が与えられなかフたため、カブリが著しく増
加したものと推定される。
また、常温常温等の3つの環境下におけるこのトナーの
帯電量変化を第4図に示す。第4図を参照して、この比
較例2のトナーは、常温常温ではほぼ適正な帯電量の値
を与えられるものの、低温低湿、高温高温条件下におけ
る帯電量とは著しい差が見られ、帯電的に不安定なトナ
ーであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において用いられる摩擦IF電量測定装
置の例を示す模式斜視図、第2図は実施例1で得られた
トナー等の分光反射特性を示すグラフ、第3図は実施例
で用いたカラー電子写真複写機の概要を示す模式側面断
面図、第4図は、実施例、比較例のトナーの、各環境下
における帯電量を示すグラフである。 1・・・導電性スクリーン 2・・・測定容器 3・・・金属製の蓋 4・・・吸引機 5・・・吸引口 6・・・風量調節弁 7・・・真空計 8・・・電位計 9・・・コンデンサー 10・・・感光ドラム 16・・・現像部 19・・・転写ドラム 20・・・グリッパ− 21・・・転写コロトロン 22・・・分離爪 代表図:第2図 第1図 ス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 結着樹脂中に、カルボキシベンズアミドメチル銅フタロ
    シアニン金属塩と、黄色染料C.I.ソルベント・イエ
    ロー82と、赤色染料C.I.ベーシック・レッド1と
    を含有させたことを特徴とする電子写真用トナー。
JP62001708A 1987-01-09 1987-01-09 電子写真用トナ− Pending JPS63170659A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6120959A (en) * 1998-10-07 2000-09-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Black toner for developing electrostatic latent image
KR100452672B1 (ko) * 1997-07-18 2005-06-02 니폰 쇼쿠바이 컴파니 리미티드 플래시 정착용 토너
JP2008111487A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Gkn ドライブライン トルクテクノロジー株式会社 動力伝達構造

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