JPS63170597A - 羽根車ハウジング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は遠心圧縮機または送風機の羽根車ハウジングに
係り、特に減量運転を行う小形の遠心圧縮機または送風
機に好適な羽根車ハウジングに関する。

〔従来の技術〕

従来の羽根車ハウジング、例えば遠心圧縮機の羽根車ハ
ウジングは、第５図に示すように主ケーシング１に連設
される吸込ケーシング２にシュラウド３を突設し、その
シュラウド３と羽根車４の開放側端との間に適宜の隙間
ｔを形成した構成となっている。なお、図中５は吸込ケ
ーシング２内の上流側に設けられたベーンコントロール
装置。

６はディフューザを示す。

ところで、羽根車ハウジングにおける開放羽根車は密閉
羽根車に比較して運転可能領域（非サージング領域）が
広い特性を持っている。そして、シュラウド３と羽根車
４との隙間ｔを大きくすると運転可能領域は拡大するが
効率が低下し、また隙間ｔを小さくすると効率は向上す
るが運転可能領域が狭くなる。そこで、一般には効率向
上に重点を置き隙間ｔを小さくしている。また％隙間ｔ
を小さくして効率向上に重点を置いた関係上、第６図に
示すように遠心圧縮機１００の吐出側に。

放風配管１０１％放風弁１０２．サイレンチ１０３等を
設け、遠心圧縮機１００への吸入流量を流量発信器１０
４で検出し、かつ吐出圧力を圧力発信器１０５で検出し
、その両者の信号を調節計１０６へ入力し、該調節計１
０６からの出力信号により放風弁１０２を開き、放風配
管１０１を介して放風弁１０２よシ放風する構成として
、運転がサージング領域に入るのを防止するようにして
いる。

ナシ１図中５はベーンコントロール装置を示す。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、シュラウド２が固定されて該シュラウ
ド３と羽根車４との隙間ｔが固定化され、しかも効率向
上に重点を置いて隙間ｔｌ小さくしているので、サージ
ング防止のための放風配管１０１、放風弁１０２％サイ
レンサ１０３等が必要となる問題がめった。

一方、特開昭５７−７０９９７号に、シュラウドと羽根
車との隙間を調整できる構成が開示てれているが、サー
ジング防止を図ることについては何ら触れていない。

本発明の目的は、運転可能領域の拡大および効率向上を
図れ、かつサージング防止のための放風配管、放風弁、
サイレンサ等を不要にできる羽根車ハウジングを提供す
ることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、シュラウドを羽根車の軸方向に移動可能と
し、羽根車とシュラウドとの隙間を可変にすることによ
り、達成される。

〔作用〕

通常運転時においては１羽根車とシュラウドとの隙間を
効率が最高となるよう小さく設定する。

この状態においてサージング領域に入った場合には、シ
ュラウドを移動（上流方向）させて隙間を大きくする。

これによシ隙間を流れる二次流れが増加してサージング
が発生しにくくな夛運転可能領域を拡大することが可能
となる。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図ないし第３図によシ説
明する。第１図は本発明による羽根車ノ・ウジングの断
面図、第２図は第１図のＢ−１断面図を示している。図
において、第５図と同一符号のものは同じもの、もしく
は相当するものを示しているので、その説明を省略する
。この羽根車ハウジングでは、シュラウド７が羽根車４
の軸方向に移動可能に設けられている。シュラウド７に
はラック８が形成され、このラック８にピニオン９が噛
合っている。ピニオン９の軸１０は吸込ケーシング２に
軸受１１’に介して回転自在に支持されている。またピ
ニオン９の軸１０の軸端には駆動アーム１２が固設され
、この駆動アーム１２は連結棒１３ｔ−介してアクチュ
エータ１４に連結されている。そして、アクチュエータ
１４を駆動すると、連結棒１３．駆動アーム１２を介し
てピニオン９が回転し、ピニオン９と噛合うラック８ｔ
−形成しているシェラウド７が軸方向に移動し、シュラ
ウド７と羽根車４の開放側端との隙間が、第１図のよう
に小さい隙間ｔ１または第３図のように大きい隙間ｔ２
となるように調整される。

第４図は本発明におけるサージング防止システムの系統
図を示し、遠心圧縮機１００の吸入流量を流量発信器１
０４で検出し、かつ吐出圧力を圧力発信器１０５で検出
し、その両者の信号を調節計１０６へ入力し、該調節計
１０６からアクチュエータ１４へ信号を出力してアクチ
ュエータ１４を作動させるようになっている。

次に本実施例の作用について説明する。

通常運転時には、８１図に示すように羽根車４とシュラ
ウド７との隙間を効率が最高となるようにｔｌと小さく
設定する。この運転状態においてサージング領域に入る
と、第４図の調節計１０６の出力信号によりアクチュエ
ータ１４が作動し。

シュラウド７は上流方向に移動して第３図に示すように
隙間がｔ２と広くなる。隙間がｔ２と広くなると二次流
れ１５が増加してサージングが発生しにくくなシ、運転
可能領域が拡大する。

従って１本実施例においては、シュラウド７と羽根車４
との隙間をシュラウド７の移動によシ調整できるので、
運転可能領域の拡大および効率向上を図れ、かつサージ
ング防止のための放風配管。

放風弁、サイレンサ等を不要にできる。

なお、上記実施例はシュラウドλの移動手段として、ピ
ニオンとラックを用い九個を示したが、リンク機構また
はカム機構により移動させる構成としてもよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、シュラウドを羽根車の軸方向に移動可
能とし、シュラウドと羽根車との隙間を可変としたから
、運転可能領域の拡大および効率向上を図れ、かつ放風
配管、放風弁、サイレンサ等を不要にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の一実施例を示し。 第１図は本発明による羽根車ハウジングの通常運転時の
断面図、第２図は第１図のｎ−■断面図。 第３図は減量運転時の断面図、第４図は本発明における
サージング防止システムの系統図、第５図は従来の羽根
車ハウジングの断面図、第６図は従来におけるサージン
グ防止システムの系統図である。 ２・・・吸込ケーシング、４・・・羽根車、７・・・シ
ュラウド、８・・・ラック、９・・・ピニオン、１２・
・・駆動アーム、１３・・・連結棒、１４・・・アクチ
ュエータ＊　　ｔ１ｍ篤　１　図 Ｚ−１）炎込ケーシング　　３−　ラブ７４−１羽根車
　　　　９−　巳°二号ン７−　シュラフと゛　　　亡
Ｉ−涜間 Ｚ２図 ９−　こ°二矛ン ＩＺ−ｍ−概爲動アー、乙１ １３一連儲棹 １４−一一了７＋ユエータ ■　３　図 ｔｚ−−一隙間 冨５図 不　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ケーシングにシュラウドを設け、そのシュラウドと
   羽根車の開放側端との間に適宜の隙間を形成して成る遠
   心圧縮機または送風機において、前記シュラウドを羽根
   車の軸方向に移動可能としたことを特徴とする羽根車ハ
   ウジング。