JPS63170528A - エンジンの吸気路への電子制御式燃料噴射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エンジンの吸気路へ燃料を電子制御によりｆ
ｆ１Ｊｊｌ！して噴射する装置に関し、バッテリーなし
でエンジンに始動燃料を供給できるようにする技術であ
る。

〈前提となる基本構造〉 この種のエンジンの吸気路への電子制御式燃料噴射装置
は、その基本的な構造が例えば第１図又は第２図に示す
ように次のようになっている。

即ち、エンジン１の燃焼室２とエアクリーナ３とをつな
ぐ吸気路４にスロットル弁５・吸気流量センサ６・燃料
噴射器７及び始動燃料供給器８を設け、燃料噴射器７を
燃料供給路９で燃料タンク１０に接続するとともに、始
動燃料供給器８を始動燃料供給路１１で燃料タンク１０
に接続し、エンジン１に回転センサ１２とコンピュータ
１３とを付設し、コンピュータ１３は吸気流量センサ６
の吸気流量検出信号と回転センサ１２のエンジン回転速
度検出信号とを入力することに基づき、その出力信号で
燃料噴射装置の燃料噴射量を制御するように構成されて
いる。

〈従来の技術〉 上記基本構造において、エンジンに始動燃料を供給する
ために、従来では第２図に示すように構成したものがあ
る。

始動燃料供給路１１に始動燃料供給・停止用開閉弁５１
を設け、この開閉弁５１をコンピュータ１３で開閉制御
するようになっている。

そして、エンジンの始動時に、コンピュータ１３からの
指令制御により、燃料噴射器７から燃料を噴射させると
ともに、開閉弁５１を開けて始動燃料供給器８からも燃
料を補助的に供給する。これによりエンジン１が始動す
ると、開閉弁５１を閉じて、始動燃料供給器８からの燃
料供給を停止するのである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 一般に、エンジンには発電機が付設され、この発電機は
エンジンの運転時中に駆動されて電力を供給できるが、
エンジンの始動操作時は駆動されないため電力を供給で
きない。エンジンに始動燃料を供給するために、上記従
来例では開閉弁５１を開弁制御するコンピュータ及び燃
料噴射器７の電源として、まだ駆動されていない発電機
を利用することができず、バッテリ５２が必要である。

このため、汎用や農用などの手始動式の小排気量エンジ
ンに電子制御式燃料噴射装置を採用する場合、始動燃料
の供給だけのためにバッテリを追加しなければならなく
なり、エンジン全体としてのコストが高くなるうえ、大
形化し重量化するという問題が生ずる。

本発明は、バッテリを追加しなくともエンジンの始動用
燃料を自動的に供給できるようにすることを目的とする
。

く問題点を解決するための手段〉 上述の基本構造において、エンジンの始動燃料を自動供
給するために、本発明は例えば第１図に示すように、次
のように構成したことを特徴とする。

即ち、始動燃料供給路１１に始動燃料供給用常閉弁１４
と始動燃料供給停止用常開弁１５とを直列に介在させ、
始動燃料供給用常閉弁１４をエンジン始動操作回転検出
手段１６に連携させて、エンジンｌの始動操作回転時に
、これをエンジン始動操作回転検出手段１６が検出して
始動燃料供給用常閉弁１４を開弁させるように構成し、
始動燃料供給停止用常開弁１５をエンジン運転検出手段
１７に連携させて、エンジン１の始動後に、これをエン
ジン運転検出手段１７が検出して始動燃料供給停止用常
開弁１５を閉弁させるように構成したものである。

〈作用〉 本発明は、次のように作用する。

エンジンｌの停止中には、前記常開弁１５が開き、前記
常閉弁１４が閉じて、始動燃料供給器８から始動燃料が
供給されない。

エンジン１をリコイルスタークなどの手始動ハンドルで
手始動操作すると、これをエンジン始動操作回転検出手
段１６が検出して、常閉弁１４を開ける。これにより、
始動燃料供給器８から始動燃料が吸気路４内に供給され
、エンジン１が始動する。

エンジン１が始動すると、エンジン１に付設された発電
機１７が駆動されて発電し、その電力をエンジンに付設
の各電気機器及びコンピュータ１３に供給し始める。こ
れにより、コンピュータ１３が始動し、吸気流量センサ
６及び回転センサ１２からの入力信号に基づき、燃料噴
射器７を制御作動させて燃料噴射し、エンジン１を運転
する。

これと同時に、エンジン運転検出手段１７が作動して、
常開弁１５を閉弁させて、始動燃料供給器８からの始動
燃料の供給を停止する。

エンジン１を運転した後に停止させると、エンジン始動
操作回転検出手段Ｉ６が停止して常閉弁１４が閉じると
ともに、エンジン運転検出手段１７も停止して常開弁１
５が開き、始動燃料供給器８からの始動用燃料の供給停
止が維持される。

〈実施例〉 ○主実施例 以下、本発明の実施例を第１図に基づき説明する。

エンジン１の燃焼室２とエアクリーナ３とをつなぐ吸気
路４に、スロットル弁５・負圧針からなる吸気流量セン
サ６・ベンチュリ２１・燃料噴射器７及び噴射ノズルか
らなる始動燃料供給器８を設ける。燃料噴射器７は燃料
供給路９で燃料タンク１０に接続するとともに、始動燃
料供給器８は始動燃料供給路１１で燃料タンク１０に接
続する。

燃料タンク１０は燃料噴射器７よりも高く配置され、そ
のヘッド差とベンチュリ２１の吸引力とで燃料が燃料噴
射器７から吸気路４内へ噴出される。

エンジンｌにデストレビュータからなる回転センサ１２
とコンピュータＩ３とを付設する。コンピュータ１３は
、吸気流量センサ６の吸気流量検出信号と、回転センサ
１２のエンジン回転速度検出信号とを入力することに基
づき、その出力信号で燃料噴射器７の燃料噴射量を制御
するように構成する。

始動燃料供給路１１に始動燃料供給用常閉弁１４と始動
燃料供給停止用常開弁１５とを直列に介在させる。

上記常閉弁１４をダイヤフラムシリンダからなるエンジ
ン始動操作回転検出手段１６に連携させ、その負圧作動
室２２を連通管２３で吸気路４に連通ずる。これにより
、エンジン１のリコイルスタータ等での手始動操作回転
時に、これをエンジン始動操作回転検出手段１６が検出
して、常閉弁１４を開弁させるように構成する。

上記常開弁１５を直流発電機からなるエンジン運転検出
手段１７に連携させる。これにより、エンジン１の始動
後に、これをエンジン運転検出手段１７が検出して、常
開弁１５を閉弁させるように構成したものである。

○別実施例 本発明の上記主実施例とは別の実施例として、主実施例
の一部を次の各項のように変更するものが考えられる。

Ａ、吸気流量センサ６は、燃焼室２に吸入する吸気の流
量を測定する機能を有するものであればよく、上記実施
例では負圧針で構成したが、これの代わりに流量計など
で構成してもよい。

Ｂ、エンジン始動操作回転検出手段１６は、エンジン１
が始動操作回転していることを検出する機能を有するも
のであればよく、主実施例ではダイヤフラムシリンダで
構成したが、これの代わりにエンジン１の回転数・温度
・油圧若くは排気圧の検出器、又はエンジン１に付設の
発電機の電圧の検出器等で構成してもよい。

Ｃ，エンジン運転検出手段１７は、エンジンｌが始動さ
れて暖機運転乃至稼働運転していることを検出する機能
を有するものであればよく、主実施例では直流発電機で
構成したが、これの代わりにエンジンｌの回転数・温度
・油圧・吸気圧着くは排気圧の検出器等で構成してもよ
い。

〈発明の効果） 本発明は、上述したように構成され、作用することから
、次の効果を奏する。

エンジンを手始動操作したときに、これに連動してエン
ジン始動操作回転検出手段が始動燃料供給用常閉弁を開
弁させ、始動用燃料を始動用燃料供給器から吸気路内に
自動的に供給して、エンジンを始動させる。

これにより、汎用や農用などの手始動式の小排気量エン
ジンに電子制御式燃料噴射装置を採用するに当たり、始
動用燃料の供給のためだけにバッテリを追加する必要を
なくすことができ、バッテリを不要にした分だけ、エン
ジン全体としてのコストを安くできるうえ、小形化し軽
量化することができる。

また、エンジンが運転し始めると、これに連動してエン
ジン運転検出手段が始動燃料供給停止用常開弁を閉弁さ
せて、始動燃料の供給を自動的に停止させる。

このように、始動燃料の供給及び供給停止を自動的に行
えるので、エンジンの始動に関連する操作が簡素化する
うえ、始動燃料の供給操作忘れによる始動ミスや、供給
停止操作忘れによるエンジン回転の上昇やムラを無くす
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す作動系統図、第２図は従
来例の作動系統図である。 １・・・エンジン、２・・・燃焼室、３・・・エアクリ
ーナ、４・・・吸気路、５・・・スロットル弁、６・・
・吸気流量センサ、７・・・燃料噴射器、８・・・始動
燃料供給器、９・・・燃料供給路、１０・・・燃料タン
ク、１１・・・始動燃料供給路、１２・・・回転センサ
、１３・・・コンピュータ、１４・・・始動燃料供給用
常閉弁、１５・・・始動燃料供給停止用常開弁、１６・
・・エンジン始動操作回転検出手段、１７・・・エンジ
ン運転検出手段ｔ＃。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エンジン１の燃焼室２とエアクリーナ３とをつなぐ
   吸気路４にスロットル弁５・吸気流量センサ６・燃料噴
   射器７及び始動燃料供給器８を設け、燃料噴射器７を燃
   料供給路９で燃料タンク１０に接続するとともに、始動
   燃料供給器８を始動燃料供給路１１で燃料タンク１０に
   接続し、エンジン１に回転センサ１２とコンピュータ１
   ３とを付設し、コンピュータ１３は吸気流量センサ６の
   吸気流量検出信号と回転センサ１２のエンジン回転速度
   検出信号とを入力することに基づき、その出力信号で燃
   料噴射器７の燃料噴射量を制御するように構成したエン
   ジンの吸気路への電子制御式燃料噴射装置において、 始動燃料供給路１１に始動燃料供給用常閉 弁１４と始動燃料供給停止用常開弁１５とを直列に介在
   させ、始動燃料供給用常閉弁１４をエンジン始動操作回
   転検出手段１６に連携させて、エンジン１の始動操作回
   転時に、これをエンジン始動操作回転検出手段１６が検
   出して始動燃料供給用常閉弁１４を開弁させるように構
   成し、始動燃料供給停止用常開弁１５をエンジン運転検
   出手段１７に連携させて、エンジン１の始動後に、これ
   をエンジン運転検出手段１７が検出して始動燃料供給停
   止用常開弁１５を閉弁させるように構成した事を特徴と
   するエンジンの吸気路への電子制御式燃料噴射装置