JPS6317045A - 化粧板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、建造物あるいは家具等の壁板や扉板等の表面
材として使用されるプラスチック化粧板に関するもので
ある。

（従来の技術） 従来、一般に、表面に木目等のエンボスを形成すると共
に単層又は多層の印刷模様を施こし、さらにその表面に
透明プラスチックによるコーテング層を施こしたプラス
チック化粧板が盛んに用いられている。

（発明が解決すべき問題点） ところが、上記従来の化粧板では、上記表面コーテング
層の形成時に、エンボスによる凹凸視が平滑化されて、
その立体感が著るしく損なわれるという問題点があった
。

本発明は、以上のような点に鑑み１裏面化粧層の存在に
拘らず、エンボスによる立体感が損なわれることがなく
、さらに多層的に立体感に富むプラスチック化粧板を提
供することを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、本発明のプラスチック化
粧板は、透明又は着色透明のプラスチック基板と、基板
の裏面に形成された裏面化粧層と、基板の表面に形成さ
れた裏面化粧層とを備え、前記裏面化粧層は、裏面側フ
ィルム層の表外面に裏エンボスが形成され、また前記裏
面化粧層は、透明９着色透明又は半透明の表面側フィル
ム層が形成されていることを特徴としている。

（作　用） 上記の構成によれば、エンボスの凹凸が裏面化粧層内に
埋沿することがなく、裏面化粧層及び基板を通して立体
的に視認することが出来る。

また裏面化粧層の、エンボス、印刷あるいは着色等の化
粧層と中間の透明基板を通して、裏面化粧層のエンボス
を見るところから、質感及び立体感が向上する。

さらに、裏面化粧層のエンボスと裏面化粧層のエンボス
とが上下に重合して一層微妙な表現が可能となり、上下
のエンボスの平面形状を粗密に分けて形成すれば、立体
感並びに質感が一層向上する。

（実施例） 以下、本発明を図の実施例によって詳述する。

実施例の化粧板は、第１図〜第３図の表裏にエンボスを
有するタイプと、第４図及び第５図の裏面にのみエンボ
スを有するタイプに大別される。

第１図Ａ、Ｂは、本発明の第１の実施例に係る化粧板１
−１を示す。

この化粧板１−１は、塩化ビニール等の透明な熱可塑性
プラスチック基板２−１の表面に裏面化粧層３−１を形
成し、裏面に裏面化粧層４−１を形成する。

上記裏面化粧層４−１は、基板２−１の裏面に被着した
塩化ビニール等の黒の原反フィルムよりなる裏面側フィ
ルムＳ−ｔを宥しており、この裏面側フィルム５−１の
内面（基板２−１側の面）には砂目の粗い裏側印刷模様
６−１が予じめアルミのインクで印刷され、裏面側フィ
ルム５−１の表外面には２５ａｍ角で目地を３腸層とし
たタイル調の裏エンボス７−１が基板２−１への圧着時
又は圧着後にエンボスロールにより成型される。

また、上記裏面化粧層３−１は、基板２−１の表面被着
した塩化ビニール等の透明なオーバーレイフィルムより
なる表面側フィルム８−１を有しており、この表面側フ
ィルム８−１の内面には砂目の表印刷模様９−１が予じ
めアルミに黒を混入したインクで印刷され、表面側フィ
ルム８−１の表外面には、上記と同様にして砂目柄の表
エンボス１０−１を押す。

上記裏エンボス７−１は、タイル調の目地部が表から凸
出して見えて深さを５００ルとし、また表エンボス１０
−１は深さを５０ＪＬと浅くする。

これにより、化粧板１−１は、表から見て、裏面側から
は粗い素材感を出し表からは細かな素材感を表現する。

第２図Ａ、Ｂは、本発明の第２の実施例に係る化粧板１
−２を示す。

この化粧板１−２は、上記第１の実施例と同様の基板２
−２の表裏に、裏面化粧層３−２と裏面化粧層４−２を
形成する。

上記裏面化粧層４−２は、白の原皮フィルムよりなる第
１裏面側フィルム５−２ａの上（基板２−２側面）に、
パール顔料を練り込んだ第２裏面側フィルム５−２ｂを
貼り、表外面よりスクラッチで泥目調のエツチングエン
ボス（深さ約３００ＪＬ）を押して裏エンボス７−２を
形成する。

また、上記裏面化粧層３−２は、上記第１の実施例と同
様なオーバーレイフィルムよりなる表面側フィルム８−
２の内面に３０ｔｓ角で目地の部分の３Ｈの部分を白の
不透明なインクで印刷した表印刷模様９−２が施こされ
、表外面には砂目の深さ５０μの表エンボス１０−２を
押す。

この第２の実施例では、裏面の第２裏面側フィルム５−
２ｂからのパールの反射が、表面の表印刷模様９−１の
白の不透明なインクで印刷した目地の部分だけ押えられ
て立体感のある化粧板が得られる。

第３図Ａ、Ｂは、本発明の第３の実施例に係る化粧板１
−３を示す。

この化粧板１−３も、上記の各実施例と同様、基板２−
３の表裏に、表裏面化粧層３−３．４−３を形成する。

上記裏面化粧層４−３は、メタリック粉末を練り込んだ
原反フィルムよりなる裏面側フィルム５−３の内面にマ
ホガニーの柾目の木目印刷による裏面印刷模様６−３を
施こし、裏面側フィルム５−３の裏外面にはヘヤーライ
ンを太くしたようなストライプて深さ２ｏｏｇ程の裏エ
ンボス７−３で木肌感を表現する。他方、表面化粧Ｍ３
−３は、こはく色の着色透明の表面側フィルム８−３を
被着し１表外面に木目導管の表エンボス１Ｏ−３（深さ
６０芦）を押す。

これにより、塗装品に近いリアルなプラスチック木目化
粧板１−３が得られる。

上記第１図乃至第３図による、第１〜３の実施例の各化
粧板は、透明基板の表裏に夫々プラスチックシートを立
体とする化粧層を設け、表裏の外面に、夫々エンボスを
設けると共に、裏エンボスを粗に且つ深く、表エンボス
を密に且つ浅く形成した点で共通する。

すなわち、表エンボスは裏エンボスよりも深さ及び柄の
大きさを小さくする。

具体的に１表エンボスは裏エンボスの１／２以下とする
。

表エンボスが裏エンボスより深く柄が大きいと裏エンボ
スの効果が半減する。

裏エンボスは１、深いもの程立体感が出るが、その効果
は表エンボスの状態が要めとなる。また、裏からエンボ
スを行うと、通常のエンボスとは逆に凹凸が見えるので
逆に彫ることが必要である。

次に、第４図及び第５図の第４．５の実施例の化粧板は
、いずれも上述した表エンボスが存在しない。

第４図Ａ、Ｈの１本発明の第４の実施例の化粧板１−４
は、基板２−４の裏面化粧層４−４を形成する黒の原反
フィルムよりなる第１裏面側フィルム５−４ａの上に、
金、銀、青色の粗粒子のメタリック顔料をｌ：２：２の
割合で練込んだオーバーレイ第２裏面側フィルム５−４
ｂを貼り、Ｎ外面よりその紙をレリーフ調に撮影して作
ったエツチングエンボス（深さ約２００１Ｌ）を押して
裏エンボス７−４を形成する。また裏面化粧層３−４は
、オーバーレイフィルムよりなる表面側フィルム８−４
の内面に、不透明な白いインクで格子ドツト柄を印刷し
た表印刷模様９−４を施こす。

この第４の実施例では５表印刷模様９−４の不透明な印
刷の部分で、裏面の第２裏面側フィルム５−４ｂのメタ
リックの反射が押えられて立体感のある化粧板が得られ
る。

第５図Ａ、Ｈの１本発明の第５の実施例の化粧板１−５
は、基板２−５の裏面化粧層４−５を形成する、黄色い
フィルム原反にアルミ粒子を練り込んだ裏面側フィルム
５−５の上に、皮柄の表印刷模様６−５を施こし、裏外
面より血筋部が凹陥になった皮柄のミルエンボス（深さ
３００　ｇ）よりなる裏エンボス７−５を形成する。ま
た裏面化粧層３−５は、ワインレッドに着色した透明な
表面フィルム８−５により形成する。

これにより塗装に近い、深みのあるプラスチック化粧板
が得られる。

（効　果） 以上説明したように、本発明のプラスチック化粧板は、
エンボスによる立体感が損なわれることがなく１重層的
に立体感と微妙な表現及び色調に富む効果がある。

尚、各実施態様に対応する効果をあげれば下記の通りで
ある。

基板の表裏両面に、印刷層若しくはメタリック、パール
等の着色層を設けることにより、色。

柄に深味を与え質感を向上させる。（第１〜５図の各実
施例）。

裏エンボスより起因する凹凸観は１表エンボスを行うこ
とにより緩和され逆にテクスチャーにより審美性が向上
する。（第１〜３図の各実施例）。

ロー　　　（第１〜３図の各実施例）。

基板の表裏に印刷を行うことにより板の厚みを感じさせ
深みが出る。（第１図の実施例）。

表印刷模様のインクを不透明にすることにより、裏面化
粧層のメタリック又はパールの調子を弱め審美効果を向
上させる。（第２図、第４図の各実施例）。

多層化を行うことにより異種の材質、異種の色板を組合
せ出来、性能と審美性を向上出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ、Ｂは、本発明の第１の実施例に係る化粧板の
断面図と分解図、第２図Ａ、Ｂは、同第２の実施例に係
る化粧板の断面図と分解図、第３図Ａ、Ｂは、同第３の
実施例に係る化粧板の断面図と分解図、第４図Ａ、Ｂは
、同第４の実施例に係る化粧板の断面図と分解図、第５
図Ａ、Ｂは、同第５の実施例に係る断面図と分解図であ
る。 ２−１．２−２．２−３．２−４．２−５・・・基板、
３−１．３−２．３−３．３−４．３−５・・・裏面化
粧層、４−１　、４−２　、４−３　、４−４　。 ４−５・・・裏面化粧層。 特許出願人　　シーアイ化成株式会社 代理人・弁理士　　西　　村　　教　　光第１ （Ａ） 第２ （Ａ） ＣＢ） 図 図　　　　　（Ｂ） 第４ （Ａ） 第５ （Ａ） （Ｂ） 図 １”５　　　　　　　　７−５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、透明又は着色透明のプラスチック基板と、基板の裏
   面に形成された裏面化粧層と、基板の表面に形成された
   表面化粧層とを備え、前記裏面化粧層は、裏面側フィル
   ム層の裏外面に裏エンボスが形成され、また前記表面化
   粧層は、透明、着色透明又は半透明の表面側フィルム層
   が形成されていることを特徴とする化粧板。 ２、前記表面化粧層は、表面側フィルム層の表外面に表
   エンボスが形成されている特許請求の範囲第１項記載の
   化粧板。 ３、前記裏面側フィルム層の裏エンボスは粗な平面形状
   に、またこれに比し前記表面側フィルム層の表エンボス
   は密な平面形状に形成されている特許請求の範囲第２項
   記載の化粧板。 ４、前記表面化粧層は、表面側フィルム層の内面に印刷
   模様が形成されている特許請求の範囲第１項、第２頁又
   は第３項記載の化粧板。 ５、前記裏面側フィルム層は、その少なくとも一部が、
   金属顔料又はパール顔料が配合されたオーバーレイフィ
   ルムにより形成されている特許請求の範囲第１項、第２
   項、第３項又は第４項記載の化粧板。