JPS6317029Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6317029Y2
JPS6317029Y2 JP11136982U JP11136982U JPS6317029Y2 JP S6317029 Y2 JPS6317029 Y2 JP S6317029Y2 JP 11136982 U JP11136982 U JP 11136982U JP 11136982 U JP11136982 U JP 11136982U JP S6317029 Y2 JPS6317029 Y2 JP S6317029Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
swinging rod
rotating shaft
swinging
fulcrum
rod
Prior art date
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JP11136982U
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English (en)
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JPS5915985U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は時計の振子機構に関し、常に安定した
揺動が得られるようにしたものである。
従来の時計の振子機構における振竿は、単に左
右に揺動可能となるように時計本体に支持されて
いた。このため時計本体が前又は後方向に傾斜し
て固定された場合には、例えば第5図に示す如
く、振竿50が常に鉛直方向に位置しようとする
ため、振竿50の一方の支点52が、時計本体6
0の支持部62から離れてしまい、この結果正常
な振子揺動は行なわれなくなる。この結果生じる
異常揺動は振子がその本来の目的である調速器と
して機能している時計においては致命的な欠点と
なつていた。
本考案はこのような従来品のもつ欠点を解決し
ようとするものであり、その目的は常に安定した
揺動が得られる時計の振子機構を提供することに
ある。
上記目的に達成する為に本考案はツバ部を有
し、時計本体に固定された振竿支持部と、前記回
転軸に遊嵌される揺動支点部を有した振竿と、前
記揺動支点部を前記ツバ部に押圧係合可能なバネ
部材と、から成ることを特徴とする。
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の実施例における振子機構の正
面図、第2図は側面図、第3図は回転軸部の拡大
断面図、第4図は時計本体の傾斜時を示す拡大断
面図である。
回転軸10はツバ部13を有しており、その中
心軸10aを時計本体(図示省略)に固定された
振竿支持部1の支点孔1aに遊嵌することにより
支点孔1aの支持部2に回転可能に軸支されてい
る。
該回転軸10の大径部12には、振竿40の揺
動支点部となる透孔41が遊嵌されており、この
透孔41は回転軸10の大径部12外径よりも大
径となつている為大径部12と振竿40との間に
は隙間Aが生じる。さらに大径部12にはコイル
バネ30が嵌入されており、該コイルバネ30は
回転軸10の小径部11にリング状の固定部材2
0を嵌合固定することにより回転軸10に対する
抜けが防止されている。ここで、コイルバネ30
が、透孔41の外周面を回転軸10のツバ部13
に押圧し、回転軸10と振竿40とを係合させて
おり、回転軸10を振竿40に連動して回転させ
ているため、回転軸10が振竿40の実質的な支
点となつている。
振竿40の下端部には振玉50が着脱可能に掛
吊されており、本実施例において該振竿40はガ
ンギ車60とアンクル体70とにより駆動され調
速機として作用している。
本実施例においては振竿40の揺動支点部とな
る透孔41が、回転軸10の大径部12外径より
大径となつており、この為に振竿40と大径部1
2との間に生じる隙間Aにより、振竿40は回転
軸10に対して前後方向に移動可能となつてい
る。
この為第4図に示すように、時計本体が矢印方
向に傾斜している場合には、透孔41の外周面が
コイルバネ30を弾性変形させ、振竿40が鉛直
方向に垂吊される。しかし、回転軸10と振竿4
0とは、コイルバネ30を介して係合されている
ため、回転軸10が振竿40の実質的な支点とな
つていることは変わりがない。尚、時計本体が第
4図と逆方向に傾斜している場合も同様である。
このため、振竿40の実質的な支点である中心軸
10a,10aは、支点孔1a,1aの支持部
2,2に回転自在に軸支され続けるため、振竿4
0は常に安定した振子揺動を行なうことができ、
調速機としての機能を十分果すことができる。
また本実施例におけるコイルバネ30は振竿4
0方向に順次大径となる形状を有している為、そ
の片側だけの弾性変形をよりスムーズにしてい
る。
さらに本実施例における振子機構はガンギ車と
アングル体とによる脱進機により駆動されている
が、駆動コイルと駆動磁石とにより駆動される疑
似振子機構として用いる実施も可能であり、その
作用も同一である。
以上説明したように本考案によれば、時計本体
の支持部に軸支された回転軸にツバ部を設け、振
竿の揺動支持部を、回転軸に対して前又は後方向
に移動可能に遊嵌し、さらに、バネ部材により振
竿の揺動支点部を回転軸のツバ部に押圧すること
により、回転軸と振竿とを係合させているため、
時計本体が前又は後方向に傾斜した時に、振竿を
揺動したとしても、振竿は鉛直方向に垂吊されて
揺動し、しかも、振竿の実質的な支点である回転
軸は、時計本体の支持部に軸支され続けることが
でき、この結果常に安定した振子揺動が行なわれ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における振子機構の正
面図。第2図は側面図。第3図は回転軸部の拡大
断面図。第4図は傾斜状態を示す拡大断面図。第
5図は従来例の断面図。 1……振竿支持部、10……回転軸、13……
ツバ部、30……コイルバネ、40……振竿、4
1……揺動支点部に設けた透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ツバ部を有し、時計本体に固定された振竿支持
    部に回転可能に軸支された回転軸と、前記回転軸
    に遊嵌される揺動支点部を有した振竿と、前記揺
    動支点部を前記ツバ部に押圧係合可能なバネ部材
    と、から成ることを特徴とする時計の振子機構。
JP11136982U 1982-07-21 1982-07-21 時計の振子機構 Granted JPS5915985U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11136982U JPS5915985U (ja) 1982-07-21 1982-07-21 時計の振子機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11136982U JPS5915985U (ja) 1982-07-21 1982-07-21 時計の振子機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5915985U JPS5915985U (ja) 1984-01-31
JPS6317029Y2 true JPS6317029Y2 (ja) 1988-05-13

Family

ID=30258621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11136982U Granted JPS5915985U (ja) 1982-07-21 1982-07-21 時計の振子機構

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JP (1) JPS5915985U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5915985U (ja) 1984-01-31

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