JPS63168251A - フルモ−ルド鋳造法 - Google Patents
フルモ−ルド鋳造法Info
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- JPS63168251A JPS63168251A JP31586086A JP31586086A JPS63168251A JP S63168251 A JPS63168251 A JP S63168251A JP 31586086 A JP31586086 A JP 31586086A JP 31586086 A JP31586086 A JP 31586086A JP S63168251 A JPS63168251 A JP S63168251A
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Landscapes
- Casting Devices For Molds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、フルモールド鋳造法に関し、詳しくは薄肉の
鋳物製造に効果的なフルモールド鋳造法に関する。
鋳物製造に効果的なフルモールド鋳造法に関する。
(従来の技術)
フルモールド鋳造法は、充填鋳造法ともいわれ、発泡ポ
リスチレン等で製作した消失性模型を鋳物砂等の耐熱性
粒状物中に埋設し、これに直接注湯することにより模型
が燃焼し、燃焼した部分に鋳込み、鋳物を製造する方法
である(鋳鍛造と熱処理、′83・12号、第17頁な
いし第21頁参照)。
リスチレン等で製作した消失性模型を鋳物砂等の耐熱性
粒状物中に埋設し、これに直接注湯することにより模型
が燃焼し、燃焼した部分に鋳込み、鋳物を製造する方法
である(鋳鍛造と熱処理、′83・12号、第17頁な
いし第21頁参照)。
このフルモールド鋳造法は、模型が安価なこと、模型を
鋳物砂等に埋設するだけで注湯ができるので生産性の高
い仁と、見切り面がない几め仕上げが容易なこと、さら
に中子の必要がないので偏肉の発生がないこと等の多く
の利点を有するため近年多用されている。
鋳物砂等に埋設するだけで注湯ができるので生産性の高
い仁と、見切り面がない几め仕上げが容易なこと、さら
に中子の必要がないので偏肉の発生がないこと等の多く
の利点を有するため近年多用されている。
本発明者らは特開昭59−191542号公報に、この
方法において鋳物の肉厚部分のひけ巣の発生を防止する
ために、消失模型の肉厚部分に固体冷却媒体を装着して
注湯する方法を開示した。
方法において鋳物の肉厚部分のひけ巣の発生を防止する
ために、消失模型の肉厚部分に固体冷却媒体を装着して
注湯する方法を開示した。
ま几、このフルモールド鋳造法と類似した方法で、近年
注目されているものにレプリカストセラミックシェル法
があるが、これは発泡ポリスチレン製の模型表面にスラ
リーを被覆後約1000℃に加熱し、発泡ポリスチレン
を燃焼除去後空洞になったセラミックシェルを鋳物砂中
に埋設し、前記空洞部に溶湯を注、ゲ、固化後ショツト
ブラスト等の装置でセラミックシェルヲ除去して鋳物を
製造する方法である( J ACTNEWS、19B4
.10.20発行、第13頁なイシ第16号参照)。
注目されているものにレプリカストセラミックシェル法
があるが、これは発泡ポリスチレン製の模型表面にスラ
リーを被覆後約1000℃に加熱し、発泡ポリスチレン
を燃焼除去後空洞になったセラミックシェルを鋳物砂中
に埋設し、前記空洞部に溶湯を注、ゲ、固化後ショツト
ブラスト等の装置でセラミックシェルヲ除去して鋳物を
製造する方法である( J ACTNEWS、19B4
.10.20発行、第13頁なイシ第16号参照)。
(発明が解決しようとする問題点)
前記したように従来のフルモールド鋳造法は、発泡ポリ
スチレン模型を溶湯で燃焼させ、その燃焼した部分に注
湯していくため、模型が燃焼するために必要な熱量が溶
湯から奪われ、溶湯の温度が低下し、その結果鋳造品に
湯回り不良や湯境等が発生しやすい。I!7’hこれを
防ぐために溶湯の温度を高くすると溶湯の水素溶解度が
高まり、鋳造品内部にピンホールやブローホール等の欠
陥が多発するため、強度が要求される特に薄肉部品への
適用は難しいという問題があった。
スチレン模型を溶湯で燃焼させ、その燃焼した部分に注
湯していくため、模型が燃焼するために必要な熱量が溶
湯から奪われ、溶湯の温度が低下し、その結果鋳造品に
湯回り不良や湯境等が発生しやすい。I!7’hこれを
防ぐために溶湯の温度を高くすると溶湯の水素溶解度が
高まり、鋳造品内部にピンホールやブローホール等の欠
陥が多発するため、強度が要求される特に薄肉部品への
適用は難しいという問題があった。
またレプリカストセラミックシェル法は、上記のフルモ
ールド鋳造法の問題点を解決するための良好な手段であ
る一方で、 1)発泡ポリスチレン模型表面に無機バインダー配合の
耐火スラリーを数層被覆するため、被覆材の重量に耐え
得る様に、発泡ポリスチレン模型の比重をフルモールド
鋳造法に使用する模型のものよシ高くする必要があり、
発泡ポリスチレンの原料を多く必要とし、 ++) 耐火スラリーで被覆後、発泡ポリスチレン模
型を事前に燃焼する必要がるるため、その工程と設備が
必要であり、また 出)注湯、固化後セラミックシェルを除去する工程を必
要とする、 等の問題がある。
ールド鋳造法の問題点を解決するための良好な手段であ
る一方で、 1)発泡ポリスチレン模型表面に無機バインダー配合の
耐火スラリーを数層被覆するため、被覆材の重量に耐え
得る様に、発泡ポリスチレン模型の比重をフルモールド
鋳造法に使用する模型のものよシ高くする必要があり、
発泡ポリスチレンの原料を多く必要とし、 ++) 耐火スラリーで被覆後、発泡ポリスチレン模
型を事前に燃焼する必要がるるため、その工程と設備が
必要であり、また 出)注湯、固化後セラミックシェルを除去する工程を必
要とする、 等の問題がある。
本発明はこの様な問題点を解決するためのものであり、
その目的とするところはスラリー等で被覆することなく
消失模型をそのまま使用するフルモールド鋳造法に2い
て、従来困難だった薄肉の鋳物も健全に製造できるフル
モールド鋳造法を提供することにある。
その目的とするところはスラリー等で被覆することなく
消失模型をそのまま使用するフルモールド鋳造法に2い
て、従来困難だった薄肉の鋳物も健全に製造できるフル
モールド鋳造法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明のフルモールド鋳造法は、加熱手段及び冷却手段
を備えた鋳枠内の耐熱性粒状物に消失性模型を埋設し、
注湯前に加熱手段により消失性模型の少なくとも一部を
融解させ、次いで注湯し、そして溶湯が凝固する過程に
おいて冷却手段により溶湯の少なくとも一部を冷却する
ことを特徴とする。
を備えた鋳枠内の耐熱性粒状物に消失性模型を埋設し、
注湯前に加熱手段により消失性模型の少なくとも一部を
融解させ、次いで注湯し、そして溶湯が凝固する過程に
おいて冷却手段により溶湯の少なくとも一部を冷却する
ことを特徴とする。
本発明のフルモールド鋳造法において、加熱手段及び冷
却手段は、鋳枠内に配設されるが、このとき埋設される
消失性模型の周囲に各々の手段を多数個配設することが
好ましい。
却手段は、鋳枠内に配設されるが、このとき埋設される
消失性模型の周囲に各々の手段を多数個配設することが
好ましい。
この加熱手段は、後に説明する消失性模型を耐熱性粒状
物を介して融解させることができるものであれば特に限
定されないが、例えばニクロム線等の金属発熱体、炭化
珪素発熱体等である。
物を介して融解させることができるものであれば特に限
定されないが、例えばニクロム線等の金属発熱体、炭化
珪素発熱体等である。
また冷却手段は、圧縮空気または冷媒ガス等をノズルよ
シ吹きつけることのできる装置等である。
シ吹きつけることのできる装置等である。
さらに耐熱性粒状物は、通常フルモールド鋳造に使用す
る鋳物砂等であり、乾燥珪砂が好ましい。
る鋳物砂等であり、乾燥珪砂が好ましい。
また消失性模型は、加熱によう容易に融解する発泡ポリ
スチレン等により所望の形状に製造され次ものである。
スチレン等により所望の形状に製造され次ものである。
本発明のフルモールド鋳造法は、上で説明した様に鋳枠
内に埋設され九消失性模型の少なくとも一部を予め加熱
手段により融解させた後に注湯し、との溶湯の凝固過程
において冷却手段により溶湯の少なくとも一部を冷却さ
せ凝固を促進させる方法であるが、消失模型の融解は、
発泡ポリスチレン模型を用いた場合、約400℃に加熱
することにより行なわれる。また、冷却は溶湯が合金の
場合には、それが共晶温度に達したときに始めるのが好
ましい。
内に埋設され九消失性模型の少なくとも一部を予め加熱
手段により融解させた後に注湯し、との溶湯の凝固過程
において冷却手段により溶湯の少なくとも一部を冷却さ
せ凝固を促進させる方法であるが、消失模型の融解は、
発泡ポリスチレン模型を用いた場合、約400℃に加熱
することにより行なわれる。また、冷却は溶湯が合金の
場合には、それが共晶温度に達したときに始めるのが好
ましい。
(作 用)
本発明のフルモールド鋳造法は、消失性模型を鋳枠内に
備えた加熱手段により融解させた後に注湯する方法であ
り、溶湯が直接消失性模型を燃焼させるものではないた
めに溶湯の温度が低下することがない。
備えた加熱手段により融解させた後に注湯する方法であ
り、溶湯が直接消失性模型を燃焼させるものではないた
めに溶湯の温度が低下することがない。
また注湯後の溶湯が凝固する過程において冷却手段によ
り冷却するために、溶湯の凝固が促進され、鋳物の強度
向上が図られる。
り冷却するために、溶湯の凝固が促進され、鋳物の強度
向上が図られる。
(実施例)
次に本発明8実施例に基づいてさらに詳細に説明するが
、本発明はこれに限定されない。
、本発明はこれに限定されない。
第1図は本発明の一実施例に使用する装置の断面図であ
る。図中、1は鋳枠、2は耐熱性粒状物、3は消失性模
型、4はヒーターそして5はエアーノズルを表わす。鋳
枠1の底部にはエアーの透過性の高いフィルター7が備
えである。
る。図中、1は鋳枠、2は耐熱性粒状物、3は消失性模
型、4はヒーターそして5はエアーノズルを表わす。鋳
枠1の底部にはエアーの透過性の高いフィルター7が備
えである。
t7tヒーター4とエアーノズル5は固定台6に交互に
配列されておシ、この固定台6は消失性模型5の製品部
32の周囲に多数個配設され、その固定台6の各々はフ
ィルター7に固定されている。
配列されておシ、この固定台6は消失性模型5の製品部
32の周囲に多数個配設され、その固定台6の各々はフ
ィルター7に固定されている。
次にこの装置を用いて実際に鋳造する方法について説明
する。
する。
最初に鋳枠1内に耐熱性粒状物2、例えば珪砂を充填し
た後、エアー導入口8から圧縮空気を流すことによりフ
ィルター7上方からエアーが微細気泡となシ分散上昇し
、耐熱性粒状物2を浮遊状態とする。この状態で製品部
32と方案部51が一体となった消失性模型(ここでは
発泡ポリスチレン模型)3を耐熱性粒状物2中に、その
製品部52が固定台60間に位置する様に埋設する。次
に耐熱性粒状物2で形成された鋳型強度の増加のために
、バイブレータ(図示せず)で鋳枠1を振動させる。
た後、エアー導入口8から圧縮空気を流すことによりフ
ィルター7上方からエアーが微細気泡となシ分散上昇し
、耐熱性粒状物2を浮遊状態とする。この状態で製品部
32と方案部51が一体となった消失性模型(ここでは
発泡ポリスチレン模型)3を耐熱性粒状物2中に、その
製品部52が固定台60間に位置する様に埋設する。次
に耐熱性粒状物2で形成された鋳型強度の増加のために
、バイブレータ(図示せず)で鋳枠1を振動させる。
次に予め準備しておいたアルミ溶湯(JISアルミ合金
AC4C)を注ぐ直前にヒーター4を急速に加熱し、消
失性模型3の製品部32を融解させる。次に消失性模型
3の部分に注湯し、そして溶湯の凝固が開始し二元共晶
温度(上記の溶湯の場合は560(t)に達し次ら、エ
アーノズル5から圧縮空気(または冷媒ガス)を噴出さ
せる。完全に凝固し友後に、エアー導入口8より再び圧
縮空気を導入し、耐熱性粒状物2を浮遊状態とし、完成
した鋳物す取シ出す。
AC4C)を注ぐ直前にヒーター4を急速に加熱し、消
失性模型3の製品部32を融解させる。次に消失性模型
3の部分に注湯し、そして溶湯の凝固が開始し二元共晶
温度(上記の溶湯の場合は560(t)に達し次ら、エ
アーノズル5から圧縮空気(または冷媒ガス)を噴出さ
せる。完全に凝固し友後に、エアー導入口8より再び圧
縮空気を導入し、耐熱性粒状物2を浮遊状態とし、完成
した鋳物す取シ出す。
次にこの様にして製造した鋳物と、従来法により同様の
溶湯を用いて製造した鋳物の比較を行なった。
溶湯を用いて製造した鋳物の比較を行なった。
まず本実施例の場合は、消失性模型3を消失させるため
に必要な熱量が溶湯から奪われることがないので溶湯温
度が720℃であるが、従来の方法では800℃とする
必要かめる。
に必要な熱量が溶湯から奪われることがないので溶湯温
度が720℃であるが、従来の方法では800℃とする
必要かめる。
次に鋳物の一部を切削してガス欠陥の発生の様子を比較
したが、本実施例のものは従来法のものに比べ、ガス欠
陥は歴然と少なかった。これは本実施例での溶湯温度が
低いため溶湯中への水素溶解度が低いためと考えられる
。第2図は溶湯温度と水素溶解度の関係を示すグラフで
あるが、これによると本実施例の溶湯温度での水素溶解
度(図中、A点)が0.9cc/101であるのに対し
、従来法(B点)のそれは1.7 cc/100fと約
2倍であることがわかる。
したが、本実施例のものは従来法のものに比べ、ガス欠
陥は歴然と少なかった。これは本実施例での溶湯温度が
低いため溶湯中への水素溶解度が低いためと考えられる
。第2図は溶湯温度と水素溶解度の関係を示すグラフで
あるが、これによると本実施例の溶湯温度での水素溶解
度(図中、A点)が0.9cc/101であるのに対し
、従来法(B点)のそれは1.7 cc/100fと約
2倍であることがわかる。
さらに鋳物の強度の比較を行なった。結果を第1表に示
す。
す。
第1式 強度の比較
これによると、各強度特性が、本実施例の鋳物では向上
していることがわかる。
していることがわかる。
(発明の効果)
本発明のフルモールド鋳造法では、加熱手段により消失
性模型を注湯前に融解させる念めに、従来問題となって
いた溶湯の温度低下による湯回り不良や湯境い等の鋳造
欠陥を薄肉部品に2いても防ぐことができる。また、溶
湯温度を従来の様に高くする必要がないため、省エネル
ギー化になり、溶湯への水素溶解度が低く鋳物のガス欠
陥を防ぐこともできる。
性模型を注湯前に融解させる念めに、従来問題となって
いた溶湯の温度低下による湯回り不良や湯境い等の鋳造
欠陥を薄肉部品に2いても防ぐことができる。また、溶
湯温度を従来の様に高くする必要がないため、省エネル
ギー化になり、溶湯への水素溶解度が低く鋳物のガス欠
陥を防ぐこともできる。
さらに本発明の方法では、溶湯の凝固時冷却手段により
冷却を行なうため、凝固が促進され鋳物の強度の向上を
図ることができる。
冷却を行なうため、凝固が促進され鋳物の強度の向上を
図ることができる。
第1図は、本発明の一実施例に使用する装置の断面図、
第2図は、溶湯温度と水素溶解度との関係を示すグラフ
を表わす。 図中、 1・・・鋳枠 2・・・耐熱性粒状物5・・
・消失性模型 4・・・ヒーター5・・エアーノズ
ル 特許 出 願人 トヨタ自動車株式会社第1図 1鋳粋 2・−耐熱性m状物 3 消失性模型 第2図 署湯温屋(”C)
を表わす。 図中、 1・・・鋳枠 2・・・耐熱性粒状物5・・
・消失性模型 4・・・ヒーター5・・エアーノズ
ル 特許 出 願人 トヨタ自動車株式会社第1図 1鋳粋 2・−耐熱性m状物 3 消失性模型 第2図 署湯温屋(”C)
Claims (1)
- 加熱手段及び冷却手段を備えた鋳枠内の耐熱性粒状物に
消失性模型を埋設し、注湯前に加熱手段により消失性模
型の少なくとも一部を融解させ、次いで注湯し、そして
溶湯が凝固する過程において冷却手段により溶湯の少な
くとも一部を冷却することを特徴とするフルモールド鋳
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31586086A JPS63168251A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | フルモ−ルド鋳造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31586086A JPS63168251A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | フルモ−ルド鋳造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63168251A true JPS63168251A (ja) | 1988-07-12 |
Family
ID=18070460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31586086A Pending JPS63168251A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | フルモ−ルド鋳造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63168251A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210031302A (ko) * | 2019-09-11 | 2021-03-19 | 이정두 | 알루미늄 소실모형주조방법 |
-
1986
- 1986-12-29 JP JP31586086A patent/JPS63168251A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210031302A (ko) * | 2019-09-11 | 2021-03-19 | 이정두 | 알루미늄 소실모형주조방법 |
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