JPH02187236A - 石膏インベストメント鋳造方法 - Google Patents

石膏インベストメント鋳造方法

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JPH02187236A
JPH02187236A JP819389A JP819389A JPH02187236A JP H02187236 A JPH02187236 A JP H02187236A JP 819389 A JP819389 A JP 819389A JP 819389 A JP819389 A JP 819389A JP H02187236 A JPH02187236 A JP H02187236A
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JP
Japan
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mold
gypsum
plaster
wax
chiller
Prior art date
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JP819389A
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English (en)
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Mamoru Nakada
守 中田
Toshio Suzuki
敏夫 鈴木
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は機械的性質が優れていると共に、引は巣欠陥が
ない鋳物を鋳造することができる石膏インベストメント
鋳造方法に関する。
「従来の技術」 インベストメント鋳造法の1種であるプラスターモール
ド法は、石膏を鋳型材として使用する鋳造方法であり、
このプラスターモールド法は代表的な精密鋳造法として
知られている。また、このプラスターモールド法は鋳肌
及び寸法精度が優れており、セラミックシェルモールド
法に比して設備コストが低く、産業機械等の製造に広く
利用されている。
第3図(a)乃至(f)はこのプラスターモールド法に
よる鋳造方法を工程順に示す模式図である。先ず、第3
図(a)に示すように、ろうを注入してろう模型の部品
21を製作する。次いで、第3図(b)に示すように、
ろう部品21からろう模型20を組み立てる。その後、
第3図(C)に示すように、ろう模型20の周りに石膏
22を流し込み、第3図(d)に示すように、この石膏
22を乾燥して固化させる。次いで、第3図(e)に示
すように、約700°Cの温度に加熱してろう模型20
を溶解して除去する(脱ろう処理)と共に、石膏22を
焼成して石膏鋳型23を製造する。
そして、第3図(f)に示すように、石膏鋳型23内に
金属溶湯を注入して凝固させる。次いで、石膏鋳型23
を破壊して鋳物製品を取り出す。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この石膏鋳型を使用する従来のインベス
トメント鋳造方法においては、石膏の熱伝導率が低く、
凝固速度が小さいため、製品の機械的性質が劣るという
難点がある。特に、厚肉部を有する製品を鋳造する場合
には、溶湯の冷却速度が小さいために、引は巣等の内部
欠陥が発生し、機械的性質が著しく低下する。
なお、鋳物の冷却速度を大きくしたい場合には、セラミ
ックシェルモールド法においては、通常、空気を鋳型背
面に吹き付ける等の方法により鋳型背面から冷却する方
法等が採用されるが、プラスターモールド法においては
、砂つき部が多いと共に、石膏自体の保温性が良いため
に、空気の吹き付けによる冷却が困難である。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
機械的性質が優れていると共に、引は巣等の欠陥の発生
が抑制された鋳物を製造することができる石膏インベス
トメント鋳造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る石膏インベストメント鋳造方法は、ろう型
を製作する工程と、前記ろう型の所定部に冷し金形状の
型材を当てた状態で前記ろう型及び型材の周囲に石膏を
流し込み石膏を固化させる工程と、前記型材を収り外し
た状態で脱ろう処理した後前記石膏を焼成して石膏鋳型
を得る工程と、前記石膏鋳型における前記型材を取り外
して形成された凹所に冷し金を嵌合した後前記石膏鋳型
に溶湯を注入する工程とを有することを特徴とする。
また、型材の素材が脱ろう処理及び焼成処理により除去
される場合には、前記型材を取り外す工程を省略しても
良い。
[作用] 本発明においては、製品形状のろう型の所定部に冷し7
金形状の型材を当てた状態で石膏を流し込むことにより
、ろう型の凹所と型材の凹所との双方を含む石膏キャビ
ティ形状を得る。そして、型材が金属又は合金製の場合
は、型材を抜き取った後、また、型材が可溶性樹脂の場
合はそのまま、脱ろう及び焼成処理する。この処理によ
り可溶性樹脂製型材は溶解除去される。その後、得られ
た石膏鋳型における前記型材が存在していた凹所内に冷
し金を嵌め込み、前記製品形状部分の凹所内に溶湯を注
入する。これにより、注入された溶湯は製品形状の所定
部にて前記冷し金と接触して冷却され、他の石膏と接触
する部分よりも速い冷却速度で凝固する。従って、鋳物
製品の所定部の機械的性質が向上すると共に、この冷し
金を製品の厚内部に相当する部分が凝固する位置に配置
しておけば、この厚内部における引は巣欠陥を防止する
ことができる。
[実施例] 次に、本発明の実施例について添付の図面を参照して具
体的に説明する。
第1図<a>乃至(d)は本発明の実施例方法を工程順
に示す模式図である。先ず、第21図<a)に示すよう
に、製品部1aと湯道部1bとからなるろう型1を従来
同様の方法で製作する。
次いで、第1図(b)に示すように、例えば、I#、製
の枠部材2内にろう型1をその底部を上方に向けて装入
する。そして、ろう型1の製品部1aの冷却速度を速め
るべき部分、図示例の場合は製品部1aの厚肉部に、後
述する冷し金7と略々同一形状の型材3を裁置する。
冷し金7は、第2図に示すように、中央部に凸部を有す
る形状をなし、この中央凸部の面7aが製品に接触する
面であり、中央凸部を挾む部分の面7bが冷し金の位置
決め面となる。型材3はこの冷し金7と相似の形状を有
し、石膏の熱収縮に見会った分だけ冷し金7よりも大き
い、この型材3はアルミニウム(/Ml)等の金属又は
合金で成形してもよいし、又は可溶性樹脂で成形しても
よい。
そして、型材3及びろう型1と枠部材2との間の空間に
石膏4を流し込み、これを乾燥させて固化させる。
次いで、型材3が金属又は合金製の場合は、型材3を石
膏4から抜き取る。一方、型材3が可溶性樹脂製の場合
は型材3をそのままにしておく。
その後、第1図(C)に示すように、全体を約700℃
の温度に加熱してろう型1を気化除去すると共に、石膏
4を焼成して石膏鋳型5を作製する。この脱ろう及び焼
成処理により石膏4が焼成されると共に、ろう型1が占
めていた部分に製品形状に整合する形状の凹所6bと、
湯道6Cとが形成される。また、型材3が可溶性樹脂で
成形されている場合は、前記脱ろう及び焼成処理により
型材3が溶解除去される。従って、型材3が金属又は合
金製である場合も、また可溶性樹脂製である場合も、い
ずれの場合も脱ろう及び焼成処理後には、型材3が占め
ていた部分に冷し金7に整合する形状の凹所6aが形成
される。この凹所6aは冷し金7と略々同寸法を有し、
石膏4の熱収縮の分、型材3よりも大きさが若干小さい
、なお、型材3における冷し金7の面7bに相当する面
は型材3を所定位置に保持しておく面となる。上述の脱
ろう及び焼成処理により、製品形状に整合する凹所6b
及び冷し金形状に整合する凹所6a並びに湯道6Cを有
する石膏鋳型5が得られる。
次に、第1図(d)に示すように、この石膏鋳型5を上
下を逆にして載置し、石膏鋳型5の底部の凹所6aに金
属又は合金製の冷し金7を嵌め込む。この場合に、冷し
金7は予め約100℃に加熱して、水分を蒸発除去して
おく。また、石膏鋳造5のガス抜きとしてガラスショッ
トを行ってもよい、その後、焼成後の石膏鋳型5が所定
の温度迄降温した後、湯3!i6Cを介して溶湯を凹所
6bに注入する。溶湯は石膏及び冷し金7に接触して冷
却され、凹所6bの形状に倣って凝固する。この場合に
、製品厚肉部に相当する部分には冷し金7が配置されて
いて、溶湯はこの厚肉部にて他の部分よりも速い冷却速
度で冷却される。従って、鋳物製品の厚肉部に引は巣欠
陥が発生することが防止される。また、冷却速度が速い
のでこの部分の機械的性質は向上する。
その後、石膏鋳型5を破壊して鋳物製品を取り出す。な
お、冷し金7による冷却が十分でない場合は、冷し金7
の背面に空気を吹き付ける等の方法により、冷し金7を
強制冷却すればよい。
本実施例は、溶湯の注入直前に冷し金7を石膏鋳型5に
設置する。このため、石膏4の注入時には、冷し金7を
設置すべき部分に型材3を配置しておき、この型材3が
冷し金7と同様に金属又は合金製である場合は、石膏4
が乾燥されて固化し、冷し金7を嵌め込むべき凹所6a
が形成された後、脱ろう及び焼成処理前に型材3を取り
除いてしまう。
以下、その理由について説明する。ろう型1の脱ろう及
び石膏4の焼成のためには、ろうを完全に焼失させると
共に、鋳型強度を得る必要上、これらを約700°Cの
高温に加熱する。このため、脱ろう及び焼成処理時に、
型材3を設置したままであると、型材3の表面が酸化し
、この型材3を冷し金7として溶湯を注入すると、鋳物
製品内に酸化膜が混入してしまう。また、金属又は合金
製の型材3の熱膨張が石膏よりも大きいため、鋳型5に
割れが発生することもある。
一方、型材3を実質的に酸化させず、また鋳型5に割れ
を生じさせない程度の比較的低い温度で脱ろう及び焼成
処理すると、ろうが残留したり、所望の鋳型強度が得ら
れず、後工程の溶湯注入時に鋳型5が割れて湯もれが発
生したりする。
このため、型材3を取り除いた後に、約700°Cの高
温で脱ろう及び焼成処理する。そして、冷し金7を鋳造
直前に鋳型5に設置する。鋳造時には溶湯を凹所6b内
に充填するのに十分な温度に鋳型5を加熱すれば足り、
約700℃の高温に加熱する必要がないので、鋳造直前
に冷し金7を鋳型5に設置することにより、冷し金7の
酸化及び鋳型5の割れを回避しつつ、冷し金7による溶
湯の冷却速度の上昇効果を得ることができる。この冷却
速度の上昇により、鋳物製品の強度が向上すると共に、
引は巣等の欠陥の発生を防止できる。
なお、型材3として金属又は合金製のものを使用した場
合は、繰返し使用することができる。−方、型材3とし
て可溶性樹脂で成形したものを使用した場合は、繰返し
使用できないが、脱ろう及び焼成前に型材3を取り除く
工程が必要でなくなる。前述の如く、脱ろう及び焼成処
理により、可溶性樹脂製型材3もろう型1と同様に加熱
除去されるからである。
次に、冷し金7を使用した本実施例の鋳造方法と、冷し
金を使用しない従来方法とにより鋳物製品を精密鋳造し
た結果について説明する。
第1表 八356 A 、R合金(Affl−7重量%5t−0
3重量%Mg)のロストワックス製品で強度規格り月4
11−A−21180Dのクラス10(引張強さ26.
7kgf/ mrd、耐力19 、8 kgf/wA、
伸び5%)と極めて厳しい条件の鋳物製品を製造した。
その結県、得られた鋳物の特性を第1表に示す。
この第1表に示すように、従来方法の場合は、石膏の熱
伝導率が低く、冷却速度が低いため、鋳物製品の結晶粒
が粗大化し、強度が低い。また、X線によるガスポロシ
ティの検査においても欠陥が多く認められた。一方、冷
し金を使用した実施例の場合は、冷し金により溶湯の冷
却が促進されて溶湯が指向性凝固したため、X線検査に
よるガスポロシティも認められず、また強度も優れてい
た。
[発明の効果] 本発明によれば、石膏の焼成後、溶湯の注入前に冷し金
を石膏鋳型に設置するから、内部欠陥が少なく高品買で
あると共に、高強度の鋳物を製造することができる。こ
のため、石膏鋳型を使用した精密鋳造方法の適用分野が
拡大される等、本発明は極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(d)は本発明の実施例方法を工程順
に示す模式図、第2図は冷し金を示す斜視図、第3図(
a)乃至(f)は従来方法を工程順に示す模式図である
。 1.20.ろう型、3;型材、4.22;石膏5.23
;石膏鋳型、、6a、6b;凹所、6C:湯道、7;冷
し2金 (a) (b) 弔 図 (C) (d) 第 図 第 図(1) (d) 第 図(2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ろう型を製作する工程と、前記ろう型の所定部に
    冷し金形状の型材を当てた状態で前記ろう型及び型材の
    周囲に石膏を流し込み石膏を固化させる工程と、前記型
    材を取り外した状態で脱ろう処理した後前記石膏を焼成
    して石膏鋳型を得る工程と、前記石膏鋳型における前記
    型材を取り外して形成された凹所に冷し金を嵌合した後
    前記石膏鋳型に溶湯を注入する工程とを有することを特
    徴とする石膏インベストメント鋳造方法。
  2. (2)ろう型を製作する工程と、前記ろう型の所定部に
    冷し金形状の型材を当てた状態で前記ろう型及び型材の
    周囲に石膏を流し込み石膏を固化させる工程と、前記ろ
    う型及び型材を加熱して除去すると共に前記石膏を焼成
    して石膏鋳型を得る工程と、前記石膏鋳型における前記
    型材が除去されて形成された凹所に冷し金を嵌合した後
    、前記石膏鋳型に溶湯を注入する工程とを有することを
    特徴とする石膏インベストメント鋳造方法。
JP819389A 1989-01-17 1989-01-17 石膏インベストメント鋳造方法 Pending JPH02187236A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104707938A (zh) * 2014-11-14 2015-06-17 山东汇金股份有限公司 球墨铸铁件的“点式”浇注工艺系统
CN108057844A (zh) * 2017-12-20 2018-05-22 西安西工大超晶科技发展有限责任公司 一种核反应堆燃料组件用下管座的制造方法

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